JPH1072029A - 包装用紙箱 - Google Patents
包装用紙箱Info
- Publication number
- JPH1072029A JPH1072029A JP22721696A JP22721696A JPH1072029A JP H1072029 A JPH1072029 A JP H1072029A JP 22721696 A JP22721696 A JP 22721696A JP 22721696 A JP22721696 A JP 22721696A JP H1072029 A JPH1072029 A JP H1072029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- box
- cylindrical
- plate
- paper box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cartons (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙製のパットを使用して凹凸の大きい形状で
且つ重量の大きい被包装物を包装できる包装用紙箱の提
供。 【解決手段】 紙製箱内に、大投影面積部と小投影面積
部とを有する大重量の被包装物を包装するための包装用
紙箱１００において、紙製外箱２と、紙製底枠３と、紙
を対角筋交い板付き４角筒状に折り曲げて形成され、底
枠３内の全周囲に立設された紙製筒柱４群と、該筒柱４
群で囲まれた空間内に嵌め込まれた内側壁５０、および
筒柱４群の上端面に重なる蓋板５ａ〜５ｄからなる紙製
内箱５とを有し、大投影面積部を蓋板５ａ〜５ｄに載せ
て被包装物の重量を支持し、小投影面積部を筒枠部３２
内に収容して包装する。
且つ重量の大きい被包装物を包装できる包装用紙箱の提
供。 【解決手段】 紙製箱内に、大投影面積部と小投影面積
部とを有する大重量の被包装物を包装するための包装用
紙箱１００において、紙製外箱２と、紙製底枠３と、紙
を対角筋交い板付き４角筒状に折り曲げて形成され、底
枠３内の全周囲に立設された紙製筒柱４群と、該筒柱４
群で囲まれた空間内に嵌め込まれた内側壁５０、および
筒柱４群の上端面に重なる蓋板５ａ〜５ｄからなる紙製
内箱５とを有し、大投影面積部を蓋板５ａ〜５ｄに載せ
て被包装物の重量を支持し、小投影面積部を筒枠部３２
内に収容して包装する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、重量の大きい物
品を輸送などのために包装するための包装用紙箱に関す
る。
品を輸送などのために包装するための包装用紙箱に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】重量物を搬送用などのために包装する包
装用紙箱は、段ボール紙などの厚手で強靱な紙が使用さ
れるとともに、被包装物の所定部分と包装箱の内壁との
間の隙間を埋めるために発泡スチロールなどで所定の形
状に成形したパットが使用されている。このパットは、
包装用紙箱内に被包装物を固定するとともに、被包装物
の重量が包装用紙箱の底面などに集中して加わることを
防止している。
装用紙箱は、段ボール紙などの厚手で強靱な紙が使用さ
れるとともに、被包装物の所定部分と包装箱の内壁との
間の隙間を埋めるために発泡スチロールなどで所定の形
状に成形したパットが使用されている。このパットは、
包装用紙箱内に被包装物を固定するとともに、被包装物
の重量が包装用紙箱の底面などに集中して加わることを
防止している。
【０００３】パットは、搬送中の外力から被包装物を保
護するとともに、落下試験において、被包装物の破損防
止を保証している。このパットは、被包装物が数Ｋｇ以
下の軽量物の場合は紙製のものも使用されるが、１０Ｋ
ｇを越える重量物の場合は強度および成形性に優れた発
泡スチロールなどの樹脂製が多用さている。樹脂製パッ
トは、廃棄処理する際に公害が発生しやすい問題があ
る。このため、重量物の包装においても、包装全体を廃
棄した場合に再生利用することが容易な包装用紙箱の使
用が望まれている。
護するとともに、落下試験において、被包装物の破損防
止を保証している。このパットは、被包装物が数Ｋｇ以
下の軽量物の場合は紙製のものも使用されるが、１０Ｋ
ｇを越える重量物の場合は強度および成形性に優れた発
泡スチロールなどの樹脂製が多用さている。樹脂製パッ
トは、廃棄処理する際に公害が発生しやすい問題があ
る。このため、重量物の包装においても、包装全体を廃
棄した場合に再生利用することが容易な包装用紙箱の使
用が望まれている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、紙製パット
は、強度に方向性があったり、経時変形を起こし易すく
且つ変形すると復元性が悪いなどの問題があり、強度上
の問題がある。このため、従来は凹凸の大きい形状の重
量物の包装を、紙製パットのみを使用した包装用紙箱で
行うことは困難であった。
は、強度に方向性があったり、経時変形を起こし易すく
且つ変形すると復元性が悪いなどの問題があり、強度上
の問題がある。このため、従来は凹凸の大きい形状の重
量物の包装を、紙製パットのみを使用した包装用紙箱で
行うことは困難であった。
【０００５】この発明の目的は、凹凸の大きい形状で且
つ重量の大きい被包装物を紙製のパットのみを使用して
包装できるとともに、搬送中の外力および落下試験にも
十分に耐える構造の包装用紙箱を提供するにある。
つ重量の大きい被包装物を紙製のパットのみを使用して
包装できるとともに、搬送中の外力および落下試験にも
十分に耐える構造の包装用紙箱を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙製箱内
に、大投影面積部と小投影面積部とを有する大重量の被
包装物を包装するための包装用紙箱であって、外側壁お
よび天蓋を有する紙製外箱と、該外箱内に嵌め込まれ、
前記外箱の底を構成する底板および該底板の外周から上
方に延設され、前記外側壁の内壁に重なる筒枠を有する
紙製底枠と、紙を対角筋交い板付き４角筒状に折り曲げ
て形成され、前記底枠内の外周部に立設された紙製筒柱
群と、該筒柱群で囲まれた空間内に嵌め込まれた４角筒
状の内側壁、および該内側壁の上方への延長部分を外側
に折り曲げて形成され、前記筒柱群の上端面に重なる縁
板からなる紙製内箱とを有し、前記被包装物の大投影面
積部を前記縁板に載せて被包装物の重量を前記筒柱群を
介して前記底板に付加し、前記小投影面積部を前記矩形
筒枠内に収容することを特徴とする。
に、大投影面積部と小投影面積部とを有する大重量の被
包装物を包装するための包装用紙箱であって、外側壁お
よび天蓋を有する紙製外箱と、該外箱内に嵌め込まれ、
前記外箱の底を構成する底板および該底板の外周から上
方に延設され、前記外側壁の内壁に重なる筒枠を有する
紙製底枠と、紙を対角筋交い板付き４角筒状に折り曲げ
て形成され、前記底枠内の外周部に立設された紙製筒柱
群と、該筒柱群で囲まれた空間内に嵌め込まれた４角筒
状の内側壁、および該内側壁の上方への延長部分を外側
に折り曲げて形成され、前記筒柱群の上端面に重なる縁
板からなる紙製内箱とを有し、前記被包装物の大投影面
積部を前記縁板に載せて被包装物の重量を前記筒柱群を
介して前記底板に付加し、前記小投影面積部を前記矩形
筒枠内に収容することを特徴とする。
【０００７】
【発明の作用および効果】この発明では、被包装物の重
量を、内箱の縁板、および外箱と内箱との間に設けた空
間に充填した紙製筒柱群を介して底枠の底板に受け持た
せている。筒柱群は、外周を底枠の筒枠で保持され、内
周を内箱の内側壁により支持されて四方に一体となって
いる。このため、底板の外周部の広い面積で被包装物の
重量を支持でき、落下試験強度など必要な強度が得られ
る。また、パットを含む包装用紙箱は、廃棄処分に際し
て再生の容易な紙製であるため、収集して再生利用する
ことが容易である。
量を、内箱の縁板、および外箱と内箱との間に設けた空
間に充填した紙製筒柱群を介して底枠の底板に受け持た
せている。筒柱群は、外周を底枠の筒枠で保持され、内
周を内箱の内側壁により支持されて四方に一体となって
いる。このため、底板の外周部の広い面積で被包装物の
重量を支持でき、落下試験強度など必要な強度が得られ
る。また、パットを含む包装用紙箱は、廃棄処分に際し
て再生の容易な紙製であるため、収集して再生利用する
ことが容易である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１〜図３はこの発明にかかる包
装用紙箱１００を示し、図４に示す約２０Ｋｇの重量を
有するガス給湯器１を輸送のために包装している。ガス
給湯器１は、壁Ｗに開けた矩形の貫通穴Ｈに嵌め込まれ
る直方体状の本体部分１１と、該本体部分１１の前面に
設けられ室内壁面に取り付けられるパネル部１２とから
なる。
装用紙箱１００を示し、図４に示す約２０Ｋｇの重量を
有するガス給湯器１を輸送のために包装している。ガス
給湯器１は、壁Ｗに開けた矩形の貫通穴Ｈに嵌め込まれ
る直方体状の本体部分１１と、該本体部分１１の前面に
設けられ室内壁面に取り付けられるパネル部１２とから
なる。
【０００９】本体部分１１は、強度部材としての角筒状
ハウジング１３内にバーナ、熱交換器などを収容して構
成されている。角筒状ハウジング１３の前面は拡開され
た縁部１４となっており、パネル部１２の強度部材とし
てのパネル部１２の背板１５に締結されている。この実
施例では、パネル部１２が被包装物の大投影面積部、本
体部分１１が小投影面積部となっている。
ハウジング１３内にバーナ、熱交換器などを収容して構
成されている。角筒状ハウジング１３の前面は拡開され
た縁部１４となっており、パネル部１２の強度部材とし
てのパネル部１２の背板１５に締結されている。この実
施例では、パネル部１２が被包装物の大投影面積部、本
体部分１１が小投影面積部となっている。
【００１０】包装用紙箱１００は、全て段ボール紙製で
あり、底無し外箱２と、該外箱２内の底部に配される底
枠３と、下端が底枠３に当接して外箱２の内周に立設さ
れる筒柱４群と、該筒柱４群の内周に嵌め込まれるとと
もに、蓋が筒柱４群の上端面に重なるように広げられた
底無しの内箱５とを備える。なお、段ボール紙は、表裏
板紙間に波板を挟んだ３層構造であっても、表、中、裏
板紙の間のそれぞれ２層の波板を挟んだ５層構造であっ
てもよい。
あり、底無し外箱２と、該外箱２内の底部に配される底
枠３と、下端が底枠３に当接して外箱２の内周に立設さ
れる筒柱４群と、該筒柱４群の内周に嵌め込まれるとと
もに、蓋が筒柱４群の上端面に重なるように広げられた
底無しの内箱５とを備える。なお、段ボール紙は、表裏
板紙間に波板を挟んだ３層構造であっても、表、中、裏
板紙の間のそれぞれ２層の波板を挟んだ５層構造であっ
てもよい。
【００１１】底無し外箱２は、四角筒状を呈する外側壁
２１〜２４、各外側壁２１〜２４から上方に延長された
天蓋２６を有する。この実施例では、天蓋２６は、外側
壁２１〜２４の上端から延長された４枚の蓋板２ａ〜２
ｄを、それぞれ内側に折り曲げて所定数のステープルＳ
で綴じて（図３参照）形成されている。
２１〜２４、各外側壁２１〜２４から上方に延長された
天蓋２６を有する。この実施例では、天蓋２６は、外側
壁２１〜２４の上端から延長された４枚の蓋板２ａ〜２
ｄを、それぞれ内側に折り曲げて所定数のステープルＳ
で綴じて（図３参照）形成されている。
【００１２】底枠３は、外箱２の底穴を塞ぐ矩形底板３
１と、該底板３１から上方に延長され、外側壁２１〜２
４の内面の下部に収納される筒枠部３２とからなる。筒
枠部３２は、この実施例では、底板３１の四方への延長
部分３３〜３６を上方に折り曲げるとともに、前側延長
部分３３および後側延長部分３５の側方に設けた糊代部
３７、３７、３８、３８を、折り曲げるとともに両側延
長部分３４、３６の内壁面に重ねて、粘着テープＴで固
定して形成されている。
１と、該底板３１から上方に延長され、外側壁２１〜２
４の内面の下部に収納される筒枠部３２とからなる。筒
枠部３２は、この実施例では、底板３１の四方への延長
部分３３〜３６を上方に折り曲げるとともに、前側延長
部分３３および後側延長部分３５の側方に設けた糊代部
３７、３７、３８、３８を、折り曲げるとともに両側延
長部分３４、３６の内壁面に重ねて、粘着テープＴで固
定して形成されている。
【００１３】筒柱４は、表裏紙間に波板紙を挟んでなる
矩形の段ボール紙の両側を、波板紙の順方向（非交差方
向）に対角筋交い板付き四角筒に折り曲げるとともに、
所要箇所を粘着テープ止めして形成されている。この実
施例では、大板４１、外側板４２、４２、大板４１の半
分の面積を有する小板４３、４３、お互いに当接した内
側板４４、４４、および対角筋交い板４５、４５より形
成されている。
矩形の段ボール紙の両側を、波板紙の順方向（非交差方
向）に対角筋交い板付き四角筒に折り曲げるとともに、
所要箇所を粘着テープ止めして形成されている。この実
施例では、大板４１、外側板４２、４２、大板４１の半
分の面積を有する小板４３、４３、お互いに当接した内
側板４４、４４、および対角筋交い板４５、４５より形
成されている。
【００１４】この実施例では、筒柱４は、前面に２個、
側面に各１個、背面に１個がそれぞれ所定の寸法に形成
され、用いられている。前面に２個の筒柱４を用いるの
は、被包装物のパネル部１２は下方に大きく出っ張って
おり、この出っ張り部分を支持するためである。なお、
この実施例では、筒柱４は２つの対角筋交い板付き四角
筒を連設した偏平構造を有するが、１つの対角筋交い板
付き四角筒を有する構造のものを用いてもよい。
側面に各１個、背面に１個がそれぞれ所定の寸法に形成
され、用いられている。前面に２個の筒柱４を用いるの
は、被包装物のパネル部１２は下方に大きく出っ張って
おり、この出っ張り部分を支持するためである。なお、
この実施例では、筒柱４は２つの対角筋交い板付き四角
筒を連設した偏平構造を有するが、１つの対角筋交い板
付き四角筒を有する構造のものを用いてもよい。
【００１５】内箱５は、筒柱４群で囲まれた四角の空間
に差し込まれる四角筒状の内側壁５０を構成する４つの
内壁５１〜５４と、各内壁５１〜５４の上端から延長さ
れるとともに、４方に広げて折り曲げられた蓋板５ａ〜
５ｄとからなる。蓋板５ａ〜５ｄは、それぞれ筒柱４群
の上端面に重なるように配されている。
に差し込まれる四角筒状の内側壁５０を構成する４つの
内壁５１〜５４と、各内壁５１〜５４の上端から延長さ
れるとともに、４方に広げて折り曲げられた蓋板５ａ〜
５ｄとからなる。蓋板５ａ〜５ｄは、それぞれ筒柱４群
の上端面に重なるように配されている。
【００１６】この実施例では、パネル部１２が下方に大
きいため、前面に配した２個の筒柱４、４の上端面に矩
形段ボール紙製パット５５を重ねている。さらに、パネ
ル部１２の表面保護のためのビニールシートの如き軟質
シートＣを被せるとともに、パネル部１２の表面と天蓋
２６との間に介装した天面パット６を備える。
きいため、前面に配した２個の筒柱４、４の上端面に矩
形段ボール紙製パット５５を重ねている。さらに、パネ
ル部１２の表面保護のためのビニールシートの如き軟質
シートＣを被せるとともに、パネル部１２の表面と天蓋
２６との間に介装した天面パット６を備える。
【００１７】天面パット６は、軟質シートＣを介してパ
ネル部１２の表面に当接する内蓋板６１と、その前後部
分に設けた筒柱部６２、６２とからなる。筒柱部６２
は、矩形の段ボール紙の前端部および後端部を５回、所
定幅に折り曲げて、立ち上がり板部６３、天板部６４、
立ち下がり板部６５、底板部６６および対角筋交い板部
６７を設けるとともに所定位置を粘着テープで固定し、
四角筒状に形成してなる。
ネル部１２の表面に当接する内蓋板６１と、その前後部
分に設けた筒柱部６２、６２とからなる。筒柱部６２
は、矩形の段ボール紙の前端部および後端部を５回、所
定幅に折り曲げて、立ち上がり板部６３、天板部６４、
立ち下がり板部６５、底板部６６および対角筋交い板部
６７を設けるとともに所定位置を粘着テープで固定し、
四角筒状に形成してなる。
【００１８】この実施例では、前側筒柱部６２と後側筒
柱部６２との間の上面は、付属品７の張りつけ部として
使用している。この付属品７は、前側筒柱部６２の立ち
下がり板部６５および天板部６４の一部に切込みを入れ
て、蓋板部６１の上面に重ねた重ね板部６８を設け、こ
の重ね板部６８に粘着テープＴを用いて接着されてい
る。重ね板部６８は、内蓋板６１の補強の作用を有す
る。
柱部６２との間の上面は、付属品７の張りつけ部として
使用している。この付属品７は、前側筒柱部６２の立ち
下がり板部６５および天板部６４の一部に切込みを入れ
て、蓋板部６１の上面に重ねた重ね板部６８を設け、こ
の重ね板部６８に粘着テープＴを用いて接着されてい
る。重ね板部６８は、内蓋板６１の補強の作用を有す
る。
【００１９】包装作業は、つぎの用になされる。ベルト
コンベアに載せた底枠３の内部に筒柱４群を立て、内箱
５の内側壁５１を筒柱４群内に差し込む。つぎに、筒柱
４群内にガス給湯器１の本体部分１１を内箱５の内側壁
５１に差し込み、パネル部１２を蓋板５ａ〜５ｄの上に
引っ掛ける。つぎに、外箱２を上から被せて、底穴から
底枠３、筒柱４群、内箱５およびガス給湯器１を包装用
紙箱１００に収容する。
コンベアに載せた底枠３の内部に筒柱４群を立て、内箱
５の内側壁５１を筒柱４群内に差し込む。つぎに、筒柱
４群内にガス給湯器１の本体部分１１を内箱５の内側壁
５１に差し込み、パネル部１２を蓋板５ａ〜５ｄの上に
引っ掛ける。つぎに、外箱２を上から被せて、底穴から
底枠３、筒柱４群、内箱５およびガス給湯器１を包装用
紙箱１００に収容する。
【００２０】つぎに、軟質シートＣでパネル部１２の表
面を覆い、その上に天面パット６を被せ、蓋板２ａ〜２
ｄを折り曲げて蓋をする。さらに、図３に示す如く蓋板
２ａ〜２ｄをステープルＳで綴じるとともに、ポリプロ
ピレン製バンドＢで前後を巻いて完了する。この状態
で、図２に示す如く、本体の下端は、底枠３の底板３１
から数センチメートル浮き上がっている。ガス給湯器１
の全重量は、蓋板５ａ〜５ｄを介して筒柱４群に伝えら
れ、底枠３の底板３１の外周部の広い面積により受け持
たれる。
面を覆い、その上に天面パット６を被せ、蓋板２ａ〜２
ｄを折り曲げて蓋をする。さらに、図３に示す如く蓋板
２ａ〜２ｄをステープルＳで綴じるとともに、ポリプロ
ピレン製バンドＢで前後を巻いて完了する。この状態
で、図２に示す如く、本体の下端は、底枠３の底板３１
から数センチメートル浮き上がっている。ガス給湯器１
の全重量は、蓋板５ａ〜５ｄを介して筒柱４群に伝えら
れ、底枠３の底板３１の外周部の広い面積により受け持
たれる。
【００２１】また、筒柱４群は、外周を筒枠部３２で保
持され、内周を四角筒状の内側壁５１〜５４で支持され
て一体となっているため、外力に対して四角形の厚い枠
として作用し、落下試験や耐久試験に対し十分な強度を
発揮する。この際に、底枠３の底板３１は筒枠部３２の
補強パネルとして作用するため、筒枠部３２の高さは内
側壁５１〜５４の高さより短くできる。
持され、内周を四角筒状の内側壁５１〜５４で支持され
て一体となっているため、外力に対して四角形の厚い枠
として作用し、落下試験や耐久試験に対し十分な強度を
発揮する。この際に、底枠３の底板３１は筒枠部３２の
補強パネルとして作用するため、筒枠部３２の高さは内
側壁５１〜５４の高さより短くできる。
【００２２】なお、上記実施例では、底蓋無し外箱２を
用いているが、これは、上記包装作業をコンベア上で効
率よく行うためである。外箱を有底蓋とし底枠３の底板
３１を省略してもよく、有底蓋の外箱と底板３１付き底
枠３とを組み合わせてもよい。外箱２の底蓋は、外側壁
２１〜２４の下端から延長された４枚の蓋板を内側に折
り曲げて形成した２重底蓋を採用してもよい。
用いているが、これは、上記包装作業をコンベア上で効
率よく行うためである。外箱を有底蓋とし底枠３の底板
３１を省略してもよく、有底蓋の外箱と底板３１付き底
枠３とを組み合わせてもよい。外箱２の底蓋は、外側壁
２１〜２４の下端から延長された４枚の蓋板を内側に折
り曲げて形成した２重底蓋を採用してもよい。
【図１】包装用紙箱の分解図である。
【図２】包装用紙箱の使用状態の断面図である。
【図３】包装用紙箱の使用状態の斜視図である。
【図４】被包装物であるガス給湯器の斜視図である。
１ ガス給湯器 ２ 外箱 ３ 底枠 ４ 筒柱 ５ 内箱 ５ａ〜５ｄ 蓋板（縁板） ６ 天面パット ２１〜２４ 外側壁 ２６ 天蓋 ３１ 底板 ３２ 筒枠部（筒枠） ５１〜５４ 内側壁 １００ 包装用紙箱
Claims (3)
- 【請求項１】 紙製箱内に、大投影面積部と小投影面積
部とを有する大重量の被包装物を包装するための包装用
紙箱であって、 外側壁および天蓋を有する紙製外箱と、 該外箱内に嵌め込まれ、前記外箱の底を構成する底板お
よび該底板の外周から上方に延設され、前記外側壁の内
壁に重なる筒枠を有する紙製底枠と、 紙を対角筋交い板付き４角筒状に折り曲げて形成され、
前記底枠内の外周部に立設された紙製筒柱群と、 該筒柱群で囲まれた空間内に嵌め込まれた４角筒状の内
側壁、および該内側壁の上方への延長部分を外側に折り
曲げて形成され、前記筒柱群の上端面に重なる縁板から
なる紙製内箱とを有し、 前記被包装物の大投影面積部を前記縁板に載せて被包装
物の重量を前記筒柱群を介して前記底板に付加し、前記
小投影面積部を前記矩形筒枠内に収容することを特徴と
する包装用紙箱。 - 【請求項２】 請求項１において、前記外箱の天蓋と、
被包装物との間に、被包装物の上面を押さえる内天板
と、該内天板の両側への延長部分を対角筋交い板付き四
角筒状に折り曲げて形成され、上面が前記天蓋に押さえ
られる矩形筒部とからなる紙製天面パットを介装したこ
とを特徴とする包装用紙箱。 - 【請求項３】 請求項２において、前記矩形筒部の間の
空間を、付属部品の収容室に利用したことを特徴とする
包装用紙箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721696A JP3516559B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 包装用紙箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22721696A JP3516559B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 包装用紙箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072029A true JPH1072029A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3516559B2 JP3516559B2 (ja) | 2004-04-05 |
Family
ID=16857322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22721696A Expired - Fee Related JP3516559B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 包装用紙箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3516559B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006321525A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Max Co Ltd | 包装用緩衝材及び包装器材 |
| WO2009093814A3 (en) * | 2008-01-23 | 2009-10-22 | Jung-Seouk Park | Pop-up book for playing |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22721696A patent/JP3516559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006321525A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Max Co Ltd | 包装用緩衝材及び包装器材 |
| JP4604832B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-01-05 | マックス株式会社 | 包装用緩衝材及び包装器材 |
| WO2009093814A3 (en) * | 2008-01-23 | 2009-10-22 | Jung-Seouk Park | Pop-up book for playing |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3516559B2 (ja) | 2004-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8215488B2 (en) | System and method of packaging | |
| US20070193906A1 (en) | Container with integrated pallet for shipping television screens | |
| US4091923A (en) | Combined carton and supporting pallet | |
| JP3516559B2 (ja) | 包装用紙箱 | |
| JP2002012270A (ja) | 包装用緩衝材及び包装体 | |
| JP2002193341A (ja) | 薄型製品箱詰め用トレイ | |
| JPH0755711B2 (ja) | 段ボール製パレット | |
| JP2003292085A (ja) | 梱包装置 | |
| JP4034928B2 (ja) | 上縁付き物品の梱包手段 | |
| JPH11245944A (ja) | 帯状材料の集合包装体 | |
| JPH061335A (ja) | 梱包用保持パネル及び梱包用装置 | |
| RU117405U1 (ru) | Поддон из картона для размещения упакованного продукта (варианты) | |
| JPH076115U (ja) | 折り畳み包装箱 | |
| JPH11193068A (ja) | 包装装置 | |
| RU117410U1 (ru) | Ящик для размещения упакованного продукта (варианты) и поддон для этого ящика | |
| JP2000033972A (ja) | レーザープリンタ用包装部材 | |
| JP2586073Y2 (ja) | 包装装置 | |
| JP2691659B2 (ja) | 折畳式の段ボール製パッキン | |
| JP2547090Y2 (ja) | 衛生陶器の梱包部材 | |
| JPH06321231A (ja) | バンパー用梱包材 | |
| JPH0224743Y2 (ja) | ||
| JPH0725344Y2 (ja) | 包装用緩衝材 | |
| JP2003285823A (ja) | 緩衝板付カートン | |
| JP2922406B2 (ja) | 梱包装置 | |
| KR20010056047A (ko) | 물품지지구조 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031225 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040120 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |