JPH107539A - ニンニク用消臭剤 - Google Patents
ニンニク用消臭剤Info
- Publication number
- JPH107539A JPH107539A JP8195170A JP19517096A JPH107539A JP H107539 A JPH107539 A JP H107539A JP 8195170 A JP8195170 A JP 8195170A JP 19517096 A JP19517096 A JP 19517096A JP H107539 A JPH107539 A JP H107539A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- garlic
- deodorant
- crown
- component
- unpleasant
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Confectionery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】これまで困難とされてきたニンニク臭及びニン
ニク摂取後の不快臭の消臭を目的とする。 【構成】アスパラサス・リネアリスフラボノイドを多量
に含有したルイボスクラウンを消臭成分としニンニク臭
及びニンニク食後の不快臭であるメルカプタン類などの
生成を抑制する事によって構成されるニンニク用消臭剤
の提供。
ニク摂取後の不快臭の消臭を目的とする。 【構成】アスパラサス・リネアリスフラボノイドを多量
に含有したルイボスクラウンを消臭成分としニンニク臭
及びニンニク食後の不快臭であるメルカプタン類などの
生成を抑制する事によって構成されるニンニク用消臭剤
の提供。
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)本発明は消臭剤、さらに詳しくは
ニンニク臭またはニンニク摂取後の不快臭を除去または
軽減する消臭剤に関する。
ニンニク臭またはニンニク摂取後の不快臭を除去または
軽減する消臭剤に関する。
(従来の技術及び課題)ニンニクは滋養、強壮、などの
目的で普段から食品、医薬品などに利用されて来た。し
かしながらその効果の本質といわれるアリシン等を含む
ニンニクには独特の不快臭があり、特に食後この不快臭
が認められ、敬遠される事も多かった。通常2日から3
日で不快臭は自然消失するが当然それが自然消失するま
で多くの人へ不快な思いをさせている事になる。今日ま
で多くの方法でニンニク摂取後の不快臭に対して消臭が
試されてきたが、例えば強い他の臭いでニンニク不快臭
をごまかす方法であるマスキング法は強い臭いを放出す
る香料自体にも不快感を訴える場合なども多く、さらに
効果に持続性がなく常に香料を使用する必要があった。
このマスキング法は根本的な解決をはかるものでなく結
果的には消臭とは言えない。さらに酸化、中和反応等を
利用した化学的方法で植物抽出物を利用したもの、例え
ば緑茶、ウーロン茶、柿葉、リンゴエキス、マッシュル
ーム抽出物などを利用した消臭剤も使用されてはいるが
ニンニク臭及びニンニク摂取後の臭気を十分に分解、除
去できる消臭剤は存在しなかった。ところでニンニク臭
の本体といわれる低級メルカプタン類、ジアリルサルフ
ァイドのようなサルファイド類、アリルプロピルジサル
ファイドのようなジサルファイド類は脂溶性の臭気であ
り、これを利用して牛乳を飲む事でその脂溶性臭気を溶
解吸収作用によってある程度の消臭効果を示す場合もあ
った。しかしもっとも嫌われるのはニンニクそのものの
臭いではなく消化吸収後、言い換えれば食後30分から
60分以後の肺からの呼気中に出てくる代謝臭であって
従来の方法であるマスキング法、酸化、中和などの化学
的反応を利用したものでは、十分な消臭効果は得れなか
った。言い換えれば現在主流である、タイム、緑茶エキ
ス、ペパーミント、メントール、ヨモギエキス、シャン
ピニオン、ローズマリー、銅クロロフィル、ユーカリ、
ミント、エルメントール、柿抽出物、ポリフェノールな
どの消臭成分にはニンニク臭、ニンニク摂取後の不快臭
を消臭する効果ほとんどはないと言える。
目的で普段から食品、医薬品などに利用されて来た。し
かしながらその効果の本質といわれるアリシン等を含む
ニンニクには独特の不快臭があり、特に食後この不快臭
が認められ、敬遠される事も多かった。通常2日から3
日で不快臭は自然消失するが当然それが自然消失するま
で多くの人へ不快な思いをさせている事になる。今日ま
で多くの方法でニンニク摂取後の不快臭に対して消臭が
試されてきたが、例えば強い他の臭いでニンニク不快臭
をごまかす方法であるマスキング法は強い臭いを放出す
る香料自体にも不快感を訴える場合なども多く、さらに
効果に持続性がなく常に香料を使用する必要があった。
このマスキング法は根本的な解決をはかるものでなく結
果的には消臭とは言えない。さらに酸化、中和反応等を
利用した化学的方法で植物抽出物を利用したもの、例え
ば緑茶、ウーロン茶、柿葉、リンゴエキス、マッシュル
ーム抽出物などを利用した消臭剤も使用されてはいるが
ニンニク臭及びニンニク摂取後の臭気を十分に分解、除
去できる消臭剤は存在しなかった。ところでニンニク臭
の本体といわれる低級メルカプタン類、ジアリルサルフ
ァイドのようなサルファイド類、アリルプロピルジサル
ファイドのようなジサルファイド類は脂溶性の臭気であ
り、これを利用して牛乳を飲む事でその脂溶性臭気を溶
解吸収作用によってある程度の消臭効果を示す場合もあ
った。しかしもっとも嫌われるのはニンニクそのものの
臭いではなく消化吸収後、言い換えれば食後30分から
60分以後の肺からの呼気中に出てくる代謝臭であって
従来の方法であるマスキング法、酸化、中和などの化学
的反応を利用したものでは、十分な消臭効果は得れなか
った。言い換えれば現在主流である、タイム、緑茶エキ
ス、ペパーミント、メントール、ヨモギエキス、シャン
ピニオン、ローズマリー、銅クロロフィル、ユーカリ、
ミント、エルメントール、柿抽出物、ポリフェノールな
どの消臭成分にはニンニク臭、ニンニク摂取後の不快臭
を消臭する効果ほとんどはないと言える。
(課題を解決するための手段)ニンニク臭及びニンニク
摂取後の臭気及びその他の主な臭気はアンモニア、アミ
ン類、硫化水素、メルカプタン類、サルファイド類、ジ
スルフィド類、トリスルフィド類など、及びこれらの分
解産物などがあげられる。本発明者はアスパラサス・リ
ネアリス、一般名ルイボス・クラウンに各種のフラボノ
イド類が含まれしかも特長的なことはニンニクの悪臭成
分であるイオウ化合物と特異的に反応し消臭するアスパ
ラサス・リネアリスフラボノイドを含有する事。さら
に、このフラボノイドが非常に多量に含まれている事を
見出しこれを有効に利用する事により単独もしくは従来
の消臭成分との併用により各種の悪臭の消臭はもちろ
ん、これまでできなかったニンニク臭及びニンニク食後
の不快臭に対しての消臭を可能にした。アスパラサス・
リネアリスフラボノイドの利用によってニンニク臭及び
ニンニク食後の不快臭の消臭を可能とし、本発明を完成
するに至った。
摂取後の臭気及びその他の主な臭気はアンモニア、アミ
ン類、硫化水素、メルカプタン類、サルファイド類、ジ
スルフィド類、トリスルフィド類など、及びこれらの分
解産物などがあげられる。本発明者はアスパラサス・リ
ネアリス、一般名ルイボス・クラウンに各種のフラボノ
イド類が含まれしかも特長的なことはニンニクの悪臭成
分であるイオウ化合物と特異的に反応し消臭するアスパ
ラサス・リネアリスフラボノイドを含有する事。さら
に、このフラボノイドが非常に多量に含まれている事を
見出しこれを有効に利用する事により単独もしくは従来
の消臭成分との併用により各種の悪臭の消臭はもちろ
ん、これまでできなかったニンニク臭及びニンニク食後
の不快臭に対しての消臭を可能にした。アスパラサス・
リネアリスフラボノイドの利用によってニンニク臭及び
ニンニク食後の不快臭の消臭を可能とし、本発明を完成
するに至った。
(作用)アスパラサス・リネアリスフラボノイドによっ
てニンニク臭及びニンニク食後の不快臭の原因である低
級メルカプタン類、サルファイド類、ジサルファイド
類、及びトリサルファイド類ならびにそれらの分解産物
等の各種不快臭の原因物質の生成を抑える事が容易にで
きる。
てニンニク臭及びニンニク食後の不快臭の原因である低
級メルカプタン類、サルファイド類、ジサルファイド
類、及びトリサルファイド類ならびにそれらの分解産物
等の各種不快臭の原因物質の生成を抑える事が容易にで
きる。
(効果) (1)ニンニク摂取後の不快臭に対して顕著に消臭効果
を発揮する。
を発揮する。
(2)加工が容易でグミ、キャンディー、ガム、清涼飲
料、食品などあらゆる形で提供できる。
料、食品などあらゆる形で提供できる。
(3)いつでもニンニク入りの食品を臭いを気にする事
なく食べる事が、可能になった。
なく食べる事が、可能になった。
(4)少量で効果が期待できる。
(5)十分な効果の期待できるニンニク用の消臭剤は初
めてであり、ニンニク関連産業に大きく貢献できる。
めてであり、ニンニク関連産業に大きく貢献できる。
(実施例1)ニンニク入りのラーメンを食べた後、本エ
キスをお茶として約200ml飲用した結果、直後から
ニンニクによる不快臭を身体から発する事なくまた廻り
の人も全くニンニク入りラーメンを食べた事に気がつか
ない位であった。
キスをお茶として約200ml飲用した結果、直後から
ニンニクによる不快臭を身体から発する事なくまた廻り
の人も全くニンニク入りラーメンを食べた事に気がつか
ない位であった。
(実施例2)ニンニク入りの餃子を平日の昼食時、数個
食べた後、本エキスを含んだガムを2個使用した。その
日の午後、ニンニク臭を発散させる事なく通常通りに仕
事に専念できた。もちろん周囲の人に不快臭を指摘され
る事はなかった。
食べた後、本エキスを含んだガムを2個使用した。その
日の午後、ニンニク臭を発散させる事なく通常通りに仕
事に専念できた。もちろん周囲の人に不快臭を指摘され
る事はなかった。
(実施例3)ルイボスクラウン10gを水1.5リット
ルに入れ、約30分間沸騰させた後、水を減圧濃縮すれ
ば軟エキス約2gを得る。これを乾燥する事によりアス
パラサス・リネアリスフラボノイド粉末0.9gを得
た。これをコップ1杯の水に入れルイボスクラウンフラ
ボノイドティーとしてニンニク入り焼肉の食後に飲用す
る事でニンニク食後の不快臭はしなかった。
ルに入れ、約30分間沸騰させた後、水を減圧濃縮すれ
ば軟エキス約2gを得る。これを乾燥する事によりアス
パラサス・リネアリスフラボノイド粉末0.9gを得
た。これをコップ1杯の水に入れルイボスクラウンフラ
ボノイドティーとしてニンニク入り焼肉の食後に飲用す
る事でニンニク食後の不快臭はしなかった。
(実施例4)ルイボスクラウン7g、マジョラム1g、
ドクダミ2g、を水1.5リットルに入れ約30分間沸
騰させた後水を減圧濃縮すれば軟エキス約2gを得る。
これを乾燥する事により混合エキス粉末約1gを得た。
これをグミに適量混合した後、消臭グミとして利用した
ところニンニク3gを摂食した後もニンニクの悪臭はし
なかった。
ドクダミ2g、を水1.5リットルに入れ約30分間沸
騰させた後水を減圧濃縮すれば軟エキス約2gを得る。
これを乾燥する事により混合エキス粉末約1gを得た。
これをグミに適量混合した後、消臭グミとして利用した
ところニンニク3gを摂食した後もニンニクの悪臭はし
なかった。
(実施例5)ニンニク生片3gをカツオタタキと一緒に
食べた。食事中に本エキス1gを含んだ温湯約200m
lを飲んだ事で食事後の不快臭はほとんど感じられなか
った。
食べた。食事中に本エキス1gを含んだ温湯約200m
lを飲んだ事で食事後の不快臭はほとんど感じられなか
った。
以上実施例を5例述べたが発明をこれに限定するもので
はない。
はない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/32 A61K 7/32
Claims (4)
- 【請求項1】フラボノイド類を含有するアスパラサス・
リネアリス、一般名ルイボス・クラウンを消臭成分とす
る事を特徴とするニンニク用消臭剤。 - 【請求項2】請求項1に記載の消臭成分を含有する事を
特徴とするニンニク臭消臭目的の清涼飲料、ドリンク
剤、グミ、アメ、ガム、ゼリー、ヨーグルト等の食品、
健康食品、口腔衛生用品であり、その形態は液体剤、顆
粒剤、ゲル剤、錠剤、チュアブル剤、スプレー剤、エア
ゾール剤、発泡剤などであるニンニク消臭関連用品。 - 【請求項3】フラボノイド類を含有するアスパラサス・
リネアリス、一般名ルイボス・クラウンの水または温水
抽出エキスを主な消臭成分とする請求項2に記載のニン
ニク消臭関連用品。 - 【請求項4】フラボノイド類を含有するアスパラサス・
リネアリス、一般名ルイボス・クラウンの水または温水
抽出エキスを粉末化し、これを主な消臭成分とする請求
項2に記載のニンニク消臭関連用品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195170A JPH107539A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | ニンニク用消臭剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8195170A JPH107539A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | ニンニク用消臭剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107539A true JPH107539A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16336612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8195170A Pending JPH107539A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | ニンニク用消臭剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107539A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11116429A (ja) * | 1997-10-13 | 1999-04-27 | Mikimoto Pharmaceut Co Ltd | 化粧品原料および化粧品 |
JP4641073B1 (ja) * | 2010-08-23 | 2011-03-02 | 株式会社アルバ | 消臭組成物 |
JP2012005483A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Unilever Nv | ステビアを含む製品 |
JP2020152701A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社マンダム | 口臭抑制剤 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP8195170A patent/JPH107539A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11116429A (ja) * | 1997-10-13 | 1999-04-27 | Mikimoto Pharmaceut Co Ltd | 化粧品原料および化粧品 |
JP2012005483A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Unilever Nv | ステビアを含む製品 |
JP4641073B1 (ja) * | 2010-08-23 | 2011-03-02 | 株式会社アルバ | 消臭組成物 |
JP2012041321A (ja) * | 2010-08-23 | 2012-03-01 | Alba:Kk | 消臭組成物 |
JP2020152701A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社マンダム | 口臭抑制剤 |
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