JPH10713A - 積層シートおよびそれを用いたおむつ,生理用品 - Google Patents

積層シートおよびそれを用いたおむつ,生理用品

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JPH10713A
JPH10713A JP8116796A JP11679696A JPH10713A JP H10713 A JPH10713 A JP H10713A JP 8116796 A JP8116796 A JP 8116796A JP 11679696 A JP11679696 A JP 11679696A JP H10713 A JPH10713 A JP H10713A
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elastic
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stretchable
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隆行 木村
Hiroyuki Mitsuzuka
裕行 三塚
Masato Doi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつ,生理用品製造機械適性、着用感のい
ずれにも優れた、おむつ,生理用品用部材に好適な積層
シートおよびそれを用いたおむつ,生理用品を提供す
る。 【解決手段】 メタロセン触媒を用いて重合した、密度
が0.910g/cm3以下の直鎖低密度ポリエチレン
からなる弾性フィルムの片面又は両面に、ポリプロピレ
ンスパンボンド不織布又はポリプロピレンを含む複合ス
パンボンド不織布からなる一方向伸縮性不織布を積層す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層シートおよびそ
れを用いたおむつ,生理用品に関する。さらに詳しく
は、おむつ,生理用品用部材、たとえばバックシート、
ウエストバンド(延長テープ、サイドフラップとも呼称
される)、ファスニングテープ、立体ギャザー等に好適
に用いられる積層シートおよびそれを用いたおむつ,生
理用品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、使い捨ておむつ,生理用品が用い
られているが、それはバックシート、ウェストバンド
(延長テープ、サイドフラップとも呼称される)、ファ
スニングテープ、立体ギャザー等の部材からなってい
る。これらの部材はいずれもおむつ製造機械適性及び着
用感に優れることが要請されるが、以下便宜上、代表例
としてバックシートについて説明する。使い捨ておむつ
のバックシートは、尿の漏れ防止の目的から、低密度ポ
リエチレン(LDPE)等の不透水性合成樹脂フィルム
単体が一般的に用いられてきたが、最近、実用的効果に
加え着用感の改善が求められている。このような問題を
解決するため、例えば以下のような提案がなされ
ている。 不透水性合成樹脂フィルムと不織布とを積層したもの
(実開昭59−149903号公報) 前記の欠点を解決するため、開放性自由空間を有す
る部分接着に変更して着用時のフィルム音を解消したも
の(実公平2−46338号) メタロセン触媒を用いて共重合させた直鎖低密度ポリ
エチレン(LLDPE)に無機充填剤を配合したフィル
ムを延伸加工して透湿性を付与した使い捨ておむつの液
防漏材(特開平7−118431号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、において
は、布的外観をだすためフィルムに不織布を積層してい
るが、全面接着しているので硬く、着用時カサカサとい
う音が発生する。また、伸縮性が無いため着用時のフィ
ット感に欠け、柔らかさも未だ不十分である。におい
ては、音の問題は解消されているものの着用感について
考慮がされておらず、使用樹脂も特定されていない。
においては、弾性回復性によるフィット感を提案してい
るが、フィルム単体であるため、布ライクな柔らかい風
合いに欠ける。また、ウェストバンド(延長テープ、サ
イドフラップとも呼称される)、ファスニングテープ、
立体ギャザーについては、着用時のフィット感を高める
ため、伸縮性素材が要望され、例えばポリウレタンスパ
ンボンド不織布や、ゴム等の弾性糸やポリウレタンフィ
ルムを基材として用いてストレッチ性を付与したものが
商品化されている。これらの伸縮性素材は縦方向及び横
方向にも伸縮性があるため、おむつ,生理用品の製造工
程でそのまま使用すると、縦方向に材料が伸びて通常の
加工速度ではテンション調整が困難で安定性に欠け、歩
留りが悪く、加工速度を下げると生産性が著しく低下す
る問題があった。このため、伸縮性素材の縦方向の伸び
を抑えるため非伸縮性の素材を予め積層する必要があ
り、積層による柔らかさの低下、積層材料、積層加工に
よるコストアップとならざるを得なかった。
【0004】本発明は、上述の問題に鑑みなされたもの
であり、おむつ製造機械適性、および着用感のいずれに
も優れた、おむつ,生理用品用部材として好適に用いら
れる積層シートおよびそれを用いたおむつ,生理用品を
提供することを目的とする。すなわち、(1)伸縮性不
織布と弾性フィルムとを積層一体化することにより、着
用時のフィット感に優れ、布ライクな柔らかさを有した
積層シートおよびそれを用いたおむつ,生理用品並びに
それらの部材を提供すること、(2)伸縮性フィルムを
押出成形しながら伸縮性不織布と積層一体化することに
より、経済性に優れた積層シートおよびそれを用いたお
むつ,生理用品並びにそれらの部材を提供すること、
(3)機械方向には伸びにくい一方向伸縮性不織布を用
いることにより、おむつ製造機械適性に優れた積層シー
トおよびそれを用いたおむつ,生理用品並びにその部材
を提供すること、をそれぞれ目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、伸縮性素材の片面または両面に、
一方向伸縮性不織布を積層してなることを特徴とする積
層シートが提供される。
【0006】また、その好ましい態様として、前記伸縮
性素材が、メタロセン触媒を用いて重合した、密度が
0.910g/cm3 以下の直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)からなる弾性フィルムであることを特徴
とする積層シートが提供される。
【0007】また、その好ましい態様として、前記伸縮
性素材が、伸縮性不織布であることを特徴とする積層シ
ートが提供される。
【0008】また、その好ましい態様として、前記一方
向伸縮性不織布が、横方向にのみ伸縮性を有するポリプ
ロピレンスパンボンド不織布又はポリプロピレンを含む
複合スパンボンド不織布であることを特徴とする積層シ
ートが提供される。
【0009】また、その好ましい態様として、前記伸縮
性素材の片面または両面が、一方向伸縮性不織布と部分
的に接合されていることを特徴とする積層シートが提供
される。
【0010】また、前記積層シートからなることを特徴
とするおむつ,生理用品用部材が提供される。
【0011】さらに、前記おむつ,生理用品用部材を用
いたことを特徴とするおむつ,生理用品が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 I.積層シート 本発明の積層シートは、伸縮性素材の片面又は両面に、
一方向伸縮性不織布を積層してなり、その好ましい態様
として、伸縮性素材の片面または両面が一方向伸縮性不
織布と部分的に接合されていることを特徴とする物であ
る。 1.伸縮性素材 本発明の伸縮性素材は、おむつ,生理用品が体にフィッ
トし易くするための、およびウエストバンドのようにお
むつが緩まないように固定するための部材に対し、伸縮
性を与えるために用いられる。本発明に用いられる伸縮
性素材としては、伸縮性を有するものであれば特に制限
はないが、たとえば弾性フィルム,伸縮性不織布を挙げ
ることができる。
【0013】(1)弾性フィルム 本発明に用いられる弾性フィルムとしては、特に制限は
ないが、たとえば、オレフィン系(TPO),ポリエス
テル系(TPEE),ポリアミド(TPAE),塩化ビ
ニル系(TPVC)等の熱可塑性エラストマー、ポリウ
レタン樹脂,合成ゴム配合ポリオレフィン,エラスティ
ックポリオレフィン(EPO),スチレン系エラストマ
ー,メタロセン触媒を用いて共重合させたエチレン・α
−オレフィン共重合体樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)とを
ブレンドした組成物、低密度(LD)/直鎖状低密度
(LL)/低密度(LD)等の多層フィルムからなるフ
ィルム等を挙げることができるが、おむつ,生理用品着
用時のフィット感,風合いから、メタロセン触媒を用い
て共重合させた、密度が0.910g/cm3 以下の直
鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましい。密
度が0.910g/cm3 を超えると、十分な伸縮性が
得られず、おむつ,生理用品着用時のフィット感が損な
われる。LLDPEフィルムは弾性を保持すれば、単体
である必要はなく、製膜安定性、粘着防止等の加工適性
を改善するため、例えばLDPEを配合したものであっ
てもよい。また多層フィルムにしてもよい。また、この
LLDPEを用いることの他の利点として、安価であ
り、樹脂として経済性が高いこと、ポリオレフィン系樹
脂であるため廃棄時の安全性が高いこと、ポリプロピレ
ンスパンボンド不織布との積層加工性が良好で、押出ラ
ミネート加工,熱エンボスラミネート加工が可能で経済
性が高いこと、およびヒートシール性に優れていること
などがある。
【0014】そのフィルムの厚さとしては特に制限はな
いが、5〜150μmが好ましく、10〜70μmがさ
らに好ましい。150μmを超えると、着用感および経
済性が低下する。5μm未満であると、ピンホールが発
生してフィルムが安定して得られず、強度も不足する。
【0015】成形法としては、特に制限はなく、たとえ
ばインフレーション法、キャスティング法など通常の連
続フィルム成形法を用いることができる。
【0016】(2)伸縮性不織布 本発明に用いられる伸縮性不織布としては、伸縮性を有
するものであれば、特に制限はない。たとえばポリオレ
フィン,ポリウレタン,ポリエステル,ナイロン等のス
パンボンド不織布を伸縮加工したものを挙げることがで
きる。具体的には、ポリオレフィン,ポリウレタンのス
パンボンド不織布、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)系潜在捲縮繊維を加熱して伸縮性を付与した不織
布、スチレン系エラストマーのメルトブロー不織布など
を挙げることができる。目付としては、15〜80g/
2 が好ましく、20〜50g/m2 がさらに好まし
い。80g/m2 を超えると風合いが硬くなり着用感が
低下し、15g/m2 未満であると不織布の強度が不足
する。
【0017】2.一方向伸縮性不織布 本発明において一方向伸縮性不織布は、積層シートをお
むつ,生理用品用部材に使用した場合、おむつ製造機械
適性を向上させ、かつ、バックシート,ウエストバンド
等に伸縮性を付与するために用いられる。本発明に用い
られる一方向伸縮性不織布としては、前記伸縮性不織布
の中で一方向伸縮性不織布を有するものを用いることが
できる。
【0018】本発明に用いられる一方向伸縮性不織布
は、主として、熱可塑性樹脂の繊維からなり、互いに直
交する二方向において、それぞれ後述する特定の、伸び
率、10%伸長回復率の比、横方向の30%伸長回復
率、および10%伸び応力の比を有していることが好ま
しい。
【0019】素材 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の素材として
は、特に制限はないが、たとえばポリオレフィン系樹
脂,ポリエステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリアク
リル系樹脂,ハロゲン含有ポリビニル系樹脂,ゴム系樹
脂及びそれらの混合物を挙げることができる。おむつ,
生理用品等への使用に際し、撥水性,柔軟性,リサイク
ル性を考慮すると、エラストマー成分を含まないポリオ
レフィン,およびポリエステル樹脂が好ましい。中でも
ポリプロピレン系樹脂が特に好ましい。このポリプロピ
レン系樹脂としては、たとえばホモポリプロピレン、プ
ロピレンとα−オレフィン(エチレン等)とのランダム
共重合体を挙げることができる。また、これらの材料中
には、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネイト等
の異種ポリマーが少量添加されていてもよい。更に、必
要に応じて、難燃剤、顔料、帯電防止剤、耐候性向上剤
等の添加剤を混合してもよい。ポリプロピレン系樹脂の
分子量については、特に制限はない。なお、本発明にお
いて、熱可塑性樹脂の融点の温度とは、DSCを用い、
昇温速度10℃/分で測定した融解吸収曲線の極値を与
える温度をいう。
【0020】また、不織布を構成する糸径は、通常5〜
100μm、好ましくは10〜50μmである。糸径が
5μmより細い場合には、糸切れが生じやすくなり、か
つ繊維自体の生産が困難になる。また100μmより太
い場合には、不織布の風合いが硬くなる。
【0021】伸び率 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の伸び率として
は、互いに直交する2方向、たとえば縦横方向の伸び率
として、横方向が100〜500%が好ましく、120
〜300%がさらに好ましい。なお、ここで縦方向とは
不織布製造時に原反を巻き取る長手方向で、横方向とは
縦方向に直交する方向をいう。縦方向は70%以下が好
ましく、50%以下がさらに好ましく、中でも30%以
下が最も好ましい。横方向の伸び率が100%未満であ
ると十分な伸縮性が得られず、500%を超えると原反
が伸びきって回復しない。また縦方向の伸び率が70%
を超えるとおむつ,生理用品製造機に対する機械適性が
悪化する。ここで、伸び率とは、JIS−L−1096
に準拠し、幅5cm,長さ20cmの試験片を、つかみ
間隔10cm、引張速度30cm/分で引張り、破断す
るまでの原反の伸びを、つかみ間隔10cmに対する割
合(%)で示したものをいう。
【0022】直交する二方向の10%伸長回復率の比 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の、互いに直交
する二方向、たとえば縦横方向の10%伸長回復率の比
(SMD/STD)としては、0.9以下であることが
好ましい。0.9を超えると、おむつ,生理用品製造機
に対する機械適性が悪化する。本発明における10%伸
長回復率(S10)は、以下のようにして求められる。
すなわち、JIS−L−1096に準拠し、幅5cm,
長さ20cmの試験片を、つかみ間隔間隔10cm、引
張速度10cm/分で1cmだけ伸長し、そのまま1分
間放置後、10cm/分の速度で弛緩させる。この弛緩
の過程で応力が零になった時の残留伸び(Lmm)を記
載紙より読み取り、次式により求められる。 10%伸長回復率(%)=[(10−L)/10]×1
00
【0023】横方向の30%伸長回復率(S30) 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の、横方向の3
0%伸長回復率(S30)は、70%以上が好ましく、
80%以上がさらに好ましく、中でも90%以上がもっ
とも好ましい。70%未満であると十分な伸縮性を得る
ことができない。
【0024】直交する二方向の10%伸び応力の比 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の、互いに直交
する二方向、たとえば縦横方向の10%伸び応力の比
(FMD/FTD)は10以上が好ましく、20以上が
さらに好ましい。10未満であると、縦方向に低い応力
で伸びることになり、おむつ,生理用品製造機に対する
機械適性が悪化するため、又は横方向に伸ばすために必
要な力が大きくなるため、たとえばおむつとして使用す
る際、ウエストバンド等の要求性能を満たさないおそれ
がある。本発明における10%伸び応力(F10)と
は、JIS−L−1096に準拠し、幅5cm,長さ2
0cmの試験片を、つかみ間隔間隔10cm、引張速度
10cm/分で1cmだけ伸長した時の応力をいう。従
って、F10が大きいほど、加工時に伸びにくく、機械
適性に優れていることを意味する。
【0025】目付 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の目付として
は、特に制限はないが、15〜80g/m2 が好まし
く、20〜50g/m2 がさらに好ましい。80g/m
2 を超えると、硬くなり着用感が低下し、経済性も低下
する。15g/m2 未満であると不織布が安定して得ら
れず、強度も不足する。
【0026】製造方法 本発明に用いられる一方向伸縮性不織布の製造方法とし
ては、特に制限はないが、たとえば主な工程として、ウ
ェブの作製工程、必要に応じた熱融着工程、および一軸
延伸工程を含んでいるものを挙げることができる。 (i)ウェブの作製工程 上述のように、本発明に用いられる一方向伸縮性不織布
の素材としては、エラストマーを含まないポリオレフィ
ン樹脂が好ましく、中でもポリプロピレン系樹脂が特に
好ましい。この、主としてポリプロピレン系樹脂の繊維
からなるウェブには、他の繊維が混入されていてもよ
い。例えば、ポリエチレン等のポリプロピレン以外のポ
リオレフィン繊維、PET等のポリエステル繊維、ポリ
アミド繊維、レーヨン繊維等が混入可能である。ウェブ
の作製方法としては、特に制限はなく、たとえば、長繊
維の場合はスパンボンド法などがあり、短繊維の場合
は、ステープルファイバーをカード機に通してウェブ化
する方法などがある。
【0027】(ii)熱融着工程 上記で得られたウェブを不織布にするための一つの例と
して、熱融着方法を挙げることができる。具体的には、
エンボスロールを使用した熱エンボス加工を好適例とし
て挙げることができる。融点160℃のポリプロピレン
系繊維からなるウェブを用いた場合、加工温度は、12
0〜160℃が好ましい。120℃より低い場合には、
融着が不十分となって、毛羽立ち、ほつれ等が生じやす
くなる。また、160℃より高い場合には、融着部の穴
あきや周辺部の繊維の溶融による風合いの低下や原反の
熱ロールへの巻きつきによる機械の停止等が生じるおそ
れがある。
【0028】この熱融着の際の圧着率は特に制限はない
が、3〜30%が適当である。3%より下の場合には繊
維の脱落が起きる可能性があり、また30%より大きい
場合には風合いが硬くなったり、用途によっては透液性
や通気性が低下するおそれがある。なお、熱融着以外の
繊維間の接合方法、例えばニードルパンチ法、ウォータ
ーニードル法等を用いることもできるが、生産速度が遅
い、設備が大規模になる等の不都合を生ずることがあ
る。
【0029】(iii)一軸延伸工程 一軸延伸の具体的方法としては、例えばロール式延伸
法、テンター式延伸法等を挙げることができる。融点1
60℃のポリプロピレン系樹脂の繊維からなるウェブを
用いた場合、延伸温度は、100〜150℃が好まし
く、120〜140℃が特に好ましい。100℃未満で
あると原反の伸びが足りなくなって切れてしまう。ま
た、延伸温度が150℃を超えると、繊維が溶融状態に
近くなり、不織布表面に延伸ロール表面が転写されて表
面がフィルム状になったり、風合いが硬くなったりす
る。
【0030】延伸時の延伸倍率は1.4〜4倍とするこ
とが好ましい。1.4倍未満であると、延伸による繊維
の配向(並び替え)が十分に発生せず、繊維の流れ方向
(本願でいう縦方向)の強度が得られないばかりか、横
方向の伸縮性も少なくなる。4倍を超えると原反が裂け
たり、ひどい場合は破断することがある。また、一軸延
伸時、図1に示すように不織布2を熱炉3に展開するた
めのニップロール1の間隔(ニップ間距離)は、未延伸
不織布の原反幅の0.5〜10倍、好ましくは1〜5倍
とする。0.5倍未満であると横方向に縮む力が十分に
発生せず、単なる縦延伸となり、幅方向への伸縮性が生
まれない。10倍を超えると横方向に縮む力が強すぎ、
有効な製品幅が得られない。以上、説明したように、本
発明に用いられる一方向伸縮性不織布の具体例として
は、加工適性、廃棄時の安定性、経済性等からポリプロ
ピレン(PP)スパンボンド不織布又は、ポリプロピレ
ンを含む複合スパンボンド不織布が最も好ましい。
【0031】3.積層方法 本発明において、伸縮性素材の片面又は両面に、一方向
伸縮性不織布を積層する方法としては、特に制限はな
く、例えば、ドライラミネート,ウェットラミネート,
押出ラミネート,サーマルラミネート,ホットメルトラ
ミネート,等の通常のラミネート方法を挙げることがで
きる。中でも、加工性,経済性からTダイ成形機で弾性
樹脂を成膜しながら伸縮性不織布と積層一体化する押出
ラミネート、および、エンボスロール等を使用した一方
向伸縮性不織布と伸縮性素材とを部分的に接合するサー
マルラミネート法の一種(所謂エンボスラミネート法)
が好ましい。すなわち、より大きな一方向伸縮性と積層
体の柔軟性を保持するには、エンボスラミネート法によ
り伸縮性素材の片面もしくは両面に、または、押出ラミ
ネート法により伸縮性素材の片面に一方向伸縮性不織布
を積層する方法が好ましい。さらに、エンボスラミネー
ト法の場合、特に弾性フィルム等の伸縮性素材が、その
素材自身の軟化点以下に冷却された状態で、一方向伸縮
性不織布と部分的に接合させた方が、積層体の伸縮性、
柔軟性を保持できるので好ましい。なお、伸縮性素材の
両面に一方向伸縮性不織布を接合する場合は、各面の積
層法が異なっていても良い。
【0032】4.積層シートの伸縮性 本発明の積層シートの伸縮性は、たとえばおむつ,生理
用品製造時の機械適性及びおむつ,生理用品のストレッ
チ性を支配する重要な特性である。 (1)おむつ,生理用品製造機械適性(縦方向の難伸縮
性) おむつ,生理用品製造時は、縦方向に伸びにくい材料で
あることが必要である。伸びやすいとテンションにより
製品不良となる。すなわち原反の幅が収縮し、ライント
ラブルが発生して生産性の低下、不良率の上昇につなが
る。非伸縮性の材料の場合は、テンションが安定し容易
に調整可能であるが、伸縮材料をかける場合は、テンシ
ョンが、安定しにくく上記の問題が発生する。
【0033】(2)ストレッチ性 たとえば、おむつ,生理用品のストレッチ性は、着用時
のフィット感や安定感を高めることができる。ストレッ
チ性があると、おむつ,生理用品が身体の動きに追従で
きるので、尿の漏れ防止性能に加えて、着用感を高める
ことができる。
【0034】(1)および(2)の相反する性質を解決
する方策として、本発明においては、縦方向には伸びに
くく、横方向には伸縮性を有する一方向伸縮性伸縮シー
トを用いている。縦方向の伸びは、おむつ,生理用品製
造機械の性能にもよるが、前記JIS−L−1096に
規定された縦方向の破断伸び率が70%以下であること
が好ましく、30%以下がさらに好ましい。
【0035】横方向の伸縮性は、前記JIS−L−10
96に規定された横方向の破断伸び率が100〜500
%であることが好ましく、120〜300%であること
がさらに好ましい。また、30%伸長回復率は、70%
以上が好ましく、80%以上がさらに好ましく、中でも
90%以上が最も好ましい。横方向の破断伸び率が10
0%未満であると、また30%伸長回復率が70%未満
であると、たとえば使い捨ておむつ用部材に用いた場合
に十分な伸縮性を得ることができない。
【0036】II.おむつ,生理用品用部材 上記積層シートは、おむつ,生理用品用部材に好適に用
いられる。使い捨ておむつ用部材としては、図1に示す
ようにバックシート1、およびウェストバンド(延長テ
ープ)2がある。 (1)バックシート おむつ,生理用品本体は、表裏一体をなすトップシート
(身体側)とバックシート(衣服側)、から構成され
る。防水材、防漏材とも呼ばれ、トップシートが吸収し
た尿等の体液を外側に漏らさない機能を受け持つ。通
常、柔軟性に富む低密度ポリエチレンが主成分のフィル
ムが用いられる。本発明の積層シートを用いることによ
り、臀部にフィットし、運動しても漏れにくく、装着時
の違和感、ガサガサ感をなくすことができる。 (2)ウェストバンド(延長テープ、サイドフラップと
呼称されることもある) ウエストバンドは、おむつ,生理用品が脱げないように
腰回りを固定する着脱テープ(通常、粘着テープが用い
られる)と本体とを結ぶ帯状のもので、先端に着脱テー
プを取り付ける。おむつ,生理用品の形態によっては、
延長テープとも呼ばれる。フィット感を持たせるためス
トレッチ性素材が用いられることもある。本発明の積層
シートを用いることにより、腰部にフィットし、運動し
てもずれにくく、かつ漏れにくく、適度な伸縮性によっ
て締つけ感をなくすことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によってさらに具体的
に説明する。 [実施例1]積層シートの材料として、一方向伸縮性不
織布ポリプロピレンスパンボンド不織布(出光石油化学
社製:商品名「ストラテック」VW2025,目付25
g/m2 )と弾性フィルム(メタロセン触媒を使用して
重合した密度が0.870g/cm3 のLLDPE(ダ
ウケミカル社製:商品名「AFFINITY」EG81
00))とを用いた。前記LLDPEをTダイ成形機で
押出成形(成形条件:ダイス設定温度280℃、押出量
30kg/h、ダイス幅 35cm、引取(ラミ)速
度 80m/分)しながら、不織布と貼り合わせて積層
した。積層品のLLDPEフィルムの平均厚さは20μ
mであった。不織布が縦方向には伸びないため、通常の
積層シートと同様に積層し、巻き取ることができた。
【0038】[実施例2]弾性フィルムとして、LLD
PE樹脂(ダウ・ケミカル社製:商品名「AFFINI
TY」EG8200)をTダイ成形で厚み20μmフィ
ルムとしたものを用い、かつ一方向伸縮性不織布とし
て、実施例1で用いた、横(幅)方向に伸縮性を有す
る、ポリプロピレンスパンボンド不織布(出光石油化学
社製:商品名「ストラテック」VW2025,目付25
g/m2 )を用いた。積層方法は、前記弾性フィルムの
両面に前記一方向伸縮性不織布を重ねて、エンボス柄が
ピンクタイプの加熱ロール(エンボス面積率12%,ロ
ール温度110℃,ロール線圧60kg/cm)を用い
て、ラミネート速度:10m/分で積層一体化して弾性
フィルムと一方向伸縮性不織布が部分的に接合された一
方向伸縮性三層シートを作製した。 [実施例3]前記LLDPE樹脂(ダウ・ケミカル社
製:商品名「AFFINITY」EG8200)を実施
例1と同様にTダイで押出成形しながら、片面を実施例
1で用いた一方向伸縮性不織布と軟化溶融状態で積層一
体化した。次に、前記積層シートの弾性フィルム側に厚
さが20μmの実施例2で用いた弾性フィルムを実施例
2と同様な方法で部分接合で一体化して、一方向伸縮性
三層シートを作製した。 [実施例4]実施例2において、弾性フィルムの片面の
みに一方向伸縮性不織布を重ねて積層一体化したこと以
外は、実施例2と同様にした。 [比較例1]実施例1において、弾性フィルムの代わり
に非弾性フィルム(メタロセン触媒を使用して重合した
密度が0.935g/cm3 のLLDPE(ダウケミカ
ル社製:商品名「AFFINITY」HF1030))
に変えたこと以外は実施例1と同様にした。
【0039】[比較例2]実施例1において、一方向伸
縮性不織布の代わりに、非伸縮性ポリプロピレンスパン
ボンド不織布(出光石油化学社製:商品名「ストラテッ
ク」RW2025,目付25g/m2 )に変えたこと以
外は実施例1と同様にした。
【0040】[比較例3]実施例2において、弾性フィ
ルムとして、前記LLDPE(ダウケミカル社製:商品
名「AFFINITY」EG8200)の代わりにLL
DPE(同社:商品名「AFFINITY」EG810
0)を、また、不織布として前記ポリプロピレンスパン
ボンド不織布(出光石油化学社製:商品名「ストラテッ
ク」VW2025)の代わりに、前記非伸縮性ポリプロ
ピレンスパンボンド不織布(出光石油化学社製:商品名
「ストラテック」VW2025)を用いたこと以外は実
施例2と同様にした。
【0041】[実施例5]前記非伸縮性ポリプロピレン
スパンボンド不織布(出光石油化学社製:商品名「スト
ラテック」VW2025)と、前記LLDPE(ダウケ
ミカル社製:商品名「AFFINITY」EG820
0)とを重ねて、加熱フラットロール(ロール温度11
0℃、ロール線圧60kg/cm)を用いてラミネート
速度10m/分で積層一体化して、弾性フィルムと一方
向伸縮性不織布が前面的に接合された一方向伸縮性二層
シートを作製した。
【0042】実施例1〜5および比較例1〜3で得た前
記積層シート、およびフィルムをサイドフラップに用い
ておむつ製造機械で大人用パンツタイプおむつを製造
し、得られた積層シートの伸縮性、柔軟性、製造機械適
性、着用感を以下のようにして評価した。その評価結果
を表1に示す。なお、積層シートの場合は、おむつ装着
時、不織布が外側になるようにした。 (1)伸縮性 伸縮性を評価するため、30%伸長回復率、破断伸び率
を以下のようにして測定した。 30%伸長回復率:JIS−L−1096に準拠し
た。 破断伸び率:JIS−L−1096に準拠した。 (2)柔軟性 シートの柔軟性を10名の成人(モニター)の判断結果
を総合して評価した。二層品と三層品に分けて評価し
た。 二層品の評価 実施例1,4,5および比較例1,2のサンプルをモニ
ターが1〜5点の五段階で判断した。すなわち、最も柔
軟性が高いと判断した場合を1とし、最も硬いと判断し
た場合を5とし、その中間を2〜4とした。各サンプル
について10人のモニターがつけた点数のうち最大値、
最小値をつけた人を除いた8人の点数を合計し、合計値
の最小のサンプルから、柔軟性のある順にA〜Eの五段
階でランク付けした。すなわち、トータルの判断として
最も柔らかい場合をA、最も硬い場合をEとしその中間
をB〜Dとした。 三層品の評価 実施例2,3および比較例3について、前記と同様の
方法で評価した。 (3)おむつ製造機械適性 3層シートを大人用の使い捨ておむつのサイドフラップ
に使用して、非伸縮性フィルムを用いた時の製造ショッ
ト数と同じ速度(160ショット/分)でおむつを1時
間製造して、サイドフラップ材変更による影響、トラブ
ル発生回数から下記3段階で評価した ○:トラブル回数 0 △:トラブル回数 1〜5 ×:トラブル回数 6以上 (4)着用感試験 サイドフラップに伸縮性3層シートを使用した大人用の
使い捨ておむつのフィット感を成人男子10人による着
用テストで、サイドフラップでおむつをしっかり留める
ことができるおむつを着用して、立つ、坐る、歩く、小
走りする等の諸動作を行った際、おむつがずれる等の不
具合の有無、および触感により判断、下記3段階で官能
評価した。 ○:8人以上が良好と判断 △:3〜7人が良好と判断 ×:1〜2人が良好と判断
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
伸縮性、柔軟性、おむつ,生理用品製造機械適性、着用
時のフィット感のいずれにも優れた、おむつ,生理用品
用部材に好適な積層シートおよびそれを用いたおむつ,
生理用品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層シートを好適に使用することがで
きる使い捨ておむつの各部分を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1 バックシート 2 ウェストバンド(延長テープ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 17/00 D06M 17/00 L (72)発明者 土井 正人 東京都中央区銀座4丁目12番18号 出光石 油化学株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性素材の片面または両面に、一方向
    伸縮性不織布を積層してなることを特徴とする積層シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記伸縮性素材が、メタロセン触媒を用
    いて重合した、密度が0.910g/cm3 以下の直鎖
    状低密度ポリエチレン(LLDPE)からなる弾性フィ
    ルムであることを特徴とする請求項1記載の積層シー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記伸縮性素材が、伸縮性不織布である
    ことを特徴とする請求項1記載の積層シート。
  4. 【請求項4】 前記一方向伸縮性不織布が、横方向にの
    み伸縮性を有するポリプロピレンスパンボンド不織布又
    はポリプロピレンを含む複合スパンボンド不織布である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の積
    層シート。
  5. 【請求項5】 前記伸縮性素材の片面または両面が、一
    方向伸縮性不織布と部分的に接合されていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の積層シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の積層
    シートを用いたことを特徴とするおむつ,生理用品用部
    材。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のおむつ,生理用品用部材
    を用いたことを特徴とするおむつ,生理用品。
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