JPH107380A - 玉掛バランスチェック装置 - Google Patents
玉掛バランスチェック装置Info
- Publication number
- JPH107380A JPH107380A JP18002696A JP18002696A JPH107380A JP H107380 A JPH107380 A JP H107380A JP 18002696 A JP18002696 A JP 18002696A JP 18002696 A JP18002696 A JP 18002696A JP H107380 A JPH107380 A JP H107380A
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- center
- load
- hoisting
- gravity
- crane
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- Pending
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クレーンにおける玉掛作業の吊荷の旋回をな
くして吊荷へのノータッチ化をはかる２点吊り時に吊荷
の重心のずれを明らかにし、吊荷の重心のずれの調整を
容易にして吊荷の重心位置と吊り位置のずれを解消して
吊荷が傾きや吊荷の落下の危険を防止する。 【解決手段】 下部に吊荷１の玉掛ワイヤー２、２係合
用の２個のフック３、３と上部に２個の滑車４、４をそ
れぞれ中心対称に離間して有する移動ビーム９と、該２
個の滑車４、４に通した２本の巻き上げワイヤー５、５
を同時に巻き上げ又は巻き戻して該移動ビーム９を上昇
又は下降させる巻き上げドラム１０と、巻き上げドラム
１０と反対側の該２本の巻き上げワイヤー５、５の他端
をそれぞれ秤量可能に吊り下げた２個の秤量器１２、１
３を設けた固定ビーム１１から２点吊り用のクレーンを
構成し、該２個の秤量器１２、１３の検知重量の差を計
算表示する計算表示装置１４を設けたことを特徴とする
２点吊り用クレーンにおける玉掛バランスチェック装
置。
くして吊荷へのノータッチ化をはかる２点吊り時に吊荷
の重心のずれを明らかにし、吊荷の重心のずれの調整を
容易にして吊荷の重心位置と吊り位置のずれを解消して
吊荷が傾きや吊荷の落下の危険を防止する。 【解決手段】 下部に吊荷１の玉掛ワイヤー２、２係合
用の２個のフック３、３と上部に２個の滑車４、４をそ
れぞれ中心対称に離間して有する移動ビーム９と、該２
個の滑車４、４に通した２本の巻き上げワイヤー５、５
を同時に巻き上げ又は巻き戻して該移動ビーム９を上昇
又は下降させる巻き上げドラム１０と、巻き上げドラム
１０と反対側の該２本の巻き上げワイヤー５、５の他端
をそれぞれ秤量可能に吊り下げた２個の秤量器１２、１
３を設けた固定ビーム１１から２点吊り用のクレーンを
構成し、該２個の秤量器１２、１３の検知重量の差を計
算表示する計算表示装置１４を設けたことを特徴とする
２点吊り用クレーンにおける玉掛バランスチェック装
置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンにより物
体を吊り上げる際に吊荷に玉掛ワイヤーをかける玉掛作
業に関する。
体を吊り上げる際に吊荷に玉掛ワイヤーをかける玉掛作
業に関する。
【０００２】
【従来の技術】長尺物や大型構造物を移動する場合、こ
れらの長尺物や大型構造物を吊荷として玉掛ワイヤーに
より玉掛してクレーンで吊り上げる。ところで、図３に
示すように、長尺の大型物をクレーンの吊荷１として玉
掛ワイヤー２で玉掛してクレーンのフック３に１点吊り
した場合、クレーンからの巻き上げワイヤー５で滑車４
を吊り上げたときに吊荷１が矢印８の方向に旋回する。
そこでこの旋回を止めるために玉掛者６が吊荷１に近づ
き、手かぎ棒７で吊荷１を操る必要がある。しかし、吊
荷１に近づきすぎると安全上の問題となることがあっ
た。
れらの長尺物や大型構造物を吊荷として玉掛ワイヤーに
より玉掛してクレーンで吊り上げる。ところで、図３に
示すように、長尺の大型物をクレーンの吊荷１として玉
掛ワイヤー２で玉掛してクレーンのフック３に１点吊り
した場合、クレーンからの巻き上げワイヤー５で滑車４
を吊り上げたときに吊荷１が矢印８の方向に旋回する。
そこでこの旋回を止めるために玉掛者６が吊荷１に近づ
き、手かぎ棒７で吊荷１を操る必要がある。しかし、吊
荷１に近づきすぎると安全上の問題となることがあっ
た。
【０００３】そこで吊荷１の旋回を防止するために、図
２に示すように、吊荷を２点吊りすることが行われる。
この２点吊りをするとき、吊荷１の重心位置Ｇと吊り幅
Ｌの中心Ｃを一致させるのは困難である。このため吊荷
１の重心位置Ｇは必ずしも吊り幅Ｌの中心Ｃと一致しな
いが、ともかく吊り上げは可能となり、２点吊りにより
旋回は一応防げる。
２に示すように、吊荷を２点吊りすることが行われる。
この２点吊りをするとき、吊荷１の重心位置Ｇと吊り幅
Ｌの中心Ｃを一致させるのは困難である。このため吊荷
１の重心位置Ｇは必ずしも吊り幅Ｌの中心Ｃと一致しな
いが、ともかく吊り上げは可能となり、２点吊りにより
旋回は一応防げる。
【０００４】ところで、吊荷の重心位置が吊り幅の中心
と一致しなければ、吊荷が横ずれを起こして荷崩れする
危険がある。そこで重心位置の選定が極めて重要である
が、吊荷の重心が何処にあるかを玉掛者が判断すること
は困難であった。そして、この様な２点吊りにおける重
心位置と吊り幅の中心が一致しない状態で玉掛した吊荷
において、次に玉掛ワイヤーを掛け代えないままの状態
で１個のフックに掛けて１点吊りした場合、重心位置と
吊り位置が鉛直線上に来ることとなる。このため、吊荷
は傾き、場合によっては吊荷を落下させる危険があっ
た。そこで、そのままでは常に吊り下げ位置に誤差が生
じるので、何度も試行錯誤で仮吊り下げを行って平衡位
置を求めてから本吊りする必要があった。
と一致しなければ、吊荷が横ずれを起こして荷崩れする
危険がある。そこで重心位置の選定が極めて重要である
が、吊荷の重心が何処にあるかを玉掛者が判断すること
は困難であった。そして、この様な２点吊りにおける重
心位置と吊り幅の中心が一致しない状態で玉掛した吊荷
において、次に玉掛ワイヤーを掛け代えないままの状態
で１個のフックに掛けて１点吊りした場合、重心位置と
吊り位置が鉛直線上に来ることとなる。このため、吊荷
は傾き、場合によっては吊荷を落下させる危険があっ
た。そこで、そのままでは常に吊り下げ位置に誤差が生
じるので、何度も試行錯誤で仮吊り下げを行って平衡位
置を求めてから本吊りする必要があった。
【０００５】そこで、吊り下げ時に起こる重心位置の誤
差を自動的に調整し、常に正しい重心位置において吊り
下げる装置が特開昭４９−９５３５３号に開示されてい
る。この装置では重心位置と吊り下げ位置は一致させて
吊り下げることはできるものの、この吊り下げ装置から
取り外した吊荷は重心位置に再び誤差が生じることとな
るので、次に、この吊り下げ装置のないクレーンでその
まま吊り下げることが出来なくなる。
差を自動的に調整し、常に正しい重心位置において吊り
下げる装置が特開昭４９−９５３５３号に開示されてい
る。この装置では重心位置と吊り下げ位置は一致させて
吊り下げることはできるものの、この吊り下げ装置から
取り外した吊荷は重心位置に再び誤差が生じることとな
るので、次に、この吊り下げ装置のないクレーンでその
まま吊り下げることが出来なくなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決使用とす
る課題は、玉掛作業時の吊荷の旋回をなくして玉掛者の
吊荷へのノータッチ化をはかる２点吊りにおいて、２点
吊り時に不明な吊荷の重心のずれを玉掛者とクレーン運
転手に明らかにし、仮吊り下げの試行錯誤を解消して吊
荷の重心のずれの調整を容易にすると共に操作の安全を
はかり、かつ、次に１点吊りする場合、吊荷の重心位置
と吊り位置のずれを解消して吊荷が傾きや吊荷の落下の
危険を防止することである。
る課題は、玉掛作業時の吊荷の旋回をなくして玉掛者の
吊荷へのノータッチ化をはかる２点吊りにおいて、２点
吊り時に不明な吊荷の重心のずれを玉掛者とクレーン運
転手に明らかにし、仮吊り下げの試行錯誤を解消して吊
荷の重心のずれの調整を容易にすると共に操作の安全を
はかり、かつ、次に１点吊りする場合、吊荷の重心位置
と吊り位置のずれを解消して吊荷が傾きや吊荷の落下の
危険を防止することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の手段は、下部に吊荷１の玉掛ワイヤー２、
２係合用の２個のフック３、３と上部に２個の滑車４、
４をそれぞれ中心対称に離間して有する移動ビーム９
と、該２個の滑車４、４に通した２本の巻き上げワイヤ
ー５、５を同時に巻き上げ又は巻き戻して該移動ビーム
９を上昇又は下降させる巻き上げドラム１０と、巻き上
げドラム１０と反対側の該２本の巻き上げワイヤー５、
５の他端をそれぞれ秤量可能に吊り下げた２個の秤量器
１２、１３を設けた固定ビーム１１から２点吊り用のク
レーンを構成し、該２個の秤量器１２、１３の検知重量
の差を計算表示する計算表示装置１４を設けたことを特
徴とする２点吊り用クレーンにおける玉掛バランスチェ
ック装置である。
めの本発明の手段は、下部に吊荷１の玉掛ワイヤー２、
２係合用の２個のフック３、３と上部に２個の滑車４、
４をそれぞれ中心対称に離間して有する移動ビーム９
と、該２個の滑車４、４に通した２本の巻き上げワイヤ
ー５、５を同時に巻き上げ又は巻き戻して該移動ビーム
９を上昇又は下降させる巻き上げドラム１０と、巻き上
げドラム１０と反対側の該２本の巻き上げワイヤー５、
５の他端をそれぞれ秤量可能に吊り下げた２個の秤量器
１２、１３を設けた固定ビーム１１から２点吊り用のク
レーンを構成し、該２個の秤量器１２、１３の検知重量
の差を計算表示する計算表示装置１４を設けたことを特
徴とする２点吊り用クレーンにおける玉掛バランスチェ
ック装置である。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図１は本発明を概略的に示す斜視図であ
る。図２は本発明の機構を模式的に説明する図である。
これらの図において、本発明の２点吊り用のクレーン
は、下部に吊荷１に玉掛した玉掛ワイヤー２、２を係合
するための２個のフック３、３と上部にそれぞれ巻き上
げワイヤー５を通す２個の滑車４、４をそれぞれ中心対
称に等しい間隔を離間して設けた移動ビーム９を有す
る。さらに、滑車４、４に通したそれぞれの巻き上げワ
イヤー５、５の一端はクレーンに設けた巻き上げドラム
１０に係止されている。巻き上げワイヤー５、５は巻き
上げドラム１０を回転させることにより同時に巻き上げ
又は巻き戻しされ、移動ビーム９は上昇あるいは下降さ
れる。
して説明する。図１は本発明を概略的に示す斜視図であ
る。図２は本発明の機構を模式的に説明する図である。
これらの図において、本発明の２点吊り用のクレーン
は、下部に吊荷１に玉掛した玉掛ワイヤー２、２を係合
するための２個のフック３、３と上部にそれぞれ巻き上
げワイヤー５を通す２個の滑車４、４をそれぞれ中心対
称に等しい間隔を離間して設けた移動ビーム９を有す
る。さらに、滑車４、４に通したそれぞれの巻き上げワ
イヤー５、５の一端はクレーンに設けた巻き上げドラム
１０に係止されている。巻き上げワイヤー５、５は巻き
上げドラム１０を回転させることにより同時に巻き上げ
又は巻き戻しされ、移動ビーム９は上昇あるいは下降さ
れる。
【０００９】巻き上げドラム１０に係止された一端と反
対側の巻き上げワイヤー５、５の他端は、それぞれ秤量
器１２、１３に秤量可能に吊り下げられている。そし
て、これらの２個の秤量器１２、１３はクレーンに設け
た固定ビーム１１に保持されている。これらの２個の秤
量器１２、１３により秤量したそれぞれの検知重量Ｗ1
及びＷ2 は別途設けた計算表示装置１４に入力されて検
知重量の差Ｗ1 −Ｗ2 を計算してその計算結果を表示す
る。計算表示装置１４は玉掛者６あるいはクレーンの操
作者に見える位置に設けられている。
対側の巻き上げワイヤー５、５の他端は、それぞれ秤量
器１２、１３に秤量可能に吊り下げられている。そし
て、これらの２個の秤量器１２、１３はクレーンに設け
た固定ビーム１１に保持されている。これらの２個の秤
量器１２、１３により秤量したそれぞれの検知重量Ｗ1
及びＷ2 は別途設けた計算表示装置１４に入力されて検
知重量の差Ｗ1 −Ｗ2 を計算してその計算結果を表示す
る。計算表示装置１４は玉掛者６あるいはクレーンの操
作者に見える位置に設けられている。
【００１０】本発明の装置の作用を図２により説明する
と、吊荷１に玉掛ワイヤー２、２を掛け、この玉掛ワイ
ヤー２、２を移動ビーム９の下部に設けられたフック
３、３にそれぞれ掛けて吊る。このとき２個のフック
３、３はビームの中心から等しい間隔をあけてビームに
設けてあり、また、２個の滑車４、４もビームの中心か
ら等しい間隔をあけてビームに設けてある。そこで、ビ
ームの中心の位置に吊荷１の吊り幅Ｌの中心Ｃが存在す
ることとなる。一方、吊荷１は左右の玉掛ワイヤー２、
２にできるだけ均等に荷重が掛かるように玉掛されてい
るが、玉掛者が目分量で玉掛するので左右の玉掛ワイヤ
ー２、２に掛かる荷重には差異が生じ、図で左の秤量器
１２の検知重量Ｗ1 と右の秤量器１３の検知重量Ｗ2 に
違いがでる。仮に左の秤量器１２の検知重量Ｗ1 の方が
右の秤量器１３の検知重量Ｗ2 より大きい場合、吊荷１
の重心Ｇの位置は吊り幅Ｌの中心Ｃよりも左に存在する
こととなる。
と、吊荷１に玉掛ワイヤー２、２を掛け、この玉掛ワイ
ヤー２、２を移動ビーム９の下部に設けられたフック
３、３にそれぞれ掛けて吊る。このとき２個のフック
３、３はビームの中心から等しい間隔をあけてビームに
設けてあり、また、２個の滑車４、４もビームの中心か
ら等しい間隔をあけてビームに設けてある。そこで、ビ
ームの中心の位置に吊荷１の吊り幅Ｌの中心Ｃが存在す
ることとなる。一方、吊荷１は左右の玉掛ワイヤー２、
２にできるだけ均等に荷重が掛かるように玉掛されてい
るが、玉掛者が目分量で玉掛するので左右の玉掛ワイヤ
ー２、２に掛かる荷重には差異が生じ、図で左の秤量器
１２の検知重量Ｗ1 と右の秤量器１３の検知重量Ｗ2 に
違いがでる。仮に左の秤量器１２の検知重量Ｗ1 の方が
右の秤量器１３の検知重量Ｗ2 より大きい場合、吊荷１
の重心Ｇの位置は吊り幅Ｌの中心Ｃよりも左に存在する
こととなる。
【００１１】この場合でも２点吊りをしているので重心
Ｇの位置は吊り幅Ｌの中、即ち左右の玉掛ワイヤー２、
２内にある時は、吊荷１は水平状態を維持して一応安定
であって図３に示す１点吊りのように吊荷１が矢印８の
方向に旋回することはない。しかし、一見安定であって
も吊り幅Ｌの中心Ｃと吊荷１の重心Ｇの位置が一致しな
い場合は、吊荷１が横ずれを起こして荷崩れする危険が
ある。
Ｇの位置は吊り幅Ｌの中、即ち左右の玉掛ワイヤー２、
２内にある時は、吊荷１は水平状態を維持して一応安定
であって図３に示す１点吊りのように吊荷１が矢印８の
方向に旋回することはない。しかし、一見安定であって
も吊り幅Ｌの中心Ｃと吊荷１の重心Ｇの位置が一致しな
い場合は、吊荷１が横ずれを起こして荷崩れする危険が
ある。
【００１２】ところで、図２に示すように、本発明で
は、左右それぞれの巻き上げワイヤー５、５が秤量器１
２、１３に設けてあるので、吊荷１の重心が左にずれて
いる場合、左の巻き上げワイヤー５の方に荷重が余計に
かかり、左の秤量器１２の検知重量Ｗ1 は右の秤量器１
３の検知重量Ｗ2 より大きくなる。左右の秤量器１２、
１３の各検知重量Ｗ1 及びＷ2 は信号として取り出され
て別途設置した計算表示装置１４に送られる。計算表示
装置１４では検知重量Ｗ1 及び検知重量Ｗ2 の差が計算
され、計算表示装置１４の表示画面にその計算値のＷ1
−Ｗ2 の値が表示される。この計算値は、図２に示すよ
うに絶対値で表示することもできる。また、Ｗ1 からＷ
2 を引いた実際値で表示することもできる。前者の絶対
値で表示したときは、その数値の大きさが吊り幅Ｌの中
心Ｃと吊荷１の重心Ｇの位置がずれていることの大きさ
を示すが、重心Ｇの位置が左右のどちら側にずれている
か明らかでない。後者の実際値で表示するときは数値が
正であるときは左側にずれており、負であるときは右側
にずれていることがわかる。
は、左右それぞれの巻き上げワイヤー５、５が秤量器１
２、１３に設けてあるので、吊荷１の重心が左にずれて
いる場合、左の巻き上げワイヤー５の方に荷重が余計に
かかり、左の秤量器１２の検知重量Ｗ1 は右の秤量器１
３の検知重量Ｗ2 より大きくなる。左右の秤量器１２、
１３の各検知重量Ｗ1 及びＷ2 は信号として取り出され
て別途設置した計算表示装置１４に送られる。計算表示
装置１４では検知重量Ｗ1 及び検知重量Ｗ2 の差が計算
され、計算表示装置１４の表示画面にその計算値のＷ1
−Ｗ2 の値が表示される。この計算値は、図２に示すよ
うに絶対値で表示することもできる。また、Ｗ1 からＷ
2 を引いた実際値で表示することもできる。前者の絶対
値で表示したときは、その数値の大きさが吊り幅Ｌの中
心Ｃと吊荷１の重心Ｇの位置がずれていることの大きさ
を示すが、重心Ｇの位置が左右のどちら側にずれている
か明らかでない。後者の実際値で表示するときは数値が
正であるときは左側にずれており、負であるときは右側
にずれていることがわかる。
【００１３】さらに、吊り幅Ｌの中心Ｃと吊荷１の重心
Ｇの位置のずれの程度を示すものであるから、これらの
計算数値は実の重量値で示してもよいが、必ずしも、実
の重量値で示さなくとも、ずれの程度は容易にわかり、
玉掛を調整し直すことができる。
Ｇの位置のずれの程度を示すものであるから、これらの
計算数値は実の重量値で示してもよいが、必ずしも、実
の重量値で示さなくとも、ずれの程度は容易にわかり、
玉掛を調整し直すことができる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クレー
ンによる吊荷の玉掛において、２点吊りとしたので吊荷
の旋回が防げ、従って玉掛者の吊荷へのノータッチ化が
図られ玉掛作業が安全に実施でき、さらに、吊荷の重心
の位置づれが容易にチェックできバランス調整が容易と
なるなど従来の装置にない優れた効果を有する。
ンによる吊荷の玉掛において、２点吊りとしたので吊荷
の旋回が防げ、従って玉掛者の吊荷へのノータッチ化が
図られ玉掛作業が安全に実施でき、さらに、吊荷の重心
の位置づれが容易にチェックできバランス調整が容易と
なるなど従来の装置にない優れた効果を有する。
【図１】本発明における装置の概略を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の装置の原理を説明する模式図である。
【図３】従来の１点吊りにより玉掛した積み荷の斜視図
である。
である。
１ 吊荷 ２ 玉掛ワイヤー ３ フック ４ 滑車 ５ ワイヤー ６ 玉掛者 ７ 手かぎ棒 ８ 矢印 ９ 移動ビーム １０ 巻き上げドラム １１ 固定ビーム １２ 秤量器 １３ 秤量器 １４ 計算表示装置 Ｃ 吊り幅の中心 Ｇ 吊荷ノ重心 Ｌ 吊り幅 Ｗ1 検知重量 Ｗ2 検知重量
Claims (1)
- 【請求項１】 下部に吊荷１の玉掛ワイヤー２、２係合
用の２個のフック３、３と上部に２個の滑車４、４をそ
れぞれ中心対称に離間して有する移動ビーム９と、該２
個の滑車４、４に通した２本の巻き上げワイヤー５、５
を同時に巻き上げ又は巻き戻して該移動ビーム９を上昇
又は下降させる巻き上げドラム１０と、巻き上げドラム
１０と反対側の該２本の巻き上げワイヤー５、５の他端
をそれぞれ秤量可能に吊り下げた２個の秤量器１２、１
３を設けた固定ビーム１１から２点吊り用のクレーンを
構成し、該２個の秤量器１２、１３の検知重量の差を計
算表示する計算表示装置１４を設けたことを特徴とする
２点吊り用クレーンにおける玉掛バランスチェック装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18002696A JPH107380A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 玉掛バランスチェック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18002696A JPH107380A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 玉掛バランスチェック装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107380A true JPH107380A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16076178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18002696A Pending JPH107380A (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 玉掛バランスチェック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107380A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100482583B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2005-04-14 | 현대자동차주식회사 | 체인 호이스트용 밸런스 조절장치 |
| CN102607469A (zh) * | 2012-03-27 | 2012-07-25 | 上海海事大学 | 一种双起升双吊具桥吊实验装置 |
| ES2432230A1 (es) * | 2013-06-03 | 2013-12-02 | Grup Maritim Tcb, S.L. | Sistema para la medición de un peso y un método para calcular el peso de un contenedor de carga manipulado por una carretilla pórtico |
| CN103738852A (zh) * | 2014-01-09 | 2014-04-23 | 无锡沃特力材料科技有限公司 | 起重机试重装置 |
| CN103910287A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-07-09 | 广东永通起重机械实业有限公司 | 一种垃圾抓斗桥式起重机称重装置 |
| CN104591001A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-05-06 | 太仓市同维电子有限公司 | 一种双钩吊运中偏差调整的实现方法 |
| CN107021414A (zh) * | 2017-04-28 | 2017-08-08 | 丁灏 | 一种可进行油量监控的安全型钢丝绳 |
| CN117284933A (zh) * | 2023-10-10 | 2023-12-26 | 承德市中瑞自动化工程有限公司 | 一种天车定位称重系统 |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP18002696A patent/JPH107380A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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