JPH1075750A - にんにく系健康飲料 - Google Patents

にんにく系健康飲料

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JPH1075750A
JPH1075750A JP8246883A JP24688396A JPH1075750A JP H1075750 A JPH1075750 A JP H1075750A JP 8246883 A JP8246883 A JP 8246883A JP 24688396 A JP24688396 A JP 24688396A JP H1075750 A JPH1075750 A JP H1075750A
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Japan
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garlic
extract
cordyceps
artificially cultured
cultured cordyceps
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JP8246883A
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Masaaki Sekiya
正明 関谷
Michio Miyake
教夫 三宅
Michihito Osada
道仁 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の健康によいとされるにんにくと冬虫夏
草とを混合して人が摂取し易くした健康飲料を提供す
る。 【解決手段】 にんにくの水抽出液に、人工培養冬虫夏
草抽出液を混合してある。にんにくが無臭にんにくであ
る。人工培養冬虫夏草抽出液が水抽出液である。人工培
養冬虫夏草抽出液がアルコールを含有する。にんにくと
人口培養冬虫夏草の合計重量が水に対して42%から
0.1%の範囲で混合してある。にんにくと人口培養冬
虫夏草の重量比が98.0%対2.0%から10.0%
から90.0%の範囲で混合してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、にんにくの水抽出液に
人工培養冬虫夏草抽出液を混合して製造するにんにく系
の健康飲料に関する。
【0002】
【従来の技術】にんにくは、上海科学技術出版社編集
「中薬大辞典第三巻」株式会社小学館発行、1985年
刊1655頁にダイサン(大蒜)として記載されている
通り、成分は新鮮な鱗茎100g中に、水分70%、タ
ンパク質4.4%、脂肪0.2%、炭水化物23%、粗
繊維0.7%、灰分1.3%、カルシウム50ppm、
リン440ppm、鉄4ppm、ビタミンB1 2.4
ppm、ビタミンB2 0.3ppm、ニコチン酸(ナ
イアミン)9ppm、ビタミンC 30ppmと精油
0.2%(主としてアリインとアリインの分解物アリシ
ン等)が含まれ、薬理として「アリシン(植物殺菌
素)による病原菌(例えば、ブドウ球菌、脳膜炎菌、肺
炎菌、連鎖球菌、ジフテリア菌、赤痢菌、大腸菌、チフ
ス菌、パラチフス菌、結核菌、コレラ菌)に対して明ら
かに静菌作用と殺菌作用を持つ。微生物の生長繁殖と
関連のある酵素のメルカプト基の活性を失わせることに
よって、病原性真菌に対して抑制または殺菌作用をも
つ。アメーバ原虫である膣トリコモナスを殺滅する抗
原虫作用がある。アリシン(植物殺菌素)と同系列の
エチルチオスルフィン酸エチルエステルによりネズミの
腹水癌にかなりの効果と乳腺腫瘍の発生抑制を示す。
臨床上、高血圧や動脈粥状硬化を治療するのに効果があ
る。その他ウサギの感染性創傷をアリシン(植物殺菌
素)で処理するとRNAとDNAの含有量が増加する。
またスコルディニン(配糖体の一種)は犬とうさぎの血
圧を下げ、呼吸を興奮させる。」と記述されている。
【0003】また最近、Andrew Weil、M.
D.(アリゾナ大学・医学部副部長)「SPONTAN
EOUS HEALING」1995年刊;日本語版
「癒す心、治る力」1995年9月30日、角川書店刊
の244頁に治癒力を高めるくすりとして記述されてい
る。例えば、「にんにくのもっとも劇的な作用のひと
つとして、心臓血管系にたいする効果があげられる。少
なくともひとつ以上のメカニズムによって、にんにくは
血圧をさげる作用がある。最新の降圧剤に匹敵する効果
があり、しかも、降圧剤がもたらしがちなインポテンツ
や頭痛をはじめとする害作用がない。さらに加えてにん
にくには、血中のコレステロールや中性脂肪(トリグリ
セリド)を低下させ、善玉コレステロール(HDL:高
比重リポタンパク質)を増加させ、悪玉コレステロール
(LDL:低比重リポタンパク質)の増化を防ぐ効果が
ある。また、にんにくには血小板の凝集傾向をさまたげ
て、血液が凝固する傾向を低下させる効果もある。アテ
ローム(粥状)硬化によって損傷を受け、ざらざらにな
った動脈壁への血小板の凝集から血液凝固がはじまり、
それがいずれは心臓麻痺や脳出血につながっていくので
ある。以上の理由から、にんにくには心臓血管疾患から
身を守るには非常に有効だ」と記述されている。またに
んにくには、「強力な殺菌性・抗菌性がある。免疫
系の活動を強化し、がん細胞の成長をチェックするナチ
ュラルキラー細胞の数をふやし、いくつかの研究では抗
がん作用があることも明らかにされている。また、にん
にくにはある種の発がん物質の腸内形成をブロックし、
他の発がん物質によるDNAの損傷を保護する作用もあ
るらしい。にんにくには肝細胞と脳細胞を消耗性の変
化から守る作用(おそらくは抗酸化化合物の作用だと思
われる)もある。にんにくには血糖値をさげる作用が
ある」と記述されている。
【0004】さらに最近、Stephen Fulde
r & John Blackwood(東洋医学研究
者と詩人)「GARLIC」1991年刊;日本語版
「にんにくと健康」1995年10月25日、晶文社刊
70頁に記載されている通り、にんにくの成分は水分6
0%、炭水化物約30%(これの90%はシニストリ
ン)、タンパク質約6%、脂肪・ビタミン類約0・3
%、繊維質約1・5%、油分約0.2%、その他スコル
ディニン約300ppmとアデノシンと銅(Cu)、鉄
(Fe)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、カルシウム
(Ca)、マンガン(Mn)、アルミニウム(Al)、
ゲルマニウム(Ge)、セレニウム(Se)などの微量
元素が比較的高い割合で含まれている。にんにくの薬理
は、にんにくの細胞中のアリイン(S−アリル−L−シ
スティン−スルフォキシド)に酵素であるアリナーゼが
作用して、アリシン(チオスルフェン酸ジアリル)が生
成し、これは生成後崩壊し油性の二硫化ジアリルにな
り、このアリシン、二硫化ジアリル等により効能が発揮
する。例えば「アリシン等が細菌の細胞膜の中と下に
ある硫黄成分を含む酵素(生物学的触媒)をやっつける
ため細菌は生育出来なくなり、感染症(消化器系、胸
部、外傷、潰傷、真菌、カンジタ等)を治療・予防す
る。アリシンと二硫化ジアリル等が肝臓内で脂肪を合
成する酵素に作用し酵素反応を直接抑制する作用があ
り、また、担のうからのコレステロールや脂肪の排出量
を増加させる作用があるから、心臓や血液循環器を守る
働きがあり高血圧症等に効果がある。にんにく中の硫
黄化合物は血小板中のプロスタグランジンの血小板凝集
作用を弱めるように作用するので凝血防止に有効であ
る。また血液の流動性を増す(粘性を低下させる)ので
凝血塊をとり除く働きが大きい。軽度の糖尿病には、
にんにくは血糖値を下げるので効果的である。これは、
肝臓が血液から多く糖をとり込んで保存するためであ
り、また膵臓を刺激してインシュリンを出させるためと
言われている。解毒剤、金属中毒中和剤等として有
効である」と記述されている。
【0005】大塚恭男著「東西生薬考」,創元社刊,1
993年229頁には、にんにくを細かくしてブドウ酒
に混ぜて飲むと、蛇それも特にハエモロイスという毒蛇
の咬み傷に対して他のどんな薬にもまして卓効があると
記載されている。一方、冬虫夏草は清水大典著「原色冬
虫夏草図鑑」誠文堂新光社発行,1994年に英文でV
egetable Wasps and Plant
Wormsと言われ、また、上海科学技術出版社編集
「中薬大辞典第三巻」株式会社小学館発行、1985年
刊1920頁にトウチュウカソウと記載されている通
り、中国の四川、青海、貴州、雲南、チベット、甘粛な
どに産する。バッカクキン科の植物、冬虫夏草菌(Co
rdyceps Sinensis)の子実体とその寄
主であるコウモリガ科の昆虫、虫草蝙蝠蛾(ヘンブク
ガ)などの幼虫の死体との複合体であり、幼虫の長さは
3〜8cm、直径1.5〜4mm、子実体は長さ4〜1
1cmの野球のバット状の細長い形である。生成は、地
中の宿主の昆虫の幼虫の体内に、冬虫夏草菌が冬季に侵
入し、虫体は菌系が充満して死亡する。夏季に子実体が
伸び出たものを採取し、日干しすると出来上がる。成分
は、水分10.84%、脂肪8.4%(このうち飽和脂
肪酸が13.00%、不飽和脂肪酸が82.2%、であ
る。)、粗タンパク質25.32%、粗繊維18.53
%、炭水化物28.90%、灰分4.10%、コルジセ
プス酸(キナ酸の異性体)約7%、コルジセピン、ビタ
ミン12等を含む。薬理として「抗菌作用(結核菌、肺
炎球菌、その他の病原性真菌に抑制効果がある。)カ
エル、ウサギの心臓に対し抑制作用があり、拍動をゆる
やかにする。気管支拡張作用がある。」と記述されて
いる。また漢方では肺腎を補い、止咳・化痰の効能があ
り、肺結核などによる慢性の咳嗽、喀血、自汗、盗汗、
インポテンツ、病後の体力低下などに用いられており、
虚弱体質の改善には人参・鹿茸などと冬虫夏草を配合し
た双料参茸丸として使用されている。
【0006】また最近、原田幸雄著「キノコとカビの生
物学」(中公新書1132)1993年5月中央公論社
刊の40頁に冬虫夏草が記述され、冬虫夏草菌(コルデ
ィセプス)は子のう菌類麦角菌目麦角菌科(コルジセプ
ス属)に属し(近縁の麦角菌のクラビセプスはイネ科植
物の子房を侵す寄生菌であり、盛口満著「冬虫夏草を探
しに行こう」日経サイエンス社刊1996年,24頁に
記述されているように、麦角の成分にはエルゴトキシン
が含まれ血管を収縮させる作用がある。)キチン(N−
アセチルグルコサミンのβ−1、4グリコシド結合ポリ
マー)を含んだ硬い昆虫の皮フを侵し、寄主の体を崩壊
することなく、反対に硬化して外観は活動時の状態とほ
とんだ変わらないままにする特殊な菌と述べられてい
る。強壮、鎮静、鎮咳薬として利用されていると記載さ
れている。尚、日本冬虫夏草のうちハナサナギタケはク
モタケ科に属し、麦角菌科ではない。さらに最近、An
drew Weil、M.D.(アリゾナ大学・医学部
副部長)「SPONTANEOUS HEALING」
1995年刊;日本語版「癒す心、治る力」1995年
9月30日、角川書店刊の260頁に治癒力を高めるく
すりとして、冬虫夏草は天然強壮剤として記述されてい
る。例えば、「強壮効果があり、体力・精神力・性的
活力を増強する超強壮剤としての需要が高く、今では栽
培もされるようになった。安全で効果もゆるやかであり
副作用はない。鎮静効果がある。延命軽身効果があ
る。」さらに、1993年の中国全国体育競技大会の馬
軍団の活躍が冬虫夏草を主成分とする生薬であったこと
が記述されている。
【0007】また、東京大学出版会「抗生物質大要」第
4版1992年刊,327頁に、冬虫夏草に含まれるコ
ルジセピン(Cordycepin=3’−deoxy
adenosine,mp225〜226°C)は、ヌ
クレオシド系抗生物質であり制ガン作用を示すことが記
載されている。さらに、清水大典著「原色冬虫夏草図
鑑」誠文堂新光社発行,1994年刊の371頁に冬虫
夏草酒(薬用酒)の作り方が記載されている。例えば、
有効成分の抽出にはアルコールの浸透圧の力を借りるた
めアルコール分は30度以上の強いものが効率よく、漬
け込み期間は3ケ月を要し、冬虫夏草の種類により薬酒
の色は異なり、糖分の割合で甘味を調整すると冬虫夏草
酒が出来ると記載され、効用として特に強調しているの
は予防医学の面で強い関わりを持ち体質の改善、即ち、
免疫力、ガンに対する抗腫瘍性,強精強壮,老化防止,
疲労回復などであると記述されている。しかし、にんに
くと冬虫夏草からなる飲料については調べられていな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】にんにくは殺菌作用と
心臓血管系に対して効果が大きく、一部免疫系にも有効
と上記の様に述べられているが万能ではない。一方、冬
虫夏草も抗菌作用と心臓や免疫系に効果が大きいと言わ
れているが、天然品は高価であり、冬虫夏草菌が子のう
菌麦角菌科のため止血作用がある(近縁麦角菌に侵され
た麦は止血剤用生薬となる)と考えられる。したがっ
て、安価で安全で広範囲の薬理作用や効果・効能につい
ては今だ十分に研究されているとは言いがたい。
【0009】また、漢方の基本は生薬をブレンドするこ
とにより一方向に行こうする効果をベクトル合成力とし
て方向をコントロールし更に適応範囲を広く、安全にす
ると考えられる(図1参照)。体の部位ならびに疾病に
対し、これらの効果・効能を調べるため、発明者らは、
ハロルド・サクストン・バー(元エール大学医学部神経
解剖学教授)が「Blueprint for Imm
ortality」1972年刊;日本語訳「生命場の
科学」1988年7月20日日本教文社刊で提唱してい
るライフフィールド(生命場)と、ルバート・シェルド
レイクの提唱した「形態生成に関する場の理論」をもと
にして、ロナルド・J・ウェインストック博士が198
9年に開発したMRA(磁気共鳴装置)まるいはLFT
(ライフフィールドテスター)で検査・分析すると、か
なりはっきりと漢方生薬の効果が測定出来ることを見い
出し、これらの装置を用い、にんにくと人工培養冬虫夏
草の混合比率と効果・効能を研究し、優れた混合比率の
配合物を見い出し特許出願した(特願平8−73044
号)。しかし、この先願はにんにくと人工培養冬虫夏草
粉末同志の効果・効能であり、体の部位ならびに疾病に
対し吸収効果の易い溶液状の飲料については未知であっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】発明者らは、漢方生薬の
効果・効能を上げ、飲みやすく迅速に吸収される形態と
して、にんにくの水抽出エキスと人工培養冬虫夏草の抽
出エキスの混合水溶液でもMRA(磁気共鳴装置)ある
いはLFT(ライフフィールドテスター)で検査・分析
すると、粉体(固体状)同志のときと同様に、はっきり
と漢方生薬の効果が測定出来ることを見い出し、しか
も、これらの装置を用いると、にんにくあるいは人工培
養冬虫夏草の単品抽出液では見られない優れたにんにく
と人工培養冬虫夏草の混合溶液の飲料が高濃度からかな
りの低濃度の域まで容易に製造出来ることを見い出し
た。さらには、アルコール含有水溶液ににんにくの水抽
出エキスと人工培養冬虫夏草の水抽出エキスの混合物を
加えることにより、アルコール含有水溶液の性能を向上
させることも見い出し、本発明を完成した。即ち、本発
明は、にんにくの水抽出液に、人工培養冬虫夏草抽出液
を混合してなることを特徴とする。
【0011】上記測定に用いたMRAは米国特許5,3
17,265および特開平6ー130,008に示され
るものを用いた。MRAとLFTについて、「最近は
バイオ、生体、医療にNMR(核磁気共鳴)が利用され
画像処理をしたMRI(磁気共鳴映像法)が利用されて
おり、小杉善雄、浅井英彰著「広領域のNMRー化学・
バイオ・医学」1988年10月現代工学社刊の145
頁、168頁に示される様に生体組織中の水の結合水・
水和水・自由水による緩和時間の差と病態との関係が記
述されている。森下敬一著 「自然医学」No.33
6(1994年1月号)24頁にMRAが、No.35
3(1995年11月号)26頁にMRAとLFTが記
述されている様に、化合物の構成原子の微弱な電磁波を
人体の体を通して増幅して計測する特別な装置と示され
ている。MRAでの数値は比較的穏やかな数値であり、
LFTは善し悪しが非常にはっきりと出る。」と言われ
ている。
【0012】尚、にんにくの抽出液と人工培養冬虫夏草
抽出液の混合配合物は水溶液のままでも良い。また、こ
れにアルコール類(35度のホワイトリカー,黒糖焼
酎,泡盛,高梁酒,汾酒,ウォッカ,ウイスキー,ブド
ウ酒,日本酒等),ハチミツ,カラメル,酸味料(クエ
ン酸,DL−リンゴ酒),ビタミンC,茶の紫,パント
テン酸カルシウム,ニコチン酸アミド,ビタミンB1
ビタミンB2 ,ビタミンB6 ,安息香酸,香料,黒糖,
高麗にんじん,ガラナエキス,カキニクエキス,炭酸,
カフェイン抽出物等を添加してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明のにんにく系健康飲料を構成するものはにん
にくの水抽出液と人工培養冬虫夏草抽出液である。原料
のにんにくは通常のにんにく、無臭にんにく、にんにく
のエキスパウダーであり、これらを水にて抽出あるいは
再抽出した水溶液である。例えば、にんにくの水抽出法
として、生のにんにくの皮をむく,水洗,殺菌,
荒粉砕,微粉砕,65°Cでの水抽出,限外濾
過,分離,殺菌等の工程を経てつくった水抽出液で
ある。上記工程中の,,をPUC社製のコロイド
ミルでまとめて行うこともできる。もう一方の原料であ
る人工培養冬虫夏草の水での抽出液は、例えば、人工
培養冬虫夏草分離乾燥物を粉砕,115°Cで40分
間滅菌(PH4.5〜5.0),100°Cでの水抽
出(1〜3回),濾過,分離,静置,真空濃
縮,煮沸殺菌等の工程を経てつくった水抽出液であ
る。この人工培養冬虫夏草の水抽出液にアルコール類を
添加してもよい。にんにくと人工培養冬虫夏草の合計重
量が水に対して42%から0.1%の範囲,好ましくは
21%から1.0%の範囲で混合してなることを特徴と
する溶液状の飲料である。にんにくと人工培養冬虫夏草
の重量%比が、98.0%対2.0%から10.0%対
90.0%の範囲で混合,好ましくは97.0%対3.
0%から14.9%対85.1%の範囲で混合した溶液
状の飲料である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 〔実施例1〕無臭にんにく玉(水分72.5%、タンパ
ク質1.9%、脂質0.14%、繊維質0.4%、灰分
0.7%、炭水化物24.5%その他リン785pp
m,鉄5.2ppm,カルシウム60ppm,ビタミン
1 1.3ppm,ビタミンB2 0.2ppm,ビタミ
ンC50ppm,ナイアシン5.8ppm等)を用い、
皮をむき,水洗,殺菌,荒粉砕,微粉砕,
65°Cでの水抽出,限外濾過,分離,殺菌等の
工程を経て無臭にんにくエキス21%水溶液(水分7
9.0%,タンパク質1.9%,脂質0.13%,繊維
質1.11%,灰分0.7%,炭水化物18.4%その
他リン788ppm,鉄12.0ppm,カルシウム6
8.8ppm,ビタミンB1 1.1ppm,ビタミンB
2 0.1ppm,ビタミンC47.5ppm,ナイアシ
ン5.1ppm等)を得た。一方、人工培養冬虫夏草乾
燥粉末(虫草酸9.88%、虫草多糖9.55%、虫草
素(コルジセピン)0.43%、蛋白質としてL−アラ
ニン1.51%、L−ロイシン1.61%、L−イソロ
イシン1.24%、L−プロリン1.51%、L−トリ
プトファン1.54%、L−セリン1.35%、L−チ
ロシン1.19%、L−グルタミン酸4.97%、L−
アミノ酢酸1.27%、L−リジン2.27%、L−ア
ルギニン9.23%、L−ヒスチジン4.3%、メチオ
ニン0.81%、L−アスパラギン酸2.60%、L−
システイン0.43%、L−パリン1.98%、L−フ
エニルアラニン1.05%、脂肪8%、灰分5%)を用
い、100°Cで3回水抽出,濾過,分離,静
置,真空濃縮,煮沸殺菌等の工程を経て42%水溶
液を得た。上記の無臭にんにくエキス21%水溶液と4
2%の人工培養冬虫夏草水抽出エキスとを用い、にんに
くの固形物濃度10.5%と人工培養冬虫夏草固形物濃
度10.5%になるようにサンプル1(にんにくと人工
培養冬虫夏草の重量比が50%対50%;両者の合計濃
度21%)を作成し、LFTにて人体の各部位に対する
有効性を室温にて測定した結果を表1及び表2に示し
た。この表に示された数値は、数値が大きい程人体に有
効であることを表すが、最大値を50とし、50以上の
数値については↑50で表した。 〔実施例2〕実施例1の無臭にんにくエキス21%水溶
液を水により希釈し1%水溶液をつくった。また実施例
1の人工培養冬虫夏草水抽出エキス42%水溶液を水に
より希釈し1%水溶液をつくった。この両者を等量混合
することにより、にんにく固形物濃度0.5%と人工培
養冬虫夏草固形物濃度0.5%(両者の合計濃度1.0
%)になるようにサンプル2(にんにくと人工培養冬虫
夏草の重量比が50%対50%)を配合し、それ以外は
実施例1と同様にしてLFTを測定した結果を表1及び
表2に示す。 〔実施例3〕実施例2のように、実施例1の無臭にんに
くエキス21%水溶液を水により希釈し、また42%の
人工培養冬虫夏草水抽出エキスを水により希釈し、各々
0.1%の固形物濃度の水溶液をつくった。この両者を
等量混合することにより、にんにく固形物濃度0.05
%と人工培養冬虫夏草固形物濃度0.05%(両者の合
計濃度0.1%)になるようにサンプル3(にんにくと
人工培養冬虫夏草の重量比が50%対50%)を配合
し、それ以外は実施例1と同様にしてLFTを測定した
結果を表1及び表2に示す。 〔実施例4〕実施例1のように、無臭にんにくエキス2
1%水溶液を水により希釈し10%水溶液をつくった。
また、42%の人工培養冬虫夏草水抽出エキスを水によ
り希釈し10%水溶液をつくった。これを用いて人工培
養冬虫夏草固形物濃度と無臭にんにく固形物濃度の重量
比が85%対15%になるように配合し、混合溶液(両
者の合計濃度10%)をつくった。この混合溶液を市販
の清酒(佳撰グレード,原材料:米,米こうじ,醸造ア
ルコール;アルコール分15度以上16度未満)に添加
することにより人工培養冬虫夏草固形物濃度0.85%
にんにく固形物濃度0.15%(両者の合計濃度1.0
%)になるようにサンプル4を配合しつくった。それ以
外は実施例1と同様にしてLFTを測定した結果を表1
及び表2に示す。
【0015】〔比較例1〕人工培養冬虫夏草の42%水
抽出エキスのLFTを測定した結果を表3及び表4に示
す。 〔比較例2〕人工培養冬虫夏草の1%水溶液のLFTを
測定した結果を表3及び表4に示す。 〔比較例3〕人工培養冬虫夏草の0.1%水溶液のLF
Tを測定した結果を表3及び表4に示す。 〔比較例4〕水のLFTを測定した結果を表3及び表4
に示す。 〔比較例5〕市販の清酒(佳撰グレード,アルコール分
15度以上16度未満)のLFTを測定した結果を表3
及び表4に示す。 〔比較例6〕比較例5の市販の清酒(佳撰グレード,ア
ルコール分15度以上16度未満)に人工培養冬虫夏草
水抽出エキスを添加し、人工培養冬虫夏草固形物濃度
0.1%になるように配合しつくったアルコール含有溶
液のLFTを測定した結果を表5及び表6に示す。 〔比較例7〕無臭にんにくエキス21%水溶液のLFT
を測定した結果を表5及び表6に示す。 〔比較例8〕無臭にんにくエキス1%水溶液のLFTを
測定した結果を表5及び表6に示す。 〔比較例9〕他社製の市販の冬虫夏草飲料(’94広島
アジア大会中国体育代表団指定専用オフィシャル飲料)
のLFTを測定した結果を表5及び表6に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
【表4】
【0020】
【表5】
【0021】
【表6】
【0022】これらの表1乃至表6より、人工培養冬虫
夏草水抽出液とにんにくの水抽出液の混合配合した飲料
は、各々をブレンドすることにより体の部位ならびに疾
病に対し、幅広い効果・効能があることがLFTでの測
定で見い出された。比較例1で分かるように、人工培養
冬虫夏草は血腫のみマイナス4とむしろ好ましくない結
果を示した。これは発明者の先願(特願平8−7304
4)の比較例3(人工培養冬虫夏草粉末)と比較例4
(チベット産天然冬虫夏草)と同じく血腫がマイナス4
であった。この理由として、冬虫夏草菌が子のう菌麦角
菌科のため止血作用があるためと思われる。しかし、今
回の実施例1に示すように、人工培養冬虫夏草の水抽出
液ににんにくの水抽出液をにんにくの固形物濃度10.
5%と人工培養冬虫夏草固形形濃度10.5%に混合配
合した飲料(合計濃度21%)は血腫が24と著しく改
善され、52測定項目中35項目が↑50となり、すば
らしい効果・効能を示すことが分かった。さらに、実施
例2に示すように、各々の固形物濃度が0.5%で合計
濃度1.0%の場合でも血腫は13と著しく改善され、
52測定項目中35項目が↑50となり、1.0%の固
形物合計濃度でも高濃度(合計濃度21%の実施例1)
に近い効果・効能を示すことが分かった。
【0023】さらに、驚くべきことに実施例3に示すよ
うに、固形物合計濃度が0.1%でも血腫が15と著し
く改善され、52測定項目中12項目が↑50となり、
体の部位ならびに疾病に対し幅広い効果・効能があるこ
とが分かった。一方、実施例4に示すように、人工培養
冬虫夏草固形物濃度0.85%とにんにく固形物濃度
0.15%(両者の合計濃度1.0%)を清酒に添加し
た場合、清酒のみである比較例5の脳マイナス3がプラ
ス25に、糖尿病マイナス5がプラス23に、糖尿病因
子マイナス5がプラス23に、酸性過多マイナス4がプ
ラス28に、真菌・かびマイナス4がプラス28に、肝
炎マイナス5がプラス28に、肝臓マイナス3がプラス
30に、新生悪性物マイナス2がプラス34に、著しく
改善されることが分かった。
【0024】一方、比較例9に示すように、市販の冬虫
夏草飲料(’94広島アジア大会中国体育代表団指定専
用オフィシャル飲料)では、糖尿病がマイナス3,アレ
ルギーがマイナス6,膵臓がマイナス5と効果・効能が
低い。
【0025】以上のように、本発明のにんにく水抽出液
と人工培養冬虫夏草の抽出液からなる飲料は、実施例1
から実施例4に示す如く有効性が確認された。
【0026】
【発明の効果】本発明の健康食品によれば、人体に安全
かつ迅速に吸収され広範囲の体の部位に有効でさらには
安価に人に飲み良い状態で、にんにくと人工培養冬虫夏
草の混合配合した飲料を需要者に供給する効果がある。
また無臭にんにくを使用することにより、にんにく臭の
ない健康飲料となし得たので非常に有用に飲むことが出
来る。さらに、アルコールを含有しても効果が著しいこ
とを見い出したので、アルコール飲料に対しても健康的
な飲料とすることができた。冬虫夏草の唯一の欠点であ
る血腫をにんにくは起こさないように改善し、安全で広
範囲の比率と濃度で有効な効能を有する安価で需要者が
購入し易い健康飲料を提供する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】漢方の効果・効能の概念図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 にんにくの水抽出液に、人工培養冬虫夏
    草抽出液を混合してなることを特徴とするにんにく系健
    康飲料
  2. 【請求項2】 にんにくが無臭にんにくであることを特
    徴とする上記請求項1記載のにんにく系健康飲料
  3. 【請求項3】 人工培養冬虫夏草抽出液が水抽出液であ
    ることを特徴とする上記請求項1記載のにんにく系健康
    飲料
  4. 【請求項4】 人工培養冬虫夏草抽出液がアルコールを
    含有することを特徴とする上記請求項1記載のにんにく
    系健康飲料
  5. 【請求項5】 にんにくと人工培養冬虫夏草の合計重量
    が水に対して42%から0.1%の範囲で混合してなる
    ことを特徴とする上記請求項1、2又は3記載のにんに
    く系健康飲料
  6. 【請求項6】 にんにくと人工培養冬虫夏草の合計重量
    が水に対して21%から1%の範囲で混合してなること
    を特徴とする上記請求項1、2又は3記載のにんにく系
    健康飲料
  7. 【請求項7】 にんにくと人工培養冬虫夏草の重量%比
    が98.0%対2.0%から10.0%対90.0%の
    範囲で混合してなることを特徴とする上記請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のにんにく系健康飲料
  8. 【請求項8】 にんにくと人工培養冬虫夏草の重量%比
    が97.0%対3.0%から14.9%対85.1%の
    範囲で混合してなることを特徴とする上記請求項1、
    2、3、4、5又は6記載のにんにく系健康飲料
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