JPH1076797A

JPH1076797A - 連続画鋲押し器

Info

Publication number: JPH1076797A
Application number: JP27284196A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Toyofuku; 信夫豊福
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-09-05
Filing date: 1996-09-05
Publication date: 1998-03-24

Abstract

(57)【要約】【課題】画鋲の留め着け作業を能率よく、しかも楽に行
なえるようにすること。【解決手段】レバー（６）を手で押すことによって、プ
ランジャー（４）を動かすプランジャー駆動部（１）
と、画鋲を複数個収容して、コイルバネ（１２）の作用
でプランジャー（４）の駆動位置に送る画鋲保持部
（２）と、画鋲の針を留め着け面に垂直に押し出すため
の画鋲ガイド（９）を備えた画鋲押し器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、画鋲の留め着け
箇所が多い場合に、その作業の能率を上げ、また、作業
を楽にするためのもので、複数個の画鋲を装填して、連
続して画鋲を押し着けることができるようにした画鋲押
し器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、画鋲を留めるときは一個ずつ手に
取って指先で押し着けていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】画鋲を留める箇所が多
いときは、一個ずつ手に取って押し着けるのでは、作業
能率が悪い。また、画鋲を高い位置に留める場合には、
指先で押していたのでは作業がし難い。本発明は、これ
らの欠点を解決するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明の画鋲押し器は、
プランジャー（４）の側面に貫通して取り付けられたピ
ン（５）を介してレバー（６）でプランジャー（４）を
押し出して、画鋲（３）を留め着け面に押し込むための
プランジャー駆動部（１）と、画鋲を複数個収容して、
コイルバネ（１２）の力で画鋲をプランジャー（４）の
駆動位置に送る画鋲送り機構、および、画鋲の針を留め
着け面に垂直に送り出すためのガイド（９）を備えた画
鋲保持部（２）から成る。このプランジャー駆動部
（１）と画鋲保持部（２）は回転可能な主軸（１１）に
よって連結され一体構造を成す。これを使用する際に
は、先ず画鋲を複数個装填する。そして、画鋲保持部
（２）の底面を留め着け面に押し当て、レバー（６）を
押す。この操作により、レバー（６）に連結されたピン
（５）を介して加えられた力がプランジャー（４）に伝
わり、プランジャー（４）が押し出される。画鋲はこの
プランジャー（４）の先端位置に保持されているので、
画鋲はプランジャー（４）の移動によって押し出され、
画鋲ガイド（９）を通って留め着け面に垂直に押し込ま
れる。画鋲の留め着けが終ってレバー（６）への力を緩
めると主軸バネ（１０）の作用でプランジャー（４）が
引き上げられ元の位置に戻る。この際、画鋲収容溝に保
持されている残りの画鋲はコイルバネ（１２）でプラン
ジャー（４）の側面に押しつけられているため、プラン
ジャー（４）が元の位置に戻ると同時に画鋲はプランジ
ャー（４）の駆動位置に押し出され、次の作業に備え
る。このような動作の繰り返しにより連続して画鋲を留
め着けることができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の画鋲押し器を図面
を参照して説明する。構造は次のとおりである。画鋲
（３）はプランジャー（４）によって押し出される。こ
のプランジャー（４）にはその側面を貫通してピン
（５）が取り付けられている。ピン（５）の両端はレバ
ー（６）の両側面に接続されている。プランジャー
（４）はプランジャーガイド（７）で支持され、図面上
の上下方向に動く。レバー（６）に力を加えないとき
は、プランジャーガイド（７）の底面とレバー（６）の
間に取り付けられた主軸バネ（１０）の力でピン（５）
がピン溝（８）の上限に押し当てられており、プランジ
ャー（４）は最も上に上がった状態にある。このとき、
プランジャー（４）の下端はプランジャーガイド（７）
の底面の位置にある。レバー（６）をいっぱいに押して
ピン（５）がピン溝（８）の下限に押し当てられたと
き、プランジャー（４）によって押し出された画鋲
（３）が留め着け面に丁度押し込まれるようにピン溝
（８）の下限の位置が決められている。画鋲（３）は画
鋲収容溝（１３）に収められる。画鋲の針は針スリット
（１４）を通り、頭の部分だけが画鋲収容溝に収まる。
画鋲（３）はコイルバネ（１２）の力で画鋲押し板（１
５）によって常に図面上の左端に押しつけられている。
画鋲押し板（１５）の両側には押し板ガイド（１６）が
取り付けられている。押し板ガイド（１６）は画鋲収容
溝（１３）の両側面に空けられた押し板スリット（１
７）を貫通してて外側に突出している。押し板ガイド
（１６）とコイルバネ（１２）は画鋲収容溝（１３）の
両側にそれと平行に設けられたガイドバー（１８）によ
って支持される。画鋲収容溝（１３）の左端の画鋲
（３）が押し出される通路には画鋲の頭の形と同じ形状
の画鋲ガイド（９）が設けられている。それにより、画
鋲の針は留め着け面に垂直に向いた状態で押し出され
る。画鋲保持部（２）の底面には、画鋲の押し込み作業
中に器具が安定するよう横に張りだした底板（１９）が
取り付けられている。レバー（６）、プランジャーガイ
ド（７）および画鋲保持部（２）は主軸（１１）に連結
され一体構造を成す。ここで使用する画鋲は一個ずつ独
立したものでもよいが、図３に示すように画鋲どうしが
一部で連結した複数個まとまったものを用いると便利で
ある。本発明の器具を使用するときは、先ず画鋲を画鋲
収容溝（１３）に複数個装填する。そのために、プラン
ジャー駆動部（１）と画鋲保持部（２）を主軸（１１）
を軸として回転させ、プランジャーガイド（７）と画鋲
保持部（２）の間を開く。次に、画鋲押し板（１５）を
主軸（１１）寄りに移動させて画鋲収容溝（１３）の空
いた空間に、針スリット（１４）に画鋲の針を通して並
べて画鋲を装着する。収容された画鋲はコイルバネ（１
２）の力で画鋲押し板（１５）を介してプランジャー
（４）の駆動位置に送られる。画鋲の装着が終われば、
プランジャーガイド（７）と画鋲保持部（２）の間を閉
じる。画鋲の留め着け作業は画鋲保持部（２）の底面の
底板（１９）を留め着け面に押し当て、レバー（６）を
押す。この操作により、レバー（６）に加えられた力
は、レバー（６）に接続されたピン（５）を介してプラ
ンジャー（４）に伝わり、プランジャー（４）が押し出
される。画鋲（３）はこのプランジャー（４）の先端位
置に保持されているので、画鋲（３）はプランジャー
（４）の移動によってその頭を押されて押し出され、画
鋲ガイド（９）を通って留め着け面に垂直に押し込まれ
る。画鋲の留め着けを終えてレバーへの力を緩めると、
主軸バネ（１０）の作用でプランジャー（４）が引き上
げられ、元の位置に戻る。この際、画鋲収容溝（１３）
に保持されている残りの画鋲はコイルバネ（１２）でプ
ランジャー（４）の側面に押しつけられているため、プ
ランジャー（４）が元の位置に戻ると同時に、プランジ
ャー（４）の駆動位置に押し出されて次の作業に備え
る。このような動作により、連続して留め着け面に画鋲
を押し込むことができる。

【０００６】

【発明の効果】本発明の器具を使用すると画鋲を一つず
つ手に取る必要がないので、画鋲の留め着け作業の能率
が向上する。また、画鋲を押すときに指先だけでなく手
の平も使えるため、同じ力を加えるにしても作業が楽に
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図

【図２】本発明の画鋲保持部の平面図

【図３】本発明の画鋲の斜視図

【符号の説明】

１プランジャー駆動部２画鋲保持部３画鋲４プランジャー５ピン６レバー７プランジャーガイド８ピン溝９画鋲ガイド１０主軸バネ１１主軸１２コイルバネ１３画鋲収容溝１４針スリット１５画鋲押し板１６押し板ガイド１７押し板スリット１８ガイドバー１９底板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画鋲を留め着け面に押し出すためのプラン
ジャー（４）を駆動するプランジャー駆動部（１）と画
鋲を複数個収容してプランジャー（４）の駆動位置に送
る画鋲保持部（２）と画鋲の針を留め着け面に垂直に押
し出すための画鋲ガイド（９）を備えた連続画鋲押し
器。