JPH1077916A - 内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置 - Google Patents
内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置Info
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- JPH1077916A JPH1077916A JP8233477A JP23347796A JPH1077916A JP H1077916 A JPH1077916 A JP H1077916A JP 8233477 A JP8233477 A JP 8233477A JP 23347796 A JP23347796 A JP 23347796A JP H1077916 A JPH1077916 A JP H1077916A
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- fuel
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車等の内燃機関に使用される燃料の燃焼
効率を促進し、燃費の向上と大気汚染ガスの発生を減少
し得る燃料の燃焼効率促進装置を得る。 【解決手段】 遠赤外線発生源の充填されたアルミニウ
ム管22より成る遠赤外線発生部20と、前記アルミニ
ウム管22の側面に強力なN極磁性を発生する磁気発生
部30を備えた燃料の装置10を、内燃機関に燃料を供
給する燃料タンク40の外壁や燃料パイプ46等の外周
等に、磁気発生部30を当接させて固定する。
効率を促進し、燃費の向上と大気汚染ガスの発生を減少
し得る燃料の燃焼効率促進装置を得る。 【解決手段】 遠赤外線発生源の充填されたアルミニウ
ム管22より成る遠赤外線発生部20と、前記アルミニ
ウム管22の側面に強力なN極磁性を発生する磁気発生
部30を備えた燃料の装置10を、内燃機関に燃料を供
給する燃料タンク40の外壁や燃料パイプ46等の外周
等に、磁気発生部30を当接させて固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、船舶、
発電機等の駆動用の内燃機関において、ガソリン、軽
油、重油の燃料の燃焼効率を促進すると共に、該燃焼効
率が促進される結果、燃料の燃焼の際に生ずる一酸化炭
素、未燃焼炭化水素、窒素酸化物等の大気汚染物質の発
生を減少し得る装置に関し、より詳細には、燃料の分子
配列を規則的に整列すると共に、燃料を活性化し、燃料
の燃焼効率を促進して内燃機関における燃焼効率を高め
る装置に関する。
発電機等の駆動用の内燃機関において、ガソリン、軽
油、重油の燃料の燃焼効率を促進すると共に、該燃焼効
率が促進される結果、燃料の燃焼の際に生ずる一酸化炭
素、未燃焼炭化水素、窒素酸化物等の大気汚染物質の発
生を減少し得る装置に関し、より詳細には、燃料の分子
配列を規則的に整列すると共に、燃料を活性化し、燃料
の燃焼効率を促進して内燃機関における燃焼効率を高め
る装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のエンジン等のガソリン、軽油等を
燃料とする内燃機関にあっては、その燃料の燃焼効率は
約30%前後であり、残りの70%の燃料は完全燃焼さ
れないまま排気ガスと共に排出される。そのため、排気
量2000ccの乗用車において、燃料1リットル当たり
の走行可能距離は10km未満であるのが現在の水準であ
る。
燃料とする内燃機関にあっては、その燃料の燃焼効率は
約30%前後であり、残りの70%の燃料は完全燃焼さ
れないまま排気ガスと共に排出される。そのため、排気
量2000ccの乗用車において、燃料1リットル当たり
の走行可能距離は10km未満であるのが現在の水準であ
る。
【0003】前述のような内燃機関における燃焼効率の
低い原因としては、エンジンの設計が不完全であること
や燃焼条件が完全には満たされないこと等の種々の原因
が考えられるが、その原因の主なものの1つとして、燃
料の分子構造が不規則な配列をしていること、及び、燃
料噴射装置により内燃機関の燃焼室内に噴射注入された
燃料粒子が充分に微細でないために、酸素と燃料との接
触面積が少なく、充分に燃焼されないことによるものと
考えられる。
低い原因としては、エンジンの設計が不完全であること
や燃焼条件が完全には満たされないこと等の種々の原因
が考えられるが、その原因の主なものの1つとして、燃
料の分子構造が不規則な配列をしていること、及び、燃
料噴射装置により内燃機関の燃焼室内に噴射注入された
燃料粒子が充分に微細でないために、酸素と燃料との接
触面積が少なく、充分に燃焼されないことによるものと
考えられる。
【0004】特に、原油を精製するときプロパンガスと
灯油の油分の間にある炭化水素の混合物であるナフタ(N
aphtha) を接触改良法によって調合したガソリンにあっ
ては、前述の接触改良の際に燃焼不良の原因となる分子
配列の乱れが発生する。
灯油の油分の間にある炭化水素の混合物であるナフタ(N
aphtha) を接触改良法によって調合したガソリンにあっ
ては、前述の接触改良の際に燃焼不良の原因となる分子
配列の乱れが発生する。
【0005】前述のナフタは、炭素水8個の炭化水素を
主成分とする油類の一種で、ナフタを改質させる理由は
接触改良工程を通じてナフタを構成する炭化水素の化学
構造を環状に形成してオクタン価を高めてガソリンを調
合するためで、この様に同じ数の炭素と水素で構成され
た炭化水素の構造が環状にされたものは、環状とされて
いないものに比較してオクタン価が高いものとなる。し
かし、オクタン価を高めるための接触改良工程を通じて
ガソリンの分子構造は歪んだり曲がったりしてこのよう
な歪曲した分子構造が燃料の燃焼効率を低下させる原因
となるものと考えられる。
主成分とする油類の一種で、ナフタを改質させる理由は
接触改良工程を通じてナフタを構成する炭化水素の化学
構造を環状に形成してオクタン価を高めてガソリンを調
合するためで、この様に同じ数の炭素と水素で構成され
た炭化水素の構造が環状にされたものは、環状とされて
いないものに比較してオクタン価が高いものとなる。し
かし、オクタン価を高めるための接触改良工程を通じて
ガソリンの分子構造は歪んだり曲がったりしてこのよう
な歪曲した分子構造が燃料の燃焼効率を低下させる原因
となるものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のような燃料の不
完全燃焼は、社会問題とまでされている一酸化炭素、未
燃焼炭化水素、窒素酸化物等の大気汚染物質を発生させ
る原因となり、燃焼効率の低下と共に前述のような大気
汚染物質の排出量も高まる。
完全燃焼は、社会問題とまでされている一酸化炭素、未
燃焼炭化水素、窒素酸化物等の大気汚染物質を発生させ
る原因となり、燃焼効率の低下と共に前述のような大気
汚染物質の排出量も高まる。
【0007】また、燃焼効率の低いことにより、内燃機
関の出力が低下し、内燃機関が本来有する性能が充分に
引き出されていない。
関の出力が低下し、内燃機関が本来有する性能が充分に
引き出されていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、燃焼室に噴射さ
れる燃料の分子配列を整列させることができ、また、燃
料分子を活性化することにより燃焼室内に噴射される燃
料粒子が充分に微細で空気との混合が充分に行え、燃焼
効率を高めることができる燃料の燃焼効率促進装置を提
供することにより、内燃機関の出力を増大させ、かつ燃
費を向上させると共に、一酸化炭素、未燃焼炭化水素、
窒素酸化物等の大気汚染の原因となる大気汚染物質の発
生を可及的に防止することを目的とする。
れる燃料の分子配列を整列させることができ、また、燃
料分子を活性化することにより燃焼室内に噴射される燃
料粒子が充分に微細で空気との混合が充分に行え、燃焼
効率を高めることができる燃料の燃焼効率促進装置を提
供することにより、内燃機関の出力を増大させ、かつ燃
費を向上させると共に、一酸化炭素、未燃焼炭化水素、
窒素酸化物等の大気汚染の原因となる大気汚染物質の発
生を可及的に防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置
10は、内燃機関に連通する燃料タンク40及び/又は
燃料パイプ46の外周に取り付けて、燃料の燃焼効率を
促進する燃料の燃焼効率促進装置であって、前記本発明
装置10は、遠赤外線発生体の充填されたアルミニウム
製容器22から成る遠赤外線発生部20と、前記アルミ
ニウム製容器22の内側面に形成され、遠赤外線発生部
20により包囲されたN極磁性を発生する磁気発生部3
0を備えことを特徴とする。
に、本発明の内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置
10は、内燃機関に連通する燃料タンク40及び/又は
燃料パイプ46の外周に取り付けて、燃料の燃焼効率を
促進する燃料の燃焼効率促進装置であって、前記本発明
装置10は、遠赤外線発生体の充填されたアルミニウム
製容器22から成る遠赤外線発生部20と、前記アルミ
ニウム製容器22の内側面に形成され、遠赤外線発生部
20により包囲されたN極磁性を発生する磁気発生部3
0を備えことを特徴とする。
【0010】好適には、前記遠赤外線発生体20は、1
700〜1800℃に焼成後、粒径200〜300メッ
シュに粉砕した遠赤外線セラミックの粉末98〜99重
量%と、粒径200〜300メッシュの鉄(Fe)、マ
ンガン(Mn)、チタニウム(Ti)、カルシウム(C
a)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、
ジルコニウム(Zr)、カリウム(K)、ナトリウム
(Na)の粉末のいずれか5種類以上を混合して得た混
合金属粉末1〜2重量%を混合・分散して得た混合粉末
であり、より好適には、前記遠赤外線セラミックとし
て、麦飯石を用いる。
700〜1800℃に焼成後、粒径200〜300メッ
シュに粉砕した遠赤外線セラミックの粉末98〜99重
量%と、粒径200〜300メッシュの鉄(Fe)、マ
ンガン(Mn)、チタニウム(Ti)、カルシウム(C
a)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、
ジルコニウム(Zr)、カリウム(K)、ナトリウム
(Na)の粉末のいずれか5種類以上を混合して得た混
合金属粉末1〜2重量%を混合・分散して得た混合粉末
であり、より好適には、前記遠赤外線セラミックとし
て、麦飯石を用いる。
【0011】また、本発明装置は、自動車等の内燃機関
の燃料として使用されるガソリン又は軽油を対象とすれ
ば、燃焼効率の促進が良好であり効果的である。
の燃料として使用されるガソリン又は軽油を対象とすれ
ば、燃焼効率の促進が良好であり効果的である。
【0012】なお、前記磁気発生部30の配置された面
を除くアルミニウム製容器22の外周をステンレス製の
ケースで包囲すれば好適である。
を除くアルミニウム製容器22の外周をステンレス製の
ケースで包囲すれば好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料の燃焼効率促
進装置について具体的に説明する。
進装置について具体的に説明する。
【0014】本発明装置10は、内燃機関の燃料タンク
40や、前記燃料タンク40と内燃機関の間の燃料供給
系に配置され、燃料タンク40内の燃料を内燃機関内に
給送するメインパイプと、余剰の燃料を燃料タンクへ回
収するリターンパイプから成る燃料パイプ46の外側な
ど、内燃機関における燃料の供給系に配置し、装置10
より発せられる磁気及び遠赤外線により燃料の分子配列
を整列すると共に、燃料分子を活性化させて燃料噴射装
置より噴射された燃料が空気と良好に混合し得る程度に
微小な粒子とするもので、少なくとも前記遠赤外線を発
生する遠赤外線発生部20と、磁気を発生する磁気発生
部30より成る。
40や、前記燃料タンク40と内燃機関の間の燃料供給
系に配置され、燃料タンク40内の燃料を内燃機関内に
給送するメインパイプと、余剰の燃料を燃料タンクへ回
収するリターンパイプから成る燃料パイプ46の外側な
ど、内燃機関における燃料の供給系に配置し、装置10
より発せられる磁気及び遠赤外線により燃料の分子配列
を整列すると共に、燃料分子を活性化させて燃料噴射装
置より噴射された燃料が空気と良好に混合し得る程度に
微小な粒子とするもので、少なくとも前記遠赤外線を発
生する遠赤外線発生部20と、磁気を発生する磁気発生
部30より成る。
【0015】図1中、10は本発明装置を示し、この装
置10は、前述の遠赤外線発生部20と、磁気発生部3
0を備える。
置10は、前述の遠赤外線発生部20と、磁気発生部3
0を備える。
【0016】〔遠赤外線発生部〕遠赤外線発生部20
は、アルミニウム製の容器22内に遠赤外線の発生体で
ある粉体24を封入したもので、前記粉体24は、アモ
ルファスシリカおよびアモルファサルミノシリケートな
どから成るセラミックパウダーであってもよいが、好ま
しくは、原料として麦飯石を1700〜1800℃の温
度で焼成した後冷却し、1330〜1430℃の温度で
再度焼成して、この焼成された麦飯石を粒径200〜3
00メッシュ程度の粉体に破砕して微細粉末として麦飯
石の微細粉末より成る遠赤外線セラミック粉末24aを
得ると共に、前記遠赤外線粉末24aとは別に、粒径2
00〜300メッシュの鉄(Fe)、マンガン(M
n)、チタニウム(Ti)、カルシウム(Ca)、マグ
ネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ジルコニウ
ム(Zr)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)の微
細粉末のいずれか5種類以上、例えば、アルミニウム
(Al)52wt%、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、チ
タニウム(Ti)、マグネシウム(Mg)各12wt%を
混合して混合金属粉末24bと成し、前記遠赤外線セラ
ミック粉末24aを98〜99重量%、前述の混合金属
粉末24bを1〜2重量%の割合で混合して両者を均一
に分散させたものである。
は、アルミニウム製の容器22内に遠赤外線の発生体で
ある粉体24を封入したもので、前記粉体24は、アモ
ルファスシリカおよびアモルファサルミノシリケートな
どから成るセラミックパウダーであってもよいが、好ま
しくは、原料として麦飯石を1700〜1800℃の温
度で焼成した後冷却し、1330〜1430℃の温度で
再度焼成して、この焼成された麦飯石を粒径200〜3
00メッシュ程度の粉体に破砕して微細粉末として麦飯
石の微細粉末より成る遠赤外線セラミック粉末24aを
得ると共に、前記遠赤外線粉末24aとは別に、粒径2
00〜300メッシュの鉄(Fe)、マンガン(M
n)、チタニウム(Ti)、カルシウム(Ca)、マグ
ネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ジルコニウ
ム(Zr)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)の微
細粉末のいずれか5種類以上、例えば、アルミニウム
(Al)52wt%、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、チ
タニウム(Ti)、マグネシウム(Mg)各12wt%を
混合して混合金属粉末24bと成し、前記遠赤外線セラ
ミック粉末24aを98〜99重量%、前述の混合金属
粉末24bを1〜2重量%の割合で混合して両者を均一
に分散させたものである。
【0017】以上のようにして得られた混合粉体24
は、前述のアルミニウム製の容器22内に充填される。
は、前述のアルミニウム製の容器22内に充填される。
【0018】このアルミニウム製の容器22は、燃料パ
イプの外周や燃料タンクの外壁に対する取り付け易さを
考慮して、少なくとも一側面ないし一辺を開口した、断
面形状が矩形、台形、五又は六角形等の角柱状、又は断
面形状を半円とした縦割り円柱状等、その長さ方向側面
の、開口側面を除く、少なくとも一の側面が直線状断面
を形成する形状とする。
イプの外周や燃料タンクの外壁に対する取り付け易さを
考慮して、少なくとも一側面ないし一辺を開口した、断
面形状が矩形、台形、五又は六角形等の角柱状、又は断
面形状を半円とした縦割り円柱状等、その長さ方向側面
の、開口側面を除く、少なくとも一の側面が直線状断面
を形成する形状とする。
【0019】実施例では長さ200mm、断面形状を2
0.5mm×21mmの一辺が開口した断面コ字状の管を形
成し、このアルミニウム管の中に後述磁気発生部を配置
した後前記混合粉末24を充填後、非磁性体たとえば、
ゴム片を前記開口側片に接着密封している。
0.5mm×21mmの一辺が開口した断面コ字状の管を形
成し、このアルミニウム管の中に後述磁気発生部を配置
した後前記混合粉末24を充填後、非磁性体たとえば、
ゴム片を前記開口側片に接着密封している。
【0020】〔磁気発生部〕前述の遠赤外線発生部20
を構成するアルミニウム管22の開口側面に対向する内
側面には、N極をアルミニウム製容器22の外方に向け
て、矩形あるいは、円形などの磁石32を磁界干渉を考
慮して適宜間隔で、接着するなどして配列し、アルミニ
ウム管の前記側面から強力なN極の磁力が発生するよう
に構成されている(図1)。このようにアルミニウム管
の一側面にN極の磁力を持たせることにより、該磁力に
より燃料が活性化される他、アルミニウム管22内部に
充填されている前記混合粉末24の金属イオンが刺激さ
れ、この刺激により遠赤外線の照射が促進される。
を構成するアルミニウム管22の開口側面に対向する内
側面には、N極をアルミニウム製容器22の外方に向け
て、矩形あるいは、円形などの磁石32を磁界干渉を考
慮して適宜間隔で、接着するなどして配列し、アルミニ
ウム管の前記側面から強力なN極の磁力が発生するよう
に構成されている(図1)。このようにアルミニウム管
の一側面にN極の磁力を持たせることにより、該磁力に
より燃料が活性化される他、アルミニウム管22内部に
充填されている前記混合粉末24の金属イオンが刺激さ
れ、この刺激により遠赤外線の照射が促進される。
【0021】図2(A)、(B)に示す本発明装置10
は、一辺を開口したコ字状のアルミニウム管22内に、
磁石32および遠赤外線の発生体である混合粉体24を
密閉して遠赤外線発生部20としている点では前述の実
施例と同様の構成であるが、主として磁気発生部30の
構造及び前記遠赤外線発生部20を包囲する、好ましく
は断熱性を有する金属製のケース12を設けた点で前記
のものとは異なる。
は、一辺を開口したコ字状のアルミニウム管22内に、
磁石32および遠赤外線の発生体である混合粉体24を
密閉して遠赤外線発生部20としている点では前述の実
施例と同様の構成であるが、主として磁気発生部30の
構造及び前記遠赤外線発生部20を包囲する、好ましく
は断熱性を有する金属製のケース12を設けた点で前記
のものとは異なる。
【0022】前述のアルミニウム管22の開口側面に対
向する内側面に、プラスチックフィルム31を貼着し、
このフィルム上に接着した磁石32のS極側に磁石32
と同形状の鉄などの強磁性体34を前記磁石32に磁着
し、これらプラスチックフィルム31、磁石32、強磁
性体34を包囲するように、前出混合粉体24を収納
し、開口する一辺をゴム片33で被蓋して構成してい
る。
向する内側面に、プラスチックフィルム31を貼着し、
このフィルム上に接着した磁石32のS極側に磁石32
と同形状の鉄などの強磁性体34を前記磁石32に磁着
し、これらプラスチックフィルム31、磁石32、強磁
性体34を包囲するように、前出混合粉体24を収納
し、開口する一辺をゴム片33で被蓋して構成してい
る。
【0023】〔金属製ケース〕図2(A)、(B)にお
いて、前記アルミニウム管22の一側面であって、前記
磁気発生部30を備えた側面、すなわち前記アルミニウ
ム管22の開口側面に対向する側面を除き、これを金属
製のケース12で包囲している。
いて、前記アルミニウム管22の一側面であって、前記
磁気発生部30を備えた側面、すなわち前記アルミニウ
ム管22の開口側面に対向する側面を除き、これを金属
製のケース12で包囲している。
【0024】この金属製のケース12は、好適にはステ
ンレス鋼等の断熱材料により構成されたもので、前記ア
ルミニュウム管22よりも断面形状及び長さにおいて大
きく形成されている。
ンレス鋼等の断熱材料により構成されたもので、前記ア
ルミニュウム管22よりも断面形状及び長さにおいて大
きく形成されている。
【0025】このステンレス製ケース12の形状は、内
部に配置されたアルミニウム管22の一側面に形成され
た磁気発生部30に対応する側面を開口させた断面台形
状、多角筒状、又は、断面半円形状の筒状等に形成す
る。
部に配置されたアルミニウム管22の一側面に形成され
た磁気発生部30に対応する側面を開口させた断面台形
状、多角筒状、又は、断面半円形状の筒状等に形成す
る。
【0026】実施例においては、このステンレス製のケ
ースの形状を、磁気発生部30の位置する部分を開口さ
せた半円筒状と成し、前記ステンレス製のケース12内
に発泡ポリウレタン(PUR)などのモールド材14を
注入、充填して、湾曲形成された内壁面間に前記アルミ
ニュウム管22をモールドして、前記ステンレス製ケー
スの開口部に前記アルミニウム管22の一側面に配置さ
れた磁力発生部30がステンレス製のケース12より露
出するように固定、配置する。
ースの形状を、磁気発生部30の位置する部分を開口さ
せた半円筒状と成し、前記ステンレス製のケース12内
に発泡ポリウレタン(PUR)などのモールド材14を
注入、充填して、湾曲形成された内壁面間に前記アルミ
ニュウム管22をモールドして、前記ステンレス製ケー
スの開口部に前記アルミニウム管22の一側面に配置さ
れた磁力発生部30がステンレス製のケース12より露
出するように固定、配置する。
【0027】尚、前記ケース12の開口部に位置する磁
力発生部30が配置されているアルミニウム管22の一
側面は、モールド材14と同様のPURのカバー36で
被覆する。
力発生部30が配置されているアルミニウム管22の一
側面は、モールド材14と同様のPURのカバー36で
被覆する。
【0028】以上のように、本発明装置10の遠赤外線
発生部20および磁気発生部30をステンレス製のケー
ス12で包囲することにより、内部に収納された遠赤外
線発生部20、とくに、磁気発生部30が内燃機関を駆
動した際に生ずる熱から保護されるだけでなく、前記半
円筒状の本発明装置10を2本、前記磁気発生部30を
対向させて、縦割り円筒状に組合せ、ステンレス製ケー
ス12の内壁面を鏡面状とすれば、この鏡面状の内壁面
により反射された遠赤外線が該ステンレス製ケース12
の開口方向に集中されて燃料に照射されると共に、強磁
性体であるステンレス製のケース12により包囲された
部分は磁気遮蔽され、開口部に隣接して配置された燃料
パイプ46や燃料タンク40以外の内燃機関の部品や付
属装置、他の部品に対する磁気の影響を抑制することが
できる。
発生部20および磁気発生部30をステンレス製のケー
ス12で包囲することにより、内部に収納された遠赤外
線発生部20、とくに、磁気発生部30が内燃機関を駆
動した際に生ずる熱から保護されるだけでなく、前記半
円筒状の本発明装置10を2本、前記磁気発生部30を
対向させて、縦割り円筒状に組合せ、ステンレス製ケー
ス12の内壁面を鏡面状とすれば、この鏡面状の内壁面
により反射された遠赤外線が該ステンレス製ケース12
の開口方向に集中されて燃料に照射されると共に、強磁
性体であるステンレス製のケース12により包囲された
部分は磁気遮蔽され、開口部に隣接して配置された燃料
パイプ46や燃料タンク40以外の内燃機関の部品や付
属装置、他の部品に対する磁気の影響を抑制することが
できる。
【0029】以上のように構成された本発明装置10
を、前記磁気発生部30を燃料パイプ46等の燃料供給
系の外壁に接触させて固定すると、磁気発生部30より
発生される磁力と、遠赤外線発生部20より照射される
遠赤外線により前記燃料パイプ46内を通過する燃料が
活性化されて、燃料噴射装置により噴射される燃料の粒
子が容易に分離されて、燃料の粒子が微細に分離すると
ともに、燃料の分子構造が規則的に配列されて、燃料の
燃焼効率が向上する。
を、前記磁気発生部30を燃料パイプ46等の燃料供給
系の外壁に接触させて固定すると、磁気発生部30より
発生される磁力と、遠赤外線発生部20より照射される
遠赤外線により前記燃料パイプ46内を通過する燃料が
活性化されて、燃料噴射装置により噴射される燃料の粒
子が容易に分離されて、燃料の粒子が微細に分離すると
ともに、燃料の分子構造が規則的に配列されて、燃料の
燃焼効率が向上する。
【0030】本発明装置10の取り付けられた燃料パイ
プ46及び燃料タンク40内を通過する燃料の自由電子
は、磁気発生部30により生成された磁場の影響を受け
てエネルギー準位を高められて励起状態となり、核の吸
引力が弱くなっている。このような状態にある燃料に電
磁波たる遠赤外線を照射すると、自己振動している燃料
分子は遠赤外線に共鳴して、軌道から飛び出す自由電子
が生ずる。
プ46及び燃料タンク40内を通過する燃料の自由電子
は、磁気発生部30により生成された磁場の影響を受け
てエネルギー準位を高められて励起状態となり、核の吸
引力が弱くなっている。このような状態にある燃料に電
磁波たる遠赤外線を照射すると、自己振動している燃料
分子は遠赤外線に共鳴して、軌道から飛び出す自由電子
が生ずる。
【0031】このような構造変化を受けた燃料は、装置
10の取り付けられた燃料パイプ46や燃料タンク40
の近傍から移動すると、磁気や遠赤外線等の外部エネル
ギーの作用が弱まり又は消失するので、励起状態にある
電子は、基底状態の軌道に戻り、飛び出した電子や電子
を失った陽子がそれぞれ再結合するのである。
10の取り付けられた燃料パイプ46や燃料タンク40
の近傍から移動すると、磁気や遠赤外線等の外部エネル
ギーの作用が弱まり又は消失するので、励起状態にある
電子は、基底状態の軌道に戻り、飛び出した電子や電子
を失った陽子がそれぞれ再結合するのである。
【0032】この再結合の過程において、装置10によ
る構造変化を受ける前の図3(A)に示す状態の分子集
団を構成していた燃料は、図3(B)に示すように理想
とされる規則的な配列の分子集団に構造変化されると共
に、活性化された燃料分子は、比較的小さな分子集団を
形成するため、燃料が燃料噴射装置より噴射された際に
空気との混合が良好な程度に微小な粒子と成り、燃焼効
率が促進されるのである。
る構造変化を受ける前の図3(A)に示す状態の分子集
団を構成していた燃料は、図3(B)に示すように理想
とされる規則的な配列の分子集団に構造変化されると共
に、活性化された燃料分子は、比較的小さな分子集団を
形成するため、燃料が燃料噴射装置より噴射された際に
空気との混合が良好な程度に微小な粒子と成り、燃焼効
率が促進されるのである。
【0033】〔使用例〕以上のように構成された本発明
装置10の使用例につき、添付図面を参照して以下説明
する。
装置10の使用例につき、添付図面を参照して以下説明
する。
【0034】燃焼効率の向上の対象とした燃料は、自動
車のガソリンエンジン及びディーゼルエンジンに使用さ
れるガソリン及び軽油であり、前記内燃機関に燃料を供
給するための燃料タンク又は燃料パイプ(メインおよび
リターン各パイプ)に本発明装置を取り付けて使用し
た。
車のガソリンエンジン及びディーゼルエンジンに使用さ
れるガソリン及び軽油であり、前記内燃機関に燃料を供
給するための燃料タンク又は燃料パイプ(メインおよび
リターン各パイプ)に本発明装置を取り付けて使用し
た。
【0035】1.燃料;ガソリン 燃料パイプ46は、燃料タンク、燃料ポンプ、燃料フィ
ルタ、燃料噴射装置、内燃機関の燃焼室の順に燃料を給
送する燃料供給系の前記燃料フィルタと燃料噴射装置間
を連結する配管であり、図4(A)及び図4(B)に示
すように、燃料パイプ46の外周に本発明装置10の磁
気発生部30側を接触させてバンドやテープ等の結束具
48で装置10と燃料パイプ46を共に結束して両者を
固定したものである。
ルタ、燃料噴射装置、内燃機関の燃焼室の順に燃料を給
送する燃料供給系の前記燃料フィルタと燃料噴射装置間
を連結する配管であり、図4(A)及び図4(B)に示
すように、燃料パイプ46の外周に本発明装置10の磁
気発生部30側を接触させてバンドやテープ等の結束具
48で装置10と燃料パイプ46を共に結束して両者を
固定したものである。
【0036】なお、前記ステンレス製ケース12には、
外方に向かって突出するエンボス16を設け、該エンボ
ス16に前記結束具48の端縁が当接するようにして、
内燃機関の駆動の際に生ずる振動や、自動車の走行によ
り生ずる振動により装置10が位置ずれすることを防止
し得るように構成することもできる。
外方に向かって突出するエンボス16を設け、該エンボ
ス16に前記結束具48の端縁が当接するようにして、
内燃機関の駆動の際に生ずる振動や、自動車の走行によ
り生ずる振動により装置10が位置ずれすることを防止
し得るように構成することもできる。
【0037】前記装置10の固定に際し、燃料パイプ4
6としてゴムやビニール、プラスチック製のパイプを使
用している場合には、遠赤外線の透過を促進するため、
図5に示すように、前記燃料パイプ46の一部を切除し
て、燃料パイプ46の切除された部分に好ましくは、非
磁性体、例えば、銅、より好ましくは、構造上の法的規
制を考慮して、鉄製のパイプの内外表面を銅鍍金したパ
イプ46’を取り付ける。
6としてゴムやビニール、プラスチック製のパイプを使
用している場合には、遠赤外線の透過を促進するため、
図5に示すように、前記燃料パイプ46の一部を切除し
て、燃料パイプ46の切除された部分に好ましくは、非
磁性体、例えば、銅、より好ましくは、構造上の法的規
制を考慮して、鉄製のパイプの内外表面を銅鍍金したパ
イプ46’を取り付ける。
【0038】なお、4t以上の車両などを対象として、
より効果的には、装置10を図6に示すように、その磁
気発生部30,30を向かい合わせて、燃料パイプ46
を中心に上下に対向配置する。
より効果的には、装置10を図6に示すように、その磁
気発生部30,30を向かい合わせて、燃料パイプ46
を中心に上下に対向配置する。
【0039】このように配置することで、反発する磁極
間に配置された燃料パイプ46の長さ方向に沿って、直
角に曲げられた磁力線が走ると共に、上下のステンレス
製のケース12により集中された遠赤外線が、その中心
部にある燃料パイプ46に集中して照射される。
間に配置された燃料パイプ46の長さ方向に沿って、直
角に曲げられた磁力線が走ると共に、上下のステンレス
製のケース12により集中された遠赤外線が、その中心
部にある燃料パイプ46に集中して照射される。
【0040】なお、より高い燃焼効率を得るため、燃料
パイプ46の長さ方向の複数箇所、あるいは、内燃機関
近傍と合わせて配置する。
パイプ46の長さ方向の複数箇所、あるいは、内燃機関
近傍と合わせて配置する。
【0041】なお、例えば排気量3000cc以上の大型
のガソリンエンジンについて本発明装置10を使用する
場合も同様に、燃料パイプの長さ方向に複数の本発明装
置10を並べて配置すれば好適である。これは、エンジ
ンの排気量が増すと、それに伴って消費される燃料も増
大し、したがって、燃料パイプ中を流れる燃料の流量が
増大するため、この増加した燃料に対応させた効果を与
えるためである。
のガソリンエンジンについて本発明装置10を使用する
場合も同様に、燃料パイプの長さ方向に複数の本発明装
置10を並べて配置すれば好適である。これは、エンジ
ンの排気量が増すと、それに伴って消費される燃料も増
大し、したがって、燃料パイプ中を流れる燃料の流量が
増大するため、この増加した燃料に対応させた効果を与
えるためである。
【0042】以上のように、燃料パイプの外周に本発明
装置10を配置することにより、ガソリンエンジンの燃
費が15〜50%向上することが確認された。従って、
本発明装置10により、燃料たるガソリンの燃焼効率が
促進されていることが明らかとなった。
装置10を配置することにより、ガソリンエンジンの燃
費が15〜50%向上することが確認された。従って、
本発明装置10により、燃料たるガソリンの燃焼効率が
促進されていることが明らかとなった。
【0043】2.燃料;軽油(ディーゼルエンジンにつ
いての使用例) 本発明装置をディーゼルエンジン車の燃料タンク40の
外壁面に配置した。
いての使用例) 本発明装置をディーゼルエンジン車の燃料タンク40の
外壁面に配置した。
【0044】その配置の方法を図7に示す。図7は、燃
料タンク40の上下の壁面に各2本ずつの計4本の本発
明装置10を上下対称の位置に、相互の磁力発生部30
を対向させて配置し、該本発明装置10を固定するバン
ド等の結束具48を燃料タンク40の外周に巻回して位
置ずれしないように固定したものである。
料タンク40の上下の壁面に各2本ずつの計4本の本発
明装置10を上下対称の位置に、相互の磁力発生部30
を対向させて配置し、該本発明装置10を固定するバン
ド等の結束具48を燃料タンク40の外周に巻回して位
置ずれしないように固定したものである。
【0045】なお、前記結束具48と、本発明装置10
の接触面及び燃料タンクとの接触面には、ゴムやウレタ
ン等の緩衝材を貼付し、本発明装置10及び燃料タンク
40の破損を防止すると共に結束具48および本発明装
置10の位置ずれを防止している。
の接触面及び燃料タンクとの接触面には、ゴムやウレタ
ン等の緩衝材を貼付し、本発明装置10及び燃料タンク
40の破損を防止すると共に結束具48および本発明装
置10の位置ずれを防止している。
【0046】なお、本実施例において使用した装置10
は、前述の燃料パイプに取り付けたものと、大きさにお
いてのみ異なり、アルミニウム管を長さ350mm、断面
形状を20.5mm×31mmとし、このアルミニュウム管
22よりもやや大きく形成された縦割り円筒状のステン
レス製のケース12で包囲したものである。
は、前述の燃料パイプに取り付けたものと、大きさにお
いてのみ異なり、アルミニウム管を長さ350mm、断面
形状を20.5mm×31mmとし、このアルミニュウム管
22よりもやや大きく形成された縦割り円筒状のステン
レス製のケース12で包囲したものである。
【0047】このように、ディーゼルエンジン車の燃料
タンク40の外周に本発明装置10を配置することによ
り、ディーゼルエンジン車の燃費を15〜30%向上す
ることができた。従って、本発明の装置10は、軽油に
対しても効果的に燃焼効率を促進し得ることが明らかと
なった。
タンク40の外周に本発明装置10を配置することによ
り、ディーゼルエンジン車の燃費を15〜30%向上す
ることができた。従って、本発明の装置10は、軽油に
対しても効果的に燃焼効率を促進し得ることが明らかと
なった。
【0048】なお、本発明装置10は、前述のように、
燃料パイプ46又は燃料タンク40のいずれか一方にの
み取り付けるのみでなく、燃料タンク40と燃料パイプ
46の双方に同時に取り付けることもできる。
燃料パイプ46又は燃料タンク40のいずれか一方にの
み取り付けるのみでなく、燃料タンク40と燃料パイプ
46の双方に同時に取り付けることもできる。
【0049】この場合には、前述の燃料タンク40ない
しは燃料パイプ46のいずれか一方にのみ本発明装置1
0を取り付けた場合に比較して、燃費の向上が顕著であ
り、ガソリンエンジン車及びディーゼルエンジン車のい
ずれにおいても本発明装置10を使用しない場合に比較
して、15〜50%の燃費の向上が確認された。
しは燃料パイプ46のいずれか一方にのみ本発明装置1
0を取り付けた場合に比較して、燃費の向上が顕著であ
り、ガソリンエンジン車及びディーゼルエンジン車のい
ずれにおいても本発明装置10を使用しない場合に比較
して、15〜50%の燃費の向上が確認された。
【0050】さらに、本発明装置10を取り付けた自動
車にあっては、排気ガス中の煤煙及び有害ガスの60%
が減少し、特にアイドリング運転の際には95%以上の
煤煙及び有害ガスの減少が確認された。
車にあっては、排気ガス中の煤煙及び有害ガスの60%
が減少し、特にアイドリング運転の際には95%以上の
煤煙及び有害ガスの減少が確認された。
【0051】上記の燃費の向上と、大気汚染物質の排出
量の減少は、本発明の装置10による遠赤外線の放射
と、強力なN極磁力によるイオン増幅効果と、磁気によ
る共鳴振動による燃料粒子の微細化及び磁気波による揮
発油分子の活性で燃焼効率が高められたものと考えられ
る。
量の減少は、本発明の装置10による遠赤外線の放射
と、強力なN極磁力によるイオン増幅効果と、磁気によ
る共鳴振動による燃料粒子の微細化及び磁気波による揮
発油分子の活性で燃焼効率が高められたものと考えられ
る。
【0052】したがって、本発明の装置10は、燃料に
対する遠赤外線及び磁気の照射が可能であれば、前述の
取り付け位置に限定されず、いかなる位置に取り付けた
場合であっても前述の効果を発揮するものである。
対する遠赤外線及び磁気の照射が可能であれば、前述の
取り付け位置に限定されず、いかなる位置に取り付けた
場合であっても前述の効果を発揮するものである。
【0053】
【発明の効果】以上記載された本発明の構成により、本
発明の燃焼効率促進装置は以下のような効果を有する。
発明の燃焼効率促進装置は以下のような効果を有する。
【0054】燃料の分子配列を整列すると共に、燃料分
子を活性化して噴射される燃料の粒子を微小な結合とす
ることにより、燃料と空気の混合が良く、燃料を略完全
に燃焼させることができ、その結果、内燃機関の燃費の
向上と出力の向上を得ることができた。
子を活性化して噴射される燃料の粒子を微小な結合とす
ることにより、燃料と空気の混合が良く、燃料を略完全
に燃焼させることができ、その結果、内燃機関の燃費の
向上と出力の向上を得ることができた。
【0055】また、前述のように燃料を完全燃焼させる
ことにより、一酸化炭素、未燃焼炭化水素、窒素酸化物
等の大気汚染物質の発生を減少させることができた。
ことにより、一酸化炭素、未燃焼炭化水素、窒素酸化物
等の大気汚染物質の発生を減少させることができた。
【0056】なお、本発明の装置を自動車に使用した場
合には、エンジンの振動が低減し、騒音の発生が少なく
なると共に、エンジンの始動がスムーズで、エンジン及
びその付属機器の寿命を延長させることができるという
効果をも有する。
合には、エンジンの振動が低減し、騒音の発生が少なく
なると共に、エンジンの始動がスムーズで、エンジン及
びその付属機器の寿命を延長させることができるという
効果をも有する。
【0057】以下は、シャーシ部における燃料パイプ4
6に図4による本発明装置を取り付けたときの実験結果
である。
6に図4による本発明装置を取り付けたときの実験結果
である。
【0058】1988年式 国産車 ガソリン4サイクル
エンジン 走行距離93,360km,150phs,1998ccの試験
車による排気ガス検査の結果、 本発明装置装着前 CO:0.8(PPM) ,HC:2.7
(Vol%) 装着後 は、共に 検出されなかった。
エンジン 走行距離93,360km,150phs,1998ccの試験
車による排気ガス検査の結果、 本発明装置装着前 CO:0.8(PPM) ,HC:2.7
(Vol%) 装着後 は、共に 検出されなかった。
【0059】同様の試験車を用いて、レギュラーガソリ
ン、走行距離数;装着前:334.7km,装着後:32
9.4km 、高速道路における走行テストを行った結果4
6.3%の燃費向上が得られた。
ン、走行距離数;装着前:334.7km,装着後:32
9.4km 、高速道路における走行テストを行った結果4
6.3%の燃費向上が得られた。
【0060】又、ディーゼルエンジン、2,700cc,
走行距離75,786kmの試験車によるテスト結果で
は、36.8%の燃費向上が得られた。
走行距離75,786kmの試験車によるテスト結果で
は、36.8%の燃費向上が得られた。
【0061】同様にディーゼルエンジン、4,300c
c,走行距離55,899kmの試験車によるテスト結果で
は、15%の燃費向上が得られた。
c,走行距離55,899kmの試験車によるテスト結果で
は、15%の燃費向上が得られた。
【図1】 本発明の燃焼効率促進装置の実施の態様を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】(A)燃焼効率促進装置の実施の態様を示す一
部切欠要部断面斜視図。 (B)同一部縦断面図
部切欠要部断面斜視図。 (B)同一部縦断面図
【図3】 燃焼効率促進装置の通過前後の燃料分子の配
列状態を示す模式図。
列状態を示す模式図。
【図4】 燃焼効率促進装置の取付け状態の実施の態様
を示すを示す図であり、(A)は正面図、(B)は図4
(A)のB−B線断面図。
を示すを示す図であり、(A)は正面図、(B)は図4
(A)のB−B線断面図。
【図5】 銅鍍金製パイプの取り付け例を示す概略図。
【図6】 燃焼効率促進装置の取り付けの実施の態様を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図7】 燃焼効率促進装置の取り付けの実施の態様を
示す概略図。
示す概略図。
10 燃焼効率促進装置 12 金属製ケース(ステンレス製ケース) 14 モールド材(PUR) 16 エンボス 20 遠赤外線発生部 22 アルミニウム製容器(アルミニウム管) 24 粉体(混合粉体) 24a 遠赤外線セラミック粉体 24b 混合金属粉末 30 磁気発生部 31 プラスチックフィルム 32 磁石 33 ゴム片 34 強磁性体 36 カバー 40 燃料タンク 46 燃料パイプ 46’銅鍍金製パイプ 48 結束具
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関に連通する燃料タンク及び/又
は燃料パイプの外周に取り付けて、燃料の燃焼効率を促
進する燃焼効率促進装置であって、 アルミニウム製容器の内側面に配置されたN極磁性を発
生する磁気発生部と、前記アルミニウム製容器内に、前
記磁気発生部を包囲するよう充填された遠赤外線発生体
から成る遠赤外線発生部とから成ることを特徴とする内
燃機関における燃料の燃焼効率促進装置。 - 【請求項2】 前記遠赤外線発生体は、1700〜18
00℃に焼成後、粒径200〜300メッシュに粉砕し
たセラミックスから成る遠赤外線発生体の粉末98〜9
9重量%と、 粒径200〜300メッシュの鉄(Fe)、マンガン
(Mn)、チタニウム(Ti)、カルシウム(Ca)、
マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ジルコ
ニウム(Zr)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)
の粉末のいずれか5種類以上を混合して得た混合金属粉
末1〜2重量%を混合・分散して得た混合粉末である請
求項1記載の内燃機関における燃料の燃焼効率促進装
置。 - 【請求項3】 前記燃料がガソリン、軽油又は重油であ
り、前記セラミックスが麦飯石である請求項2記載の内
燃機関における燃料の燃焼効率促進装置。 - 【請求項4】 前記磁気発生部の配置された面を除くア
ルミニウム製容器の外周をステンレス製のケースで包囲
した請求項1、2又は3記載の内燃機関における燃料の
燃焼効率促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8233477A JPH1077916A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8233477A JPH1077916A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077916A true JPH1077916A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16955630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8233477A Pending JPH1077916A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 内燃機関における燃料の燃焼効率促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1077916A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227422A (ja) * | 2000-10-24 | 2003-08-15 | Kantamu:Kk | 石油系燃料の燃焼改善装置 |
JP2011057901A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Esc Hokuriku:Kk | 燃焼促進剤 |
CN114436633A (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-06 | 西安昊锐电子科技有限公司 | 一种无机多孔纳米陶瓷材料的生产方法 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP8233477A patent/JPH1077916A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003227422A (ja) * | 2000-10-24 | 2003-08-15 | Kantamu:Kk | 石油系燃料の燃焼改善装置 |
JP2011057901A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Esc Hokuriku:Kk | 燃焼促進剤 |
CN114436633A (zh) * | 2020-11-03 | 2022-05-06 | 西安昊锐电子科技有限公司 | 一种无机多孔纳米陶瓷材料的生产方法 |
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