JPH1074122A - プリンタ用icの過電圧保護回路 - Google Patents

プリンタ用icの過電圧保護回路

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JPH1074122A
JPH1074122A JP8230891A JP23089196A JPH1074122A JP H1074122 A JPH1074122 A JP H1074122A JP 8230891 A JP8230891 A JP 8230891A JP 23089196 A JP23089196 A JP 23089196A JP H1074122 A JPH1074122 A JP H1074122A
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JP
Japan
Prior art keywords
printer
terminal
power supply
signal
protection circuit
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Pending
Application number
JP8230891A
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English (en)
Inventor
Nobuo Kikkai
信雄 吉開
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正・負過電圧からプリンタ用ICを保護する
とともに、信号端子で入力するインタフェース信号が正
電源端子側へ流入することによる上位コンピュータの誤
動作を防止する。 【解決手段】 過電圧保護回路10は、正電源端子5
2、負電源端子54、上位コンピュータ56(図2)か
らのインタフェース信号I/Fを入力する信号端子58
等を有するプリンタ用IC60に設けられ、信号端子5
8と負電源端子54との間に接続されたツェナーダイオ
ード12からなる。ツェナーダイオード12は、アノー
ド12Aが負電源端子54に接続され、カソード12K
が信号端子58に接続されている。ツェナーダイオード
12のツェナー電圧Vzは、信号端子58に印加される
ハイレベル信号の電圧にほぼ等しく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位コンピュータ
からのインタフェース信号を入力するプリンタ用ICに
設けられる過電圧保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】図3は、従来のプリンタ用ICの過電圧保
護回路を示す回路図である。以下、この図面に基づき説
明する。
【0004】従来の過電圧保護回路50は、正電源端子
52、負電源端子54、上位コンピュータ56(図4)
からのインタフェース信号I/Fを入力する信号端子5
8等を有するプリンタ用IC60に設けられ、信号端子
58と負電源端子54との間に接続されたダイオード6
2と、信号端子58と正電源端子52との間に接続され
たダイオード64とからなる。過電圧保護回路50は、
所定の回路機能を有する内部回路66とともにプリンタ
用IC60内に作り込まれ、静電気等から内部回路66
を保護している。
【0005】次に、過電圧保護回路50の動作を説明す
る。
【0006】負電源端子54(接地電圧GND)を基準
にして正の過電圧が信号端子58に印加されると、ダイ
オード64に順方向電圧が印加される。そのため、ダイ
オード64が導通することにより、正の過電圧は正電源
端子52(電源電圧Vcc)側へ流れる電流によって消
滅する。また、信号端子58に負の過電圧が印加される
と、ダイオード62に順方向電圧が印加される。そのた
め、ダイオード62が導通することにより、負の過電圧
は負電源端子54側から流れる電流によって消滅する。
このようにして、過電圧保護回路50は、静電気等によ
る正・負過電圧からプリンタ用IC60を保護してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4は、過電圧保護回
路50の動作を示す回路図である。以下、図3及び図4
に基づき、過電圧保護回路50の問題点を説明する。
【0008】図4において、上位コンピュータ56は、
出力IC70、出力信号チェックIC72、入力IC7
4等を備えている。プリンタ80は、プリンタ用IC6
0の他に、正電源端子52と負電源端子54との間(電
源電圧Vccと接地電圧GNDとの間)の等価抵抗8
2、出力IC84等を備えている。
【0009】ここで、上位コンピュータ56の電源がオ
ン、プリンタ80の電源がオフ、等価抵抗82が低抵抗
値、上位コンピュータ56の出力IC70がハイレベル
を出力、という条件であるとする。このとき、上位コン
ピュータ56の出力信号チェックIC72で、インタフ
ェース信号I/Fをチェックするとローレベルが検知さ
れる。その結果、上位コンピュータ56側で出力信号が
不一致とみなされることにより、インタフェース異常と
誤って判断されてしまう。
【0010】その理由は、プリンタ80内の等価抵抗8
2が低抵抗値であるため、上位コンピュータ56からの
洩れ電流IL が流入しても、プリンタ80内のVccラ
インがほぼ0〔V〕を示すからである。このとき、イン
タフェース信号I/Fの電位は、ダイオード64のVF
(順方向降下電圧)≒1〔V〕にクランプされる。その
ため、上位コンピュータ56内の出力信号チェックIC
72から見ると、インタフェース信号I/Fが1〔V〕
すなわちローレベルであると検知されてしまう。
【0011】また、上位コンピュータ56の電源がオ
ン、プリンタ80の電源がオフ、等価抵抗82が高抵抗
値、インタフェース信号I/F用配線が多数本存在、と
いう条件であるとする。このとき、上位コンピュータ5
6の大半の出力IC70がハイレベルを出力すると、プ
リンタ80がオフにもかかわらず、上位コンピュータ5
6はプリンタ80から制御信号が送られてきたかのよう
な動作をしてしまう。
【0012】その理由は、上位コンピュータ56から多
数本のインタフェース信号I/F用配線を介してプリン
タ80内のVccラインに電流が流れ込むと、等価抵抗
82が高抵抗値であるため、プリンタ80内のVccラ
インの電位が洩れ電流IL により上昇するからである。
このとき、プリンタ80内の出力IC84のVcc端子
電圧が数Vのレベル迄上昇し、上位コンピュータ56に
対し不確定なレベルの信号(情報)を出力してしまうこ
とになる。
【0013】このように、過電圧保護回路50は、正・
負過電圧からプリンタ用IC60を保護する一方、信号
端子58で入力するインタフェース信号I/Fが正電源
端子52側へ流入することを許容していた。そのため、
プリンタ用IC52内の等価抵抗82の抵抗値によっ
て、上位コンピュータ56が誤動作を起こすことがあっ
た。
【0014】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、正・負過電圧
からプリンタ用ICを保護するとともに、信号端子で入
力するインタフェース信号が正電源端子側へ流入するこ
とによる上位コンピュータの誤動作を防止できる、過電
圧保護回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る過電圧保護
回路は、正電源端子、負電源端子、上位コンピュータか
らのインタフェース信号を入力する信号端子等を有する
プリンタ用ICに設けられ、前記信号端子と前記負電源
端子との間に接続されたツェナーダイオードからなるも
のである。
【0016】ツェナーダイオードのツェナー電圧以上の
正の過電圧が信号端子に印加されると、ツェナーダイオ
ードが導通することにより、正の過電圧は負電源端子へ
流れる電流によって消滅する。また、ツェナーダイオー
ドの順方向降下電圧以上の負の過電圧が信号端子に印加
されると、ツェナーダイオードが導通することにより、
負の過電圧は負電源端子から流れる電流によって消滅す
る。このようにして、過電圧保護回路は、正・負過電圧
からプリンタ用ICを保護する。
【0017】また、信号端子と正電源端子とがダイオー
ド等で接続されずに開放されているため、信号端子で入
力するインタフェース信号が、正電源端子側へ流入する
ことはない。したがって、正電源端子と負電源端子との
間の等価抵抗の抵抗値に関係なく、この等価抵抗に起因
する上位コンピュータの誤動作は生じない。
【0018】なお、本発明に係る過電圧保護回路は、プ
リンタ用ICに限らず、他の周辺機器用ICやゲートア
レイIC等にも適用可能である。また、ここでいう「ツ
ェナーダイオード」には、ツェナーダイオードと実質的
に同じ動作をする素子も含まれるものとする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る過電圧保護
回路の一実施形態を示す回路図である。以下、この図面
に基づき説明する。ただし、図3と同一部分は同一符号
を付すことにより重複説明を省略する。
【0020】過電圧保護回路10は、正電源端子52、
負電源端子54、上位コンピュータ56(図2)からの
インタフェース信号I/Fを入力する信号端子58等を
有するプリンタ用IC60に設けられ、信号端子58と
負電源端子54との間に接続されたツェナーダイオード
12からなる。ツェナーダイオード12は、アノード1
2Aが負電源端子54に接続され、カソード12Kが信
号端子58に接続されている。ツェナーダイオード12
のツェナー電圧Vzは、信号端子58に印加されるハイ
レベル信号の電圧にほぼ等しく設定されている。過電圧
保護回路10は、プリンタ用IC60内に作り込まれて
いるが、プリンタ用IC60の外付けとしてもよい。
【0021】次に、過電圧保護回路10の動作を説明す
る。
【0022】ツェナーダイオード12は、ツェナー電圧
Vzが5〔V〕、順方向降下電圧VF が約1〔V〕とす
る。ここで、信号端子58に入力されるインタフェース
信号I/Fに正の過電圧(+5〔V〕以上)が発生する
と、ツェナーダイオード12にツェナー電圧Vz以上の
逆方向電圧が印加される。そのため、ツェナーダイオー
ド12が導通することにより、正の過電圧は負電源端子
54側へ流れる電流I1 (図2)によって消滅する。ま
た、信号端子58に入力されるインタフェース信号I/
Fに負の過電圧(−1〔V〕以下)が発生すると、ツェ
ナーダイオード12に順方向降下電圧VF 以上の順方向
電圧が印加される。そのため、ツェナーダイオード12
が導通することにより、負の過電圧は負電源端子54側
から流れる電流I2 (図2)によって消滅する。このよ
うにして、過電圧保護回路10は、正・負過電圧からプ
リンタ用IC60を保護している。
【0023】図2は、過電圧保護回路10の動作を示す
回路図である。以下、図1及び図2に基づき、過電圧保
護回路10によって従来の問題点を解決できることを説
明する。ただし、図4と同一部分は同一符号を付すこと
により重複説明を省略する。
【0024】上位コンピュータ56は電源がオン、プリ
ンタ80は電源がオフ、プリンタ80の電源電圧Vcc
が0〔V〕であるとする。上位コンピュータ56内の出
力IC70から出力されるインタフェース信号I/F
は、ローレベル(0〔V〕)からハイレベル(5
〔V〕)を遷移する。このとき、プリンタ80は電源が
オフで電源電圧Vccが0〔V〕であるが、この遷移電
圧では順方向及び逆方向ともにツェナーダイオード12
に電流は流れない。つまり、上位コンピュータ56から
の洩れ電流は存在し得ない。
【0025】このため、プリンタ80内には電流は流入
しないため、プリンタ80内の等価抵抗82の抵抗値に
関係なく電源電圧Vccの電位は上昇せず0〔V〕を保
持する。これにより、プリンタ80内の出力IC84の
電源電圧Vccが0〔V〕のため、出力IC84から出
力されるインタフェース信号I/Fはハイインピーダン
ス状態を示し、上位コンピュータ56から見るとプリン
タ80が電源オフ又はプリンタ80が接続されていない
ように見える。
【0026】また、上位コンピュータ56内の出力IC
70から出力されるインタフェース信号I/Fは、プリ
ンタ80にて電源電圧Vccや接地電圧GNDに引っぱ
られることなく正常な電位を保つ。したがって、上位コ
ンピュータ56内の出力信号チェックIC72において
も、異常を示すアラームは生じない。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る過電圧保護回路によれば、
信号端子と負電源端子との間に接続されたツェナーダイ
オードによって構成したことにより、正・負過電圧から
プリンタ用ICを保護できるとともに、信号端子で入力
するインタフェース信号が正電源端子側へ流入すること
を阻止できる。したがって、プリンタ用ICの正電源端
子と負電源端子との間の等価抵抗の抵抗値に関係なく、
この等価抵抗に起因する上位コンピュータの誤動作を防
止できる。
【0028】しかも、従来二個のダイオードが必要であ
ったのに対して一個のツェナーダイオードでよいので、
部品点数を削減でき、これにより小型化、製造簡略化、
低価格化等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過電圧保護回路の一実施形態を示
す回路図である。
【図2】図1の過電圧保護回路の動作を示す回路図であ
る。
【図3】従来の過電圧保護回路を示す回路図である。
【図4】図3の過電圧保護回路の動作を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10 過電圧保護回路 12 ツェナーダイオード 12A ツェナーダイオードのアノード 12K ツェナーダイオードのカソード 52 正電源端子 54 負電源端子 56 上位コンピュータ56 58 信号端子 60 プリンタ用IC I/F インタフェース信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正電源端子、負電源端子、上位コンピュ
    ータからのインタフェース信号を入力する信号端子等を
    有するプリンタ用ICに設けられ、 前記信号端子と前記負電源端子との間に接続されたツェ
    ナーダイオードからなるプリンタ用ICの過電圧保護回
    路。
  2. 【請求項2】 前記ツェナーダイオードは、アノードが
    前記負電源端子に接続され、カソードが前記信号端子に
    接続された、請求項1記載のプリンタ用ICの過電圧保
    護回路。
  3. 【請求項3】 前記ツェナーダイオードのツェナー電圧
    は、前記信号端子に印加されるハイレベル信号の電圧に
    ほぼ等しく設定されている、請求項2記載の記載のプリ
    ンタ用ICの過電圧保護回路。
JP8230891A 1996-08-30 1996-08-30 プリンタ用icの過電圧保護回路 Pending JPH1074122A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000315