JPH1069321A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

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JPH1069321A
JPH1069321A JP8242554A JP24255496A JPH1069321A JP H1069321 A JPH1069321 A JP H1069321A JP 8242554 A JP8242554 A JP 8242554A JP 24255496 A JP24255496 A JP 24255496A JP H1069321 A JPH1069321 A JP H1069321A
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JP
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power
solar cells
circuit
power conversion
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JP8242554A
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Katsumi Kanasugi
克己 金杉
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日射量が変化しても、多数のソーラセルから
得られたエネルギを高効率で電力変換できる電力変換回
路を備えた太陽光発電装置を提供することにある。 【解決手段】 各ソーラセル1〜8と各コンバータ1〜
8は1対1で接続されており、該ソーラセルとコンバー
タとの間に、ソーラセルから出力された電圧と電流を検
出回路10a〜10hとリレー11a〜11fが接続さ
れている。CPU14は前記電圧・電流検出回路10a
〜10hから得たデータを基に、前記コンバータ1〜8
の変換効率を高めるように、前記リレー11a〜11f
を切替える制御信号を生成し、リレー制御回路15に供
給する。また、CPU14は選ばれたコンバータを高変
換効率で動作させる制御信号を生成し、プリドライバ1
6に供給する。出力V・I検出回路20が過電圧を検出
した時には、過昇圧保護回路21が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は太陽光発電装置に
関し、特に日射条件に変化があり、ソーラセルが出力す
る電力が低下した場合においても、電力の取り出しを高
効率に保てる電力変換回路を備えた太陽光発電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ソーラセルの電力変換回路は、図11に
示されているような特性を有している。すなわち、設計
された動作点X(最大供給電力付近)で最大変換効率を
発揮し、供給電力Wが該動作点Xより低下すると、それ
に伴って電力変換回路の損失(ロス)の比率が上昇す
る。逆に、供給電力Wが該動作点Xより大きくなると、
変換デバイス等の発熱等により、電力変換回路の効率が
低下するし、かつデバイスの許容値を超え、耐久性を低
下させる。したがって、ソーラセルの発電電力は、前記
電力変換を考えると、日射量に影響され、日射量が低下
した時には、電力変換回路の適性使用域を外れ、変換効
率の低い点で使用されることになる。一般的には、ソー
ラセルの電力変換を効率的に行うために、図示のメイン
使用域で使用されている。
【0003】そこで、特開昭61−97721号では、
太陽電池がいかなる条件下にあっても、その最大電力点
を自動的に追尾し、太陽エネルギを効率的に利用できる
ようにした発明を提案している。この発明では、太陽電
池の電圧と電流を入力とし、所定のサンプリング期間毎
に、その電力と電圧の変化から太陽電池の最大電力とな
るような適正な電圧基準値を得、該電圧基準値を基に太
陽電池の出力電圧を制御することにより、太陽電池の特
性がいかなるものであっても、自動的に最大電力点に制
御できるようにしたものである。
【0004】また、ソーラセルの電力変換回路は直流の
変換回路であることが一般的である。直流は交流と異な
りエネルギ的交番(+−の入替え)がないので、接点が
離れた瞬間に発生する端子と接点間の微小空間に大きな
熱が発生し、接点溶着が起きやすい。そこで、従来は、
DC200V2A級のリレーを用いていた。なお、この
種の従来技術として、DC電源で、リレーを用いて電源
電圧を変えるようにした実開昭58−66836号公
報、太陽電池の出力電圧が所定電圧値を越えたら太陽電
池の出力端を短絡することにより、太陽電池の出力電圧
が所定電圧値を越えないようにした特開昭62−154
120号公報等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術によ
れば、電力変換回路一個当たりの電力変換効率は改善で
きるが、電力変換回路を複数個並列に接続された回路の
電力変換効率の向上については、何らの配慮もされてい
ないという問題があった。また、従来のDC200V2
A級のリレーは、1kg以上の重量を有しており、装置
が大型化および重量化してしまうという問題があった。
【0006】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、日射量が変化しても、多数のソーラセル
から得られたエネルギを高効率で電力変換できる電力変
換回路を備えた太陽光発電装置を提供することにある。
また、他の目的は、小形化および軽量化された太陽光発
電装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、複数個のソーラセルとその各々に接続
された電力変換回路とを有し、該ソーラセルの出力を電
力に変換して取り出すようにした太陽光発電装置におい
て、前記ソーラセルの出力を複数の組合わせで合成し
て、前記電力変換回路に供給することができるようにし
た切替手段と、前記電力変換回路の変換効率を高めるよ
うに、前記ソーラセルの出力の大きさに応じて前記切替
手段の動作を制御する信号を生成する切替制御信号生成
手段と、前記電力変換回路の変換効率を向上させるため
の制御信号を生成するピーク電力追尾手段とを具備した
点に、第1の特徴がある。
【0008】この発明によれば、ソーラセルが受ける日
射条件に従ってソーラセルの出力を合成することがで
き、また該合成された電力が供給される電力供給回路が
高効率の変換動作をするように追尾制御されるので、複
数個のソーラセルの日射条件の変化に相応して、高効率
の電力変換を行えるようになる。
【0009】また、本発明は、前記切替手段の動作時
に、該切替手段の両端子間を予め短絡する回路手段を設
けた点に第2の特徴がある。この発明によれば、AC電
圧規格値のリレーをDC電力リレーとして用いることが
できるようになり、重量およびコストとも、1/10以
下にすることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、ソーラカーを正面から見た
図と、ソーラセルの特性図を示す。該特性図において、
横軸は電圧、縦軸は電流および電力を示している。図示
されているように、ソーラカー1の車体の表面1aに多
数のソーラセルが張り付けられている。このソーラセル
は、日射の強さにより、異なる特性を示す。すなわち、
日射が弱い時、例えば日陰に入っている時とか曇天であ
るような場合には、図のaのような電圧−電流特性とc
のような電圧−電力特性を示す。一方、ソーラセルへの
日射が強い時、例えば直射日光を受けている時には、図
のbのような電圧−電流特性とdのような電圧−電力特
性を示す。
【0011】まず、本発明の太陽光発電装置の概要を、
図2を参照して説明する。例えばソーラカーの車体の表
面に張り付けられた10チャネルのセルモジュールはそ
れぞれ対応する電力変換回路(以下、コンバータと呼
ぶ)に接続されている。また、該各コンバータの出力は
一つにまとめられ、バッテリ31とモータ32に供給さ
れる。インピーダンス制御指令部33は、各セルモジュ
ールから出力された電圧vと電流iを読込み、これに基
づいて各コンバータのインピーダンス制御信号を生成す
る。そして、該コンバータにより各セルのピーク電圧が
取り出せるように各コンバータの動作を制御する。前記
複数個のコンバータとインピーダンス制御指令部33
は、一般にトラッカと呼ばれるものである。
【0012】次に、図3を参照して、本発明の太陽光発
電装置の一実施形態を詳細に説明する。この実施形態
は、図2のセルモジュールとトラッカの構成の詳細を示
している。なお、図3はソーラセルを8個用いた場合の
例であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0013】各ソーラセル1〜8は、それぞれ入力電圧
・電流検出回路10a〜10h、および電力変換回路
(以下、コンバータと呼ぶ)1〜8と接続され、各コン
バータ1〜8の出力は総合されて出力電圧・電流検出回
路20に入力する。該出力は該出力電圧・電流検出回路
20の後段に接続された過昇圧保護回路21およびフュ
ーズ22を経て出力される。ここに、前記コンバータ1
〜8は、PWMデューティの変更により、入出力間のイ
ンピーダンスを変更する装置ととらえることができる。
前記過昇圧保護回路21は、一例として、図4に示され
ているように、過昇圧時にオンになるツェナダイオード
21a、21bと、該ツェナダイオード21a、21b
がオンになった時にオンになるスイッチング素子21c
から構成されている。過昇圧になると、該スイッチング
素子21cがオンなり、過昇圧を防止することができ
る。
【0014】また、前記ソーラセル2とコンバータ2と
の間には、ソーラセル2の出力を前記コンバータ1また
は2に切替接続する第1のラッチリレー11aが接続さ
れ、前記ソーラセル3とコンバータ3との間には、ソー
ラセル3の出力を前記コンバータ1または3に切替接続
する第2のラッチリレー11bが接続され、また、前記
ソーラセル4とコンバータ4との間には、ソーラセル4
の出力を前記コンバータ3または4に切替接続する第3
のラッチリレー11cが接続されている。
【0015】また、前記ソーラセル6とコンバータ6と
の間には、ソーラセル6の出力を前記コンバータ5また
は6に切替接続する第4のラッチリレー11dが接続さ
れ、前記ソーラセル7とコンバータ7との間には、ソー
ラセル7の出力を前記コンバータ5または7に切替接続
する第5のラッチリレー11eが接続され、また、前記
ソーラセル8とコンバータ8との間には、ソーラセル8
の出力を前記コンバータ路7または8に切替接続する第
6のラッチリレー11fが接続されている。
【0016】また、前記入力電圧・電流検出回路10a
〜10hおよび出力電圧・電流検出回路20の検出信号
は、マルチプレクサ12を経てA/D変換回路13a、
13bに送られる。前記検出信号は、該A/D変換回路
13a、13bでディジタル信号に変換され、CPU1
4に入力する。CPU14は、前記入力電圧・電流検出
回路10a〜10jおよび出力電圧・電流検出回路20
の検出信号に従って、リレー制御回路15およびプリド
ライバ16の動作を制御する。リレー制御回路15は、
前記第1〜6のラッチリレー11a〜11fのオン、オ
フ回路を具備しており、該第1〜6のラッチリレー11
a〜11fの切替動作を制御する。また、前記プリドラ
イバ16は使用するコンバータを決定あるいは選択する
ことによって、電力変換回路を常時電力変換効率の高い
ポイントで使用できるように制御する。
【0017】ここで、プリドライバ16によるコンバー
タ1〜8の制御について、図5を参照して説明する。図
はソーラセル特性を示し、Iは電流特性、Pは電力特性
を示している。図から明らかなように、電力Pが最大に
なるように制御するには、電力ピークの変極点P0 を境
にして、右側と左側では逆の制御になる。今、左側をA
モード制御、右側をBモード制御と呼ぶと、Aモード制
御では電圧が高くなる方向の制御すなわちインピーダン
スが高くなる方向の制御を行い、Bモード制御では逆に
電圧が低くなる方向の制御すなわちインピーダンスが低
くなる方向の制御を行うと、電力Pが前記変極点P0 に
近付く方向に制御することができる。
【0018】次に、図3のCPU14の動作を、図6の
フローチャートを参照して説明する。初期状態では、前
記第1〜6のラッチリレー11a〜11fは下側に接続
されているものとする。この時、ラッチリレーはオン状
態にあると呼ぶ。なお、逆にラッチリレーが上側に切替
えられた時には、ラッチリレーはオフ状態にあると呼
ぶ。
【0019】ステップS1では、ある置数nが1と置か
れる。ステップS2では、全チャネルのコンバータ1〜
8のインピーダンス制御、すなわちPWM制御を中止し
て、動作初期モードとする。すなわち、コンバータ1〜
8をPWM制御させずに入出力スルー状態で動作を開始
する。ステップS3では、CPU14は、前記出力電
圧、電流検出回路20にて検出された出力電圧を取り込
む。次いで、ステップS4にて、該出力電圧が所定の電
圧Vmax 以下であるか否かの判断がなされる。該Vmax
は、次のような理由により、予め設定された電圧であ
る。例えば、図2のトラッカの出力端に接続されている
バッテリ31のコネクタ等の接続が不十分であると、該
トラッカの出力端が非常に大きなインピーダンス状態と
なる。この時、前記インピーダンス制御指令部33から
PWMデューティ指令が1パルスでも出ると、該トラッ
カの出力端電圧は急上昇するという不具合が生ずる。前
記電圧Vmax はこの不具合を生じさせないために予め設
定された電圧である。
【0020】さて、前記ステップS4の判断が肯定にな
ると、ステップS5に進み、第1チャンネルの入力電圧
・電流検出回路10aによって入力電圧が検出され、ス
テップS6では、該入力電圧・電流検出回路10aによ
って入力電流が検出され、マルチプレクサ12を経てC
PU14に伝えられる。ステップS7では、CPU14
は前記入力電圧と入力電流とから、入力電力が演算され
る。ステップS8では、n≧M(ここに、Mはソーラセ
ルの個数であり、図3の例ではM=8である。)である
か否かの判断がなされる。そしてこの判断が否定の時に
は、ステップS9に進んでnに1が加算される。ステッ
プS10では、マルチプレクサ12のチャンネル切り替
えが行われる。そして、今度は第2チャンネルにつき、
前記した動作が再度実行される。
【0021】以上の動作が、ステップS8の判断が肯定
になるまで繰り返されると、ステップS11に進んで各
チャネルセルの入力電力Pn を所定の基準電力Pr と比
較する動作が行われる。ステップS12では、その比較
の結果に基づいて使用するコンバータを決定し、ステッ
プS13では該使用するコンバータにソーラセルの入力
電圧を集中するべく、前記ラッチリレーの切替えを行
う。ステップS14では、各使用コンバータの電力変換
効率が向上するように、該使用コンバータをインピーダ
ンス制御する。そして、この状態で所定のT時間の間電
力変換を行い、該T時間が経過すると(ステップS15
の判断が肯定)、ステップS1に戻って、再度前記した
動作が繰り返される。
【0022】前記ステップS4の判断が否定であった場
合には、過昇圧であるのでフェイルモードに入る。すな
わち、ステップS16に進み、全チャネルのインピーダ
ンス制御を中止し、過昇圧を解消する。
【0023】次に、図6の点線で囲ったステップS20
の動作を、図7と図8を参照してより詳細に説明する。
ステップS21では、ある置数mがm=1と置かれる。
ステップS22では、ソーラセル1〜4の各入力電力P
1 〜P4 が基準電力Pr と比較される。この比較によ
り、例えば、ソーラセル1〜4に直射日光が当たってい
て、該入力電力P1 〜P4 のそれぞれがほぼ該基準電力
Pr と等しければ、ステップS23では使用コンバータ
Cx として、前記コンバータ1〜4が決定される。この
時、ステップS24では、ラッチリレー11a〜11c
の各々は、下側に接続される。すなわち、オン状態にさ
れる。
【0024】しかしながら、例えばソーラセル1〜4が
日陰に入っていて、該入力電力P1〜P4 のそれぞれが
ほぼ該基準電力Pr の半分程度であれば、コンバータの
電力変換効率を上げるべく、コンバータ1とコンバータ
3が使用コンバータとして決定される。この時、ステッ
プS24では、ラッチリレー11aは上側、ラッチリレ
ー11bは下側、ラッチリレー11cは上側に接続され
る。また、例えば天候が曇天あるいは雨天で、該入力電
力P1 〜P4 のそれぞれがほぼ該基準電力Prの1/4
程度であれば、コンバータの電力変換効率を上げるべ
く、コンバータ1が使用コンバータとして決定される。
この時、ステップS24では、ラッチリレー11a〜1
1cは全て上側に接続される。
【0025】以上の処理が終ると、ステップS25に進
んで、mに4が加算される。そして、ステップS26で
は、m>Mが成立したか否かの判断が成される。この判
断が否定の時には、前記ステップS22に進んで、今度
はソーラセル5〜8に接続されたコンバータ5〜8につ
いて、前記と同じ処理が行われる。すなわち、各ソーラ
セル5〜8の各入力電力P5 〜P8 を前記基準電力Pr
と比較することにより、コンバータ5〜6のうちの使用
コンバータが決定され、それに従って、ラッチリレー1
1d〜11fのオン、オフ制御が行われる。
【0026】次に、前記ステップS26の判断が肯定に
なると、すなわち、使用するコンバータが全て決定さ
れ、それに従って、ラッチリレーのオン、オフ制御が行
われると、ステップS27に進み、以下では、プリドラ
イバ16による、該使用コンバータにより各セルのピー
ク電力追尾動作に移る。ステップS27ではx=1と置
かれ、ステップS28では第1番目の使用コンバータC
1 の電力変換効率向上動作に入る。ステップS29で
は、まず該使用コンバータC1 への入力電力が演算され
る。そして、ステップS30では、前回の電力と今回の
電力とが比較される。そして、前回値<今回値が成立す
ると判断されると、ステップS31に進んで、インピー
ダンス制御指令値の比較がなされる。ここで、前回値<
今回値が成立すると、該第1チャンネルはAモード制御
域にあると判断され、ステップS33にて、インピーダ
ンスを大にする制御指令が対応するプリドライバから行
われる。前記ステップS31の判断が否定の時には、B
モード制御域にあると判断され、ステップS34にて、
インピーダンスを小にする制御指令が対応するプリドラ
イバから行われる。
【0027】前記ステップS30の判断が否定の時に
は、ステップS32に進む。ステップS32にて、イン
ピーダンス制御指令値の比較結果が前回値<今回値であ
ると判断されると、Bモード制御域にあると判断され、
ステップS35にて、インピーダンスを小にする制御指
令が対応するプリドライバから行われる。逆に、前回値
>今回値であると判断されると、Aモード制御域にある
と判断され、ステップS36にて、インピーダンスを大
にする制御指令が対応するプリドライバから行われる。
【0028】以上の制御により、ソーラセルに当たる日
射量の大小に関わらず、使用コンバータC1 の出力電力
を高めるように、該コンバータC1 を制御することがで
きる。 次に、ステップS37では、前記制御によって
得られる電力値を今回値として、電力値の更新を行う。
ステップS38では、電力指令値を今回の指令値に更新
する。ステップS39では、xに1が加算され、ステッ
プS40では、全ての使用コンバータCx のインピーダ
ンス制御は終了したか否かの判断がなされる。そして、
この判断が否定の時には、ステップS28に戻って、第
2番目の使用コンバータC2 の電力変換効率を向上させ
るインピーダンス制御に移る。
【0029】以上の動作が繰り返し行われ、ステップS
40の判断が肯定になると、すなわち、全ての使用コン
バータのインピーダンス制御が終了すると、前記ステッ
プS15に進む。そして、予め定められたT時間の間、
前記設定された条件で、ソーラセルの電力変換が行われ
る。
【0030】以上の動作が、例えばソーラカーの走行中
繰り返されることにより、コンバータ1〜8は、ソーラ
セルに当たる日射量に合わせて、常に最良の電力変換効
率で稼働させることができるようになる。この結果、ソ
ーラセルに当たる日射量が変動しても、コンバータを常
に電力変換効率のピーク点付近で使用することができる
ようになる。
【0031】本実施形態によれば、図9に示されている
ように、前記コンバータ1〜4をそれぞれ独立に最大効
率で稼働させると、該コンバータ1〜4の合計電力とし
て、P3 〜P4 の電力を得ることができ、前記ソーラセ
ル1〜4の出力をラッチリレー11aと11cをオフ状
態にして、コンバータ1と3のみを稼働させる2集合状
態にすると、コンバータ1と3の合計電力として、P2
〜P3 の電力を得ることができるようになる。また、前
記ソーラセル1〜4の出力をラッチリレー11a、11
bおよび11cをオフ状態にして、コンバータ1のみを
稼働させる4集合状態にすると、コンバータ1の出力電
力として、P1 程度の電力を得ることができるようにな
る。換言すると、本実施形態によれば、高効率帯域の広
い電力変換回路を提供することができるようになる。
【0032】また、上記の説明では、リレーを切替えて
から各コンバータを制御し、ピーク変換効率がピーク点
付近にくるように制御したが、リレーを切替える前に各
々のセルをピーク点付近に制御し、各々のセルの最大電
力を検出してから、リレーを切替えるようにしてもよ
い。こうすることによって、一部の異常セル(破損、劣
化又は何かが表面に付着したセル)を検出し、これを除
外することも可能となる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態を図10を参
照して説明する。この実施形態は、ラッチリレーの切替
え時に接点と端子との間に微小間隔が生じ、これによっ
て接点溶着が起きるのを防止したものである。図10は
図3の中のラッチリレー11aを代表として記したが、
他のラッチリレー11b〜11fについても同様であ
る。ラッチリレー11aの入力端子とオフ側およびオン
側端子間には、それぞれ、ラッチリレー11aの切替え
時に端子間を短絡するダイオード40a、40bと、ス
イッチング素子41a、41bが接続されている。ま
た、該スイッチング素子41a、41bには、例えばワ
ンショットマルチバイブレータ等からなる制御信号発生
装置42a、42bが接続されている。該制御信号発生
装置42a、42bは、それぞれオン回路、オフ回路か
ら切替え指令が出力された時に、所定時間スイッチング
素子41a、41bをオンにする信号を出力する。
【0034】ラッチリレー11aをオフ側からオン側に
切り替える時にオフ回路15aおよびオン回路15bか
ら短絡信号が出力されると、前記制御信号発生装置42
a、42bから所定のパルス幅の信号が出力され、スイ
ッチング素子41a、41bをオンにする。この結果、
ラッチリレー11aの入力端子とオフ側およびオン側端
子間は短絡される。この時、オン回路15bからラッチ
リレー11aにオン信号が出力されると、リレー接点は
オフ側端子からオン側端子に切り替わり、図示されてい
ない回路により自己保持される。該リレー接点が、オフ
側端子から離れ、オン側端子に接続されるまでの間は、
ラッチリレー11aの両対局端子間は短絡されているの
で、接点の溶着や摩耗を防止することができる。該ラッ
チリレー11aのリレー接点をオン側からオフ側に切り
替える時にも、前記と同様の動作が行われる。この結
果、AC耐圧限界でDC電力を切り替えることができる
ようになる。なお、前記の説明では、リレー接点切替え
時に、両対局端子間を短絡させるようにしたが、入力端
子と新たに切り替えられる方の対局端子間だけを短絡す
るようにしてもよい。
【0035】この実施形態によれば、ラッチリレー11
a〜11fの接点切り替え時に、入力端子と対局端子間
を短絡するようにしたので、AC電圧規格値のリレーを
DC電力リレーとして用いることができるようになり、
重量およびコストとも、1/10以下にすることができ
る。また、接点切替え時のスパークの発生がないため、
従来のCRフィルタ式接点保護回路に比べて、同電力切
替え時のリレー耐久性が大幅に向上する。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかように、この発明
によれば、個々のソーラセルが受ける日射条件に応じ
て、該ソーラセルの出力を合成し、該ソーラセルに接続
された電力変換回路に供給するようにしたので、該ソー
ラセルが受ける日射条件に相応した高効率の電力変換を
することができる。また、該電力変換回路は、高効率の
電力変換ができるように追尾制御されるので、前記ソー
ラセルの出力の合成と合わせて、高効率の電力変換を行
えるようになる。また、前記ソーラセルは所定個数毎に
組分けされ、該組毎に電力変換効率を高めるように構成
されているので、多数のソーラセルが張り付けられた装
置に使用しても、簡単な構成でこれを実現することがで
きる。
【0037】また、本発明によれば、前記切替手段の接
点切り替え時に、入力端子と対局端子間を短絡するよう
にしたので、AC電圧規格値のリレーをDC電力リレー
として用いることができるようになり、重量およびコス
トとも、1/10以下にすることができる。また、接点
切替え時のスパークの発生がないため、電力切替え時の
リレー耐久性が大幅に向上する。
【0038】また、前記ソーラセルは所定個数毎に組分
けされ、また前記リレーの重量を低減できるので、本発
明を、極めて多数のソーラセルが張り付けられたソーラ
カー等に使用すると、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ソーラカーを正面から見た図と、ソーラセル
の特性図である。
【図2】 本発明の概略の構成を示す図である。
【図3】 本発明の一実施形態の構成を示す図である。
【図4】 過昇圧保護回路の一例を示す回路図である。
【図5】 ソーラセル特性を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態の動作を説明するフロー
チャートである。
【図7】 図6のステップS20を詳細に説明するフロ
ーチャートである。
【図8】 図7の続きを示すフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施形態により得られる変換後の
電力を示す図である。
【図10】 本発明の第2の実施形態を示す回路図であ
る。
【図11】 電力変換回路の電力変換効率特性を示す図
である。
【符号の説明】
1…ソーラカー、10a〜10h…入力電圧・電流検出
回路、11a〜11f…ラッチリレー、12…マルチプ
レクサ、13a,13b…A/D変換回路、14…CP
U、15…リレー制御回路、16…プリドライバ、20
…出力電圧・電流検出回路、21…過昇圧保護回路、2
2…フューズ、31…バッテリ、32…モータ、33…
インピーダンス制御指令部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のソーラセルとその各々に接続さ
    れた電力変換回路とを有し、該ソーラセルの出力を電力
    に変換して取り出すようにした太陽光発電装置におい
    て、 前記ソーラセルの出力を複数の組合わせで合成して、前
    記電力変換回路に供給することができるようにした切替
    手段と、 前記電力変換回路の変換効率を高めるように、前記ソー
    ラセルの出力の大きさに応じて前記切替手段の動作を制
    御する信号を生成する切替制御信号生成手段と、 前記
    電力変換回路の変換効率を向上させるための制御信号を
    生成するピーク電力追尾手段とを具備し、 前記複数個のソーラセルの日射条件の変化に相応して、
    高効率の電力変換を行えるようにしたことを特徴とする
    太陽光発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の太陽光発電装置において、 前記ソーラセルは所定個数毎に組分けされ、該組毎に該
    ソーラセルの出力を合成する切替手段を具備したことを
    特徴とする太陽光発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の太陽光発電装置において、 前記切替制御信号生成手段は前記ソーラセルの出力が小
    さいほど、多数個のソーラセル出力を合成する制御信号
    を生成することを特徴とする太陽光発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の太陽光発電装置において、 前記ピーク電力追尾手段は前記電力変換回路のインピー
    ダンスを制御する信号を生成して出力することを特徴と
    する太陽光発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の太陽光発電装置において、 前記切替手段の動作時に、該切替手段の両端子間を予め
    短絡する回路手段を設けたことを特徴とする太陽光発電
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の太陽光発電装置において、 前記電力変換回路の出力側に、過昇圧保護回路を設けた
    ことを特徴とする太陽光発電装置。
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