JPH1073475A - 無線式計量装置 - Google Patents

無線式計量装置

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JPH1073475A
JPH1073475A JP15225197A JP15225197A JPH1073475A JP H1073475 A JPH1073475 A JP H1073475A JP 15225197 A JP15225197 A JP 15225197A JP 15225197 A JP15225197 A JP 15225197A JP H1073475 A JPH1073475 A JP H1073475A
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span
weighing
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JP15225197A
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Akira Nakamoto
昭 中本
Yasuhisa Uotani
安久 魚谷
Koichi Segawa
浩一 瀬川
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 零点調整及びスパン調整の操作を表示部側で
確認しながら確実簡単になすことができる実用的な無線
式計量装置を提供する。 【解決手段】 計量部1側に、零点調整及びスパン調整
を行うための演算・制御回路58を設け、表示部2側
に、零点調整及びスパン調整の操作をするための操作部
62を設け、前記無線伝送手段3を双方向で無線通信可
能に構成し、表示部2側の操作部62による操作データ
を計量部1側に送信して、演算・制御回路58で零点デ
ータ及びスパン係数を演算し、その零点データ及びスパ
ン係数に基づいて計量部1からの重量信号を演算・制御
回路58により零点調整及びスパン調整を行い、演算・
制御回路58で零点調整及びスパン調整した重量データ
を、表示部2側に送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラックスケー
ル、大形台ばかり、ホッパースケール等に用いられる無
線式計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定物の重量を測定する「秤」として
の計量装置は、被測定物を計量する計量部と、該計量部
で計量した被測定物の重量を表示する表示部とが不離一
体に設けられて、「秤」として機能するものである。ト
ラックスケール等の大形秤になると、計量部と表示部と
が離れた場所に設置されるため、両者をケーブル等の有
線回路で接続してその不離一体性が確保されていた。
【0003】しかし、計量部と表示部とを有線で接続し
てデータ通信を行うためには、通信線におけるノイズの
侵入を防止する必要があり、そのために、大がかりなケ
ーブルと該ケーブル設置用の暗渠溝を設ける必要があっ
た。従って、一旦設置した計量装置の設置場所を移転し
たい場合等は、長大なケーブルと大がかりなケーブル用
暗渠溝を再度設置し直す必要があり、大変不便なもので
あった。
【0004】そこで、このような不便を解消するため
に、計量部と表示部とを無線伝送手段で接続したものが
既に提案されている。この種の無線式計量装置として、
例えば、実公昭63ー15789号公報、特公昭63ー
48291号公報、特開昭56ー51628号公報、特
開平1ー203926号公報、特開平2ー298823
号公報等に記載のものが公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線伝
送手段により接続された計量部と表示部とでもって計量
装置が構成されている場合には、計量部で計量した重量
信号を該計量部側で、零点調整及びスパン調整を行った
後、この重量データを無線伝送手段により計量部側から
表示部側に送るのが通常であり、このため、零点調整及
びスパン調整するための操作部が計量部側に設けられ
る。従って、零点調整及びスパン調整の操作をする際に
は、表示器で操作の確認をしながら零点調整及びスパン
調整の操作をする必要があり、このため、計量部と表示
部とを離間させてこれら両者を無線伝送手段で接続した
にも拘わらず、計量部側にも、零点調整及びスパン調整
の操作を確認するための表示器を設ける必要が生じ、非
常に不経済になり、実用的でなかった。
【0006】そこで、本発明は、零点調整及びスパン調
整の操作を表示部側で確認しながら確実簡単になすこと
ができる実用的な無線式計量装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の第1の
特徴とするところは、被測定物を計量する計量部1と、
該計量部1で計量した被測定物の重量を表示する表示部
2との間を無線伝送手段3により接続した無線式計量装
置において、前記計量部1側に、零点調整及びスパン調
整を行うための演算・制御回路58を設け、表示部2側
に、零点調整及びスパン調整の操作をするための操作部
62を設け、前記無線伝送手段3を双方向で無線通信可
能に構成し、表示部2側の操作部62による操作データ
を計量部1側に送信して、演算・制御回路58で零点デ
ータ及びスパン係数を演算し、その零点データ及びスパ
ン係数に基づいて計量部1からの重量信号を演算・制御
回路58により零点調整及びスパン調整を行い、演算・
制御回路58で零点調整及びスパン調整した重量データ
を、表示部2側に送信するようにした点にある。
【0008】本発明の第2の特徴とするところは、被測
定物を計量する計量部1と、該計量部1で計量した被測
定物の重量を表示する表示部2との間を無線伝送手段3
により接続した無線式計量装置において、前記計量部1
側に、零点調整及びスパン調整を行うための演算・制御
回路58を設け、表示部2側に、零点調整及びスパン調
整の操作をするための操作部62を設け、無線伝送手段
3に、双方向で無線通信可能に構成した計量部側送受信
器4と表示部側送受信器5とを設け、操作部62による
操作データを表示部側送受信器5から計量部側送受信器
4に送信して、演算・制御回路58で零点データ及びス
パン係数を演算し、その零点データ及びスパン係数に基
づいて計量部1からの重量信号を演算・制御回路58に
より零点調整及びスパン調整を行い、演算・制御回路5
8で零点調整及びスパン調整した重量データを計量部側
送受信器4から表示部側送受信器5に送信するようにし
た点にある。
【0009】本発明の第3の特徴とするところは、計量
部1側に、零点データ及びスパン係数を記憶するメモリ
59を設け、該メモリ59に記憶した零点データ及びス
パン係数を基づいて前記演算・制御回路58により零点
調整及びスパン調整する点にある。従って、零点調整及
びスパン調整の操作をする際には、表示部2側の操作部
12によってその操作を表示部2の表示で確認をしなが
ら計量部1側の演算・制御回路58による零点調整及び
スパン調整の操作をすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図2において、被測定物を計量する
計量部1と、該計量部1で計量した被測定物の重量を表
示する表示部2との間を無線伝送手段3により接続した
無線式計量装置が示されている。
【0011】前記無線伝送手段3は、計量部1からの計
測データをデジタル信号として所定の電磁波に乗せて連
続的に発信する計量部側無線機4と、該計量部側無線機
4から所定距離離れて設置された表示部側無線機5とか
ら構成されている。そして、前記計量部側無線機4と表
示部側無線機5には、それぞれ通信制御回路6や送受信
のための無線ユニット7等が設けられ、該通信制御回路
6により送信側において、伝送データに所定の合番号
(ID番号)が自動的に付与され、受信側においてこの
合番号を識別することにより当該合番号が付与されたデ
ータのみを正常データとして取り込むよう構成されてい
る。
【0012】即ち、前記計量部1と表示部2とは、前記
無線伝送手段3の通信制御回路6による合番号付与手段
や合番号識別手段によってその接続関係が特定されてい
る。この無線式計量装置をトラックスケール等として使
用する場合は、トラックの荷役作業中の時々刻々に変化
する積載物の累積荷重を、表示部2において連続して監
視して、荷役作業の制御を行う必要があるため、無線伝
送手段3においては計量部1での計測データをリアルタ
イムに連続して表示部2に伝送する必要がある。そのた
め、無線伝送手段3は大量のデータを高速で高精度に伝
送できるものでなければならない。
【0013】この様な要求を満足させるために、本発明
では、無線伝送手段3における無線機4、5は、デジタ
ルデータを周波数帯が300MHz〜3GHzで、送信
出力が10mW以下で且つ送信アンテナから3mの距離
における電界強度が501μV/m以上の微弱電波に乗
せて連続的に発信するものとされ、また、両無線機4、
5は500m以内に配置されるものとされている。
【0014】前記構成の実施の形態によれば、計量部1
で検出した被測定物の荷重信号をデジタル信号に連続的
(1〜100回/秒程度)に変換し、このデジタル信号
を周波数帯300MHz〜3GHzの中から選択された
所定の周波数で、送信出力(空中線電力)が10mW以
下で且つ送信アンテナから3mの距離における電界強度
が501μV/m以上の微弱電波に乗せた無線信号に変
換して計量部側無線機4の無線ユニット7から連続的に
発信する。このとき、送信データには、通信制御回路6
により、所定の合番号が自動的に付与されて、当該合番
号と共に送信される。
【0015】表示部側無線機5においてはその無線ユニ
ット7により、前記計量部側無線機4からの無線信号を
リアルタイムで受信し、通信制御回路6により所定の合
番号を識別して、当該合番号の付与されたデータのみを
正常データとして取り込み、該取り込んだデジタル荷重
信号を前記表示部2に有線回路を通じて送り込む。表示
部2においては、前記荷重信号を荷重値としてデジタル
表示すると共に、この荷重信号を印字データや各種の荷
役制御データとして処理する。
【0016】前記構成の実施の形態によれば、無線伝送
手段3による合番号により、分離された計量部1と表示
部2との不離一体性が確保されるので、秤としての検定
の対象になるものである。また、計量部1と表示部2と
を有線回路で接続したものに比べ、ケーブル配線工事が
不要となり、また、ケーブル用配管及び配管工事が不要
となり、ケーブル用暗渠溝を設置する必要がなくなり、
計量部1と表示部2との設置場所の移動が簡単にできる
と共に、ケーブル配線がないので、雷サージ等による誘
導ノイズの影響を受けることがなくなる。
【0017】更に、特定の電磁波を用いてデータ通信を
行うようにしているので、100m以上の長距離通信が
可能になり、また、図示省略の無線中継装置を設けるこ
とによって、1000m程度まで長距離通信が可能にな
り、また、デジタル荷重信号をリアルタイムに伝送でき
る。図3に示すものは、無線式計量装置の具体例として
のトラックスケールであり、計量部1と表示部2とこれ
ら両者を接続する無線伝送手段3とから構成されてい
る。
【0018】前記計量部1には、被測定物であるトラッ
クの積載荷重を測定するロードセル等の計測手段8と、
該計測手段8の零調やスパン調を行う調整手段9とを備
えている。この計測手段8がアナログ信号を出力するロ
ードセルの場合は、A/D変換器を介して、また、デジ
タルロードセルの場合は直接、当該検出値はデジタルデ
ータとして出力されている。そしてこの検出値は調整手
段9を通ることにより、質量値(荷重値)のデジタルデ
ータとして出力される。
【0019】前記無線伝送手段3は、計量部1からのデ
ータをデジタル信号として周波数帯が2.0〜3.0G
Hzで、送信出力が10mW以下で且つ送信アンテナか
ら3mの距離における電界強度が501μV/m以上の
微弱電波に乗せて連続的に発信する計量部側無線機4
と、該計量部側無線機4から500m以内に設置され、
且つ、リアルタイムに前記送信信号を受信して表示部2
に有線回路を通じて送信する表示部側無線機5とから構
成されている。
【0020】そして、前記計量部側無線機4と表示部側
無線機5には、それぞれ通信制御回路6や送受信のため
の無線ユニット7等が設けられ、該通信制御回路6によ
り送信側において、伝送データに合番号が自動的に付与
され、受信側においてこの合番号を識別することにより
当該合番号が付与されたデータのみを正常データとして
取り込むよう構成されている。即ち、前記計量部1と表
示部2とは、前記無線伝送手段3による合番号をもって
その接続関係が特定されている。
【0021】前記表示部2には、CPU基板を備えた表
示処理装置10が設けられ、該処理装置10により入力
されたデジタル荷重データを表示器にデジタル表示する
よう構成されている。この表示処理装置10のCPU基
板には、前記計量部1側に設けられた調整手段9を調整
するためのプログラムが組み込まれている。従って、表
示部側無線機5は、受信機能のみならず、零点調整やス
パン調整を指令するための送信機能を有し、また、計量
部側無線機4も、計測データを送信する機能のみなら
ず、前記調整指令を受信する受信機能も有している。
【0022】尚、前記各構成機器にはそれぞれDC電源
が必要であり、一個所のDC電源から各機器への配線が
必要となり、無線化しても電力配線を行うのでは、その
無線化のメリットが半減される。しかし、前記実施例で
は、計量部1、無線伝送手段3、及び、表示部2の各機
器にAC100Vの電源が接続され、該AC電源からD
C電源を得るように構成されている。従って、既設のA
C100Vのコンセントがあればよく、一個所のDC電
源から各機器へDC電力供給のための配線が不要とな
る。
【0023】図4に示すものは、本発明の他の実施の形
態であり、零調やスパン調を行う調整手段9が表示部2
側に設けられている点が前記図2に示すものと異なって
いる。そして、この実施例では、無線伝送手段3は、計
量部1からのデータをデジタル信号として周波数帯が3
00〜500MHzで、送信出力が10mW以下で且つ
送信アンテナから3mの距離における電界強度が501
μV/m以上の微弱電波に乗せて連続的に発信する計量
部側無線機4と、該計量部側無線機4から500m以内
に設置され、且つ、リアルタイムに前記送信信号を受信
して表示部2に有線回路を通じて送信する表示部側無線
機5とから構成されている。
【0024】その他の構成は前記図2に示すものと基本
的には同じである。図5に示すものは本発明の他の実施
の形態であり、図1の装置の計量部1側に操作パネル1
1が設けられたものである。この操作パネル11は、前
記計量部側無線機4の通信制御回路6に有線により接続
されている。
【0025】前記操作パネル11は、トラックの車番、
業者コード、商品コード等の印字データを読み込む入力
手段12と、計量部1で計測した重量データを表示する
表示手段13とを備えている。この実施の形態では、無
線伝送手段3は重量データの他に印字データも送受信す
るよう構成されている。
【0026】尚、本発明は、前記実施の形態のものに限
定されるものではない。図3に示す無線伝送手段に用い
た所定の電波を、図4に示す装置やその他の装置に用い
てもよく、また、図4に示す無線伝送手段に用いた所定
の電波を、図3に示す装置やその他の装置に用いてもよ
い。また、表示部や操作パネルに印字装置やその他の外
部機器を接続することは自由である。更に、本発明の無
線伝送手段に用いられる電波は直進性を有するものであ
るから、無線機は見通しの良い場所に設置されるが、見
通しが悪い場合または長距離の場合は、両無線機の間に
一つ又は複数の中継装置を設置してもよい。中継装置を
設ける場合は、受信機においてその電波が親局からのも
のか中継局からのものかを区別できるよう、中継装置に
おいて伝送データに親局とは異なる合番号を自動的に付
与するよう構成される。
【0027】
【実施例】図1に示すものは、図2の実施の形態におけ
る無線式計量装置の具体例としてのトラックスケールで
あり、計量部1と表示部2とこれら両者を接続する無線
伝送手段3とを備える。前記計量部1には、被測定物で
あるトラックを載せる載台とトラックの積載荷重を測定
する複数のロードセル55とが設けられている。ロード
セル55で検出したアナログ重量信号は、増幅回路56
で増幅した後、A/D変換器57でデジタル重量信号に
変換され、演算・制御回路58に入力される。演算・制
御回路58はメモリ59に記憶した後述の零点データや
スパン係数に基づいて、デジタル重量信号を零点調整・
スパン調整して、重量値を示す重量信号を後述する無線
伝送手段3の計量部側送受信器(計量部側無線機)4に
入力する。なお、この計量部側送受信器4は、図2に示
す通信制御回路6と無線ユニット7とを有する。
【0028】前記表示部2は計量部1からの重量信号を
荷重値としてデジタル表示すると共に、この重量信号を
印字データや各種の荷役制御データとして処理する。表
示部2側には、制御回路61と操作部62とが設けられ
ている。制御回路61は、操作部62の操作に応じて、
表示部2を制御すると共に、後述する無線伝送手段3の
表示部側送受信器(表示部側無線機)5を制御する。な
お、この表示部側送受信器4は、図2に示す通信制御回
路6と無線ユニット7とを有する。操作部62はテンキ
ー、ファンクションキー、キャリブレーションスイッチ
等を有し、表示部2側の演算・制御回路58による零点
調整・スパン調整の操作にも使用される。
【0029】前記無線伝送手段3は、計量部1側からの
重量データをデジタル信号として所定の電磁波に乗せて
連続的に送信する計量部側送受信器4と、該計量部側送
受信器4から所定距離離れて設置された表示部側送受信
器5とから構成されている。そして、前記計量部側送受
信器4と表示部側送受信器5には、伝送データに所定の
合番号(ID番号)が自動的に付与され、表示部側送受
信器5においてこの合番号を識別することにより当該合
番号が付与されたデータのみを正常データとして取り込
むよう構成されている。
【0030】即ち、前記計量部1側と表示部2側とは、
前記無線伝送手段3の計量部側送受信器4及び表示部側
送受信器5による合番号付与手段や合番号識別手段によ
ってその接続関係が特定されている。トラックスケール
の場合は、トラックの荷役作業中の時々刻々に変化する
積載物の累積荷重を、表示部2において連続して監視し
て、荷役作業の制御を行う必要があるため、無線伝送手
段3においては計量部1での計測データをリアルタイム
に連続して表示部2に伝送する必要がある。そのため、
無線伝送手段3は大量のデータを高速で高精度に伝送で
きるものでなければならない。
【0031】この様な要求を満足させるために、本発明
では、無線伝送手段3における計量部側送受信器4と表
示部側送受信器5とは、デジタルデータを周波数帯が3
00MHz〜3GHzで、送信出力が10mW以下で且
つ送信アンテナから3mの距離における電界強度が50
1μV/m以上の微弱電波に乗せて連続的に発信するも
のとされ、また、各計量部側送受信器4と表示部側送受
信器5とは、500m以内に配置されるものとされてい
る。
【0032】また、無線伝送手段3の計量部側送受信器
4と表示部側送受信器5とは双方向で無線通信可能に構
成され、操作部62による操作信号が表示部側送受信器
5から計量部側送受信器4に送信されて、演算・制御回
路58で零点調整・スパン調整を行い、演算・制御回路
58で零点調整・スパン調整された重量値を示す重量信
号が表示部2側に送信されるように構成されている。
【0033】即ち、零点調整・スパン調整をする場合、
操作部62のキャリブレーションスイッチをオンする
と、無線伝送手段3を介して表示部2側から計量部1側
に零調整・スパン調整モードに入るように指示するコマ
ンド・データが送信され、これにより、計量部1側の演
算・制御回路58が零調整・スパン調整モードに入る。
すると、計量部1側から表示部2側に、「ACK」(零
調整・スパン調整モードに入ったことを示すデータ)が
送られる。
【0034】そこで、操作部62の零調整スイッチをオ
ンすると、表示部2側から計量部1側に「零調整」コマ
ンドのデータが送られる。すると、計量部1側では演算
・制御回路58が零点調整を行い、零点データをメモリ
59に記憶する。その後、「零点調整完了」の信号が計
量部1側から表示部2側に送られる。また、スパン調整
をする場合、まず、計量部1で計量する最大値の重さを
有する秤量用の分銅を、被測定物であるトラックを載せ
るための載台に載せる。その後、分銅に対応する「スパ
ン値」を操作部62のキー等で入力し、設定する。次
に、操作部62のスパン調整スイッチをオンする。する
と、無線伝送手段3を介して表示部2側から計量部1側
に「スパン調整」を示すコマンドデータと「スパン値」
を示すデータが送信される。これにより、計量部1側で
は、演算・制御回路58により重量値が「スパン値」に
等しくなるスパン係数(スパン係数=スパン値/デジタ
ル重量信号)を計算し、メモリに記憶する。その後、
「スパン調整完了」を示すデータが計量部1側から表示
部2側に送られる。
【0035】その後、操作部62のキャリブレーション
スイッチをオフすると、「零調整・スパン調整完了」を
示すデータが表示部2側から計量部1側に送られる。す
ると、計量部1側は零調整・スパン調整モードから抜け
る。その後、計量部1側から表示部2側に、「ACK」
(零調整・スパン調整モードから抜けたことを示すデー
タ)が送られる。
【0036】前記構成の実施例によれば、計量部1で検
出した被測定物の重量信号をA/D変換器57でデジタ
ル重量信号に連続的(1〜100回/秒程度)に変換
し、このデジタル重量信号を、演算・制御回路58で零
点調整及びスパン調整をした後、周波数帯300MHz
〜3GHzの中から選択された所定の周波数で、送信出
力(空中線電力)が10mW以下で且つ送信アンテナか
ら3mの距離における電界強度が501μV/m以上の
微弱電波に乗せた無線信号に変換して計量部側送受信器
4から連続的に発信する。このとき、送信データには、
計量部側送受信器4により、所定の合番号が自動的に付
与されて、当該合番号と共に送信される。
【0037】表示部側送受信器5においては、前記計量
部側送受信器4からの無線信号をリアルタイムで受信
し、所定の合番号を識別して、当該合番号の付与された
データのみを正常データとして取り込み、該取り込んだ
デジタル重量信号を前記表示部2側に有線回路を通じて
送り込む。表示部2側においては、計量部1側の重量信
号を重量値としてデジタル表示すると共に、この重量信
号を印字データや各種の荷役制御データとして処理す
る。
【0038】前記構成の実施例によれば、無線伝送手段
3による合番号により、分離された計量部1と表示部2
との不離一体性が確保される。また、計量部1側と表示
部2側とを有線回路で接続したものに比べ、ケーブル配
線工事が不要となり、また、ケーブル用配管及び配管工
事が不要となり、ケーブル用暗渠溝を設置する必要がな
くなり、計量部1と表示部2との設置場所の移動が簡単
にできると共に、ケーブル配線がないので、雷サージ等
による誘導ノイズの影響を受けることがなくなる。
【0039】更に、特定の電磁波を用いてデータ通信を
行うようにしているので、100m以上の長距離通信が
可能になる。なお、本発明は、前記実施の形態のものに
限定されるものではない。また、表示部2や操作部62
に印字装置やその他の外部機器を接続することは自由で
ある。
【0040】また、前記実施例では、計測手段としてア
ナログ式のロードセル55を使用しているが、これに代
えて、デジタル式のロードセルを使用してもよく、この
場合、A/D変換器を省略することができ、また、演算
制御回路58をもデジタルロードセルにもたせて省略す
ることもできる。また、前記実施例では、本発明をトラ
ックスケールについて実施しているが、本発明の無線式
計量装置はトラックスケールに限らず、大形台ばかり、
ホッパースケールその他の無線式計量装置にも適用実施
することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、零点調整及びスパン調
整の操作をする場合、表示部2側の操作部62によって
その操作を表示部2の表示で確認をしながら零点調整及
びスパン調整の操作をすることができ、零点調整及びス
パン調整の操作を確実簡単になすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の具体的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 計量部 2 表示部 3 無線伝送手段 4 計量部側送受信器 5 表示部側送受信器 58 演算・制御回路 59 メモリ 62 操作部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物を計量する計量部(1)と、該
    計量部(1)で計量した被測定物の重量を表示する表示
    部(2)との間を無線伝送手段(3)により接続した無
    線式計量装置において、 前記計量部(1)側に、零点調整及びスパン調整を行う
    ための演算・制御回路(58)を設け、表示部(2)側
    に、零点調整及びスパン調整の操作をするための操作部
    (62)を設け、前記無線伝送手段(3)を双方向で無
    線通信可能に構成し、表示部(2)側の操作部(62)
    による操作データを計量部(1)側に送信して、演算・
    制御回路(58)で零点データ及びスパン係数を演算
    し、その零点データ及びスパン係数に基づいて計量部
    (1)からの重量信号を演算・制御回路(58)により
    零点調整及びスパン調整を行い、演算・制御回路(5
    8)で零点調整及びスパン調整した重量データを、表示
    部(2)側に送信するようにしたことを特徴とする無線
    式計量装置。
  2. 【請求項2】 被測定物を計量する計量部(1)と、該
    計量部(1)で計量した被測定物の重量を表示する表示
    部(2)との間を無線伝送手段(3)により接続した無
    線式計量装置において、 前記計量部(1)側に、零点調整及びスパン調整を行う
    ための演算・制御回路(58)を設け、表示部(2)側
    に、零点調整及びスパン調整の操作をするための操作部
    (62)を設け、無線伝送手段(3)に、双方向で無線
    通信可能に構成した計量部側送受信器(4)と表示部側
    送受信器(5)とを設け、操作部(62)による操作デ
    ータを表示部側送受信器(5)から計量部側送受信器
    (4)に送信して、演算・制御回路(58)で零点デー
    タ及びスパン係数を演算し、その零点データ及びスパン
    係数に基づいて計量部(1)からの重量信号を演算・制
    御回路(58)により零点調整及びスパン調整を行い、
    演算・制御回路(58)で零点調整及びスパン調整した
    重量データを計量部側送受信器(4)から表示部側送受
    信器(5)に送信するようにしたことを特徴とする無線
    式計量装置。
  3. 【請求項3】 計量部(1)側に、零点データ及びスパ
    ン係数を記憶するメモリ(59)を設け、該メモリ(5
    9)に記憶した零点データ及びスパン係数を基づいて前
    記演算・制御回路(58)により零点調整及びスパン調
    整することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線式
    計量装置。
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