JPH1072110A - ローラコンベア - Google Patents

ローラコンベア

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JPH1072110A
JPH1072110A JP23078496A JP23078496A JPH1072110A JP H1072110 A JPH1072110 A JP H1072110A JP 23078496 A JP23078496 A JP 23078496A JP 23078496 A JP23078496 A JP 23078496A JP H1072110 A JPH1072110 A JP H1072110A
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roller
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rollers
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Ryosuke Mita
良輔 三田
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SHIIDAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はローラコンベアに関し、物品の搬送
時にローラを取付けた回転軸が撓む時に、ころがり軸受
部材を介して支持部材にて支持され、回転軸の回転に支
障がなく、物品の落ち込みを防止して円滑に搬送し、回
転軸との摩擦による異常音が生ぜず、回転軸の撓みを防
止し、ゴミがローラ間に詰まらなくした。 【解決手段】 本発明は隣接するローラ4に嵌着したこ
ろがり軸受部材5の孔内に回転軸2を挿入してローラを
取付け、ころがり軸受部材の左右の衝合端6b,6bを
ローラ間にて衝合して物品Mの荷重や回転軸が細径で撓
む時に支持部材7を介して支持し、それ以上の回転軸の
撓みを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローラコンベアに関
し、各種の物品、例えば電子部品、電気部品、自動車部
品、種々の内容物を詰め込むための缶、瓶、包装物品、
さらにはトレイ、パレット類の搬送時にローラを取付け
た回転軸が撓むのを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】物品を搬送するための搬送機器として、
ローラコンベアがある。ローラコンベアは例えば図12
および図13に示すように、対向する左右のフレーム
a,aに軸受部品b,bを介して回転軸cを物品Mの搬
送方向に直交する方向に回転可能に多数架設し、この回
転軸cの各軸に例えば多数に分割されたローラdを回転
可能に取付けている。また物品Mは搬送時にローラd上
に直接、載置される。そしてローラdはモータにより回
転軸cを回転することにより強制的に駆動され、または
回転軸cとの摩擦力にてローラdに回転を伝達すること
により物品Mを搬送するか、図には示さないがモータを
用いて強制的に駆動されることなく傾斜するコンベアラ
インに沿って物品に働く重力により物品Mを搬送させて
いる。また重量が相当重い物品M、例えば内容物を充填
した箱等の包装物品を同時にローラd上に搬送する場合
には、回転軸cが撓むことがある。また回転軸cの直径
が12〜15mmと太径のものから例えば8mm程度の
細径のものが使用され、コンベア幅が例えば500mm
以上に広く形成される場合には、物品Mが軽量であった
り、小さい形状であったりしても回転軸cは物品Mの重
量にかかわらず自重により撓みを生ずる。この回転軸c
の撓みを防止するには従来、例えば図12に示すよう
に、物品Mの搬送方向イに沿って設けた多数の回転軸c
に各々取付けられている分割のローラd間の各軸の下方
に、支持部材eを取付けたものがある。そして搬送され
る物品Mの荷重を受けて回転軸cが撓んだ時に、回転軸
cに取付けられている支持部材eが下方へ変位して支持
面fに係合することにより回転軸cを支持し、回転軸c
がそれ以上、撓むのを防止する。また回転軸cに支持部
材e取付けられている隣接のローラd,d間の間隙t
は、通常1mm程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すようなロ
ーラコンベアでは、物品Mは搬送方向イに直交して配置
される多数の回転軸cに取付けたローラd上に載置され
て搬送される。そして、ローラdおよび物品Mは、回転
軸cにより支持されることになるが、コンベア上の任意
の個所における物品Mの重量は、その限られた数の回転
軸cによって支持される。またその重量は、物品Mの搬
送方向イに隣接する回転軸c,c間の間隔Kおよび回転
軸cが架設されるコンベアの有効幅Lに依存していたの
で、相当重い重量の物品Mを搬送すると、回転軸cはフ
レームa,aに近い回転軸cの両端c1 ,c1 よりもそ
の中間部c2 が撓むことになっていた。この撓みはコン
ベアの有効幅Lが、広くなればなるほど、撓み易い。ま
た回転軸cの直径が例えば8mm程度の細径のものを使
用する場合には、コンベアの有効幅が拡大すると、物品
Mの重量が大きくなく軽量であったとしても物品Mの重
量にかかわらずに回転軸cは自重により撓む。そして回
転軸cの中間部c2 を回転軸cの下方に取付けられる支
持部材eが支持面fに係合することにより、この支持部
材eで回転軸cがそれ以上撓むのを防止する構造なの
で、支持部材eが直接、回転軸cに接触し、摩擦によっ
て回転軸cは回転に支障を生ずることがある。すなわち
回転軸cは部分的に回転速度に遅い、速いの差を生じて
物品Mを円滑に搬送することはできなかったり、摩擦に
より異常音等を生じていた。また上記構造の支持部材e
を用いて回転軸cに対する支持部材eの支持を行う場
合、支持強度を確保するためには支持部材eの厚みt1
を充分になして構造を堅牢にする必要があるが、支持部
材eの厚みt1 を厚くすると、支持部材eが取付けられ
る隣接のローラd,d間に生ずる間隙tは必然的に5m
m程度の広い溝を形成していた。しかし、隣接するロー
ラd,dの間隙tが広がることは、ローラd上を搬送さ
れる物品Mがローラd,d間に落ち込み易くなる。従っ
て後続の物品Mがその外形次第でローラd,d間に落ち
込んだ先行する物品Mに衝突し、物品Mは数珠繋ぎ状態
に搬送が停滞し、円滑な物品Mの搬送に好ましいことで
はない。しかも物品Mが搬送される時に、物品Mから生
じたり、周囲に浮遊しているゴミ、その他の異物が回転
軸cと支持部材eとの間に侵入し、異常音を発生した
り、部品の消耗を促進していた。このため支持部材によ
り回転軸cを支持して撓みを防止するのに、ローラd,
d間の間隙tが形成されるのを極力除去して最小限に抑
える工夫が求められてきた。
【0004】そこで本発明は上記従来の欠点を解決し、
支持部材は直接、回転軸を支持するのではなくころがり
軸受部材を介して支持することにより、ローラ間に生ず
る間隙を最小限にして回転軸の回転に支障がなく物品を
円滑に搬送し、回転軸と支持部材との摩擦による異常音
を生ずることがなく、構造堅牢に回転軸の撓みを防止
し、またゴミがローラ間に詰まることがなく、部品の消
耗をなくすようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、対向するフレーム間に軸受部品を介して物
品の搬送方向に回転可能に架設された多数の回転軸と、
該回転軸の各軸に物品の搬送方向に沿って整列化して取
付けられた多数のローラとを備えたローラコンベアにお
いて、前記ローラにころがり軸受部材を嵌着し、ローラ
の対向する側面から臨まれるころがり軸受部材の左右の
衝合端を隣接するローラ間にて衝合し、前記ころがり軸
受部材に設けた相互に軸方向に重合する孔内に回転軸を
挿入することにより該回転軸に前記ローラが取付けら
れ、前記回転軸が撓んだ時に前記ころがり軸受部材の左
右の衝合端を支持部材を介して支持するという手段を採
用した。
【0006】また本発明の請求項2は、請求項1におい
て前記ころがり軸受部材が、ブッシュ、ボール・ベアリ
ング、スラスト・ベアリングの何れかであるという手段
を採用した。
【0007】また本発明の請求項3は、請求項1におい
て前記ころがり軸受部材に設けた孔内に回転軸が遊挿さ
れることによりローラは回転軸に取付けられるという手
段を採用した。
【0008】また本発明の請求項4は、請求項1におい
て前記ころがり軸受部材に設けた孔内に回転軸が嵌挿さ
れることによりローラは回転軸に取付けられるという手
段を採用した。
【0009】また本発明の請求項5は、請求項1におい
て前記支持部材は、コンベアの長手方向に回転可能に架
設される多数の回転軸の各軸が挿入される隣接のローラ
間において衝合するころがり軸受部材の左右の衝合端を
支持可能に長手方向に隣接するローラ間の下方位置に延
在されるという手段を採用した。
【0010】また本発明の請求項6は、請求項1または
請求項5において前記支持部材は、前記ころがり軸受部
材の左右の衝合端に嵌合、保持される少なくとも1つの
係合凹部が上縁に形成されるとともに回転軸が撓んで下
方に変位した時に支持面に係合可能に設けられることに
よりころがり軸受部材を支持するという手段を採用し
た。
【0011】また本発明の請求項7は、請求項1、また
は請求項5、請求項6において前記支持部材は、上方を
ころがり軸受部材の最小の直径寸法よりも幅狭の開口と
なしたスロットを有し該スロットの下方にはころがり軸
受部材の前記直径よりの径大な少なくとも1つの係合凹
部が上縁に形成され、該係合凹部内にころがり軸受部材
の左右の衝合端が嵌合、保持されるという手段を採用し
た。
【0012】また本発明の請求項8は、請求項1または
請求項5において前記支持部材は、隣接するローラ間に
衝合するころがり軸受部材の左右の衝合端を支持可能に
回転軸の下方に位置する支持面に固着されるという手段
を採用した。
【0013】また本発明の請求項9は、請求項1、また
は請求項5、請求項6、請求項7、請求項8の何れかに
おいて前記支持部材は、基板部と、該基板部上に略垂直
に設けられ、ころがり軸受部材の衝合端を支持可能な支
持板部とから略T字状に形成されるという手段を採用し
た。
【0014】また本発明の請求項10は、請求項1、ま
たは請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項
9の何れかにおいて前記支持部材の上面には前記ころが
り軸受部材の衝合端を受け入れ可能な側面略円弧状の支
承凹部が多数形成されるという手段を採用した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の具体例
を図面に従って説明する。図1乃至図7は本発明のロー
ラコンベアの第1実施例を示し、1は物品Mの搬送方向
イに沿って対向して設けられたフレームであり、このフ
レーム1は例えば金属板により形成される。2は対向す
るフレーム1,1間に軸受部品3,3を介して物品Mの
搬送方向イに回転可能に架設された多数の回転軸であ
り、この回転軸2の各軸には物品Mの搬送方向イに添っ
て整列化して多数のローラ4を取付けている。
【0016】前記回転軸2は例えばステンレス、鋼等の
金属性の円柱棒状体が使用され、この実施例においては
例えば直径Φ1 が8mm程度の細径のものが使用され
る。また物品Mの搬送方向イに隣接する回転軸2,2間
の間隔は、図1に示すように18mmほど、23mmほ
ど等の広狭数種類がある。
【0017】前記ローラ4は例えば合成樹脂、ゴム、金
属等により略円筒状に形成され、中心には後記ころがり
軸受部材5を取付けるための取付孔4aが設けられ、そ
の外径Φ2 は例えば17mmほど、21mmほど等があ
げられる。
【0018】5は前記ローラ4の取付孔4a内に嵌着さ
れ、中心には孔5aが設けられたころがり軸受部材であ
り、このころがり軸受部材5は図3および図5に示すよ
うに前記ローラ4よりも幅Tが広く形成されることによ
り、所望個所の隣接するローラ4,4に嵌着された時
に、ローラ4,4の左右の側面から臨まれる左右の衝合
端5b,5bが隣接するローラ4,4間において衝合す
るようになる。前記ころがり軸受部材5の直径Φ3 は1
3mm程度に形成される。そして、前記ころがり軸受部
材5,5に設けられた相互に重合する孔5a内に回転軸
2を挿入することにより該回転軸2に分割された多数の
前記ローラ4は取付けられる。具体的にはローラ4の回
転軸2に対する取付けは図1に示すように、ころがり軸
受部材5に設けた孔5a内に回転軸2を遊挿することに
よりローラ4が回転軸2に取付けられたコンベアにおい
ては、ローラ4上に物品Mを載置して荷重Gをかけた場
合に、回転軸2とローラ4の取付孔4aとの内周が摩
擦、係合すると、回転軸2の回転駆動力を受動してロー
ラ4が回転し、このローラ4上の物品Mを搬送するよう
にしたものが示されている。しかし、これに限ることな
く図7に示すように回転軸2をローラ4の取付孔4aに
嵌着したころがり軸受部材5の孔5a内に嵌入して回転
軸2の回転駆動力によりローラ4が回転軸2と一体に回
転する形式のものであってもよい。前記ころがり軸受部
材5は、この実施例ではブッシュ6が使用され、ブッシ
ュ6のほか図には示さないが、ボール・ベアリング、ス
ラスト・ベアリングの何れかであってもよい。
【0019】回転軸2に対するローラ4の全取付幅、す
なわちコンベアの有効幅Lは数種類の異なる長さ、例え
ば310mm程度のもの、450mm程度のもの、65
0mm程度のもの、さらには1500mm、2000m
m、3000mm等の広いものがあげられる。
【0020】回転軸2の回転は図には示さないモータの
回転をプーリやベルト、またはスプロケットやチェーン
等の動力伝達部品を介して受動し、回転する駆動機構に
より行われる。
【0021】7はローラ4上を搬送される物品Mの荷重
によりまたは回転軸2の直径Φ1 が8mm程度の細径に
形成される場合に物品Mの荷重にかかわらずに自重によ
り前記回転軸2が撓んだ時に、前記ころがり軸受部材と
してのブッシュ6の左右の衝合端6b,6bを支持する
ための任意長さの支持部材であり、この支持部材7は図
2に示すように長手方向に隣接するローラ4間の下方位
置に延在され、合成樹脂や金属板により略板状に形成さ
れる。この実施例では、図6に示すようにその上縁に形
成される少なくとも1つの係合凹部7a内に回転軸2が
嵌合、保持されることにより、支持部材7は回転軸2に
取付けられる。そして、ローラ4上を搬送される物品M
の荷重を受けたりまたは回転軸2の直径Φ1 が細径なも
ので形成され、コンベアの有効幅Lが増大するのに伴っ
て広くなる場合に物品Mの荷重にかかわらず、自重によ
り回転軸2が図4に示すように撓んで下方に変位した時
に、支持部材7は回転軸2とともに多数の回転軸2の下
方に位置する支持面8に係合可能に設けられることによ
り、ブッシュ6,6を介して回転軸2を支持する。前記
係合凹部7aは、前記ブッシュ6の断面の最小の直径Φ
3 よりも僅かに幅狭の開口となしたスロット7a1 を上
方に有し、該スロット7a1 の下方にブッシュ6の断面
の最小の直径Φ3 よりも径大に形成される。
【0022】本発明の第1実施例は以上の構成からな
り、駆動機構のモータが回転駆動して回転軸2が回転す
ると、この回転軸2に取付けられているローラ4は上面
に載置される物品Mの荷重Gが加わることによりローラ
4に嵌着したころがり軸受部材5としてのブッシュ6に
設けた孔6aの内周と、回転軸2の外周とが摩擦、係合
して回転されるので、このローラ4上に載置されている
物品Mはコンベア上を搬送されて行く。
【0023】そして、搬送される物品Mの重量が重い場
合やコンベアの有効幅Lが広くなるほど、回転軸2の各
軸は図4に示すように物品Mの荷重Gを受けてコンベア
の下方に寸法Aだけ撓む。また回転軸2の直径Φ1 が例
えば8mm程度の細径なものを使用する場合には、物品
Mの重量が重いのに限らず軽量であったとしても、物品
Mの重量の如何にかかわらず、回転軸2は自重にり撓み
を生ずる。この際、回転軸2の下方への寸法Aの撓み
は、物品Mの重量が大きくなったり、コンベアの有効幅
Lが広くなると、大きくなる。また同一の回転軸2を例
にとってみても、回転軸2の支持部材としてのフレーム
1,1に近い回転軸2の両端2a,2aは撓量が少な
く、直線状態に近いが、回転軸2の中間部は両端2a,
2aよりも撓量は大きく湾曲される。
【0024】こうして物品Mの搬送方向イに設けた多数
の回転軸2に取付けられている多数のローラ4の幅方向
に隣接するローラ4間において、該ローラ4に嵌着した
ころがり軸受部材5としてのブッシュ6の左右の衝合端
6b,6bは、係合凹部7a内に嵌合、保持されること
により支持部材7は取付けられている。従ってブッシュ
6を介して回転軸2に取付けられている支持部材7は、
回転軸2が物品Mの荷重G等を受けて撓むと、回転軸2
の撓みに伴って変位し、支持部材7が多数の回転軸2の
下方に位置する係止面8に支持部材7が係合するので、
回転軸2は支持部材7によってブッシュ6,6を介して
支持され、それ以上、回転軸2が撓むのは防止される。
【0025】この時、多数のローラ4が取付けられてい
る回転軸2は、隣接するローラ4の取付孔4aに嵌着さ
れ、対向する側面から臨まれる衝合端6b,6b相互が
支持部材7により支持されているブッシュ6の孔6a内
に挿入されているので、ローラ4上に搬送される物品M
の荷重は直接、回転軸2には加わらず、ブッシュ6を介
して伝わることになる。従って、回転軸2の撓みはブッ
シュ6に保護されることにより最小限に抑えられる。こ
の結果、回転軸2の回転速度は遅くなったり、または速
くなったりすることなく定速に且つ円滑に回転するの
で、搬送される物品Mがコンベア上で部分的に速い、遅
いの差を生じて混乱を生ずることなく、物品Mを円滑に
搬送することができる。しかも回転軸2の撓みを最小限
に抑えることができるので、隣接するローラ4,4間に
おいてブッシュ6,6の衝合端6b,6bを支持するた
めの支持部材7の厚さt1 を徒らに厚くしてブッシュ
6,6を支持しないで済む。このため、支持部材7が収
容されるローラ4,4の間隙tが広がることがなく0.
5〜1mm程度にとどめることができ、ブッシュ6,6
の衝合端6b,6bが衝合してローラ4,4からの段差
がなくなるので、ローラ4上を搬送される物品Mがロー
ラ4,4間に落ち込んで後行の物品Mが順次、衝突し、
搬送が停滞するという不都合がなくなり、円滑に物品M
は搬送されるとともに物品Mが搬送することにより生ず
るゴミや周囲に浮遊するゴミがローラ4,4の間の間隙
tに詰まることはない。しかもブッシュ6が支持部材7
によって支持され、支持部材7は回転軸2とは接触しな
いので、回転軸2が回転する時に異常音を生ずることは
ない。
【0026】図8乃至図10に示すものは本発明の他の
実施例である。前記実施例では支持部材7の上縁に設け
た係合凹部7a内にブッシュ6の衝合端6b,6bが嵌
合、保持されることにより支持部材7を隣接するローラ
4,4間においてブッシュ6,6に取付けているが、こ
の実施例では支持部材7を物品Mの搬送方向イに沿って
設けた多数の回転軸2の下方に距離hを隔てて位置する
支持面8に固着するか、または載置するようにした。ま
た支持部材7の上面にはころがり軸受部材としてのブッ
シュ6,6の衝合端6b,6b相互を受け入れ可能な側
面円弧状の支承凹部20がブッシュ6,6の衝合端6
b,6bに対応して多数形成された構成となしている。
【0027】そして支持部材7の上縁には側面略円弧状
の支承凹部20がブッシュ6,6の衝合端6b,6bに
対応して形成されているので、ローラ4上に物品Mが搬
送されることにより物品Mの荷重Gが加わったり、また
は回転軸2の直径Φ1 を細径なものを使用することによ
り回転軸2に撓みを生ずると、ブッシュ6は回転軸2と
ともに下方へ変位し、支持面8に固着されているかまた
は載置されている支持部材7の上縁に対応して設けられ
ている側面略円弧状の支承凹部20内に確実に受け入れ
られて支持される。そしてそれ以上、回転軸2が撓むの
が防止される点が前記実施例とは異なる。
【0028】図11に示すものは支持部材7の他の変形
例であり、本例では支持部材7が転倒するこなく、安定
に支持面8に載置されるか、固定されるようにするため
に、単なる板状に形成されるものとは異なり、略水平に
載置される基板部7Aと、該基板部7Aの上面の略中央
に垂直に設けられ、ころがり軸受け部材としてのブッシ
ュ6,6の衝合端6b,6b相互を支持可能になる支持
板部7Bとから略T字状に形成されるほかは図10に示
すものと同様の構成であり、同様の作用を奏する。
【0029】上記第1実施例において支持部材7は、ブ
ッシュ6に取付けるための係合凹部7aだけを上縁に形
成したものが図示されているが、各回転軸2が挿入され
るブッシュ6の衝合端6b,6bに対応して受入可能な
側面略円弧状の支承凹部が多数形成されたものであって
もよい。また支持部材7は単なる板状に形成されたもの
に限ることなく、図では示さないが支持面8に対する接
触面積を増大して安定にブッシュ6を支持するために水
平な支持板部を下面に形成する略T状に形成されるもの
でもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、ローラ上を搬送
される物品の荷重を受けたりまたは回転軸が細径なもの
で使用されることにより物品の荷重にかかわらずに自重
により回転軸に撓みを生ずる時に回転軸は支持部材によ
って直接、支持されるのではなく、回転軸が挿入される
ころがり軸受部材を介して支持されるので、回転軸自体
の撓みに対する剛性が高くなる結果、支持部材の厚みを
最小限にしてローラ間に生ずる間隙を最小限にすること
で物品の落ち込みを防止することができるとともに回転
軸の回転が速い、遅いの差を生ずる等の支障がなく、物
品は円滑に搬送でき、しかも回転軸と支持部材との摩擦
により異常音を生ずることがなくなり、構造堅牢に回転
軸の撓みを防止できる。また隣接するローラ間の間隙が
狭まるのと、ブッシュによってローラの外周面との間の
段差を従来よりも少なくすることができるので、物品が
搬送される時に生じたり、周囲に浮遊されるゴミがロー
ラ間の間隙に詰まるのが防止され、部品の消耗をなくす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラコンベアの一実施例を示す拡大
側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく断面図である。
【図4】同じく回転軸が撓んだ状態を示す断面図であ
る。
【図5】同じくころがり軸受け部材に支持部材を取付け
た状態を示す拡大断面図である。
【図6】本実施例で使用する支持部材の一例を示す拡大
斜面図である。
【図7】同じく回転軸に対するローラの他の取付け状態
を示す拡大側面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す拡大側面図である。
【図9】同じく断面図である。
【図10】本実施例で使用する支持部材の一例を示す斜
面図である。
【図11】同じく支持部材の他例を示す斜面図である。
【図12】従来のローラコンベアの一例を示す斜面図で
ある。
【図13】同じく回転軸が撓んだ状態を示す従来のコン
ベアを示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 回転軸 4 ローラ 4a 取付孔 5 軸受部品 6 ブッシュ 6a 孔 6b 衝合端 7 支持部材 7A 基板部 7B 支持板部 7a 係合凹部 7a1 スロット 20 支承凹部 M 物品 t 間隙 t1 厚み

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向するフレーム間に軸受部品を介して
    物品の搬送方向に回転可能に架設された多数の回転軸
    と、該回転軸の各軸に物品の搬送方向に沿って整列化し
    て取付けられた多数のローラとを備えたローラコンベア
    において、前記ローラにころがり軸受部材を嵌着し、ロ
    ーラの対向する側面から臨まれるころがり軸受部材の左
    右の衝合端を隣接するローラ間にて衝合し、前記ころが
    り軸受部材に設けた相互に軸方向に重合する孔内に回転
    軸を挿入することにより該回転軸に前記ローラが取付け
    られ、前記ころがり軸受部材の左右の衝合端を支持部材
    を介して支持することを特徴としたローラコンベア。
  2. 【請求項2】 前記ころがり軸受部材が、ブッシュ、ボ
    ール・ベアリング、スラスト・ベアリングの何れかであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のローラコンベア。
  3. 【請求項3】 前記ころがり軸受部材に設けた孔内に回
    転軸が遊挿されることによりローラは回転軸に取付けら
    れることを特徴とした請求項1に記載のローラコンベ
    ア。
  4. 【請求項4】 前記ころがり軸受部材に設けた孔内に回
    転軸が嵌挿されることによりローラは回転軸に取付けら
    れることを特徴とした請求項1に記載のローラコンベ
    ア。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、コンベアの長手方向に
    回転可能に架設される多数の回転軸の各軸が挿入される
    隣接のローラ間にて衝合するころがり軸受部材の左右の
    衝合端を支持可能に長手方向に隣接するローラ間の下方
    位置に延在されたことを特徴とした請求項1に記載のロ
    ーラコンベア。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、前記ころがり軸受部材
    の左右の衝合端に嵌合、保持される少なくとも1つの係
    合凹部が上縁に形成されるとともに回転軸が撓んで下方
    に変位した時に支持面に係合可能に設けられることによ
    りころがり軸受部材を支持することを特徴とした請求項
    1または請求項5に記載のローラコンベア。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は、上方をころがり軸受部
    材の最小の直径よりも幅狭の開口となしたスロットを有
    し該スロットの下方にはころがり軸受部材の前記直径よ
    りも径大な少なくとも1つの係合凹部が上縁に形成さ
    れ、該係合凹部内にころがり軸受部材の左右の衝合端が
    嵌合、保持されたことを特徴とする請求項1、または請
    求項5、請求項6に記載のローラコンベア。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、隣接するローラ間に衝
    合するころがり軸受部材の左右の衝合端を支持可能に回
    転軸の下方に位置する支持面に固着されることを特徴と
    する請求項1または請求項5に記載のローラコンベア。
  9. 【請求項9】 前記支持部材は、基板部と、該基板部上
    に略垂直に設けられ、ころがり軸受部材の衝合端を支持
    可能な支持板部とから略T字状に形成されることを特徴
    とする請求項1、または請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8の何れかに記載のローラコンベア。
  10. 【請求項10】 前記支持部材の上面には前記ころがり
    軸受部材を受け入れ可能な側面略円弧状の支承凹部が多
    数形成されたことを特徴とする請求項1、または請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9の何れか
    に記載のローラコンベア。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004338893A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Ulvac Japan Ltd 基板搬送装置
DE102004061106A1 (de) * 2004-12-17 2006-06-29 Rickard Nilsson Rollenbahn für Regale und Rutschregale
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CN110228542A (zh) * 2019-07-12 2019-09-13 徐工集团工程机械有限公司 车辆履带总成和车辆

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