JPH1075358A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1075358A
JPH1075358A JP9021823A JP2182397A JPH1075358A JP H1075358 A JPH1075358 A JP H1075358A JP 9021823 A JP9021823 A JP 9021823A JP 2182397 A JP2182397 A JP 2182397A JP H1075358 A JPH1075358 A JP H1075358A
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JP
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gradation
correction
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image forming
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Application number
JP9021823A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsushiro
博之 松代
Hidekazu Sasaki
英一 佐々木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1075358A publication Critical patent/JPH1075358A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 γ補正を行なってもプリント出力される画像
データの階調数が減少しないようにし、安定した階調性
を再現できるようにする。 【解決手段】 エンジン54のCPUが、予め注目ドッ
トの周囲の書き込みドット数別にその注目ドットの階調
を徐々に変化させた複数のγ補正用パターンをそれぞれ
グラデーションパターンとして記録媒体上にその回動方
向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数が低濃度部分
と高濃度部分とで異なるように作像し、その各濃度を光
学的センサを用いて検出し、その結果に基づいてγ補正
データを作成する。その後、γ補正部52が、プリンタ
コントローラ51からの擬似階調処理が施された画像デ
ータの注目ドットに対して周囲のドットを参照してその
環境を判断し、その結果に応じて上記各γ補正データの
いずれかを選択し、画像データの注目ドットの階調を補
正して対応する書き込みレベル信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データに応
じて光又はイオン流を変調して記録媒体を照射させ、電
子写真方式で記録媒体上にドットイメージを形成する複
写機,プリンタ,ファクシミリ等の各種画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いたレーザプリンタ等
の画像形成装置には、プリンタコントローラ及びプリン
タエンジンがそれぞれ以下のような処理を行なうように
したものがある。
【0003】プリンタコントローラは、ホストコンピュ
ータ等の外部装置から送られてくるベクタ形式の画像情
報を画像データ(ビットマップデータ)に展開したり、
あるいは画像読取装置(スキャナ)により原稿の画像デ
ータを読み取ってフレームメモリに一旦記憶し、そのい
ずれかの画像データを所定タイミングで読み出して各ド
ット毎にγ補正(階調補正)を行なうことにより、プリ
ンタエンジンの非線形性(ドットの書き込み濃度又は書
き込みサイズ)を補正した後、ディザ処理等の擬似階調
処理を施してプリンタエンジンへ送出する。
【0004】プリンタエンジンは、プリンタコントロー
ラから送られてくる画像データを各ドット毎に再びγ補
正を行なうことにより、濃度のバラツキを修正し、その
画像データをプリント出力する。すなわち、その画像デ
ータに応じてレーザビームを変調(パワー変調又はパル
ス幅変調等),走査して電子写真方式により記録媒体上
にドットイメージを形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置においては、入力される(フレ
ームメモリから読み出した)画像データに対して擬似階
調処理を行なう前にγ補正を行なうようにしているた
め、プリント出力される画像データの階調数が減少する
という問題があった。
【0006】例えば、擬似階調処理としてドット集中型
のディザ処理を行なう場合、図12に示すように、高濃
度部(ベタ部)ではドット密度及びドットサイズが大き
くなるため各ドットの一部が重なる(斜線を施して示
す)が、低濃度部(単独ドット部)では逆にドット密度
及びドットサイズが小さくなるためそのような重なりが
なくなる。
【0007】したがって、プリンタコントローラからの
画像データをプリンタエンジンによってそのままプリン
ト出力した時のドットγ特性(その画像データによる変
調ドットの書き込みレベル(階調)と濃度との関係)は
図13に実線で示すようになる。この場合に、フレーム
メモリから読み出される画像データの階調数を256階
調とする。
【0008】そこで、そのドットγ特性(非線形性)が
図13に破線で示す基準のドットγ特性になるようにフ
レームメモリから読み出される画像データをγ補正する
必要があるが、それを行なうとプリンタエンジンによっ
てプリント出力される画像データの階調数は、例えば図
14の(a)(b)に示すように高濃度部及び低濃度部にお
いてはそれぞれ約1/2に減少することになり、全体と
しては約2/3に減り、約170階調となる。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、γ補正を行なってもプリント出力される画像デ
ータの階調数が減少しないようにし、安定した階調性を
再現できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、画像データ
に応じて光又はイオン流を変調して記録媒体を照射さ
せ、電子写真方式で記録媒体上にドットイメージを形成
する画像形成装置において、上記の目的を達成するた
め、次の各手段を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明は、注目ドットの周囲の書
き込みドット数別に該注目ドットの階調を徐々に変化さ
せた複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーション
パターンとして記録媒体上にその回動方向の単位長さ当
たりの注目ドットの階調数が低濃度部分と高濃度部分と
で異なるように作像するグラデーションパターン作像手
段と、該手段によって記録媒体上に作成された各グラデ
ーションパターンの濃度を光学的センサを用いて検出す
る濃度検出手段と、該手段の検出結果に基づいて上記書
き込みドット数別にγ補正データを作成するγ補正デー
タ作成手段と、入力される画像データに対して擬似階調
処理を施す擬似階調処理手段と、該手段によって擬似階
調処理が施された画像データの注目ドットに対して周囲
のドットを参照し、該ドットの環境を判断するドット環
境判断手段と、該手段の判断結果に応じてγ補正データ
作成手段によって作成された上記書き込みドット数別の
γ補正データのうちのいずれかを選択し、そのγ補正デ
ータを用いて上記画像データの注目ドットの階調を補正
して対応する書き込みレベル信号を出力するγ補正手段
とを設けたものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、グラデーションパターン作像手段を、複数
のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパターン
として記録媒体上にその回動方向の単位長さ当たりの注
目ドットの階調数が高濃度部分より低濃度部分の方が少
なくなるように作像する手段としたものである。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、グラデーションパターン作像手段を、複数
のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパターン
として記録媒体上にその回動方向の単位長さ当たりの注
目ドットの階調数が低濃度部分より高濃度部分の方が少
なくなるように作像する手段としたものである。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、γ補正手段によるγ補正係数を設定するγ
補正係数設定手段を設け、グラデーションパターン作像
手段を、γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正
係数により、複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデ
ーションパターンとして記録媒体上にその回動方向の単
位長さ当たりの注目ドットの階調数が高濃度部分より低
濃度部分の方が少なくなるように、あるいは低濃度部分
より高濃度部分の方が少なくなるように作像する手段と
したものである。
【0015】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、グラデーションパターン作像手段が、前記
γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正係数が
「1」より小さい場合には、前記複数のγ補正用パター
ンをそれぞれグラデーションパターンとして前記記録媒
体上にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階
調数が高濃度部分より低濃度部分の方が少なくなるよう
に作像し、前記γ補正係数設定手段によって設定された
γ補正係数が「1」より大きい場合には、前記複数のγ
補正用パターンをそれぞれグラデーションパターンとし
て前記記録媒体上にその回動方向の単位長さ当たりの注
目ドットの階調数が低濃度部分より高濃度部分の方が少
なくなるように作像するようにしたものである。
【0016】この発明による画像形成装置では、グラデ
ーションパターン作像手段が、注目ドットの周囲の書き
込みドット数別に該注目ドットの階調を徐々に変化させ
た複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパ
ターンとして記録媒体上にその回動方向の単位長さ当た
りの注目ドットの階調数が低濃度部分と高濃度部分とで
異なるように作像し、濃度検出手段がその各グラデーシ
ョンパターンの濃度を光学的センサを用いて検出し、γ
補正データ作成手段がその検出結果に基づいて上記書き
込みドット数別にγ補正データを作成する。
【0017】その後、入力される画像データに対して擬
似階調処理手段が擬似階調処理を施し、その画像データ
の注目ドットに対してドット環境判断手段が周囲のドッ
トを参照してそのドットの環境を判断し、γ補正手段が
その判断結果に応じてγ補正データ作成手段によって作
成された上記書き込みドット数別のγ補正データのうち
のいずれかを選択し、そのγ補正データを用いて上記画
像データの注目ドットの階調を補正(γ補正)して対応
する書き込みレベル信号を出力する。
【0018】したがって、γ補正を行なってもプリント
出力される画像データの階調数が減少することがなくな
り、安定した階調性を再現することができる。また、複
数のγ補正用パターンをパッチパターンではなくグラデ
ーションパターンとして記録媒体上にその回動方向の単
位長さ当たりの注目ドットの階調数が低濃度部分と高濃
度部分とで異なるように作像するため、その各作像パタ
ーンの少ない階調数の濃度部分に対応する画像データ部
分(その各作像パターンの濃度検出結果に基づいて作成
されるγ補正データの少ない階調数の濃度部分を用いて
γ補正される部分)の階調性(γ補正の精度)を向上さ
せることができる。また、上記階調数をできるだけ少な
くすれば、プロセスコントロール動作時間を低減させた
り、その時のトナー消費量を最小限にすることもでき
る。
【0019】なお、グラデーションパターン作像手段
が、複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーション
パターンとして記録媒体上にその回動方向の単位長さ当
たりの注目ドットの階調数が高濃度部分より低濃度部分
の方が少なくなるように作像することにより、画像デー
タの低濃度部分の階調性を向上させることができる。
【0020】グラデーションパターン作像手段が、複数
のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパターン
として記録媒体上にその回動方向の単位長さ当たりの注
目ドットの階調数が低濃度部分より高濃度部分の方が少
なくなるように作像することにより、画像データの高濃
度部分の階調性を向上させることができる。
【0021】γ補正手段によるγ補正係数を設定するγ
補正係数設定手段を設け、グラデーションパターン作像
手段が、γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正
係数により、複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデ
ーションパターンとして記録媒体上にその回動方向の単
位長さ当たりの注目ドットの階調数が高濃度部分より低
濃度部分の方が少なくなるように、あるいは低濃度部分
より高濃度部分の方が少なくなるように作像することに
より、画像データの低濃度部分及び高濃度部分の階調性
を向上させることができる。
【0022】この場合、グラデーションパターン作像手
段が、γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正係
数が「1」より小さい場合には、複数のγ補正用パター
ンをそれぞれグラデーションパターンとして記録媒体上
にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数
が高濃度部分より低濃度部分の方が少なくなるように作
像し、γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正係
数が「1」より大きい場合には、複数のγ補正用パター
ンをそれぞれグラデーションパターンとして記録媒体上
にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数
が低濃度部分より高濃度部分の方が少なくなるように作
像するとよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の第1
実施形態であるカラー画像形成装置の機構部の構成例を
示す図である。
【0024】このカラー画像形成装置において、1は像
担持体(記録媒体)である可撓性のベルト状感光体であ
り、そのベルト状感光体1は回動ローラ2,3の間に架
設されていて、その各回動ローラ2,3の駆動により時
計方向に回動される。4は帯電手段である帯電部材、5
は像露光手段であるレーザ書き込み系ユニットである。
6〜9は現像手段である現像器であり、それぞれ特定色
のトナーを収容している。
【0025】レーザ書き込み系ユニット5は、上面にス
リット状の露光用開口部を設けた保持筐体に納めて装置
本体に組み込まれる。なお、レーザ書き込み系ユニット
5として、発光部と収束性光伝送体を一体としたものを
使用してもよい。帯電部材4及びクリーニング装置15
は、ベルト状感光体1を架設している2個の回動ローラ
2,3のうちの回動ローラ2に対向して設けられてい
る。
【0026】各現像器6〜9は、例えばイエロー,マゼ
ンダ,シアン,ブラックの各トナーをそれぞれ収容する
もので、所定の位置でベルト状感光体1と近接あるいは
接触する各現像スリーブを備え、ベルト状感光体1上の
潜像を非接触現像あるいは接触現像法により顕像化する
機能を有している。10は転写像担持体(記録媒体)で
ある中間転写ベルトであり、その中間転写ベルト10は
回動ローラ11,12の間に架設されていてバイアスロ
ーラ13の駆動により反時計回りに回動される。
【0027】ベルト状感光体1と中間転写ベルト10は
回動ローラ3に接触しており、ベルト状感光体1上の第
1回目の顕像が、中間転写ベルト10内に設けられたバ
イアスローラ13により、その中間転写ベルト10上に
転写される。そして、同じようなプロセスを反復するこ
とにより、第2回目,第3回目,第4回目の各顕像が中
間転写ベルト10上にそれぞれ重ねられて位置ズレを生
じないように転写される。
【0028】中間転写ベルト10に接離するように、転
写ローラ14が設けられている。15はベルト状感光体
1のクリーニング装置、16は中間転写ベルト10のク
リーニング装置で、そのクリーニング装置16のブレー
ド16Aは画像形成中は中間転写ベルト10の表面より
離間した位置に保たれ、画像転写後のクリーニング時に
のみ図示のように中間転写ベルト10の表面に圧接され
る。
【0029】このカラー画像形成装置によるカラー画像
形成のプロセスは、例えば次のようにして行なわれる。
まず、この実施形態による多色像の形成は、次の像形成
システムに従って遂行される。例えば、図示しない画像
読取装置において、オリジナル原稿の画像を撮像素子が
走査するカラー画像データ入力部(スキャナ)で得られ
たデータが画像データ処理部により演算処理されて画像
データ(多値のビットマップデータ)が作成され、この
画像データは一旦画像メモリに記憶される。
【0030】その後、画像メモリに記憶された画像デー
タは、画像形成時に読み出されて図2に示したカラー画
像形成装置へと入力される。すなわち、このカラー画像
形成装置(プリンタ)とは別体の画像読取装置から出力
される画像データ(色信号)が後述するプリンタコント
ローラ及びエンジンのγ補正部,書き込み部を介してレ
ーザ書き込み系ユニット5に入力されると、このレーザ
書き込み系ユニット5において次のような動作が行なわ
れる。
【0031】まず、図示しない半導体レーザから画像デ
ータに応じて変調されたレーザビームが発生され、その
レーザビームが駆動モータ5Aによって回転されるポリ
ゴンミラー5Bにより偏向走査され、fθレンズ5Cを
通った後、ミラー5Dにより光路を曲げられて、予め除
電ランプ21により除電され、帯電部材4によって一様
に帯電されたベルト状感光体1の周面上に露光され、静
電潜像が形成される。
【0032】ここで、露光する画像パターンは、所望の
フルカラー画像をイエロー,マゼンタ,シアン,ブラッ
クに色分解したときの単色の画像パターンである。ベル
ト状感光体1上に形成された各々の静電潜像は、回転型
現像ユニットを構成するイエロー,マゼンタ,シアン,
ブラックの各現像器6〜9で順次現像されて顕像化さ
れ、単色化されて単色画像(ドットイメージ)が形成さ
れた後、ベルト状感光体1に接触しながら反時計回りに
回転する中間転写ベルト10上に転写されて重ね合わさ
れる。
【0033】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー,マゼンタ,シアン,ブラックの画像は、給紙台
17から給紙ローラ18,レジストローラ19を経て転
写部へ搬送された転写紙に転写ローラ14により転写さ
れる。そして、転写終了後、転写紙は定着装置20によ
り定着されてフルカラー画像が完成する。中間転写ベル
ト10及びベルト状感光体1は、シームレスである。
【0034】図3は、このカラー画像形成装置の一部を
拡大して示す図である。中間転写ベルト10の端部には
6個のマーク41A〜41Fがあり、マーク検知センサ
40により任意のマーク(例えば41A)を検出するこ
とにより1色目の書き込みを開始し、一周して再度マー
ク41Aを検知したときに2色目の書き込みを開始す
る。
【0035】このとき、マーク41B〜41Fをマーク
の個数を管理することによって書き込みタイミングとし
て使用できないようにし、マーク検知センサ40からの
対応する信号にマスクがかかるようにしている。ところ
で、ベルト状感光体1上の中間転写ベルト10と接した
部分からやや上流に、ベルト状感光体1上のトナー量
(画像濃度)を検出するための光学的センサであるPセ
ンサ22が設けられている。なお、Pセンサ22を中間
転写ベルト10上の画像濃度を検出できる位置に設ける
ようにしてもよい。
【0036】図1は、このカラー画像形成装置の制御系
の構成例を示すブロック図である。外部(パーソナルコ
ンピュータ等の外部機器)より送られてくるベクタ形式
の画像情報は、プリンタコントローラ51に入力され
る。プリンタコントローラ51では、図示しないCPU
(中央処理装置)が外部からの画像情報に基づいて画像
データ(ビットマップデータ)を作成する。なお、1ド
ット単位の画像情報として、イエロー,マゼンタ,シア
ン,ブラックの4色で各色8ビットの情報が含まれてい
る。
【0037】次に、プリンタコントローラ51内のCP
Uは、1ドット単位の画像情報に基づいて作成した画像
データに対して擬似階調処理(多値ディザ処理あるいは
多値誤差拡散処理等)を施し、各色4ビットの画像デー
タに変換した後、その各画像データを各色4ビットのフ
レームメモリに一旦記憶し、その後各色毎に読み出して
エンジン54側のγ補正部52に入力する。なお、プリ
ンタコントローラ51内のCPUは、上述した画像読取
装置から送られてくる1ドット単位の画像データに対し
ても擬似階調処理を施すことができる。
【0038】γ補正部52は、入力される画像データを
各ドット(注目ドット)毎にその周囲のドット環境(状
況)の判断を行なってγ補正(階調補正)し、書き込み
レベル信号として書き込み部53に送る。書き込み部5
3では、送られてくる書き込みレベル信号に基づいてレ
ーザ書き込み系ユニット5内の半導体レーザから発生さ
れるレーザビームを変調(パワー変調又はパルス幅変調
等)させ、ベルト状感光体1上に静電潜像を形成させ
る。
【0039】オペレーションパネル55は、各種情報を
入力するための入力部と、各種情報を表示するための表
示部とからなる。なお、プリンタコントローラ51のC
PUが、入力される画像データに対して擬似階調処理を
施す擬似階調処理手段と、外部機器からのコマンド又は
オペレーションパネル55からの操作信号によってエン
ジン54のγ補正部52によるγ補正係数を設定するγ
補正係数設定手段としての機能を果たす。
【0040】また、エンジン54のγ補正部52が、プ
リンタコントローラ51からの上記CPUによって擬似
階調処理が施された画像データの注目ドットに対して周
囲のドットを参照し、該ドットの環境(状況)を判断す
るドット環境判断手段と、その判断結果に応じて後述す
る書き込みドット数別のγ補正データのうちのいずれか
を選択し、そのγ補正データを用いて画像データの注目
ドットの階調を補正して対応する書き込みレベル信号を
出力するγ補正手段としての機能を果たす。
【0041】さらに、エンジン54のCPUが、注目ド
ットの周囲の書き込みドット数別にその注目ドットの階
調を徐々に変化させた複数のγ補正用パターンをそれぞ
れグラデーションパターンとしてベルト状感光体1上に
作像するグラデーションパターン作像手段と、ベルト状
感光体1上に作成された各グラデーションパターンの濃
度を光学的センサであるPセンサ22を用いて検出する
濃度検出手段と、その検出結果に基づいて上記書き込み
ドット数別にγ補正データを作成するγ補正データ作成
手段としての機能を果たす。
【0042】グラデーションパターンの作像について、
もう少し具体的に説明すると、予め設定されたγ補正係
数により、複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデー
ションパターンとしてベルト状感光体1上にその回動方
向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数が高濃度部分
より低濃度部分の方が少なくなるように、低濃度部分よ
り高濃度部分の方が少なくなるように、あるいは低濃度
部分と高濃度部分が同じになるように作像する。
【0043】この実施形態では、上記γ補正係数が
「1」より小さい場合には、複数のγ補正用パターンを
それぞれグラデーションパターンとしてベルト状感光体
1上にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階
調数が高濃度部分より低濃度部分の方が少なくなるよう
に作像し、上記γ補正係数が「1」より大きい場合に
は、複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーション
パターンとしてベルト状感光体1上にその回動方向の単
位長さ当たりの注目ドットの階調数が低濃度部分より高
濃度部分の方が少なくなるように作像し、上記γ補正係
数が「1」の場合には、複数のγ補正用パターンをそれ
ぞれグラデーションパターンとしてベルト状感光体1上
にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数
が低濃度部分と高濃度部分が同じになるように作像す
る。
【0044】図4はγ補正部52における主に多値ディ
ザ処理が施された画像データに対して最適なγ補正を行
なうための回路の構成例を、図5はγ補正部52におけ
る主に多値誤差拡散処理が施された画像データに対して
最適なγ補正を行なうための回路の構成例をそれぞれ示
すブロック図であり、一部の回路が重複して図示されて
いる。
【0045】γ補正部52は、ドット環境判断部81,
100,ラインバッファ82,位置整合用ラッチ83,
注目ポイントラッチ84,γ補正テーブル85からな
る。ドット環境判断部81は、ORゲート86〜88,
ラインバッファ89,注目ポイントラッチ90,周囲判
定用ラッチ91〜98,及び判断部99からなる。ドッ
ト環境判断部100は、ラインバッファ101,注目ポ
イントラッチ102,周囲判定用ラッチ103〜11
0,及び判断部111からなる。
【0046】このγ補正部52において、プリンタコン
トローラ51から4ビットの重みを持った画像データが
各色毎に順次送られてくるため、図4のORゲート86
はその画像データを書き込みの有無を示す1ビット(1
ドット)のデータに変換する。つまり、入力される画像
データの各ビットが全て「0」か否かを判定し、全て
「0」であれば「0(書き込みドットでないドット)」
を、いずれかのビットが「1」であれば「1(書き込み
ドット)」をそれぞれ出力する。なお、ここでは書き込
みの有無を判断の基準にしているが、その他のレベルを
境にしても構わない。
【0047】ORゲート86から出力されたデータは、
周囲判定用ラッチ91(i+1)に入り、画像同期クロ
ックに同期して順次周囲判定用ラッチ92,93へとシ
フトしていく。また、プリンタコントローラ51からの
画像データはラインバッファ82に入り、1ライン分遅
れた画像データをORゲート87が上述と同様に書き込
みの有無を示す1ビットのデータに変換する。
【0048】ORゲート87から出力されたデータは、
周囲判定用ラッチ94(i)に入り、画像同期クロック
に同期して順次注目ポイントラッチ90,周囲判定用ラ
ッチ95へとシフトしていく。さらに、ラインバッファ
82によって1ライン分遅れた画像データはもう1つの
ラインバッファ89に入り、さらに1ライン分遅れた画
像データをORゲート88が上述と同様に書き込みの有
無を示す1ビットのデータに変換する。
【0049】ORゲート88から出力されたデータは、
周囲判定用ラッチ96(i−1)に入り、画像同期クロ
ックに同期して順次周囲判定用ラッチ97,98へとシ
フトしていく。判断部99は、周囲判定用ラッチ91〜
98の各データ(注目ドットに対する周囲のドット)を
参照してその環境(書き込みドット数)を判断し、その
結果を3ビットのコード情報(最適なγ補正データを選
択するための情報)としてγ補正テーブル85に送る。
ここでは、上記書き込みドット数は「0」〜「8」の数
となるため、「8」の時には「7」を示すコード情報を
出力する。
【0050】一方、プリンタコントローラ51から送ら
れてくる4ビットの重みを持った画像データは、図5の
周囲判定用ラッチ103(i+1)にも入り、画像同期
クロックに同期して順次周囲判定用ラッチ104,10
5へとシフトしていく。また、プリンタコントローラ5
1からの画像データは前述したようにラインバッファ8
2にも入るため、1ライン分遅れた画像データが周囲判
定用ラッチ106(i)に入り、画像同期クロックに同
期して順次注目ポイントラッチ102,周囲判定用ラッ
チ107へとシフトしていく。
【0051】さらに、ラインバッファ82によって1ラ
イン分遅れた画像データはもう1つのラインバッファ1
01に入り、さらに1ライン分遅れた画像データが周囲
判定用ラッチ108(i−1)に入り、画像同期クロッ
クに同期して順次周囲判定用ラッチ109,110へと
シフトしていく。
【0052】判断部111は、周囲判定用ラッチ103
〜110の各画像データ(注目ドットに対する周囲のド
ット)を参照してその環境(各ドットの階調の平均値)
を判断し、その結果を3ビットのコード情報(最適なγ
補正データを選択するための情報)として次のγ補正テ
ーブル85に送る。ここでは、各画像データはそれぞれ
4ビットで「0」〜「15」の範囲の数値を示すため、
上記判断結果を3ビット(上位3ビット)に変換して
「0」〜「7」の範囲の数値に振り分ける。
【0053】また、プリンタコントローラ51から送ら
れてくる4ビットの重みを持った画像データは、一方で
は上述したようにラインバッファ82を過ぎ、その後位
置整合用ラッチ83を経て、注目ポイントラッチ84に
ラッチされ、γ補正テーブル85に入力される。
【0054】γ補正テーブル85は、プリンタコントロ
ーラ51からの擬似階調処理の種類に応じた選択信号に
よってドット環境判断部81(主に多値ディザ処理が施
された画像データに対応できるもの)からのコード情報
(判断結果)又はドット環境判断部100(主に多値誤
差拡散処理が施された画像データに対応できるもの)か
らのコード情報のいずれかを選択する。例えば、選択信
号が“0(例えば多値ディザ処理を示す)”であればド
ット環境判断部81からのコード情報を、“1(例えば
多値誤差拡散処理を示す)”であればドット環境判断部
100からのコード情報をそれぞれ選択する。
【0055】その後、選択したコード情報に応じて後述
する書き込みドット数別のγ補正データのうちのいずれ
かを選択し、そのγ補正データを用いて注目ポイントラ
ッチ84から入力される4ビットの重みを持った画像デ
ータ(注目ドット)をγ補正してその書き込みレベルを
可変設定し、対応する8ビットの書き込みレベル信号を
書き込み部53へ出力する。
【0056】以下、擬似階調処理が施された画像データ
のγ補正について説明する。図6の(a)〜(i)は、γ補
正用パターンの異なる例を示す説明図である。この図に
おいて、○は256段階(0〜255)の書き込みレベ
ル(階調)で書き込まれる注目ドット(変調ドット)
を、斜線部分は「255(100%)」の書き込みレベ
ルで書き込まれるドット(書き込みドット)をそれぞれ
示す。
【0057】9通りのγ補正用パターンは、それぞれ3
×3マトリックスの繰り返しであるが、注目ドットの周
囲の書き込みドット数が異なる。なお、注目ドット
(○)及びその周囲のドット(斜線部分)ともに、25
6段階(0〜255)の書き込みレベル(階調)で書き
込まれるγ補正用パターンを用いることもできる。
【0058】エンジン54側のCPU80(図4,図5
参照)は、注目ドットの周囲の書き込みドット数別にそ
の注目ドットの書き込みレベルを徐々に変化させた各γ
補正用パターンをそれぞれグラデーションパターンとし
てベルト状感光体1上に以下の(1)〜(3)に示すよ
うに作像する(ここでは作像パターンがベルト状感光体
1の回動方向に濃度が徐々に濃くなるように注目ドット
の書き込みレベルを変化させる)。このとき、その各γ
補正用パターン(グラデーションパターン)の先頭に、
図7に示すようにPセンサ22による検出開始位置を示
すマークパターン(中間濃度の均一ベタパターン)を付
加する。
【0059】(1)図9に示すように、予め設定された
γ補正係数が「1」より小さい(画像データの低濃度部
の階調性を上げたい)場合には、複数のγ補正用パター
ンをそれぞれグラデーションパターンとしてベルト状感
光体1上にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドット
の階調数が、例えば図10の(a)に示すように高濃度
部分より低濃度部分の方が少なくなるように作像する。
【0060】(2)予め設定されたγ補正係数が「1」
より大きい(画像データの高濃度部の精度の階調性を上
げたい)場合には、複数のγ補正用パターンをそれぞれ
グラデーションパターンとしてベルト状感光体1上にそ
の回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数が、
例えば図10の(b)に示すように低濃度部分より高濃
度部分の方が少なくなるように作像する。
【0061】(3)予め設定されたγ補正係数が「1」
(画像データの階調性を平均的に上げたい)場合には、
複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパタ
ーンとしてベルト状感光体1上にその回動方向の単位長
さ当たりの注目ドットの階調数が、低濃度部分,高濃度
部分に関係なく同じになるように作像する。
【0062】その後、Pセンサ22を用いて各マークパ
ターンの濃度をそれぞれ検出した時点からグラデーショ
ンパターンの濃度の検出を開始する。このとき、Pセン
サ22によるマークパターンの濃度検出時点からの時間
を計測することにより、Pセンサ22を用いて順次検出
されるグラデーションパターンの各位置毎の濃度に対す
る注目ドットの書き込みレベル(階調)を判断して図8
に示すようなドットγ特性を算出し、そのドットγ特性
に基づいてγ補正データを作成する。
【0063】すなわち、注目ドットの周囲の書き込みド
ット数別のドットγ特性により、それぞれ最小2乗法で
注目ドットのγ補正後の書き込みレベル算出用の近似式
を求める。そして、その各近似式にそれぞれ「0」〜
「15」を順次当てはめて注目ドットのγ補正後の書き
込みレベル(8ビットのため0〜255の範囲内)を求
め、その各レベルと注目ドットのγ補正前の書き込みレ
ベル(4ビットのため0〜15の範囲内)との関係を示
すγ補正データを作成し、γ補正テーブル85の内部メ
モリに書き込む。
【0064】したがって、この第1実施形態の画像形成
装置によれば、γ補正を行なってもプリント出力される
画像データの階調数が減少することがなくなり、安定し
た階調性を再現することができる。また、複数のγ補正
用パターンをパッチパターンではなくグラデーションパ
ターンとしてベルト状感光体1上にその回動方向の単位
長さ当たりの注目ドットの階調数が低濃度部分と高濃度
部分とで異なるように作像することにより、その各作像
パターンの少ない階調数の濃度部分に対応する画像デー
タ部分の階調性(γ補正の精度)を向上させることがで
きる。また、上記階調数をできるだけ少なくすれば、プ
ロセスコントロール動作時間を低減させたり、その時の
トナー消費量を最小限にすることもできる。
【0065】次に、この発明の第2実施形態について説
明する。なお、γ補正部52以外のハード構成は前述の
実施形態と同じであるため、図1〜図3を再び参照す
る。この実施形態のカラー画像形成装置におけるプリン
タコントローラ51は、画像データに対してドット集中
型の多値ディザ処理又はドット分散型の多値ディザ処理
を選択的に施せる機能を持っている。
【0066】図11は、γ補正部52におけるドット集
中型又はドット分散型のいずれの多値ディザ処理が施さ
れた画像データに対しても最適なγ補正を行なうための
回路の構成例を示すブロック図である。γ補正部52
は、ドット環境判断部120及びγ補正テーブル140
からなる。ドット環境判断部120は、ラインバッファ
121,注目ポイントラッチ122,周囲判定用ラッチ
123〜130,及び判断部131からなる。
【0067】このγ補正部52において、プリンタコン
トローラ51から各色毎に順次送られてくる4ビットの
重みを持った画像データは、周囲判定用ラッチ128
(i+1)に入り、画像同期クロックに同期して順次周
囲判定用ラッチ129,注目ポイントラッチ122,周
囲判定用ラッチ130へとシフトしていく。また、プリ
ンタコントローラ51からの画像データはラインバッフ
ァ121にも入り、1ライン分遅れた画像データが周囲
判定用ラッチ123(i)に入り、画像同期クロックに
同期して順次周囲判定用ラッチ124,125,12
6,127へとシフトしていく。
【0068】判断部131は、周囲判定用ラッチ123
〜130の各画像データ(注目ドットに対する周囲のド
ット)を参照してその環境(各画像データの論理積及び
書き込みドットの個数)を判断し、その判断結果である
各画像データの論理積に対応する情報を1ビットのコー
ド情報として、書き込みドットの個数に対応する情報を
3ビットのコード情報としてそれぞれγ補正テーブル1
40に送る。
【0069】ここで、周囲判定用ラッチ123〜130
の各画像データの論理積が「0」の場合には、上記1ビ
ットのコード情報を“0”にする。また、周囲判定用ラ
ッチ123〜130の各画像データの論理積が「0」で
ない場合には、上記1ビットのコード情報を“1”にす
る。さらに、上記3ビットのコード情報を送る場合、各
画像データはそれぞれ4ビットで「0」〜「15」の範
囲の数値を示すため、上記判断結果を3ビット(上位3
ビット)に変換して「0」〜「7」の範囲の数値に振り
分ける。
【0070】一方、プリンタコントローラ51から送ら
れてくる4ビットの重みを持った画像データは、上述し
たように周囲判定用ラッチ128,129,及び注目ポ
イントラッチ122へとシフトされ、ライン(主走査)
方向に3クロック分遅れた状態でγ補正テーブル140
に入力される。
【0071】γ補正テーブル140は、判断部131か
らの1ビットのコード情報によってプリンタコントロー
ラ51の擬似階調処理の種類を判別する。つまり、上記
1ビットのコード情報が“0”であればドット集中型の
多値ディザ処理と判別し、“1”であればドット分散型
の多値ディザ処理と判別する。
【0072】その後、その結果及び判断部131からの
3ビットのコード情報に応じて前述した第1実施形態と
同様の書き込みドット数別のγ補正データのうちのいず
れかを選択し、そのγ補正データを用いて注目ポイント
ラッチ122から入力される4ビットの重みを持った画
像データ(注目ドット)をγ補正してその書き込みレベ
ルを可変設定し、対応する8ビットの書き込みレベル信
号を書き込み部53へ出力する。
【0073】なお、擬似階調処理(ドット集中型又はド
ット分散型の多値ディザ処理)が施された画像データの
γ補正については、第1実施形態と擬似階調処理の種類
が一部異なる他は全て同じなので、説明を省略する。し
たがって、この第2実施形態においても、第1実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0074】なお、第1,第2実施形態では、グラデー
ションパターン及びマークパターンをベルト状感光体1
に作像し、その濃度をPセンサ22を用いて検出するよ
うにしたが、そのPセンサ22又はそれと同等の光学的
センサを中間転写ベルト10の表面に対向して設置し、
グラデーションパターン及びマークパターンをベルト状
感光体1を介して中間転写ベルト10に作像し、その濃
度をPセンサ22又は上記光学的センサを用いて検出す
るようにしてもよい。
【0075】また、第1,第2実施形態では、注目ドッ
トの周囲の書き込みドット数別のγ補正用パターンとし
て9通り(全種類)のγ補正用パターンを用意したが、
その各γ補正用パターンを必ずしも全て用意する必要は
なく、擬似階調処理の種類やγ補正の精度等によって選
択的に(例えば注目ドットの周囲の書き込みドット数が
1個,4個,5個,6個,8個の5通りのγ補正用パタ
ーンを)用意するようにしてもよい。
【0076】以上、この発明をレーザビームを照射する
半導体レーザを用いた電子写真方式の画像形成装置に適
用した実施形態について説明したが、この発明はこれに
限らず、レーザビーム以外の光を照射するLEDやEL
あるいはイオン流を照射する記録ヘッドを用いた電子写
真方式の画像形成装置にも適用し得るものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、プリント出力される画像データの
階調数が減少することがなくなるため、安定した階調性
を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示したカラー画像形成装置の制御系の構
成例を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施形態であるカラー画像形成
装置の機構部の構成例を示す図である。
【図3】図2に示したカラー画像形成装置の一部を拡大
して示す図である。
【図4】図1のγ補正部52における主に多値ディザ処
理が施された画像データに対して最適なγ補正を行なう
ための回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】同じく主に多値誤差拡散処理が施された画像デ
ータに対して最適なγ補正を行なうための回路の構成例
をそれぞれ示すブロック図である。
【図6】図3のベルト状感光体1上に作像するγ補正用
パターン(グラデーションパターン)の異なる例を示す
説明図である。
【図7】図3のベルト状感光体1上に作像するマークパ
ターンとγ補正用パターンとの位置関係を示す説明図で
ある。
【図8】図3のベルト状感光体1上に作像されたマーク
パターン及びγ補正用パターンのドットγ特性の一例を
示す線図である。
【図9】図1のエンジン54のCPUによるγ補正用パ
ターンの作像処理の一例を示すフロー図である。
【図10】図3のベルト状感光体1上に作像するγ補正
用パターンのその回動方向の単位長さ当たりの注目ドッ
トの階調数の高濃度部分と低濃度部分との関係を説明す
るための図である。
【図11】この発明の第2実施形態のγ補正部における
ドット集中型及びドット分散型の多値ディザ処理が施さ
れた画像データに対して最適なγ補正を行なうための回
路の構成例を示すブロック図である。
【図12】従来のカラー画像形成装置のプリンタコント
ローラで画像データに対してドット集中型のディザ処理
を行なった場合の高濃度部(ベタ部)と低濃度部(単独
ドット部)におけるドット密度及びドットサイズの例を
示す図である。
【図13】同じくそのカラー画像形成装置のプリンタコ
ントローラからの画像データをプリンタエンジンによっ
てプリント出力した時のドットγ特性の一例を示す線図
である。
【図14】同じくそのカラー画像形成装置の問題点を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1:ベルト状感光体 5:レーザ書き込み系ユニット 6〜9:現像器 10:中間転写ベルト 13:バイアスローラ 14:転写ローラ 22:Pセンサ 51:プリンタコントローラ 52:γ補正部 53:書き込み部 54:エンジン 55:オペレーションパネル 80:CPU 81,100,120:ドット環境判断部 82,89,101,121:ラインバッファ 83:位置整合用ラッチ 84,90,102,122:注目ポイントラッチ 85,140:γ補正テーブル 86〜88:ORゲート 91〜98,103〜110,123〜130:周囲判
定用ラッチ 99,111,131:判断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/407 H04N 1/40 101E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて光又はイオン流を変
    調して記録媒体を照射させ、電子写真方式で記録媒体上
    にドットイメージを形成する画像形成装置において、 注目ドットの周囲の書き込みドット数別に該注目ドット
    の階調を徐々に変化させた複数のγ補正用パターンをそ
    れぞれグラデーションパターンとして前記記録媒体上に
    その回動方向の単位長さ当たりの注目ドットの階調数が
    低濃度部分と高濃度部分とで異なるように作像するグラ
    デーションパターン作像手段と、該手段によって前記記
    録媒体上に作成された各グラデーションパターンの濃度
    を光学的センサを用いて検出する濃度検出手段と、該手
    段の検出結果に基づいて前記書き込みドット数別にγ補
    正データを作成するγ補正データ作成手段と、入力され
    る画像データに対して擬似階調処理を施す擬似階調処理
    手段と、該手段によって擬似階調処理が施された画像デ
    ータの注目ドットに対して周囲のドットを参照し、該ド
    ットの環境を判断するドット環境判断手段と、該手段の
    判断結果に応じて前記γ補正データ作成手段によって作
    成された前記書き込みドット数別のγ補正データのうち
    のいずれかを選択し、そのγ補正データを用いて前記画
    像データの注目ドットの階調を補正して対応する書き込
    みレベル信号を出力するγ補正手段とを設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記グラデーションパターン作像手段
    が、前記複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーシ
    ョンパターンとして前記記録媒体上にその回動方向の単
    位長さ当たりの注目ドットの階調数が高濃度部分より低
    濃度部分の方が少なくなるように作像する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記グラデーションパターン作像手段
    が、前記複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーシ
    ョンパターンとして前記記録媒体上にその回動方向の単
    位長さ当たりの注目ドットの階調数が低濃度部分より高
    濃度部分の方が少なくなるように作像する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 前記γ補正手段によるγ補正係数を設定するγ補正係数
    設定手段を設け、 前記グラデーションパターン作像手段が、前記γ補正係
    数設定手段によって設定されたγ補正係数により、前記
    複数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパタ
    ーンとして前記記録媒体上にその回動方向の単位長さ当
    たりの注目ドットの階調数が高濃度部分より低濃度部分
    の方が少なくなるように、あるいは低濃度部分より高濃
    度部分の方が少なくなるように作像する手段であること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記グラデーションパターン作像手段
    が、前記γ補正係数設定手段によって設定されたγ補正
    係数が「1」より小さい場合には、前記複数のγ補正用
    パターンをそれぞれグラデーションパターンとして前記
    記録媒体上にその回動方向の単位長さ当たりの注目ドッ
    トの階調数が高濃度部分より低濃度部分の方が少なくな
    るように作像し、前記γ補正係数設定手段によって設定
    されたγ補正係数が「1」より大きい場合には、前記複
    数のγ補正用パターンをそれぞれグラデーションパター
    ンとして前記記録媒体上にその回動方向の単位長さ当た
    りの注目ドットの階調数が低濃度部分より高濃度部分の
    方が少なくなるように作像するようにしたことを特徴と
    する請求項4記載の画像形成装置。
JP9021823A 1996-02-14 1997-02-04 画像形成装置 Pending JPH1075358A (ja)

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JP2707096 1996-02-14
JP16926696 1996-06-28
JP8-169266 1996-06-28
JP8-27070 1996-06-28
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