JPH1070939A - 苗箱洗浄機 - Google Patents

苗箱洗浄機

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JPH1070939A
JPH1070939A JP8247113A JP24711396A JPH1070939A JP H1070939 A JPH1070939 A JP H1070939A JP 8247113 A JP8247113 A JP 8247113A JP 24711396 A JP24711396 A JP 24711396A JP H1070939 A JPH1070939 A JP H1070939A
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brush
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guide
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Kenzo Kawashima
謙蔵 川島
Toshio Ogawa
敏雄 小川
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Tiger Kawashima Co Ltd
Original Assignee
Tiger Kawashima Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法・形状の異なる苗箱や、表面の摩擦係数
の小さい苗箱、あるいは、長期にわたって使用したため
表面がすり減った苗箱であっても円滑かつ確実に搬送し
てその全面を洗浄できるようにする。 【解決手段】 苗箱の表面の状態に応じて、引張りスプ
リング28により常時上方へ付勢された支持棒27をス
ペーサ30の下面に当接させることによって案内ロール
27aの外周面が案内部材19の上面より突出しない状
態にしたり、前記支持棒27を案内部材19の下面に直
接当接させることによって案内ロール27aの外周面が
案内部材19の上面よりわずかに突出した状態にするよ
う切換えることができる。このため、形状・寸法の異な
る苗箱や、表面の摩擦係数の小さい苗箱、あるいは、表
面がすり減った苗箱であっても、バタツキなく円滑かつ
確実に搬送して全面を完全に洗浄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗箱を自動的に洗
浄することができる苗箱洗浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の苗箱洗浄機は、図7に示すよう
に、洗浄機本体101の両側板101B,101Cに供
給口120側から取出口121側にかけて順次揺動ブラ
シ102、中間ブラシ103および後部ブラシ104が
回転自在に支持されており、供給口120より供給され
た苗箱W0 (図8参照)は、つめ車機構125によりそ
れぞれ低速かつ間欠回転される搬送ロール(105Bの
み図示)と自由回転する押えロール105A,107A
を備えた供給ローラ機構105および取出ローラ機構1
07により搬送されて取出口121よりガイド棒111
上に放出されるまでの間に給液パイプ108により洗浄
液が散布されるとともに、順次揺動ブラシ102、側部
ブラシ102B,102C、中間ブラシ103および後
部ブラシ104によってその全面が払拭されるように構
成されている。なお、供給ローラ機構105と取出ロー
ラ機構107との間には苗箱W0 を支持するための支持
ローラ106が設けられている。
【0003】この従来の苗箱洗浄機の供給ローラ機構1
05は、図8に示すように、下方側に配設された強制回
転される搬送ロール105Bと上方側に配設された自由
回転する押えロール105Aとによって苗箱W0 を図示
上下より挟圧した状態で搬送ロール105Bの外周面と
苗箱W0 の底壁外面との間に生じる摩擦力によって搬送
するものである。なお、取出ローラ機構107も供給ロ
ーラ機構105と同様に構成されている(特開平6−9
8639号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は、供
給ローラ機構および取出ローラ機構が上述の如く構成さ
れているため、所定の寸法・形状の苗箱については低速
で搬送してその全面を洗浄することができる。しかし、
苗箱の寸法・形状は統一されておらずメーカーによって
異なり、例えば、深さの浅い苗箱の洗浄に用いた場合、
苗箱と搬送ロールとの当接部に生じる摩擦力が小さくな
るために円滑に搬送することができず、場合によっては
洗浄機本体内で苗箱が停滞してしまうおそれがあるとい
う未解決の課題があった。
【0005】また、同一の寸法・形状の苗箱であって
も、表面の摩擦係数の小さい苗箱や、あるいは、長期に
わたって使用したために表面がすり減った苗箱の洗浄に
用いた場合、苗箱と搬送ロールとの当接部に生じる摩擦
力が小さくなるため円滑に搬送できないという問題点が
あった。
【0006】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてさなれたものであって、寸法・形状の異
なる苗箱や、表面の摩擦係数の小さい苗箱、あるいは、
長期にわたって使用したため表面がすり減った苗箱であ
っても、円滑かつ確実に搬送してその全面を洗浄するこ
とができる苗箱洗浄機を実現することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の苗箱洗浄機は、互いに対向する側壁のうち
の一方の側壁に供給口を有し他方の側壁に放出口を有す
る箱形の本体と、前記本体内に前記供給口より導入され
た苗箱の上面、下面および側面をそれぞれ払拭するため
の上部ブラシ、下部ブラシおよび側部ブラシと、前記本
体の前記放出口寄りに配設された前記苗箱の上面に当接
する搬送ロールと、これら上部ブラシ、下部ブラシ、側
部ブラシおよび搬送ロールを強制回転させるための駆動
手段を備えた苗箱洗浄機において、前記上部ブラシおよ
び前記搬送ロールと前記下部ブラシとの間に配設された
前記本体の前記供給口側に揺動支点を有するとともに自
由端部が前記搬送ロールの下方まで延在する門形の案内
部材と、前記案内部材の前記自由端部近傍下面に一体的
に設けられたスペーサと、弾性部材により常時上方へ向
けて付勢されることにより前記案内部材の下面に直接当
接する位置と前記スペーサの下面に当接する位置とに切
換えることができる支持棒と、前記支持棒に自由回転自
在に支持された案内ロールとを備え、しかも、前記案内
ロールの外径が前記支持棒を前記案内部材に直接当接さ
せた際に前記案内ロールの外周面が前記案内部材の上面
よりわずかに突出する寸法であり、前記スペーサの厚み
が前記支持棒を前記スペーサに当接させた際に前記案内
ロールの外周面が前記案内部材の上面より突出しない寸
法であることを特徴とするものである。
【0008】また、案内部材の自由端部近傍下面に一体
的にスペーサを設けるかわりに、本体の放出口近傍に設
けた放出口からの洗浄液の飛散を防止するための液切板
に先端側に下方に向けて折れ曲がった係止部を有するス
ペーサを内向きに突設し、しかも前記スペーサの先端部
には支持棒に自由回転自在に支持された案内ロールが遊
嵌される切欠部を設けてもよい。
【0009】さらに下部ブラシの下方に、洗浄液が溜ま
る凹所を有する液溜部材を設けると効果的である。
【0010】
【作用】苗箱の表面の状態が搬送ロールとの間で十分な
摩擦力が得られる場合には、支持棒をスペーサの下面に
当接させて支持棒に自由回転自在に支持された案内ロー
ルの外周面が案内部材の上面より突出しない状態にする
ことにより、案内部材により苗箱を上部ブラシおよび搬
送ロールに向けて弾力的に押圧することができる。その
結果、高さの異なる苗箱であっても円滑かつ確実に搬送
して全面を完全に洗浄することができる。
【0011】また、苗箱の表面の状態が搬送ロールとの
間で十分な摩擦力が得られない場合には、支持棒を案内
部材の下面に直接当接させて支持棒に自由回転自在に支
持された案内ロールの外周面が案内部材の上面よりわず
かに突出した状態にすることにより、案内ロールにより
苗箱を上部ブラシおよび搬送ロールに向けて弾力的に押
圧することができる。その結果、例えば、表面の摩擦係
数の小さい苗箱や、長期にわたって使用したため表面が
すり減った苗箱であっても円滑かつ確実に搬送して全面
を完全に洗浄することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1および図2は本発明の一実施例の苗箱
洗浄機を示し、図1はカバーおよび上部ブラシ等を取外
した状態で示す模式平面図、図2は側壁を取外した状態
で示す模式側面図である。
【0014】本実施例の苗箱洗浄機は、図1および図2
に示すように、その本体1が箱形のものであって、上面
開口部にはカバー1aが着脱自在に設けられているとと
もに、本体1に対して着脱自在な4本の脚2aを有する
機枠2によって支持されている。
【0015】本体1の互いに対向する側壁のうちの一方
の側壁である前面壁4には苗箱を導入するための供給口
4aが、他方の側壁である後面壁5には苗箱を放出する
ための放出口5aがそれぞれ設けられているとともに、
本体1内の上方部位には洗浄液を散布するための給液手
段であるノズル29が設けられており、底壁7の排水口
7aを避けた部位の下方にはモータ8が配設されてい
る。
【0016】なお、本実施例において、供給口4aおよ
び放出口5aにはゴム等からなる可撓性板4c,5bを
それぞれのれん状に設けることにより洗浄液が機外に飛
散しないように工夫されている。
【0017】本体1の苗箱の進行方向とほぼ平行な両側
壁6a,6bの底壁寄りの部位には、主軸12が軸受1
2aを介して回転自在に支持されており、該主軸12に
は、下部ブラシ23およびその両側に配設された側部ブ
ラシ24が一体に回転するように取付けられている。
【0018】また、両側壁6a,6bの主軸12の上方
部位には、上部ブラシ25が一体的に設けられた上部ブ
ラシ軸26が軸受(不図示)を介して回転自在に設けら
れている。さらに、両側壁6a,6bの放出口5a寄り
の部位には、搬送ロール18のロール軸18aが軸受1
8bを介して回転自在に支持されている。
【0019】なお、本実施例において、搬送ロール18
は苗箱の両側縁部に当接する間隔で配設された一対の溝
付きロールからなるが、これに限らず、苗箱の両側縁部
に当接する長さの1個ロールからなるものでよい。
【0020】ここで、これら上部ブラシ25、下部ブラ
シ23および側部ブラシ24、ならびに搬送ロール18
を強制回転させるための駆動手段の一例について説明す
る。
【0021】一方の側壁6aから突出する主軸12の一
端には大プーリ10が一体的に設けられており、一方の
側壁6aから突出するモータ8の出力軸8aの先端部に
一体的に設けられた小プーリ9と大プーリ10との間に
はベルト11がかけ回わされている。他方の側壁6bか
ら突出する主軸12の他端には、駆動側スプロケット1
4が一体的に設けられており、該駆動側スプロケット1
4にはピン14aを介してクランク機構15のクランク
ロッド15aの先端側が連結されている。
【0022】また、他方の側壁6bから突出する上部ブ
ラシ軸26の先端部には従動側スプロケット(不図示)
が一体的に設けられており、駆動側スプロケット14と
前記従動側スプロケットとの間にはチェーン(不図示)
がかけ回されている。さらに、他方の側壁6bから突出
するロール軸18aの先端部にはつめ車機構13が取付
けられている。
【0023】つめ車機構13は公知のものでよく、例え
ば、クランク機構15を介し外輪が揺動運動され、不図
示のつめ車を介してその内部に配設された内側つめ車に
一体的に設けられたロール軸18aを苗箱を搬送する方
向へ低速で間欠回転させるように構成されたものであれ
ばよい。
【0024】前面壁4の供給口4aの開口部の両側縁の
直下にはそれぞれブラケット4bが突設されており、両
ブラケット4bには棒状体を屈曲させた門形の案内部材
19の両端部が揺動自在に取付けられている。つまり、
この門形の案内部材19は、本体1の供給口4a側に揺
動支点を有するとともに、その自由端部19aが一対の
搬送ロール18の下方の放出口5aの近傍まで達する大
きさに設定されている。
【0025】門形の案内部材19の図示下面の自由端部
19a寄りの部位には、両端部が引張りスプリング28
を介して両側壁6a,6bに吊り下げられた支持棒27
が当接されている。
【0026】本実施例において、支持棒27には一対の
案内ロール27aが自由回転自在に配設されており、該
一対の案内ロール27aの外径は、支持棒27を案内部
材19の下面に直接当接した場合、その外周面が案内部
材19の上面より図示上方へわずかに突出する(約3m
m程度)寸法に設定されている。
【0027】一方、案内部材19の自由端部19aの近
傍下面には一対のスぺーサ30が取付けられており、該
スぺーサ30の厚みは、支持棒27がその下面に当接さ
れたときに前記一対の案内ロール27aの外周面が案内
部材19の上面より突出しない寸法に設定されている。
【0028】なお、図示しないが、スペーサ30の下面
に当接された支持棒27のすべり止め用の凹部または凸
部を設けておくとよい。また、上記一対の案内ロールに
かえて分割されていない一本の案内ロールとすることが
できる。
【0029】以上の説明から明らかなように、支持棒2
7は、常時弾性部材である引張りスプリング28により
上方へ向けて付勢されることにより案内部材19の下面
に直接当接する位置とスペーサの下面に当接する位置と
に切換えることができるように工夫されている。
【0030】なお、本実施例においては、前記支持棒2
7の両端部が、後面壁5の放出口5aの開口部両側部に
突設された苗箱を放出口5aに向けて案内するための一
対のガイド兼ストッパ20の段差部20aに係止される
ように構成されているため、前記案内部材19と前記一
対の搬送ロール18との間には所定の間隔が常時保たれ
るようになっている。また、図1に示すように、本体1
を構成する両側壁6a,6bの周縁部には外方へ突出す
るフード部6cが一体的に設けられており、該フード部
6cの開口面より内側に前記駆動手段が納まるように構
成されている。このため、フード部6cに着脱自在な平
板状の図示しない側部カバーを取付けるだけで、駆動手
段が外部へ露出するのを防止することができ、安全性お
よびメンテナンスの点においても優れている。
【0031】次に、本実施例の苗箱洗浄機の動作につい
て説明する。
【0032】(苗箱と搬送ロールとの間に十分な摩擦力
が得られる苗箱を洗浄するため、支持棒27をスぺーサ
30の下面に当接させた場合) 図3に示すように、搬送ロール18を苗箱に送りを
与える方向に強制回転させ、上部ブラシ25、下部ブラ
シ23および側部ブラシ24(図1参照)はそれぞれ矢
印方向へ強制回転させる。
【0033】 ついで、苗箱(不図示)を、その先端
部が上部ブラシ25と下部ブラシ23の間に達する位置
まで押し込んで行くと、引張りスプリング28の弾発力
により図示上方へ向けて付勢されている支持棒27を介
し案内部材19が苗箱を上部ブラシ25に向けて弾力的
に押圧する。
【0034】 上記ののち、苗箱は案内部材19を
引張りスプリング28の弾発力に抗して押し下げながら
前進するが、この間にノズル29から洗浄液が散布され
ると同時に上部ブラシ25、下部ブラシ23および側部
ブラシ24により苗箱の上面、下面および側面が確実に
払拭されて全面が洗浄される。
【0035】本発明において、苗箱の上面、下面とは、
本体1内に導入された苗箱の上を向いた面、下を向いた
面をそれぞれ意味し、例えば、底壁を下向きに導入した
場合は底壁外面が下面になる。
【0036】 上記ののち、苗箱の先端側が放出口
5aより外部へ放出され、苗箱の後端側が搬送ロール1
8と案内部材19との間に位置する部位まで搬送される
間、案内部材19は引張りスプリング28の弾発力によ
って苗箱を搬送ロール18に向けて弾力的に押圧してい
るため、前記案内部材19と苗箱との間に適度な摩擦力
が発生し、苗箱は、本体1内で安定した速度で搬送され
るとともに、勢いよく飛び出すことなく、スムースに放
出口5aからガイド棒21cを有する放出用ガイド部材
21上へ放出される。
【0037】(苗箱と搬送ロールとの間に十分な摩擦力
が得られない苗箱を洗浄するため、支持棒27を案内部
材19の下面に直接当接させた場合) 図4に示すように搬送ロール18を苗箱に送り与え
る方向に強制回転させ、上部ブラシ25、下部ブラシ2
3および側部ブラシ24(図1参照)はそれぞれ矢印方
向へ強制回転させる。
【0038】 ついで、苗箱を、その先端部が上部ブ
ラシ25と下部ブラシ23の間に達する位置まで押し込
んで行くと、引張りスプリング28の弾発力により支持
棒27を介し案内部材19が図示上方へ向けて付勢され
ているため、苗箱は上部ブラシ25に向けて押圧され
る。
【0039】 上記ののち、苗箱は案内部材19を
引張りスプリング28の弾発力に抗して押し下げながら
前進し、その先端下面が案内ロール27aに乗り上げる
ことにより苗箱との摩擦力が小さくなる。この間にノズ
ル29から洗浄液が散布されると同時に上部ブラシ2
5、下部ブラシ23および側部ブラシ24より上面、下
面および側面が確実に払拭されて全面が洗浄される。
【0040】 上記ののち、苗箱の先端側が放出口
5aより外部へ放出され、苗箱の後端側が搬送ロール1
8と案内ロール27aとの間に位置する部位まで搬送さ
れる間、案内ロール27aは引張りスプリング28の弾
発力によって苗箱を搬送ロール18に向けて弾力的に押
圧しているため、案内ロール27aと苗箱との間の摩擦
力は小さくなり、苗箱が適度な押圧力で搬送ロール18
に押し付けられて安定した速度で搬送され、ガイド棒2
1cを有する放出用ガイド部材21上へ放出される。
【0041】続いて、本発明の苗箱洗浄機における案内
部材およびスペーサの変形例について説明する。
【0042】本変形例は、図5に示すように、放出口5
aの近傍に、放出口5aの開口部下縁部を横切るように
液切板50を配設し、該液切板50に支持棒27に自由
回転自在に設けられた一対の案内ロール27aの案内部
材19に対する高さを切換えるための一対のスペーサ4
0を設けたものである。
【0043】スペーサ40は断面形状が略コの字形であ
って、その先端側が下方に折れ曲がった係止部41およ
び一対の案内ロール27aが遊嵌する大きさの一対の切
欠部42を先端部に有し、液切板50に内向きに突設さ
れている。
【0044】案内部材19を係止部41の表面に当接さ
せた位置においては、支持棒27は案内部材19の下面
に直接当接し、案内ロール27aの周面は案内部材19
の上面よりわずかに突出する。つまりこの状態では、一
対の案内ロール27aの外周面が苗箱下面に当接する。
【0045】一方、支持棒27をスペーサ40の係止部
41と液切板50との間の下面に当接させた状態では、
案内ロール27aの外周面は案内部材19の上面より突
出せず、この状態では案内部材19が苗箱に直接当接す
る。なお、上記以外は上述した実施例と同様であるので
その説明は省略する。
【0046】図6は本発明の苗箱洗浄機の他の実施例を
示し、本実施例の苗箱洗浄機は、本体1内の下部ブラシ
23の下方部位に液溜部材60を設けたものであって、
液溜部材60は、板金をプレス加工等により屈曲して洗
浄液70を溜めるための凹所60aを形成したものであ
る。
【0047】なお、これ以外は上記実施例または変形例
と同様でよいので、その説明は省略する。
【0048】本実施例によれば、凹所60aに溜った洗
浄液70を下部ブラシ23ではね上げて苗箱Wに打ち付
けて洗浄することができ、洗浄液をたれ流す場合に比較
して洗浄液の消費量を低減することができ、運転コスト
が安くなる。
【0049】なお、本発明において、上部ブラシは、上
述した実施例のものに限らず、両端部に斜め外方へ突設
されたチャンネルブラシを有するものでもよい。また、
上部ブラシ25を反矢印方向(図3参照)へ回転させ、
下部ブラシ23および側部ブラシ24を逆方向へ回転さ
せてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
【0051】供給口より導入された苗箱は、案内部材ま
たは案内ロールにより上部ブラシに向けて弾力的に押圧
されるため、苗箱に上部ブラシや下部ブラシの回転によ
るバタツキが発生せず、円滑に苗箱洗浄機内に導入する
ことができるとともに、メーカ等により苗箱の高さが変
化してもスムースに導入して全面を完全に洗浄すること
ができる。
【0052】また、苗箱の表面の状態が、搬送ロールと
の間で十分な摩擦力が得られる場合のみならず搬送ロー
ルとの間で十分な摩擦力が得られない場合にも、単に支
持棒をスペーサの下面に当接させた状態と支持棒を案内
部材の下面に直接当接させた状態とに切換えるだけの簡
単な操作で対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の苗箱洗浄機の一実施例を示し、カバー
および上部ブラシを取外した状態で示す模式平面図であ
る。
【図2】図1に示す苗箱洗浄機の側壁を取外した状態で
示す模式側面図である。
【図3】本発明の苗箱洗浄機における案内部材およびス
ペーサの一例を示し、(a)はスペーサに支持棒を当接
させた状態の模式側面図、(b)はスペーサに支持棒を
当接させた状態を示す模式斜視図である。
【図4】図3に示した案内部材およびスペーサにおい
て、(a)は案内部材に支持棒を直接当接させた状態の
模式側面図、(b)は案内部材に支持棒を直接当接させ
た状態を示す模式斜視図である。
【図5】本発明の苗箱洗浄機における案内部材およびス
ペーサの一変形例を示す模式斜視図である。
【図6】本発明の苗箱洗浄機の他の実施例を示す模式側
面図である。
【図7】従来の苗箱洗浄機の一例を示し、カバーを取り
外した状態の模式平面図である。
【図8】図7に示す苗箱洗浄機の供給ローラ機構を示す
部分斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 1a カバー 2 機枠 2a 脚 4 前面壁 4a 供給口 4b ブラケット 5 後面壁 5a 放出口 6a,6b 側壁 6c フード部 7 底壁 7a 排出口 8 モータ 8a 出力軸 9 小プーリ 10 大プーリ 11 ベルト 12 主軸 12a,18b 軸受 13 つめ車機構 14 駆動側スプロケット 14a ピン 15 クランク機構 15a クランクロッド 18 搬送ロール 18a ロール軸 19 案内部材 19a 自由端部 20 ガイド兼ストッパ 21 放出用ガイド部材 21a,21b ガイドアーム 21c ガイド棒 23 下部ブラシ 24 側部ブラシ 25 上部ブラシ 27 支持棒 27a 案内ロール 28 引張りスプリング 29 ノズル 30,40 スペーサ 41 係止部 50 液切板 60 液溜部材 60a 凹所 70 洗浄液

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する側壁のうちの一方の側壁
    に供給口を有し他方の側壁に放出口を有する箱形の本体
    と、前記本体内に前記供給口より導入された苗箱の上
    面、下面および側面をそれぞれ払拭するための上部ブラ
    シ、下部ブラシおよび側部ブラシと、前記本体の前記放
    出口寄りに配設された前記苗箱の上面に当接する搬送ロ
    ールと、これら上部ブラシ、下部ブラシ、側部ブラシお
    よび搬送ロールを強制回転させるための駆動手段を備え
    た苗箱洗浄機において、 前記上部ブラシおよび前記搬送ロールと前記下部ブラシ
    との間に配設された前記本体の前記供給口側に揺動支点
    を有するとともに自由端部が前記搬送ロールの下方まで
    延在する門形の案内部材と、前記案内部材の前記自由端
    部近傍下面に一体的に設けられたスペーサと、弾性部材
    により常時上方へ向けて付勢されることにより前記案内
    部材の下面に直接当接する位置と前記スペーサの下面に
    当接する位置とに切換えることができる支持棒と、前記
    支持棒に自由回転自在に支持された案内ロールとを備
    え、しかも、前記案内ロールの外径が前記支持棒を前記
    案内部材に直接当接させた際に前記案内ロールの外周面
    が前記案内部材の上面よりわずかに突出する寸法であ
    り、前記スペーサの厚みが前記支持棒を前記スペーサに
    当接させた際に前記案内ロールの外周面が前記案内部材
    の上面より突出しない寸法であることを特徴とする苗箱
    洗浄機。
  2. 【請求項2】 案内部材の自由端部近傍下面に一体的に
    スペーサを設けるかわりに、本体の放出口近傍に設けた
    放出口からの洗浄液の飛散を防止するための液切板に先
    端側に下方に向けて折れ曲がった係止部を有するスペー
    サを内向きに突設し、しかも前記スペーサの先端部には
    支持棒に自由回転自在に支持された案内ロールが遊嵌さ
    れる切欠部を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗
    箱洗浄機。
  3. 【請求項3】 下部ブラシの下方に、洗浄液が溜まる凹
    所を有する液溜部材を設けたことを特徴とする請求項1
    または2記載の苗箱洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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