JPH1069621A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

回転ヘッド装置

Info

Publication number
JPH1069621A
JPH1069621A JP22855496A JP22855496A JPH1069621A JP H1069621 A JPH1069621 A JP H1069621A JP 22855496 A JP22855496 A JP 22855496A JP 22855496 A JP22855496 A JP 22855496A JP H1069621 A JPH1069621 A JP H1069621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
rotary
magnetic
head device
magnetic tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22855496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
健治 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP22855496A priority Critical patent/JPH1069621A/ja
Publication of JPH1069621A publication Critical patent/JPH1069621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ヘッド装置の長寿命化を図るとともに、
回転ヘッド装置の交換時におけるメンテナンスコストを
小とすることである。 【解決手段】 磁気ヘッド群(消去ヘッド5、記録ヘッ
ド6、再生ヘッド7)を有する回転ドラム1と外周面に
沿って磁気テープ3走行用の案内を有する固定ドラム2
とを有する回転ヘッド装置において、磁気ヘッドを挟ん
だ回転ドラム1の両側に、記録、再生、消去の何れにも
関与しない一対のダミーヘッド4a、4bを有するもの
であることを特徴とする。 【効果】 磁気ヘッドの磨耗量が低減され、回転ヘッド
装置の長寿命化を図ることができるとともに、回転ヘッ
ド装置の交換時におけるメンテナンスコストを小とする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ヘッド装置に関
し、さらに詳しくは、磁気ヘッドを有する回転ドラムと
外周面に沿って磁気テープ走行用の案内を有する固定ド
ラムとを有する回転ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置は高性能、高機
能化されており、回転ヘッド装置においても再生ヘッ
ド、記録ヘッド、消去ヘッド等の組み合わせによる多ヘ
ッドの構成が標準的なものとなっている。そして、これ
等の磁気ヘッドは磁気テープとの摺動により磨耗し、磁
気ヘッドが磨耗すると磁気ヘッドギャップを形成する領
域、所謂ヘッドデプスも減少し、磁気テープとの当たり
特性や電磁変換特性(記録および再生時における周波数
特性)が劣化する。ところで、磁気ヘッドの磨耗量は均
一でなく、例えば消去ヘッド、記録ヘッド、再生ヘッド
の順に磁気テープをトレースするものでは、先行してト
レースする消去ヘッドの磨耗量が他の記録ヘッドや再生
ヘッドよりも大となる傾向にある。そして、消去ヘッド
の寿命とともに回転ヘッド装置を交換することとなり、
その交換に要する工数が大である等メンテナンスコスト
は大きな課題の一つとなっていた。これに鑑み、本出願
人は先に特願平8−147866号明細書中において、
消去ヘッドに先行して磁気テープと当接し、記録、再生
および消去に関与しないダミーヘッドを回転ヘッド装置
に取り付けたものを提案した。これを図3(a)ないし
(b)を参照して説明する。
【0003】図3(a)は、回転ヘッド装置に磁気テー
プ3が走行している状態を示した概略側面図であり、同
図(b)は回転ドラム1に取り付けられたダミーヘッド
4aおよび磁気ヘッド群と磁気テープ3との接触状態を
説明する概略展開図である。図3(a)に示したよう
に、回転ヘッド装置を構成する回転ドラム1は同図中の
矢印で示した回転方向に一定回転数で回転しており、磁
気テープ3は回転ドラム1の回転方向と同方向であり通
常の記録再生が行われるFWD方向に走行しているもの
とする。また、回転ヘッド装置を構成する固定ドラム2
には、磁気テープ3を案内する為の案内(図示せず)が
設けられている。さらに、回転ドラム1には先行して磁
気テープ3と当接し、記録、再生および消去に関与しな
いダミーヘッド4aと、続いて回転ドラム1の回転方向
と逆方向に消去ヘッド5、記録ヘッド6、再生ヘッド7
の順でこれ等が取り付けられている。このように概略構
成された回転ヘッド装置では、先行して磁気テープ3と
当接するダミーヘッド4aの磨耗量が大となるが、ダミ
ーヘッド4aに続いて取り付けられている消去ヘッド5
の磨耗量を低減することができる。結果的に、回転ヘッ
ド装置の寿命をダミーヘッド4aが取り付けられていな
かったものと比較して1.6倍以上の長寿命化を図るこ
とができると言うものである。
【0004】しかしながら、磁気記録再生装置では磁気
テープ3をFWD方向とは逆のREV方向に走行させて
再生すること等が度々行われており、この状態において
は、先行して磁気テープ3と当接する再生ヘッド7の磨
耗量が大となる。従って、回転ドラム1にダミーヘッド
4aを設けただけでは回転ヘッド装置の更なる長寿命化
を図るには不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、回転
ドラムに取り付けられた磁気ヘッドの磨耗量を小とする
手段を提供し、回転ヘッド装置の長寿命化を図ることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の回転ヘッド装置では、消去ヘッド、記録ヘ
ッド、再生ヘッド等の磁気ヘッドを有する回転ドラム
と、外周面に沿って磁気テープ走行用の案内を有する固
定ドラムとを有する回転ヘッド装置において、磁気ヘッ
ドを挟んだ回転ドラムの両側に、記録、再生、消去の何
れにも関与しない一対のダミーヘッドを有することを特
徴とする。
【0007】上述した手段により、磁気テープがFWD
方向、REV方向の何れの方向に走行している場合にお
いてもダミーヘッドが先行して磁気テープと当接する
為、続いて磁気テープと当接する磁気ヘッドの磨耗量を
低減する作用がある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、磁気ヘッドを挟んだ回
転ドラムの両側に、記録、再生、消去の何れにも関与し
ない一対のダミーヘッドを設けた点に特徴を有する。以
下、本発明の回転ヘッド装置について図1ないし図2を
参照して説明する。なお、図中の構成要素で従来の技術
と同様の構造を成しているものについては、同一の参照
符号を付すものとする。
【0009】図1は、図3(b)と同様、回転ドラム1
に取り付けられたダミーヘッド4a、4bおよび磁気ヘ
ッド群と磁気テープ3との接触状態を説明する概略展開
図である。回転ドラム1には先行して磁気テープ3と当
接し、記録、再生および消去に関与しないダミーヘッド
4aと、続いて回転ドラム1の回転方向と逆方向に消去
ヘッド5、記録ヘッド6、再生ヘッド7の順でこれ等が
取り付けられ、さらにダミーヘッド4bが取り付けられ
ている。このように回転ヘッド装置を構成すれば、磁気
テープ3の走行方向が通常の記録再生が行われるFWD
方向ではダミーヘッド4aにより、消去ヘッド5の磨耗
量を低減することができ、磁気テープ3の走行方向が逆
再生等のREV方向ではダミーヘッド4bにより、再生
ヘッド6の磨耗量を低減することができる。
【0010】図2は、ダミーヘッド4bの有無による再
生ヘッド7の磨耗量を比較したグラフである。同図から
明らかなように、例えば10000時間磁気テープ3を
走行させた後の磨耗量で比較すれば、ダミーヘッド4b
有りの再生ヘッド7の磨耗量が初期値から略−12μm
であったのに対して、ダミーヘッド4b無しの再生ヘッ
ド7の磨耗量は初期値から略−18μmであり、その差
は略6μmであった。従って、ダミーヘッド4bを回転
ドラム1に設けることにより、再生ヘッド7の磨耗量を
低減することが確認できた。
【0011】
【発明の効果】本発明の回転ヘッド装置によれば、磁気
ヘッドの磨耗量が低減され、回転ヘッド装置の長寿命化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態例を示し、回転ドラムに
取り付けられたダミーヘッドおよび磁気ヘッドと磁気テ
ープとの接触状態を説明する概略展開図である。
【図2】 本発明の効果を示すものであり、ダミーヘッ
ドの有無による再生ヘッドの磨耗量を比較したグラフで
ある。
【図3】 従来例を示し、(a)は、回転ヘッド装置に
磁気テープが走行している状態の概略側面図であり、
(b)は回転ドラムに取り付けられたダミーヘッドおよ
び磁気ヘッドと磁気テープとの接触状態を説明する概略
展開図である。
【符号の説明】
1…回転ドラム、2…固定ドラム、3…磁気テープ、4
a…ダミーヘッド、4b…ダミーヘッド、5…消去ヘッ
ド、6…記録ヘッド、7…再生ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを有する回転ドラムと、 外周面に沿って磁気テープ走行用の案内を有する固定ド
    ラムとを有する回転ヘッド装置において、 前記磁気ヘッドを挟んだ前記回転ドラムの両側に、記
    録、再生、消去の何れにも関与しない一対のダミーヘッ
    ドを有することを特徴とする回転ヘッド装置。
JP22855496A 1996-08-29 1996-08-29 回転ヘッド装置 Pending JPH1069621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22855496A JPH1069621A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 回転ヘッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22855496A JPH1069621A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 回転ヘッド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1069621A true JPH1069621A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16878201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22855496A Pending JPH1069621A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 回転ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1069621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3737582A (en) Flat magnetic heads
JPH1069621A (ja) 回転ヘッド装置
JP2904666B2 (ja) 磁気記録/再生装置
JP2003242617A (ja) 回転ドラム装置及び磁気テープドライブ装置
US7154705B2 (en) Magnetic head for rotary head drum
JPS59231703A (ja) 磁気記録・再生装置
JP2555006B2 (ja) 回転ヘツド装置
JP2796192B2 (ja) 磁気記録再生装置のヘッドドラム装置
JPH0636488Y2 (ja) 回転磁気ヘッド装置
JPH05968Y2 (ja)
KR20030072542A (ko) 자기기록재생기 헤드드럼용 회전헤드구조
JPH1021606A (ja) ヘッドドラム組立体
KR0166158B1 (ko) 씨에스에스 특성 개선을 위한 하드 디스크 드라이브장치
KR200149291Y1 (ko) 테이프 레코더의 헤드 드럼
JP2001297417A (ja) 磁気ヘッド装置
JPH11102555A (ja) 回転ヘッド装置
JPH11283225A (ja) 低接触型の回転ヘッドを搭載したディジタルvtr
JPS621108A (ja) 多チヤンネル型磁気ヘツド
JP2002197624A (ja) 回転ヘッドドラム装置
JPH05166145A (ja) 磁気ヘッド装置
KR19990014713U (ko) 브이씨알의 핀치 롤러
JP2000076739A (ja) 磁気記録再生装置
JPH04295611A (ja) ダブルアジマスヘッド
JPH04232639A (ja) 磁気記録装置のシリンダ装置
JPH09282839A (ja) 磁気記録再生装置