JPH106809A - 自動車運転操作禁止装置 - Google Patents

自動車運転操作禁止装置

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JPH106809A
JPH106809A JP15931596A JP15931596A JPH106809A JP H106809 A JPH106809 A JP H106809A JP 15931596 A JP15931596 A JP 15931596A JP 15931596 A JP15931596 A JP 15931596A JP H106809 A JPH106809 A JP H106809A
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child
driving operation
function
car driving
human body
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JP15931596A
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English (en)
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Eiji Kasai
英治 笠井
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車内に子供のみの場合、子供の運転操作
による事故や暴走の発生を防止する。 【解決手段】 発振部12から周波数が走査される高周
波信号を発生し、伝送路14からセンサ部11に送り、
センサ部11からの反射波を反射波センサ13で検出
し、制御部15で反射波センサ13の出力の反射波レベ
ルと周波数の特性から、空席、荷物、大人、子供を判別
する人体センサ1を運転席に設け、人体センサ1による
子供の検出で、自動車各運転操作制御部2は、各運転操
作部3に運転操作の禁止信号を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、子供による自動
車運転操作を禁止する自動車運転操作禁止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車にはエンジン始動キー、
サイドブレーキ、ギアチェンジ、ホーン鳴動、エアコ
ン、ウィンカ、パワーウィンド、サンルーフ等、種々の
操作部があり、これらの各種操作部は大人、子供の区別
なく、だれでも操作可能になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大人が子供を助手席に
同乗させて走行し、所用でエンジンをかけたまま車を離
れる場合がある。このような場合、運転席には上記した
ように、各種のスイッチを含む操作部があり、子供にと
って興味のある結構の遊び場となる。そのため、子供は
操作部の別をかまわず、触れることがある。エンジンを
かけたままサイドブレーキを外したり、パワーウィンド
を開閉したり、エアコンを極端な温度となるように操作
すると、事故や暴走、車内が高温となったりすることに
なり、非常に危険である。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、子供のみの場合には、運転操作を禁止
し、事故や暴走を未然に防止し得る自動車運転操作禁止
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の特許請求の範
囲の請求項1に係る自動車運転操作禁止装置は、高周波
信号を発振し、かつ発振周波数を自動的に変化させる周
波数走査手段を含む発振部と、共振回路を含むセンサ部
と、前記発振部から前記センサ部に高周波信号を伝える
伝送部と、前記センサ部の外部状況に応じた信号を出力
する検出部と、前記検出信号と発振周波数とから人体の
有無及び人体が大人か子供かを判断する制御部とからな
る人体センサと、子供と判断した場合に自動車運転操作
を禁止する自動車運転操作禁止手段とを備えている。こ
の自動車運転操作禁止装置では、人体センサで子供が運
転席に着座したのを検出すると、自動車の運転操作を禁
止する。そのため、子供が、例えばウィンカを操作して
もウィインカは動作しない。なお、ここで運転操作と
は、車のエンジン始動の他、サイドブレーキ、ギアチェ
ンジ、ホーン、エアコン、パワーウィンド、サンルーフ
等の操作を含み、これらを総合的に称したものである。
【0006】また、請求項2に係る自動車運転操作禁止
装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサの検
出部を前記伝送部から送られてくる高周波信号に対する
出力波の位相のずれを検出するものとしたものである。
また、請求項3に係る自動車運転操作禁止装置は、請求
項1に係るものにおいて、人体センサの前記発振部は高
周波信号を発生し、この高周波信号を伝送路を介して共
振回路を含むセンサ部に供給し、外部の状況に応じてセ
ンサ部から伝送路に対して反射してくる信号を検出し、
この反射信号により人体検知を行うものである。
【0007】また、請求項4に係る自動車運転操作禁止
装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサの前
記発振部は高周波信号を発生し、この高周波信号を伝送
路を介して共振回路を含むセンサ部に供給し、外部の状
況に応じてセンサ部の電圧もしくは電流を検出し、この
電圧もしくは電流により、人体検知を行うものである。
【0008】また、請求項5に係る自動車運転操作禁止
装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサの前
記発振部で高周波信号を発振し、順次その発振信号の周
波数を変化させながら、伝送路を介して共振回路を含む
センサ部に供給し、発振した各周波数に対する各反射電
力を測定し、この各周波数と反射電力の関係から、荷物
と、大人と、子供の分別を検知するものである。
【0009】また、請求項6に係る自動車運転操作禁止
装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサによ
って検出した子供の自動車運転席着席時に、ギアチェン
ジを禁止する機能を備えたものである。また、請求項7
に係る自動車運転操作禁止装置は、請求項1に係るもの
において、人体センサによって検出した子供の自動車運
転席着席時に、ホーンが鳴らない機能を備えたものであ
る。
【0010】また、請求項8に係る自動車運転操作禁止
装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサで検
出した子供の自動車運転席着席時に、エアコン操作を禁
止する機能を備えたものである。また、請求項9に係る
自動車運転操作禁止装置は、請求項1に係るものにおい
て、人体センサで検出した子供の自動車運転席着席時
に、ウィンカを動作させない機能を備えたものである。
【0011】また、請求項10に係る自動車運転操作禁
止装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサで
検出した子供の自動車運転席着席時もしくは空席時に、
サイドブレーキをロックする機能を備えたものである。
また、請求項11に係る自動車運転操作禁止装置は、請
求項1に係るものにおいて、人体センサで検出した子供
の自動車運転席着席時に、パワーウィンド操作を禁止す
る機能を備えたものである。
【0012】また、請求項12に係る自動車運転操作禁
止装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサで
検出した子供の自動車運転席着席時に、サンルーフ操作
を禁止する機能を備えたものである。また、請求項13
に係る自動車運転操作禁止装置は、請求項1に係るもの
において、車の走行時には運転操作禁止機能を解除する
ようにしたものである。
【0013】また、請求項14に係る自動車運転操作禁
止装置は、請求項1に係るものにおいて、運転操作禁止
機能を手動により解除する手段を備えたものである。ま
た、請求項15に係る自動車運転操作禁止装置は、請求
項14に係るものにおいて、手動による解除後に、次回
エンジンの始動により運転操作禁止を自動復帰する機能
を備えたものである。
【0014】また、請求項16に係る自動車運転操作禁
止装置は、請求項1に係るものにおいて、人体センサの
検出により、車内に子供のみしか存在しない時にのみ、
運転操作禁止機能を有効とする手段を備えるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態自動車運転操作禁止装置の構成を示す回路図であ
る。この実施形態自動車運転操作禁止装置は、人体セン
サ1と、自動車各運転操作制御部2と、各運転操作部3
と、各操作機能部4とから構成されている。
【0016】人体センサ1は、センサ部11と、このセ
ンサ部11に伝送路14を介して高周波信号を伝送する
発振部12と、センサ部11に供給された高周波信号が
センサ部11で反射されて発振部12側に戻る反射信号
を検出する反射波センサ部13と、検出された反射信号
を取り込んで信号処理する制御部15と、から構成され
ている。
【0017】センサ部11は、ここでは検知コイル21
と、この検知コイル21と直列共振回路を形成する共振
用コンデンサ22と、1次側が入力側の共振回路に接続
され、2次側が高周波入力端子24とアースGNDに接
続される実数用トランス23とから構成されている。も
っとも、共振回路は並列共振回路を用いても良い。検知
用コイル21は、直径200mmの1回巻きの円形の空
芯のコイルが使用され、コイル21以外のセンサ部1
1、発振部12、反射センサ部13、制御部15は回路
ケース体に収納される。また、検知用のコイル21は、
直径200mmのコイルと直径100mmのコイルの2
個設け、用途に応じ、これら2つのコイルのいずれかを
選択して使用しても良いし、これらを直列接続して使用
しても良い。
【0018】また、検知用コイル21を磁性体コアに巻
回し、コイル21の面に直交する一方向にのみ磁界を発
生するようにしてもよい。また、検知する対象によっ
て、コイルの巻数、径を適宜変更してもよい。なお、検
知用コイル21の導線としては、高周波信号の良導体で
あるAu(金)、Ag(銀)、Cu(銅)、Al(アル
ミニュウム)等が使用される。コイル21を良導体で形
成することにより、感度がアップし、高周波電力損失が
軽減される。
【0019】発振部12は、ここではLC共振型の発振
回路を用いているが、発振回路自体は、周知の高周波発
振回路であれば他の回路でもよく、例えば水晶発振器や
PLLを用いたものであってもよい。なお、発振部12
には、可変コンデンサ41を含み、この可変コンデンサ
41の容量を自動的に変化させることにより、発振部1
2より出力する高周波信号の周波数を、例えば、30M
HZ〜50MHZの範囲で走査する。走査機構は、発振
部12自身に備えていても良いし、制御部15からの指
令に応じて、モータ53を駆動して変化させてもよい。
【0020】また、反射波センサ部13は、伝送路14
に接続されるコンデンサ31、このコンデンサの一端に
接続される抵抗32と、この抵抗32に並列接続され、
伝送路14にM結合されるコイル33とを備え、さら
に、並列回路の他端がダイオード34のアノードに接続
され、ダイオード34のカソードがコンデンサ35を介
してGND接続されるとともに、カソードから出力信号
を導出するようになっている。ここで使用している反射
波センサは、このようにCM結合のものを用いている
が、MM結合方法によるもの等、他のセンサを用いても
よい。
【0021】制御部15は、A/Dコンバータ51、C
PU52を備え、反射波センサ部13からのアナログ信
号をディジタル信号に変換し、反射波レベル及び周波数
から論理処理し、空席、荷物、人体(大人、子供)の着
座等の判別検知処理を実行する。上記した実施形態人体
センサ1の検知コイル21は、図2、図11に示すよう
に、運転席65の座部の内部に埋込む形で、組み込まれ
る。人体センサ1の回路部40は座席42内、あるいは
車体43内に設置する。
【0022】自動車各運転操作制御部2は、人体センサ
1からの信号に基づいて、各運転操作部3の操作を有効
とするか禁止するかの制御を行う。各運転操作部3は、
具体的にはエンジンキー、ギアチェンジ部、エアコン、
ホーン、ウィンカ、サイドブレーキ、パワーウィンド、
サンルーフ等の操作部をいう。各操作機能部4は、上記
各操作部の操作に対応して動作する機能部分をいう。例
えば、エアコン、ホーン等である。
【0023】この実施形態装置の人体センサ1では、発
振部12で高周波信号を発生し、伝送路14を介してセ
ンサ部11に供給される。発振部12の高周波信号は、
上記したように、30MHZ〜50MHZの範囲で走査
される。センサ部11に供給された高周波信号は、セン
サ部11で反射される。センサ部11では、検知コイル
21の近傍に置かれる物体により、物体の透磁率や変位
電流が相違するところから、センサ部11のインピーダ
ンスが相違し、コイル21の近傍、つまり外部状況によ
って発生する反射波のレベルが相違する。この反射波を
反射波センサ部13で検出し、制御部15でその反射波
レベルと周波数から、空席、荷物、人体(子供、大人)
等の別を判別検知する。
【0024】図3は、図1で使用したものとは異なる人
体センサを用いた自動車運転操作禁止装置を示す回路図
である。ここで使用する人体センサ1において、構成回
路のうち、センサ部11及び反射波センサ部13が図1
に示したものと同様である。発振部12は、PLL発振
器49を使用する点で、図1のものと相違する。発振部
12は、制御部15のCPU52からの指令により、高
周波発振周波数を変化する。
【0025】図1、図3に示す自動車の子供の運転操作
禁止装置において、発振部11を発振させると、空席の
場合、子供が着座した場合、大人が着座した場合、及び
荷物、金属板を載置した場合の、反射波の特性は図4の
a、b、c、d、e、fに示す特性となる。これによる
と、a、bの空席、及び荷物を載置した場合は、ある周
波数で反射波が非常に大きく、Qが高い。c、dの人体
が着座した場合(c:大人、d:子供)は、ある周波数
で反射波が大きくなるが、変化の程度が小さく、Qが小
さい。このような反射波の周波数特性の相違は、空席
(空気)、荷物、人体等の透磁率や変位電流の相違によ
って生じるものである。また、金属の場合は、e、fに
示すように周波数が高い。
【0026】したがって、図4に示すように、反射波セ
ンサ部13より検出される反射波係数が、基準値SR1
り、全周波数範囲にわたり大きければ人が着座してお
り、逆に基準値SR1より高い反射波の周波数があれば、
空席かあるいは荷物が載置されていることを示す。ま
た、反射係数の最小値がSR1 より大きく、SR2 より
小さいものは子供である。制御部15のCPU52で、
上記子供、大人、空席、荷物の判別処理を行う。
【0027】この図1、図3の実施形態運転操作禁止装
置では、子供のみが運転席に乗車していると、人体セン
サ1が子供の運転席への乗車を検知し、その検知信号を
自動各運転操作制御部2に送る。自動車各運転操作制御
部2では、この信号を受けると、各運転操作部3に禁止
信号を送る。この禁止信号によって各運転操作部3は、
操作されても、その操作を有効としない。例えば、エア
コンの温度を上げるように操作しても、温度が上昇しな
いし、ギアチェンジ部のレバーを操作してもチェンジ動
作が禁止される。また、ホーンは鳴らないし、ウィンカ
もパワーウィンド、サンルーフ等も動かないし、サイド
ブレーキもロックがかかり、解除されない。そのため、
子供がいたずらで各操作部を操作しても、事故等を生じ
る危険に陥ることがない。
【0028】図5は、この発明のさらに他の実施形態自
動車運転操作禁止装置を示すブロック図である。この実
施形態運転操作禁止装置は、図1、図3の装置が有する
回路の他に、車速パルス検出部5を備え、トランスミッ
ション、もしくは車載コンピュータから車速パルスを取
込み、走行中である場合は、自動車各運転操作部2は各
運転操作部3に対し、運転操作禁止機能を働かさないよ
うにしている。
【0029】図6は、この発明のさらに他の実施形態自
動車運転操作禁止装置を示すブロック図である。この実
施形態運転操作禁止装置では、サイドブレーキのスイッ
チ7がオンしていないとき、つまりサイドブレーキが引
かれていないときは,人体センサ1を動作させないよう
にしている。サイドブレーキのスイッチ7がオンしてい
ると、リレー6のコイルに電流が流れ、接点6aに投入
されるので、人体センサ1に電源電圧Vccが与えられ、
人体センサ1は動作し、人体センサ1の検知信号が自動
車各運転操作制御部2に与えられ、運転操作禁止機能は
動作する。しかし、スイッチ7がオフすると、リレー接
点は6bに投入され、人体センサ1への電源電圧が断さ
れる。そのため、運転操作禁止機能は働かないことにな
る。これによって、走行中等、サイドブレーキが引かれ
ていないときには、運転操作禁止機能が解除されている
ことになる。ここで、図6に示す人体センサの電源オフ
に代えて、ブレーキスイッチ7のオフにより、停止信号
を人体センサ1に送るようにしてもよい。
【0030】図7は、この発明のさらに他の実施形態自
動車運転操作禁止装置のブロック図である。この実施形
態運転操作禁止装置は、図6のサイドブレーキスイッチ
7に代えて、クロック8で規定する一定時間内にカウン
タ9で車載コンピュータかトランスミッションからの車
速パルスをカウントした場合に、走行状態であると判断
し、この場合にリレー6の電流を断し、リレー6をリレ
ー接点6bに投入し、人体センサ1への電源を断する。
カウンタ9が車速パルス信号をカウントしない場合は、
停車中と判断し、リレー6に通電し、リレー接点6aに
投入し、人体センサ1に電源電圧を供給し、運転操作禁
止機能を働かせる。ここでも、図7の人体センサ1への
電源断の代わりに停止信号を人体センサ1に伝送しても
よい。
【0031】図8は、この発明のさらに他の実施形態自
動車運転操作禁止装置のブロック図である。この実施形
態運転操作禁止装置は、図1、図3等の装置において、
さらに手動の人体センサ電源オフスイッチ10aを設け
たものであり、このスイッチ10aを手動でオフするこ
とにより、人体センサ1への電源を断する。空席や子供
の着座時において、運転操作が必要なときのため、手動
で禁止機能を解除する機能を設けたものである。電源を
オフするのに代えて、手動スイッチのオンで停止信号を
人体センサ1に送るようにしてもよい。
【0032】図9は、この発明のさらに他の実施形態自
動車運転操作禁止装置のブロック図である。この実施形
態運転操作禁止装置は、図8の回路の人体センサ電源オ
フスイッチ10aと同種の電源オフスイッチ10aに、
直列に人体センサ電源復帰スイッチ10bを直列に接続
したものである。電源復帰スイッチ10bは常時はオン
している。人体センサ電源オフスイッチ10aの操作
で、リレーコイルに通電されると、リレー接点が6b、
6bに投入され、人体センサ1への電源供給が断され、
自動車運転操作禁止機能を解除する。解除したまま放置
されると、禁止機能が停止したままとなるので、次回エ
ンジンをスタートさせたとき、復帰スイッチ10bをオ
フして、リレー6の通電をオフし、リレー接点を6a、
6a側に復帰させて、人体センサ1に電源を供給する。
つまり、解除機能をリセットする。
【0033】図10は、この発明の上記各実施形態にお
いて各運転機能部4がサイドブレーキである場合の操作
禁止を説明するための概略図である。サイドブレーキ7
0のレバー71内にソレノイド72を設け、人体センサ
1が子供の着座を検知すると、ソレノイド72に通電
し、軸棒73を内側に吸引する。この軸棒73の先端に
よりブレーキ解除ボタン74の復帰レバー75がロック
される。そのため、子供が解除ボタン74を押しても、
ロック片76が歯車77から外れることがなく、サイド
ブレーキは解除されない。運転手がロック機能を解除す
るには、軸棒73の後端のつまみ78をつかんで、手で
引き抜けばよい。
【0034】
【発明の効果】この出願の特許請求の範囲の請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、
請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、請求項1
1、請求項12及び請求項16に係る発明によれば、車
の運転席に設けた人体センサで子供を検知すると、運転
操作を禁止するので、子供のいたずら操作による事故の
発生、暴走等を防止することができる。また、透磁率や
変位電流変化による人体センサを用いているので、1個
のセンサで荷物と大人と子供を分別することができる。
電磁界イミュニティに強い。小型である。体重に影響さ
れない。人体に接触する必要がない。等の効果がある。
また、請求項13に係る発明によれば、走行中は運転操
作禁止機能を働かさないので、子供のみが残され易い停
車中にのみ機能することになり、効率よく運用できる。
また、請求項14に係る発明によれば、手動による運転
操作禁止の解除機能を設けたので、荷物、子供のみの場
合で、大人が外から運転操作したい場合に、直ちに操作
が可能である。また、請求項15に係る発明によれば、
手動での解除機能を働かせても、次のエンジン始動で自
動復帰されるので、手動解除した後、いつまでも子供に
よる運転操作禁止機能が働いていないという不都合を回
避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態自動車運転操作禁止装置
の構成を示す回路図である。
【図2】運転操作禁止装置の人体センサの設置状態を説
明する図である。
【図3】この発明の他の実施形態自動車運転操作禁止装
置の構成を示す回路図である。
【図4】図1、図3で示す実施形態自動車のエアバッグ
装置の人体センサにおける空席、着座(子供)、着座
(大人)、荷物、金属板の別による発振部からの信号に
よる周波数と反射波の関係を示す図である。
【図5】この発明のさらに他の実施形態自動車運転操作
禁止装置の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明のさらに他の実施形態自動車運転操作
禁止装置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態自動車運転操作
禁止装置の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明のさらに他の実施形態自動車運転操作
禁止装置の構成を示すブロック図である。
【図9】この発明のさらに他の実施形態自動車運転操作
禁止装置の構成を示すブロック図である。
【図10】上記各実施形態において、運転機能部がサイ
ドブレーキである場合の操作禁止機能を説明するための
概略図である。
【図11】自動車運転操作禁止装置の設置状態を説明す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 人体センサ 2 自動車各運転操作制御部 3 各運転操作部 11 センサ部 12 発振部 13 反射波センサ部 14 伝送路 15 制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号を発振し、かつ発振周波数を自
    動的に変化させる周波数走査手段を含む発振部と、共振
    回路を含むセンサ部と、前記発振部から前記センサ部に
    高周波信号を伝える伝送部と、前記センサ部の外部状況
    に応じた信号を出力する検出部と、前記検出信号と発振
    周波数とから人体の有無及び人体が大人か子供かを判断
    する制御部とからなる人体センサと、子供と判断した場
    合に自動車運転操作を禁止する自動車運転操作禁止手段
    とを備えた自動車運転操作禁止装置。
  2. 【請求項2】前記検出部は、前記伝送部から送られてく
    る高周波信号に対する出力波の位相のずれを検出するも
    のである請求項1記載の子供の自動車運転操作禁止装
    置。
  3. 【請求項3】前記発振部は高周波信号を発生し、この高
    周波信号を伝送路を介して共振回路を含むセンサ部に供
    給し、外部の状況に応じてセンサ部から伝送路に対して
    反射してくる信号を検出し、この反射信号により人体検
    知を行うものである請求項1記載の子供の自動車運転操
    作禁止装置。
  4. 【請求項4】前記発振部は高周波信号を発生し、この高
    周波信号を伝送路を介して共振回路を含むセンサ部に供
    給し、外部の状況に応じてセンサ部の電圧もしくは電流
    を検出し、この電圧もしくは電流により、人体検知を行
    うものである請求項1記載の子供の自動車運転操作禁止
    装置。
  5. 【請求項5】前記発振部で高周波信号を発振し、順次そ
    の発振信号の周波数を変化させながら、伝送路を介して
    共振回路を含むセンサ部に供給し、発振した各周波数に
    対する各反射電力を測定し、この各周波数と反射電力の
    関係から、荷物と、大人と、子供の分別を検知するもの
    である請求項1記載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  6. 【請求項6】子供の自動車運転席着席時に、ギアチェン
    ジを禁止する機能を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  7. 【請求項7】子供の自動車運転席着席時に、ホーンが鳴
    らない機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の子
    供の自動車運転操作禁止装置。
  8. 【請求項8】子供の自動車運転席着席時に、エアコン操
    作を禁止する機能を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  9. 【請求項9】子供の自動車運転席着席時に、ウィンカを
    動作させない機能を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  10. 【請求項10】子供の自動車運転席着席時もしくは空席
    時に、サイドブレーキをロックする機能を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の子供の自動車運転操作禁止装
    置。
  11. 【請求項11】子供の自動車運転席着席時に、パワーウ
    ィンド操作を禁止する機能を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  12. 【請求項12】子供の自動車運転席着席時に、サンルー
    フ操作を禁止する機能を備えたことを特徴とする請求項
    1記載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  13. 【請求項13】車の走行時には運転操作禁止が機能しな
    いことを特徴とする請求項1記載の子供の自動車運転操
    作禁止装置。
  14. 【請求項14】手動による運転操作禁止の解除機能を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の子供の自動車運転
    操作禁止装置。
  15. 【請求項15】前記手動による運転操作禁止の解除機能
    を設定した後に、次回エンジンが始動するときに、運転
    操作禁止機能を自動復帰する機能を設けたことを特徴と
    する請求項14記載の子供の自動車運転操作禁止装置。
  16. 【請求項16】車内に子供のみしか存在しない時にの
    み、上記運転操作禁止機能を有効にするものである請求
    項1記載の子供の自動車運転操作禁止装置。
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