JPH1071476A - 電動加圧式抵抗スポット溶接用xガン - Google Patents

電動加圧式抵抗スポット溶接用xガン

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JPH1071476A
JPH1071476A JP8247142A JP24714296A JPH1071476A JP H1071476 A JPH1071476 A JP H1071476A JP 8247142 A JP8247142 A JP 8247142A JP 24714296 A JP24714296 A JP 24714296A JP H1071476 A JPH1071476 A JP H1071476A
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    • B23K11/30Features relating to electrodes
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電動加圧式Xガンに対するガンブランケットの
取り付け位置と任意の角度でセッテング可能にする。 【解決手段】コモンベース15は減速機9のケースまた
は出力軸11に着脱可能に取付けられ,それによって駆
動機構が一つのユニットを構成するものであって,減速
機のケース側または出力軸をガンブラケット2に支持す
ることでブラケットの位置を減速機出力軸中心と同心に
360度方向へガンの向きと無関係にセッテング可能に
した。こうすることで,ガンブラケットが従来型Xガン
の主軸両持ちタイプでなく減速機のケースに取り付ける
片持ちとすることができ,ロボットへのガン取り付け姿
勢に必要な方向にXガンに組み込むことができ,ロボッ
トへのガン取り付け姿勢を変更したい時には,その姿勢
に応じてガンブラケットのXガンへの組み込み方向を自
由に変更すればよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,モータ駆動式の抵
抗スポット溶接用X形ガンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,この種のXタイプの溶接ガンは,
二本のガンアームがX形を作るように組み付けられた主
軸を中心にエアシリンダがガンアームの開閉動作を行
い,この動作によってワークを電極チップ間に挟んで加
圧力を加え通電して溶接を行う。
【0003】Xガンの主軸は電極チップの正面に位置す
るため,溶接時に発生する溶接スパッタ(細かい鉄粉)
にまともにさらされることになるが,この主軸は二本の
ガンアームを絶縁した上,ガンアームの開閉動作のため
の回転動作を行わねばならないので,当然スパッタに対
する保護カバーは備えてあるものの,溶接スパッタの細
かい鉄粉は長期間には主軸の回転機構部に侵入し,主軸
にガタを発生させる。実際にXガンの主軸は1年くらい
で不具合を生じやすい。主軸から離れたアーム端にある
上下の電極チップは容易に芯ずれをお越し,溶接部に適
正な加圧力が与えられないだけでなく,ワークの変形や
主軸のガタを促進するなど不具合を増幅してしまう。
【0004】本発明に類似の電動加圧式Xガンには,特
開平3−207580号公報に記載された発明が一般的
に知られている。この種の従来のXガンでは,二本のガ
ンアームの一つがアーム端で,電動モータの回転を直進
運動に変換するネジ機構を介して電動モータの出力軸に
接続され,他のガンアームはモータケースに取り付けら
れた回転軸に,もう一つの回転軸を介して接続されてい
る。そして二本のガンアームは主軸でアーム同志がX形
を作るように組付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のモータ駆動
式のXガンには以下のような問題点が挙げられる。 1)Xガンの従来形の主軸が使われており,かつ電動モ
ータの回転運動をボールネジとボールナットで直線運動
に変換してガンアームを駆動している。つまり溶接スパ
ッタの影響を受け易い主軸に加えてボールネジが使用さ
れているが,電動加圧式スポット溶接ガンは,エアシリ
ンダ式より溶接スパッタの発生は少ないとは言え,これ
ら回転部分への溶接スパッタの侵入を長期間にわたって
防ぎきれるものではない。
【0006】2)電動モータのトルクが直線運動に変換
され,複雑なネジ機構を介してガンアームに伝えられて
いる構造では動力の伝達効率は低い。
【0007】3)ネジ機構部の潤滑油として使用される
グリースはボールネジの高速回転により飛散してしま
い,常に充分な潤滑を維持することは実際上難しい。
【0008】4)モータ本体が後ろに突き出ていてロボ
ットに干渉する。これを避けるには,ガンブラケットの
ロボット取付け面を後ろに延ばさなければならない。そ
うするとXガンの重心位置がロボット手首の回転中心か
ら遠く離れるので,ロボットは手首により大きな負荷を
受けることになる。
【0009】以上の問題点1),2)項の理由からは,
従来の電動加圧式Xガンが設計寿命を全うすることは難
しいことが容易に予測される。
【0010】さらに上記1)〜4)項の問題点から判断
して,この従来の電動加圧式Xガンは,古い従来のエア
シリンダによるアーム駆動機能をサーボモータ駆動に置
き換えるだけで,Xガンの基本構成は従来型ガンと変わ
ることがない。また,電動加圧式Xガンは従来のエアシ
リンダ式と比べてコスト高を招く問題があり,これまで
の従来型ガン同様のコンセプトでは新しいXガンの開発
はできなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで,本発明は上記の
従来問題を解決するもので,以下のような構成となって
いる。 1.「減速機の採用」 この発明のXガンはガンアームを駆動するのに,エアシ
リンダとボールスクリューの代わりにアクチェータとし
て電動モータと減速機を用いている。つまり,サーボ制
御されたモータトルクを,直線運動に変換することなく
回転運動のままでガンアームを駆動する力と溶接加圧力
とに変換することができる。即ち,電動モータの回転出
力はベルトとギャー(減速手段として作動しているが使
用しないこともある)を介して減速機の入力軸に伝えら
れる。
【0012】二本のガンアームは,減速機の出力軸又は
減速機のケースのそれぞれに取付けられている。そして
電動モータの回転運動は直線運動に変換しなくてもアー
ム開閉のための揺動運動が可能となり,従って,電極チ
ップを備えたガンアームはワーク(被溶接物)を挟んで
加圧力を与え,通電してスポット溶接を行うことができ
る。また,二本のガンアームは,駆動ユニットの減速機
出力軸と減速機のケースにそれぞれ取り付けられてい
て,減速機出力軸を中心にしてガンアームが揺動運動す
るのであるから,従来のXガンの必ず存在した主軸は無
い。更に減速機はギャーは鋼製のギャーボックスに密閉
状態に収納された気密構造であるから,従来のXガンの
主軸のように溶接スパッタや水,その他の異物の侵入に
よる消耗やガタは起こらないし,また減速機にはグリー
スが封入されているので潤滑の問題も全く発生しない。
【0013】2.「駆動ユニットの構造」 本発明の他の要点は,電動モータ,駆動ベルト,ギャー
及び減速機等をコモンベースに組み付けて駆動ユニット
を構成し,このガンアームの駆動装置の機能を独立させ
た全く新しいユニット構造である。つまり,駆動ユニッ
トがガンの他の構成及び機能部分である溶接電流が流れ
る部分,たとえばガンアーム,溶接トランス,シャン
ト,電極チップなどを含んだ溶接ユニットの機能とは分
離できるようになっている。これによって,駆動ユニッ
トと溶接ユニットとがユニット毎に組み立て・分解が可
能となる。
【0014】さらにまた,従来のエア式Xガンでは大抵
の場合,各機能部品が相互に影響する構造であるため,
ガンアームのストロークが異なればシリンダなど駆動部
をストロークに応じた設計が必要であったが,この駆動
ユニットはガンアームの開き加減をアーム長に関係なく
自在に決められるサーボモータ制御なのでストローク
(開き)が違うガンに対しても同じ駆動ユニットを使う
ことができ,従来のエア式Xガンのように各種ストロー
クが異なる毎に設計変更を強いられることがない。
【0015】3.「ガンブラケットの共通化」 更に,本発明の駆動ユニットはXガン全体を支持するガ
ンブラケットの新しい機能を与えている。即ち,ロボッ
トにXガンを取り付けるにはロボットとXガンのインタ
ーフェイスとして,Xガンに組み込まれたガンブラケッ
トが必要である。このガンブラケットはXガンに対して
上向き・下向き・横向き(たとえば図2に示したような
向き)あるいはそれらの中間の姿勢(任意の角度をつけ
た向き)などで組み込まれる。エア式や従来の電動式X
ガンは勿論,従来形Xガンでは全く同じ形式のXガンで
あっても取付け姿勢を変更しようとすれば,その都度新
しいガンブラケットを設計製作しなければならなかっ
た。
【0016】本発明の電動加圧式Xガンは,ガンブラケ
ットが従来形ガンの両持ちタイプでなく減速機のケース
に取り付ける片持ちとすることができるため,ロボット
へのガン取付け姿勢に必要な方向にガンに組み込むこと
ができる。したがって,ロボットへのガン取付け姿勢を
変更したい時にはその姿勢に応じてガンブラケットのガ
ンへの組み込み方向を変更すればよく,ガン取付け姿勢
毎に異なるガンブラケットを必要としない。
【0017】つまり,このことはガンブラケットの機能
からXガンに従属する部分を排除して,ガンブラケット
本来の機能の独立性を高めたことで,駆動ユニットを独
立させることができたことと同様な意味がある。ガンの
各機能のうちユーザニーズに従わざるを得ない部分は溶
接ユニットにあり,特にガンアームは,そのXガンで溶
接するワークに合った形状のガンアームが要求される。
しかし,それはワークに直接係わる部分即ち,ガンアー
ムの先端の電極チップを備えた辺りのアーム形状であっ
て,駆動ユニットと結合される部分は一定の形状とする
ことできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施例を
図面を参照しながら説明する。図1は,本発明装置の実
施例を示すXガン全体の平面図である。図2は図1の正
面図である。図3は本発明の駆動装置の一構成例を示す
詳細断面図である。図4は本発明の他の実施例で,イコ
ライズ機能を持たせた駆動装置の詳細断面図である。図
5は図4の駆動装置を備えたXガン全体を示す正面図で
ある。図6は本発明の他の実施例を示すもので,二本の
ガンアームを別々の駆動装置で駆動するタイプの詳細断
面図である。
【0019】図1から図3において,Xガン1はブラケ
ットでロボットに取付けられる。ブラケット2には溶接
トランスTも取り付けられている。ガンアーム4及びガ
ンアーム5は減速機の出力軸中心3のまわりに,電極チ
ップ7及び電極チップ8を開閉する揺動運動を行う。こ
の一対のガンアーム4及びガンアーム5は溶接トランス
の一対の出力端子E,Eから二次導体のブスバーE1及
びブスバーE2及び可撓性導電板板E3を介して接続さ
れている。
【0020】駆動ユニットDには,アルミニウム製のコ
モンベース15にボルトB3で電動モータ6が取り付け
られ,コンベース15はボルトB1で減速機9のケース
10と共にガンブラケット2に取り付けられている。例
示した実施例では,図3の詳細図に示すように,電動モ
ータ6の出力軸18と減速機9の入力軸17の間にタイ
ミングベルト14及びギャー12及びギャー13からな
る減速手段(これは,場合によっては,たとえば減速機
付モータなどの場合には省略される)が含まれ,このコ
モンベースの内部に設けられた回転機構部には安全のた
め外側からアルミニウム製のカバーCがボルト締めによ
り取付けられている。
【0021】二本のガンアームのうち,一方のガンアー
ム5はボルトB4によりガンブラケット2に絶縁して取
付けられている。そのガンブラケット2には減速機9の
ケース10が前述したボルトB1によってコモンベース
15との間に取付けられている。他のガンアーム4は減
速機9の出力軸11にボルトB2によって取付けられて
いおり,前記出力軸11の回転駆動で揺動運動を行うガ
ンアーム(可動側アーム)である。
【0022】ガンブラケット2は減速機9の出力軸中心
3と同心に,そのまわりを360度自在に位置決めする
ことができるように,減速機9のケース側10と前記ブ
ラケット2に設けたケース嵌合部の円周方向へ複数のボ
ルトが一定のピッチ(角度)をもって設けられている。
そしてガンブラケット2の取付け角度は360度方向の
ボルト孔のピッチに合わせてセッテングした後,そのピ
ッチ孔にボルトを通しその締めつけ力で取付けられる。
したがって,ガンブラケット2はロボットRに対するX
ガンの取付け方向(取付け姿勢)を,上向き・下向き・
横向き(たとえば図2に示すガン姿勢)あるいはそれら
の任意角度の中間姿勢に取り付けができる。つまり,ガ
ンアーム5は減速機9のケース10に固定されており,
減速機のケース10はガンブラケット2に固定されてい
るから,ガンアーム5はロボットRに固定されたガンア
ーム(固定側アーム)である。
【0023】この場合,二本のガンアームの動作は,ガ
ンアーム5に対してガンアーム4が減速機9に出力軸中
心3のまわりに電極チップ7及び電極チップ8は開閉す
る揺動運動を行う。つまりガンアーム5が固定側で,ガ
ンアーム4が可動側となる。
【0024】ロボットRは,固定側アーム5の電極チッ
プ8の先端をワークの下側に確実に接触させるため,僅
かにワークを押し上げた位置でガンの位置決めを行う。
その後ガンアーム4が駆動され,ワークに電極の加圧力
が与えられ通電して溶接される。
【0025】次に,図4及び図5の実施例に示した構造
図において説明する。ガンブラケット2はベリング軸受
け16(複数個,単数個を問わず)を介してガンアーム
4に取り付けられている。ベリング軸受け16は減速機
の出力軸中心3と同心に取り付けられている。したがっ
て,ガンブラケット2は,その上に設けられたストッパ
24と共に減速機9の出力軸中心3のまわりを360度
全方向自在に位置を取ることができる。
【0026】ガンブラケット2の方向を規制するには,
減速機9のケース10に固定する位置決めストッパリン
グ25を用いる。この位置決めストッパリング25には
ガンアーム5が絶縁された状態でボルトB4によって固
定されている。この位置決めストッパリング25も減速
機9の出力軸中心3と同心に取付けられていて,前記位
置決めストッパリング25に設けられたストッパボルト
26の位置を360度全方向のわたって位置させること
ができる。
【0027】この場合,図では省略したが位置決めスト
ッパリング25はXガンの姿勢セッテング角度に合わせ
て減速機9と同心上に円周方向へ一定角度をもって設け
られた複数のネジ孔にボルトを通しその締めつけ力で固
定される。
【0028】ストッパボルト26は,位置決めストッパ
リングに位置調整可能に取り付けられている。したがっ
て,ブラケット2に設けたストッパ24とストッパボル
ト26によって,ロボットRに対するガンの取付け方向
(取付け姿勢)を上向き・下向き・横向きあるいはそれ
らの中間の姿勢に任意に取付けができる。
【0029】図5に示すように,ストッパボルト26と
ストッパ24の間には数mmの隙間Gが設けられてい
る。Xガンは位置決めストッパリング25とガンブラケ
ット2の間に取付けられた弾性手段,たとえばスプリン
グS(またはシリンダもしくはモータ等の制御手段を含
む)によってストッパボルト26とストッパ24の間に
隙間Gが開く方向の力を受ける。この数mmの隙間G
は,Xガンがワークを挟んで電極加圧力を加えるまで常
に,ストッパボルト26とストッパ24の間に存在す
る。電極加圧力を加えた時にガンアームに発生する反力
は,このスプリングSと隙間Gによって吸収される。こ
れはいわゆるイコライズモーションである。
【0030】図6は本発明の技術思想に基づく応用範囲
を具体的に発展させた例である。同は二個の駆動ユニッ
トDを備え,二本のガンアームを2軸駆動により各々独
立に駆動可能にしたものである。この場合,第一の駆動
ユニットD1の減速機9の出力軸11には,ガンアーム
4が取り付けられ,減速機9のケース10にはガンアー
ム5が取付けられている。減速機9のケース10に取り
付けられたガンアーム5には,第二の駆動ユニットD2
の減速機20の出力軸21が取り付けられ,減速機20
のケース23はガンブラケット2に固定されている。つ
まり,第二の駆動ユニットD2は減速機20のケース2
3を介してガンブラケット2にマウントされており,そ
の減速機20の出力軸21がガンアーム5に取り付けら
れている。これによって,ガン全体は駆動ユニットD2
によって減速機20の出力軸21の中心3のまわりにス
イングすることができるから,ガン全体の位置決めがで
きる。すなわち,駆動ユニットD1が可動側のガンアー
ム4のアクチュエータとして作動し,駆動ユニットD2
がサーボ制御によってガンアーム5の位置決めを行う。
つまり,駆動ユニットD2がガン全体の位置を補正す
る。すなわち,イコライズ動作ができることになる。
【0031】なお,本発明の実施例として,二本のガン
アームを二個の駆動ユニットでそれぞれ個々にサーボモ
ータ制御することで,両方の電極チップを同期した動作
でワークを同時加圧したり,電極チップの摩耗量を修正
することも本発明の技術的思想の範疇において容易に実
施することができる。
【0032】
【発明の効果】以上で説明したように,本発明装置によ
れば; 1)従来のXガンの大きな短所であった外側に見える主
軸は本発明のXガンには存在しない。 2)ガンアームの開閉動作は完全密閉構造の減速機が行
う。したがって,溶接スパッタなどの異物が侵入する恐
れはなく潤滑の問題もない。つまり,主軸の消耗に起因
する電極チップの芯ずれはこれによって解決することが
できる。 3)ガンアームの駆動装置として,駆動ユニットはXガ
ンの使用頻度や溶接スパッタ等の影響を受けないので,
設計寿命を大幅に延長することができる。 4)Xガンの仕様に様々な要求が出されても,全く同じ
駆動ユニットを使うことができる。実際に通常の自動車
ボデイー組み立てラインに使用されるXガンの場合に
は,駆動ユニットのモータパワーは一種類で済んでい
る。 5)使用者がロボットに取り付けるガンアームの姿勢を
変更したい場合に,ガンブラケットを新規に設計製作す
る必要はない。 6)標準化された駆動ユニットはガンアームに分解可能
に組み付けられているので,ガン使用者はラインで使用
している全てのXガンの保守用として,必要最小限の台
数の駆動ユニットを準備しておけばよい。これは従来型
のXガンに比べて大幅な保守費用の削減になる。
【0033】さらに,別の減速機とその駆動部をユニッ
ト化して追加することもでき,可動側及び固定側アーム
を別々のサーボ制御によりXガン全体の位置決め制御す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって,抵抗スポット溶接用
Xガンの全体を示す平面図である。
【図2】本発明装置の正面図である。
【図3】本発明のXガンにおける駆動装置の一構成例を
示す詳細断面図である。
【図4】本発明の他の実施例であって,ガンブラケット
と減速機との間にイコライズ機能を設けた場合の駆動装
置の詳細断面図である。
【図5】本発明の図4の駆動ユニットを使用したXガン
の全体を示す正面図である。
【図6】本発明装置のさらに他の実施例として2軸駆動
システムを示すもので,二本のガンアームを二つの駆動
ユニットを組み合わせて駆動する駆動装置の詳細断面図
である。
【符号の説明】
1 抵抗スポット溶接用Xガン 2 ガンブラケット 3 減速機出力軸中心 4 ガンアーム(可動側アーム) 5 ガンアーム(固定側アーム) 6 電動モータ 7 電極チップ 8 電極チップ 9 減速機 10 ケース 11 出力軸 12 ギヤー 13 ギヤー 14 ベルト 15 コモンベース 16 ベアリング軸受け 17 入力軸 18 出力軸 20 減速機 21 出力軸 22 コモンベース 23 ケース 24 ストッパ 25 位置決めストッパリング 26 ストッパボルト D 駆動ユニット S スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二本のガンアームを減速機の出力軸中心
    のまわりに,回転可能に結合した減速機を含む駆動ユニ
    ット,前記アームの先端に設けた相対する電極チップ間
    に電極加圧力のためのトルクを発生する電動モータ,そ
    のモータのトルクをガンアームの電極チップに伝達する
    ための駆動ユニットに含まれる減速機,前記モータが取
    付けられたコモンベースを備えたスポット溶接用Xガン
    において,そのコモンベースは減速機のケースまたは出
    力軸に着脱可能に取付けられ,それによって駆動機構が
    一つのユニットを構成するものであって,上記減速機の
    ケース側または出力軸をガンブラケットに支持すること
    により前記ブラケットの取付け位置をガンの向きと無関
    係にセッテング可能にした電動加圧式抵抗スポット溶接
    用Xガン。
  2. 【請求項2】 前記ガンブラケットは前記減速機の出力
    軸中心と同心上で360度方向に取付け可能にした請求
    項1のXガン。
  3. 【請求項3】 前記コモンベースは電動モータの出力軸
    と減速機の入力軸の間に連結した減速手段を含む請求項
    1のXガン。
  4. 【請求項4】 前記コモンベースは電動モータの出力軸
    と減速機の入力軸の間に連結した減速手段を密閉するも
    のである請求項1または3のXガン。
  5. 【請求項5】 前記減速機のケースまたは出力軸を軸受
    けを介してガンブラケットに支持することによりXガン
    全体のイコライズ動作を可能とし,しかも前記ガンブラ
    ケットと前記減速機のケースまたは出力軸との間にXガ
    ン全体の位置決めストッパ手段を設けた請求項1のXガ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記位置決めストッパ手段は前記減速機
    の出力軸中心と同心上で任意角度をもって取付け可能に
    した請求項5のXガン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002239740A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Honda Motor Co Ltd X形溶接ガン装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002239740A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Honda Motor Co Ltd X形溶接ガン装置

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