JPH1071369A - 缶体の外面クリーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】缶体に付着する汚れやシーリングコンパウンド
の細片を確実且つ迅速に除去することができる缶体の外
面クリーナを提供する。 【解決手段】缶体Ｗを横倒姿勢で搬送する搬送コンベア
３を設ける。搬送コンベア３に対向して延設されて缶体
Ｗの周壁に当接する逆転動作付与手段４を設ける。搬送
コンベア３と逆転動作付与手段４とによって転がり方向
に対して逆転方向に転動されつつ搬送される缶体Ｗの外
面に当接して拭き取り掃除する拭き取り手段５を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、缶体の外面を拭き
取り掃除する缶体の外面クリーナに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、飲料缶、食缶等、内容物が充填さ
れた後に缶蓋が巻き締められて閉蓋された缶体は、その
取扱い工程で周壁に異物が付着して汚れとなる場合があ
る。また、缶蓋は、シーリングコンパウンドを介して缶
体に巻き締められるが、この巻締部にシーリングコンパ
ウンドが細片となって付着して外観が見苦しくなること
がある。

【０００３】従来、缶体に付着するシーリングコンパウ
ンドの細片等は、目視によって確認したものを、手作業
で拭き取っていた。

【０００４】しかし、缶体の汚れやシーリングコンパウ
ンドの細片は、微細な場合に見落とすことがあり、また
それらを取り除くための作業効率も悪いという不都合が
ある。

【０００５】そこで、缶体の汚れやシーリングコンパウ
ンドの細片の拭き取り作業を自動的に行うことができる
装置が望まれていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、缶体の汚れやシーリングコンパウンドの
細片を確実且つ迅速に除去することができる缶体の外面
クリーナを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、円柱状の缶体を、その軸方向を水平と
する横倒姿勢で該軸と直交する方向に搬送しつつ該缶体
の外面を拭き取り掃除する缶体の外面クリーナであっ
て、投入部から投入された缶体の周壁に下方から当接し
て無端回動され、該缶体を排出部に向かって強制的に搬
送する搬送ベルトを備える搬送コンベアと、該搬送コン
ベアに対向して缶体の搬送方向に延設され、摩擦をもっ
て缶体の周壁に上方から当接して前記搬送ベルトによる
強制搬送により缶体を転がり方向に対して逆転させる逆
転動作付与手段と、前記搬送コンベアの搬送ベルトに沿
って延設され、該搬送ベルトと逆転動作付与手段とによ
って逆転されつつ搬送される缶体の外面に当接して拭き
取り掃除する拭き取り手段とを備えることを特徴とす
る。

【０００８】本発明によれば、前記缶体を搬送しつつ前
記拭き取り手段により缶体外面が拭き取り掃除される。
前記缶体は、横倒姿勢で下方に当接された前記搬送コン
ベアによって強制的に搬送されるとき、上方に前記逆転
動作付与手段が当接されている。これにより、缶体は、
搬送コンベアと逆転動作付与手段との間で転がり方向に
対して逆転方向に転動されつつ搬送方向に移動される。

【０００９】そして、搬送コンベアの搬送ベルトに沿っ
て前記拭き取り手段が設けられているので、逆転しつつ
移動される缶体は、その外周面が全周にわたって拭き取
り手段に擦りつけられる。このように、本発明によれ
ば、缶体が投入部から排出部に向かって搬送することに
よって、缶体の外面全周を拭き取り手段に擦りつけて、
缶体外面に付着する汚れや塵等を確実且つ迅速に除去す
ることができる。

【００１０】本発明における一態様として、前記缶体
は、その端部周縁にシーリングコンパウンドを介して缶
蓋を巻き締めることによって形成された巻締部を備え、
前記搬送ベルトは該缶体の巻締部を除く該缶体の周壁の
外面に当接し、前記拭き取り手段は該缶体の巻締部に当
接して該巻締部に付着残存するシーリングコンパウンド
の細片を除去することを特徴とする。

【００１１】このように、前記拭き取り手段を缶体の巻
締部に当接するように設けておくことにより、搬送ベル
トと逆転動作付与手段とによって転がり方向に対して逆
転方向に転動されつつ搬送される缶体の巻締部が全周に
わたって拭き取り手段に擦りつけられるので、缶体の巻
締部に残存するシーリングコンパウンドの細片を確実且
つ迅速に除去することができる。

【００１２】また、本発明における他の態様として、前
記搬送コンベアは、前記缶体の周壁の両側に当接する所
定間隔を存して一対の搬送ベルトを備え、前記拭き取り
手段は両搬送ベルトの間に設けられて缶体の周壁の外面
に当接されることを特徴とする。

【００１３】これにより、一対の搬送ベルトによって搬
送される缶体は、搬送ベルトと逆転動作付与手段とによ
って転がり方向に対して逆転方向に転動されつつ両搬送
ベルトの間に延設された拭き取り手段に周壁の全周を擦
りつけられるので、缶体の周壁に付着する汚れ等を確実
且つ迅速に除去することができる。

【００１４】また、本発明においては、前記拭き取り手
段は、缶体の搬送方向と逆方向に無端回動される無端状
の拭き取りベルトと、該拭き取りベルトを駆動する駆動
手段とを備えてなることを特徴とする。

【００１５】このとき、前記拭き取り手段は、前記拭き
取りベルトを洗浄液に浸漬する洗浄液浸漬手段を備える
ことが好ましい。

【００１６】前記拭き取りベルトは、前記駆動手段によ
って缶体の搬送方向と逆方向に回動される。前述したよ
うに缶体は搬送ベルトと逆転動作付与手段とによって逆
転しつつ搬送されており、このとき拭き取りベルトが搬
送方向と逆方向に移動して缶体の外面に摺接される。こ
れにより、缶体と拭き取りベルトとが互いに摺接される
距離を相対的に長くすることができるので、缶体の外面
に付着する汚れや塵の拭き取り効率を向上させることが
できる。

【００１７】また、前記洗浄液浸漬手段を設けることに
より、缶体の外面の汚れや塵の拭き取り作業を行いなが
ら、拭き取りベルトに転移された汚れや塵を洗い取って
その拭き取り効果の低下を防止することができると共
に、拭き取りベルトに洗浄液を含浸させて缶体の外面の
汚れや塵の除去を効率良く行うことができる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図１は本発明の一実施装置を示す説明的
側面図、図２は図１のII−II線断面図、図３は本発明の
他の実施装置の概略構成を示す説明的斜視図である。

【００１９】本発明の一実施装置であるクリーナＡは、
缶蓋Ｘが巻き締められたことによって一端部に巻締部Ｙ
（図２参照）が形成された缶体Ｗを横倒状態で搬送し
て、缶蓋Ｘの外周に残余するシーリングコンパウンドの
細片（図示せず）を拭き取り除去するものである。

【００２０】図１に示すように、クリーナＡは、缶体Ｗ
の搬送方向の上流側の投入部１と下流側の排出部２とに
わたって設けられた搬送コンベア３と、該搬送コンベア
３の上方に対向して延設された逆転動作付与手段４と、
搬送コンベア３の往路に沿って設けられた拭き取り手段
５とによって構成されている。

【００２１】前記搬送コンベア３は、図１及び図２に示
すように、無端状の一対の搬送ベルト６，７を回動自在
に備えている。該搬送ベルト６，７は、前記投入部１の
下方位置に設けられた従動プーリ８と、前記排出部２の
下方位置に設けられた駆動プーリ９とに掛け亘されてい
る。両プーリ８，９は、支柱１０，１１の上端に支持さ
れた一対の平板よりなるフレーム１２に軸受け１３を介
して夫々軸支されている。該フレーム１２は、図１に示
すように、本体１４に対して前記排出部２側の一部が分
割されて移動自在の調整移動部１５を備えている。該調
整移動部１５は、両プーリ８，９間に掛け亘された搬送
ベルト６，７の弛みを除去するものであり、従動プーリ
８はフレーム本体１４に支持されており、駆動プーリ９
は調整移動部１５に支持されている。即ち、フレーム本
体１４の外方に突出する複数の案内ネジ１６により、調
整移動部１５に形成された案内溝１７を案内して調整移
動部１５を移動させ、搬送ベルト６，７に張力を付与す
る位置に案内ネジ１６を介して該調整移動部１５を固定
する。

【００２２】前記駆動プーリ９は、図１に示すように、
駆動モータ１８によって回転駆動され、これによって搬
送ベルト６，７は、往路側が缶体Ｗの搬送方向に駆動さ
れる。該駆動モータ１８は、支柱１１に台座１９を介し
て固定されており、駆動ベルト２０を介して駆動プーリ
９に接続されている。

【００２３】また、図２に示すように、搬送ベルト６，
７は、両プーリ８，９間においてフレーム１２の上端部
に支持された案内部材２１によって往路側が案内されて
いる。

【００２４】前記逆転動作付与手段４は、図１及び図２
に示すように、前記支柱１０，１１に立設された複数の
支持ロッド２２により支持されて缶体Ｗの搬送方向に沿
って延設された当接板２３と、該当接板２３の長手方向
に沿って設けられ、缶体Ｗの両側を規制して搬送方向に
案内する一対の案内板２４，２５とを備えている。該当
接板２３は、支持ロッド２２によって、缶体Ｗを前記搬
送ベルト６，７上に若干押しつける位置に支持されてい
る。また、図２に示すように、該当接板２３の缶体Ｗと
の当接位置には、該当接板２３の長手方向に固定された
ラバー等の摩擦部材２６が設けられている。缶体Ｗは、
該摩擦部材２６によって上方が摩擦をもって当接板２３
に当接されて滑りが防止され、一方、該缶体Ｗの下方か
らは前記搬送ベルト６，７から搬送方向に向かって強制
的に搬送力が付与されているので、該缶体Ｗは転がり方
向に対して逆転しながら搬送される。即ち、図１に各缶
体Ｗの回転方向を矢示するように、搬送シュート２７等
を転がり方向に回転して移動する缶体Ｗが投入部１に投
入されると、前記搬送コンベア３と逆転動作付与手段４
とによって逆転されつつ搬送方向に移動される。そし
て、排出部２において搬送コンベア３と逆転動作付与手
段４とから開放された缶体Ｗは、排出シュート２８等を
転がり方向に回転して移動する。

【００２５】前記拭き取り手段５は、図１及び図２に示
すように、缶体Ｗの巻締部Ｙに下方から当接する位置に
延設されたブラシ状の拭き取り部材２９を備えている。
該拭き取り部材２９は、前記フレーム１２の上端の一側
に延設された支持板３０上に固定されている。これによ
って、前記搬送コンベア３によって搬送される缶体Ｗ
は、巻締部Ｙの外周面を拭き取り部材２９に接触しつつ
移動される。このとき、前述したように缶体Ｗは搬送コ
ンベア３と逆転動作付与手段４とによって逆転されてい
るので、該缶体Ｗの巻締部Ｙは全周にわたって拭き取り
部材２９に摺接され、これによって該巻締部Ｙに付着す
るシーリングコンパウンドの細片が効率よく拭き取り部
材２９に擦りつけられる。これにより、巻締部Ｙに付着
するシーリングコンパウンドの細片が拭き取り部材２９
に転移し、巻締部Ｙが拭き取り掃除される。

【００２６】また、図２に仮想線示するように、拭き取
り部材２９にエアを吹き付けるエア噴出ノズル３１を設
けられる。該エア噴出ノズル３１はチューブ３２を介し
て図示しないエア供給手段に接続されており、拭き取り
部材２９にエアを吹き付けることにより缶体Ｗの巻締部
Ｙから転移したシーリングコンパウンドの細片を吹き飛
ばすことができる。これにより、缶体Ｗを連続搬送しつ
つ巻締部Ｙの拭き取り掃除をおこなっても、拭き取り部
材２９の拭き取り効果の低下を防止することができる。

【００２７】次に、本発明の他の実施装置である図３示
のクリーナＢについて説明する。該クリーナＢは、前述
した図１及び図２示のクリーナＡと同様に支柱１０，１
１やフレーム１２等を備えるものであるが、図３におい
ては説明の便宜上これらを省略し、主要な構成のみを示
す。また、前述した図１示のクリーナＡは、缶体Ｗの巻
締部Ｙの拭き取り装置を行うものであるが、図３示のク
リーナＢは、缶体Ｗの周壁に付着する例えば溢れた内容
物による汚れ等を拭き取り掃除するものである。

【００２８】該クリーナＢは、図３に示すように、缶体
Ｗの搬送方向に沿って搬送コンベア３３が設けられてい
る。該搬送コンベア３３は、缶体Ｗの両端に対応して互
いに間隔を存して平行して回動する一対の搬送ベルト３
４，３５を備えている。該搬送ベルト３４，３５は、夫
々一対の従動プーリ３６と駆動プーリ３７とに掛け亘さ
れている。駆動プーリ３７は駆動モータ３９に駆動ベル
ト４０を介して接続されており、該駆動モータ３９の駆
動によって、駆動プーリ３７を介して搬送ベルト３４，
３５の往路が搬送方向に回動される。

【００２９】該搬送コンベア３３に対向して缶体Ｗの上
方には逆転動作付与手段４１が設けられている。該逆転
動作付与手段４１は、図示しない支持部材によって缶体
Ｗを搬送コンベア３３に若干押しつける位置に設けられ
た当接板４２と該当接板４２の裏面側に設けられたラバ
ー等の摩擦部材４３を備えている。該摩擦部材４３は缶
体Ｗの上方に摩擦当接されて滑りが防止されている。搬
送コンベア３３によって搬送される缶体Ｗは、摩擦部材
４３に摩擦をもって上方が当接された状態で搬送ベルト
３４，３５による搬送力を下方に受けるので、前述の実
施形態（図１及び図２示）と同様に該缶体Ｗは転がり方
向に対して逆転されつつ搬送される。

【００３０】そして、該クリーナＢは、搬送ベルト３
４，３５の間に形成された間隔に沿って拭き取り手段４
４が設けられている。該拭き取り手段４４は、搬送ベル
ト３４，３５の間に沿って無端回動するフェルト等の粗
面の柔軟な拭き取りベルト４５と、搬送ベルト３４，３
５の間において缶体Ｗの外面に当接する位置に沿って該
拭き取りベルト４５を案内すると共に該拭き取りベルト
４５の往路を形成する案内板４６と、該拭き取りベルト
４５の復路に設けられた洗浄液浸漬手段４７とを備えて
いる。

【００３１】拭き取りベルト４５は、前記搬送コンベア
３３の下方位置において従動ローラ４８と駆動ローラ４
９とに掛け亘されている。該駆動ローラ４９は、前記駆
動モータ３９によって回転駆動される。このとき、駆動
モータ３９は前記搬送コンベア３３の駆動プーリ３７の
回転方向と逆方向に駆動ローラ４９を駆動する。具体的
には、駆動モータ３９によって、搬送コンベア３３の駆
動プーリ３７は、図中において反時計回りに駆動されて
搬送ベルト３４，３５の往路が缶体Ｗの搬送方向に向か
って駆動され、拭き取りベルト４５は、図中において時
計回りに駆動されて往路が缶体Ｗの搬送方向に対して逆
方向に駆動される。

【００３２】前記洗浄液浸漬手段４７は、前記従動ロー
ラ４８と駆動ローラ４９との間における拭き取りベルト
４５の復路に設けられて内部に洗浄液が収容された洗浄
液槽５０と、該洗浄液槽５０内の洗浄液に拭き取りベル
ト４５を案内し浸漬させる浸漬ローラ５１と、該浸漬ロ
ーラ５１に向かって拭き取りベルト４５を案内する案内
ローラ５２と、洗浄液槽５０内に浸漬された拭き取りベ
ルト４５を上下方向から加圧して拭き取りベルト４５に
含浸された余分な洗浄液を絞り取る一対の加圧ローラ５
３とによって構成されている。

【００３３】以上の構成により、缶体Ｗは、搬送コンベ
ア３３と逆転動作付与手段４１とによって転がり方向に
対して逆転されつつ搬送されると共に、該缶体Ｗの搬送
方向と逆方向に移動する拭き取りベルト４５に該缶体Ｗ
の外壁全周が擦りつけられる。拭き取りベルト４５は、
缶体Ｗの搬送方向と逆方向に移動しているので、搬送コ
ンベア３３による缶体Ｗの搬送距離が比較的短くても、
缶体Ｗの外壁に摺接される拭き取りベルト４５を相対的
に長くすることができ、缶体Ｗの外面に付着する汚れを
拭き取りベルト４５に確実に転移させることができる。
しかも、拭き取りベルト４５は、前記洗浄液浸漬手段４
７によって洗浄液が含浸され且つ拭き取りベルト４５自
体も洗浄されるので、缶体Ｗの外面に付着する汚れを効
率よく確実に拭き取ることができると共に、拭き取りベ
ルト４５の拭き取り効果の低下を防止することができ
る。

【００３４】なお、図３に示すように、該クリーナＢの
排出部５４においては、排出シュート５５等に排出され
る缶体に向かってエアを吹きつけるエアブロー５６を設
けてもよい。これによって、拭き取りベルト４５に摺接
されることによって外周が濡らされた缶体Ｗを乾燥させ
ることができる。

【００３５】また、図３示のクリーナＢは、缶体Ｗの搬
送路に沿って前述した実施形態（図１及び図２示）のク
リーナＡに連設してもよい。これによって缶体Ｗの巻締
部Ｙ及び外壁面の拭き取り掃除を連続して行うことがで
きる。

【００３６】更に、前述した実施形態（図１及び図２
示）のクリーナＡの拭き取り手段５に替えて、図３示の
クリーナＢにおいて説明した拭き取り手段４４を採用し
てもよい。即ち、図示しないが、図１示の拭き取り部材
２９を、表面にブラシが形成された無端状の拭き取りベ
ルトとして缶体Ｗの搬送方向と逆方向に回動させること
により、缶体Ｗの搬送距離を増加させることなく、巻締
部Ｙのシーリングコンパウンドの細片を一層確実に除去
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す説明的側面図。

【図２】図１のII−II線断面図。

【図３】本発明の他の実施形態の概略構成を示す説明的
斜視図。

【符号の説明】

Ｗ…缶体、Ｘ…缶蓋、Ｙ…巻締部、Ａ，Ｂ…クリーナ、
１…投入部、２，５４…排出部、３，３３…搬送コンベ
ア、４，４１…逆転動作付与手段、５，４４…拭き取り
手段、６，７，３４，３５…搬送ベルト、４５…拭き取
りベルト、３９…駆動モータ（駆動手段）。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】円柱状の缶体を、その軸方向を水平とする
   横倒姿勢で該軸と直交する方向に搬送しつつ該缶体の外
   面を拭き取り掃除する缶体の外面クリーナであって、 投入部から投入された缶体の周壁に下方から当接して無
   端回動され、該缶体を排出部に向かって強制的に搬送す
   る搬送ベルトを備える搬送コンベアと、 該搬送コンベアに対向して缶体の搬送方向に延設され、
   摩擦をもって缶体の周壁に上方から当接して前記搬送ベ
   ルトによる強制搬送により缶体を転がり方向に対して逆
   転させる逆転動作付与手段と、 前記搬送コンベアの搬送ベルトに沿って延設され、該搬
   送ベルトと逆転動作付与手段とによって逆転されつつ搬
   送される缶体の外面に当接して拭き取り掃除する拭き取
   り手段とを備えることを特徴とする缶体の外面クリー
   ナ。
2. 【請求項２】前記缶体は、その端部周縁にシーリングコ
   ンパウンドを介して缶蓋を巻き締めることによって形成
   された巻締部を備え、 前記搬送ベルトは該缶体の巻締部を除く該缶体の周壁の
   外面に当接し、 前記拭き取り手段は該缶体の巻締部に当接して該巻締部
   に付着残存するシーリングコンパウンドの細片を除去す
   ることを特徴とする請求項１記載の缶体の外面クリー
   ナ。
3. 【請求項３】前記搬送コンベアは、前記缶体の周壁の両
   側に当接する所定間隔を存して一対の搬送ベルトを備
   え、 前記拭き取り手段は両搬送ベルトの間に設けられて缶体
   の周壁の外面に当接されることを特徴とする請求項１記
   載の缶体の外面クリーナ。
4. 【請求項４】前記拭き取り手段は、缶体の搬送方向と逆
   方向に無端回動される無端状の拭き取りベルトと、該拭
   き取りベルトを駆動する駆動手段とを備えてなることを
   特徴とする請求項１乃至３の何れか１項記載の缶体の外
   面クリーナ。
5. 【請求項５】前記拭き取り手段は、前記拭き取りベルト
   を洗浄液に浸漬する洗浄液浸漬手段を備えることを特徴
   とする請求項４記載の缶体の外面クリーナ。