JPH1077168A - エレベータの乗場出入口装置及び乗りかご出入口装置 - Google Patents

エレベータの乗場出入口装置及び乗りかご出入口装置

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JPH1077168A
JPH1077168A JP23433496A JP23433496A JPH1077168A JP H1077168 A JPH1077168 A JP H1077168A JP 23433496 A JP23433496 A JP 23433496A JP 23433496 A JP23433496 A JP 23433496A JP H1077168 A JPH1077168 A JP H1077168A
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JP
Japan
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door
car
landing
lighting
elevator
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JP23433496A
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English (en)
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Yusuke Komori
裕介 小森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗場にいる乗客あるいはかご内乗客に、エレ
ベータの乗場ドアあるいはかごドアの開閉動作を的確に
予告し得るエレベータの乗場出入口装置及び乗りかご出
入口装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 例えば、乗場出入口装置1の場合、乗場
ドア15のドアパネル表面を照らすように、照明具8
を、乗場三方枠の上枠11内または乗場ドア15の戸当
り13内またはドアパネル裏面あるいは戸袋12内のい
ずれかに設けられる。照明具8は、エレベータ制御盤9
に接続された制御器9に接続から供給される乗りかごの
戸開動作指令に対応した点灯動作信号を生成により点灯
制御される。従って、乗場の乗降客は混雑時でも、エレ
ベータのドア開閉動作に関連して、ドア15面が明るく
照らされるので、容易にかつ的確にドアの開閉動作を認
識できる、ドア接触等の無用なトラブルを未然に回避す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗場
出入口装置及び乗りかご出入口装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建物内に据付けられたエレベータのいわ
ゆる出入口装置は、図6の正面図、及び図7に示したそ
の要部横断面図に示すように、乗場側の乗場出入口装置
1と乗りかご側のかご出入口装置2とから構成される。
【0003】すなわち、まずエレベータの乗場出入口装
置1は昇降路3に面した各階床の壁4の開口部に設けら
れている。
【0004】乗場出入口装置1では、乗場三方枠の上枠
11、戸袋12及び戸当て13が、壁4の開口部に対
し、隙間無くはめ込み固定されるとともに、その乗場出
入口の下部には図7に示すように、乗場床面と等しい高
さに敷居14を、また、上部には図示しないドアハンガ
が設けられ、片側2枚の乗場ドア15(15a,15
b)が開閉可能となるよう構成されている。また、図6
に示すように、乗場三方枠の上枠11には、かごの現在
位置を知らせるインジケータ11aが設けられ、また壁
2にはかご到着を予告する乗場予告灯21が取り付けら
れている。
【0005】他方、乗りかご出入口装置2は、乗りかご
本体5に一体に取り付けられ、乗場ドア15に対応する
2枚のかごドア21(21a,21b)、かご戸袋2
2、かご戸当り23、かご敷居24、セーフティシュー
25及び図示しないドア上パネル等から構成されてい
る。
【0006】なお、上記各出入口装置におけるドアの開
閉では、乗場ドア15がかごドア21に連動するように
構成されるとともに、かご出入口装置2のドア上パネル
等にも乗りかごの現在位置を知らせるインジケータが設
けられている。
【0007】なお、図7に示すように、エレベータの昇
降路3内には、乗りかごと釣合い重り6とが図示しない
吊りロープを介して連結され、乗りかごが左右のガイド
レール71,72に沿って昇降するように構成されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの出
入口装置は、乗場にいる乗客に対して、乗場予告灯や現
在位置を知らせるインジケータの点灯表示によって、エ
レベータが乗場に到着し乗場ドアが開くことを予告して
いた。またかご内にいる乗客にも同様にかご位置表示等
により、エレベータが指定の行き先階に到着し、間もな
くかごドアが開くことの予告が行われていた。
【0009】乗場予告灯やインジケータの表示器はでき
るだけ乗客から見やすいように、乗場出入口の比較的高
さの高い位置に、またかご内でも同様に比較的高所に設
けられている。
【0010】しかしながら、しばしば経験するように、
エレベータの乗場や乗りかご内が乗降客等で混雑してい
るとき、あるいは乗降客同士が立ち話等で気をとられて
いるときには、かごの到着に気付かない場合がある。ま
た、背丈の低い子供達は、たとえドアに近くにいても、
表示器の表示に気付きかないことが多い。
【0011】もっとも、予告灯とともに、チャイムが設
置され、かごの到着を音声で予告されることも多いが、
混雑した状況下では、予告音が聞きとりにくい場合も多
く、また聴覚に障害のある乗降客には全くその用をなさ
ないので改善が要望されていた。
【0012】仮に、エレベータが着床してドアが急に開
いた場合、乗場ドアやかごドア近くにいながらその予告
に全く気付かないでいた乗降客は、突然開くドアに驚か
されるとともに、出入口付近の混雑から乗降客自身やそ
の手荷物等が乗場ドアやかごドアに接触していると、エ
レベータの戸開閉動作に支障となるばかりでなく、ドア
と戸袋との隙間等に手荷物等が引込まれかねない状況に
もなった。
【0013】このような状況に対応すべく、乗場ドアや
かごドアそのものに注意書きをしたステッカーを貼り注
意を換気することも考えられるが、美観を損ねる等とし
て敬遠されることが多い。
【0014】そこで、本発明は、乗客に対し、着床に伴
う乗場ドア及びかごドアの開閉動作を効果的にかつより
確実に予告し得るエレベータの出入口装置を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明はエレベータの乗場出入口装置に係り、
乗場ドアの乗場側ドア表面を照らすように、少なくとも
乗場ドアパネルの裏面または乗場ドアの戸袋内または戸
当り内あるいは乗場三方枠の上枠内のいずれかに設けら
れた照明具と、この照明具に接続され、エレベータ制御
盤から供給される乗りかごの戸開動作指令に対応した点
灯制御信号を生成し、その点灯制御信号をこの照明具に
供給する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0016】このように、照明具が乗場三方枠の上枠内
または乗場ドアの戸当り内または乗場ドアパネルの裏面
あるいは乗場ドアの戸袋内のいずれかに設けられ、照明
具は乗りかごの戸開動作指令に対応して点灯制御され
る。
【0017】従って、乗場の特に出入口付近にいる乗降
客には、乗場ドア面が明るく点灯されるのを容易に目に
することができるから、乗りかごが着床し、間もなく乗
場ドアが開閉動作に入ることを、あるいは開閉動作中で
あることを確実に認識することができる。
【0018】第2の発明は同じくエレベータの乗場出入
口装置に係り、乗場ドアの乗場側ドア表面を照らすよう
に、少なくとも乗場ドアパネルの裏面または乗場ドアの
戸袋内または戸当り内あるいは乗場三方枠の上枠内のい
ずれかに設けられた照明具と、乗場ドアに設けられた圧
力センサーと、この圧力センサーに接続され圧力センサ
ーからの信号により前記照明具の点灯動作を制御する点
灯制御手段とを具備することを特徴とする。
【0019】この第2の発明においては、照明具を乗場
ドアの乗場側ドア表面を照らすように、少なくとも乗場
三方枠の上枠内側または乗場ドアの内当りまたは乗場ド
アパネルの裏面あるいは乗場ドアの戸袋内のいずれかに
設けるとともに、点灯制御手段が乗場ドアに取り付けら
れた圧力センサーからの信号を受け、照明具を点灯制御
する。従って、乗客等には、ドア面が明るく照らし出さ
れることで、乗客自身あるいは乗客の手荷物等が乗場ド
アに接触していることを容易に認識することができる。
【0020】第3の発明は同じくエレベータの乗場出入
口装置に係り、エレベータの乗場ドアの乗場側を照らす
ように、少なくとも乗場ドアパネルの裏面または乗場ド
アの戸袋内または戸当り内あるいは乗場三方枠の上枠内
のいずれかに設けられた照明具と、前記エレベータのか
ご内に設けられた非常スイッチに接続され、この非常ス
イッチからの信号により前記照明具の点灯動作を制御す
る点灯制御手段とを具備することを特徴とする。
【0021】この第3の発明においては、エレベータの
かご内に設けられた非常スイッチが操作された場合、照
明具が点灯制御されるので、緊急停止したときや、火災
や地震等の発生により、かご内乗客が閉込められる等、
かご側に何らかの異常が発生したことを、乗場の乗降客
に知らせることができる。
【0022】第4の発明はエレベータの乗りかご出入口
装置に係り、乗りかごのドア表面を照らすように、少な
くともかごドアパネルの裏側またはかごドアの戸袋内ま
たは戸当り内あるいは乗りかごのドア上パネル裏面のい
ずれかに設けられた照明具と、この照明具に接続され、
エレベータ制御盤から供給される乗りかごの戸開動作指
令に対応した点灯制御信号を生成し、その点灯制御信号
をこの照明具に供給する制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0023】この第4の発明においては、照明具を少な
くともかごドアパネルの裏側またはかごドアの戸袋内や
戸当り内あるいは乗りかごのドア上パネル裏面のいずれ
かに設け、乗りかごの戸開動作指令に対応して照明具が
点灯制御される。従って、かご内の乗客は、かごドアが
明るく照らされることから、かごドアが開閉動作に入っ
たことを、あるいはこれから開閉動作に入ることを、確
実に認識することができる。
【0024】第5の発明は、同じくエレベータの乗りか
ご出入口装置に係り、同一昇降路内を昇降移動する複数
の乗りかごの各乗りかごのドア表面を互いに異なる色の
光で照らすように、それぞれ少なくともかごドアパネル
の裏側またはかごドアの戸袋内または戸当り内あるいは
乗りかごのドア上パネル裏面のいずれかに設けられた各
照明具と、この各照明具に接続され、エレベータ制御盤
から供給される各乗りかごの戸開動作指令に対応した点
灯制御信号を生成し、その点灯制御信号をこの各照明具
に供給する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0025】この第5の発明によれば、複数の乗りかご
それぞれの出入口装置は、ドア表面を互いに異なる色の
光で照らすように制御するので、各かごの乗客は発光照
射されたドア表面の色から、複数の乗りかごから自分の
乗っているかごを識別することができる。
【0026】第6の発明はエレベータの乗りかご出入口
装置に係り、乗りかごのドア表面を照らすように、少な
くともかごドアパネルの裏側またはかごドアの戸袋内ま
たは戸当り内あるいは乗りかごのドア上パネル裏面のい
ずれかに設けられた照明具と、乗りかごのドアに設けら
れた圧力センサーと、この圧力センサーに接続され圧力
センサーからの信号により前記照明具の点灯動作を制御
する点灯制御手段とを具備することを特徴とする。
【0027】この第6の発明によれば、照明具は点灯制
御手段により点灯制御されるので、かご内乗客は、かご
ドアが明るく照らしだされることで、乗客自身あるいは
乗客の手荷物等がかごドアに接触していることを容易に
認識することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベータの
乗場出入口装置及び乗りかご出入口装置の一実施の形態
を図1ないし図5を参照して説明する。なお、図6及び
図7に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0029】(第1の実施の形態)図1ないし図3はそ
れぞれ本発明によるエレベータの乗場出入口装置1及び
乗りかご出入口装置2の第1の実施の形態の構成を示す
断面図である。
【0030】すなわち、まず図1は乗場出入口装置1と
乗りかご出入口装置2の各横断面を示した図で、図2は
図1に示す装置においてX−X線から矢印イ方向、つま
り乗場出入口装置1の背面図、同様に図3はX−X線か
ら矢印ロ方向すなわち乗りかご出入口2の背面図を主に
示したものである。
【0031】まず、図1及び図2に示すように、乗場出
入口装置1は、乗場ドア15(15a,15b)のドア
表面(乗場側)を照らすように、少なくとも乗場三方枠
の上枠11内または乗場ドア15の戸当り13内または
乗場ドア15(15a,15b)パネルの裏面あるいは
乗場ドア15(15a,15b)の戸袋12内に複数の
照明具8が取り付けられ、これら照明具8は図2に示す
ようにエレベータ制御盤9に接続された制御器91に接
続されて構成される。
【0032】照明具8の取り付け構造を、戸袋12への
取り付け例を取り上げて説明すると、図1に示すよう
に、照明具8のランプ8aは戸袋12の裏側に取り付け
具8bにより取り付け固定され、片側2枚の乗場ドア1
5(15a,15b)のうち手前側(乗場側)のドア1
5aのパネル面を照射するように構成されている。
【0033】この実施の形態では、照明具8は図2に示
すように、戸袋12の裏面縦方向に複数個(この実施の
形態では6個)取り付けられており、他の乗場三方枠の
上枠11内、乗場ドア15の戸当り13内、乗場ドア1
5(15a,15b)パネルの裏面にそれぞれ取り付け
られる照明具8も、長さ方向に複数個設けて構成した。
また、戸袋12や上枠11とドア15aとの間、ある
いはドア15aと他のドア15bとの間等はいずれもわ
ずかな隙間を有するのみであるから、各照明具8はいず
れもこのわずかな隙間から各ドア15a,15bの表面
に光が届くように位置決めやランプ8aの向きが定めら
れる。従って、戸当り13に設けられた複数の照明具8
も、戸当り13に開けられ合成樹脂製の透過性パネルで
覆われてた穴13aを介して、他方の乗場ドア15bの
パネル面に光が照射されるるよう構成配置される。
【0034】いずれにしても、照明具8はドア15のパ
ネル面を明るく照らすものであるから、照明具8のラン
プ8aの種類によって、これらの取り付け個数や取り付
け位置等を、適宜選択し構成することができる。従っ
て、この実施の形態のように、乗場ドア15(15a,
15b)の各パネルの上端部及び左右両端部を長さ方向
にわたって長く縁取るように照射しても良く、あるいは
乗場ドア15近くにいる乗降客の目にとまりやすい高
さ、例えば人の目の高さ程度の範囲に限定して配置する
ようにしても良い。
【0035】そこで、これら照明具8は図2に示すよう
に、制御器91を介してエレベータ制御盤9に接続され
るよう構成されている。従って、制御器91はエレベー
タ制御盤9から供給される乗りかごのドア戸開閉動作指
令を受け、そのドア戸開閉動作指令に対応した点灯動作
信号を生成し、照明具8はその点灯動作信号を受け、点
灯動作するよう構成される。
【0036】従って、乗場の特に出入口付近にいる乗降
客には、乗場ドア15の開閉動作に関連して乗場ドア面
が明るく点灯されるのを容易に目にすることができるか
ら、乗りかごが着床し、間もなく乗場ドアが開閉動作に
入ることを、あるいは開閉動作中であることを確実に認
識することができる。
【0037】また、エレベータ制御盤9は乗りかごのか
ご操作盤51からの信号や図示しない乗場呼び登録信号
を受けて、巻き上げ機92を制御するとともに、かご操
作盤51等に設けられた非常スイッチ51aに接続さ
れ、この非常スイッチ51aからの信号により制御器9
1が照明具8の点灯動作を制御するよう構成することが
できる。従って、たとえばエレベータが緊急停止したと
きや火災や地震等の発生しかご内乗客が閉込められたと
き等、かご側に何らかの異常が発生したとき、かご内に
設けられた非常スイッチ51aの入力操作された場合、
エレベータ制御盤9及び制御器91の点灯制御手段を介
して、照明具8が点灯制御されるので、乗場の乗降客等
は乗場ドア15のドアパネルの明るさの変化から乗りか
ごの異常を知ることができる。
【0038】一方、乗りかご出入口装置2は、同じく図
1の横断面図、及び図3の背面図に示すように、照明具
8が、乗りかごのドア21の表面、つまりかご内側面を
照らすように、少なくともかごドア21(21a,21
b)の裏側、またはかごドア21の戸袋22あるいは戸
当り23、あるいはかごのドア上パネル24の裏面のい
ずれかに設けられ、これら照明具8は制御器91からな
る制御手段を介してエレベータ制御盤9に接続されて構
成される。従って、制御器91はエレベータ制御盤9か
ら供給される乗りかごの戸開動作指令に対応した点灯動
作信号を生成し、その点灯動作信号を照明具に供給する
ので、かごの特に出入口付近にいる乗客には、ドア面が
明るく点灯されるのを容易に目にし、乗りかごが着床
し、間もなく乗場ドアが開閉動作に入ることを、あるい
は開閉動作中であることを確実に認識することができ
る。
【0039】なお、照明具8の取り付け構造等は上述の
ように図2に示した乗場出入口装置に準じ、かごドア2
1のかご内に面したパネル面を照射するように縦方向に
複数個(この実施の形態では6個)取り付けられる。こ
こでもドア21aと戸袋22等との間はわずかな隙間が
あるのみであるが、この隙間を利用してドア21aは戸
袋22に近い領域を縁取るように縦方向に帯状をなして
明るく照らしだされる。
【0040】また、戸当り23に同様に設けられた複数
の照明具8も、戸当り23に開けられた穴23aを介し
て、かごドア21bのパネル面に光を照射する。また戸
当り23の穴23aも、合成樹脂製の透過性パネルで覆
われて構成される。
【0041】このかご出入口装置2においても、照明具
8の形状や明るさの程度等によって、これらの取り付け
個数や取り付け位置等は、任意に選択し構成することが
できる。 図2及び図3に示した制御器91の動作は、
上述のように、エレベータ制御盤9の制御により、乗り
かごが乗場呼びあるいはかご呼び登録された階床に着床
しようとするとき、また乗りかごの客の乗り降りが終了
し、各ドア15,21を閉じようとするとき、制御器9
1はエレベータ制御盤9からの制御信号をうけ、照明具
8に対し発光するように指令を行うものである。
【0042】また、照明具8自体は、戸袋12,22及
び戸当り13,23の各表面側からは直接見えない裏側
に付設されるので、美観を損ねることもなく、また照明
具8に対するいたずらや乗客等の接触による破損等の発
生も避けることができる。
【0043】さらにまた、この実施の形態では、乗場ド
ア15及びかごドア21は、パネル状のドアに適用した
ものとして説明したが、乗場ドア15やかごドア21が
伸縮式のドアである場合にも同様に適用することができ
る。伸縮式のドアに適用した場合には、図1ないし図3
に示した出入口装置の中で、各ドアパネル15,21へ
の照明具8の取り付けを省くのみで良い。
【0044】また、この実施の形態では、建物に取り付
けられるエレベータの数には言及してはいないが、各停
止階に複数号機据付けられる場合、それぞれ上記出入口
装置を個別に適応できることはいうまでもない。
【0045】さらに、最近のエレベータでは、1つのか
ごに複数の出入口を備えた乗りかごが使用されることが
あるが、乗りかごに複数の出入口を備えたエレベータに
も適用することができる。
【0046】(第2の実施の形態)すなわち、図4を参
照して、乗りかごに複数の出入口を備えたエレベータに
おける本発明の乗りかご出入口装置の一実施の形態を第
2の実施の形態として以下説明する。
【0047】図4は第2の実施の形態を示す横断面図を
示したもので、1つの乗りかごに2か所の出入口2A,
2Bを有するエレベータにおいて、各出入口2A,2B
に第1の実施の形態に示した構成の出入口装置を適用し
たものである。
【0048】この場合、特に乗りかご内の乗客にとっ
て、図示しない制御器91からの制御信号によって、乗
りかごが着床し、戸開される方のかごドア21が照明具
8によって照射される。従って、かご内が混雑していた
り、あるいはかごインジケータの表示に気づかない場合
でも、ドア近辺にいるかご乗客は、該当のドアの明るさ
の変化により、開閉動作する側のドアを容易に認識する
ことができる。
【0049】また、乗客がエレベータを利用する際、乗
場やかご内が混雑しているときには、乗客が出入口付近
の混雑から乗客自身や手荷物等が乗場ドアやかごドアに
接触していると、ドアの開動作に支障となるばかりでな
く、ドアと戸袋との隙間に引込まれかねない状況にもな
るので、未然にそのような状況を回避することが望まし
い。
【0050】そこで、出入口装置に照明具を備え付ける
ことで、未然にそのような状況を回避することができ
る。
【0051】(第3の実施の形態)すなわち、図5はこ
の発明によるエレベータの出入口装置の第3の実施の形
態を説明するもので、第1及び第2の実施の形態で説明
した構成に加え、乗場ドア15やかごドア21、あるい
は各戸袋12,22に、乗降客や乗降客の持ち物等が触
れたことを検出する圧力センサー10を設けたものであ
る。この圧力センサー10は点灯制御器93に接続さ
れ、点灯制御器93は圧力センサー10からの信号によ
り照明具8の点灯動作を制御する。
【0052】つまり、乗場ドア15や乗りかご21のド
アの戸開閉方向に対し異常な負荷がかかった場合、それ
を圧力センサー10が検知し、点灯制御器93はその検
知信号をうけて各照明具8を点灯制御するので、乗場の
乗客、あるいは乗りかごの乗客は、各ドア付近の乗降客
により何らかのドアへの接触があったことを認識できる
ので、不具合発生を未然に防止することができる。
【0053】また、上記各実施の形態において、制御器
91あるいは点灯制御器93は、各照明具8の点灯表示
を連続的な点灯を行うようにしても、あるいは点滅点灯
を行うようにしても良い。
【0054】以上のように、本発明によれば、エレベー
タ運転時に、制御器91はエレベータ制御盤9よりの制
御信号を受け、乗場ドアあるいはかごドアの開閉動作に
関連した制御信号を照明具8に提供するので、乗降客で
混雑状況にあっても、ドア近辺にいる人にはドアの明る
さが変化したことにより、ドアの開閉動作の開始を事前
に容易に知ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ドア廻
りの隙間を介して光を照射する照明具が取付けられ、照
明具はドアの開閉動作に関連して発光動作するため、ド
ア付近の乗降客にドアの開閉動作を事前に認識すること
ができ、無用なトラブルの発生を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すエレベータの
乗場出入口装置及びかご出入口装置を示す横断面図であ
る。
【図2】図1に示した装置において、X−X線から矢印
イ方向を見た乗場出入口装置の背面図である。
【図3】図1に示した装置において、X−X線から矢印
ロ方向を見たかご出入口装置の背面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すエレベータの
乗場出入口装置及びかご出入口装置を示す横断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すエレベータの
乗場出入口装置及びかご出入口装置を示す横断面図であ
る。
【図6】従来のエレベータの出入口装置を示す正面図で
ある。
【図7】図6に示す装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 乗場出入口装置 11 上枠 12 戸袋 13 戸当て 15,15a,15b 乗場ドア 21 かご出入口装置 21,21a,21b かごドア 22 かご戸袋 23 かご戸当て 24 かご上ドアパネル 3 昇降路 4 壁 5 乗りかご本体 8 照明具 8a ランプ 9 エレベータ制御盤 91 制御器 93 点灯制御器 10 圧力センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗場ドアの乗場側ドア表面を照らすよう
    に、少なくとも乗場ドアパネルの裏面または乗場ドアの
    戸袋内または戸当り内あるいは乗場三方枠の上枠内のい
    ずれかに設けられた照明具と、 この照明具に接続され、エレベータ制御盤から供給され
    る乗りかごの戸開動作指令に対応した点灯制御信号を生
    成し、その点灯制御信号をこの照明具に供給する制御手
    段とを具備することを特徴とするエレベータの乗場出入
    口装置。
  2. 【請求項2】 乗場ドアの乗場側ドア表面を照らすよう
    に、少なくとも乗場ドアパネルの裏面または乗場ドアの
    戸袋内または戸当り内あるいは乗場三方枠の上枠内のい
    ずれかに設けられた照明具と、 乗場ドアに設けられた圧力センサーと、 この圧力センサーに接続され圧力センサーからの信号に
    より前記照明具の点灯動作を制御する点灯制御手段とを
    具備することを特徴とするエレベータの乗場出入口装
    置。
  3. 【請求項3】 エレベータの乗場ドアの乗場側を照らす
    ように、少なくとも乗場ドアパネルの裏面または乗場ド
    アの戸袋内または戸当り内あるいは乗場三方枠の上枠内
    のいずれかに設けられた照明具と、 前記エレベータのかご内に設けられた非常スイッチに接
    続され、この非常スイッチからの信号により前記照明具
    の点灯動作を制御する点灯制御手段とを具備することを
    特徴とするエレベータの乗場出入口装置。
  4. 【請求項4】 乗りかごのドア表面を照らすように、少
    なくともかごドアパネルの裏側またはかごドアの戸袋内
    または戸当り内あるいは乗りかごのドア上パネル裏面の
    いずれかに設けられた照明具と、 この照明具に接続され、エレベータ制御盤から供給され
    る乗りかごの戸開動作指令に対応した点灯制御信号を生
    成し、その点灯制御信号をこの照明具に供給する制御手
    段とを具備することを特徴とするエレベータの乗りかご
    出入口装置。
  5. 【請求項5】 同一昇降路内を昇降移動する複数の乗り
    かごの各乗りかごのドア表面を互いに異なる色の光で照
    らすように、それぞれ少なくともかごドアパネルの裏側
    またはかごドアの戸袋内または戸当り内あるいは乗りか
    ごのドア上パネル裏面のいずれかに設けられた各照明具
    と、 この各照明具に接続され、エレベータ制御盤から供給さ
    れる各乗りかごの戸開動作指令に対応した点灯制御信号
    を生成し、その点灯制御信号をこの各照明具に供給する
    制御手段とを具備することを特徴とするエレベータの乗
    りかご出入口装置。
  6. 【請求項6】 乗りかごのドア表面を照らすように、少
    なくともかごドアパネルの裏側またはかごドアの戸袋内
    または戸当り内あるいは乗りかごのドア上パネル裏面の
    いずれかに設けられた照明具と、 乗りかごのドアに設けられた圧力センサーと、 この圧力センサーに接続され圧力センサーからの信号に
    より前記照明具の点灯動作を制御する点灯制御手段とを
    具備することを特徴とするエレベータの乗りかご出入口
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248623A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Shimizu Corp エレベータの乗降口装置
JP2018193166A (ja) * 2017-05-16 2018-12-06 フジテック株式会社 エレベータの遠隔監視システム
JP2019094019A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 株式会社総合車両製作所 鉄道車両

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