JPH1068429A - 同期装置 - Google Patents

同期装置

Info

Publication number
JPH1068429A
JPH1068429A JP8226711A JP22671196A JPH1068429A JP H1068429 A JPH1068429 A JP H1068429A JP 8226711 A JP8226711 A JP 8226711A JP 22671196 A JP22671196 A JP 22671196A JP H1068429 A JPH1068429 A JP H1068429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
hub
spline teeth
ring
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8226711A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3132396B2 (ja
Inventor
Kiyohito Murata
清仁 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP08226711A priority Critical patent/JP3132396B2/ja
Publication of JPH1068429A publication Critical patent/JPH1068429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132396B2 publication Critical patent/JP3132396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • F16D23/0612Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation the blocking mechanism comprising a radial pin in an axial slot with at least one branch

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度を損なうことなく同期装置の軸方向寸法
を短縮する。 【解決手段】 シフト操作に応じてスリーブ6が軸方向
に移動し、シンクロナイズリング20、22と同期ギヤ
16、18との間における同期作用を介して前記スリー
ブ6が同期ギヤ16、18と係合・解放する際、ハブ2
を軸方向にΔLだけ移動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として車両用の
歯車式変速機に用いられる同期装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手動変速機等の平行歯車式変速機
構に見られるように、同一軸線上に設けられた2つの回
転軸の回転速度を同期させた後に、該2つの回転軸を係
合する同期装置が知られている。例えば、実開昭62−
126647号公報に一般的な同期装置が開示されてい
る。
【0003】図8はこのような同期装置を表わす縦断面
図である。
【0004】この同期装置は、入力軸(あるいは出力
軸)90に固定されたハブ91と、シフト操作に応じて
ハブ91に対して軸方向に相対摺動可能なスリーブ92
とを有している。ハブ91は外周にスプライン歯91a
を有し、スリーブ92は内周に前記ハブ91のスプライ
ン歯91aと係合するスプライン歯92aを有してい
る。ハブ91の軸方向両側には、それぞれ同期ギヤ93
及び94が配置されている。これらの同期ギヤ93、9
4は入力軸(あるいは出力軸)90との相対回転可能且
つ出力軸(あるいは入力軸)(図示せず)と連結されて
いる。
【0005】又、同期ギヤ93、94はそれぞれ外周に
スプライン歯93a、94aを有し、これらに前記スリ
ーブ92の内周のスプライン歯92aが選択的に噛合可
能となっている。同期ギヤ93、94とハブ91との間
には、それぞれ同期ギヤ93、94と摩擦係合可能にシ
ンクロナイズリング95、96が配置されている。シン
クロナイズリング95、96は、それぞれスリーブ92
内周のスプライン歯92aと噛合し得るスプライン歯9
5a、96aを外周に有している。更に、シンクロナイ
ズリング95、96とスリーブ92との間には、それぞ
れリング97、98が配置されている。
【0006】入力軸及び出力軸の係合は、以下のように
行われる。
【0007】即ち、スリーブ92が図示しないフォーク
によって左あるいは右に移動される。今、例えば左に移
動する場合を考える。スリーブ92が左へ移動すると、
その内周のスプライン歯92aの左下端部がリング97
をシンクロナイズリング95に押し付ける。そのため、
シンクロナイズリング95が同期ギヤ93に摩擦係合
し、シンクロナイズリング95と同期ギヤ93の回転が
同期され始める。
【0008】スリーブ92が更に左へ移動し、スリーブ
92の内側のスプライン歯92aがシンクロナイズリン
グ95のスプライン歯95aと噛み合い、スプライン歯
92aの下端部が更にリング97を強く押すと、シンク
ロナイズリング95と同期ギヤ93の間に強い摩擦力が
発生してシンクロナイズリング95と同期ギヤ93が完
全に同期する。すると、スプライン歯92a下端部がリ
ング97を乗り越え、スリーブ92は更に左へ移動し、
スリーブ92のスプライン歯92aと同期ギヤ93のス
プライン歯93aが係合する。
【0009】その結果、入力軸(あるいは出力軸)90
の回転はハブ91及びスリーブ92を通じて同期ギヤ9
3に伝達される。同期ギヤ93は図示しない出力軸(あ
るいは入力軸)と連結されており、この結果、入力軸と
出力軸が係合される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の同期装置において、軸方向寸法(図8におけ
るL4)を短縮しようとすると、様々な問題がある。
【0011】例えば、図8においてL2を短縮しようと
すると、スリーブ92が同期ギヤ93あるいは94と係
合した状態において、スリーブ92のスプライン歯92
aとハブ91のスプライン歯91aとの噛み合い代が減
少し、強度が不足するという問題がある。この問題は、
ハブ91が、例えば焼結金属からなる場合には特に顕著
である。
【0012】又、L1を短縮しようとすると、やはりハ
ブ91のスプライン歯91aとスリーブ92のスプライ
ン歯92aとの噛み合い代が減少し、上と同様に強度が
不足するという問題がある。
【0013】又、L3を短縮しようとすると、リング9
7、98がシンクロナイズリング95、96を押し付け
るため摩耗が発生するという問題がある。
【0014】例えば、スリーブ92が同期ギヤ93との
係合から解放されて中央の中立位置に戻る際、距離L3
があまり短縮されていると、リング97がスリーブ92
及びシンクロナイズリング95に接触する。そのため、
シンクロナイズリング95と同期ギヤ93の間で同期作
用が生じる。又、リング97がスリーブ92を右へ押す
ようになるため、フォークにマイナスのトルクが発生す
る。更に場合によっては、スリーブ92が右側において
もリング98を押し、シンクロナイズリング96と同期
ギヤ94との間でも同期作用が生じ、ひきずり損失を発
生する虞れがある。
【0015】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであり、強度を損うことなく軸方向寸法を短縮
し、トランスミッションの小型、軽量化を達成すること
のできる同期装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、入・出力軸の
一方に固定され外周にスプライン歯を有するハブと、内
周に前記ハブのスプライン歯と係合するスプライン歯を
有し、シフト操作に応じて前記ハブに対して軸方向に相
対摺動可能なスリーブと、入・出力軸の一方との相対回
転可能且つ入・出力軸の他と連結されながら、前記ハブ
の少なくとも軸方向片側に配置され、前記スリーブが噛
合可能な、スプライン歯を外周に有する同期ギヤと、前
記スリーブ内周のスプライン歯と噛合し得るスプライン
歯を外周に有し、前記同期ギヤと摩擦係合可能に前記ハ
ブ及び同期ギヤ間に配置されたシンクロナイズリング
と、を備える同期装置において、前記ハブの、少なくと
も前記外周のスプライン歯を含む部分を、軸方向に移動
可能としたことにより、前記課題を解決したものであ
る。
【0017】本発明によれば、ハブ全体あるいはハブを
分割し、ハブ外周のスプライン歯を含む部分を軸方向に
移動可能としたため、シフト操作に応じてスリーブが軸
方向に移動した場合においても、ハブとスリーブとの間
の噛み合い代が減少することはない。従って、強度を損
うことなく同期装置の軸方向寸法を短縮することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態は、前記ハブ
の外周のスプライン歯が切欠部を有すると共に、前記ス
リーブの内周のスプライン歯が軸方向両端において、前
記切欠部に対応する形状を有し、スリーブと同期ギヤが
係合しているときのハブの軸方向移動が抑制されている
ことにより、同様に前記課題を解決したものである。こ
れによりスリーブが軸方向に移動するときにハブの軸方
向への移動が容易となり、又スリーブが同期ギヤと係合
した後はハブの軸方向への移動を抑制し、スリーブとハ
ブの噛み合い代が確保できる。
【0019】以下、図面を参照して本発明のより具体的
な実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の第1実施形態に係る同期
装置の概略を示す縦断面図である。
【0021】図1において、ハブ2はシャフト4にスプ
ライン係合され、軸方向摺動可能に配置されている。ハ
ブ2はスプライン歯2aを有している。又、スプライン
2aの外周にはスリーブ6がシフト操作に応じてハブ2
に対して軸方向に相対摺動可能に配置されている。スリ
ーブ6は、内周にハブ2のスプライン歯2aと係合する
スプライン歯6aを有している。スリーブ6のスプライ
ン歯6aは、その軸方向両端の断面が図1に示すように
三角形状をしている。
【0022】ハブ2の軸方向両側には、軸受8及び10
を介してシャフト4と相対回転可能にギヤ12及び14
が配置されている。ギヤ12及び14のハブ2側にはギ
ヤピース(同期ギヤ)16及び18がそれぞれギヤ12
及び14と一体化されて設けられている。ギヤピース1
6及び18はそれぞれ外周側に、スリーブ6のスプライ
ン歯6aと係合し得るスプライン歯16a及び18aを
有している。スリーブ6は、図示しないフォークによっ
てシフト操作に応じて左あるいは右へ移動し、スプライ
ン歯6aがスプライン歯16aあるいは18aと選択的
に係合可能である。
【0023】ギヤピース16及び18とハブ2との間に
は、それぞれギヤピース16及び18と摩擦係合可能に
シンクロナイズリング20及び22が配置されている。
シンクロナイズリング20及び22は、それぞれ外周に
スリーブ6のスプライン歯6aと係合し得るスプライン
歯20a及び22aを有している。ギヤピース16及び
18が、それぞれシンクロナイズリング20及び22に
対向する面16b及び18bはそれぞれテーパ状をして
おり、これらの面16b及び18bにそれぞれ対向する
シンクロナイズリング20及び22の面20b及び22
bには溝が設けられている。これらの面16bと20b
あるいは18bと22bとが接することにより、ギヤピ
ース16とシンクロナイズリング20あるいはギヤピー
ス18とシンクロナイズリング22との間に摩擦力が発
生し、これによりギヤピース16とシンクロナイズリン
グ20あるいはギヤピース18とシンクロナイズリング
22とが同期して回転するようになる。
【0024】又、シンクロナイズリング20及び22と
スリーブ6との間には、それぞれリング24及び26が
設けられている。シャフト4にはスナップリング28及
び30が設けられている。スナップリング28はハブ2
が図の左側へ移動したときのストッパの役割をする。
又、シャフト4のスナップリング30が設けられた位置
の外周側にストッパ面32が設けられ、ハブ2が図の右
側へ移動した際のストッパの役割をしている。
【0025】ハブ2のスプライン歯2aには、図3に平
面図で示すように、切欠部2bが設けられている。スリ
ーブ6のスプライン歯6aの軸方向両端はこの切欠部2
bに合わせた形状とされ、スリーブ6の移動に伴ってハ
ブ2も同じ方向に移動させることを容易としている。
又、スリーブ6がギヤピース16と係合した後は、スリ
ーブ6のスプライン歯6aの軸方向端部の形状がハブ2
のスプライン歯2aの切欠部2bと嵌合可能な構成とさ
れている。なお、図3に示すように、ギヤピース16の
スプライン歯16aもスリーブ6のスプライン歯6aの
軸方向端部の形状に合わせた形状とされ、スリーブ6と
ギヤピース16が係合中に外れることがないようにして
いる。
【0026】以下本実施形態の作用を説明する。
【0027】スリーブ6がギヤ12と係合する場合もギ
ヤ14と係合する場合も同様であるので、スリーブ6が
ギヤ12と係合する場合について説明する。
【0028】スリーブ6がギヤ12と係合する場合、図
示しないフォークによってスリーブ6が図の左方向へ移
動し始める。すると、スリーブ6のスプライン歯6a左
端の三角形状の部分がリング24を押圧する。これによ
りリング24はシンクロナイズリング20を押圧する。
シンクロナイズリング20の面20bは、ギヤピース1
6のテーパ状の面16bに押し付けられる。その結果摩
擦力を生じ、シンクロナイズリング20はギヤピース1
6と同期回転を始める。
【0029】スリーブ6のスプライン歯6a左端の三角
形状の頂点部分がリング24を押し付ける場合に、前記
摩擦力が最大となり、シンクロナイズリング20とギヤ
ピース16は完全に同期する。スリーブ6のスプライン
歯6a左端の三角形状がリング24を乗り越えると、今
まで内周側に押え付けられていたリング24が外周側へ
膨らみ、スリーブ6のスプライン歯6a左端の三角形状
を左側へ押す。
【0030】これにより、フォークの力と相まってスリ
ーブ6は左側へスムーズに移動し、図2に示すように、
ギヤピース16と係合する。又、このとき図2に示すよ
うに、ハブ2も図の左側へ移動する。このため、スリー
ブ6のスプライン歯6aとハブ2のスプライン歯2aと
の係合面は従来に比べて十分確保される。即ち、図1に
示すように、ハブ2のストローク分ΔLだけスリーブ6
のスプライン歯6aとハブ2のスプライン歯2aとの噛
み合い代を増やすことができる。従って、同期装置の軸
方向寸法をΔLの分だけ左側において短縮することがで
きる。その結果、両側ではΔLの2倍だけ軸方向寸法を
強度を損なうことなく短縮することが可能となる。
【0031】又、このとき、ハブ2のスプライン歯2a
に切欠部2bが設けられ、更にスリーブ6のスプライン
歯6aの軸方向両端がこの切欠部2bに合わせた形状と
されているため、スリーブ6の移動に伴ってハブ2も同
じ方向に移動させることが容易となる。又、スリーブ6
がギヤピース16と係合した後は、スリーブ6のスプラ
イン歯6aの軸方向端部の形状がハブ2のスプライン歯
2aの切欠部2bと嵌合することにより、ハブ2が軸方
向に移動してスリーブ6とハブ2の噛み合い代が減少す
ることのないようにすることが可能となる。なお、図3
に示すように、ギヤピース16のスプライン歯16aも
スリーブ6のスプライン歯6aの軸方向端部の形状に合
わせた形状をしているため、スリーブ6とギヤピース1
6が係合中に外れることもない。
【0032】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0033】図4は、第2実施形態に係る同期装置の概
略を示す縦断面図である。
【0034】図4に示すように、本第2実施形態は、ハ
ブ102を2つの部分102c及び102dに分割した
ものである。ここで102cはシャフト104とスプラ
イン係合し、シャフト104と相対回転不能且つ軸方向
への移動も固定されている。又、102dはスプライン
歯102aを含む部分であり、軸方向への移動が可能で
ある。
【0035】これ以外の部分については第1実施形態と
同様であり、下2桁同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0036】以下第2実施形態の作用について説明す
る。
【0037】図5に示すように、スリーブ106がギヤ
ピース116と係合する場合、スプライン歯102aを
含む部分102dのみが図の左側へ移動する。このと
き、スプライン歯102aの形状を図3に示すようにす
ることで、この部分102dの移動を確実にすることが
できる。又、スリーブ106がギヤピース116に係合
した後も、スプライン歯102aを含む部分102dが
右へ移動してスプライン歯106aとスプライン歯10
2aの噛み合い代が減少することのないようにすること
ができる。
【0038】又、スリーブ106がギヤピース116と
の係合を解除する場合について、図6、7を用いて説明
する。
【0039】図6は、スリーブ106がギヤピース11
6のスプライン歯116aから抜け始めた状態を示す縦
断面図である。スリーブ106が図示しないフォークの
働きにより右側へ移動するに伴い、スプライン歯102
aを含む部分102d及びリング124が同時に右側へ
動く。
【0040】図7に示すように、スリーブ106が中立
位置まで移動すると、スプライン歯102aを含む部分
102dもスリーブ106と一緒に移動することによ
り、スリーブ106とシンクロナイズリング120との
間に十分な空間ができるため、従来のようにリング12
4がシンクロナイズリング120を押圧することがな
い。従って、リング124がスリーブ106のスプライ
ン歯106aの軸方向左端を押すことによって生ずるフ
ォーク荷重のマイナス(マイナストルク)を防止するこ
とができる。又、同時に、リング124がシンクロナイ
ズリング120に接触することによって生ずるシンクロ
ナイズリング120とギヤピース116との間における
同期作用を防止することができ、同期装置の寿命及び性
能を向上させることができる。
【0041】第2実施形態においても、第1実施形態と
同様、図5に示すスプライン歯102aを含む部分10
2dのストローク代ΔLの2倍の長さだけ、同期装置の
軸方向寸法を強度を損なうことなく短縮することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ハブ(あるいはハブのスプライン歯を含む部分)を軸方
向移動可能としたことにより、ハブとスリーブとの間の
噛み合い代を減少することなく、強度を十分保ったま
ま、同期装置全体の軸方向寸法を従来より短縮すること
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る同期装置の概略構
成を示す縦断面図
【図2】第1実施形態においてスリーブと同期ギヤとが
係合する様子を示す縦断面図
【図3】本発明によるハブ及びスリーブのスプライン歯
の形状を示す平面図
【図4】本発明の第2実施形態に係る同期装置の概略を
表わす縦断面図
【図5】第2実施形態におけるスリーブと同期ギヤの係
合の様子を示す縦断面図
【図6】第2実施形態においてスリーブが同期ギヤとの
係合から解放される様子を示す縦断面図
【図7】同じく第2実施形態においてスリーブが同期ギ
ヤとの係合から解放される様子を示す縦断面図
【図8】従来の同期装置の概略を示す縦断面図
【符号の説明】
2…ハブ 4…シャフト 6…スリーブ 8、10…軸受 12、14…ギヤ 16、18…ギヤピース 20、22…シンクロナイズリング 24、26…リング 28、30…スナップリング 32…ストップ面 2a、6a、16a、18a、20a、22a…スプラ
イン歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入・出力軸の一方に固定され外周にスプラ
    イン歯を有するハブと、内周に前記ハブのスプライン歯
    と係合するスプライン歯を有し、シフト操作に応じて前
    記ハブに対して軸方向に相対摺動可能なスリーブと、入
    ・出力軸の一方との相対回転可能且つ入・出力軸の他と
    連結されながら、前記ハブの少なくとも軸方向片側に配
    置され、前記スリーブが噛合可能な、スプライン歯を外
    周に有する同期ギヤと、前記スリーブ内周のスプライン
    歯と噛合し得るスプライン歯を外周に有し、前記同期ギ
    ヤと摩擦係合可能に前記ハブ及び同期ギヤ間に配置され
    たシンクロナイズリングと、を備える同期装置におい
    て、 前記ハブの、少なくとも前記外周のスプライン歯を含む
    部分を、軸方向に移動可能としたことを特徴とする同期
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ハブの外周のスプ
    ライン歯が切欠部を有すると共に、前記スリーブの内周
    のスプライン歯が軸方向両端において、前記切欠部に対
    応する形状を有し、スリーブと同期ギヤが係合している
    ときのハブの軸方向移動が抑制されていることを特徴と
    する同期装置。
JP08226711A 1996-08-28 1996-08-28 同期装置 Expired - Fee Related JP3132396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08226711A JP3132396B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 同期装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08226711A JP3132396B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 同期装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1068429A true JPH1068429A (ja) 1998-03-10
JP3132396B2 JP3132396B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=16849446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08226711A Expired - Fee Related JP3132396B2 (ja) 1996-08-28 1996-08-28 同期装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132396B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194097A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd トランスミッションのギア抜け防止機構
CN110578757A (zh) * 2019-08-29 2019-12-17 广东工业大学 一种动力耦合器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194097A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd トランスミッションのギア抜け防止機構
CN110578757A (zh) * 2019-08-29 2019-12-17 广东工业大学 一种动力耦合器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3132396B2 (ja) 2001-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6218356B2 (ja) 変速機用同期装置
KR900004365B1 (ko) 치차식 변속기의 동기장치
JPS6258406B2 (ja)
JPS5940584Y2 (ja) 歯車変速機のギヤ構造
JP3132396B2 (ja) 同期装置
US5381878A (en) Structure of reverse brake for automobile transmission
JPS60121323A (ja) 同期噛合装置
JP2014029167A (ja) 動力伝達装置
EP0145388B1 (en) Gear synchronizer for power transmission
JPH0658344A (ja) 手動式歯車変速機の変速操作装置
JP2886574B2 (ja) 手動変速機の同期機構
JPH1047377A (ja) 変速機用クラッチの同期装置
JPH06173971A (ja) 手動変速機のシフト装置
JP3161260B2 (ja) 歯車変速装置
JP4381716B2 (ja) 変速機
JPH04125318A (ja) シンクロ機構
JPH05118346A (ja) 同期噛合装置
JPH0193628A (ja) 変速機の同期噛合装置
JPH0356651Y2 (ja)
JPH11210778A (ja) 変速機の同期装置
JPH07190091A (ja) 歯車式変速装置の同期機構
JPH0649958Y2 (ja) 摺動噛合式歯車機構
JPH0741072U (ja) 同期装置
JPH052847B2 (ja)
JPH0539815A (ja) 変速機の同期装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees