JPH1071300A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH1071300A JPH1071300A JP8228361A JP22836196A JPH1071300A JP H1071300 A JPH1071300 A JP H1071300A JP 8228361 A JP8228361 A JP 8228361A JP 22836196 A JP22836196 A JP 22836196A JP H1071300 A JPH1071300 A JP H1071300A
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- Japan
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- drum
- clothes
- air
- baffles
- clothes dryer
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレーム１内に、衣類を収容すべきドラム２
が水平軸回りに回転自在に設置され、ドラム２を回転駆
動すると共に、該ドラム２内に温風を吹き込んで、ドラ
ム２内の衣類に乾燥を施す衣類乾燥機において、従来よ
りも乾燥効率を向上させる。 【解決手段】 ドラム２の内周面には、衣類を撹拌する
ための複数本のバッフル21と共に、これらのバッフル間
には、衣類を複数点にて支持可能な多数の凸条７或いは
凸片が密に形成されている。これによって、衣類とドラ
ム２の内周面との接触面積が減少し、乾燥効率が向上す
る。
が水平軸回りに回転自在に設置され、ドラム２を回転駆
動すると共に、該ドラム２内に温風を吹き込んで、ドラ
ム２内の衣類に乾燥を施す衣類乾燥機において、従来よ
りも乾燥効率を向上させる。 【解決手段】 ドラム２の内周面には、衣類を撹拌する
ための複数本のバッフル21と共に、これらのバッフル間
には、衣類を複数点にて支持可能な多数の凸条７或いは
凸片が密に形成されている。これによって、衣類とドラ
ム２の内周面との接触面積が減少し、乾燥効率が向上す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯後の衣類に乾
燥を施す衣類乾燥機に関するものである。
燥を施す衣類乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に衣類乾燥機においては、フレーム
内に、衣類を収容すべきドラムが水平軸回りに回転自在
に設置され、ドラムを回転駆動すると共に、該ドラム内
に温風を吹き込むことによって、ドラム内の衣類に乾燥
が施される。ドラムの内周面には、ドラム軸方向に伸び
る数本のバッフルが等間隔に突設されており、ドラムの
回転に伴って衣類を撹拌し、ほぐすことにより、乾燥効
果を高める役割を担っている。
内に、衣類を収容すべきドラムが水平軸回りに回転自在
に設置され、ドラムを回転駆動すると共に、該ドラム内
に温風を吹き込むことによって、ドラム内の衣類に乾燥
が施される。ドラムの内周面には、ドラム軸方向に伸び
る数本のバッフルが等間隔に突設されており、ドラムの
回転に伴って衣類を撹拌し、ほぐすことにより、乾燥効
果を高める役割を担っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衣類乾燥機において、ドラムの内周面は、前記バッフル
の突設されている領域を除き、大部分が図７に示す如く
滑らかな円筒面(９)であって、ドラム(20)の底部に落下
した衣類(10)は、ドラム(20)の回転に伴って底部から上
部へ持ち上げられる過程で、図示の如く該円筒面(９)に
密着したままの状態となる。この状態では、衣類(10)
は、ドラム(20)内の高温の空気と接触する面積が著しく
減少し、この結果、乾燥効率に限界が生じていた。
衣類乾燥機において、ドラムの内周面は、前記バッフル
の突設されている領域を除き、大部分が図７に示す如く
滑らかな円筒面(９)であって、ドラム(20)の底部に落下
した衣類(10)は、ドラム(20)の回転に伴って底部から上
部へ持ち上げられる過程で、図示の如く該円筒面(９)に
密着したままの状態となる。この状態では、衣類(10)
は、ドラム(20)内の高温の空気と接触する面積が著しく
減少し、この結果、乾燥効率に限界が生じていた。
【０００４】本発明の目的は、衣類乾燥機において、従
来よりも乾燥効率を向上させることである。
来よりも乾燥効率を向上させることである。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る衣類乾燥機
は、水平軸回りに回転駆動されるドラム(２)内に温風を
吹き込んで、ドラム(２)内の衣類に乾燥を施すものであ
って、ドラム(２)の内周面には、衣類を複数点にて支持
可能な凹凸面が形成されていることを特徴とする。
は、水平軸回りに回転駆動されるドラム(２)内に温風を
吹き込んで、ドラム(２)内の衣類に乾燥を施すものであ
って、ドラム(２)の内周面には、衣類を複数点にて支持
可能な凹凸面が形成されていることを特徴とする。
【０００６】上記衣類乾燥機においては、ドラム(２)の
底部に落下した衣類(10)がドラム(２)の回転に伴って持
ち上げられる過程で、該衣類(10)は、ドラム(２)の内周
面に形成された凹凸面により複数点にて支持される。こ
の状態で、衣類(10)と凹凸面は、複数の支持点で互いに
接触するに過ぎず、該接触点を除く広い領域で、衣類(1
0)と凹凸面の間に隙間が生じることになる。従って、衣
類(10)は、殆ど全表面が高温の空気と接触して、水分の
蒸発が可能となり、乾燥効率が向上する。
底部に落下した衣類(10)がドラム(２)の回転に伴って持
ち上げられる過程で、該衣類(10)は、ドラム(２)の内周
面に形成された凹凸面により複数点にて支持される。こ
の状態で、衣類(10)と凹凸面は、複数の支持点で互いに
接触するに過ぎず、該接触点を除く広い領域で、衣類(1
0)と凹凸面の間に隙間が生じることになる。従って、衣
類(10)は、殆ど全表面が高温の空気と接触して、水分の
蒸発が可能となり、乾燥効率が向上する。
【０００７】具体的構成において、ドラム(２)の内周面
には、複数のバッフル(21)が等間隔に突設されると共
に、これらのバッフル間には、バッフル(21)の高さより
も低い多数の突片が密に形成され、前記凹凸面を形成し
ている。
には、複数のバッフル(21)が等間隔に突設されると共
に、これらのバッフル間には、バッフル(21)の高さより
も低い多数の突片が密に形成され、前記凹凸面を形成し
ている。
【０００８】上記具体的構成を有する衣類乾燥機におい
ては、バッフル(21)は、衣類(10)をドラム(２)の回転に
伴ってドラム(２)の底部から上部へ持ち上げ、撹拌する
役割を果たし、衣類(10)はドラム(２)の底部から上部へ
持ち上げられる過程で、複数の突片によって支持され
る。これらの突片は密に形成されているから、衣類(10)
の位置に拘わらず、常に複数点で衣類(10)を支持するこ
とになる。
ては、バッフル(21)は、衣類(10)をドラム(２)の回転に
伴ってドラム(２)の底部から上部へ持ち上げ、撹拌する
役割を果たし、衣類(10)はドラム(２)の底部から上部へ
持ち上げられる過程で、複数の突片によって支持され
る。これらの突片は密に形成されているから、衣類(10)
の位置に拘わらず、常に複数点で衣類(10)を支持するこ
とになる。
【０００９】更に具体的には、突片はドラム(２)の軸方
向に伸びる凸条(７)であって、該凸条(７)の底部におけ
るドラム周方向の幅は１０乃至５０ｍｍ、高さは１０ｍ
ｍ以上に形成されている。或いは、突片は円錐状の凸片
(８)であって、該凸片(８)の底部における外径は１０乃
至５０ｍｍ、高さは１０ｍｍ以上に形成されている。
向に伸びる凸条(７)であって、該凸条(７)の底部におけ
るドラム周方向の幅は１０乃至５０ｍｍ、高さは１０ｍ
ｍ以上に形成されている。或いは、突片は円錐状の凸片
(８)であって、該凸片(８)の底部における外径は１０乃
至５０ｍｍ、高さは１０ｍｍ以上に形成されている。
【００１０】上記具体的構成を有する衣類乾燥機におい
ては、凸条(７)或いは凸片(８)が上記形状寸法に形成さ
れることによって、衣類(10)を凸条間或いは凸片間のド
ラム内周面に接触させることなく、夫々の頂点で支持す
ることが可能である。
ては、凸条(７)或いは凸片(８)が上記形状寸法に形成さ
れることによって、衣類(10)を凸条間或いは凸片間のド
ラム内周面に接触させることなく、夫々の頂点で支持す
ることが可能である。
【００１１】
【発明の効果】本発明に係る衣類乾燥機によれば、ドラ
ム内の衣類は、従来の衣類乾燥機の場合に比べて、より
広い表面領域から水分が蒸発することになり、乾燥効率
が向上する。
ム内の衣類は、従来の衣類乾燥機の場合に比べて、より
広い表面領域から水分が蒸発することになり、乾燥効率
が向上する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る衣類
乾燥機においては、図１に示す如くフレーム(１)内に、
衣類を収容すべきドラム(２)が水平軸回りに回転自在に
設置され、フレーム(１)の前面には、ドラム(２)内へ衣
類を投入するための衣類投入口を開閉する蓋(11)が取り
付けられている。フレーム(１)の底部には、モータ(３)
が設置され、その一方の出力軸(36)は、原動プーリ(3
1)、ベルト(33)及び従動プーリ(32)を介して、水平姿勢
で軸受け支持された駆動軸(34)の基端部に連繋し、該駆
動軸(34)の先端は、ドラム(２)の背面中心部に連結され
ている。これによって、モータ(３)の回転がドラム(２)
に伝えられ、ドラム(２)が正逆に回転駆動される。
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る衣類
乾燥機においては、図１に示す如くフレーム(１)内に、
衣類を収容すべきドラム(２)が水平軸回りに回転自在に
設置され、フレーム(１)の前面には、ドラム(２)内へ衣
類を投入するための衣類投入口を開閉する蓋(11)が取り
付けられている。フレーム(１)の底部には、モータ(３)
が設置され、その一方の出力軸(36)は、原動プーリ(3
1)、ベルト(33)及び従動プーリ(32)を介して、水平姿勢
で軸受け支持された駆動軸(34)の基端部に連繋し、該駆
動軸(34)の先端は、ドラム(２)の背面中心部に連結され
ている。これによって、モータ(３)の回転がドラム(２)
に伝えられ、ドラム(２)が正逆に回転駆動される。
【００１３】ドラム(２)の内周面には、図２及び図４に
示す如く、ドラム(２)の軸方向に伸びる４本のバッフル
(21)が等間隔に突設されると共に、これらのバッフル(2
1)間の４つの周面領域には夫々、ドラム(２)の軸方向に
伸びる多数の凸条(７)が突設されている。バッフル(21)
は、ドラム(２)の回転に伴って衣類を持ち上げ、撹拌す
るためのものであって、５０乃至１００ｍｍの高さに形
成されている。これに対し、凸条(７)は、衣類をその頂
部にて支持するためのものであって、底部におけるドラ
ム周方向の幅及び高さは夫々、１０乃至５０ｍｍであ
り、隣り合う凸条(７)(７)間に殆ど隙間を設けることな
く、１０乃至５０ｍｍのピッチで緊密に形成されてい
る。
示す如く、ドラム(２)の軸方向に伸びる４本のバッフル
(21)が等間隔に突設されると共に、これらのバッフル(2
1)間の４つの周面領域には夫々、ドラム(２)の軸方向に
伸びる多数の凸条(７)が突設されている。バッフル(21)
は、ドラム(２)の回転に伴って衣類を持ち上げ、撹拌す
るためのものであって、５０乃至１００ｍｍの高さに形
成されている。これに対し、凸条(７)は、衣類をその頂
部にて支持するためのものであって、底部におけるドラ
ム周方向の幅及び高さは夫々、１０乃至５０ｍｍであ
り、隣り合う凸条(７)(７)間に殆ど隙間を設けることな
く、１０乃至５０ｍｍのピッチで緊密に形成されてい
る。
【００１４】ドラム(２)の前面には、図３に示す如く衣
類投入口を包囲して、複数の空気入口孔(22)が円陣に開
設されている。又、ドラム(２)の背面には、図２に示す
如くドラム(２)の駆動軸(34)を中心として、扇形を呈す
る４つの空気出口孔(23)が開設されている。ドラム(２)
の内部には、前記４つの空気出口孔(23)を覆って、集塵
用のフィルター(４)が着脱可能に取り付けられている。
類投入口を包囲して、複数の空気入口孔(22)が円陣に開
設されている。又、ドラム(２)の背面には、図２に示す
如くドラム(２)の駆動軸(34)を中心として、扇形を呈す
る４つの空気出口孔(23)が開設されている。ドラム(２)
の内部には、前記４つの空気出口孔(23)を覆って、集塵
用のフィルター(４)が着脱可能に取り付けられている。
【００１５】フレーム(１)の内部には、ドラム(２)の背
面中央部からフレーム(１)の底部を経てドラム(２)の前
面下部へ伸びる循環空気ダクト(５)が設置されており、
空気吸入口(51)をドラム(２)の複数の空気出口孔(23)に
対向させると共に、空気吐出口(52)をドラム底部に位置
する空気入口孔(22)に対向させている。これによって、
ドラム(２)の空気出口孔(23)から、循環空気ダクト(５)
を経て、ドラム(２)の空気入口孔(22)へ戻る空気循環経
路が形成される。
面中央部からフレーム(１)の底部を経てドラム(２)の前
面下部へ伸びる循環空気ダクト(５)が設置されており、
空気吸入口(51)をドラム(２)の複数の空気出口孔(23)に
対向させると共に、空気吐出口(52)をドラム底部に位置
する空気入口孔(22)に対向させている。これによって、
ドラム(２)の空気出口孔(23)から、循環空気ダクト(５)
を経て、ドラム(２)の空気入口孔(22)へ戻る空気循環経
路が形成される。
【００１６】循環空気ダクト(５)には、空気吸入口(51)
の後方に、前記従動プーリ(32)の回転によって駆動軸(3
4)回りに回転駆動されるファン(35)が設置されている。
該ファン(35)の回転によって、ドラム(２)内の空気が空
気出口孔(23)から空気吸入口(51)を経て循環空気ダクト
(５)内へ吸入され、該空気は更に循環空気ダクト(５)の
空気吐出口(52)から空気入口孔(22)を経てドラム(２)内
へ吹き込まれることになる。尚、従動プーリ(32)とファ
ン(35)の間には変速用の歯車機構(図示省略)が介在し、
ファン(35)の回転速度をドラム(２)の回転速度よりも大
きく設定している。又、循環空気ダクト(５)の内部に
は、空気吐出口(52)の近傍部に、ヒータ(50)が設置さ
れ、ドラム(２)内へ吹き込むべき空気が加熱される。更
に、循環空気ダクト(５)の底部には、排水口(53)が開設
されている。
の後方に、前記従動プーリ(32)の回転によって駆動軸(3
4)回りに回転駆動されるファン(35)が設置されている。
該ファン(35)の回転によって、ドラム(２)内の空気が空
気出口孔(23)から空気吸入口(51)を経て循環空気ダクト
(５)内へ吸入され、該空気は更に循環空気ダクト(５)の
空気吐出口(52)から空気入口孔(22)を経てドラム(２)内
へ吹き込まれることになる。尚、従動プーリ(32)とファ
ン(35)の間には変速用の歯車機構(図示省略)が介在し、
ファン(35)の回転速度をドラム(２)の回転速度よりも大
きく設定している。又、循環空気ダクト(５)の内部に
は、空気吐出口(52)の近傍部に、ヒータ(50)が設置さ
れ、ドラム(２)内へ吹き込むべき空気が加熱される。更
に、循環空気ダクト(５)の底部には、排水口(53)が開設
されている。
【００１７】フレーム(１)の底面には吸気口(12)及び排
気口(13)が開設され、フレーム(１)内には、吸気口(12)
から排気口(13)へ伸びる冷却空気ダクト(６)が設置され
ている。該冷却空気ダクト(６)には、吸気口(12)の近傍
部にて、循環空気ダクト(５)が貫通しており、該貫通領
域の内壁には、複数枚の冷却フィン(61)が突設されて、
循環空気ダクト(５)内の空気を冷却するための熱交換器
(60)を構成している。又、冷却空気ダクト(６)の内部に
は、排気口(13)の近傍部に、前記モータ(３)の他方の出
力軸(36)によって回転駆動されるファン(37)が設置され
ている。該ファン(37)の回転によって、外気が吸気口(1
2)から冷却空気ダクト(６)内へ取り込まれ、熱交換器(6
0)を通過した後、排気口(13)から外部へ排出されること
になる。
気口(13)が開設され、フレーム(１)内には、吸気口(12)
から排気口(13)へ伸びる冷却空気ダクト(６)が設置され
ている。該冷却空気ダクト(６)には、吸気口(12)の近傍
部にて、循環空気ダクト(５)が貫通しており、該貫通領
域の内壁には、複数枚の冷却フィン(61)が突設されて、
循環空気ダクト(５)内の空気を冷却するための熱交換器
(60)を構成している。又、冷却空気ダクト(６)の内部に
は、排気口(13)の近傍部に、前記モータ(３)の他方の出
力軸(36)によって回転駆動されるファン(37)が設置され
ている。該ファン(37)の回転によって、外気が吸気口(1
2)から冷却空気ダクト(６)内へ取り込まれ、熱交換器(6
0)を通過した後、排気口(13)から外部へ排出されること
になる。
【００１８】上記衣類乾燥機においては、洗濯、脱水後
の水分を含んだ衣類がドラム(２)内へ投入された後、モ
ータ(３)が起動されると共に、ヒータ(50)に電源が投入
される。これによって、ドラム(２)を含む前記空気循環
経路を空気が循環すると共に、熱交換器(60)が機能す
る。この過程で、ヒータ(50)によって加熱された空気が
ドラム(２)内へ吹き込まれ、ドラム(２)内の衣類が加
熱、乾燥される。衣類から水分が蒸発することによって
湿った空気は、熱交換器(60)を通過することによって冷
却される。この結果、湿った空気に含まれる水分が凝結
し、これによって乾燥した空気がヒータ(50)へ送り込ま
れ、再び加熱されることになる。尚、凝結した水分は、
排水口(53)から外部へ排出される。
の水分を含んだ衣類がドラム(２)内へ投入された後、モ
ータ(３)が起動されると共に、ヒータ(50)に電源が投入
される。これによって、ドラム(２)を含む前記空気循環
経路を空気が循環すると共に、熱交換器(60)が機能す
る。この過程で、ヒータ(50)によって加熱された空気が
ドラム(２)内へ吹き込まれ、ドラム(２)内の衣類が加
熱、乾燥される。衣類から水分が蒸発することによって
湿った空気は、熱交換器(60)を通過することによって冷
却される。この結果、湿った空気に含まれる水分が凝結
し、これによって乾燥した空気がヒータ(50)へ送り込ま
れ、再び加熱されることになる。尚、凝結した水分は、
排水口(53)から外部へ排出される。
【００１９】回転するドラム(２)に収容されている衣類
は、バッフル(21)によってドラム(２)の底部から上部へ
持ち上げられた後、自重でドラム(２)の底部へ落下する
動作を繰り返し、これによって撹拌され、ほぐされる。
この過程で、上記加熱された空気が衣類に吹き付けられ
て、乾燥が施されるのである。ドラム(２)の底部へ落下
した衣類は、図６に示す如くドラム(２)の複数の凸条
(７)によって支持され、この状態で、ドラム(２)の上部
まで持ち上げられる。この際、衣類(10)は、複数の凸条
(７)の頂部で支持されるので、ドラム(２)との接触面積
は僅かであり、該接触部を除く広い領域で、衣類(10)は
ドラム(２)と非接触状態を保つ。従って、衣類(10)は、
殆ど全表面がドラム(２)内の高温の空気と接触して、水
分の蒸発が可能となり、乾燥効率が向上するのである。
は、バッフル(21)によってドラム(２)の底部から上部へ
持ち上げられた後、自重でドラム(２)の底部へ落下する
動作を繰り返し、これによって撹拌され、ほぐされる。
この過程で、上記加熱された空気が衣類に吹き付けられ
て、乾燥が施されるのである。ドラム(２)の底部へ落下
した衣類は、図６に示す如くドラム(２)の複数の凸条
(７)によって支持され、この状態で、ドラム(２)の上部
まで持ち上げられる。この際、衣類(10)は、複数の凸条
(７)の頂部で支持されるので、ドラム(２)との接触面積
は僅かであり、該接触部を除く広い領域で、衣類(10)は
ドラム(２)と非接触状態を保つ。従って、衣類(10)は、
殆ど全表面がドラム(２)内の高温の空気と接触して、水
分の蒸発が可能となり、乾燥効率が向上するのである。
【００２０】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。例えば、衣類(10)を複数点にて
支持すべき凸条(７)は、図５に示す如く円錐状の凸片
(８)に替えることが可能であって、該構成によっても同
様の効果を得ることが出来る。この場合、凸片(８)は、
底部における外径及び高さを夫々１０乃至５０ｍｍと
し、１０乃至５０ｍｍのピッチで密に配設する。
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。例えば、衣類(10)を複数点にて
支持すべき凸条(７)は、図５に示す如く円錐状の凸片
(８)に替えることが可能であって、該構成によっても同
様の効果を得ることが出来る。この場合、凸片(８)は、
底部における外径及び高さを夫々１０乃至５０ｍｍと
し、１０乃至５０ｍｍのピッチで密に配設する。
【００２１】又、上記実施例では、循環空気ダクト(５)
の空気吐出口(52)をドラム(２)の前面に開設した空気入
口孔(22)に対向させているが、空気入口孔(22)を開設す
ることなく、空気吐出口(52)をドラム(２)の衣類投入口
に対向させる構成を採用することも出来る。
の空気吐出口(52)をドラム(２)の前面に開設した空気入
口孔(22)に対向させているが、空気入口孔(22)を開設す
ることなく、空気吐出口(52)をドラム(２)の衣類投入口
に対向させる構成を採用することも出来る。
【図１】本発明に係る衣類乾燥機の断面図である。
【図２】該衣類乾燥機に装備されるドラムの断面図であ
る。
る。
【図３】該ドラムの正面図である。
【図４】ドラムの内周面に形成されるバッフル及び凸条
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図５】他の実施例において、ドラムの内周面に形成さ
れるバッフル及び凸片を示す斜視図である。
れるバッフル及び凸片を示す斜視図である。
【図６】本発明の衣類乾燥機におけるドラムと衣類の接
触状態を示す図である。
触状態を示す図である。
【図７】従来の衣類乾燥機におけるドラムと衣類の接触
状態を示す図である。
状態を示す図である。
(１) フレーム (２) ドラム (21) バッフル (７) 凸条 (５) 循環空気ダクト (３) モータ (50) ヒータ (60) 熱交換器
Claims (4)
- 【請求項１】 フレーム(１)内に、衣類を収容すべきド
ラム(２)が水平軸回りに回転自在に設置され、ドラム
(２)を回転駆動すると共に、該ドラム(２)内に温風を吹
き込んで、ドラム(２)内の衣類に乾燥を施す衣類乾燥機
において、ドラム(２)の内周面には、衣類を複数点にて
支持可能な凹凸面が形成されていることを特徴とする衣
類乾燥機。 - 【請求項２】 ドラム(２)の内周面には、ドラム(２)の
回転に伴って衣類を撹拌するための複数のバッフル(21)
が間隔をおいて突設されると共に、これらのバッフル間
には、バッフル(21)の高さよりも低い多数の突片が密に
形成され、前記凹凸面を形成している請求項１に記載の
衣類乾燥機。 - 【請求項３】 突片は、ドラム(２)の軸方向に伸びる凸
条(７)であって、該凸条(７)の底部におけるドラム周方
向の幅は１０乃至５０ｍｍ、高さは１０ｍｍ以上に形成
されている請求項２に記載の衣類乾燥機。 - 【請求項４】 突片は、円錐状の凸片(８)であって、該
凸片(８)の底部における外径は１０乃至５０ｍｍ、高さ
は１０ｍｍ以上に形成されている請求項２に記載の衣類
乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228361A JPH1071300A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228361A JPH1071300A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1071300A true JPH1071300A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16875262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8228361A Pending JPH1071300A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1071300A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003054275A1 (de) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Trommel für eine wäschebehandlungsmaschine mit zum trommelinneren gerichteter wölbstruktur |
| KR100421378B1 (ko) * | 2001-07-28 | 2004-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 의류 건조기 |
| KR20060065324A (ko) * | 2004-12-10 | 2006-06-14 | 엘지전자 주식회사 | 의류 건조기의 건조용기 |
| US7254969B2 (en) * | 2002-08-29 | 2007-08-14 | General Electric Company | Ribbed washing machine basket |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP8228361A patent/JPH1071300A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100421378B1 (ko) * | 2001-07-28 | 2004-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 의류 건조기 |
| WO2003054275A1 (de) * | 2001-12-20 | 2003-07-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Trommel für eine wäschebehandlungsmaschine mit zum trommelinneren gerichteter wölbstruktur |
| US7254969B2 (en) * | 2002-08-29 | 2007-08-14 | General Electric Company | Ribbed washing machine basket |
| KR20060065324A (ko) * | 2004-12-10 | 2006-06-14 | 엘지전자 주식회사 | 의류 건조기의 건조용기 |
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