JPH1077514A - かつら - Google Patents

かつら

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Publication number
JPH1077514A
JPH1077514A JP23269196A JP23269196A JPH1077514A JP H1077514 A JPH1077514 A JP H1077514A JP 23269196 A JP23269196 A JP 23269196A JP 23269196 A JP23269196 A JP 23269196A JP H1077514 A JPH1077514 A JP H1077514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
wig
hairs
base
net
Prior art date
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Pending
Application number
JP23269196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yumi Nakamura
由美 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PUCHI PEARL KK
Original Assignee
PUCHI PEARL KK
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Filing date
Publication date
Application filed by PUCHI PEARL KK filed Critical PUCHI PEARL KK
Priority to JP23269196A priority Critical patent/JPH1077514A/ja
Publication of JPH1077514A publication Critical patent/JPH1077514A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カールを出しやすくて、かつ見栄えがよいか
つらを提供することにある。さらに、フィット感がよく
て、かつ毛髪が部分的に不自然に分かれて地肌が見えて
しまう状態が発生しないかつらを提供すること。 【解決手段】 かつら10は、頭部を部分的に覆うよう
に装着されるネット状の台11と、このネットの台11
に植毛されて台から延びる多数の毛髪12とが構成され
ている。ネット状の台11は、それを頭部に装着したと
きの前後方向に対して互いに交差するように斜めに配列
された多数の線状体110がそれぞれ縁部分111に支
持された構造になっている。いずれの線状体110も、
複数本の繊維(糸)を撚ったものに合成樹脂(接着剤)
を含浸したものであり、各目は10mm角程度の大きさ
である。毛髪12には人毛と人造毛髪とが併用され、そ
れらの比率は30:70である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、髪の毛が薄くなっ
た女性がその増量を図るために、染髪した髪の毛の根元
で自毛の生え際が見えることを隠すために、あるいは髪
形を整えるためなどに用いられるかつら、いわゆる部分
かつら(以下、単にかつらという。)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、髪の毛が薄くなった
女性がその増量を図るために、染髪した髪の毛の根元で
自毛の生え際が見えることを隠すために、あるいは髪形
を整えるためなどに用いられるかつら20は、頭部に装
着されるネット状の台21と、このネット状の台21か
ら延びる多数の毛髪22とから構成されている。ネット
状の台21には、それを頭部に止めるための櫛状の留め
具23が取り付けられている。このようなかつら20
は、従来、それを頭部に装着したときの前後方向および
左右方向に平行に配列された多数の線状体210によっ
てネット状の台21が構成され、各線状体210はそれ
に植毛した毛髪がずれないように鎖状の輪が繋がった構
造になっている。ここで、毛髪22には人毛が用いられ
ることが多いが、この場合には高価なものになってしま
うので、人造毛髪が用いられることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
人毛だけを用いたかつらでは、高価すぎることに加え
て、パーマをかけてもカールが直ぐに延びてしまい、パ
ーマを何度もかけなおす必要があるなど、使い勝手が悪
いという問題点がある。また、人造毛髪だけを用いたか
つらでは、毛髪の根元にいわゆるこしがなくて潰れやす
く、かつ不自然な白びかりがあるので、見栄えが悪いと
いう問題点がある。また、人造毛髪だけを用いたかつら
では、静電気が発生しやすいので、毛髪が痛みやすく、
見栄えがすぐに悪くなるという問題点がある。
【0004】さらに、従来のかつら20では毛髪22が
部分的に分かれて地肌が見えてしまう状態が発生しやす
いという問題点もある。
【0005】そこで、本発明の課題は上記問題点を解消
することにあり、カールを維持しやすくて、かつ見栄え
がよいかつらを提供することにある。
【0006】さらに、本発明の課題は、フィット感がよ
くて、かつ毛髪が部分的に不自然に分かれて地肌が見え
てしまう状態が発生しないかつらを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、頭部に装着されるネット状の台と、該
ネット状の台から延びる多数の毛髪とを有するかつら、
いわゆる部分かつらにおいて、前記多数の毛髪は、25
%〜35%の人毛を含み、残部が人造毛髪、たとえばア
クリル系人造毛髪から構成されていることを特徴とす
る。
【0008】本発明に係るかつらでは人毛と人造毛髪と
を単に併用しただけではなく、それらの比率を最適化し
てある。従って、人毛だけを用いたかつらよりも安価で
あることに加えて、カールを維持しやすいので、パーマ
をかけなおす必要がないなど、使い勝手がよい。また、
人造毛髪だけを用いたかつらと違い、本発明に係るかつ
らは、毛髪の根元にこしがあって潰れにくいためボリュ
ーム感を保ちやすく、かつ不自然な白びかりがないの
で、見栄えがよい。また、人造毛髪だけを用いたかつら
と違い、静電気が発生しにくいため、毛髪が痛みにくい
ので、見栄えのよい状態を長く維持できるという利点も
ある。
【0009】本発明において、前記ネット状の台は、そ
れを頭部に装着したときの前後方向に対して互いに交差
するように斜めに配列された多数の線状体から構成さ
れ、かつ該線状体には合成樹脂が含浸されていることが
好ましい。このように構成すると、ネット状の台を構成
する各線状体に合成樹脂が含浸されているため、ネット
状の台は適度な硬さを有するので、フィット感がよい。
また、線状体に合成樹脂をしみ込ませてあるため、表面
にざらつきがあるので、そこに植毛した毛髪がずれな
い。従って、ネット状の台は毛髪をブラシでといたとき
など力がかかっても不自然に変形せず、かつ毛髪の植毛
位置がずれないので、毛髪に不自然な偏りが発生しな
い。また、ネット状の台を構成する線状体は斜めに配列
されているため、毛髪が不自然に揃った感じがないの
で、毛髪に立体感がある。よって、本発明を適用したか
つらは、より見栄えがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0011】図1は、本発明を適用したかつら(部分か
つら)を裏返した状態で示す説明図である。
【0012】この図からわかるように、本発明を適用し
たかつら10は、頭部を部分的に覆うように装着される
ネット状の台11と、このネットの台11に植毛されて
台から延びる多数の毛髪12とが構成されている。ネッ
ト状の台11には、それを頭部に止めるための櫛状の留
め具13が取り付けられている。
【0013】本発明のかつら10において、ネット状の
台11は、それを頭部に装着したときの前後方向(矢印
Aで示す方向)に対して互いに交差するように斜めに配
列された多数の線状体110がそれぞれ縁部分111に
支持された構造になっている。いずれの線状体110
も、複数本の繊維(糸)を撚ったものに合成樹脂(接着
剤)を含浸したものであり、各目は10mm角程度の大
きさである。ここで、毛髪12は、1本ずつ、あるいは
2、3本ずつ各線状体110に結ばれてネット状の台1
1に均等に植毛されている。各線状体110に対する毛
髪12の結び目120(固着部分)は各目あたり2、3
点ある。
【0014】また、本発明のかつら10では、毛髪12
に人毛と人造毛髪とが併用され、約30%の人毛と約7
0%のアクリル系人造毛髪とから構成されている。
【0015】このように、本発明に係るかつら10は、
人毛と人造毛髪とを単に併用しただけではなく、それら
の比率を30:70と最適化してある。従って、人毛だ
けを用いたかつらよりも安価であることに加えて、カー
ルを保ちやすいので、パーマをかけ直す必要がないな
ど、使い勝手がよい。また、本発明に係るかつら10
は、人造毛髪だけを用いたかつらと違い、毛髪12の根
元にこしがあって潰れにくく、ボリューム感を維持で
き、かつ、不自然な白びかりがないので、見栄えがよ
い。また、本発明に係るかつら10は、人造毛髪だけを
用いたかつらと違い、静電気が発生しにくいので、毛髪
12が痛みにくく、見栄えの良い状態を長く維持でき
る。
【0016】また、ネット状の台11を構成する線状体
110に合成樹脂が含浸されているため、ネット状の台
11は適度な硬さを有するので、フィット感がよい。ま
た、毛髪をブラシでといてもネット状の台11が不自然
に変形しない。また、線状体110は複数の繊維を撚っ
たものに合成樹脂をしみ込ませたものであるあるため、
表面にざらつきがあるので、そこに植毛した毛髪12が
ずれにくい。それ故、毛髪12が部分的に分かれて地肌
が見えてしまうことがない。また、ネット状の台11を
構成する線状体110は前後方向に対して斜めに配列さ
れ、それに沿って毛髪12が植毛されているので、毛髪
12が不自然に揃った感じがない。それ故、本発明のか
つら10では毛髪12に立体感があるので、見栄えがよ
い。しかも、斜めに配列された線状体110に沿って毛
髪12が植毛されているので、この点からも毛髪12が
部分的に分かれて地肌が見えてしまうことがないという
利点がある。
【0017】なお、本発明では毛髪12を構成する人毛
と人造毛髪との比率を30:70と最適化したが、25
%〜35%の人毛を含み、残部が人造毛髪から構成され
ておれば、カールを保ちやすくて、かつ、見栄えもよい
かつらを実現できる。また、自然な感じで、かつカール
を保ちやすいという観点からすればアクリル系人造毛髪
が最も適しているが、それに相当する性質のものであれ
ば、その他の人造毛髪でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るかつ
らでは、人毛と人造毛髪とを併用しただけではなく、そ
れらの比率を最適化してある。従って、人毛だけを用い
たかつらよりも安価であることに加えて、カールを保ち
やすいので使い勝手がよい。また、本発明に係るかつら
は、人造毛髪だけを用いたかつらと違い、毛髪の根元に
こしがあって潰れにくく、かつ不自然な白びかりがない
ので、見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したかつらを裏返した状態を示す
説明図である。
【図2】従来のかつらを裏返した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10、20 かつら 11、21 ネット状の台 12、22 毛髪 13、23 留め具 110、210 ネット状の台を構成する線状体 111 ネット状の台の縁部分 120 毛髪の結び目

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部に装着されるネット状の台と、該ネ
    ット状の台から延びる多数の毛髪とを有するかつらにお
    いて、 前記多数の毛髪は、25%〜35%の人毛を含み、残部
    が人造毛髪から構成されていることを特徴とするかつ
    ら。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記人造毛髪はアク
    リル系の人造毛髪からなることを特徴とするかつら。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ネット
    状の台は、それを頭部に装着したときの前後方向に対し
    て互いに交差するように斜めに配列された多数の線状体
    から構成され、かつ該線状体には合成樹脂が含浸されて
    いることを特徴とするかつら。
JP23269196A 1996-09-03 1996-09-03 かつら Pending JPH1077514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23269196A JPH1077514A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 かつら

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23269196A JPH1077514A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 かつら

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1077514A true JPH1077514A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16943277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23269196A Pending JPH1077514A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 かつら

Country Status (1)

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JP (1) JPH1077514A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6494212B1 (en) 1998-07-17 2002-12-17 Artnature Inc. Ornamental hair enriching equipment
JP2016204819A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 浩 金 かつら、かつら固定具、およびかつらの製作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6494212B1 (en) 1998-07-17 2002-12-17 Artnature Inc. Ornamental hair enriching equipment
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