JPH1072418A - オキシムからアミドを製造する方法 - Google Patents

オキシムからアミドを製造する方法

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JPH1072418A
JPH1072418A JP9193794A JP19379497A JPH1072418A JP H1072418 A JPH1072418 A JP H1072418A JP 9193794 A JP9193794 A JP 9193794A JP 19379497 A JP19379497 A JP 19379497A JP H1072418 A JPH1072418 A JP H1072418A
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アンジェラ、カラティ
Carlo Perego
カルロ、ペレーゴ
Leonardo Dalloro
レオナルド、ダローロ
De Alberti Giordano
ジョルダーノ、デ、アルベルティ
Stefano Palmery
ステフアーノ、パルメリ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた触媒活性および選択性を有し、実質的
に変化せず、熱処理により再生できる触媒を用いた、オ
キシムからアミドを製造する方法の提供。 【解決手段】 蒸気状オキシムを、SiO2 /Al2
2 のモル比が30〜5000であり、表面積が少なくと
も500 m2 /gであり、総細孔容積が0.3〜1.3ml
/gである、実質的に非晶質で、微小−中間細孔のシリカ
−アルミナから選択した触媒と接触させるオキシムの触
媒転位によるアミドの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、オキシムからアミドを製造する
方法に関するものである。
【0002】より詳しくは本発明は、ベックマン触媒転
位とも呼ばれる、シクロヘキサノンオキシムの様なオキ
シムを、ε−カプロラクタム(カプロラクタム)の様な
アミドへ触媒反応により転化させる際の、高い表面積お
よび高い細孔容積を有するシリカ−アルミナの使用に関
するものである。
【0003】アミド、特にカプロラクタム、は、文献で
は化学合成における重要な中間体として、およびポリア
ミド樹脂製造用の原料として知られている。
【0004】カプロラクタムは現在、硫酸またはオレウ
ムを使用する液相におけるシクロヘキサノンオキシム転
位により工業的に製造されている。転位生成物はアンモ
ニアで中和されて、副生成物として硫酸アンモニウムを
形成する。この技術には、硫酸の使用、廃棄の問題に関
連する硫酸アンモニウムの大量形成、酸蒸気の存在によ
る装置の腐食、およびその他に結び付いた多くの問題点
がある。
【0005】文献では、シクロヘキサノンオキシムを触
媒によりカプロラクタムへ転位させるための、酸の性質
を有する固体を触媒として使用する別の方法が提案され
ている。その様な固体は、ホウ酸、ゼオライト、非ゼオ
ライト系分子篩、固体リン酸、混合金属酸化物、および
その他から選択される。
【0006】特に、ヨーロッパ特許第234,088号
明細書には、気体状のシクロヘキサノンオキシムを、
「束縛係数(Constraint Index)」が1〜12であり、
Si/Alの原子比が少なくとも500であり、外部酸
官能性が5マイクロ等量/gである結晶性アルミノケイ
酸塩と接触させる、カプロラクタムの製造法が記載され
ている。
【0007】ここで本発明者は、アミド、特にカプロラ
クタム、を製造するための、以下に説明する様な特別な
形態学的特性および構造特性を有し、触媒活性が著し
く、選択性が高く、実質的に変化せず、熱処理により再
生できる酸触媒を使用する新規な方法を開発した。
【0008】そこで本発明は、オキシムの触媒転位によ
るアミドの製造法であって、蒸気状のオキシムを、Si
2 /Al2 3 のモル比が30〜5000であり、表
面積が少なくとも500 m2 /gであり、総細孔容積が
0.3〜1.3ml/gである、実質的に非晶質で、微小−
中間細孔の(micro-meso porous )シリカ−アルミナか
ら選択された触媒と接触させる方法に関するものであ
る。
【0009】本発明の好ましい触媒の例は、X線に対し
て非晶質であり、SiO2 /Al23 のモル比が30
〜1000、好ましくは50〜500、であり、表面積
(Carlo Erba Sorptomatic 1900 計器を使用し、液体窒
素の温度(77K)における窒素の吸着−脱着サイクル
によるB.E.T.法で測定)が500 m2 /gを超え、
一般的に500〜1,000 m2 /gであり、総細孔容積
が0.4〜0.8ml/gであり、平均細孔径が20〜40
オングストロームであるシリカ−アルミナである。これ
らの物質は、文献から公知であり、それらの製法と共に
米国特許第5,049,536号または公開ヨーロッパ
特許出願第659,478号各明細書に記載されてい
る。
【0010】より詳しくは、ヨーロッパ特許出願第65
9,478号明細書に従い、上記の非晶質シリカ−アル
ミナは、必要に応じて遊離アルコールを含有する、下記
のi)〜iii )の水溶液を製造することにより得ることが
できる。 i)水酸化テトラアルキルアンモニウム、 ii) 加水分解してAl2 3 を形成し得る可溶性のアル
ミニウム化合物、例えばアルミニウムトリ−n−プロポ
キシドまたはアルミニウムトリ−イソプロポキシドの様
なアルミニウムトリアルコキシド、および iii)加水分解してSiO2 を形成し得る可溶性のケイ素
化合物、例えばオルトケイ酸テトラエチルの様なオルト
ケイ酸テトラアルキル。
【0011】この様にして製造した溶液を加熱してゲル
化させ、得られたゲルを乾燥させ、次いでか焼する。
【0012】非晶質シリカ−アルミナの製造を特定の条
件下で行なうと、得られる物質は細孔容積が1.3ml/g
までに、あるいはそれ以上になり、平均細孔径が20〜
40オングストロームになり、その他の特性は変化せ
ず、ベックマン触媒転位で活性になることがわかった。
これらの特殊な条件は下記の少なくとも一つから選択す
る。 a) アルキル基がヘキシルまたはヘプチルである水酸
化テトラアルキルアンモニウムを使用する。 b) 必要に応じて反応媒体に加える遊離アルコールが
2 〜C6 アルキルモノアルコールから選択され、アル
コール/SiO2 のモル比が0〜20である。 c) ゲル化を室温〜反応媒体の沸点までの温度で行な
う。
【0013】触媒としては、アルミニウム−シリカゲル
の粉末から得たX線回折スペクトル(XRD)(比例イ
ンパルスカウンター、1/6 °の発散および受容スライド
およびCukα放射線、λ=1.54178オングスト
ロームを、備えたPhilips 垂直回折計で記録)が、2θ
=5°を超えない角度値で単一の広い回折線が存在する
か、または広がった「散乱」により特徴付けられ、Si
2 /Al2 3 のモル比が30〜1000、好ましく
は50〜500、であり、表面積が500〜1,200
m2 /gであり、総細孔容積が0.3〜1.3ml/gであ
り、平均細孔径が40オングストローム未満であるシリ
カ−アルミナも好ましい。これらの触媒は、文献から公
知であり、それらの製造法と共に公開ヨーロッパ特許出
願第691,305号または伊国特許出願MI 95/
A712各明細書に記載されている。
【0014】これらの方法、特にヨーロッパ特許出願第
691,305号明細書の方法、では、シリカ−アルミ
ナは、オルトケイ酸テトラ−アルキルのC2 〜C6 アル
コール溶液を水酸化テトラアルキルアンモニウムおよび
アルミニウムアルコキシドの水溶液で温度20〜80℃
で加水分解し、生じたゲルを乾燥させ、続いてか焼する
ことにより製造される。
【0015】さらにシリカ−アルミナは、上記の製造法
を変形して、水酸化テトラアルキルアンモニウムを下記
一般式を有するアミンで置き換えても製造することがで
きる。 (Cn 2nY)3-x NHx (式中、nは3〜7の整数であり、xはゼロ、1または
2から選択され、YはHまたはOHでよく、モル比がS
iO2 /Al2 3 =30〜1000、好ましくは50
〜500、であり、アミン/SiO2 =0.05〜0.
5であり、水/SiO2 =1〜30であり、アルコール
/SiO2 =0〜20である)
【0016】こうして得られた物質は、表面が少なくと
も500 m2 /gであり、細孔容積が0.3〜1.3ml/g
であり、微小−中間細孔領域が広く分布している。
【0017】本発明によれば、好ましいアミドはε−カ
プロラクタム(カプロラクタム)であり、好ましいオキ
シムはシクロヘキサノンオキシム(CEOX)である。
特に、シクロヘキサノンオキシムの触媒転位は、圧力
0.05〜10バール、および温度250〜500℃、
好ましくは300〜450℃、で行なわれる。より具体
的には、触媒を含む反応器中に、溶剤および必要に応じ
て凝縮しないガスの存在下で、蒸気状のシクロヘキサノ
ンオキシムを供給する。シクロヘキサノンオキシムを溶
剤に溶解させ、得られた混合物を次いで蒸気化し、反応
器に供給する。
【0018】好ましい溶剤は、R1 −O−R2 型の溶剤
であり、ここでR1 はC1 〜C4 アルキル鎖であり、R
2 は水素原子またはR1 と等しいか、またはそれより少
ない炭素数のアルキル鎖でよい。これらの溶剤は、単独
で、または互いに混合して、あるいは芳香族炭化水素、
例えばベンゼンまたはトルエン、との組み合わせで使用
することができる。C1 〜C2 アルキル鎖を有するアル
コールが特に好ましい。
【0019】シクロヘキサノンオキシムは、シクロヘキ
サノンオキシムkg/触媒kg/時間として表して0.1〜
50h-1、好ましくは0.5〜20h-1、のWHSV
(重量毎時空間速度)を与える様な、触媒に対する重量
比で転位反応器に供給する。
【0020】触媒の失活は、有機堆積物の形成により、
触媒の細孔がブロックされ、その活性箇所が被毒するた
めに起こる。失活過程は遅く、操作条件、特に空間速
度、溶剤、温度、供給原料の組成により異なる。しか
し、触媒活性は、温度450〜600℃の空気および窒
素流で処理し、有機堆積物を燃焼させることにより、効
果的に回復させることができる。
【0021】下記の諸例は本発明およびその実施態様を
詳細に説明するためのものであるが、これらの例は本発
明を制限するものではない。
【0022】例1〜5 触媒A〜Eの合成 様々なSiO2 /Al2 3 比[500(A);300
(B);200(C);100(D);50(E)]で
触媒を製造する。
【0023】0.8g、1.4g、2.0g、4.1
g、および8.2gのAl(OC3 7 3 を、水酸化
テトラプロピルアンモニウム(TPAOH)の12.5
重量%水溶液162gにそれぞれ溶解させる。次いで、
Si(OC2 5 4 208gをエタノール368gに
入れて希釈した液を加える。
【0024】この溶液を透明になるまで室温で攪拌して
均質なゲルを得て、これを100℃で数時間乾燥させ、
次いで空気中550℃で8時間か焼する。得られる生成
物はすべてX線に対して非晶質である。
【0025】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0026】例6(比較) 触媒Fの合成 Si(OC2 5 4 208gをエタノール368gに
入れて希釈した液を、TPAOHの12.5重量%水溶
液162gに加える。
【0027】この溶液を透明になるまで室温で攪拌して
均質なゲルを得て、これを100℃で数時間乾燥させ、
次いで空気中550℃で8時間か焼する。得られる生成
物はX線に対して非晶質である。
【0028】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0029】例7 触媒Gの合成 還流冷却器を取り付けたフラスコに、TPAOHの6.
9重量%水溶液290gを入れる。この溶液を50〜6
0℃に加熱し、Al(OC3 7 3 1.4gを加え
る。
【0030】アルミニウムが溶解した時、温度を98℃
に上げ、加熱を停止し、Si(OC2 5 4 208g
を加える。加水分解反応が完了した時、温度は自然に低
下する。この混合物を再度加熱し、温度を82〜83℃
に1時間45分維持する。
【0031】得られたゲルを100℃で乾燥させ、次い
で空気中550℃で8時間か焼する。生成物はX線に対
して非晶質である。
【0032】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0033】例8 触媒Hの合成 Al(OC3 7 3 0.25gをTPAOHの12.
5重量%水溶液28.9gに溶解させる。次いで、Si
(OC3 7 4 37.8gをプロパノール85.9g
に入れて希釈した液を加える。
【0034】約45分後、緻密な乳色のゲルが得られ
る。これを100℃で数時間乾燥させ、次いで空気中5
50℃で8時間か焼する。生成物はX線に対して非晶質
である。
【0035】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0036】例9 触媒Iの合成 2つの溶液を製造する。第一の溶液はエタノール10
2.2g、(C3 7 3 N11.9gおよび水27g
を含有するのに対し、第二の溶液はSi(OC25
4 69.4g、エタノール51.1gおよびAl(O−
sec−C4 93 0.5gを含有する。2つの溶液
を混合する。この混合物を、白色半透明の均質相が得ら
れるまで室温で攪拌し、これを100℃で数時間乾燥さ
せ、空気中550℃で8時間か焼する。
【0037】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0038】例10 触媒Lの合成 2つの溶液を製造する。第一の溶液はエタノール10
2.2g、2−アミノ−1−ブタノール7.4gおよび
水27gを含有するのに対し、第二の溶液はSi(OC
2 5 4 69.4g、エタノール51.1gおよびA
l(O−sec−C4 9 3 0.5gを含有する。2
つの溶液を混合する。この混合物を、白色半透明の均質
相が得られるまで室温で攪拌し、これを100℃で数時
間乾燥させ、空気中550℃で8時間か焼する。
【0039】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0040】例11 触媒Mの合成 2つの溶液を製造する。第一の溶液は水酸化テトラヘキ
シルアンモニウムの7.7重量%水溶液38.4gおよ
びブタノール148gを含有するのに対し、第二の溶液
はSi(OC2 5 4 52.0gおよびAl(O−s
ec−C4 93 0.4gを含有する。2つの溶液を
混合する。この混合物を、透明なゲルが得られるまで室
温で攪拌し、これを100℃で数時間乾燥させ、空気中
550℃で8時間か焼する。
【0041】表面積および細孔容積のデータは表Iに示
す通りである。
【0042】 表I 触媒 表面 細孔容積 (m2 /g) (ml/g) A 953 0.8 B 845 0.7 C 575 0.4 D 711 0.5 E 796 0.6 F 598 0.4 G 676 0.6 H 734 0.9 I 656 0.9 L 617 0.8 M 1093 1.0
【0043】例12 42〜80メッシュに造粒した触媒Aを、予め350℃
に加熱したガラス製反応器(長さ20cm、内径1cm)中
に窒素中で入れ、1時間乾燥させる。次いでMeOH/
トルエンのモル比1/1の混合物を30分間かけて供給
する。
【0044】この前処理の後、予熱し、気化させたCE
OX/MeOH/トルエン/N2 の混合物(WHSV=
4.4 h-1、モル比1/10/10/8)を供給するこ
とにより、触媒試験を開始する。触媒床の温度は350
℃に維持する。
【0045】反応器から流出する物質の混合物を凝縮さ
せ、ガスクロマトグラフィーにより分析する。
【0046】シクロヘキサノンオキシムの転化データお
よびカプロラクタム(CPL)への選択性は表IIに示す
通りである。
【0047】実施例13〜15 触媒B、CおよびFを例12の条件下で試験する。CE
OXの転化結果およびCPLの選択性は表IIに示す通り
である。
【0048】例16 例12と同様にして、ただし溶剤としてMeOHのみを
使用し(WHSV=2.2 h-1、CEOX/MeOH/
2 =1/40/8)、380℃で操作することによ
り、触媒Bに第二の試験を行なう。
【0049】CEOXの転化およびCPLの選択性は表
IIに示す通りである。
【0050】例17〜19 例16と同様にして触媒D、EおよびFを試験する。
【0051】CEOXの転化およびCPLの選択性は表
IIに示す通りである。
【0052】 表II 例 触媒 t(h) 転化% 選択性% 12 A 1 48.5 75.9 20 19.1 73.2 13 B 1 65.1 77.9 22 28.8 73.1 14 C 1 63.7 75.8 20 14.9 77.4 15 F 1 7.6 74.6 20 1.2 65.5 16 B 1 99.7 78.3 23 97.9 81.4 17 D 1 100.0 71.8 23 98.6 78.1 18 E 1 100.0 71.1 21 99.2 75.8 19 F 1 11.8 72.0 19 0.3 59.0
【0053】例20 例16と同様にして触媒Gを試験する。
【0054】1時間後のCEOXの転化およびCPLの
選択性は、それぞれ55.2%および77.8%であっ
た。
【0055】例21 例16の条件下で、既知量の水(H2 O/CEOXモル
比=0.3)を原料に加えて触媒Bを試験した。
【0056】表III に示されたデータは、原料中に水が
存在しても問題ないことを示している。
【0057】 表III 例 溶剤 t(h) 転化% 選択性% 21 MeOH/H2 O 1 99.5 77.6 23 96.1 80.9
【0058】例22〜25 例16の条件下で、ただし使用する溶剤を変えて触媒B
を試験した。特に、反応中のCEOXの分圧を変えるた
めに、トルエン/メタノール/窒素の相対的な比率を変
えた。
【0059】原料および反応生成物に関するデータは表
IVに示す通りである。
【0060】 表IV 例 トルエン/MeOH/N2 CEOX t(h) 転化% 選択性% 22 10/10/8 0.034 1 94.8 79.8 24 65.7 75.5 23 0/40/8 0.020 1 99.7 78.3 24 97.9 81.4 24 0/20/32 0.019 1 99.9 80.9 24 93.7 82.3 25 0/80/8 0.011 1 98.9 80.5 27 96.6 85.4
【0061】例26 例22の条件下で触媒Hを試験した。結果は表Vに示す
通りである。
【0062】 表V 例 触媒 t(h) 転化% 選択性% 26 H 1 99.4 79.8 24 78.1 80.6
【0063】例27〜29 例16の条件下で触媒I、LおよびMを試験した。触媒
の性能は表VIに示す通りである。
【0064】 表VI 例 触媒 t(h) 転化% 選択性% 27 I 1 99.9 86.5 21 98.9 87.1 28 L 1 96.9 82.0 23 85.2 84.3 29 M 1 99.6 75.8 23 97.5 79.8
【0065】例30 例16の条件下で操作し、触媒Bの性能の安定性を評価
した。結果は表VII に示す通りである。
【0066】 表VII t(h) 転化% 選択性% 1 99.7 78.3 3 99.6 79.7 5 99.3 79.5 14 98.2 80.0 23 97.9 81.4 27 96.0 78.8 29 94.9 81.3 38 94.8 82.4 47 93.7 81.5 48 94.1 82.2
【0067】例31 例16の条件下で操作し、触媒Iの性能の安定性を評価
した。結果は表VIIIに示す通りである。
【0068】 表VIII t(h) 転化% 選択性% 1 99.9 86.5 2 100.0 87.5 10 99.6 87.7 19 99.5 87.3 21 98.9 87.1 23 99.0 87.3 25 98.8 87.3 34 96.9 86.8 43 96.5 86.6 44 96.4 86.8
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 レオナルド、ダローロ イタリー国ボラーテ、ビア、ジョパンニ、 ベンテトレシモ、12 (72)発明者 ジョルダーノ、デ、アルベルティ イタリー国ベスナーテ、ラルゴ、ブリアン ツォーニ、4 (72)発明者 ステフアーノ、パルメリ イタリー国ミラノ、ビア、カステルバル コ、30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気状のオキシムを、SiO2 /Al2
    3 のモル比が30〜5000であり、表面積が少なくと
    も500 m2 /gであり、総細孔容積が0.3〜1.3ml
    /gである、実質的に非晶質で、微小−中間細孔のシリカ
    −アルミナから選択された触媒と接触させることを特徴
    とする、オキシムの触媒転位によるアミドの製造方法。
  2. 【請求項2】触媒が、X線に対して非晶質であり、Si
    2 /Al2 3 のモル比が30〜1000であり、
    B.E.T.法で測定した表面積が500〜1,000
    m2 /gであり、総細孔容積が0.4〜0.8ml/gであ
    り、平均細孔径が20〜40オングストロームであるシ
    リカ−アルミナから選択される、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】触媒が、X線に対して非晶質であり、総細
    孔容積が1.3ml/g以下であり、平均細孔径が20〜4
    0オングストロームであるシリカ‐アルミナから選択さ
    れる請求項1に記載の方法。(ここで、前記触媒は、必
    要に応じて遊離アルコールを含有する、 i)水酸化テトラアルキルアンモニウム、 ii) 加水分解してAl2 3 を形成し得る可溶性のアル
    ミニウム化合物、および iii)加水分解してSiO2 を形成し得る可溶性のケイ素
    化合物 の水溶液を製造し、前記溶液をゲル化させ、形成された
    ゲルを乾燥させ、か焼することを含んでなる方法により
    製造され、前記方法が、下記の条件の少なくとも一つを
    満たすものである。 a) アルキル基がヘキシルまたはヘプチルである水酸
    化テトラアルキルアンモニウムを使用すること、 b) 必要に応じて反応媒体に加える遊離アルコールが
    2 〜C6 アルキルモノアルコールから選択され、アル
    コール/SiO2 のモル比が0〜20であること、およ
    び c) ゲル化を室温〜反応媒体の沸点までの温度で行な
    うこと)
  4. 【請求項4】触媒が、粉末から得たX線回折スペクトル
    (XRD)が、2θ=5°を超えない角度値で単一の広
    い回折線が存在するか、または広がった「散乱」により
    特徴付けられ、SiO2 /Al2 3 のモル比が30〜
    1000であり、表面積が500〜1,200 m2 /gで
    あり、総細孔容積が0.3〜1.3ml/gであり、平均細
    孔径が40オングストローム未満であるシリカ−アルミ
    ナから選択される、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】触媒が、オルトケイ酸テトラ−アルキルの
    2 〜C6 アルコール溶液を、アルミニウムアルコキシ
    ドおよび下記一般式を有するアミンの水溶液で加水分解
    し、ゲル化させることにより製造されるシリカ−アルミ
    ナから選択される、請求項1に記載の方法。 (Cn 2nY)3-x NHx (式中、nは3〜7の整数であり、xはゼロ、1または
    2から選択され、YはHまたはOHでよく、モル比がS
    iO2 /Al2 2 =30〜1000であり、アミン/
    SiO2 =0.05〜0.5であり、水/SiO2 =1
    〜30であり、アルコール/SiO2 =0〜20であ
    る)
  6. 【請求項6】SiO2 /Al2 3 のモル比が50〜5
    00である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】オキシムがシクロヘキサノンオキシムであ
    り、アミドがε−カプロラクタムである、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】オキシムの触媒転位が、圧力0.05〜1
    0バール、および温度250〜500℃で行なわれる、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】オキシムの触媒転位が溶剤の存在下で行な
    われる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】溶剤が、R1 −O−R2 を有し、R1
    1 〜C4 アルキル鎖であり、R2 が水素原子またはR
    1 と等しいか、またはそれより少ない炭素数のアルキル
    鎖である物質から選択される、請求項9に記載の方法。
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