JPH1074366A - 記録再生方法 - Google Patents

記録再生方法

Info

Publication number
JPH1074366A
JPH1074366A JP22868096A JP22868096A JPH1074366A JP H1074366 A JPH1074366 A JP H1074366A JP 22868096 A JP22868096 A JP 22868096A JP 22868096 A JP22868096 A JP 22868096A JP H1074366 A JPH1074366 A JP H1074366A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording medium
signal
reproduction
magneto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22868096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Suzuki
誉久 鈴木
Satoshi Washimi
聡 鷲見
Kenji Tanase
健司 棚瀬
Atsushi Yamaguchi
山口  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP22868096A priority Critical patent/JPH1074366A/ja
Publication of JPH1074366A publication Critical patent/JPH1074366A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気記録媒体への高密度記録/再生におい
ては、再生密度が記録密度程度に高密度に行うことがで
きない。 【解決手段】 記録信号をNRZ変調方式で変調して記
録し、該記録した信号を再生する際に、Partial
Responseの(1,1)方式で信号処理を行う
ことにより再生信号の3値レベル判別が可能となり、最
高周波数の信号振幅が得られなくても信号を再生でき
る。また、1−7変調方式、2−7変調方式に対して
は、それぞれ、Partial Responseの
(1,2,2,1)方式、Partial Respo
nseの(1,2,2,2,1)方式が適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録媒体へ
の記録/再生に関し、特に高密度に記録/再生する信号
の符号化に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、書き換え可能で、記
憶容量が大きく、且つ、信頼性の高い記録媒体として注
目されており、コンピュータメモリ等として実用化され
始めている。しかし、情報量の増大と装置のコンパクト
化に伴い、より一層の高密度記録再生技術が要請されて
いる。
【0003】光磁気記録媒体への記録においては、磁界
変調法が用いられ、この方法により高密度記録は達成さ
れており、0.15μmの最短ドメイン長での記録も確
認されている。一方、高密度再生技術は、媒体側の技術
と装置側の技術とから成る。前者の技術としては、媒体
の狭ピッチ化や、磁気多層膜による再生分解能の向上化
などの技術がある。ここで、磁気多層膜による再生分解
能の向上化技術は、レーザスポットの温度分布が中心付
近にて最高となるガウス分布を成すことを利用して、記
録層の状態を再生層に選択的に転写して、該再生層の状
態を読み出すようにした技術である。
【0004】後者の技術としては、光路中に遮光物を挿
入して光学的超解像によりレーザー光の回折限界を超え
る集光スポットを得る光学的超解像手法がある。この技
術については「Yamanaka et al., ”High Density Opti
cal Recording by Super Resolusion”, Jan. J. Appl.
Phys., 28, Supplement 28―3, 1989, pp. 197―20
0.」 に詳しい。また、通常のレーザビーム又は光学的
超解像手法により生成したメインローブと1対のサイド
ローブとから成るレーザビームをパルス化することによ
り媒体上で温度が上昇する領域を小さくし、高密度の記
録/再生を実現する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、再生に使用するレーザビームのビーム径を小さくし
ても、レーザビームの波長が685nm、対物レンズの
開口数が0.55の場合、0.7μm程度が限界である。
従って、このビーム径では0.15μmのドメインを再
生することはできない。また、光磁気記録媒体に照射す
るレーザビームをパルス化して温度が上昇する媒体上の
領域を小さくしても再生できるドメインは0.3μmが
限界であり、0.15μmのドメインを再生することは
到底できない。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決し、高密度
に記録した光磁気記録媒体の再生密度を記録密度に近づ
ける信号の符号化方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、信号を所定の
変調方式で変調して記録媒体に記録し、最高周波数の信
号振幅が得られなくても信号を再生できるように所定の
Partial Response方式で信号処理を行
うことを特徴とする。また、本発明は、所定のPart
ial Response方式が所定の変調方式に応じ
て決定されることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、所定の変調方式がNon
Return Zero変調であることを特徴とす
る。また、本発明は、記録媒体からの再生信号の最小振
幅が最大振幅の20%以下であることを特徴とする。ま
た、本発明は、所定のPartial Respons
e方式がPR(1,1)方式であることを特徴とする。
【0009】また、本発明は、所定の変調方式が1−7
変調方式であることを特徴とする。また、本発明は、記
録媒体からの再生信号の最小振幅が最大振幅の50%以
下であることを特徴とする。また、本発明は、所定のP
artial Response方式がPR(1,2,
2,1)方式であることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、所定の変調方式が2−7
変調方式であることを特徴とする。また、本発明は、所
定のPartial Response方式がPR
(1,2,2,2,1)方式であることを特徴とする。
また、本発明は、記録媒体への記録が磁界変調方式で行
われることを特徴とする。
【0011】また、本発明は、記録媒体からの再生が光
学的超解像手法により行われることを特徴とする。ま
た、本発明は、記録媒体からの再生がパルス化レーザビ
ームを用いて行われることを特徴とする。また、本発明
は、記録媒体が相変化ディスクであることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明は、記録媒体が光磁気記録媒
体であることを特徴とする。また、本発明は、光磁気記
録媒体が超解像光磁気記録媒体であることを特徴とす
る。また、本発明は、超解像光磁気記録媒体が基板と、
基板上に形成されたGdFeCo若しくはGdFe若し
くはGdCoから成る再生層と、再生層上に形成された
TbFeCo、若しくはTb,Dy,Ndの中から選択
した元素とFe,Co,Niの中から選択した元素とか
ら成る単層の磁性膜又は多層の磁性膜、若しくはPt,
Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中から選択した
元素とから成る単層又は多層の磁性膜から成る記録層と
から成る超解像光磁気記録媒体であることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、再生層の膜厚が990〜
1010Åの範囲であり、記録層の膜厚が400〜60
0Åの範囲であることを特徴とする。また、本発明は、
超解像光磁気記録媒体が再生信号の内、0.5〜3kH
zの範囲の再生周波数以下の低周波数領域と3MHz以
上の高周波数領域を遮断するバンドパスフィルタを用い
て再生されることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
つつ説明する。図1に光磁気記録媒体の記録/再生装置
の回路ブロック図を示す。本発明における光磁気記録媒
体への記録について述べる。記録信号は変調器32に入
り、該変調器32で変調される。変調された記録信号は
タイミングパルス発生回路33に送られ、該タイミング
パルス発生回路33で所定のデューティのパルス信号に
変更されるとともに、所定の位相差が設定される。その
後、磁気ヘッド駆動回路34とレーザ駆動回路35に導
入される。該レーザ駆動回路35は、所定のデューティ
に変更されたパルス信号により光学ヘッド36中の半導
体レーザをON/OFFし、パルス化されたレーザ光が
光磁気ディスクの記録面に照射される。また、磁気ヘッ
ド駆動回路34は入力された記録信号に応じて磁気ヘッ
ド37を駆動させ、各記録信号が光磁気記録媒体に記録
される。この場合、印加磁界とパルスレーザ光との位相
関係は図11に示すようになっている。即ち、印加磁界
はパルス的にS極とN極に反転させられるが、S極から
N極へ若しくはN極からS極へ反転するときには遷移領
域が存在するため、この遷移領域に相当する時にはレー
ザ光を照射しないようにする。また、パルスレーザ光の
デューティ比は20〜60%の範囲とした。
【0015】本発明における光磁気ディスクの再生につ
いて述べる。光学ヘッド36中の半導体レーザから60
0〜700nmのレーザビームが発射され、開口数0.
45〜0.65の対物レンズを通して光磁気記録媒体の
記録面に照射され、該記録面からの反射光を検知するこ
とにより再生信号が得られ、得られた再生信号は再生信
号増幅回路40へ送られ、該再生信号増幅回路40で増
幅された後、波形等化回路41へ送られる。該波形等化
回路41では波形等化が行われるとともに、クロック生
成回路42によりクロック信号が分離される。波形等化
された再生信号は復号器43へ送られ、前記クロック生
成回路42より送られたクロック信号に同期して復調さ
れる。前記再生信号増幅回路40では、再生信号が増幅
されると共に、サーボ回路39へデータが送られ、該サ
ーボ回路39は前記光学ヘッド36、スピンドルモータ
38を制御し、光磁気記録媒体からのデータ再生が行わ
れることになる。
【0016】本発明は、信号の符号化に特徴がある。図
2は本発明の光磁気記録媒体への記録/再生における符
号化を示したものである。信号の記録においては、前記
変調器32でNRZ(Non Return Zer
o)変調が行われ、元の信号akをbkへ変換する符号
化だけが行われる。記録密度が高密度化されると再生信
号のEyeパターンは、最高周波数(1T)において振
幅が小さくなる。しかし、Partial Respo
nse方式において適当な方式を選択すれば、3値判別
の例である図4に示すように再生波形が1から2のよう
に変化し、再生波形の振幅が小さくなっても判別値は変
化しない。従って、図2に示す信号の記録から再生に至
るまでの符号化を用いることにより、2T、3T、4
T、・・・・・の信号振幅が得られれば、1Tの信号振
幅が十分に得られなくても1Tは振幅0の信号を記録し
たことになる。即ち、最短ドメイン長で記録した信号は
得られなくれも信号を再生することができ、光磁気記録
媒体への記録/再生における高密度化を容易にすること
ができる。また、本発明においては、再生信号の最小振
幅が最大振幅の20%以下である信号を再生できる。上
記のようにbkからy’kへの変換において”0”、”
1”、”2”の3段階のレベルにより判別を行う方式の
一例にPR(1,1)(PR:Partial Res
ponse)がある。この変換を符号化列で示すと図3
のようになる。即ち、bkはmod2(ak― bk-1)に
よって決定される。この変換によって決定された信号の
符号化列が図3のbkである。変換後のbkが光磁気記録
媒体へ上記説明した方法により記録される。また、再生
時における符号化された信号の変換は、前記復号器43
で行われる。該復号器43で行われる信号の変換が図2
に示すbkからy’kへの変換、 及びy’kからykへの
変換である。再生信号はbkの符号化で再生され、前記
復号器43に入る。該復号器43で、まず、bkから
y’kへの変換が行われる。この 変換は図2においてG
(D)=1+D(D:遅延演算子)で示され、bkと遅
延 させたbkを加算することによりy’kが得られる。
従って、bkからy’kへの変換において信号のレベル
は”0”、”1”、”2”の3段階が存在することにな
る。これを波形的に表したのが図4である。次に前記復
号器43においてy’kからykへの変換が行われ、信号
が復号される。このy’kからykへの変換はmod2
(y’k)により行われる。
【0017】NRZ変調の場合は、PR(1,1)方式
で信号処理を行えば1Tの信号振幅が得られなくても再
生可能であり、PR(1,1)方式が適している。ま
た、本発明においては、変調方式はNRZ変調に限ら
ず、1−7変調方式、2−7変調方式等のNRZ変調以
外の変調方式であってもよい。1−7変調方式、2−7
変調方式の場合は、再生信号の最小振幅が最大振幅の5
0%以下である信号を再生できる。図20に1−7変調
方式の符号化列とPR(1,2,2,1)方式で信号処
理を行った再生信号の振幅の変化を示す。1−7変調方
式の場合は、PR(1,2,2,1)方式を用いれば最
高周波数の信号である2Tの信号振幅が得られなくても
信号を再生できる。図21に2−7変調方式の符号化列
とPR(1,2,2,2,1)方式で信号処理を行った
再生信号の振幅の変化を示す。2−7変調方式の場合
は、PR(1,2,2,2,1)方式を用いれば最高周
波数の信号である3Tの信号振幅が得られなくても信号
を再生できる。
【0018】本発明が対象とする光磁気記録媒体につい
て説明する。図5を参照して、光磁気記録媒体は、ポリ
カーボネート、ガラス等から成る透光性基板3上にSi
Nから成る下地層4を堆積し、該下地層4上にTbFe
Coから成る記録層6、SiNから成る保護層7、アル
ミニウムから成る放熱層8、紫外線硬化樹脂9を順次形
成した構造である。また、各層の膜厚は、前記下地層4
と前記保護層7が800Å(許容誤差±10Å)、前記
記録層6が200〜300Å、前記放熱層8が200Å
(許容誤差±10Å)、前記紫外線硬化樹脂9が10μ
m(許容誤差±1μm)である。
【0019】また、本発明が対象とする光磁気記録媒体
は、図5に示す構造に限らず図6に示す構造であっても
良い。即ち、透光性ポリカーボネート、ガラス等から成
る基板3上にSiNから成る下地層4を堆積し、該下地
層4上にGdFeCoから成る再生層5、TbFeCo
から成る記録層6、SiNから成る保護層7、アルミニ
ウムから成る放熱層8、紫外線硬化樹脂9を順次形成し
た構造である。図6に示す光磁気記録媒体における各層
の膜厚は、前記下地層4と前記保護層7が800Å(許
容誤差±10Å)、前記再生層5が1000Å(許容誤
差±10Å)、前記記録層6が500Å(許容誤差±1
00Å)、前記放熱層8が200Å(許容誤差±10
Å)、前記紫外線硬化樹脂9が10μm(許容誤差±1
μm)である。
【0020】更に、本発明が対象とする光磁気記録媒体
は、図7に示す構造の相変化ディスクであってもよい。
透光性のポリカーボネートから成る基板3上にZnS−
SiO2から成る保護膜10、Ge2Sb2Te5から成る
記録層11、ZnS−SiO 2から成る保護膜12、A
95−Ti5から成る反射膜13及び紫外線硬化樹脂9
を順次積層した構造である。また、各層の膜厚はZnS
−SiO2が200nm(許容誤差±10nm)、Ge2
Sb2Te5が20nm(許容誤差±5nm)、ZnS−
SiO2が15nm(許容誤差±5nm)及びAl95
Ti5が100nm(許容誤差±10nm)である。
【0021】上記各構造においては、前記下地層4、前
記保護層7、前記再生層5、前記記録層6、放熱層8は
RFマグネトロンスパッタ法で形成する。本発明におい
て記録・再生に用いられる光学系について説明する。図
8に本発明において用いる光学系を示す。半導体レーザ
14から発せられた波長680nm(許容誤差±15n
m)のレーザビームはコリメータレンズ15で平行光に
され、ハーフミラー17を通って対物レンズ18に入射
される。対物レンズ18を経たレーザビームは集光さ
れ、光磁気記録媒体の基板19を通って記録面19aに
照射される。更に、前記記録面19aで反射されたレー
ザビームは前記基板19、前記対物レンズ18を介して
戻り、前記ハーフミラー17で半分が透過され、ウォラ
ストンプリズム20、集束レンズ21、シリンドリカル
レンズ22を通って集光され、光検出器23に照射し、
信号(エラー信号と再生信号)が検出される。尚、本発
明においては、レーザビームの波長は400〜800n
mの範囲であればよく、好ましくは、600〜700n
mの範囲、更に好ましくは、620〜650nm若しく
は665〜695nmの範囲である。記録時には、制御
信号を受けた前記レーザ駆動回路35が前記半導体レー
ザ14を制御し、デューティ比20〜60%の範囲で発
光させる。また、再生時には、前記半導体レーザ14は
連続したビームを発し、前記記録面19aに記録された
信号を再生することになる。
【0022】信号が高密度で記録された光磁気記録媒体
を再生する場合には、レーザビームの照射により温度が
上昇する媒体上の領域を小さくする必要がある。そのた
め、再生時においても光磁気記録媒体に照射するレーザ
ビームをパルス化する方法が有効である。従って、本発
明においては、図8に示す光学系の前記レーザ駆動回路
35により前記半導体レーザ14を制御し、所定のデュ
ーティ(レーザ光ONの時間/レーザ光OFFの時間)
でレーザビームをパルス化して信号を再生しても良い。
ここで、パルス化のデューティ比は20〜50%が適し
ている。
【0023】また、本発明において使用される光学系は
図8に示すものに限らず、図9に示すものであってもよ
い。図9に示す光学系は、再生時にレーザビームの中心
部を遮光する光学系である。図9において半導体レーザ
14から発せられた波長680nm(許容誤差±15n
m)のレーザビームはコリメータレンズ15で平行光に
され、TN型液晶16、偏光フィルタ24、ハーフミラ
ー17を通って対物レンズ18に入射される。対物レン
ズ18を経たレーザビームは集光され、光磁気記録媒体
の基板19を通って記録面19aに照射される。更に、
前記記録面19aで反射されたレーザビームは前記基板
19、前記対物レンズ18を介して戻り、前記ハーフミ
ラー17で半分が透過され、ウォラストンプリズム2
0、集束レンズ21、シリンドリカルレンズ22を通っ
て集光され、光検出器23に照射し、信号(エラー信号
と再生信号)が検出される。尚、レーザビームの波長は
400〜800nmの範囲であればよく、好ましくは、
600〜700nmの範囲、更に好ましくは、620〜
650nm若しくは665〜695nmの範囲である。
【0024】ここで、前記偏光フィルタ24は図12に
示す構造である。即ち、偏光フィルム132が透明ガラ
ス131により挟まれ、レーザビームの全面に偏光フィ
ルム132が取り付けられている。偏光フィルム132
は特定方向に偏光するレーザビームのみを透過させる。
また、透明ガラス131は、透明で光学特性の優れた物
なら何でもよく、例えば樹脂(ポリカーボネート、PM
MA等)でも構わない。
【0025】偏光フィルタ24の偏光特性は図10に示
すようになっている。即ち、前記偏光フィルタ24は偏
光フィルム132により特定方向に偏光するレーザビー
ムのみを透過させる。本実施例においては、紙面に平行
な偏光面を持つレーザビームのみを透過させるものとす
る。TN型液晶16は図12に示すように内周部と外周
部で独立に電圧を印加できるように透明電極が外周部1
21aと内周部121bにパターニングされている。
【0026】まず、記録動作について説明する。記録時
には、透明電極の外周部121a及び内周部121bに
電圧を印加する。その結果、TN型液晶16に入射した
紙面に平行な方向に偏光したレーザビームは偏光面を全
面的に変えられずに透過し、偏光フィルム132に入射
する。偏光フィルム132は紙面に平行な方向に偏光す
るレーザビームのみを透過させるので、レーザビームは
遮光されることなく偏光フィルタ24を全面的に通過
し、前記ハーフミラー17、前記対物レンズ18を介し
て光磁気記録媒体の記録面19aに照射される。光磁気
記録媒体への記録時には、印加磁界及びレーザビームを
パルス化することにより行う。パルスレーザのデューテ
ィ比は20〜50%である。また、本発明においては、
後述する光学的超解像手法により記録を行うこともでき
る。
【0027】次に再生動作について説明する。図13
(a)を参照して、透明電極の外周部121aにのみ電
圧を印加し、内周部121bには電圧を印加しない。そ
の結果、TN型液晶16に入射した紙面に平行な方向に
偏光したレーザビームは、内周部のみTN型液晶16に
よりその偏光面を90度回転させられ、紙面に垂直な方
向に偏光する。TN型液晶16を通過したレーザビーム
は偏光フィルム132により紙面に垂直な偏光面を持つ
内周部のみが遮光され、外周部のみ透過する。偏光フィ
ルタ24を通過したレーザビームは前記ハーフミラー1
7、前記対物レンズ18を通って光磁気記録媒体の前記
記録面19aに照射される。この場合、レーザビームの
中心部が遮光されるので、前記記録面19aにはメイン
ローブと1対のサイドローブから成るレーザビームが照
射される。このメインローブとサイドローブを生成する
方法を光学的超解像手法という。波長685nmのレー
ザビームを開口数0.55の対物レンズにより光磁気記
録媒体の記録面に照射すると、そのビーム径は1.1μ
m(許容誤差±0.1μm)であるが、光学的超解像手
法により生成されたメインローブの直径は、レーザビー
ムの遮光率が25%の場合、0.85μm(許容誤差±
0.1μm)である。従って、光学的超解像手法により
光磁気記録媒体の記録面に照射するレーザビームのビー
ム径を小さくすることができ、高密度再生が可能とな
る。
【0028】また、本発明においては、光学的超解像手
法により生成されたメインローブをパルス化することに
より温度が上昇する媒体の領域を小さくでき、更に高密
度再生が可能となる。パルス化は、透明電極の外周部1
21aに印加する電圧のON/OFFにより行う。図1
3を参照して、内周部121bに印加する電圧をOFF
にし、外周部121aに印加する電圧をONにした場合
は、上記のようにメインローブと1対のサイドローブか
ら成るレーザビームが光磁気記録媒体の記録面16aに
照射される。内周部121bと外周部121bに印加す
る電圧をOFFにした場合は、紙面に平行な方向に偏光
するレーザビームはTN型液晶16により全面的に偏光
面を90度回転させられるため、偏光フィルム132で
全面的に遮光されることになる。従って、透明電極の内
周部121bに印加する電圧を、常時、OFFの状態に
し、外周部121aに印加する電圧のみをON/OFF
することによりメインローブと1対のサイドローブから
成るレーザビームをパルス化することができる。
【0029】また、レーザビームの内周部のみを遮光す
る方法としては、前記透明電極の内周部121aと外周
部bとに印加する電圧のON/OFFを同一にし、前記
偏光フィルム132を互いに偏光特性の異なる内周部と
外周部とに分割して形成し、前記レーザビームの内周部
のみを遮光する方法であっても良い。尚、前記TN型液
晶16の内周部121bの直径は、開口数0.55(許
容誤差±0.1)、有効光束直径4mmの対物レンズの
場合、光学的超解像によるメインローブのビーム径が
0.75〜0.95μmになるような直径となっている。
また、有効光束直径4mm以外の場合はこれに比例して
メインローブのビーム径が0.75〜0.95μmとなる
大きさとする。
【0030】図13の説明においては、前記TN型液晶
16に入射するレーザビームは、紙面に平行な方向に偏
光するとして説明したが、これに限られるものではな
く、紙面に垂直な方向に偏光するレーザビームであって
もよい。この場合は、図14に示すように透明電極の内
周部121bに印加する電圧は、常時、ONであり、外
周部121aに印加する電圧をON/OFFする。即
ち、外周部121aに印加する電圧をOFFにした場
合、紙面に垂直な方向に偏光するレーザビームは、前記
TN型液晶16により外周部のみが偏光面を90度回転
させられ、紙面に平行な方向に偏光する。その結果、前
記偏光フィルム132により内周部は遮光され、外周部
のみが透過する。一方、外周部121aに印加する電圧
をONにした場合、紙面に垂直な方向に偏光するレーザ
ビームは、前記TN型液晶16により全面的に偏光面を
回転させられず、そのまま通過する。その結果、前記偏
光フィルム132で全面的に遮光されることになる。従
って、透明電極の外周部121aに印加する電圧をON
/OFFすることにより紙面に垂直な方向に偏光するレ
ーザビームを用いた場合にも、光学的超解像手法による
メインローブと1対のサイドローブから成るレーザビー
ムをパルス化することができる。
【0031】また、紙面に垂直な方向に偏光するレーザ
ビームを用いた場合は、透明電極とTN型液晶を全面的
に設ける必要がない。即ち、図15に示すように、紙面
に垂直な方向に偏光するレーザビームの外周部に相当す
る領域にのみ、TN型液晶122a及び透明電極121
aを設ければよい。透明電極121aに印加する電圧を
OFFにした場合、紙面に垂直な方向に偏光するレーザ
ビームは、前記TN型液晶122aにより外周部のみが
偏光面を90度回転させられ、紙面に平行な方向に偏光
する。その結果、前記偏光フィルム132により内周部
は遮光され、外周部のみが透過する。一方、外周部12
1aに印加する電圧をONにした場合、紙面に垂直な方
向に偏光するレーザビームは、前記TN型液晶16によ
り全面的に偏光面を回転させられず、そのまま通過す
る。その結果、前記偏光フィルタ24で全面的に遮光さ
れることになる。従って、この場合も透明電極121a
に印加する電圧をON/OFFすることにより光学的超
解像手法によるメインローブと1対のサイドローブから
成るレーザビームをパルス化することができる。
【0032】尚、紙面に垂直な方向に偏光するレーザビ
ームを用いた場合も、前記TN型液晶16の内周部12
1bの直径若しくはTN型液晶を設けない領域の直径
は、開口数0.55(許容誤差±0.1)、有効光束直径
4mmの対物レンズの場合、光学的超解像によるメイン
ローブのビーム径が0.75〜0.95μmになるような
直径となっている。また、有効光束直径4mm以外の場
合はこれに比例してメインローブのビーム径が0.75
〜0.95μmとなる大きさとする。
【0033】また、本実施例では、偏光フィルタ24を
用いたが、偏光選択性ホログラム、ゲストホスト素子、
偏光ガラス、偏光ビームスプリッタであってもよい。ま
た、前述するゲストホスト素子は、図16を参照してゲ
ストホスト型液晶をレーザビームの外周部と内周部に分
割し、各々独立に電圧を印加できるように設け、電圧を
印加した場合にのみ偏光選択特性を呈する素子である。
【0034】また、前述する偏光ガラスは、図17を参
照してガラス中に銀化合物を一定方向に配向させた状態
で、表面を還元させて銀を析出させたものであり、還元
させた銀膜が偏光特性を呈するものである。尚、材料の
銀については、偏光選択性を有するものであれば、他の
金属材料であっても良い。また、本実施例では、TN型
液晶16を用いたが、これに限るものではなく、STN
型液晶、強誘電性型液晶であってもよい。また、電気的
に偏光面を回転させる方法であれば液晶に限られず、ポ
ッケルスセルを採用することを可能である。また、磁気
的に偏光面を回転させる素子としてファラデー素子も採
用できる。
【0035】前述する強誘電性型液晶は、正の電圧を短
時間加えるとレーザビームの偏光方向を45度回転させ
るようになり、その状態を保持する。また、負の電圧を
短時間加えると正の電圧を加えた時とは逆の方向にレー
ザビームの偏光方向を45度回転させるようになり、そ
の状態を保持する。その結果、正の電圧を加えたときと
負の電圧を加えたときでは、透過後のレーザビームの偏
光方向には90度の差がある。即ち、出射時のレーザビ
ームの偏光方向を本実施例における偏光方向より、予め
45度回転させておくと、本実施例と同じ動作が可能と
なる。強誘電性型液晶を用いると、電圧を加えるのは最
初の短時間だけでよいので省電力になる。
【0036】また、前述するポッケルスセルは、図18
を参照して、電圧印加時にレーザビームの偏光面を回転
させるものである。このポッケルスセルは、印加電圧を
調整することにより偏光面の角度を変化させることがで
き、組立調整が容易である。また、前述するファラデー
素子は、図19を参照して、磁界の印加時にレーザビー
ムの偏光面を回転させるものである。このファラデー素
子は図より明らかな通り、光の通過方向と磁界の印加方
向が共通であり、ファラデー素子を支持する鏡筒にコイ
ルを巻き付けることにより偏光面を回転でき、組立構成
が簡単になる。
【0037】また、前記レーザビームの内周部を遮光す
る遮光体の形状は円形若しくは長方形若しくは6角形以
上の多角形であってもよい。上記図5に示した超解像光
磁気記録媒体を記録媒体として用いた場合の最適な変調
方式について説明する。図5に示す前記再生層4に用い
る磁性膜としてはGdFeCoの他にGdFe、GdC
oが適している。また、前記記録層2としてはTbFe
Coの他にTb,Dy,Ndの中から選択した元素とF
e,Co,Niの中から選択した元素とから成る単層の
磁性膜若しくは多層の磁性膜であってもよい。また、更
に、Pt,Pdの内の1元素とFe,Co,Niの中か
ら選択した元素とから成る単層の磁性膜若しくは多層の
磁性膜であってもよい。尚、記録層と再生層の膜厚は図
5の説明において示した膜厚と同じである。
【0038】図22を参照して、超解像光磁気記録媒体
においてNRZ変調、1−7変調、2−7変調を用いて
記録した場合の再生時のビットエラー率とビット長の関
係を説明する。この場合、PR方式による信号処理は用
いていない。いずれの変調方式を用いてもビット長が短
くなるとビットエラー率は大きくなるが、ビット長が
0.3μm/bit以下では2−7変調、1−7変調、
NRZ変調の順にビットエラー率が減少する。従って、
超解像光磁気記録媒体を記録媒体に用いた場合はNRZ
変調方式による記録が適している。図23を参照して、
上記3変調方式にPR方式による信号処理を適用した場
合の再生時のビットエラー率とビット長の関係を説明す
る。PR方式はいずれの変調方式においてもPR(1,
1)である。いずれの変調方式においてもPR(1,
1)方式による信号処理を適用することにより0.3μ
m/bit以下のビット長でのビットエラー率は大幅に
減少するが、この場合にもPR(1,1)方式による信
号処理をNRZ変調方式に適用した場合が最もビットエ
ラー率が小さく、0.2μm/bitのビット長まで1
0−4以下の低ビットエラー率を保持する。1−7変調
方式、2−7変調方式に最適なPR方式は、上記説明し
た如く、それぞれ、PR(1,2,2,1)方式、PR
(1,2,2,2,1)方式であるので、図24を参照
して、NRZ変調方式にPR(1,1)方式による信号
処理、1−7変調方式にPR(1,2,2,1)方式に
よる信号処理、2−7変調方式にPR(1,2,2,
2,1)方式による信号処理を適用した結果を説明す
る。1−7変調方式において最適なPR(1,2,2,
1)方式による信号処理、2−7変調方式において最適
なPR(1,2,2,2,1)方式による信号処理を用
いてもNRZ変調方式による信号処理を用いた場合より
は再生時のビットエラー率は大きく、NRZ変調方式に
PR(1,1)方式による信号処理を適用することが最
も良い再生特性を得る方法であることが明らかとなっ
た。
【0039】また、通常、上記図1に示した光磁気記録
媒体の記録/再生装置においては、前記波形等化回路4
1と前記複合器43との間にバンドパスフィルタが設け
られるが、本発明においては、図25に示す特性を有す
るバンドパスフィルタを使用するものとする。即ち、1
kHz以下の低周波ノイズと3MHz以上の高周波ノイ
ズをカットするバンドパスフィルタを使用する。また、
低域の臨界周波数は1kHzに限らず、0.5〜3kH
zの範囲であればよい。この低域の臨界周波数は図26
に示す方法により決定した。図26は再生信号の振幅の
揺らぎ量と遮断周波数との関係を示すが、ポリカーボネ
ートの複屈折によるエンベロープの揺らぎは遮断周波数
が高くなると共に小さくなるが、再生信号のDC成分カ
ットによるエンベロープの揺らぎは遮断周波数とともに
大きくなる。従って。両カーブが交差する遮断周波数を
低域の臨界周波数として決定した。
【0040】NRZ変調方式にPR(1,1)方式によ
る信号処理を用いた場合には、最短ドメイン長である1
Tの信号は実際には再生できなくても良いので、2Tの
信号は3MHzで再生することが可能になり、光磁気記
録媒体の再生速度を向上させることができる。臨界周波
数が0.5〜3kHz以下の低域のノイズとしては、通
常、図27に示すような光磁気記録媒体の基板材料であ
るポリカーボネートの複屈折の不均一性に起因するエン
ベロープのうねりがある。従って、前記のバンドパスフ
ィルタを用いることにより図27に示すような低域のノ
イズをカットでき、2Tの信号を3MHzの周波数で再
生できることになり、再生特性のよい高速再生が可能と
なる。
【0041】図28を参照して、前記バンドパスフィル
タを用いた場合の超解像光磁気記録媒体と通常の光磁気
記録媒体の再生時のCN比の比較を説明する。再生時の
線速度は2m/sec、2Tの信号のドメイン長は0.
33μmであり、前記光学ヘッド36から照射されるレ
ーザビームは連続光である。通常の光磁気記録媒体の場
合、再生周波数が1.5MHz以上になると再生時のC
N比は大きく低下するが、超解像光磁気記録媒体の場合
はCN比の低下は小さく、3MHzの再生周波数におい
ても37dBのCN比が得られる。NRZ変調方式にP
R(1,1)方式による信号処理を適用することにより
最高周波数である1Tの信号は再生しなくてもよいの
で、この場合、2Tの信号は3MHzの周波数で再生さ
れたことになる。尚、超解像光磁気記録媒体は、CAD
方式、RAD方式及びFAD方式のいずれの媒体でも良
いが、CAD方式による超解像光磁気記録媒体において
本発明の効果が最も顕著である。
【0042】また、図28においては、連続光のレーザ
ビームを照射して再生した場合について説明したが、こ
れに限ることはなく、再生レーザビームをパルス化して
再生を行っても良い。この場合には、レーザビームが媒
体に照射されることにより媒体に生じた熱の拡散は連続
光の場合より小さくなるので再生しようとしているドメ
インのみが昇温されることになる。従って、連続光を用
いた場合より再生特性の向上が期待できる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、Partial re
sponse方式を用いることにより最高周波数の信号
振幅が得られなくても信号を再生できるので高密度再生
が可能となる。また、本発明によれば、NRZ変調方
式、1−7変調方式、2−7変調方式で変調された信号
を高密度に再生できる。
【0044】また、本発明によれば、最小振幅が最大振
幅の20%以下である信号を記録再生できる。また、本
発明によれば、最小振幅が最大振幅の50%以下である
信号を記録再生できる。また、本発明によれば、光磁気
記録媒体若しくは超解像光磁気記録媒体若しくは相変化
ディスクへの高密度記録/再生が可能となる。
【0045】また、本発明によれば、超解像光磁気記録
媒体においてはNRZ変調方式が最適な変調方式であ
り、この変調方式にPR(1,1)方式による信号処理
を適用することにより更に再生時のビットエラー率を低
下できる。また、本発明によれば、超解像光磁気記録媒
体にドメイン長が0.33μmの2Tの信号を記録し、
線速度2m/secで再生することにより、3MHzの
再生周波数においても37dBの再生CN比が得られ、
高速再生が可能であることがわかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気記録媒体の記録再生装置の回路ブロック
図である。
【図2】本発明における符号化方式を示す図である。
【図3】本発明におけるPR(1,1)方式による符号
化列を示す図である。
【図4】本発明における3値判別による再生信号の振幅
の変化を示す図である。
【図5】光磁気記録媒体の構造図である。
【図6】超解像光磁気記録媒体の構造図である。
【図7】相変化ディスクの構造図である。
【図8】記録再生装置の光学系を示す図である。
【図9】光学的超解像手法による光学系を示す図であ
る。
【図10】偏光フィルムの特性を示す図である。
【図11】記録時の印加磁界とパルスレーザ光との関係
を示す図である。
【図12】本発明における液晶を用いた光学的超解像手
段を配する光学系を示す模式図である。
【図13】本発明における液晶を用いた光学的超解像手
段及びパルス化手段を示す模式図である。
【図14】本発明における液晶を用いた他の光学的超解
像手段及びパルス化手段を示す模式図である。
【図15】本発明における液晶を用いた他の光学的超解
像手段及びパルス化手段を示す模式図である。
【図16】ゲストホスト素子の原理を説明する図であ
る。
【図17】偏光ガラスの原理図を説明する図である。
【図18】ポッケルスセルの模式的動作原理説明図であ
る。
【図19】ファラデー素子の模式的動作原理説明図であ
る。
【図20】本発明におけるPR(1,2,2,1)方式
による符号化列を示す図である。
【図21】本発明におけるPR(1,2,2,2,1)
方式による符号化列を示す図である。
【図22】NRZ変調方式、1−7変調方式及び2−7
変調方式における再生時のビットエラー率とビット長の
関係を示す図である。
【図23】NRZ変調方式、1−7変調方式及び2−7
変調方式にPR(1,1)方式による信号処理を適用し
た場合の再生時のビットエラー率とビット長の関係を示
す図である。
【図24】NRZ変調方式にPR(1,1)方式による
信号処理、1−7変調方式にPR(1,2,2,1)方
式による信号処理及び2−7変調方式にPR(1,2,
2,2,1)方式による信号処理を適用した場合の再生
時のビットエラー率とビット長の関係を示す図である。
【図25】バンドパスフィルタの特性図である。
【図26】バンドパスフィルタの低域の臨界周波数を決
定するための特性図である。
【図27】ポリカーボネート基板の複屈折の不均一性に
起因して発生する低周波のエンベロープを示す図であ
る。
【図28】通常の光磁気記録媒体と超解像光磁気記録媒
体とにおける再生時のCN比の再生周波数依存性を示す
図である。
【符号の説明】
1、2・・・再生信号の振幅 3・・・基板 4・・・下地層 5・・・再生層 6・・・記録層 7・・・保護層 8・・・放熱層 9・・・紫外線硬化樹脂 14・・・半導体レーザ 15・・・コリメータレンズ 16・・・TN型液晶 17・・・ハーフミラー 18・・・対物レンズ 19・・・ポリカーボネート 19a・・・記録面 20・・・ウォラストンプリズム 21・・・集束レンズ 22・・・シリンドリカルレンズ 23・・・光検出器 24・・・偏光フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 淳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を所定の変調方式で変調して記録媒
    体に記録し、 最高周波数の信号振幅が得られなくても信号を再生でき
    るように所定のPartial Response方式
    で信号処理を行うことを特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記所定のPartial Response方式は、
    前記所定の変調方式に応じて決定されることを特徴とす
    る記録再生方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記所定の変調方式は、Non Return Zer
    o変調であることを特徴とする記録再生方式。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記記録媒体からの再生信号の最小振幅が最大振幅の2
    0%以下であることを特徴とする記録再生方式。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記所定のPartial Response方式は、
    PR(1,1)方式であることを特徴とする記録再生方
    式。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、 前記所定の変調方式は、1−7変調方式であることを特
    徴とする記録再生方式。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記記録媒体からの再生信号の最小振幅が最大振幅の5
    0%以下であることを特徴とする記録再生方式。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記所定のPartial Response方式は、
    PR(1,2,2,1)方式であることを特徴とする記
    録再生方式。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2において、 前記所定の変調方式は、2−7変調方式であることを特
    徴とする記録再生方式。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記記録媒体からの再生信号の最小振幅が最大振幅の5
    0%以下であることを特徴とする記録再生方式。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記所定のPartial Response方式は、
    PR(1,2,2,2,1)方式であることを特徴とす
    る記録再生方式。
  12. 【請求項12】 請求項1から11において、 前記記録媒体への記録は、磁界変調方式で行われること
    を特徴とする記録再生方式。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記記録媒体からの再生は、光学的超解像手法により行
    われることを特徴とする記録再生方法。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において、 前記記録媒体からの再生は、パルス化レーザビームを用
    いて行われることを特徴とする記録再生方法。
  15. 【請求項15】 請求項12から14において、 前記記録媒体は、相変化ディスクであることを特徴とす
    る記録再生方法。
  16. 【請求項16】 請求項12から14において、 前記記録媒体は、光磁気記録媒体であることを特徴とす
    る記録再生方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記光磁気記録媒体は、超解像光磁気記録媒体であるこ
    とを特徴とする記録再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記超解像光磁気記録媒体は、 基板と、 該基板上に形成されたGdFeCo若しくはGdFe若
    しくはGdCoから成る再生層と、 該再生層上に形成されたTbFeCo、若しくはTb,
    Dy,Ndの中から選択した元素とFe,Co,Niの
    中から選択した元素とから成る単層の磁性膜又は多層の
    磁性膜、若しくはPt,Pdの内の1元素とFe,C
    o,Niの中から選択した元素とから成る単層又は多層
    の磁性膜から成る記録層と、から成る超解像光磁気記録
    媒体であることを特徴とする記録再生方法。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 前記再生層の膜厚は、990〜1010Åの範囲であ
    り、 前記記録層の膜厚は、400〜600Åの範囲であるこ
    とを特徴とする記録再生方法。
  20. 【請求項20】 請求項18または19において、 前記超解像光磁気記録媒体は、再生信号の内、0.5〜
    3kHzの範囲の再生周波数以下の低周波数領域と3M
    Hz以上の高周波数領域を遮断するバンドパスフィルタ
    を用いて再生されることを特徴とする記録再生方法。
JP22868096A 1996-06-27 1996-08-29 記録再生方法 Pending JPH1074366A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22868096A JPH1074366A (ja) 1996-06-27 1996-08-29 記録再生方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16742496 1996-06-27
JP8-167424 1996-06-27
JP22868096A JPH1074366A (ja) 1996-06-27 1996-08-29 記録再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1074366A true JPH1074366A (ja) 1998-03-17

Family

ID=26491473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22868096A Pending JPH1074366A (ja) 1996-06-27 1996-08-29 記録再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1074366A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100981A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nec Corporation 情報記録媒体、情報再生装置、情報再生方法
WO2008149814A1 (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Sharp Kabushiki Kaisha 光情報記録媒体および光情報処理装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100981A1 (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Nec Corporation 情報記録媒体、情報再生装置、情報再生方法
JPWO2006100981A1 (ja) * 2005-03-18 2008-09-04 日本電気株式会社 情報記録媒体、情報再生装置、情報再生方法
WO2008149814A1 (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Sharp Kabushiki Kaisha 光情報記録媒体および光情報処理装置
JPWO2008149814A1 (ja) * 2007-06-01 2010-08-26 シャープ株式会社 光情報記録媒体および光情報処理装置
JP2010225281A (ja) * 2007-06-01 2010-10-07 Sharp Corp 光情報記録媒体および光情報記録媒体再生方法
JP2010225280A (ja) * 2007-06-01 2010-10-07 Sharp Corp 光情報記録媒体再生装置
JP2010225279A (ja) * 2007-06-01 2010-10-07 Sharp Corp 光情報記録媒体再生方法
JP2010225282A (ja) * 2007-06-01 2010-10-07 Sharp Corp 光情報記録媒体再生装置
JP2010225278A (ja) * 2007-06-01 2010-10-07 Sharp Corp 光情報記録媒体再生装置
JP4938078B2 (ja) * 2007-06-01 2012-05-23 シャープ株式会社 光情報記録媒体再生方法
US8189444B2 (en) 2007-06-01 2012-05-29 Sharp Kabushiki Kaisha Optical information recording medium and optical information processing apparatus
US8441905B2 (en) 2007-06-01 2013-05-14 Sharp Kabushiki Kaisha Optical information recording medium and optical information processing apparatus
US8582412B2 (en) 2007-06-01 2013-11-12 Sharp Kabushiki Kaisha Optical information recording medium and optical information processing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960016891B1 (ko) 광자기기록방식
US4586092A (en) Thermo-magneto-optical memory device and recording medium therefor
US7368146B2 (en) Magneto-optical recording medium, manufacturing method thereof and magneto-optical data recording and playback device
JPH0397140A (ja) 光磁気記録再生方法
US5796683A (en) Magneto-optical recording device having a controllable polarizing filter
RU2040047C1 (ru) Носитель для термомагнитной записи и оптического воспроизведения хранимой информации и способ его изготовления
JPH1040547A (ja) 情報記録再生装置
JPH09293286A (ja) 光磁気記録媒体及び情報記録再生装置
JPH0775042B2 (ja) 光磁気記録再生装置
JPH0250335A (ja) 磁気光学記憶素子
JPH1074366A (ja) 記録再生方法
JPH0573990A (ja) 光記録方法、光記録再生方法、光記録材料及び光記録装置
JP2645549B2 (ja) 光磁気記録方法および装置
EP0393652A3 (en) Magneto-optical recording and reproducing method, magnetooptical memory apparatus
JP3104202B2 (ja) 光学記録媒体
JP2636694B2 (ja) 光磁気記録媒体の記録再生方法および記録再生装置
JP3655121B2 (ja) 光磁気情報記録再生装置および光磁気記録媒体ならびに光磁気記録媒体の製造方法
JP3022375B2 (ja) 光磁気記録媒体記録再生装置
JPH11339340A (ja) 記録装置、記録方法及び光磁気記録媒体
JPH087385A (ja) 光磁気信号記録再生方法
JPS58118047A (ja) 光磁気記録媒体
JPH07320317A (ja) 光磁気ディスクと記録再生方法
JPH11296926A (ja) 光磁気記録媒体の記録装置及びその記録方法並びに光磁気記録媒体の再生装置及びその再生方法
JPH0644628A (ja) 情報の熱磁気記録兼光学的読取方法
JPH10269643A (ja) 光磁気記録媒体の記録再生方法および記録再生装置