JPH1067839A - アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法 - Google Patents
アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法Info
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- JPH1067839A JPH1067839A JP8226292A JP22629296A JPH1067839A JP H1067839 A JPH1067839 A JP H1067839A JP 8226292 A JP8226292 A JP 8226292A JP 22629296 A JP22629296 A JP 22629296A JP H1067839 A JPH1067839 A JP H1067839A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クッション材、家具、緩衝吸収材、包装材、
梱包材、断熱材、(パネル、サイディング、ドア類、屋
根材、壁材、等)、冷蔵庫、冷凍庫、等の断熱材、介護
用マットレス、椅子類、等の広範な応用用途に利用され
ているポリウレタン系発泡体に関するものである。 【構成】 従来形成させることが困難であった発泡状の
無機−有機複合固結体を形成させるために、ポリウレタ
ン系発泡体を海とし、アルカリ珪酸塩発泡体を島とする
か、或いは前者を島とし、後者を海とするようないわゆ
る海島現象を発生することなく、ポリウレタン系(ポリ
イソシアヌレートを含む)発泡成分とアルカリ珪酸塩発
泡生成物とが立体的にセグメント化した有機・無機複合
固結発泡体を形成し、安価であると共に、在来のポリウ
レタン系発泡体の難燃性をより高いレベルで保持させ、
経済的に安価なアルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン
系発泡体及びその製造法である。
梱包材、断熱材、(パネル、サイディング、ドア類、屋
根材、壁材、等)、冷蔵庫、冷凍庫、等の断熱材、介護
用マットレス、椅子類、等の広範な応用用途に利用され
ているポリウレタン系発泡体に関するものである。 【構成】 従来形成させることが困難であった発泡状の
無機−有機複合固結体を形成させるために、ポリウレタ
ン系発泡体を海とし、アルカリ珪酸塩発泡体を島とする
か、或いは前者を島とし、後者を海とするようないわゆ
る海島現象を発生することなく、ポリウレタン系(ポリ
イソシアヌレートを含む)発泡成分とアルカリ珪酸塩発
泡生成物とが立体的にセグメント化した有機・無機複合
固結発泡体を形成し、安価であると共に、在来のポリウ
レタン系発泡体の難燃性をより高いレベルで保持させ、
経済的に安価なアルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン
系発泡体及びその製造法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】クッション材、家具、緩衝吸収
材、包装材、梱包材、断熱材、(パネル、サイディン
グ、ドア類、屋根材、壁材、等)、冷蔵庫、冷凍庫、等
の断熱材、介護用マットレス、椅子類、等の広範な応用
用途に利用されているポリウレタン系発泡体(参考文
献:岩田敬治編、ポリウレタン樹脂ハンドブック、頁1
51〜334、1991年、日刊工業新聞社)を提供す
るに当たり、アルカリ珪酸塩水溶液(通称、水ガラス)
を液状でポリウレタン系発泡体製造のための共無機発泡
用素材としてポリイソシアネート、ポリオール、発泡剤
等と共に配合し、卓越した難燃性と従来では考えられな
い経済的に優れた、アルカリ珪酸塩による変性ポリウレ
タン系発泡体及びその製造法に関する。
材、包装材、梱包材、断熱材、(パネル、サイディン
グ、ドア類、屋根材、壁材、等)、冷蔵庫、冷凍庫、等
の断熱材、介護用マットレス、椅子類、等の広範な応用
用途に利用されているポリウレタン系発泡体(参考文
献:岩田敬治編、ポリウレタン樹脂ハンドブック、頁1
51〜334、1991年、日刊工業新聞社)を提供す
るに当たり、アルカリ珪酸塩水溶液(通称、水ガラス)
を液状でポリウレタン系発泡体製造のための共無機発泡
用素材としてポリイソシアネート、ポリオール、発泡剤
等と共に配合し、卓越した難燃性と従来では考えられな
い経済的に優れた、アルカリ珪酸塩による変性ポリウレ
タン系発泡体及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌ
レートフォーム等のポリウレタン系発泡体は、ポリイソ
シアネート、ポリオール、ポリアミン、等の2以上の活
性水素基を含む含活性水素化合物、水、炭化水素、フロ
ン類、等の発泡剤、整泡材、泡安定剤、触媒、難燃材、
等を混合攪拌して発泡させ、硬化させて発泡体を得る方
法は公知で広く採用されているが、難燃性を得るため
に、高価な難燃材の添加、或いは大過剰のポリイソシア
ネートの使用によるポリイソシアヌレートの誘導等、何
れも高価な発泡体となるものであった。又、炭酸カルシ
ウム、ガラス粉、硫酸バリウム、等の安価な無機充填剤
を用いると、発泡体製造用原料の液状粘度が上昇し、混
合攪拌が困難であるため、これらの充填剤を自由に使用
できない困難さがあった。
レートフォーム等のポリウレタン系発泡体は、ポリイソ
シアネート、ポリオール、ポリアミン、等の2以上の活
性水素基を含む含活性水素化合物、水、炭化水素、フロ
ン類、等の発泡剤、整泡材、泡安定剤、触媒、難燃材、
等を混合攪拌して発泡させ、硬化させて発泡体を得る方
法は公知で広く採用されているが、難燃性を得るため
に、高価な難燃材の添加、或いは大過剰のポリイソシア
ネートの使用によるポリイソシアヌレートの誘導等、何
れも高価な発泡体となるものであった。又、炭酸カルシ
ウム、ガラス粉、硫酸バリウム、等の安価な無機充填剤
を用いると、発泡体製造用原料の液状粘度が上昇し、混
合攪拌が困難であるため、これらの充填剤を自由に使用
できない困難さがあった。
【0003】又、特開昭61−9482号公報、特開昭
55−160079号公報にはポリイソシアネートと珪
酸ソーダ水溶液(通称水ガラスと称す)とを用い、水ガ
ラス側にポリイソシアネート、三量化触媒として特定の
フェノール系三級アミンを配合してなる、岩盤、地盤、
炭層等の注入薬液組成物が記載されているが、これらを
混合すると分離してしまう欠点があり、これらの相溶性
を高めるために、シリコンポリオール等の高価な添加剤
が必要となり、コストが上昇するばかりでなく、本組成
物は広くポリウレタンフォームの分野に利用する目的か
ら見て、本技術は単に薬液の土壌中、或いは人工土壌等
の構造物に応用するのみに限定されていた。
55−160079号公報にはポリイソシアネートと珪
酸ソーダ水溶液(通称水ガラスと称す)とを用い、水ガ
ラス側にポリイソシアネート、三量化触媒として特定の
フェノール系三級アミンを配合してなる、岩盤、地盤、
炭層等の注入薬液組成物が記載されているが、これらを
混合すると分離してしまう欠点があり、これらの相溶性
を高めるために、シリコンポリオール等の高価な添加剤
が必要となり、コストが上昇するばかりでなく、本組成
物は広くポリウレタンフォームの分野に利用する目的か
ら見て、本技術は単に薬液の土壌中、或いは人工土壌等
の構造物に応用するのみに限定されていた。
【0004】さらに、特開平8−3555号公報は、水
ガラス、ポリイソシアネート、同プレポリマ(末端NC
O)、特定の反応促進用触媒として(CH3 )2 −N−
R(Rはシクロアルキル、又はアルキル基)で表される
三級アミンを用い、他方において末端NCOプレポリマ
の粘度低減のため反応性希釈剤であると共に、水ガラス
成分に接触することにより加水分解を受け、水ガラス、
及び又はポリイソシアネートプレポリマ(NCO過剰)
と反応して、水ガラス、NCO過剰のイソシアネートプ
レポリマとの硬化反応に積極的に関与し、無機有機複合
固結体を形成させ、かつ発泡固結時の発泡圧を向上させ
る方法としての反応型希釈剤として低分子量二塩基酸の
ジエステル類、1価又は多価アルコール類の酢酸エステ
ル類、アルキレンカーボネート類、エーテル類、環状エ
ステル類、酸無水物、及びアクリル酸エステル類が上げ
られている。
ガラス、ポリイソシアネート、同プレポリマ(末端NC
O)、特定の反応促進用触媒として(CH3 )2 −N−
R(Rはシクロアルキル、又はアルキル基)で表される
三級アミンを用い、他方において末端NCOプレポリマ
の粘度低減のため反応性希釈剤であると共に、水ガラス
成分に接触することにより加水分解を受け、水ガラス、
及び又はポリイソシアネートプレポリマ(NCO過剰)
と反応して、水ガラス、NCO過剰のイソシアネートプ
レポリマとの硬化反応に積極的に関与し、無機有機複合
固結体を形成させ、かつ発泡固結時の発泡圧を向上させ
る方法としての反応型希釈剤として低分子量二塩基酸の
ジエステル類、1価又は多価アルコール類の酢酸エステ
ル類、アルキレンカーボネート類、エーテル類、環状エ
ステル類、酸無水物、及びアクリル酸エステル類が上げ
られている。
【0005】これらの希釈剤はイソシアネート化合物と
混合しても反応はしないがこれらの反応型希釈剤(ポリ
イソシアネート化合物、アルカリ珪酸塩水溶液等)を同
時に混合すると、反応型希釈剤はアルカリ珪酸塩水溶液
による加水分解を受け、生成する含活性水素化合物はポ
リイソシアネートと反応し、生成発泡体に影響を与え、
ポリイソシアネート/水/ポリオールをベースとするポ
リウレタンフォームと水/ポリイソシアネートとの反応
で生成する炭酸ガス発泡によるアルカリ珪酸塩固形物と
の間で、海/島現象(ポリウレタンフォームを海とし、
アルカリ珪酸塩硬化体を島とするか、又は前者を島と
し、後者を海とするか)が発生し、ポリウレタン系発泡
体とアルカリ珪酸塩固化生成物が立体的にセグメント化
した理想的な有機、無機複合固結発泡が得にくい欠点が
あると共に、地盤、人工構造物の安定化用注入薬液に限
定されている。
混合しても反応はしないがこれらの反応型希釈剤(ポリ
イソシアネート化合物、アルカリ珪酸塩水溶液等)を同
時に混合すると、反応型希釈剤はアルカリ珪酸塩水溶液
による加水分解を受け、生成する含活性水素化合物はポ
リイソシアネートと反応し、生成発泡体に影響を与え、
ポリイソシアネート/水/ポリオールをベースとするポ
リウレタンフォームと水/ポリイソシアネートとの反応
で生成する炭酸ガス発泡によるアルカリ珪酸塩固形物と
の間で、海/島現象(ポリウレタンフォームを海とし、
アルカリ珪酸塩硬化体を島とするか、又は前者を島と
し、後者を海とするか)が発生し、ポリウレタン系発泡
体とアルカリ珪酸塩固化生成物が立体的にセグメント化
した理想的な有機、無機複合固結発泡が得にくい欠点が
あると共に、地盤、人工構造物の安定化用注入薬液に限
定されている。
【0006】アルカリ珪酸塩水溶液(水ガラス)の硬化
剤は古くから用いられており、土木学会関東支部、薬液
注入法講習テキスト昭53年6月、土木学会、草野一人
編、薬液注入工法ハンドブック昭和58年7月5日発
行、産業白書(発売元)に詳述されており、これらのも
のは前記特開平8−3555号公報にも記載されてお
り、これらのもののうち、常態固形の化合物は使用でき
にくいが、前記のようなジエステル溶剤等はアルカリ珪
酸塩水溶液との接触により加水分解を受け、含活性水素
化合物を生成し、それがポリウレタン系の発泡体の生成
に関与し、特に外観及び物性に支障を与え、発泡のバラ
ンスを失う。
剤は古くから用いられており、土木学会関東支部、薬液
注入法講習テキスト昭53年6月、土木学会、草野一人
編、薬液注入工法ハンドブック昭和58年7月5日発
行、産業白書(発売元)に詳述されており、これらのも
のは前記特開平8−3555号公報にも記載されてお
り、これらのもののうち、常態固形の化合物は使用でき
にくいが、前記のようなジエステル溶剤等はアルカリ珪
酸塩水溶液との接触により加水分解を受け、含活性水素
化合物を生成し、それがポリウレタン系の発泡体の生成
に関与し、特に外観及び物性に支障を与え、発泡のバラ
ンスを失う。
【0007】さらに又、ポリイソシアネート、ポリエー
テルポリオール、ポリアミン類、等の含活性水素化合
物、発泡剤、等とアルカリ珪酸水溶液を同時攪拌する
と、ポリエーテル、ポリアミン類、等の末端の活性水素
基との間にアルカリ塩を生成し、ポリイソシアネートと
ポリオール、ポリアミン類との(−NCO、−OH又は
−NH2 )所定配合の必要にして十分な反応を完遂させ
られない大きな欠点が生じ、所望するアルカリ珪酸塩に
よる変性ポリウレタン系発泡体を得る上で大きな欠点が
ある。
テルポリオール、ポリアミン類、等の含活性水素化合
物、発泡剤、等とアルカリ珪酸水溶液を同時攪拌する
と、ポリエーテル、ポリアミン類、等の末端の活性水素
基との間にアルカリ塩を生成し、ポリイソシアネートと
ポリオール、ポリアミン類との(−NCO、−OH又は
−NH2 )所定配合の必要にして十分な反応を完遂させ
られない大きな欠点が生じ、所望するアルカリ珪酸塩に
よる変性ポリウレタン系発泡体を得る上で大きな欠点が
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、発泡状のアルカリ珪酸塩による変性
ポリウレタン系発泡体を得るに当たり、従来形成させる
ことが困難であった発泡状の無機−有機複合固結体を形
成させるために、ポリウレタン系発泡体を海とし、アル
カリ珪酸塩硬化体を島とするか、或いは前者を島とし、
後者を海とするようないわゆる海島現象を発生すること
なく、ポリウレタン系(ポリイソシアヌレート系を含
む)発泡成分とアルカリ珪酸塩発泡生成物とが立体的に
セグメント化した有機・無機複合固結発泡体を形成し、
在来のポリウレタン系発泡体の難燃性をより高いレベル
で保持させ、経済的に安価なアルカリ珪酸塩による変性
ポリウレタン系発泡体及びその製造法を得ることにあ
る。
を除去するために、発泡状のアルカリ珪酸塩による変性
ポリウレタン系発泡体を得るに当たり、従来形成させる
ことが困難であった発泡状の無機−有機複合固結体を形
成させるために、ポリウレタン系発泡体を海とし、アル
カリ珪酸塩硬化体を島とするか、或いは前者を島とし、
後者を海とするようないわゆる海島現象を発生すること
なく、ポリウレタン系(ポリイソシアヌレート系を含
む)発泡成分とアルカリ珪酸塩発泡生成物とが立体的に
セグメント化した有機・無機複合固結発泡体を形成し、
在来のポリウレタン系発泡体の難燃性をより高いレベル
で保持させ、経済的に安価なアルカリ珪酸塩による変性
ポリウレタン系発泡体及びその製造法を得ることにあ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係るアルカリ珪酸塩による変
性ポリウレタン系発泡体及びその製造法について詳細に
説明する。本発明はポリイソシアネート、2個以上の含
活性水素化合物及び又はこれらの混合物及びこれらに1
個の含活性水素化合物及びそれらの混合物を含む含活性
水素化合物、反応、セル形状、海、島のコントロール、
その他の調整のための触媒、添加剤、整泡、分散剤、発
泡剤、難燃剤等を配合してなるポリウレタン系発泡体組
成物を製造するに当たり、アルカリ珪酸塩水溶液及び又
はアルカリ珪酸塩水溶液に水を添加した成分を他の一方
の成分とし、ポリイソシアネート成分と含活性水素化合
物成分とを優先的に混合攪拌した後、つづいてアルカリ
珪酸塩水溶液、又は同水溶液に水を加えた成分を、混合
攪拌することを特徴とするアルカリ珪酸塩変性ポリウレ
タン系(ポリイソシアヌレートを含む)発泡組成物及び
その製造方法を第1の発明とする。本製造法の特徴とし
ては、含活性水素化合物、例えばポリオール、ポリアミ
ン等がアルカリ珪酸塩水溶液のアルカリによる影響を受
けずにポリイソシアネート、含活性水素化合物との接触
によるウレタン化を促進させると共に、粘度の高い含活
性水素化合物の粘度を低減させ混合攪拌を容易にするこ
とができる。
性ポリウレタン系発泡体及びその製造法について詳細に
説明する。本発明はポリイソシアネート、2個以上の含
活性水素化合物及び又はこれらの混合物及びこれらに1
個の含活性水素化合物及びそれらの混合物を含む含活性
水素化合物、反応、セル形状、海、島のコントロール、
その他の調整のための触媒、添加剤、整泡、分散剤、発
泡剤、難燃剤等を配合してなるポリウレタン系発泡体組
成物を製造するに当たり、アルカリ珪酸塩水溶液及び又
はアルカリ珪酸塩水溶液に水を添加した成分を他の一方
の成分とし、ポリイソシアネート成分と含活性水素化合
物成分とを優先的に混合攪拌した後、つづいてアルカリ
珪酸塩水溶液、又は同水溶液に水を加えた成分を、混合
攪拌することを特徴とするアルカリ珪酸塩変性ポリウレ
タン系(ポリイソシアヌレートを含む)発泡組成物及び
その製造方法を第1の発明とする。本製造法の特徴とし
ては、含活性水素化合物、例えばポリオール、ポリアミ
ン等がアルカリ珪酸塩水溶液のアルカリによる影響を受
けずにポリイソシアネート、含活性水素化合物との接触
によるウレタン化を促進させると共に、粘度の高い含活
性水素化合物の粘度を低減させ混合攪拌を容易にするこ
とができる。
【0010】従ってポリイソシアネート化合物と含活性
水素化合物によるNCO過剰プレポリマー、或いはNC
O過剰ポリマであれば含活性水素化合物を配合に加えな
くとも発泡可能である。特徴としてポリイソシアネート
成分は含活性水素化合物との反応に要する当量以上に用
いると共に、過剰のポリイソシアネートはアルカリ珪酸
塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水との反応に供す
る。
水素化合物によるNCO過剰プレポリマー、或いはNC
O過剰ポリマであれば含活性水素化合物を配合に加えな
くとも発泡可能である。特徴としてポリイソシアネート
成分は含活性水素化合物との反応に要する当量以上に用
いると共に、過剰のポリイソシアネートはアルカリ珪酸
塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水との反応に供す
る。
【0011】この過剰のポリイソシアネート成分とアル
カリ珪酸塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水成分と
の割合はこのポリイソシアネート成分が多いほどアルカ
リ珪酸塩変性ポリウレタン系発泡体の密度が小さく、少
ないほどアルカリ珪酸塩水溶液の硬化のための触媒、添
加剤(後述)を多く用い、発泡体の、密度が大きくな
る。これらの処方によって密度を調整し、所望の密度の
発泡体で、海、島(ポリウレタン発泡系が海となるとき
はアルカリ珪酸塩が島に、前者が島の場合には後者が海
に)が発生しないように触媒、添加剤、必要時、N2 ガ
スのフロスを含め調整する。この場合、過剰の水はポリ
ウレタンの樹脂化、胞化反応に伴う発熱、アルカリ珪酸
塩水溶液が固化するときに発熱する反応熱により除去す
ることができると共に、場合により加熱除去すればよ
い。
カリ珪酸塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水成分と
の割合はこのポリイソシアネート成分が多いほどアルカ
リ珪酸塩変性ポリウレタン系発泡体の密度が小さく、少
ないほどアルカリ珪酸塩水溶液の硬化のための触媒、添
加剤(後述)を多く用い、発泡体の、密度が大きくな
る。これらの処方によって密度を調整し、所望の密度の
発泡体で、海、島(ポリウレタン発泡系が海となるとき
はアルカリ珪酸塩が島に、前者が島の場合には後者が海
に)が発生しないように触媒、添加剤、必要時、N2 ガ
スのフロスを含め調整する。この場合、過剰の水はポリ
ウレタンの樹脂化、胞化反応に伴う発熱、アルカリ珪酸
塩水溶液が固化するときに発熱する反応熱により除去す
ることができると共に、場合により加熱除去すればよ
い。
【0012】前記第1の発明をトラブルなく遂行させる
には、触媒並びに添加剤として公知のポリウレタンフォ
ーム、ポリイソシアネートフォーム、等に配合されるよ
うな公知のアミン系触媒、有機金属系触媒等に加えて、
更にイソシアネートとは反応せず、かつ、アルカリ珪酸
塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水により、加水分
解を受けずに、或いは加水分解により分解しても、その
分解物はポリイソシアネートとは反応しないでアルカリ
珪酸塩水溶液成分との硬化を促進させる添加剤をポリイ
ソシアネート成分に配合することを第2の発明とし、そ
れらの添加物名、及び添加量については後述の通りであ
る。この際、補助的に含活性水素化合物の減粘、或いは
液状とするために、後述の反応型希釈剤を含活性水素化
合物に対し、反応性希釈剤が50wt%以下、好ましく
は20wt%以下使用し生成するアルカリ珪酸塩変性ポ
リウレタン系発泡体の所望物性に影響を与えないよう注
意深く配合するのもよい。
には、触媒並びに添加剤として公知のポリウレタンフォ
ーム、ポリイソシアネートフォーム、等に配合されるよ
うな公知のアミン系触媒、有機金属系触媒等に加えて、
更にイソシアネートとは反応せず、かつ、アルカリ珪酸
塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水により、加水分
解を受けずに、或いは加水分解により分解しても、その
分解物はポリイソシアネートとは反応しないでアルカリ
珪酸塩水溶液成分との硬化を促進させる添加剤をポリイ
ソシアネート成分に配合することを第2の発明とし、そ
れらの添加物名、及び添加量については後述の通りであ
る。この際、補助的に含活性水素化合物の減粘、或いは
液状とするために、後述の反応型希釈剤を含活性水素化
合物に対し、反応性希釈剤が50wt%以下、好ましく
は20wt%以下使用し生成するアルカリ珪酸塩変性ポ
リウレタン系発泡体の所望物性に影響を与えないよう注
意深く配合するのもよい。
【0013】第3の発明としては、ポリイソシアネート
成分系、含活性水素化合物成分系、アルカリ珪酸塩水溶
液成分の混合攪拌成分の発泡促進及びアルカリ珪酸塩水
溶液の硬化促進に補助的に、或いは主発泡剤として、炭
酸ガス、液状炭酸ガス、及び又はこれらと乾燥窒素ガ
ス、同空気等を併用し、発泡成形する。特にポリイソシ
アネート成分の配合量が少なく、アルカリ珪酸塩成分が
比較的過剰配合で、イソシアネートと水との反応で発生
する炭酸ガス量が少なく分散剤で調整しても、発泡体に
海島現象が発生するときその改善に役立つと共に全配合
系の発泡剤として使用することにより、本発泡体の密度
も調整できるし、発泡体がより柔らかい特性を持たせる
ことが可能である。
成分系、含活性水素化合物成分系、アルカリ珪酸塩水溶
液成分の混合攪拌成分の発泡促進及びアルカリ珪酸塩水
溶液の硬化促進に補助的に、或いは主発泡剤として、炭
酸ガス、液状炭酸ガス、及び又はこれらと乾燥窒素ガ
ス、同空気等を併用し、発泡成形する。特にポリイソシ
アネート成分の配合量が少なく、アルカリ珪酸塩成分が
比較的過剰配合で、イソシアネートと水との反応で発生
する炭酸ガス量が少なく分散剤で調整しても、発泡体に
海島現象が発生するときその改善に役立つと共に全配合
系の発泡剤として使用することにより、本発泡体の密度
も調整できるし、発泡体がより柔らかい特性を持たせる
ことが可能である。
【0014】第4の発明としては、アルカリ珪酸塩変性
ポリウレタン系発泡体製造用配合原料成分の一つとし
て、難燃剤、及び又は無機粉体を配合し、製品の難燃性
をさらに向上させることができる。難燃剤としては公知
のポリウレタン用難燃剤、TCP、トリス(2クロール
エチル)ホスフェート、トリス(ジクロールプロピル)
ホスフェート、トリス(クロロプロピル)ホスフェー
ト、トリス(2、3ジフロモプロピル)ホスフェート、
ジエチルNN′ビス(2ヒドロキシエチル)アミノメチ
ルホスフェート、等アルカリ珪酸塩水溶液100PbW
に対し、1〜50PbW好ましくは3〜30PbW。無
機粉体としては、炭カル、硫酸バリウム、シリカ、珪砂
粉、パーライト粉、セメント、コンクリート粉、酸化モ
リブデン粉、水酸化アルミ粉、等を用いることができ
る。又、これらは、アルカリ珪酸塩水溶液の硬化にも役
立つが添加法として難燃剤は必ずポリイソシアネート成
分、含活性水素成分の何れかに、又はこれらの混合時に
アルカリ珪酸塩水溶液成分を添加前に添加し混合する。
無機充填剤を大量使用するとき少なくともアルカリ珪酸
水溶液100PbWに対しおよそ20PbW以上又は2
0PbV(20PartbyVolume)添加すると
きは、ポリイソシアネート成分と含活性水素化合物成分
と予め混合後に添加し強制混合しつつ、アルカリ珪酸塩
水溶液成分を混合するのがよいし、攪拌はニーダー又は
押出機を用いて混合する。
ポリウレタン系発泡体製造用配合原料成分の一つとし
て、難燃剤、及び又は無機粉体を配合し、製品の難燃性
をさらに向上させることができる。難燃剤としては公知
のポリウレタン用難燃剤、TCP、トリス(2クロール
エチル)ホスフェート、トリス(ジクロールプロピル)
ホスフェート、トリス(クロロプロピル)ホスフェー
ト、トリス(2、3ジフロモプロピル)ホスフェート、
ジエチルNN′ビス(2ヒドロキシエチル)アミノメチ
ルホスフェート、等アルカリ珪酸塩水溶液100PbW
に対し、1〜50PbW好ましくは3〜30PbW。無
機粉体としては、炭カル、硫酸バリウム、シリカ、珪砂
粉、パーライト粉、セメント、コンクリート粉、酸化モ
リブデン粉、水酸化アルミ粉、等を用いることができ
る。又、これらは、アルカリ珪酸塩水溶液の硬化にも役
立つが添加法として難燃剤は必ずポリイソシアネート成
分、含活性水素成分の何れかに、又はこれらの混合時に
アルカリ珪酸塩水溶液成分を添加前に添加し混合する。
無機充填剤を大量使用するとき少なくともアルカリ珪酸
水溶液100PbWに対しおよそ20PbW以上又は2
0PbV(20PartbyVolume)添加すると
きは、ポリイソシアネート成分と含活性水素化合物成分
と予め混合後に添加し強制混合しつつ、アルカリ珪酸塩
水溶液成分を混合するのがよいし、攪拌はニーダー又は
押出機を用いて混合する。
【0015】第5の発明としては、アルカリ珪酸塩変性
ポリウレタン発泡体の接着性を改善するためにOH末端
ポリウレタンプレポリマ、同末端NH2 ポリウレタンウ
レアプレポリマ、又は同ウレアプレポリマ、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、等全固形分に
対し、0.01〜30wt%(好ましくは1〜15wt
%)の範囲で配合することを特徴とし、これらの樹脂液
又は溶液を含活性水素化合物成分側に添加することを特
徴とする。
ポリウレタン発泡体の接着性を改善するためにOH末端
ポリウレタンプレポリマ、同末端NH2 ポリウレタンウ
レアプレポリマ、又は同ウレアプレポリマ、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、等全固形分に
対し、0.01〜30wt%(好ましくは1〜15wt
%)の範囲で配合することを特徴とし、これらの樹脂液
又は溶液を含活性水素化合物成分側に添加することを特
徴とする。
【0016】次に、アルカリ珪酸塩変性ポリウレタン系
発泡体としての無機/有機発泡固結体の製造用配合成分
系、例えばカーボン等の導電剤を配合し、導電性アルカ
リ珪酸塩変性ポリウレタン発泡固結体組成物を得ること
を第6の発明とし、更に第7の発明してこれらの組成物
製造用配合液に抗菌剤、芳香剤、或いは臭発現剤等を配
合し、抗菌及び又は芳香、臭発現の機能を付加した組成
物を含むものとする。
発泡体としての無機/有機発泡固結体の製造用配合成分
系、例えばカーボン等の導電剤を配合し、導電性アルカ
リ珪酸塩変性ポリウレタン発泡固結体組成物を得ること
を第6の発明とし、更に第7の発明してこれらの組成物
製造用配合液に抗菌剤、芳香剤、或いは臭発現剤等を配
合し、抗菌及び又は芳香、臭発現の機能を付加した組成
物を含むものとする。
【0017】これらの配合量は何れも1/5000〜1
/100(全固形分に対し)でよく、製品ニーズに従い
添加すればよいし、場合によっては後処理することによ
りできる。
/100(全固形分に対し)でよく、製品ニーズに従い
添加すればよいし、場合によっては後処理することによ
りできる。
【0018】本発明に用いられる配合成分のうち、ポリ
イソシアネート化合物としてMDI(44′MDI、2
2′及び又は24′MDI及び又は44′MDIと2
2′24′MDIの混合物をMDIという)、ポリメリ
ックMDI、液状MDI、ウレトンイミン変性MDI、
TDI、XDI、HDI、IPDI、P−PDI、ND
I、TODI、H12MDI、H6 MDI、H6 XDI、
等の単独又は2種以上の混合物、ポリイソシアネートの
二量体、及び又は三量体、或いは前記ポリイソシアネー
トのアロハネート変性ポリイソシアネート、ビュレット
変性ポリイソシアネート、及び又はこれらと前記のポリ
イソシアネート化合物の混合物、及び後記記載の含活性
水素化合物とこれらのポリイソシアネートから生成した
末端NCOプレポリマ、及び又はNCO型Quasiポ
リマ。
イソシアネート化合物としてMDI(44′MDI、2
2′及び又は24′MDI及び又は44′MDIと2
2′24′MDIの混合物をMDIという)、ポリメリ
ックMDI、液状MDI、ウレトンイミン変性MDI、
TDI、XDI、HDI、IPDI、P−PDI、ND
I、TODI、H12MDI、H6 MDI、H6 XDI、
等の単独又は2種以上の混合物、ポリイソシアネートの
二量体、及び又は三量体、或いは前記ポリイソシアネー
トのアロハネート変性ポリイソシアネート、ビュレット
変性ポリイソシアネート、及び又はこれらと前記のポリ
イソシアネート化合物の混合物、及び後記記載の含活性
水素化合物とこれらのポリイソシアネートから生成した
末端NCOプレポリマ、及び又はNCO型Quasiポ
リマ。
【0019】含活性水素化合物としてメタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、オクタノール、ラ
ウリルアルコール、オレイルアルコール、等のモノオー
ル(C1 〜34)は本組成物の硬さ調整のほか、C数の大
きいものは疎水性、発水性、を改善するのに都合がよい
ほか、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、NPG、各種ペンタンジオール、
同ブチレングリコール、同ヘキサメチレングリコール、
等のジオール類、グリセリン、TMP、ヘキサントリオ
ール等のトリオール、ジグリセリン、ペンタタエロスリ
トール、メチルグリコジット、等のテトロール、ソルビ
トール、糖、燐酸粉密等のほかモノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、トリブチレンジアミ
ン、フェニレンジアミン、TDA、IPDA、HDA、
タージャルブチルTDA、MOCA、DETDA、TM
−MDA、TE−MDA、テトライソプロピルMDA、
NN′ジイソプロピルMDA、等脂肪族、脂環族、芳香
族ジアミン類等の単独又は併用で、又これらの単独もし
くは併用で公知の方法でエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイ
ド等の単独又は併用の混合物を付加重合させたポリエー
テルポリオール類、又はこれらにスチレン、アクリルニ
トリル等をグラフト重合させたポリマポリオール、ポリ
イソシアネート、ポリアミン変性ポリマポリオール、ポ
リエーテルポリアミン、テトラメチレンエーテルグリコ
ール、テトラヒドロフラン/アルキレンオキサイド付加
重合ポリオール、エポキシ変性ポリオール、フェノール
ポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリ
オール、燐、ハロゲン含有ポリオール、部分鹸化EV
A、シリコンポリオール、アシベート系、ポリエステ
ル、ポリオール、ラクトンポリエステルポリオール、ポ
リカーボネートジオール、エチレンテレフタレート系ポ
リエステルポリオール、メラミン変性ポリオール、その
他のアミン系架橋剤として、市販のCuA22(イハラ
ケミカル)CuA24(同)、CuA60(同)、Cu
A111(同)、CuA154(同)、CuA160
(同)、Bayer社DD−1604、MaT社Apo
cure、Polaloid社Polacure、Ba
yer社CureA、UOP社ユニリンク4200、及
びこれらと同等品等がある。言うまでもなく、末端のヒ
ドロキシル、又はジアミン系ウレタンプレポリマーを使
用することができる。
ノール、プロパノール、ブタノール、オクタノール、ラ
ウリルアルコール、オレイルアルコール、等のモノオー
ル(C1 〜34)は本組成物の硬さ調整のほか、C数の大
きいものは疎水性、発水性、を改善するのに都合がよい
ほか、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、NPG、各種ペンタンジオール、
同ブチレングリコール、同ヘキサメチレングリコール、
等のジオール類、グリセリン、TMP、ヘキサントリオ
ール等のトリオール、ジグリセリン、ペンタタエロスリ
トール、メチルグリコジット、等のテトロール、ソルビ
トール、糖、燐酸粉密等のほかモノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、トリブチレンジアミ
ン、フェニレンジアミン、TDA、IPDA、HDA、
タージャルブチルTDA、MOCA、DETDA、TM
−MDA、TE−MDA、テトライソプロピルMDA、
NN′ジイソプロピルMDA、等脂肪族、脂環族、芳香
族ジアミン類等の単独又は併用で、又これらの単独もし
くは併用で公知の方法でエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイ
ド等の単独又は併用の混合物を付加重合させたポリエー
テルポリオール類、又はこれらにスチレン、アクリルニ
トリル等をグラフト重合させたポリマポリオール、ポリ
イソシアネート、ポリアミン変性ポリマポリオール、ポ
リエーテルポリアミン、テトラメチレンエーテルグリコ
ール、テトラヒドロフラン/アルキレンオキサイド付加
重合ポリオール、エポキシ変性ポリオール、フェノール
ポリオール、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリ
オール、燐、ハロゲン含有ポリオール、部分鹸化EV
A、シリコンポリオール、アシベート系、ポリエステ
ル、ポリオール、ラクトンポリエステルポリオール、ポ
リカーボネートジオール、エチレンテレフタレート系ポ
リエステルポリオール、メラミン変性ポリオール、その
他のアミン系架橋剤として、市販のCuA22(イハラ
ケミカル)CuA24(同)、CuA60(同)、Cu
A111(同)、CuA154(同)、CuA160
(同)、Bayer社DD−1604、MaT社Apo
cure、Polaloid社Polacure、Ba
yer社CureA、UOP社ユニリンク4200、及
びこれらと同等品等がある。言うまでもなく、末端のヒ
ドロキシル、又はジアミン系ウレタンプレポリマーを使
用することができる。
【0020】アルカリ珪酸塩水溶液(通称:水ガラス)
としてはナトリウム系水ガラスは入手容易で粘度も低
く、経済的で無機固形分が28〜60wt%好ましくは
40〜60wt%のものがよい。SiO2 、Na2 O、
のモル比は2.0〜4.1好ましくは2.5〜3.5で
ある。カリウム水ガラスを使用するときは、無機固形分
27〜50wt%好ましくは35〜45wt%である。
としてはナトリウム系水ガラスは入手容易で粘度も低
く、経済的で無機固形分が28〜60wt%好ましくは
40〜60wt%のものがよい。SiO2 、Na2 O、
のモル比は2.0〜4.1好ましくは2.5〜3.5で
ある。カリウム水ガラスを使用するときは、無機固形分
27〜50wt%好ましくは35〜45wt%である。
【0021】ポリイソシアネート成分、含活性水素成
分、アルカリ珪酸塩水溶液の混合物の反応調整促進用、
触媒、添加剤としてポリウレタンフォーム成形製造に供
せられ樹脂化、泡化のための触媒添加剤として配合され
る公知のアミン触媒、有機金属化合物その他即ちトリエ
チルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモリホリ
ン、N−EMO、N−ココMO、N、N、N′N′−テ
トラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルエチレンジ
アミン、1、4ジアザビシクロ(2、2、2)オクタ
ン、N−メチル−N′−ジメチルアミノエチルピペラジ
ン、NN−ジメチルベンジルアミン、ビス−(NN−ジ
エチルアミノエチル)アジベート、NNジエチルベンジ
ルアミン、NNシクロヘキシルアミン、NNN′N′テ
トラメチル1、3ブタンジアミン、NN−ジメチル−β
−フェニル−エチルアミン、1、2ジメチルイミダゾー
ル、2メチルイミダゾール、ヘキサヒドロトリアジン、
18ジアザビシクロ(5、4、0)ウンデセン7、15
ジアザビシクロ(4、3、0)1ネン5、1、5ジアザ
ビシクロ(4、4、0)デセン−5、1、4ジアザビシ
クロ(3、3、0)オクテン−4テトラメチルグアニジ
ン、シクロヘキシルテトラメチルグアニジン、テトラメ
チルグアニジン、ペンタメチルグアニジン、有機スズ化
合物、酢酸カリ、オクチル酸カリ、2、4、6トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール、2、4、6トリ
ス(ジメチルアミノプロピル)フェノール、ジメチルシ
クロヘキシルアミン、テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン、等の単体又はこれらの併用で通常ポリイソシアネ
ート化合物100PbWに対し0.001〜10好まし
くは0.001〜5PbWをポリオール成分中に添加す
ると共にポリイソシアネート化合物とは反応せず、か
つ、アルカリ珪酸塩水溶液及びアルカリ珪酸塩水溶液に
添加した水によって加水分解を受けることなく反応によ
ってアルカリ珪酸塩水溶液の硬化促進させる添加剤とし
て塩化ベンゾイル、ベンジールクロライド、乾燥塩酸ガ
ス、パラトルエンスルホン酸、トリフェニルホスフィ
ン、トリブチルホスフィン等をポリイソシアネート化合
物に対し0.001〜5wt%併用する。
分、アルカリ珪酸塩水溶液の混合物の反応調整促進用、
触媒、添加剤としてポリウレタンフォーム成形製造に供
せられ樹脂化、泡化のための触媒添加剤として配合され
る公知のアミン触媒、有機金属化合物その他即ちトリエ
チルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモリホリ
ン、N−EMO、N−ココMO、N、N、N′N′−テ
トラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルエチレンジ
アミン、1、4ジアザビシクロ(2、2、2)オクタ
ン、N−メチル−N′−ジメチルアミノエチルピペラジ
ン、NN−ジメチルベンジルアミン、ビス−(NN−ジ
エチルアミノエチル)アジベート、NNジエチルベンジ
ルアミン、NNシクロヘキシルアミン、NNN′N′テ
トラメチル1、3ブタンジアミン、NN−ジメチル−β
−フェニル−エチルアミン、1、2ジメチルイミダゾー
ル、2メチルイミダゾール、ヘキサヒドロトリアジン、
18ジアザビシクロ(5、4、0)ウンデセン7、15
ジアザビシクロ(4、3、0)1ネン5、1、5ジアザ
ビシクロ(4、4、0)デセン−5、1、4ジアザビシ
クロ(3、3、0)オクテン−4テトラメチルグアニジ
ン、シクロヘキシルテトラメチルグアニジン、テトラメ
チルグアニジン、ペンタメチルグアニジン、有機スズ化
合物、酢酸カリ、オクチル酸カリ、2、4、6トリス
(ジメチルアミノメチル)フェノール、2、4、6トリ
ス(ジメチルアミノプロピル)フェノール、ジメチルシ
クロヘキシルアミン、テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン、等の単体又はこれらの併用で通常ポリイソシアネ
ート化合物100PbWに対し0.001〜10好まし
くは0.001〜5PbWをポリオール成分中に添加す
ると共にポリイソシアネート化合物とは反応せず、か
つ、アルカリ珪酸塩水溶液及びアルカリ珪酸塩水溶液に
添加した水によって加水分解を受けることなく反応によ
ってアルカリ珪酸塩水溶液の硬化促進させる添加剤とし
て塩化ベンゾイル、ベンジールクロライド、乾燥塩酸ガ
ス、パラトルエンスルホン酸、トリフェニルホスフィ
ン、トリブチルホスフィン等をポリイソシアネート化合
物に対し0.001〜5wt%併用する。
【0022】これらの添加は普通ポリイソシアネート成
分に添加処理するのがよいが、機械発泡するときは、こ
れらの10〜50wt%含有ポリイソシアネート成分と
共に混合ヘッドに注入することもできる。TDI、IP
DI、HDI、P−MDI等をポリイソシアネート成分
として配合するとき、通常市販のP−MDIでは少量の
酸度があるが、酸度が0.1wt%以上加水分解した塩
素が0.11%以上有る場合はP−MDI中に含有する
酸性化合物のみで新たにこれらのポリイソシアネートと
は反応せず、アルカリ珪酸塩水溶液の硬化促進剤を添加
しなくともポリイソシアネート/含活性水素化合物の泡
化、樹脂化に主に役割を果たし、アミン系触媒、スズ系
触媒等の有機鉛化合物のみでよい場合もあるが通常はポ
リイソシアネート成分中に0.001〜5wt%添加す
る。これらの触媒反応促進用添加剤の配合は有機無機発
泡固結体の発泡生成時ポリウレタン成分を海とし、アル
カリ珪酸塩を島とするか、或いは前者を島とし後者を海
とする海島構造物とならないよう調整配合するのが好ま
しい。
分に添加処理するのがよいが、機械発泡するときは、こ
れらの10〜50wt%含有ポリイソシアネート成分と
共に混合ヘッドに注入することもできる。TDI、IP
DI、HDI、P−MDI等をポリイソシアネート成分
として配合するとき、通常市販のP−MDIでは少量の
酸度があるが、酸度が0.1wt%以上加水分解した塩
素が0.11%以上有る場合はP−MDI中に含有する
酸性化合物のみで新たにこれらのポリイソシアネートと
は反応せず、アルカリ珪酸塩水溶液の硬化促進剤を添加
しなくともポリイソシアネート/含活性水素化合物の泡
化、樹脂化に主に役割を果たし、アミン系触媒、スズ系
触媒等の有機鉛化合物のみでよい場合もあるが通常はポ
リイソシアネート成分中に0.001〜5wt%添加す
る。これらの触媒反応促進用添加剤の配合は有機無機発
泡固結体の発泡生成時ポリウレタン成分を海とし、アル
カリ珪酸塩を島とするか、或いは前者を島とし後者を海
とする海島構造物とならないよう調整配合するのが好ま
しい。
【0023】反応性希釈剤は補助的にポリオールの減粘
に使用できるが発泡体の密度低減に役立つと共にセルは
オープン化し易い特徴があると共に、アルカリ珪酸塩水
溶液の硬化を促進するため、補助的に配合しても良い。
これらのものとして、エチレングリコールジアセテー
ト、エチレングリコールモノメチルアセテート、同エチ
ルアセテート、プロピレングリコールモノメチルグリコ
ールアセテート、等のモノアルキルアセテート及び又は
ジアセテート類、アジピン酸、マロン酸、等のジエチル
エステル、ジメチルエステル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、γブチルラクトン、等のラクトン類、εカプ
ロラクタム、等のラクタム類、及び無水プロピオン酸、
無水酪酸、同マイレン酸等の酸無水物、アクリル酸エス
テル、エステルとしてはアクリル酸のアルキルエステ
ル、ポリエチレングリコール、同プロピレングリコー
ル、等のアルコール類との(メタ)アクリル酸エステル
等がある。
に使用できるが発泡体の密度低減に役立つと共にセルは
オープン化し易い特徴があると共に、アルカリ珪酸塩水
溶液の硬化を促進するため、補助的に配合しても良い。
これらのものとして、エチレングリコールジアセテー
ト、エチレングリコールモノメチルアセテート、同エチ
ルアセテート、プロピレングリコールモノメチルグリコ
ールアセテート、等のモノアルキルアセテート及び又は
ジアセテート類、アジピン酸、マロン酸、等のジエチル
エステル、ジメチルエステル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、γブチルラクトン、等のラクトン類、εカプ
ロラクタム、等のラクタム類、及び無水プロピオン酸、
無水酪酸、同マイレン酸等の酸無水物、アクリル酸エス
テル、エステルとしてはアクリル酸のアルキルエステ
ル、ポリエチレングリコール、同プロピレングリコー
ル、等のアルコール類との(メタ)アクリル酸エステル
等がある。
【0024】ポリイソシアネート、ポリオール、ポリア
ミン等の含活性水素化合物、アルカリ珪酸塩水溶液、及
び同水溶液に添加した水を含む成分、触媒、添加剤、等
の分散整泡剤として(特にポリオール、ポリアミン等の
含活性水素化合物の分子量が大きく、かつ軟質系の発泡
体を生成するとき、或いは硬質系の発泡組成物を得ると
き)公知の親水性、又は疎水性のシラン系シリコン整泡
剤、泡安定剤、及び又は界面活性剤等を分散剤として用
いる。特に、ポリオール、ポリエーテルアミン等の成分
系がMW1000以上2F以上の高分子体及びこれらの
混合物をベースとする軟質フォーム系発泡或いはMW4
0以上2F以上の高分子体及びこれらの混合物をベース
とする硬質フォーム系発泡体を生成するとき夫々表面張
力の小さい、或いは硬質フォームでは表面張力の大きい
(独泡圧フォームに限る)オルガノシリコン、製泡剤の
ほか、非イオン界面活性剤を単独又は併用することもあ
る。これらの製泡剤は混合物の相溶性、発泡時の泡安定
性、泡のセルオープン性又は独泡性等、発泡体の要求に
応じ適宜選択する。そのため、ポリジメチルシオキサ
ン、ポリフェニール、メチルシロキサン、等のオルガノ
シロキサンはPDMSポリエーテル、グラフト共ポリマ
ー体が広く利用されるが、配合に適切であるか良く選択
し、必要に応じこれらのシリコンポリマ2種以上を混合
して用いる。又、オキシエチレン、オキシプロピレンの
ペンダニトポリエーター鎖をもつものは高発泡体(低密
度)に適する。
ミン等の含活性水素化合物、アルカリ珪酸塩水溶液、及
び同水溶液に添加した水を含む成分、触媒、添加剤、等
の分散整泡剤として(特にポリオール、ポリアミン等の
含活性水素化合物の分子量が大きく、かつ軟質系の発泡
体を生成するとき、或いは硬質系の発泡組成物を得ると
き)公知の親水性、又は疎水性のシラン系シリコン整泡
剤、泡安定剤、及び又は界面活性剤等を分散剤として用
いる。特に、ポリオール、ポリエーテルアミン等の成分
系がMW1000以上2F以上の高分子体及びこれらの
混合物をベースとする軟質フォーム系発泡或いはMW4
0以上2F以上の高分子体及びこれらの混合物をベース
とする硬質フォーム系発泡体を生成するとき夫々表面張
力の小さい、或いは硬質フォームでは表面張力の大きい
(独泡圧フォームに限る)オルガノシリコン、製泡剤の
ほか、非イオン界面活性剤を単独又は併用することもあ
る。これらの製泡剤は混合物の相溶性、発泡時の泡安定
性、泡のセルオープン性又は独泡性等、発泡体の要求に
応じ適宜選択する。そのため、ポリジメチルシオキサ
ン、ポリフェニール、メチルシロキサン、等のオルガノ
シロキサンはPDMSポリエーテル、グラフト共ポリマ
ー体が広く利用されるが、配合に適切であるか良く選択
し、必要に応じこれらのシリコンポリマ2種以上を混合
して用いる。又、オキシエチレン、オキシプロピレンの
ペンダニトポリエーター鎖をもつものは高発泡体(低密
度)に適する。
【0025】これら成分系の混合攪拌は本発明の重要な
ものでアルカリ珪酸塩水溶液によって含活性水素化合物
が加水分解を受けないように、アルカリ珪酸塩水溶液又
は同水溶液に添加した水を含む成分に対し、優先的にポ
リイソシアネートと含活性水素化合物とを混合攪拌によ
りよく接触混合させ、続いてアルカリ珪酸塩水溶液をこ
れらの前混合攪拌物に添加し再混合攪拌するが、このと
きはrpmを上げ均一に混合され、発泡核が均一に分散
するよう強力に攪拌しないと、添加するアルカリ珪酸塩
水溶液又は同水添加の添加量が多いと均一に混合できな
い。
ものでアルカリ珪酸塩水溶液によって含活性水素化合物
が加水分解を受けないように、アルカリ珪酸塩水溶液又
は同水溶液に添加した水を含む成分に対し、優先的にポ
リイソシアネートと含活性水素化合物とを混合攪拌によ
りよく接触混合させ、続いてアルカリ珪酸塩水溶液をこ
れらの前混合攪拌物に添加し再混合攪拌するが、このと
きはrpmを上げ均一に混合され、発泡核が均一に分散
するよう強力に攪拌しないと、添加するアルカリ珪酸塩
水溶液又は同水添加の添加量が多いと均一に混合できな
い。
【0026】発泡成形機で発泡する時は公知のポリウレ
タンフォーム発泡成形機、或いはフロス発泡機によりポ
リイソシアネートと、含活性水素化合物との攪拌は公知
の駆動シャフトによる強制回転攪拌法、あるいは高圧型
発泡成形機による強制攪拌混合でなくとも公知の静的混
合シリンダーを通過させポリイソシアネートと含活性水
素化合物と、及び又は添加剤等とを混合攪拌接触させ、
ポリイソシアネート成分のNCO基により含活性水素化
合物の末端−OH基、−NH2 基等アルカリ珪酸塩水溶
液による加水分解作用を受ける頻度を可能な限りなくす
ることにより、生成する無機、有機相間反応型発泡固結
体の物性を確保することができる。これらの特性の発現
の有無は、得られた固結体を75℃に加温し、未反応体
の融出がなければ問題ないし、それにより処理すること
ができる。
タンフォーム発泡成形機、或いはフロス発泡機によりポ
リイソシアネートと、含活性水素化合物との攪拌は公知
の駆動シャフトによる強制回転攪拌法、あるいは高圧型
発泡成形機による強制攪拌混合でなくとも公知の静的混
合シリンダーを通過させポリイソシアネートと含活性水
素化合物と、及び又は添加剤等とを混合攪拌接触させ、
ポリイソシアネート成分のNCO基により含活性水素化
合物の末端−OH基、−NH2 基等アルカリ珪酸塩水溶
液による加水分解作用を受ける頻度を可能な限りなくす
ることにより、生成する無機、有機相間反応型発泡固結
体の物性を確保することができる。これらの特性の発現
の有無は、得られた固結体を75℃に加温し、未反応体
の融出がなければ問題ないし、それにより処理すること
ができる。
【0027】以下に一実施例を示し、さらに詳述する。
次の実施例は配合に使用した原材料、触媒、添加剤を示
すが、勿論、本発明がこれらの実施例により限定される
ものではない。
次の実施例は配合に使用した原材料、触媒、添加剤を示
すが、勿論、本発明がこれらの実施例により限定される
ものではない。
【0028】(実施例に用いた原材料) ・アルカリ珪酸塩水溶液 珪酸ソーダJIS−K−1408 3号 旭硝子社製(以下、KS−3号という) ・ポリイソシアネート ミリオネートMR100(P−MDI NCO%30.
3) 日本ポリウレタン社製(以下、MR−100という) ポリイソシアネートプレポリマ(P−MDI、PPGM
W3000、3F、EO80%によりNCO15%のプ
レポリマをつくり、MR−100を加えNCO25%と
したもの)(以下、MR−100Pという) ミリオネートMR−100R(MR100の酸度を塩酸
ガスで0.25%加水分解0.385wt%に調整した
もの(自社で変性)(以下、MR−100Rという)
3) 日本ポリウレタン社製(以下、MR−100という) ポリイソシアネートプレポリマ(P−MDI、PPGM
W3000、3F、EO80%によりNCO15%のプ
レポリマをつくり、MR−100を加えNCO25%と
したもの)(以下、MR−100Pという) ミリオネートMR−100R(MR100の酸度を塩酸
ガスで0.25%加水分解0.385wt%に調整した
もの(自社で変性)(以下、MR−100Rという)
【0029】・ポリエーテルポリオール モノオールMW−400(MeO−PEG)第一工業製
薬社製(以下、MeOH400という) PPGジオール MW1000 EO80%、第一工業
製薬社製(以下、PPG1000という) PPGトリオール MW3000 EO80%、第一工
業製薬社製(以下、PPG3000という) OKポリオール OHV450シュガー、アミン系、第
一工業製薬社製(以下、DK−450という) ・水:蒸留水(以下、水という) ・シリコン活性剤 Tegostab B8110、ゴールドシュミット社
製(以下、B−8110という) Tegostab B8407、ゴールドシュミット社
製(以下、B−8407という) L−1932 日本ユニカ社製(以下、L−1932と
いう)
薬社製(以下、MeOH400という) PPGジオール MW1000 EO80%、第一工業
製薬社製(以下、PPG1000という) PPGトリオール MW3000 EO80%、第一工
業製薬社製(以下、PPG3000という) OKポリオール OHV450シュガー、アミン系、第
一工業製薬社製(以下、DK−450という) ・水:蒸留水(以下、水という) ・シリコン活性剤 Tegostab B8110、ゴールドシュミット社
製(以下、B−8110という) Tegostab B8407、ゴールドシュミット社
製(以下、B−8407という) L−1932 日本ユニカ社製(以下、L−1932と
いう)
【0030】・触媒、添加剤 アルミン酸ソーダ(関東化学社)(以下、AL−Naと
いう) ベンゾイルクロライド(関東化学社)(以下、BZCと
いう) トリフェニルホスフィン(共同薬品社)(以下、TPP
Sという) KAOライザーNo1(花王石鹸社)(以下、KL−N
o1という) DabcoTMR−30(エアプロダクト社)(以下、
TMRという) TEDA 33L(東ソー社)(以下、33Lという) ・反応型希釈剤 ジエチレングリコールジアセテート
(大阪有機)(以下、DEGAという) ・難燃剤 TMCPP(大阪化学社)(以下、TMCPという) ・液体窒素 昭和炭酸社 注入ユニットは自社で試作
いう) ベンゾイルクロライド(関東化学社)(以下、BZCと
いう) トリフェニルホスフィン(共同薬品社)(以下、TPP
Sという) KAOライザーNo1(花王石鹸社)(以下、KL−N
o1という) DabcoTMR−30(エアプロダクト社)(以下、
TMRという) TEDA 33L(東ソー社)(以下、33Lという) ・反応型希釈剤 ジエチレングリコールジアセテート
(大阪有機)(以下、DEGAという) ・難燃剤 TMCPP(大阪化学社)(以下、TMCPという) ・液体窒素 昭和炭酸社 注入ユニットは自社で試作
【0031】(処方) MR−100、MR−100R等とポリエーテルポリ
オール成分はKS−3号及びKS−3号、水、添加物と
の混合攪拌に先立ち、優先的に混合し成分Bとする。 触媒、添加剤中、BZC、TPPSは予め、MR−1
00、又はNCOプレポリマに添加溶解しておく。その
他の触媒はポリエーテル中にここでは混合配合し、シリ
コン活性剤はポリエーテル中に混合配合し、TMCPは
ポリエーテル中に混合配合し、成分Aとする。 KS−3号又はKS−3号水成分(成分C)とした。
オール成分はKS−3号及びKS−3号、水、添加物と
の混合攪拌に先立ち、優先的に混合し成分Bとする。 触媒、添加剤中、BZC、TPPSは予め、MR−1
00、又はNCOプレポリマに添加溶解しておく。その
他の触媒はポリエーテル中にここでは混合配合し、シリ
コン活性剤はポリエーテル中に混合配合し、TMCPは
ポリエーテル中に混合配合し、成分Aとする。 KS−3号又はKS−3号水成分(成分C)とした。
【0032】(発泡法)先ず、成分Aをポリエチレン製
容器500mlにとり成分Bを添加すると同時にrpm
1500で回転し5秒後に成分Cを添加し、rpm15
00で5秒間攪拌し、終了後直ちに100×100×3
00m/m容器に移す。
容器500mlにとり成分Bを添加すると同時にrpm
1500で回転し5秒後に成分Cを添加し、rpm15
00で5秒間攪拌し、終了後直ちに100×100×3
00m/m容器に移す。
【0033】(後処理)発泡終了後室温で10分放置
し、72hrs後物性測定:RTという。発泡終了後室
温で10分放置し、75℃に8hrs乾燥後表面の融出
物をチェック。その後物性測定。液体窒素及び又は乾燥
空気及びこれらの混合物は自社の試作発泡機、吐出量2
0Kg/分、成分A+成分B/成分C=1/10〜10
/1。成分Aと成分Bは第一工業製薬社製スタテックミ
キサーを用い攪拌混合する。2成分発泡機は図1に示す
機構による。
し、72hrs後物性測定:RTという。発泡終了後室
温で10分放置し、75℃に8hrs乾燥後表面の融出
物をチェック。その後物性測定。液体窒素及び又は乾燥
空気及びこれらの混合物は自社の試作発泡機、吐出量2
0Kg/分、成分A+成分B/成分C=1/10〜10
/1。成分Aと成分Bは第一工業製薬社製スタテックミ
キサーを用い攪拌混合する。2成分発泡機は図1に示す
機構による。
【0034】図1を説明すると、N2 は液体ボンベの
圧、温度調節弁のノズルに結ぶ。N2パイプは全て加温
し、耐圧120Kg/cm2 でステンレスパイプを用い
た。N 2 注入口は0.3m/m口径を用い、加温は2
0.5〜21℃に調節。N2 注入パイプは温度(N2 使
用中)が20.5〜21℃になるように自動加温機によ
り加温した。又、実施例1〜16は図2、図3に示す。
圧、温度調節弁のノズルに結ぶ。N2パイプは全て加温
し、耐圧120Kg/cm2 でステンレスパイプを用い
た。N 2 注入口は0.3m/m口径を用い、加温は2
0.5〜21℃に調節。N2 注入パイプは温度(N2 使
用中)が20.5〜21℃になるように自動加温機によ
り加温した。又、実施例1〜16は図2、図3に示す。
【0035】(実施例16) N−2302 100PbW(成分B(40NV、
THFウレタン熱可塑溶液)) KS−3 25.0PbW(成分C) BZC 3.0PbW(成分A) TMCP 10.0PbW(成分A) B−8110 3.0PbW(成分A) 成分A、B、Cを夫々混合し、液温を45℃に保ち、成
分Aを成分Bに混合攪拌後、成分Cを加え10秒混合攪
拌後80℃オーブンにて加熱し、30分後取り出し、室
温に放置後、表面部分を切り除き密度を測定した結果は
800Kg/m3のファインセル体を得た。(JIS−
A−1321の試験に合格した)
THFウレタン熱可塑溶液)) KS−3 25.0PbW(成分C) BZC 3.0PbW(成分A) TMCP 10.0PbW(成分A) B−8110 3.0PbW(成分A) 成分A、B、Cを夫々混合し、液温を45℃に保ち、成
分Aを成分Bに混合攪拌後、成分Cを加え10秒混合攪
拌後80℃オーブンにて加熱し、30分後取り出し、室
温に放置後、表面部分を切り除き密度を測定した結果は
800Kg/m3のファインセル体を得た。(JIS−
A−1321の試験に合格した)
【0036】(実施例17−1) KS−3 100PbW(成分C) 水 1.0PbW(成分C) MR−100 50.0PbW(成分B) BZC 0.351PbW(成分A) TMCP 7.0PbW(成分A) PPG−1000 60PbW(成分A) A−1 0.4PbW(成分A) TMR 3.0PbW(成分A) B8110 2.0PbW(成分A) 液体窒素ボンベ 10Kgを使用 前記自社試作の発泡機により前記図1のように各液温2
3℃に保ち、成分A、Bを静的混合攪拌シリンダーを通
じ発泡機の攪拌シリンダーに圧入し、成分Cを同様成分
A、Bの反対側より圧入し、シャフトを回転(rpm3
000)させ、同時に液体窒素ボンベをバルブを開き6
0Kg/cm2 の圧力、20℃で4窒素注入用ニードル
より夫々1.5g/分(計6g/分)注入し、フロスフ
ォームを100×100×300m/m容器にとる。ラ
イズタイム40秒、発泡体を70℃×30分加温後24
hrs放置した。フォームはSoft型のオープンセル
フォームで密度38.6Kg/m3 である。本配合では
窒素ガスを使用しないと発泡のバランスが崩れ、発泡体
中にポリウレタンを海としアルカリ珪酸塩を島とする発
泡体が生成し、異常で実用に供せないものであった。
3℃に保ち、成分A、Bを静的混合攪拌シリンダーを通
じ発泡機の攪拌シリンダーに圧入し、成分Cを同様成分
A、Bの反対側より圧入し、シャフトを回転(rpm3
000)させ、同時に液体窒素ボンベをバルブを開き6
0Kg/cm2 の圧力、20℃で4窒素注入用ニードル
より夫々1.5g/分(計6g/分)注入し、フロスフ
ォームを100×100×300m/m容器にとる。ラ
イズタイム40秒、発泡体を70℃×30分加温後24
hrs放置した。フォームはSoft型のオープンセル
フォームで密度38.6Kg/m3 である。本配合では
窒素ガスを使用しないと発泡のバランスが崩れ、発泡体
中にポリウレタンを海としアルカリ珪酸塩を島とする発
泡体が生成し、異常で実用に供せないものであった。
【0037】(実施例17−2)実施例17−1の発泡
機により実施例16の配合成分(但しBZCを4.5P
bW配合)の液温23℃に保ち、成分A、Bを静的混合
攪拌シリンダーを通過し、発泡機の攪拌シリンダーに圧
入し、成分Cを同様成分A、Bの反対側より圧入し、混
合シャフトをrpm1500で回転させ、実施例17−
1と同様窒素を4.5g/分注入したフロスフォームを
100×100×300m/m容器にとる。発泡体を7
0℃×120分加熱後室温72hrs放置した。フォー
ムはファインセルで密度は180Kg/m3 であった。
機により実施例16の配合成分(但しBZCを4.5P
bW配合)の液温23℃に保ち、成分A、Bを静的混合
攪拌シリンダーを通過し、発泡機の攪拌シリンダーに圧
入し、成分Cを同様成分A、Bの反対側より圧入し、混
合シャフトをrpm1500で回転させ、実施例17−
1と同様窒素を4.5g/分注入したフロスフォームを
100×100×300m/m容器にとる。発泡体を7
0℃×120分加熱後室温72hrs放置した。フォー
ムはファインセルで密度は180Kg/m3 であった。
【0038】実施例17、比較例18は図4の表に示
す。
す。
【0039】又、図5に示すように、厚さ9m/mのア
ルミ板にポリエステル板3m/mを貼り付け、厚さ5m
/mの厚さ支持用アルミ枠体500×500×30m/
mを30℃に保ち、室温で成分Aに成分Bを混合後5秒
攪拌し、つづいて成分Cを添加、更に5秒攪拌した発泡
用混合液335gを前記組立パネルに注入し、完全にシ
ールした後発泡圧に耐える用厚さと平行に各辺2個のク
ランプで締め付け15分後脱型し、75℃に12hrs
放置後72hrs室温放置フォームと面材の接着強度を
夫々測定した結果、実施例17では1.08Kg/cm
2 (N=3)、比較例18では0.88Kg/cm
2 (N=3)であり、N−2302は接着性の改善に効
果が有ることが判明した。なお、成形パネルの密度は実
施例17で52Kg/m3 、比較例18では55Kg/
m3 であった。
ルミ板にポリエステル板3m/mを貼り付け、厚さ5m
/mの厚さ支持用アルミ枠体500×500×30m/
mを30℃に保ち、室温で成分Aに成分Bを混合後5秒
攪拌し、つづいて成分Cを添加、更に5秒攪拌した発泡
用混合液335gを前記組立パネルに注入し、完全にシ
ールした後発泡圧に耐える用厚さと平行に各辺2個のク
ランプで締め付け15分後脱型し、75℃に12hrs
放置後72hrs室温放置フォームと面材の接着強度を
夫々測定した結果、実施例17では1.08Kg/cm
2 (N=3)、比較例18では0.88Kg/cm
2 (N=3)であり、N−2302は接着性の改善に効
果が有ることが判明した。なお、成形パネルの密度は実
施例17で52Kg/m3 、比較例18では55Kg/
m3 であった。
【0040】(実施例19)比較例の配合成分Aに対
し、導電性ケツチンブラックEC(ライオン社製)/P
PG−1000ペースト(水分0.001wt%)、カ
ーボン添加量1.7wt%を(成分A、B、C全量に対
し)添加発泡成形したものは体積固有抵抗値2.5×1
07 Ω−cm、密度44.5Kg/m3 (ややセル大)
を得た。比較例18は3×1011Ω−cmであった。
し、導電性ケツチンブラックEC(ライオン社製)/P
PG−1000ペースト(水分0.001wt%)、カ
ーボン添加量1.7wt%を(成分A、B、C全量に対
し)添加発泡成形したものは体積固有抵抗値2.5×1
07 Ω−cm、密度44.5Kg/m3 (ややセル大)
を得た。比較例18は3×1011Ω−cmであった。
【0041】実施例20、比較例21は図6の表に示
す。
す。
【0042】成分Aに成分Bを加え5秒間混合攪拌後成
分Dを加え7秒間攪拌混合しつつ、成分Cを加え5秒間
攪拌後、100×100×300ml容器に移し発泡さ
せる。
分Dを加え7秒間攪拌混合しつつ、成分Cを加え5秒間
攪拌後、100×100×300ml容器に移し発泡さ
せる。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明に係るアルカリ珪
酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法に
よれば、本発明のアルカリ珪酸塩水溶液を、ポリウレタ
ンフォーム、ポルイソシアヌレートフォーム等のポリウ
レタン系発泡体の主原料として有機・無機相間反応発泡
体は、アルカリ珪酸塩(水ガラス)という古くから用い
られた無機化合物を安価なポリウレタン系発泡体の主成
分として用いることにより、公知の技術に近い方法で、
難燃性を付加したポリウレタン系発泡体を容易にかつ経
済的に製造できる。又、これにより包装材、梱包材、ク
ッション材、衝撃吸収材、雑貨類、断熱材、パネル、
壁、屋根、サイディング材、外壁材、ロール、インクジ
ェットホルダー、等のOA、電子機器、プリンターとし
て、自動車、家具、農業用育苗、育木床、人工土壌、建
材、電気冷凍、冷蔵庫、倉庫、家畜小屋、コーキング
材、シーリング材、等全てのポリウレタン発泡体の応用
分野において難燃性を付与し、有機材の燃焼という欠点
を根本から改良、改善した技術として注目され、特に、
プレポリマ法のみならず、1段法(ワンショット法)と
して在来のポリウレタン製品分野に大きく貢献するもの
であると共に、本製品は安全性の点からも十分対応で
き、かつ、リサイクルもポリウレタンフォームと同様、
物理的に容易にできるものである。等の特徴、効果があ
る。
酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法に
よれば、本発明のアルカリ珪酸塩水溶液を、ポリウレタ
ンフォーム、ポルイソシアヌレートフォーム等のポリウ
レタン系発泡体の主原料として有機・無機相間反応発泡
体は、アルカリ珪酸塩(水ガラス)という古くから用い
られた無機化合物を安価なポリウレタン系発泡体の主成
分として用いることにより、公知の技術に近い方法で、
難燃性を付加したポリウレタン系発泡体を容易にかつ経
済的に製造できる。又、これにより包装材、梱包材、ク
ッション材、衝撃吸収材、雑貨類、断熱材、パネル、
壁、屋根、サイディング材、外壁材、ロール、インクジ
ェットホルダー、等のOA、電子機器、プリンターとし
て、自動車、家具、農業用育苗、育木床、人工土壌、建
材、電気冷凍、冷蔵庫、倉庫、家畜小屋、コーキング
材、シーリング材、等全てのポリウレタン発泡体の応用
分野において難燃性を付与し、有機材の燃焼という欠点
を根本から改良、改善した技術として注目され、特に、
プレポリマ法のみならず、1段法(ワンショット法)と
して在来のポリウレタン製品分野に大きく貢献するもの
であると共に、本製品は安全性の点からも十分対応で
き、かつ、リサイクルもポリウレタンフォームと同様、
物理的に容易にできるものである。等の特徴、効果があ
る。
【図1】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法に使用する機構を示す説
明図である。
レタン系発泡体及びその製造法に使用する機構を示す説
明図である。
【図2】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
【図3】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
【図4】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
【図5】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する説明図であ
る。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する説明図であ
る。
【図6】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する表である。
A 成分 B 成分 C 成分 D 成分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法に使用する機構を示す説
明図である。
レタン系発泡体及びその製造法に使用する機構を示す説
明図である。
【図2】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
【図3】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
【図4】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
【図5】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する説明図であ
る。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する説明図であ
る。
【図6】本発明に係るアルカリ珪酸塩による変性ポリウ
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
レタン系発泡体及びその製造法を説明する図表である。
【符号の説明】 A 成分 B 成分 C 成分 D 成分
Claims (7)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート、2個以上の活性水
素基を含む含活性水素化合物及び又はこれらの混合物及
び1個の含活性水素化合物及びこれらの混合物を含む、
含活性水素化合物、反応、その他製品物性等の調整のた
めの触媒、添加剤、整泡剤、分散剤、発泡剤、難燃剤等
を配合してなるポリウレタン系発泡組成物を製造するに
当たり、アルカリ珪酸塩水溶液及び又は同水溶液に水を
添加した成分を他の一方の成分とし、ポリイソシアネー
ト成分と含活性水素化合物(何れもこれらに配合する配
合物を含む)とを優先的に混合攪拌した後つづいてアル
カリ珪酸塩水溶液又は同水溶液に水を加えた成分を混合
攪拌することを特徴とするアルカリ珪酸塩による変性ポ
リウレタン系(ポリイソシアヌレートを含む)発泡体及
びその製造法。 - 【請求項2】 触媒、添加剤として公知のポリウレタン
フォーム、ポリイソシアヌレートフォーム等に配合され
るようなアミン系触媒、有機金属触媒等に加えて、ポリ
イソシアヌレート化合物と反応せず、かつ、アルカリ珪
酸塩水溶液及び又は同水溶液に添加した水により加水分
解を受けずに、或いは加水分解により分解してもその分
解物はイソシアネートとは反応しないが、反応により、
アルカリ珪酸塩水溶液の硬化を促進させる添加剤をポリ
イソシアネート成分に0.001〜5wt%配合(この
際補助的に、アルカリ珪酸水溶液との反応型希釈剤を含
活性水素化合物に対し、50wt%以下、好ましくは2
0wt%以下使用することがある)することを特徴とす
るアルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系及び又はポ
リイソシアヌレート系発泡体。 - 【請求項3】 ポリイソシアネート成分系、含活性水素
化合物系、アルカリ珪酸塩水溶液系各ステージでの混合
攪拌中、及び又はその前後において、炭酸ガス、及び又
は液状炭酸ガス、或いはこれらと乾燥空気、又は同窒素
ガス等と併用し発泡剤兼アルカリ珪酸塩水溶液の硬化剤
として使用することを特徴とするアルカリ珪酸塩による
変性ポリウレタン系及び又はポリイソシアヌレート系発
泡体。 - 【請求項4】 アルカリ珪酸塩変性ポリウレタン系及び
又はポリイソシアヌレート系発泡体製造用原料成分系に
難燃剤及び又は無機粉体を配合することを特徴とし、必
要に応じ添加成分を加温することで添加量を多く用いら
れることを特徴とするアルカリ珪酸塩変性ポリウレタン
系発泡体組成物及びその製造法。 - 【請求項5】 アルカリ珪酸塩変性ポリウレタン系発泡
体組成物の接着性改善のために、末端活性水素基含有ポ
リウレタンプレポリマ、及び又はポリウレタンウレアプ
レポリマ、或いはエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリ
エステル樹脂等の含ポリイソシアネートとの反応する活
性基含有樹脂を0.01〜30wt%好ましくは1〜1
5wt%配合することを特徴とするアルカリ珪酸塩によ
る変性ポリウレタン系及び又はポリイソシアヌレート系
発泡体及びその製造法。 - 【請求項6】 アルカリ珪酸塩変性ポリウレタン系発泡
体の製造用配合成分系に導電剤を配合してなることを特
徴とする導電性アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン
系発泡体及びその製造法。 - 【請求項7】 アルカリ珪酸塩変性ポリウレタン系及び
又はポリイソシアヌレート系発泡体の製造用配合成分系
に抗菌剤、芳香、悪臭発現を配合してなることを特徴と
するアルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系及び又は
ポリイソシアヌレート系発泡体及びその製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226292A JPH1067839A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8226292A JPH1067839A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067839A true JPH1067839A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16842931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8226292A Pending JPH1067839A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | アルカリ珪酸塩による変性ポリウレタン系発泡体及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1067839A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013500364A (ja) * | 2009-07-30 | 2013-01-07 | コンストラクション リサーチ アンド テクノロジー ゲーエムベーハー | ケイ質ベースのポリウレア組成物 |
CN113292930A (zh) * | 2014-03-12 | 2021-08-24 | 重庆利尔达科技开发有限公司 | 一种用于环保复合树脂、胶粘剂或涂料的组合物及其制备方法 |
JP2022501452A (ja) * | 2018-08-02 | 2022-01-06 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | ポリウレタン発泡体のアルデヒド排出量を減少させるための方法 |
CN115505090A (zh) * | 2022-10-13 | 2022-12-23 | 万华节能科技(烟台)有限公司 | 一种低温反应型聚氨酯复合保温材料及其制备方法 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226292A patent/JPH1067839A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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