JPH1071864A - 四輪駆動システム及びトランスフア・ケース - Google Patents

四輪駆動システム及びトランスフア・ケース

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JPH1071864A
JPH1071864A JP9216988A JP21698897A JPH1071864A JP H1071864 A JPH1071864 A JP H1071864A JP 9216988 A JP9216988 A JP 9216988A JP 21698897 A JP21698897 A JP 21698897A JP H1071864 A JPH1071864 A JP H1071864A
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JP
Japan
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output shaft
torque
vehicle
transfer case
differential
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Application number
JP9216988A
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English (en)
Inventor
Wesley Dick
ウエズリ、エム、ディク
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Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/344Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
    • B60K17/346Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
    • B60K17/3462Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear with means for changing distribution of torque between front and rear wheels
    • B60K17/3465Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear with means for changing distribution of torque between front and rear wheels self-actuated means, e.g. differential locked automatically by difference of speed

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  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式システムを使い自動車の後車輪及び前
車輪間の滑り又は差動作用を制限する、製造、保守の費
用が安価であり、簡略化した四輪自動車駆動トランスフ
ア・ケース10を提供することにある。 【解決手段】 トルク・トランスフア・ケース10は、
前車輪30及び後車輪46の差動作用を所定の限界値ま
で許容し、次いで滑動車輪を持つ車軸へのトルクを非滑
動車輪を持つ車軸に向きを変えて伝えるように差動作用
を防ぐ。トルク・トランスフア・ケース10内の車軸間
デフアレンシャル118は、後部出力軸32が前部出力
軸16をオーバランするときにはつねに鎖錠する。又ト
ルク・トランスフア・ケースは、前部駆動軸18に、自
動車の「正常な」旋回及びコーナリングの運転中に生ず
る量だけ後部駆動軸36をオーバランさせ、車軸間デフ
アレンシヤル118を鎖錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動自動車に使う
トランスフア・ケース(transfercase)の
新規な改良に関する。ことに本発明は、自動車の前車輪
及び後車輪間の滑り又は差動速度を制限する機械的構造
を備えた四輪駆動自動車に使うトランスフア・ケースに
関する。本発明によるトランスフア・ケースは、自動車
の前車輪及び後車輪間の滑り又は差動速度を所定の限界
値まで許容し次いでこのような滑り又は差動速度を抑止
して滑動車輪を持つ車軸に加えられるトルクを非滑動車
輪を持つ車軸に向けなおして伝えるようにする。
【0002】
【従来の技術】四輪駆動自動車はますます一般的になっ
ている。近年若干の自動車には「フルタイム」四輪駆動
システム(full−time four−wheel
drive system)を設けてある。このよう
な「フルタイム」四輪駆動システムでは、トルク・トラ
ンスフア・ケースは典型的には、自動車の前車輪及び後
車輪間にトルクを分割する車軸間デフアレンシャルを設
けてある。車軸間デフアレンシャルは、前車輪及び後車
輪を、自動車の正規の旋回中に又は前車輪及び後車輪が
互いに異なる直径のタイヤを持つ場合に生ずる互いに異
なる速度で回転させる。しかし一方の組の車輪が氷のよ
うな低い牽引作用部分に出会うときに前車輪及び後車輪
間に生ずるような過度の滑りを防ぐように、これ等のト
ランスフア・ケースは典型的にはトランスフア・ケース
の前部出力軸及び後部出力軸間の所定量の滑りを検知す
るときに車軸間デフアレンシャル(interaxle
differential)を鎖錠(lock)するよ
うに作用する選択的に係合できるクラッチを備える。車
軸間デフアレンシャルの鎖錠により、トランスフア・ケ
ースの前部出力軸及び後部出力軸間の相対滑り又は差動
作用を防ぐ。
【0003】公知の従来の「フルタイム」四輪駆動シス
テムは一般的に、自動車の前部出力軸及び後部出力軸間
又は前車輪及び後車輪間の滑り又は差動作用を監視する
のに複雑な電子式センサ又はその他の複雑なシステムを
必要とする。滑り又は差動作用を検知すると、電子式制
御システムは、出会った滑り又は差動作用が「正常な」
予知範囲内にあるか又は「過度」であるかどうかを判定
する。電子式制御システムが経験する滑り又は差動作用
が「過度」であることを指示すると、この電子式制御シ
ステムは、選択的に係合できるクラッチにより車軸間デ
フアレンシャルを鎖錠(lock)してより以上の滑り
又は差動作用を抑止する。電子式の又はこの種の制御シ
ステムは製造及び保守の費用が高くて、自動車の四輪駆
動トルク・トランスフア・ケースの前部出力軸及び後部
出力軸間の滑り又は差動作用を制限する費用的に一層有
効で簡略化したシステムが望ましい。
【0004】
【発明の開示】従って本発明の好適な実施例は、エンジ
ン及び変速機アセンブリを持つ自動車に設けられこの自
動車の前車軸及び後車軸間にトルクを分割するトルク・
トランスフア・ケースを備えた四輪駆動システムに係わ
る。このトルク・トランスフア・ケースは、変速機アセ
ンブリにこの変速機アセンブリにより回転駆動されるよ
うに結合した入力軸と、自動車の前車軸にトルクを伝え
る第1の出力軸と、前記自動車の後車軸にトルクを伝え
る第2の出力軸と、車軸間デフアレンシャルと、前記第
2の出力軸が前記第1の出力軸を所定量だけオーバラン
する(overrun)ときに前記デフアレンシャルを
選択的に鎖錠する第1の一方向クラッチと、前記第1の
出力軸が前記第2の出力軸を所定量だけオーバランする
ときに前記デフアレンシャルを選択的に鎖錠する第2の
一方向クラッチとを備えるのがよい。
【0005】従って本発明は、トルク・トランスフアケ
ースの第1出力軸及び第2出力軸の両方に所要量のトル
クを加えるのに車軸間デフアレンシャルの鎖錠を必要と
するときを検知する簡単な全機械式構造を提供する。
【0006】本発明のその他の利点及び新規な特徴は添
付図面による以下の詳細な説明から明らかである。
【0007】
【実施例】本発明の好適な実施例についての以下の詳細
な説明では本発明による制限した差動作用を生ずる四輪
駆動自動車駆動装置トランスフアケースの第1及び第2
の好適な実施例を例示した添付図面を参照する。添付図
面を通じて同様な参照数字により対応部品を表した添付
図面のうちで先ず図1は、本発明の好適な実施例による
制限した差動作用を生ずるトルク・トランスフア・ケー
スを持つ四輪駆動システムを備えた自動車の平面図であ
る。トルク・トランスフア・ケース10は、自動車駆動
エンジン14に結合した従来の構造の自動車変速機12
に結合してある。トルク・トランスフア・ケース10は
一般に、従来の構造の自在継手20を介して自動車前車
軸駆動軸18の後端部に連結した第1のすなわち前部の
トルク出力軸16を備えている。自動車前車軸駆動軸1
8の前端部22は、自動車前部デフアレンシャル・ユニ
ット26の入力軸又はヨーク24に普通の構造の自在継
手28を介して結合してある。自動車前部デフアレンシ
ャル・ユニット26は、自動車前車軸駆動軸18からの
トルクをこの自動車の前車輪30に分割するようにして
ある。トルク・トランスフア・ケース10は又、普通の
構造を持つ自動車後車軸駆動軸36の前端部34に駆動
作用を生ずるように連結した第2のすなわち後部のトル
ク出力軸32を備えている。自動車後車軸駆動軸36
は、普通の構造を持つ自在継手44を介し自動車後部デ
フアレンシャル・ユニット42の入力軸又はヨーク40
に連結した後端部38を持つ。自動車後部デフアレンシ
ャル・ユニット42は自動車後車軸駆動軸36から受け
るトルクを自動車の後車輪46間に分割するようにして
ある。
【0008】図2には本発明の第1の好適な実施例によ
るトルク・トランスファ・ケース10を示してある。ト
ルク・トランスファ・ケース10は一般に図1に示すよ
うに自動車のエンジン14及び変速機アセンブリ12か
らトルクを受ける入力軸112を備えている。後部出力
軸32及び前部出力軸16は図1について述べたように
自動車の後部及び前部の駆動軸に連結されこれ等の駆動
軸に駆動力を加える。入力軸112からのトルクを後部
出力軸32及び前部出力軸16間に分割するのに遊星歯
車式車軸間デファレンシャル118を使う。車軸間デフ
ァレンシャル118は、任意適当な形式のものでよく遊
星歯車式として示してあるが、他の形式たとえば傘歯車
式又はその他適宜の形式のものを使ってもよい。車軸間
デファレンシャル118には、トランスファ・ケース1
0内の各回転部材間の差動速度を制限するシステム12
0を協働させる。本発明ではシステム120は、軸1
6、32間の差動作用を必要とするコーナリング中に生
ずるような正常な自動車運転中の各出力軸16、32間
の差動作用を抑止しない。各出力軸間に必要な正規の差
動作用を越えると、システム120は軸16、32間の
許容差動速度を制限する。
【0009】自動車の前車輪又は後車輪が泥又は氷にこ
の車輪が出会うときに生ずるように低い摩擦係数を持つ
表面に接触するときは、各出力軸16、32間に過度の
差動回転が生ずる。本発明のシステム120は、相対回
転速度が所定の又は前もって指定した限度を越えると各
出力軸16、32間の相対回転を抑止する能力を持ち、
そして出力軸16、32間に過度の差動作用を生じたと
きに非滑動車軸にトルクを伝える機構を形成する。なお
詳しく後述するように機械式システム120は、出力軸
16、32の一方が他方の軸を所定量だけオーバランす
るときに、出力軸16、32間に過度の相対回転が生ず
るとシステム120が軸16、32間の相対回転を阻止
するように構成してある。
【0010】図2に示したトランスフア・ケース10は
トルク・トランフア・ケースの1例にすぎなくて、本発
明のシステム120は他の形式のトランスフア・ケース
に使ってもよい。本発明の一部ではないが入力軸112
は、ハウジング122に回転できるように支えた中間軸
126に遊星歯車の組124を介して結合すればよい。
遊星歯車の組124は、トランスフア・ケース10の作
動に低速及び高速の範囲を与える。アクチユエータ・ア
センブリ125はトランスフア・ケース10の速度範囲
間でシフトするのに使う。或はトランスフア・ケース1
0は単一速度トランスフア・ケースでもよい。この例で
は中間軸126は車軸間デフアレンシャル118の遊星
歯車キャリア128に結合されこの遊星歯車キャリアを
駆動する。遊星歯車キャリア128は、円周方向に互い
に間隔を隔て個別に回転できる遊星歯車130を支え
る。各遊星歯車130は、遊星歯車式車軸間デフアレン
シャル118の太陽歯車132及びリングギヤ134に
かみあう。太陽歯車132は、中間軸126のまわりに
回転できるように取付けられ、スリーブを備えている。
このスリーブは、このスリーブと一緒に回転するように
結合した主駆動スプロケット138を支える。遊星歯車
式車軸間デフアレンシャル118のリングギヤ134
は、駆動トルクを加えるように後部出力軸32に駆動作
用を伴って連結される連係ギヤ140に駆動作用を生ず
るように結合してある。トランスフア・ケース10のこ
の例では、トルクは自動車エンジン及び変速機から入力
軸112に又プラネタリギヤの組124を介して中間軸
126に伝えられる。中間軸126は次いで、車軸間デ
フアレンシャル118に協働する遊星歯車キャリア12
8を駆動し、その太陽歯車132及びリングギヤ134
にトルクを伝える。駆動トルクは、リングギヤ134か
ら後部出力軸32に、又太陽歯車132を経て駆動スプ
ロケット138に伝えられる。駆動スプロケット138
は、駆動チェーン142又は類似物に連結され、前部出
力軸16と一緒に回転するように結合した第2のスプロ
ケット144を駆動するようにしてある。しかし当業者
には明らかなように、入力軸112から各出力軸16、
32にトルクを配分するトランスフア・ケース10の特
定の形状及び各部品は単に例示したものであり種種の構
造のものが利用される。たとえば車軸間デフアレンシャ
ル118はベベルギヤ式等のような任意適当な形式のも
のでよい。従って本発明は図示の特0定のトルク・トラ
ンスフア・ケース構造に限るものではない。
【0011】この実施例では自動車の前車輪30及び後
車輪46が同様な牽引条件を受けるとき、たとえば自動
車が乾いた舗装道路上を走行しているときは、車軸間デ
フアレンシャル118は入力軸112から受けるトルク
を、出力軸16又は出力軸32がいずれも不均等な量の
トルクを受け取らないように分割する作用をする。従っ
て前車輪30及び後車輪46は共に自動車を推進するよ
うに作用する。しかし前車輪30は又は後車輪46が著
しく異なる摩擦係数を持つ表面に出会うときは、車軸間
デフアレンシャル118の性質として著しく低い摩擦係
数を持つ表面に出会う車輪がこの表面の牽引能力を越え
回転し始めるようになる。この場合残りの車輪は、影響
を受けたデフアレンシャルの比率により又通常重要でな
いシステム内の残留摩擦により修正され1つ又は複数の
回転する車輪と同じレベルのトルクを受ける。1つ又は
複数の非滑動車輪の下側の表面に対する摩擦係数が一層
大きいと、この場合制限する差動作用により付加的な牽
引作用が得られて一層高い牽引能力を持つ車輪にいっそ
う強いトルクを差向ける。トランスフア・ケース10の
この実施例では第1のすなわち前部のトルク出力軸16
が第2のすなわち後部のトルク出力軸よりかなり早く回
転するときは、或いは第2のすなわち後部のトルク出力
軸32及び後車輪46が第1のすなわち前部のトルク出
力軸16よりかなり早く回転するときは、各部品は相対
的に「差動作用を生じている」と云われる。早い方の回
転部品は遅い方の回転部品に対し「オーバランニングし
ている」と云われる。従来の公知のシステムは、複雑高
価なセンサと、車軸間遊星歯車デフアレンシャル50を
所要のときに鎖錠する電気機械式手段とを使った。これ
等の従来のシステムとは異なって、本発明により制限し
た差動作用を生ずる四輪自動車駆動トランスフア・ケー
スは、特定の自動車に対し最大のかじ取角で少なくとも
必要とするだけの差動作用を許容する機械式手段を提供
し、次いでさらに生ずる差動作用を防ぐ。本発明は、各
出力軸16、32間の差動作用を制限して各車輪に一層
高い牽引能力で自動的に一層高いトルクを加える。
【0012】従ってトランスフア・ケース10では第1
のオーバランニングクラッチすなわち一方向クラッチ1
68は、車軸間デフアレンシャル118を有効に鎖錠す
る第2のすなわち後部のトルク出力軸32に太陽歯車1
32のスリーブ部材156を駆動作用を生ずるように選
択的に結合するようにしてある。この場合、第2のすな
わち後部のトルク出力軸32がスリーブ部材156をオ
ーバランするときに第2のすなわち後部トルク出力軸3
2によりトルクをスリーブ部材156にトルクを伝え
る。従って自動車に推進作用を加えるのに一層強い牽引
作用を持つ前車輪30に付加的なトルクを伝える。第2
のすなわち後部のトルク出力軸32は、一方又は両方の
後車輪46が氷、雪、泥又は類似物に出会うと生ずるよ
うに、後車輪46が滑動して前車輪30よりかなり早く
回転し始めるときは、第2のすなわち後部のトルク出力
軸32がスリーブ部材156をオーバランする。第1の
オーバランニングクラッチすなわち一方向クラッチ16
8は、自動車の前車輪30が後車輪46より早く回転す
るときに「正常な」自動車運転中にたとえばコーナリン
グ中又は旋回中に起こるようにスリーブ部材156に第
2のすなわち後部のトルク出力軸32をオーバランさせ
る後述のような双方向のすなわち複動の一方向クラッチ
がよい。従って第1のオーバランニングクラッチすなわ
ち一方向クラッチ168は第2のすなわち後部のトルク
出力軸32からスリーブ部材156にトルクを伝えるだ
けでスリーブ部材156から第2のすなわち後部のトル
ク出力軸にはトルクを伝えない。
【0013】「正常な」自動車運転条件たとえば高い又
は比較的高い牽引作用を伴うコーナリング又は旋回で
は、自動車の前車輪30は自然に速度を高めて後車輪4
6をオーバランする。前記したように前車輪30がこの
ような「正常な」自動車運転条件のもとで後車輪46を
オーバランする量は、「最大かじ取角」として知られて
いる位置に自動車ステアリングホイールをいずれかの末
端位置に回すことにより特定の自動車に対し定められる
最高値を持つ。この説明で述べるようなフルタイム四輪
駆動システムでは、「車輪のはずみ」、過度のタイヤ磨
耗及びその他の望ましくない自動車操縦特性を避けるの
に最高レベルの差動作用を許容できることが望ましい。
しかし最高のかじ取角で生ずる最高レベルの差動作用を
越える、後車輪46に対する前車輪30の過度の差動作
用又はオーバランニングは、前車輪30の受ける低い牽
引条件を示す。従って車軸間デフアレンシャル118に
より、特定の自動車に対し最高のかじ取角で生じ車軸間
デフアレンシャル118を「鎖錠する」必要のある予知
される差動作用まで差動作用を生じさせて差動作用がこ
の予知される最高量を越えないようにする手段を提供す
ることが望ましい。
【0014】この実施例では、スプロケット138、1
44及びチェーン142から成る第1の駆動スプロケッ
ト・アセンブリにより出力軸16に駆動トルクを加え
る。第2の駆動スプロケット・アセンブリをこの実施例
で設けて、後述のように一方向クラッチと協働して出力
軸16、32間に制限した差動作用を生ずるようにして
ある。第2駆動スプロケットアセンブリは、第3の駆動
スプロケット170と第4の駆動スプロケット174と
車軸間デフアレンシャルの歯車部材及び出力軸16の間
に結合したチェーン172とを備えている。第2駆動ス
プロケットアセンブリは、正常な差動作用を補償し、ス
リーブ部材156に第2の又は後部のトルク出力軸32
を特定の自動車に対し最高かじ取角の「正常な」旋回又
はコーナリングの運転中に生ずるオーバランニングの量
に等しい量だけオーバランさせる。駆動チェーン172
及び第4駆動スプロケット174を介して第1の又は前
部の出力軸16と一緒に回転するように結合した第3駆
動スプロケット170は又第2の又は後部の出力軸32
の回転速度を検知する。特定の自動車に対し最大のかじ
取角における乾いた舗装道路上の「正常な」旋回又はコ
ーナリングの運転中に、第1駆動スプロケット138は
第2の又は後部のトルク出力軸32をオーバランする
が、第3駆動スプロケット170はオーバランしない。
しかし前車輪30が氷、雪又は類似物に出会うときに生
ずるように前車輪30が特定の自動車に対し「正常な」
旋回又はコーナリングの間に生ずるより大きい滑りを生
じ始めるときは、第3駆動スプロケット170は第2の
又は後部のトルク出力軸32をオーバランする。第2の
オーバランニングクラッチすなわち一方向クラッチ17
8は、第3スプロケット170が第2の又は後部のトル
ク出力軸32をオーバランするときに第3駆動スプロケ
ット170と第2の又は後部のトルク出力軸32とを選
択的に結合するように設けることにより、各出力軸1
6、32間にさらに差動作用が生ずることがないように
する。第1のオーバランニングクラッチすなわち一方向
クラッチ168の場合のように、第2のオーバーランニ
ングクラッチすなわち一方向クラッチ178は、第2の
又は後部のトルク出力軸32に前車輪30が過度には滑
動していない任意のときのように第3出力スプロケット
170をオーバランさせる。
【0015】第1のオーバランニングクラッチすなわち
一方向クラッチ168及び第2のオーバランニングクラ
ッチすなわち一方向クラッチ178は、たとえばラチエ
ット、スプラグ、多板又は一方向ボール傾斜板式のクラ
ッチのような任意適当な一方向クラッチでよい。このよ
うなクラッチにより、被駆動部材に駆動部材をオーバラ
ンさせるが、駆動部材には被駆動部材をオーバランさせ
ないことにより駆動部材を被駆動部材に駆動作用を伴っ
て結合する。各軸16、32間の相対回転の方向を定め
るのに検知機構を使う。適当な装置の一例として、自動
車が前進か後進かを指示するのにトランスフア・ケース
のハウジング122に対する入力軸112の回転方向を
定めるように検知装置169を使う。出力軸16、32
間の相対回転を判定するときは、必要に応じ双方向一方
向クラッチ(bi−directional one−
way clutch)168、178の方向を逆転す
るのに作動装置を使う。一例としてクラッチ作動を逆転
するのにカム装置又はトリガ装置179を使い、或いは
適正な運転のために車両制御システムを介し電子装置又
は電気磁気装置によって逆転する。
【0016】図3にはトルク・トランスフア・ケース1
0の内部部品を線図的に表わした本発明の他の実施例を
示す。トルク入力軸48は、自動車変速機12(図1に
示してある)のトルク出力軸(図示してない)にこれか
らトルクを受けるように結合してある。トルク・トラン
スフア・ケース10は、このトルク・トランスフア・ケ
ースの第1の又は前部のトルク出力軸16及び第2の又
は後部のトルク出力軸32の間にトルクを分割するのに
車軸間遊星歯車デフアレンシヤル50を利用するのがよ
い。トルク入力軸48は、円周方向に互いに間隔を隔て
個別に回転できる複数個の遊星歯車54を支える遊星歯
車キヤリア52にトルク入力軸48を固定してある。ス
リーブ部材56は、トルク入力軸48のまわりに回転す
るように取付けられ一端部に遊星歯車式車軸間デフアレ
ンシヤル50の太陽歯車58を支える。太陽歯車58は
遊星歯車54にかみあう。スリーブ部材56は又第1の
駆動スプロケット60を支える。スプロケット60は、
スリーブ部材56と一緒に回転するように結合され、駆
動ベルト又はチエーン62を経て第1の又は前部のトル
ク出力軸16に、又第1の又は前部のトルク出力軸16
と一緒に回転するように結合した第2の駆動スプロケッ
ト64を経てスリーブ部材56からトルクを伝えるよう
にしてある。第1の又は前部のトルク出力軸16にトル
クを伝えるのに所望により他の適当な手段たとえば複数
個の歯車又はベルト駆動装置を利用してもよい。又図示
の特定のスプロケット及びチエーン構造に本発明を限定
するものではない。遊星歯車式車軸間デフアレンシヤル
50はさらに、遊星歯車54にかみあい第2の又は後部
のトルク出力軸32と一緒に回転するように結合したリ
ングギヤ66を備えている。遊星歯車式車軸間デフアレ
ンシヤル50は、トルク入力軸48から受けるトルクを
太陽歯車58及びリングギヤ66の間に分割するように
作用する。遊星歯車54を経て太陽歯車58に伝えるト
ルクは、スリーブ部材56を経て第1駆動スプロケット
60に従って自動車の前車輪30に自動車前車軸駆動軸
を経て伝えられる。リングギヤ66は第2の又は後部の
トルク出力軸36に固着してあるから、リングギヤ66
にプラネットギヤ54を経て伝わるトルクは、自動車の
後車輪46に自動車後車軸駆動軸36を経て伝えられ
る。
【0017】前記したように前車輪30及び後車輪46
が同様な索引条件を受けると、たとえば自動車が乾いた
舗装道路上を走行するときは、遊星歯車式車軸間デフア
レンシヤル50はトルク入力軸から受けるトルクを、太
陽歯車58又はリングギヤ66のいずれも不均等な量の
トルクを受けないように分割する作用をする。従って前
車輪30及び後車輪46は共に自動車を推進するように
作用する。しかし前車輪30及び後車輪46が互いに著
しく異なる摩擦係数の表面に出会うと、遊星歯車式車軸
間デフアレンシヤル50の性質は、摩擦係数の低い表面
に出会う車輪がこの表面の索引能力を超えて回転し始め
るようになる。この場合残りの車輪は、回転する車輪と
同じレベルで、影響を受けたデフアレンシヤル内の比率
により適正に修正されたトルクを受ける。非滑動車輪の
下側の摩擦係数が一層大きいと、差動作用を制限して一
層大きいトルクを一層高い索引能力を持つ車輪に差向け
ることによって付加的な索引力が得られる。第1の又は
前部のトルク出力軸16及びスリーブ部材56がそえぞ
れ第2の又は後部のトルク出力軸32及びリングギヤ6
6よりかなり早く回転するとき、又は後部出力軸32及
びリングギヤ66がそれぞれ前部出力軸16及びスリー
ブ部材56よりかなり早く回転するときは、早い方の回
転部品は遅い方の回転部品を「オーバーランニング」し
ていると言われる。
【0018】第1のオーバランニングクラッチすなわち
一方向クラッチ68はリングギヤ66及びスリーブ部材
56を駆動作用を生ずるように選択的に結合する。この
場合遊星歯車式車軸間デフアレンシヤル50を有効に鎖
錠し、リングギヤ66がスリーブ部材56をオーバラン
するときにリングギヤ66はスリーブ部材56にトルク
を伝える。従って前車輪30に付加的なトルクが伝えら
れ自動車車輪に対し推進力を加える一層良好な索引作用
が得られる。前記したようにリングギヤ66は、後車軸
46の一方又は両方が氷、雪、泥又は類似物に出会うと
きに生ずるように後車輪46が滑動して前車輪30より
かなり早く回転し始めるときは、スリーブ部材56をオ
ーバランする。第1のオーバランニングクラッチすなち
一方向クラッチ68は後述のようにコーナリング中又は
旋回中のような正常な自動車運転中に生ずるように自動
車前車輪30が後車輪46より早く回転するときにスリ
ーブ部材56にリングギヤ66をオーバランさせる。従
って第1のオーバランニングクラッチすなわち一方向ク
ラッチ68は、リングギヤ66からスリーブ部材56に
トルクを伝えるだけでスリーブ部材56からリングギヤ
66にはトルクを伝えない。
【0019】本発明のシステムでは又、「正常な」自動
車運転条件に適応する所定の程度までの差動作用たとえ
ば高い又は比的高い牽引力によりコーナリング又は旋回
に必要な差動作用が得られる。しかし最大のかじ取角で
受けるこの最高レベルの差動作用を越える。後車輪46
に対する前車輪30の過度の差動作用又はオーバランニ
ングは、前車輪30の出会う低い牽引条件を示す。従っ
て車軸間デフアレンシィヤル50に、特定の自動車に対
し最大のかじ取り角で生ずるのに必要な予知される最高
量の差動作用まで差動作用を生じさせ次いで遊星歯車式
車軸間式デフアレンシヤル50を鎖錠してこの予知され
る最高量を越える差動作用が生じないようにすることが
望ましい。この実施例は又、特定の自動車に対し最大の
かじ取角で少なくとも必要とされるだけの差動作用が得
られ次いでそれ以上の差動作用は生じないようにする機
械式手段を使い四輪自動車駆動トランスフア・ケースに
制限した差動作用を与える。
【0020】副軸72に取付けた減速歯車アセンブリ7
0は、特定の自動車に最大かじ取角の「正常な」旋回又
はコーナリングの運転中に生ずるオーバランニングの量
に等しい、リングギヤ66に対するスリーブ部材56の
オーバランニングの量を「吸収」し又は補償するように
設ける。スリーブ部材56と一緒に回転するように結合
した歯車74は、スリーブ部材56から減速歯車アセン
ブリ70の1個又は複数個の付加的歯車を介して、スリ
ーブ部材56より一層遅く回転する出力歯車76にトル
クを伝える。とくに出力歯車76は。スリーブ部材56
の回転速度から減速ギヤアセンブリ70により「吸収」
される速度量を差引いた値に等しい速度で回転し、特定
の自動車に対し「正常な」旋回又はコーナリングの運転
中に生ずるオーバランニングを補償するようにする。従
って特定の自動車に対し最大のかじ取角における乾いた
舗装道路上の「正常な」旋回又はオーバランニングの運
転中に、スリーブ部材56はリングギヤ66をオーバラ
ンするが、出力歯車76はリングギヤ66をオーバラン
しない。しかし前車輪30が氷、雪、泥又は類似物に出
会うときに生ずるように特定の自動車に対し「正常な」
旋回又はコーナリングの間に生ずるより大きい程度に前
車輪30が滑動し始めるときは、出力歯車76はリング
ギヤ66をオーバランする。第2のオーバランニンググ
ラッチすなわち一方向クラッチ78は、出力歯車76が
リングギヤ66をオーバランするときに出力歯車76及
びリングギヤ66を選択的に結合するように設けてあ
る。第1のオーバランニングクラッチすなわち一方向ク
ラッチ68の場合と同様に第2のオーバランニングクラ
ッチすなわち一方向クラッチ78は、前車輪30が過度
には滑動してない任意のときのクラッチ78の状態のよ
うにリングギヤ66に出力歯車76をオーバランさせる
一方向クラッチであるのがよい。
【0021】第1のオーバランニングクラッチすなわち
一方向クラッチ68と第2のオーバランニングクラッチ
すなわち一方向クラッチ78とは、たとえば、従動部材
に駆動部材をオーバランするのを許容するが駆動部材に
従動部材をオーバランするのを許容しないことにより駆
動部材を従動部材に駆動作用を生ずるように結合する一
方向形ボール及び傾斜板クラッチのような任意適当な一
方向クラッチである。前記したようにそれぞれ前後部の
出力軸16、32の相対回転は自動車の走行方向によ
る。自動車の前進及び後進の両方の走行に適応するよう
に、一方向クラッチ68、78は又、オーバラン及びク
ラッチ係合の方向は自動車走行の方向を前進から後進に
又その逆に変える際に変えなければならない双方向形で
あることが望ましい。双方向形のワンウエイクラッチを
自動車走行方向に従って機能するように適正に設定する
ことのできる同様な機構を前記したように使うことがで
きる。
【0022】以上本発明をその実施例について詳細に説
明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変
化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例によるトルク・トランス
フア・ケースを持つ四輪駆動システムを備えた自動車の
線図的平面図である。
【図2】本発明の第1実施例によりトランスフア・ケー
ス差動作用を制御するシステムの第第1実施例を備えた
トランスフア・ケースの縦断面図である。
【図3】本発明の別の実施例による図1に示したトルク
・トランスフア・ケースの内部部品の線図的縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 トルク・トランスフア・ケース 12 変速機 16 第1の出力軸 32 第2の出力軸 112 入力軸 118 車軸間デフアレンシヤル 168 第1の一方向クラッチ 178 第2の一方向クラッチ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及び変速機を持つ車両に設けら
    れ、この車両の前車軸及び後車軸に対しトルクを分割す
    るトルク・トランスフア・ケースを備えた四輪駆動シス
    テムにおいて、 前記トルク・トランスフア・ケースに、 前記変速機により回転駆動されるように、この変速機に
    結合した入力軸と、 前記車両の第1の車軸にトルクを伝える第1の出力軸
    と、 前記車両の第2の車軸にトルクを伝える第2の出力軸
    と、 前記入力軸から前記第1及び第2の出力軸にトルクを伝
    え、これ等の第1及び第2の出力軸を相対的に差動回転
    させるように、前記入力軸と前記第1及び第2の出力軸
    との間に配置された車軸間デフアレンシャルと、 前記第2の出力軸が前記第1の出力軸をオーバランする
    ときに、前記第1及び第2の出力軸を回転できるように
    相互に結合するように、前記車軸間デフアレンシヤルを
    選択的に鎖錠する第1の一方向クラッチと、 前記第1の出力軸が前記第2の出力軸を所定量だけオー
    バランするときに、前記第1及び第2の出力軸を回転で
    きるように相互に結合するように、前記車軸間デフアレ
    ンシヤルを選択的に鎖錠する第2の一方向クラッチとを
    設けた四輪駆動システム。
  2. 【請求項2】 前記トルク・トランスフア・ケースの前
    記車軸間デフアレンシャルが、遊星歯車デフアレンシヤ
    ルであり、 この遊星歯車デフアレンシヤルに、 円周方向にお互いに間隔を置いて各別に回転できる複数
    個の遊星歯車を支え、前記入力軸と一緒に回転するよう
    に結合された遊星歯車キャリアと、 前記入力軸のまわりに回転可能に取付けられたスリーブ
    部材と一緒に回転するように結合された太陽歯車と、 前記第2の出力軸にトルクを伝えるように、前記第2出
    力軸と一緒に回転するように結合されたリングギヤと、
    を設け、 前記スリーブ部材に、このスリーブ部材と一緒に回転す
    るように結合され、前記第1の出力軸にトルクを伝える
    ように連結された駆動スプロケットを設けて成る、請求
    項1の四輪駆動システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の一方向クラッチにより前記リ
    ングギヤ及びスリーブ部材を駆動作用を生ずるように選
    択的に結合し、前記リングギヤが前記スリーブ部材をオ
    ーバランするときに、このスリーブ部材に前記リングギ
    ヤによりトルクを伝えるようにした請求項2の四輪駆動
    システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の一方向クラッチにより前記第
    2の出力軸と前記スリーブ部材とを駆動作用を生ずるよ
    うに選択的に結合し、前記第2の出力軸が前記スリーブ
    部材をオーバランするときに、前記第2の出力軸が、前
    記スリーブ部材にトルクを伝えるようにした請求項2の
    トランスフア・ケース。
  5. 【請求項5】 前記第1の出力軸に一緒に回転するよう
    に結合した第2の駆動スプロケットと、前記スリーブ部
    材を囲み前記第2駆動スプロケットと一緒に回転するよ
    うに結合した第3の駆動スプロケットとを備え、前記第
    2の駆動スプロケットは、前記第1の出力軸から第1の
    回転速度でトルクを受け取り、この受け取つたたトルク
    を前記第2の駆動スプロケットに前記第1の回転速度よ
    り遅い第2の回転速度で伝えることにより、前記第2の
    出力軸に対する前記第1の出力軸の所定量の差動作用を
    補償することによつて、前記第3の駆動スプロケットが
    前記第2の出力軸をオーバーランするときに、前記第2
    の一方向クラッチが前記第3の駆動スプロケットを、前
    記第2の出力軸に駆動作用を生ずるように結合するよう
    にした請求項4のトランスフア・ケース。
  6. 【請求項6】 前記第3の駆動スプロケットを、前記第
    1の出力軸が最大の車両かじ取角で前記第2の出力軸を
    オーバーランする量に等しい、前記第2の出力軸に対す
    る前記第1の出力軸の所定量の差動作用を補償するよう
    に設計した請求項5のトルク・トランスフア・ケース。
  7. 【請求項7】 前記車軸間デフアレンシャルの歯車部材
    に協働し、この歯車部材により駆動され、前記入力軸か
    ら前記第1の出力軸にトルクを伝える第1の駆動スプロ
    ケット・アセンブリと、前記第1の出力軸と一緒に回転
    するように結合された第2の駆動スプロケット・アセン
    ブリとをさらに備え、前記第2の駆動スプロケット・ア
    センブリが前記第2の出力軸をオーバーランするとき
    に、前記第2の一方向クラッチが、前記第2の駆動スプ
    ロケット・アセンブリを鎖錠し前記大2の出力軸と一緒
    に回転するようにした請求項1の四輪駆動システム。
  8. 【請求項8】 前記第2の出力軸に対する前記第1の出
    力軸の所定量の差動作用を補償するように、前記第2の
    駆動スプロケット・アセンブリが、前記第1の駆動スプ
    ロケット・アセンブリに対し或る歯車比を持つ請求項7
    の四輪駆動システム。
  9. 【請求項9】 第1の回転速度で前記車軸間デフアレン
    シャルからトルクを受け取る副軸に取付けられ、前記第
    1の回転速度より遅い第2の回転速度で受け取る前記ト
    ルクを出力歯車に伝えることにより、前記第2の出力軸
    に対する前記第1の出力軸の所定量の差動作用を補償す
    る減速歯車アセンブリをさらに備えることにより前記出
    力歯車が前記歯車部材をオーバーランするときに、前記
    第2の一方向クラッチにより前記減速歯車アセンブリの
    前記出力歯車を前記車軸間デフアレンシャルの歯車部材
    に駆動作用を伴って結合するようにした請求項1の四輪
    駆動システム。
  10. 【請求項10】 前記第1の出力軸が最大の車両かじ取
    角で前記出力軸をオーバーランする量にに等しい、前記
    第2の出力軸に対する前記第1の出力軸の所定量の差動
    作用を補償するように、前記減速歯車アセンブリを設計
    した請求項9の四輪駆動システム。
  11. 【請求項11】 車両の前車軸及び後車軸にトルクを分
    割するトランスフア・ケースにおいて、 車両変速機により回転駆動されるように、この車両変速
    機に結合した入力軸と、 前記車両の第1の車軸にトルクを伝える第1の出力軸
    と、 前記車両の第2の車軸にトルクを伝える第2の出力軸
    と、 前記入力軸から前記第1及び第2の出力軸にトルクを伝
    え、これ等の第1及び第2の出力軸を相対的に差動回転
    させるように、前記入力軸と、前記第1及び第2の出力
    軸との間に配置された車軸間デフアレンシャルと、 前記第2の出力軸が、前記第1の出力軸を所定量だけオ
    ーバーランするときに、前記車軸間デフアレンシャルを
    選択的に鎖錠する第1の一方向クラッチと、 前記第1の出力が前記第2の出力軸を所定量だけオーバ
    ーランするときに前記車軸間デフアレンシャルを選択的
    に鎖錠する第2の一方向クラッチと、を包含するトラン
    スフア・ケース。
  12. 【請求項12】 前記トランスフア・ケースの車軸間デ
    フアレンシャルが、遊星歯車デフアレンシヤルであり、 この遊星歯車デフアレンシヤルが、 円周方向に互いに間隔を置いて各別に回転できる複数個
    の遊星歯車を支え、前記入力軸と一緒に回転するように
    結合した遊星歯車キャリアと、 スリーブ部材と一緒に回転するように結合された太陽歯
    車と、 前記第2の出力軸にトルクを伝えるように、この第2の
    出力軸と一緒に回転するように結合されたリングギヤと
    を備え、 前記スリーブ部材を前記入力軸のまわりに回転できるよ
    うに取り付け、前記スリーブ部材に、このスリーブ部材
    と一緒に回転するように結合され、前記第1の出力軸に
    トルクを伝えるように連結された駆動スプロケットを設
    けた請求項11のトルク・トランスフア・ケース。
  13. 【請求項13】 前記第1の一方向クラッチにより前記
    リングギヤと前記スリーブ部材とを駆動作用を生ずるよ
    うに選択的に結合して、前記リングギヤが前記スリーブ
    部材をオーバーランするときに、前記リングギヤにより
    前記スリーブ部材にトルクを伝えるようにした請求項1
    2のトルク・トランスフア・ケース。
  14. 【請求項14】 副軸に取付けられ、前記スリーブ部材
    から第1の回転速度でトルクを受け取り、前記第1の回
    転速度より遅い第2の回転速度で受け取る前記トルクを
    出力歯車に伝えることにより、前記第2の出力軸に対す
    る前記第1の出力軸の所定量の差動作用を補償するよう
    にした減速歯車アセンブリをさらに備えて、前記第2の
    一方向クラッチにより前記出力歯車が前記リングギヤを
    オーバーランするときに前記減速歯車アセンブリの前記
    出力歯車を前記リングギヤに駆動作用を生ずるように結
    合するようにした請求項13のトルク・トランスフア・
    ケース。
  15. 【請求項15】 前記減速歯車アセンブリを、前記第1
    の出力軸が最大車両かじ取角で前記第2の出力軸をオー
    バーランする量に等しい、前記第2の出力軸に対する前
    記第1の出力軸の所定量の差動作用を補償するように構
    成した請求項14のトランスフア・ケース。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2の一方向クラッチ
    を、前記の第1及び第2の出力軸の相対回転を逆にした
    ときに前記車軸間デフアレンシャルを選択的に鎖錠する
    ように双方向式にした請求項11のトランスフア・ケー
    ス。
  17. 【請求項17】 車両の前車軸及び後車軸にトルクを分
    割するトランスフア・ケースにおいて、 トランスフア・ケース・ハウジングと、 このトランスフア・ケース・ハウジング内に回転するよ
    うに支えられ、車両変速機により回転駆動されるよう
    に、この車両変速機に結合された入力軸と、 前記車両の前車軸にトルクを伝える前部出力軸と、 前記車両の後車軸にトルクを伝える後部出力軸と、 前記入力軸から前記前部及び後部の出力軸にトルクを伝
    え、前記第1及び第2の出力軸を相対的に差動回転させ
    るように、前記入力軸と、前記前部及び後部の出力軸と
    の間に配置された車軸間デフアレンシャルと、 少なくとも第1の双方向性一方向クラッチであって、前
    記後部出力軸が、前記前部出力軸をオーバーランすると
    きに、前記車軸間デフアレンシャルを選択的に鎖錠し
    て、前記少なくとも第1の双方向性一方向クラッチの係
    合により前記のようなオーバーランニングを制限するよ
    うに、前記後部出力軸と前記前部出力軸との間に配置さ
    れた少なくとも第1の双方向性一方向クラッチとを包含
    するトランスフア・ケース。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも第1の双方向性一方向
    クラッチを前記車両の走行方向に従って作動して、前記
    前部出力軸をして前記後部出力軸をオーバーランさせる
    が、前記車両が前進方向に走行しているときに前記後部
    出力軸が前記前部出力軸をオーバーランする場合に、前
    記後部出力軸が前記前部出力軸をオーバーランしないよ
    うに制限し、前記後部出力軸から前記前部出力軸にトル
    クを伝えるようにした請求項17のトランスフア・ケー
    ス。
  19. 【請求項19】 前記少なくとも第1の双方向性一方向
    クラッチを、前記車両の走行方向に従って作動して、前
    記前部出力軸をして前記後部出力軸をオーバーランさせ
    るが、前記車両が後進方向に走行しているときに前記後
    部出力軸が前記前部出力軸をオーバーランしようとする
    場合に、前記後部出力軸が前記前部出力軸をオーバーラ
    ンしないように制限し、前記後部出力軸から前記前部出
    力軸にトルクを伝えるようにした請求項17のトランス
    フア・ケース。
  20. 【請求項20】 前記車両の前記走行方向を前記前部及
    び後部の出力軸の間の相対回転を判定することにより検
    知し、前記少なくとも第1の双方向性一方向クラッチを
    前記判定に基づいて作動するようにした請求項17のト
    ルク・トランスフア・ケース。
  21. 【請求項21】 前記車両の前記走行方向を前記入力軸
    と前記トランスフア・ケース・ハウジングとの間の相対
    回転を検知することにより判定するようにした請求項1
    7のトルク・トランスフア・ケース。
  22. 【請求項22】 車両の前車軸及び後車軸にトルクを分
    割するトランスフア・ケースにおいて、 ハウジングと、 このハウジング内に支えられ、車両変速機により回転駆
    動されるようにこの車両変速機に結合した入力軸と、 前記車両の前車軸にトルクを伝える前部出力軸と、 前記車両の後車軸にトルクを伝える後部出力軸と、 前記入力軸から前記前後部の出力軸にトルクを伝え、こ
    れ等の第1及び第2の出力軸を相対的に差動回転させる
    ように、前記前部出力軸と前記後部出力軸との間に配置
    された車軸間デフアレンシャルと、 少なくとも第1の双方向性一方向クラッチであって、前
    記後部出力軸が前記前部出力軸をオーバーランするとき
    に、前記車軸間デフアレンシャルを選択的に鎖錠して、
    前記少なくとも第1の双方向性一方向クラッチの係合に
    より前記のようなオーバーランニングを制限するよう
    に、前記後部出力軸と前部出力軸の間に配置された少な
    くとも第1の双方向性一方向クラッチと、を包含するト
    ランスフア・ケース。
  23. 【請求項23】 前記少なくとも第1の双方向性一方向
    クラッチを前記車両の走行方向に従って作動して、前記
    後部出力軸に前記前部出力軸をオーバランするのを許容
    するが、前記車両が前進方向に走行しているときに前記
    前部出力軸が前記後部出力軸をオーバランしようとする
    場合に、前記前部出力軸が前記後部出力軸をオーバラン
    しないように制限し前記前部出力軸から前記後部出力軸
    にトルクを伝えるようにした請求項22のトランスフア
    ・ケース。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも第1の双方向性一方向
    クラッチを前記車両の走行方向に従って作動して、前記
    後部出力軸に前記前部出力軸をオーバーランするのを許
    容するが、前記車両が後進方向に走行しているときに前
    記前部出力軸が前記後部出力軸をオーバーランしようと
    する場合に、前記前部出力軸が前記後部出力軸をオーバ
    ランしないように制限し前記前部出力軸から前記後部出
    力軸にトルクを伝えるようにした請求項22のトランス
    フア・ケース。
  25. 【請求項25】 前記車両の前記走行方向を前記前部及
    び後部の出力軸の間の相対回転を判定することにより検
    知し、前記少なくとも第1の双方向性一方向クラッチ
    を、前記判定に基づいて作動するようにした請求項22
    のトルク・トランスフア・ケース。
  26. 【請求項26】 前記車両の前記走行方向を前記入力軸
    と前記トランスフアケースハウジングとの間の相対回転
    を検知することにより判定するようにした請求項22の
    トルク・トランスフア・ケース。
  27. 【請求項27】 前記少なくとも第1の双方向性一方向
    クラッチと、前記前部及び後部の出力軸の間のトルクの
    伝達とにより許容されるオーバーランの方向は、前部出
    力部材と、前記前部及び後部出力軸の間に所定量のオー
    バランを生じさせる機構との相対回転を感知することに
    より、設定され、前記車両の走行方向に関連するように
    した請求項17又は22のトルク・トランスフア・ケー
    ス。
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