JPH1074401A - ハンドタイプ信号灯 - Google Patents

ハンドタイプ信号灯

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Publication number
JPH1074401A
JPH1074401A JP9158214A JP15821497A JPH1074401A JP H1074401 A JPH1074401 A JP H1074401A JP 9158214 A JP9158214 A JP 9158214A JP 15821497 A JP15821497 A JP 15821497A JP H1074401 A JPH1074401 A JP H1074401A
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JP
Japan
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light
led
hand
type signal
peripheral surface
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Withdrawn
Application number
JP9158214A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Koda
義治 幸田
Kojiro Koda
耕二郎 幸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denkosha KK
Original Assignee
Denkosha KK
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Publication date
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Publication of JPH1074401A publication Critical patent/JPH1074401A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠くから離れた場所からでも、進行や停止の
合図を確実に見分けることができるようにする。 【解決手段】 透光性パイプ2の内部には、赤色または
緑色に着色されたプラスチックリング10A〜10Jが
軸方向に積み重ねられる。LED配線基板20の外周面
には、プラスチックリング10A〜10Jの位置のそれ
ぞれに対応するように、段を違えてブロック別にLED
25を取り付けてある。本体1の傾き具合によっていず
れかのリードスイッチ22A,22BがON,OFFさ
れ、LED配線基板20に取り付けられているLEDを
ブロック別に点灯消灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば工事現場
の交通整理等に使用されるハンドタイプ信号灯に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から道路工事を行う場合には、歩行
者や車両の通行の安全を確保することが義務付けられて
いる。この工事が長期間に亘る場合には、保安柵や信号
機などの保安設備を設置すれば良いが、短期間の工事や
緊急の工事の場合には、この保安設備の設置が十分に行
えない場合が多く、作業員が交通整理に当たる場合が多
くなる。このような場合には、手旗を用いて、または赤
色一色のハンドタイプの信号灯を用いて交通整理を行う
のが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
手旗や赤色一色のハンドタイプの信号灯を用いた場合で
あっても、少し離れた場所からでは進行の合図であるの
か、停止の合図であるのか瞬時に判断できないような場
合があり、交通整理にかえって支障を来す恐れがある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、遠く離れた場所からでも、進
行や停止の合図を確実に見分けることができ、また、使
い勝手に優れたハンドタイプ信号灯の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明は、各請求項ごとに次のように構成されてい
る。
【0006】請求項1に記載の発明は、本体の一部を構
成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に配列され
て成るLED光源と、当該本体の傾斜角度に応じて当該
LED光源の一部のグループのLEDと他のグループの
LEDとの点灯または点滅を自動制御する制御手段とを
有することを特徴とするハンドタイプ信号灯である。こ
の制御手段は、リードスイッチと、前記本体の傾斜によ
り当該リードスイッチをON,OFFさせる磁気体とか
ら成る点灯自動切り替えスイッチ部を含むことを特徴と
するものである。また、本体を上に上げると、赤色のグ
ループのLEDを点灯または点滅させ、下に下げると、
別色のグループのLEDを点灯または点滅させることを
特徴とするものである。
【0007】請求項4に記載の発明は、本体の一部を構
成する透光性パイプに内蔵され、その軸方向に複数のL
EDをグループ別に環状配列し多数段に配置したLED
光源と、当該本体に設けた切り替え押釦スイッチの操作
に応じて当該LED光源の一部のグループのLEDと他
のグループのLEDとの点灯または点滅を交互に制御す
る制御手段とを有することを特徴とするハンドタイプ信
号灯である。前記透光性パイプには、その軸方向に短尺
形状の彩色フィルムが段違いに色を変えてリング状に積
み重ねられて装着されているか、着色された透光性リン
グが交互に色を変えて当該透光性パイプの軸方向に積み
重ねられて内装されていることを特徴とする。また、こ
の透光性リングの内周面または外周面は、光の散乱が起
こりやすくなるように凹凸に加工され、またその外周面
は光が拡散するように曲面に加工されていることを特徴
とする。
【0008】請求項8に記載の発明は、本体の一部を構
成する透光性パイプに内蔵され、その中心軸に沿って複
数の光源が一列に配列され、当該透光性パイプには、着
色された複数色の透光性リングが交互に色を変えて当該
光源に対応して当該透光性パイプの軸方向に積み重ねら
れて内装されていることを特徴とするハンドタイプ信号
灯である。
【0009】前記透光性リングは、その内周面又は外周
面が曲面に形成されると共に、前記光源からの光を拡散
させるための凹凸がその内周面又は外周面に形成されて
いることを特徴とする。また、前記透光性リングは、複
数に分割されたリング片を環状に一列に並べて形成され
ていることを特徴とする。さらに、前記透光性パイプの
軸方向に積み重ねられて内装された透光性リング間に、
当該透光性リングに対応する光源以外の光の入射を防止
する遮光板を介挿させたことを特徴とする。
【0010】上述のように構成された本発明のハンドタ
イプ信号灯によれば、歩行者や車両を停止させるときに
は赤色に発光する信号灯となり、進行させるときには緑
色に発光する信号灯となる。このため、交通整理を行う
者の進行と停止の意思表示を誤認することがなくなる。
また、本発明のハンドタイプ信号灯は、本体の傾斜角度
によって赤色と緑色の発光が切り替えられるようになっ
ているので、その切り替え操作に訓練の必要はなく、誤
信号が発生することもないので、非常に使い勝手の良い
ものである。
【0011】さらに、本発明のハンドタイプ信号灯によ
れば、本体のグリップ部分に発光色を切り替える押釦ス
イッチを設けてあるので、傾斜角度を変えずに発光色を
変えることができる。つまり、そのボタンスイッチを軽
く操作する度に赤色と緑色に交互に発光させることがで
きるようになる。なお、最初に点灯する色は、赤色とな
っており、次のスイッチ操作によって、青色または緑色
で点灯させることができるようになっている。また、点
灯だけではなく、点滅もできるようになっている。ま
た、自動点灯、点滅機能と手動点灯、点滅機能とを同一
ハンドタイプ信号灯に組み合わせて装着すれば、使用す
る作業環境によっては非常に便利な場合がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるハンドタイ
プ信号灯を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の
ハンドタイプ信号灯の概略構成図である。
【0013】この信号灯の本体1は、透光性パイプ2と
グリップ部3とから構成される。この透光性パイプ2の
一端の開口部5には、外周面が曲面形状の蓋6が嵌合固
定されて防水性が確保される。一方、その他端の開口部
7はグリップ部3の一部を成す筒型の配線基台4に嵌合
固定される。この配線基台4には、グリップ部3に形成
されているネジ部8と螺合する嵌合ネジ部9が形成され
る。
【0014】この透光性パイプ2の内部には、基本信号
色である赤色または緑色に着色されたブレスレット状の
透光性リングとしてのプラスチックリング10A〜10
Jが軸方向に積み重ねられるように収容される。このプ
ラスチックリング10A〜10Jのそれぞれは、図2に
示すように一部に切欠(ギャップ)Gを有しており、そ
のままの状態では透光性パイプ2の内径よりも大きな径
を呈している。また、その外周面は図1および図3に示
すように光を拡散すべく曲面形状に加工され、その内周
面は図3に示すように光の乱反射(散乱)が起こりやす
くなるように凹凸状に加工されている。これによって、
点光源であるLEDからの光がプラスチックリングの外
周面から拡散放射されることになり、面光源を用いたの
と同様な発光状態が得られる。
【0015】このプラスチックリング10A〜10J
は、赤色のものと緑色のものとが交互に透光性パイプ2
の内部に積み重ねられる。この場合、プラスチックリン
グ10A〜10Jは、自身の持つ弾発力で透光性パイプ
2の内部にしっかりと固定される。このようにして透光
性パイプ2の内部に色違いのリングのブロックが形成さ
れる。
【0016】グリップ部3と配線基台4の内部は中空と
なっており、その内部には、バッテリ12と図示しない
半導体部品を備えた基板が内蔵される。配線基台4の底
部4Aには後述のLED25に接続された電極14が設
けられ、この電極14には、バッテリ12の−端子と接
続され、グリップ部3の底部から立ち上がる導体15が
接続される。この導体15は、グリップ部3と配線基台
4の内部に配置される。また、グリップ部3の外部に
は、信号灯を点灯させる電源スイッチ27が設けられて
いる。なお、電源スイッチ27を設ける位置は、グリッ
プ部3の底部か図1に示されているような配線基台4に
おける透光性パイプ2との嵌合部分近辺が使い勝手の点
で好ましい。
【0017】この配線基台4の上部4Bには、筒形状の
LED配線基板20が取り付けられる。このLED配線
基板20の外周面には、前述のプラスチックリング10
A〜10Jの位置のそれぞれに対応するように、段を違
えてブロック別にLED25を取り付けてある。このL
ED配線基板20は中空形状となっており、LED25
を配線しやすくしている。なお、この場合に用いるLE
D25は、発光色が白色のもので良いが、プラスチック
リング10A〜10Jの色に合わせて赤または緑を取り
付けても良い。このLED配線基板20の端部にもLE
D25が取り付けられているが、このLED25は赤と
緑が用いられる。なお、発光色が白色のLED25を用
いた場合には、LED25とそれぞれのプラスチックリ
ング10Aなどとの距離はできるだけ狭めた方が好まし
い。
【0018】また、配線基台4の上部4Bには、バッテ
リ12の+端子と直接接触する電極14Aが設けられた
点灯自動切り替えスイッチ部としての自動スイッチ部1
7がLED配線基板20の中空部に内装して取り付けら
れる。この自動スイッチ部17は、図4に示すように、
二つの直方体状の部屋を有し、その内の一室には、2つ
のリードスイッチ22A,22Bが直列に互いに距離を
おいて配置される。他の一室には、磁気体23が本体1
の角度に応じて自由移動できるように内蔵されている。
この2つのリードスイッチ22A,22Bは、赤のブロ
ックを構成するLED、緑のブロックを構成するLED
のそれぞれに接続される。
【0019】この構成によって、本体1の傾き具合によ
っていずれかのリードスイッチ22A,22BがON,
OFFされ、LED配線基板20に取り付けられている
LEDをブロック別に点灯消灯させることができること
になる。たとえば、本体1を下に傾けている場合には、
リードスイッチ22AがONして緑色のLED25、ま
たは、緑色のプラスチックリングに位置されるLED2
5が点灯し、本体1を上に向けている場合には、リード
スイッチ22BがONして赤色のLED25、または、
赤色のプラスチックリングに位置されるLED25が点
灯する。
【0020】なお、リードスイッチは、上記のように2
つ設けなくとも赤と緑の点灯を制御することは可能であ
る。たとえば、リードスイッチ22Aのみを設けた場合
には、リードスイッチ22AがONした場合には、赤色
のLED25が点灯し、OFFした場合には、緑色のL
EDが点灯するように回路を構成すればれば良い。
【0021】本発明のハンドタイプ信号灯は以上のよう
な構成を有しているが、これを組み立てる場合には、以
下のようにして行われる。まず透光性パイプ2内に、赤
と緑のプラスチックリングを交互に内挿し、その一端に
蓋6を嵌合して取り付ける。つぎに、LED25が取り
付けられているLED配線基板20を配線基台4に取り
付け、LED配線基板20を透光性パイプ2の内部に挿
入するようにして配線基台4の嵌合部分に透光性パイプ
2の他端を嵌合する。この時点でプラスチックリング1
0A〜10Jのぞれぞれの対応する位置に、各段のLE
Dが位置決めされた状態となる。そして、最後にグリッ
プ部3内にバッテリ12を収容し、配線基台4に形成さ
れている嵌合ネジ部9にグリップ部3に形成されている
ネジ部8を螺合させる。以上のようにしてハンドタイプ
信号灯が組み上がる。
【0022】使用時は、まず電源スイッチ27をON
し、グリップ部3を握ってこの信号灯を上または下に向
ければ良い。たとえば、信号灯を水平位置よりも上に上
げると赤色のLED25または赤色のプラスチックリン
グ10A〜10Jに対応する位置(段)のLED25が
点灯し、水平位置よりも下に下げると緑色のLED25
または緑色のプラスチックリング10A〜10Jに対応
する位置(段)のLED25が点灯する。この点灯の切
り替えは信号灯の上下方向の移動によって自動的に成さ
れる。このように、信号灯の位置を変化させることによ
って自動的に発光色が変化するように構成すると、非常
に使い勝手の良い信号灯となる。
【0023】なお、このように、信号灯の位置だけで発
光色が拘束されないようにしたい場合には、グリップ部
3に発光色の切り替えスイッチを設けても良い。このよ
うに構成すると、信号灯の位置に拘らずに操作者の意思
に応じた発光色とすることが可能となる。
【0024】図5に示すハンドタイプ信号灯は、第2の
実施の形態に関するものであり、この形態では第1の実
施の形態とは異なって、プラスチックリング10A〜1
0Jや自動スイッチ部17はないが、透光性パイプ2の
内周面に、短尺形状の彩色フィルム26を赤色と緑色を
互い違いにしてその軸方向に積み重ねるようにして装着
し、さらに、LED25には、発光色が赤または緑のも
のを用いたものである。
【0025】なお、この場合に使用するLEDは、第1
の実施の形態のように発光色が白色のものであっても良
い。また、透光性フィルム26を用いずに、発光色が赤
または緑のLEDのみを用いるようにしても良い。この
実施の形態のものは、自動スイッチ部17を有していな
いため、発光色を変化させるための切り替えスイッチ3
0を設ける必要がある。ほとんどの部品は第1の実施の
形態のハンドタイプ信号灯で用いられているものと同じ
であるので、ここでは重複記載を避け、各部品について
の詳しい説明は省略する。
【0026】このハンドタイプ信号灯は、次のようにし
て組み立てられる。LED配線基板20の外周面には、
赤、緑の2種類の発光色のLEDを段を交互にして取り
付ける。なお、これ以外に、赤と緑のLEDをブロック
別に取り付けるようにしても良い。LEDをこのように
配置した場合には、採光フィルム26の色をLEDの色
に合わせて装着する。
【0027】つぎに透光性パイプ2の一端に蓋6を嵌合
して取り付ける。そして、上記のようにしてLED25
が取り付けられているLED配線基板20を配線基台4
に取り付け、LED配線基板20を透光性パイプ2の内
部に挿入するようにして配線基台4の嵌合部分に透光性
パイプ2の他端を嵌合する。そして、最後にグリップ部
3内にバッテリ12を収容し、配線基台4に形成されて
いる嵌合ネジ部9にグリップ部3に形成されているネジ
部8を螺合させる。以上のようにしてハンドタイプ信号
灯が組み上がる。
【0028】使用時は、まず電源スイッチ27をONす
ると、赤色のLED25が発光する。この状態でグリッ
プ部3を握り、親指などで切り替えスイッチ30をON
すると、発光色が赤から緑に変わる。つまり、発光する
LED25が切り替わる。この発光色の変化は、切り替
えスイッチ30の操作の度に行われる。
【0029】このハンドタイプ信号灯の利点は、部品点
数が少ない分コストが安く済むということと、切り替え
スイッチ30を備えているので、操作者の意思に応じた
発光色とすることができることである。
【0030】以上のように、本発明のハンドタイプ信号
灯によれば、信号灯の位置に応じて自動的に発光色を切
り替えたり、切り替えスイッチの操作によって意思通り
の発光色に切り替えたりすることができ、その切り替え
も片手で容易に行なえるので、使い勝手に優れ、また、
発光体としてLEDを用いているので、バッテリの容量
を小型化でき、重量を軽減することができる。さらに、
発光色が変化するので、信号の意味を取り違えることが
なく、きわめて信頼性の高い信号灯とすることができ
る。
【0031】なお、上記の実施の形態においては、LE
Dが点灯する場合について例示したが、注意を促し易い
ようにLEDを点滅させる態様とすることも可能であ
る。たとえば、緑や赤のLEDをフリッカが生じている
かのように20,30Hz程度の周波数で点滅させた
り、緑のLEDは点灯させ、赤のLEDのみは注意を喚
起するために点滅させるような態様とすることも可能で
ある。
【0032】図6に示すハンドタイプ信号灯は、第3の
実施の形態に関するものであり、このハンドタイプ信号
灯は第1の実施の形態の場合とは異なって、光源として
のLEDを透光性パイプ2の中心軸に沿って一列に配置
し、それぞれの光源からの光が漏れないように遮光板を
設けたものである。なお、グリップ部3やその内部の構
成は第1の実施の形態の場合とほとんど同じであるの
で、その説明は省略する。
【0033】この形態の場合に使用するLEDは第1の
実施の形態のように発光色が白色のものであってもよい
し、発光色が赤または緑のLEDを用いてもよい。ま
た、この実施の形態のものは、電源スイッチ27と点灯
色を切り換える切り換えスイッチ30が設けてある。し
たがって、赤と緑のLEDを操作者の意思に応じて点
灯、または点滅させることができる。なお、このような
形態の他、第1又は第2の実施の形態で示したような自
動スイッチ部17または切り換えスイッチ30のいずれ
かを備えるようにしてもよい。
【0034】このハンドタイプ信号灯は次のようにして
組み立てられる。まず透光性パイプ2の一端からLED
が縦軸方向に配列して配線された光源35を挿入して基
板に固定する。次に、内周面と外周面とが共に球面状に
加工されたブレスレット状の短尺幅のプラスチックリン
グ40A〜40L(プラスチックリングの形成方法は後
述する)と遮光板42A〜42Kを交互に透光性パイプ
2と光源35との間に積み重ねるようにして挿入する。
これによって個々のプラスチックリングとLEDとが1
対1に対応して位置されることになり、遮光板によっ
て、隣のプラスチックリングへの露光が防止させる。な
お、赤と緑の2色のLEDを用いる場合には、赤と緑の
LEDを交互に配列して光源35を構成し、透光性のプ
ラスチックリングはその色がLEDの色に対応する色に
なるように積み重ねる。この場合、無色透明のプラスチ
ックリングを用いることももちろん可能である。また、
白色のLEDを用いる場合には赤と緑の透光性のプラス
チックリングを交互に積み重ねるように挿入する。この
ようにして全ての部品の挿入が終了すると、透光性パイ
プ2の一端に蓋6を嵌合して取り付け、他端がグリップ
部3に形成されているネジ部8と螺合する嵌合ネジ部9
によって取り付けられる。各LEDからの配線は、同色
同士の配線がまとめられ、図示しない半導体部品(LE
Dの点灯を制御するためのもの)、点灯色を選択するス
イッチを介してバッテリ12に接続される。
【0035】この実施の形態で用いるプラスチックリン
グ40A〜40Lは、図7又は図8に示したように、複
数に分割された透光片であるプラスチックリング片から
構成されている。図7に示すプラスチックリング40A
は、4分割されたプラスチックリング片40a〜40d
から構成され、図8に示すプラスチックリング40A
は、2分割されたプラスチックリング片40a,40b
から構成されている。
【0036】いずれのプラスチックリング片もその外周
面と内周面の形状は球面状に形成してある。このように
球面形状としたのは、LEDの光軸方向からの光がこの
プラスチックリング片によって上下左右方向に拡散され
るようにするためである。また、このプラスチックリン
グ片の内周面または外周面にはダイヤカット状の凹凸を
形成してある。これは、球面形状によって単に光を拡散
させたのでは所望の輝度が確保できず、遠くからの視認
性が低下してしまうため、これを補う必要があるからで
ある。ダイヤカット状の凹凸を形成すると、ある方向か
ら見た場合そのダイヤカットの1斜面のみが光ってみえ
るようになるため、光源自体の輝度を上げずにあらゆる
方向から見た場合の輝度を一定以上に確保することがで
きるようになる。このような構成はハンドタイプ信号灯
には相応しいものである。
【0037】また、このプラスチックリング片の内周面
にプリズム状の三角形状の山を連続的に配列した場合に
も、三角形状の山の一斜面が光って見えるようになるた
め、ダイヤカット状の凹凸を形成した場合と同様の効果
が得られる。このプリズム状の凹凸は、反射面の面積が
ダイヤカット状の場合よりも大きくなるので、遠方から
の視認性がさらに向上することになり、ハンドタイプ信
号灯にとっては最適な構成となる。なお、これらの効果
を最大限に引き出すために、光源35を透光性パイプ2
の中心軸に沿って配置している。
【0038】本実施の形態では、プラスチックリングを
複数のプラスチックリング片に分割しているが、これ
は、リング形状のままプラスチックリングの内周面や外
周面を曲面形状にしたり、内周面または外周面の全体に
ダイヤカット状又はプリズム状の凹凸を形成することは
技術的に困難であるから、この曲面や凹凸を容易に形成
することができるようにするためである。図7及び図8
では2分割又は4分割の場合を示したが、3分割又は5
分割以上にすることも可能である。
【0039】プラスチックリングは、このプラスチック
リング片の1つ1つを接着するなどの方法によって形成
され、形成されたプラスチックリングが前述のようにし
て透光性パイプ2内に挿入されることになる。
【0040】なお、プラスチックリング片を組み合わせ
てプラスチックリングを形成する方法としては接着など
の通常の方法の他、ワンタッチで嵌合させることができ
るような係止部をプラスチックリング片に形成するよう
にしてもよい。
【0041】また、本実施の形態では、遮光片42の形
状を図9のように円錐状の突起を形成した帽子形状とし
ている。このように単なる平板ではなく円錐状の突起面
を形成したのは、この突起面を反射面とすることによっ
てLEDの光を効率的に利用できるようにするためであ
る。
【0042】このように構成されたハンドタイプ信号灯
は、次のように動作する。まず、電源スイッチ27をオ
ンすると、切り換えスイッチ30で選択されている色の
LEDのみが点灯(または点滅)する。たとえば赤が選
択されていたとすると、図6では、40A,40C,4
0E,40G,40I,40KのLEDが点灯(または
点滅)する。この場合、遮光板42A〜42Kによって
隣のプラスチックリングに光りが漏れないようになって
おり、また、遮光板によってLEDの光りがプラスチッ
クリング面に向けて反射されるようになっているので、
赤色のプラスチックリングのみが光って見える。さら
に、プラスチックリングの曲面およびこれに形成されて
いる凹凸形状の効果によって、あらゆる方向から一様の
輝度で赤色の発光が認識できる。もちろん昼間でもその
その発光が確実に認識できる。
【0043】次に、切り換えスイッチ30を操作して切
り換えると、緑色のLEDのみが点灯する。図6では、
40B,40D,40F,40H,40J,40LのL
EDが点灯(または点滅)する。電源スイッチ27をオ
フすると全てのLEDが消灯する。
【0044】なお、本実施の形態では、プラスチックリ
ングの内面に凹凸形状を形成したものを例示したが、外
周面に凹凸を形成してもよいのはもちろんである。外周
面に凹凸形状を形成する場合には、その形状の形成が容
易であるから分割する必要はない。また、凹凸の形状と
しては、ダイヤカット状やプリズム状の他、光を拡散さ
せる効果を生じるものであれば、これ以外にあらゆる形
状を適用することが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように請求項1から請求項1
1に記載の本発明のハンドタイプ信号灯によれば、信号
灯の位置に応じて自動的に発光色を切り替えたり、切り
替え押釦スイッチの操作によって意思通りの発光色に切
り替えたりすることができ、歩行者や車両を停止させる
ときには赤色に発光する信号灯となり、進行させるとき
には緑色に発光する信号灯となる。このため、交通整理
を行う者の進行と停止の意思表示を誤認することがなく
なる。したがって、遠くから離れた場所からでも、進行
や停止の合図を確実に見分けることができるようにな
る。
【0046】また、本発明のハンドタイプ信号灯は、本
体の傾斜角度によって赤色と緑色の発光が切り替えられ
るようになっているので、使い勝手に優れ、その切り替
え操作に訓練の必要はなく、誤信号が発生することもな
いので、きわめて信頼性の高い信号灯となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるハンドタイプ信号灯の概略構
成図である。
【図2】 プラスチックリングの外形図である。
【図3】 プラスチックリングの外周面および内周面の
加工状態を示す図である。
【図4】 自動スイッチ部の構成を示す図である。
【図5】 本発明にかかる他の実施の形態のハンドタイ
プ信号灯の概略構成図である。
【図6】 本発明にかかる他の実施の形態のハンドタイ
プ信号灯の概略構成図である。
【図7】 本発明にかかる他の実施の形態のプラスチッ
クリングの内周面の加工状態及び外形を示す図である。
【図8】 本発明にかかる他の実施の形態のプラスチッ
クリングの内周面の加工状態及び外形を示す図である。
【図9】 遮光板の外形を示す図である。
【符号の説明】 1…本体、2…透光性パイプ、3…グリップ部、4…配
線基台、10A〜10J…プラスチックリング、17…
自動スイッチ、20…LED配線基板、25…LED、
26…採光フィルム、27…電源スイッチ、30…切り
替えスイッチ。40A〜40L…プラスチックリング、
40a〜40d…プラスチックリング片、42…遮光
板。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一部を構成する透光性パイプに内
    蔵され、その軸方向に配列されて成るLED光源と、 当該本体の傾斜角度に応じて当該LED光源の一部のグ
    ループのLEDと他のグループのLEDとの点灯または
    点滅を自動制御する制御手段とを有することを特徴とす
    るハンドタイプ信号灯。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、リードスイッチと、前
    記本体の傾斜により当該リードスイッチをON,OFF
    させる磁気体とから成る点灯自動切り替えスイッチ部を
    含むことを特徴とする請求項1記載のハンドタイプ信号
    灯。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記本体を上に上げる
    と、赤色のグループのLEDを点灯または点滅させ、下
    に下げると、別色のグループのLEDを点灯または点滅
    させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のハンドタイプ信号灯。
  4. 【請求項4】 本体の一部を構成する透光性パイプに内
    蔵され、その軸方向に複数のLEDをグループ別に環状
    配列し多数段に配置したLED光源と、 当該本体に設けた切り替え押釦スイッチの操作に応じて
    当該LED光源の一部のグループのLEDと他のグルー
    プのLEDとの点灯または点滅を交互に制御する制御手
    段とを有することを特徴とするハンドタイプ信号灯。
  5. 【請求項5】 前記透光性パイプには、その軸方向に短
    尺形状の彩色フィルムが段違いに色を変えてリング状に
    積み重ねられて装着されていることを特徴とする請求項
    1または請求項4に記載のハンドタイプ信号灯。
  6. 【請求項6】 前記透光性パイプには、着色された透光
    性リングが交互に色を変えて当該透光性パイプの軸方向
    に積み重ねられて内装されていることを特徴とする請求
    項1または請求項4に記載のハンドタイプ信号灯。
  7. 【請求項7】 前記リングの内周面または外周面は、光
    の散乱が起こりやすくなるように凹凸に加工され、また
    その外周面は光が拡散するように曲面に加工されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のハンドタイプ信号
    灯。
  8. 【請求項8】 本体の一部を構成する透光性パイプに内
    蔵され、その中心軸に沿って複数の光源が一列に配列さ
    れ、当該透光性パイプには、着色された複数色の透光性
    リングが交互に色を変えて当該光源に対応して当該透光
    性パイプの軸方向に積み重ねられて内装されていること
    を特徴とするハンドタイプ信号灯。
  9. 【請求項9】 前記透光性リングは、その内周面又は外
    周面が曲面に形成されると共に、前記光源からの光を拡
    散させるための凹凸がその内周面又は外周面に形成され
    ていることを特徴とする請求項8に記載のハンドタイプ
    信号灯。
  10. 【請求項10】 前記透光性リングは、複数に分割され
    たリング片を環状に一列に並べて形成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のハンドタイプ信号灯。
  11. 【請求項11】 前記透光性パイプの軸方向に積み重ね
    られて内装された透光性リング間に、当該透光性リング
    に対応する光源以外の光の入射を防止する遮光板を介挿
    させたことを特徴とする請求項8に記載のハンドタイプ
    信号灯。
JP9158214A 1996-06-25 1997-06-16 ハンドタイプ信号灯 Withdrawn JPH1074401A (ja)

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JP9158214A JPH1074401A (ja) 1996-06-25 1997-06-16 ハンドタイプ信号灯

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JP8-164454 1996-06-25
JP16445496 1996-06-25
JP9158214A JPH1074401A (ja) 1996-06-25 1997-06-16 ハンドタイプ信号灯

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2366610A (en) * 2000-09-06 2002-03-13 Mark Shaffer Electroluminscent lamp
EP1302716A3 (de) * 2001-10-09 2005-10-05 Gifas Electric Gesellschaft m.b.H. Leuchte
JP2013235838A (ja) * 2013-06-21 2013-11-21 Lapin Create:Kk ハンディーライト
WO2014102859A1 (ja) * 2012-12-26 2014-07-03 テルモ株式会社 電子血圧計

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