JPH107406A - オゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置

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JPH107406A
JPH107406A JP16549096A JP16549096A JPH107406A JP H107406 A JPH107406 A JP H107406A JP 16549096 A JP16549096 A JP 16549096A JP 16549096 A JP16549096 A JP 16549096A JP H107406 A JPH107406 A JP H107406A
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JP
Japan
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cooling
gas
tube
ozone
container body
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Pending
Application number
JP16549096A
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English (en)
Inventor
Michio Nishino
民智夫 西野
Hisashi Suwahara
久 諏訪原
Tomofumi Miyashita
朋史 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器19内に円筒状の高圧電極部および放電
ギャップ23を有した無声放電式のオゾン発生装置にお
いて冷却効率を高めオゾン発生量を増やす。 【解決手段】 前記高圧電極部を、両端が閉塞された導
電性の導流管20と、該導流管20の同軸外周に導流ス
ペース21を介して配設され、内周に高圧極24が設け
られるとともに両端が開放された絶縁体管22とで構成
し、さらに導流スペース21に導電性スペーサ25を挿
入する。容器19の外部に、冷却ガス出口19bから導
かれるガスを冷却するための冷却器26を設け、原料ガ
スと冷却器26で冷却された冷却ガスとを混合したガス
を、混合ガス入口19aから導入し、該導入したガスの
一部は導流スペース21および放電ギャップ23内に流
通させ、その他は前記導流スペース21、冷却ガス出口
19bおよび冷却器26を介して循環させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理や屎尿処理
等に利用される無声放電式のオゾン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オゾンは極めて強い酸化力を有し、水の
殺菌、脱臭、脱色等の上下水処理や屎尿処理及び食品関
連における殺菌などの多くの用途に使われている。オゾ
ンの生成法には、紫外線照射法、放射線照射法、プラズ
マ放電法、無声放電法及び水の電気分解法等があるが、
工業的には無声放電法が主体である。
【0003】図13に無声放電法によるオゾン発生装置
の原理を示す。図13において高電圧電極1と接地電極
2は、両者間に空隙部3が形成されるように誘電体4を
介在させて並設されている。両電極1,2間に例えばA
C電圧を印加して空隙部3で無声放電を発生させ、原料
となるガス(乾燥空気もしくは酸素)をこの空隙部3に
通すことによりオゾンを発生させている。
【0004】オゾンO3の理論収率は、 O2→O+O−118Kcal(吸熱反応) O+O2→O3+25Kcal(発熱反応) より、 3O2→2O3−68Kcal となり、O3を1mol生成するために34Kcal必
要となる。従って理論上の収率は1.2kgO3/KW
hとなる。しかし、消費電力に対するオゾンの生成効率
は理論収率に比べて極めて低く数%に過ぎず、残りの9
0数%の電力は熱となってオゾン生成に寄与していない
というのがオゾン発生装置の現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オゾンの生成量に影響
を及ぼす主な因子としては、電極の形状、電極間ギャッ
プの大きさ、誘電体の形状及び材質、電極の冷却方法、
原料ガスの除湿や冷却方法、印加電圧の波形等が挙げら
れる。
【0006】現在のオゾン発生装置は図13で示したよ
うに、電極間に空隙が形成されるように誘電体を介在さ
せてその空隙部分で放電を起こさせる無声放電を応用す
る構造などが主となっている。図13において無声放電
が起こると電極と誘電体間の空隙部3に微小なストリー
マ状放電柱が多数発生し、その放電柱の中を大量の電子
が流れる。その際空隙部分を流れている原料ガス中の酸
素分子O2と電子とが衝突し、衝突電離によって酸素原
子Oや励起酸素分子O2*が生成し、酸素分子O2と反応
してオゾンO3が生成される(放電の化学作用)。
【0007】ここでオゾン生成の原理を図14とともに
詳細に説明する。図14において、交流電圧を印加して
無声放電を起こさせる場合、誘電体側の電極1が正で接
地側の電極2が負となるAC電圧の正の半波の電圧上昇
時に、発生した微小なストリーマ状放電柱の中を電子が
接地電極2側から高電位となる誘電体4側に移動し、そ
の電子はある面積で誘電体4の表面に広がって堆積す
る。そして次に発生するストリーマ状放電柱はすでに堆
積している多数の電子を避けて、まだ電子が堆積してい
ない誘電体4の表面の別の箇所に到達して同様に多数の
電子を表面に堆積させる。この繰り返しにより電子が堆
積する箇所が誘電体4の表面に分散して存在するように
なる。
【0008】電圧の極性が反転して誘電体4側の電極1
が負で接地側の電極2が正になって無声放電が起こる
と、誘電体表面に堆積していた電子は前記ストリーマ状
放電柱の中を、今度は電位が高くなる接地電極2側へ移
動する。このように電子が電極と誘電体の間を移動する
時に前述のような原料ガス中の酸素分子O2と衝突して
オゾンO3が生成されるわけである。
【0009】安定な無声放電を発生させるためには、電
極間ギャップ長を数mm以下にするとともに、ギャップ
長を均一にして放電をギャップ部分で一様に発生させる
必要がある。しかし微小なギャップ部分を均一に保つこ
とが難しく、従って安定な無声放電が得られにくい。オ
ゾン発生装置が大形になる程この問題が生じてくる。ま
た電圧印加中に上昇する電極および誘電体の温度が電極
間が狭いためにギャップ部分に伝わりやすく、そのため
生成されたオゾンO3が分解して酸素O2に戻ってしまう
などの問題があって、オゾンの生成効率を向上させるこ
とが難しい。
【0010】従来の円筒管式のオゾン発生装置は例えば
図15のように構成されていた。図15において容器1
1内には、接地電極管(SUS管)12が配設されてい
る。接地電極管12の内部には放電ギャップ13を介し
て、片側が封止された絶縁体管、例えばガラス管14が
配設されている。このガラス管14の内周面には高圧極
15が設けられている。16は導体、17は引き出し導
体、18は高圧碍子である。尚前記高圧電極部を構成す
るガラス管14(高圧極15)は図16に示すように構
成されている。
【0011】図15のように構成された装置において、
接地電極管12の外周面は冷却水によって冷却される。
また引き出し導体17および導体16を介して高電圧を
印加し、原料ガス入口から導入し放電ギャップ13内を
通流させた原料ガス中にオゾンを発生させ、該オゾンガ
スをオゾン出口から導出するものである。
【0012】前記のように、従来は接地電極管に対して
は、水冷等の手段により冷却が行われているが、高圧電
極部の冷却は原料ガスを通して接地電極管に熱を伝える
ことだけで行っている。このため高圧電極部は100℃
近い高温になり、オゾン発生効率向上の妨げとなってい
る。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、冷却効率を高めてオゾン発生量を増やした
オゾン発生装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体内に
高圧電極部を設け、該高圧電極部の同軸外周部に放電ギ
ャップを介して接地電極管を配設し、前記接地電極管の
外壁を冷却水により冷却するとともに、前記高圧電極部
に高電圧を印加し、放電ギャップ内に流通させた原料ガ
ス中にオゾンを発生させるオゾン発生装置において、
(1)前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に
接続され、両端が閉塞された導電性の導流管と、該導流
管の同軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に
高圧極が設けられるとともに両端が開放された絶縁体管
とで構成し、前記容器本体に設けられたオゾン出口と同
一端側に、前記導流スペースに連通する混合ガス入口を
設け、前記導流スペースの混合ガス入口側端部と前記放
電ギャップおよびオゾン出口との間を遮蔽し、前記導流
スペースの混合ガス入口側端部と反対の端部側の容器本
体冷却ガス出口を設け、前記容器本体の外部に、冷却ガ
ス出口から導かれるガスを冷却するための冷却手段を設
け、原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガスとを
混合したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該導入
したガスの一部は導流スペースおよび放電ギャップ内に
流通させ、その他は前記導流スペース、冷却ガス出口お
よび冷却手段を介して循環させることを特徴とし、
(2)前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に
接続され、両端が開放された導電性の導流管と、該導流
管の同軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に
高圧極が設けられるとともに前記容器本体のオゾン出口
側端部が閉塞された絶縁体管とで構成し、前記絶縁体管
の開放端側の容器本体に混合ガス入口を設け、前記容器
本体の、前記混合ガス入口と同一側端部に冷却ガス出口
を設け、前記導流管の冷却ガス出口側端部と冷却ガス出
口とをガス導出通路で結び、前記容器本体の外部に、冷
却ガス出口から導かれるガスを冷却するための冷却手段
を設け、原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガス
とを混合したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該
導入したガスの一部は放電ギャップ内に流通させ、その
他は前記導流スペース、導流管内部、ガス導出通路、冷
却ガス出口および冷却手段を介して循環させることを特
徴とし、(3)前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き
出し線に接続され、両端が開放された導電性の導流管
と、該導流管の同軸外周に導流スペースを介して配設さ
れ、内周に高圧極が設けられるとともに前記容器本体の
オゾン出口側端部が閉塞された絶縁体管とで構成し、前
記絶縁体管の開放端側の容器本体に原料ガス入口を設
け、前記容器本体の、前記原料ガス入口と同一側端部に
冷却ガス入口および冷却ガス出口を別設し、前記導流管
の冷却ガス出口側端部と冷却ガス出口とをガス導出通路
で結び、前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導か
れる冷却ガスを冷却するための冷却手段を設け、原料ガ
スは原料ガス入口から導入して前記放電ギャップ内に流
通させ、冷却ガス入口から導入した冷却ガスは導流スペ
ース、導流管内部、ガス導出通路、冷却ガス出口および
冷却手段を介して循環させることを特徴とし、(4)前
記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
れ、両端が開放された導電性の導流管と、該導流管の同
軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
が設けられるとともに前記容器本体のオゾン出口側端部
が閉塞された絶縁体管とで構成し、前記絶縁体管の閉塞
端側の容器本体に冷却ガス入口を設け、前記絶縁体管の
開放端側の容器本体に原料ガス入口および冷却ガス出口
を別設し、前記導流管の冷却ガス出口側端部と冷却ガス
出口とをガス導出通路で結び、前記冷却ガス入口から容
器本体内であり且つ前記接地電極管外周の冷却水通流ス
ペースを通って絶縁体管の開放端側に至る流路に冷却ガ
ス通流管を設け、前記容器本体の外部に、冷却ガス出口
から導かれるガスを冷却ガス入口へ送る送風手段を設
け、前記原料ガスは原料ガス入口から導入して前記放電
ギャップ内に流通させ、冷却ガス入口から導入した冷却
ガスは、冷却ガス通流管、導流スペース、導流管内部、
ガス導出通路、冷却ガス出口および送風手段を介して循
環させることを特徴とし、(5)前記高圧電極部を、高
電圧印加用の引き出し線に接続され、両端が閉塞された
導電性の導流管と、該導流管の同軸外周に導流スペース
を介して配設され、内周に高圧極が設けられるとともに
両端が開放された絶縁体管とで構成し、前記容器本体の
オゾン出口と反対側端部に混合ガス入口を設け、前記容
器本体のオゾン出口側端部に冷却ガス出口を設け、前記
冷却ガス出口と前記絶縁体管のオゾン出口側端部とをガ
ス導出通路で結び、前記容器本体の外部に、冷却ガス出
口から導かれるガスを冷却するための冷却手段を設け、
原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガスとを混合
したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該導入した
ガスの一部は、放電ギャップ内に流通させ、その他は導
流スペース、ガス導出通路、冷却ガス出口および冷却手
段を介して循環させることを特徴とし、(6)前記高圧
電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続され、両端
が閉塞された導電性の導流管と、該導流管の同軸外周に
導流スペースを介して配設され、内周に高圧極が設けら
れるとともに両端が開放された絶縁体管とで構成し、前
記容器本体のオゾン出口と反対側端部に原料ガス入口お
よび冷却ガス入口を別設し、前記容器本体のオゾン出口
側端部に冷却ガス出口を設け、前記冷却ガス出口と前記
絶縁体管のオゾン出口側端部とをガス導出通路で結び、
前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれるガス
を冷却するための冷却手段を設け、原料ガスは原料ガス
入口から導入して前記放電ギャップ内に流通させ、冷却
ガス入口から導入した冷却ガスは導流スペース、ガス導
出通路、冷却ガス出口および冷却手段を介して循環させ
ることを特徴とし、(7)前記接地電極管の放電ギャッ
プ側の面に障害物を設けたことを特徴とし、(8)前記
高圧電極部の一端側の容器本体にガス入口を、他端側の
容器本体にガス出口およびオゾン出口を各々別設し、前
記高圧電極部の他端側に、前記放電ギャップ内のオゾン
濃度の高いガスを前記オゾン出口へ、放電ギャップ内の
接地電極管側のオゾン濃度の低いガスを前記ガス出口へ
各々導く分流隔壁を設け、前記ガス出口から導かれるガ
スと原料ガスを混合したガスを前記ガス入口から導入す
ることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。 (1)請求項1の発明の実施の形態 図1において図15と同一部分は同一符号をもって示し
ている。容器19内には両端が閉塞された導電性の導流
管20が収納されている。この導流管20の同軸外周に
は所定幅の導流スペース21を介して、両端が開放され
た絶縁体管22が配設されている。絶縁体管22の同軸
外周には所定幅の放電ギャップ23を介して接地電極管
12が配設されている。
【0016】前記絶縁体管22の内周には高圧極24が
設けられている。25は前記導流スペース21に介挿さ
れた導電性スペーサであり、この導電性スペーサ25、
導流管20および引き出し導体17を介して高圧極24
に高電圧が印加される。すなわち導流管20は高圧極2
4の引き出し線を兼ねている。
【0017】容器19のオゾン出口19c側の端部には
混合ガス入口19aが設けられ、該入口19aとオゾン
出口19cは遮蔽されている。容器19の混合ガス入口
19aと反対側の端部には冷却ガス出口19bが設けら
れている。19dは冷却水入口、19eは冷却水出口で
ある。26は容器19の外部に設けられ、冷却ガス出口
19bからのガスを冷却する冷却器である。この冷却器
26で冷却された冷却ガスは原料ガスと混合されて前記
混合ガス入口19aから容器19内へ導入される。
【0018】前記のように構成された装置において、混
合ガス入口19aから導入されたガスは、図示矢印のよ
うに導流スペース21内を通流した後、その一部は放電
ギャップ23内を通ってオゾン出口19cから出され、
その他は冷却ガス出口19bを介して冷却器26に戻さ
れ、冷却後に再び原料ガスと混合されて混合ガス入口1
9aから導入される。
【0019】上記のように高圧電極部を、導流管20、
導流スペース21および絶縁体管22によって2重構造
としているため、原料ガス、冷却ガスと絶縁体管22の
接触が助けられ、高圧電極部の冷却効率が向上する。ま
た導流スペース21を通ったガスの一部を外部に設けた
冷却器26で冷却して循環させるようにしたので、原料
ガスの温度上昇を抑制することができる。これによって
オゾン発生に要する放電電力を節約することができる。
また絶縁体管22の端部を封止する必要は無く、製造コ
ストが低減される。尚前記冷却器26は接地電極管12
を冷却するための冷却水を利用しても良い。
【0020】(2)請求項2の発明の実施の形態 図2において図1と同一部分は同一符号をもって示して
いる。容器30内には両端が開放された導電性の導流管
31が収納されている。この導流管31の同軸外周には
所定幅の導流スペース21を介して、一端が閉塞された
絶縁体管32が配設されている。絶縁体管32の同軸外
周には所定幅の放電ギャップ23を介して接地電極管1
2が配設されている。
【0021】前記絶縁体管32の内周には高圧極33が
設けられている。25は前記導流スペース21に介挿さ
れた導電性スペーサであり、この導電性スペーサ25、
導流管31および引き出し導体17を介して高圧極33
に高電圧が印加される。すなわち導流管31は高圧極3
3の引き出し線を兼ねている。
【0022】容器30のオゾン出口30c側と反対側の
端部には混合ガス入口30aと冷却ガス出口30bが設
けられている。30dは冷却水入口、30eは冷却水出
口である。34は、導流管31の冷却ガス出口30b側
端部と冷却ガス出口30bを結ぶ流路に設けられたガス
導出通路である。27は容器30の外部に設けられ、冷
却ガス出口30bからのガスを前記冷却器26に送風す
るファンである。冷却器26で冷却された冷却ガスは原
料ガスと混合されて前記混合ガス入口30aから容器3
0内へ導入される。
【0023】前記のように構成された装置において、混
合ガス入口30aから導入されたガスは、その一部は図
示矢印のように、放電ギャップ23を通ってオゾン出口
30cから出され、その他は導流スペース21、導流管
31の内部、ガス導出通路34および冷却ガス出口30
bを介してファン27および冷却器26に戻され、冷却
後に再び原料ガスと混合されて混合ガス入口30aから
導入される。
【0024】上記のように高圧電極部を、導流管31、
導流スペース21および絶縁体管32によって2重構造
とし、且つ導流管内部にもガスが通流するように構成し
たので、原料ガス、冷却ガスと絶縁体管32の接触が助
けられ、高圧電極部の冷却効率が向上する。また導流ス
ペース21および導流管内部を通ったガスを外部に設け
た冷却器26で冷却して循環させるようにしたので、原
料ガスの温度上昇を抑制することができる。これによっ
てオゾン発生に要する放電電力を節約することができ
る。
【0025】すなわち、単位面積あたりの放電電力を横
軸に、オゾン発生量を縦軸にしてグラフに表した図11
によれば、同じ0.4W/cm2の電力で、従来は9.
5g/Hourしか発生しないが、本発明によれば11g
/Hourも発生することがわかる。
【0026】尚前記冷却器26は接地電極管12を冷却
するための冷却水を利用しても良い。
【0027】(3)請求項3の発明の実施の形態 本発明では図2の装置で混合していた冷却ガスと原料ガ
スを別個に導入するように構成した。図3において図2
と同一部分は同一符号をもって示している。図3におい
て、絶縁体管32の開放端側の容器40には、冷却ガス
入口40a、冷却ガス出口40bおよび原料ガス入口4
0fが設けられている。原料ガスは原料ガス入口40f
から導入される。また、冷却ガス出口40bから出され
たガスは外部のファン27で送風され、冷却器26で冷
却された後冷却ガス入口40aから導入される。尚40
cはオゾン出口、40dは冷却水入口、40eは冷却水
出口であり、その他の部分については図2と同様に構成
されている。
【0028】前記のように構成された装置において、原
料ガス入口40fから導入されたガスは、その一部は図
示矢印のように、放電ギャップ23を通ってオゾン出口
40cから出され、その他は導流スペース21、導流管
31の内部、ガス導出通路34および冷却ガス出口40
bを介してファン27および冷却器26に導入され、冷
却後に冷却ガス入口40aから容器40内に導入され
る。
【0029】上記のように高圧電極部を、図2と同様に
2重構造とし、且つ導流管内部にもガスが通流するよう
に構成したので、原料ガス、冷却ガスと絶縁体管32の
接触が助けられ、高圧電極部の冷却効率が向上する。ま
た導流スペース21および導流管内部を通ったガスを外
部に設けた冷却器26で冷却して循環させるようにした
ので、原料ガスの温度上昇を抑制することができる。こ
れによってオゾン発生に要する放電電力を節約すること
ができる。
【0030】すなわち、図11に示すように、同じ0.
4W/cm2の電力で、従来は9.5g/Hourしか発生
しないが、本発明によれば11g/Hourも発生するこ
とができる。尚前記冷却器26は接地電極管12を冷却
するための冷却水を利用しても良い。
【0031】(4)請求項4の発明の実施の形態 本発明では図3の装置で用いていた外部の冷却器を除去
し、冷却ガスは、絶縁体管表面冷却用の冷却水中を、専
用の通流管を介して通すことによって冷却するように構
成した。図4において図3と同一部分は同一符号をもっ
て示している。図4において、容器50の、オゾン出口
50cと同一側には冷却ガス入口50aが設けられてい
る。この冷却ガス入口50aから、冷却水通流スペース
51(接地電極管12の外周側)内を通って、絶縁体管
32の開放端側に至る流路には、冷却ガス通流管52が
設けられている。53は支持部材である。
【0032】絶縁体管32の開放端側の容器50には、
原料ガス入口50f、冷却ガス出口50bが設けられて
いる。原料ガスは原料ガス入口50fから導入される。
また、冷却ガス出口50bから出されたガスは外部のフ
ァン27で送風され、冷却ガス入口50aから導入され
る。尚50cはオゾン出口、50dは冷却水入口、50
eは冷却水出口であり、その他の部分については図3と
同様に構成されている。
【0033】前記のように構成された装置において、冷
却ガス入口50aから導入された冷却ガスは図示矢印の
ように、冷却ガス通流管52、導流スペース21、導流
管31の内部、ガス導出通路34、冷却ガス出口50b
およびファン27を介して再び冷却ガス入口50aに導
入される。また原料ガス入口50fから導入された原料
ガスは、図示矢印のように放電ギャップ23を通ってオ
ゾン出口50cから出される。
【0034】上記のように高圧電極部を、図3と同様に
2重構造とし、且つ導流管内部にもガスが通流するよう
に構成したので、原料ガス、冷却ガスと絶縁体管32の
接触が助けられ、高圧電極部の冷却効率が向上する。ま
た導流スペース21および導流管内部を通ったガスを外
部に設けたファン27で送風し、冷却ガス通流管52を
介して冷却水通流スペース51内を循環させるようにし
たので、ガスの温度上昇を抑制することができる。これ
によってオゾン発生に要する放電電力を節約することが
できる。
【0035】すなわち、図11に示すように、同じ0.
4W/cm2の電力で、従来は9.5g/Hourしか発生
しないが、本発明によれば11g/Hourも発生するこ
とができる。また冷却ガスは、冷却ガス通流管52を介
して冷却水通流スペース51内で冷却しているので、外
部に冷却器を別個に設ける必要がなくなる。
【0036】(5)請求項5の発明の実施の形態 本発明では前記図4の装置内の電極部を複数個並設し、
図5に示すように同一容器60内に収納した。図5にお
いて、個々の電極部の細部は図示省略しているが図4と
同一部分は同一符号をもって示している。
【0037】また図5において、X部分に示す図4と同
一構造の接地電極管12(および導流管31および絶縁
体管32)を複数個、例えばハチの巣状に配設し、特に
冷却効果を必要とするならば、互いに隣接する接地電極
管の間は冷却水が通流できるように所定間隔を空け、そ
の隙間を維持するための支持部材を挿入しておく。さら
に容器60と該容器の内壁に最も近く隣接配置される接
地電極管との間に冷却水が通流できるように図4と同様
の支持部材53を設ける。
【0038】上記のように構成された装置において、原
料ガスおよび冷却ガスの流通経路は図4の場合と同様と
なる。このため図4の場合と同様に高圧電極部の冷却効
率が向上するとともに、ガスの温度上昇を抑制すること
ができる。これによってオゾン発生に要する放電電力を
節約することができる。すなわち図11に示すように、
同じ0.4W/cm2の電力で、従来は9.5g/Hour
しか発生しないが、本発明によれば11g/Hourも発
生することができる。
【0039】また冷却ガスは、冷却ガス通流管52を介
して冷却水通流スペース51内で冷却しているので、外
部に冷却器を別個に設ける必要がなくなる。
【0040】(6)請求項6の発明の実施の形態 図6において図1と同一部分は同一符号をもって示して
いる。容器70内には両端が閉塞された導電性の導流管
20が収納されている。この導流管20の同軸外周には
所定幅の導流スペース21を介して、絶縁体管72が配
設されている。絶縁体管72の同軸外周には所定幅の放
電ギャップ23を介して接地電極管12が配設されてい
る。
【0041】前記絶縁体管72の内周には高圧極24が
設けられている。25は前記導流スペース21に介挿さ
れた導電性スペーサであり、この導電性スペーサ25、
導流管20および引き出し導体17を介して高圧極24
に高電圧が印加される。すなわち導流管20は高圧極2
4の引き出し線を兼ねている。
【0042】容器70のオゾン出口70c側と反対側の
端部には混合ガス入口70aが設けられている。オゾン
出口70cと同一側の容器70には、冷却ガス出口70
bが設けられている。絶縁体管72の冷却ガス出口70
b側端部と冷却ガス出口70bの間には、ガス導出通路
73が設けられている。70dは冷却水入口、70eは
冷却水出口である。冷却ガス出口70bから出されたガ
スはファン27で送風され、冷却器26で冷却された
後、原料ガスと混合されて前記混合ガス入口70aから
容器70内へ導入される。
【0043】前記のように構成された装置において、混
合ガス入口70aから導入されたガスは、図示矢印のよ
うに、その一部は放電ギャップ23内を通ってオゾン出
口70cから出され、その他は導流スペース21、ガス
導出通路73、冷却ガス出口70bを介してファン2
7、冷却器26に戻され、冷却後に再び原料ガスと混合
されて混合ガス入口70aから導入される。
【0044】上記のように高圧電極部を、導流管20、
導流スペース21および絶縁体管72によって2重構造
としているため、原料ガス、冷却ガスと絶縁体管72の
接触が助けられ、高圧電極部の冷却効率が向上する。ま
た導流スペース21を通ったガスを外部に設けた冷却器
26で冷却して循環させるようにしたので、原料ガスの
温度上昇を抑制することができる。これによってオゾン
発生に要する放電電力を節約することができる。すなわ
ち、図11に示すように、同じ0.4W/cm2の電力
で、従来は9.5g/Hourしか発生しないが、本発明
によれば11g/Hourも発生することができる。さら
に、絶縁体管72の端部を封止する必要は無く、製造コ
ストが低減される。
【0045】尚前記冷却器26は接地電極管12を冷却
するための冷却水を用いても良い。
【0046】(7)請求項7の発明の実施の形態 本発明では図6の装置で混合していた冷却ガスと原料ガ
スを別個に導入するように構成した。図7において図6
と同一部分は同一符号をもって示している。図7におい
て、オゾン出口80cとは反対側の容器80には、冷却
ガス入口80aおよび原料ガス入口80fが設けられて
いる。原料ガスは原料ガス入口80fから導入される。
また、冷却ガス出口80bから出されたガスは外部のフ
ァン27で送風され、冷却器26で冷却された後、冷却
ガス入口80aから導入される。尚80dは冷却水入
口、80eは冷却水出口であり、その他の部分について
は図6と同様に構成されている。
【0047】前記のように構成された装置において、原
料ガス入口80fから導入されたガスは、その一部は図
示矢印のように、放電ギャップ23を通ってオゾン出口
80cから出され、その他は導流スペース21、ガス導
出通路73および冷却ガス出口80bを介してファン2
7および冷却器26に導入され、冷却後に冷却ガス入口
80aから容器80内に導入される。
【0048】上記のように高圧電極部を、図6と同様に
2重構造に構成したので、原料ガス、冷却ガスと絶縁体
管72の接触が助けられ、高圧電極部の冷却効率が向上
する。また導流スペース21を通ったガスを外部に設け
た冷却器26で冷却して循環させるようにしたので、原
料ガスの温度上昇を抑制することができる。これによっ
てオゾン発生に要する放電電力を節約することができ
る。
【0049】すなわち、図11に示すように、同じ0.
4W/cm2の電力で、従来は9.5g/Hourしか発生
しないが、本発明によれば11g/Hourも発生するこ
とができる。さらに絶縁体管72の端部を封止する必要
は無く、製造コストが低減される。
【0050】尚前記冷却器26は接地電極管12を冷却
するための冷却水を用いても良い。
【0051】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。図8は請求項8又は9又は10の発明の実
施例を示している。図8において図15と同一部分は同
一符号をもって示している。図8において容器11内に
は、接地電極管12が配設されている。接地電極管12
の内周面には障害物91が設けられている。接地電極管
12の内部には放電ギャップ13を介して、片側が封止
された絶縁体管14が配設されている。この絶縁体管1
4の内周面には高圧極15が設けられている。16は導
体、17は引き出し導体、18は高圧碍子である。
【0052】図8のように構成された装置において、原
料ガス入口11aから導入された原料ガスは放電ギャッ
プ13内を通ってオゾン出口11bから出される。ここ
で、オゾンガスは接地電極管12と絶縁体管14の間で
均一に生成されるのではなく、絶縁体管14に近い側で
より多く発生していると考えられる。このため図8のよ
うに接地電極管12の内周面に障害物91を設けること
により、絶縁体管14に近い側、すなわちオゾン濃度の
高い部分の流速が速められる。これによってオゾン発生
効率が向上する。また障害物91によって放電ギャップ
13内の流れが乱流化し、絶縁体管14から原料ガス
へ、あるいは原料ガスから接地電極管12への熱伝達が
良くなり、冷却効果が期待できる。
【0053】前記障害物91は図9(a)〜(c)に示
すようなリングを、接地電極管12の軸方向所定間隔に
設けるか、又は図9(d)のようなコイルを接地電極管
12に設けるものである。障害物91の大きさ、形状は
次の表1のとおりである。
【0054】
【表1】
【0055】前記表1の8例の実施例について、試作機
による実験を行い、放電電力に対するオゾン発生量の関
係を調べた。その結果は図12に示すように、いずれの
実施例でも、従来のものより同一放電電力でオゾン発生
量が多くなっているのがわかる。
【0056】また請求項11の発明では、前述したオゾ
ンガスは接地電極管12と絶縁体管14の間で均一に生
成されるのではなく、絶縁体管14に近い側でより多く
発生していることに着目し、図10のようにオゾン濃度
の高いガスのみを抽出するように構成した。図10にお
いて図8と同一部分は同一符号をもって示している。容
器100内には、接地電極管12が配設されている。接
地電極管12の内部には放電ギャップ13を介して、片
側が封止された絶縁体管14が配設されている。この絶
縁体管14の内周面には高圧極15が設けられている。
【0057】絶縁体管14の開放端側の容器100には
混合ガス入口100aが設けられている。絶縁体管14
の封止端側の容器100にはオゾン出口100bおよび
ガス出口100eが設けられている。オゾン出口100
bと放電ギャップ13の間には、該放電ギャップ内の絶
縁体管14側のオゾン濃度の高いガスをオゾン出口10
0bへ、接地電極管12側のオゾン濃度の低いガスをガ
ス出口100eへ各々導く分流隔壁101が設けられて
いる。
【0058】前記放電ギャップ13内の接地電極管12
側のオゾン濃度の低いガスは、ガス出口100eから外
部に出され、原料ガスと混合されて再度混合ガス入口1
00aから容器100内に導入される。このためオゾン
出口100bからは、常に放電ギャップ13内の絶縁体
管14側のオゾン濃度の高いガスのみを抽出することが
できる。これによってオゾン生成効率が著しく向上し、
オゾン発生に要する放電電力を節約することができる。
すなわち、図11に示すように、同じ0.4W/cm2
の電力で、従来は9.5g/Hourしか発生しないが、
本発明によれば11g/Hourも発生することができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次のような
優れた効果が得られる。 (1)請求項1、6、7の発明の効果 (1−1)高圧電極部は、導流管、導流スペースおよび
絶縁体管により2重構造となっているので、原料ガス、
冷却ガスと絶縁体管の接触が助けられ、冷却効率が向上
する。
【0060】(1−2)高圧電極部の冷却効率が向上し
たため原料ガスの温度が下がり、放電電力を節約するこ
とができる。
【0061】(1−3)導流スペースを通ったガスの一
部を外部に設けた冷却手段で冷却した後、再度導流スペ
ースに導入しているので、原料ガスの温度上昇を抑制す
ることができる。これによって放電電力を節約すること
ができる。
【0062】(1−4)高圧電極部の絶縁体管の両端は
ともに封止する必要が無いため、装置の製造コストを下
げることができる。
【0063】(2)請求項2、3の発明の効果 (2−1)高圧電極部は、導流管、導流スペースおよび
絶縁体管により2重構造とし、且つ導流管内部にもガス
が通流するように構成したので、原料ガス、冷却ガスと
絶縁体管の接触が助けられ、冷却効率が向上する。
【0064】(2−2)高圧電極部の冷却効率が向上し
たため原料ガスの温度が下がり、放電電力を節約するこ
とができる。
【0065】(2−3)容器本体内に導入したガスの一
部を、導流スペース、導流管内部、ガス導出通路、冷却
ガス出口を介して外部に設けた冷却手段で再度冷却した
後、再び容器本体内に導入しているので、原料ガスの温
度上昇を抑制することができる。これによって放電電力
を節約することができる。
【0066】(3)請求項4、5の発明の効果 (3−1)高圧電極部は、導流管、導流スペースおよび
絶縁体管により2重構造とし、且つ導流管内部にもガス
が通流するように構成したので、原料ガス、冷却ガスと
絶縁体管の接触が助けられ、冷却効率が向上する。
【0067】(3−2)高圧電極部の冷却効率が向上し
たため原料ガスの温度が下がり、放電電力を節約するこ
とができる。
【0068】(3−3)高圧電極部内を通ったガスを、
ガス導出通路、送風手段、冷却ガス通流管を介して循環
させているので、原料ガスの温度上昇を抑制することが
できる。これによって放電電力を節約することができ
る。
【0069】(3−4)冷却ガス通流管内に通した冷却
ガスを、接地電極管冷却用の冷却水を利用して冷却する
ように構成したので、高圧電極部冷却専用の他の冷却手
段を設けなくても済む。
【0070】(4)請求項8、9、10の発明の効果 (4−1)放電ギャップ内の、絶縁体管側のオゾン発生
濃度の高いガスの流速が速められるので、オゾン発生効
率が向上する。このため同一電力でオゾン発生量を増加
することができる。
【0071】(4−2)放電ギャップ内のガスの流れが
乱流化され、絶縁体管から原料ガスへ、あるいは原料ガ
スから接地電極管への熱伝達が良くなる。このため高圧
電極部の冷却効率が向上し、放電電力を節約することが
できる。
【0072】(5)請求項11の発明の効果 オゾン濃度の高いガスのみ抽出し、オゾン濃度の低いガ
スは再び原料ガスと混合して放電ギャップ内へ導いてい
るので、オゾン発生効率が著しく向上する。このため同
一電力でオゾン発生量を増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図4】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図6】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図7】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図8】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図9】図8の実施例の要部の具体例を示す説明図。
【図10】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図11】請求項1、2、3、4、5、6、7、11の
発明における放電電力に対するオゾン発生量の関係を示
す特性図。
【図12】請求項8、9、10の発明における放電電力
に対するオゾン発生量の関係を示す特性図。
【図13】無声放電法によるオゾン生成の概要を示す説
明図。
【図14】無声放電法によるオゾン生成の原理を示す説
明図。
【図15】従来のオゾン発生装置の一例を示す構成図。
【図16】従来のオゾン発生装置の高圧極の一例を示す
説明図。
【符号の説明】
11,19,30,40,50,60,70,80,1
00…容器 12…接地電極管 13,23…放電ギャップ 14,22,32,72…絶縁体管 15,24,33…高圧極 16…導体 17…引き出し導体 20,31…導流管 21…導流スペース 25…導電性スペーサ 26…冷却器 27…ファン 34,73…ガス導出通路 51…冷却水通流スペース 52…冷却ガス通流管 53…支持部材 91…障害物 101…分流隔壁

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が閉塞された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに両端が開放された絶縁体管とで構
    成し、 前記容器本体に設けられたオゾン出口と同一端側に、前
    記導流スペースに連通する混合ガス入口を設け、 前記導流スペースの混合ガス入口側端部と前記放電ギャ
    ップおよびオゾン出口との間を遮蔽し、前記導流スペー
    スの混合ガス入口側端部と反対の端部側の容器本体に冷
    却ガス出口を設け、前記容器本体の外部に、冷却ガス出
    口から導かれるガスを冷却するための冷却手段を設け、 原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガスとを混合
    したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該導入した
    ガスの一部は導流スペースおよび放電ギャップ内に流通
    させ、その他は前記導流スペース、冷却ガス出口および
    冷却手段を介して循環させることを特徴とするオゾン発
    生装置。
  2. 【請求項2】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が開放された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに前記容器本体のオゾン出口側端部
    が閉塞された絶縁体管とで構成し、 前記絶縁体管の開放端側の容器本体に混合ガス入口を設
    け、 前記容器本体の、前記混合ガス入口と同一側端部に冷却
    ガス出口を設け、 前記導流管の冷却ガス出口側端部と冷却ガス出口とをガ
    ス導出通路で結び、 前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれるガス
    を冷却するための冷却手段を設け、 原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガスとを混合
    したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該導入した
    ガスの一部は放電ギャップ内に流通させ、その他は前記
    導流スペース、導流管内部、ガス導出通路、冷却ガス出
    口および冷却手段を介して循環させることを特徴とする
    オゾン発生装置。
  3. 【請求項3】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が開放された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに前記容器本体のオゾン出口側端部
    が閉塞された絶縁体管とで構成し、 前記絶縁体管の開放端側の容器本体に原料ガス入口を設
    け、 前記容器本体の、前記原料ガス入口と同一側端部に冷却
    ガス入口および冷却ガス出口を別設し、 前記導流管の冷却ガス出口側端部と冷却ガス出口とをガ
    ス導出通路で結び、 前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれる冷却
    ガスを冷却するための冷却手段を設け、 原料ガスは原料ガス入口から導入して前記放電ギャップ
    内に流通させ、冷却ガス入口から導入した冷却ガスは導
    流スペース、導流管内部、ガス導出通路、冷却ガス出口
    および冷却手段を介して循環させることを特徴とするオ
    ゾン発生装置。
  4. 【請求項4】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が開放された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに前記容器本体のオゾン出口側端部
    が閉塞された絶縁体管とで構成し、 前記絶縁体管の閉塞端側の容器本体に冷却ガス入口を設
    け、 前記絶縁体管の開放端側の容器本体に原料ガス入口およ
    び冷却ガス出口を別設し、 前記導流管の冷却ガス出口側端部と冷却ガス出口とをガ
    ス導出通路で結び、 前記冷却ガス入口から容器本体内であり且つ前記接地電
    極管外周の冷却水通流スペースを通って絶縁体管の開放
    端側に至る流路に冷却ガス通流管を設け、 前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれるガス
    を冷却ガス入口へ送る送風手段を設け、 前記原料ガスは原料ガス入口から導入して前記放電ギャ
    ップ内に流通させ、冷却ガス入口から導入した冷却ガス
    は、冷却ガス通流管、導流スペース、導流管内部、ガス
    導出通路、冷却ガス出口および送風手段を介して循環さ
    せることを特徴とするオゾン発生装置。
  5. 【請求項5】 前記高圧電極部は容器本体内に複数個並
    設されていることを特徴とする請求項4に記載のオゾン
    発生装置。
  6. 【請求項6】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が閉塞された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに両端が開放された絶縁体管とで構
    成し、 前記容器本体のオゾン出口と反対側端部に混合ガス入口
    を設け、 前記容器本体のオゾン出口側端部に冷却ガス出口を設
    け、 前記冷却ガス出口と前記絶縁体管のオゾン出口側端部と
    をガス導出通路で結び、 前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれるガス
    を冷却するための冷却手段を設け、 原料ガスと前記冷却手段で冷却された冷却ガスとを混合
    したガスを、前記混合ガス入口から導入し、該導入した
    ガスの一部は、放電ギャップ内に流通させ、その他は導
    流スペース、ガス導出通路、冷却ガス出口および冷却手
    段を介して循環させることを特徴とするオゾン発生装
    置。
  7. 【請求項7】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記高圧電極部を、高電圧印加用の引き出し線に接続さ
    れ、両端が閉塞された導電性の導流管と、該導流管の同
    軸外周に導流スペースを介して配設され、内周に高圧極
    が設けられるとともに両端が開放された絶縁体管とで構
    成し、 前記容器本体のオゾン出口と反対側端部に原料ガス入口
    および冷却ガス入口を別設し、 前記容器本体のオゾン出口側端部に冷却ガス出口を設
    け、 前記冷却ガス出口と前記絶縁体管のオゾン出口側端部と
    をガス導出通路で結び、 前記容器本体の外部に、冷却ガス出口から導かれるガス
    を冷却するための冷却手段を設け、 原料ガスは原料ガス入口から導入して前記放電ギャップ
    内に流通させ、冷却ガス入口から導入した冷却ガスは導
    流スペース、ガス導出通路、冷却ガス出口および冷却手
    段を介して循環させることを特徴とするオゾン発生装
    置。
  8. 【請求項8】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高圧
    電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極管
    を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却す
    るとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電ギ
    ャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させる
    オゾン発生装置において、 前記接地電極管の放電ギャップ側の面に障害物を設けた
    ことを特徴とするオゾン発生装置。
  9. 【請求項9】 前記障害物は、前記接地電極管の内周の
    径方向に、軸方向所定間隔で複数個設けられたリングか
    ら成ることを特徴とする請求項8に記載のオゾン発生装
    置。
  10. 【請求項10】 前記障害物は、コイル状に形成されて
    いることを特徴とする請求項8に記載のオゾン発生装
    置。
  11. 【請求項11】 容器本体内に高圧電極部を設け、該高
    圧電極部の同軸外周部に放電ギャップを介して接地電極
    管を配設し、前記接地電極管の外壁を冷却水により冷却
    するとともに、前記高圧電極部に高電圧を印加し、放電
    ギャップ内に流通させた原料ガス中にオゾンを発生させ
    るオゾン発生装置において、 前記高圧電極部の一端側の容器本体にガス入口を、他端
    側の容器本体にガス出口およびオゾン出口を各々別設
    し、前記高圧電極部の他端側に、前記放電ギャップ内の
    オゾン濃度の高いガスを前記オゾン出口へ、放電ギャッ
    プ内の接地電極管側のオゾン濃度の低いガスを前記ガス
    出口へ各々導く分流隔壁を設け、 前記ガス出口から導かれるガスと原料ガスを混合したガ
    スを前記ガス入口から導入することを特徴とするオゾン
    発生装置。
  12. 【請求項12】 前記冷却手段は、前記接地電極管の外
    壁を冷却する冷却水によるものであることを特徴とする
    請求項1又は2又は3又は6又は7に記載のオゾン発生
    装置。
JP16549096A 1996-06-26 1996-06-26 オゾン発生装置 Pending JPH107406A (ja)

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JP2008143729A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Fuji Electric Water Environmental Systems Co Ltd オゾン発生装置
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