JPH106770A - ドアトリム構造及びドアトリム構造体の成形方法 - Google Patents

ドアトリム構造及びドアトリム構造体の成形方法

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JPH106770A
JPH106770A JP8167041A JP16704196A JPH106770A JP H106770 A JPH106770 A JP H106770A JP 8167041 A JP8167041 A JP 8167041A JP 16704196 A JP16704196 A JP 16704196A JP H106770 A JPH106770 A JP H106770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大がかりな機構を用いずに特性の異なる樹脂
からなる本体部22と付属部23とを一体にしてドアト
リム21を成形する。 【解決手段】 車両のドアトリム21の表面をなす樹脂
製の本体部22と、下端部が可撓自在なヒンジ部25を
介して本体部22と一体に設けられ上端部が本体部22
に係合され本体部22とは異なる種類の樹脂からなりド
アトリム21の裏面をなして衝撃吸収機能を果たす付属
部23とからなり、異なる特性の樹脂からなる本体部2
2と付属部23とを互いの位置関係を常に所定の状態に
保って一体に成形し、大がかりな機構を用いずに特性の
異なる樹脂からなる本体部22と付属部23とを一体に
してドアトリム21を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側面衝突に対する
衝撃を緩和する機能を持ったドアトリムの構造及びドア
トリム構造体の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドアの車室内側には内ばりとして
肘かけやドアポケット等が形成されるドアトリムが張り
つけられている。一方、側面衝突に備えるため、近年側
面衝突用エアバッグが種々開発されてきているが、側面
衝突の衝撃に対しドアである程度衝撃エネルギーが吸収
できれば、側面衝突用エアバッグの効果も大きなものと
なる。このため、側面衝突に対する衝撃吸収機能を持っ
たドアが従来から考えられている。
【0003】ドアに衝撃吸収機能を持たせる場合、ドア
パネルに樹脂やウレタン等の衝撃吸収材を設けることに
なる。衝撃吸収材をドアトリムの裏側に設けるとスペー
ス的に有利になるため、衝撃吸収材を一体に設けたドア
トリムが従来から種々提案されている(例えば、実開平
6-78035 号公報等)。
【0004】衝撃吸収材をドアトリムの裏側に設けたド
アパネルの一例を図7、図8に基づいて説明する。図7
には従来のドアトリムを裏側に設けたドアパネルの正
面、図8には図7中のA−A線矢視を示してある。
【0005】図7に示すように、ドアパネル1には肘か
け2やドアポケット3等が形成されるドアトリム4が張
りつけられている。図8に示すように、ドアトリム4の
本体5の裏側(車室の反対側)には衝撃吸収機能を持っ
たリブ6が固定されている。本体5は成形後の見栄えに
優れていると共に成形性に優れた樹脂で成形されてお
り、リブ6は側面衝突時における変形エネルギーを安定
して吸収できる特性の樹脂で成形されている。ドアトリ
ム4の本体5とリブ6は、性質が異なる樹脂のため、別
々に成形された後に溶着等によって本体5にリブ6が固
定されるようになっている。
【0006】上述したドアトリム4を備えたドアパネル
1では、側面衝突等で側面から衝撃が加わった場合、リ
ブ6が変形して衝撃エネルギーが吸収され、ドアパネル
1に働く衝撃が緩和される。これにより、側面衝突用エ
アバッグ等の効果が最大限に生かされるようになる。本
体5は成形性に優れた樹脂によって形成され、リブ6は
変形エネルギーを吸収できる特性の樹脂によって形成さ
れている。これらの樹脂の特性は相反するものであるた
め本体5とリブ6とは一体に成形することができず、別
々に成形した後に本体5にリブ6を固定している。この
ため、ドアトリム4を加工するためにはかなりの手間が
かかっていた。
【0007】本体5と衝撃吸収用のリブ6とを一体に成
形するためには、本体5とリブ6との境界部位に見切り
板を設けることが考えられる。図9に基づいて本体5と
リブ6を一体に成形する場合について説明する。
【0008】図に示すように、成形型7,8によって本
体5とリブ6が一体になったドアトリム4を成形する。
成形型7には本体5の樹脂材料を送り込むゲート9が設
けられ、成形型8にはリブ6の樹脂材料を送り込むゲー
ト10がリブ6の数に対応して設けられている。また、
成形型8にはリブ6の根元部に対応して見切り板11が
図中上下方向に移動自在に設けられている。
【0009】上記構成においてドアトリム4を成形する
場合、成形型7,8を所定位置にセットし、見切り板1
1をリブ6の根元部に対応する位置にセットする。この
状態で、成形型7のゲート9から成形後の見栄えに優れ
ると共に成形性に優れた樹脂を送り込む。次に、見切り
板11を図中上方に移動させてリブ6の部位から見切り
板11を外し、成形型8のゲート10から変形エネルギ
ーを吸収できる特性の樹脂を送り込む。成形型7,8を
図中左右方向に移動させて成形型7,8からドアトリム
4を外すことで、特性が相反する樹脂からなる本体5と
リブ6が一体になったドアトリム4が成形される。
【0010】これにより、本体5とリブ6を別々に成形
した後に溶着等によって固定する工程を減らすことがで
き、部品の管理コストや工数を低減することが可能にな
る。このため、低コストのドアトリム4とすることが可
能になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示した
ようにドアトリム4を成形した場合、見切りを正確に行
わないと、本体5とリブ6との位置関係が所定の状態に
ならなくなってしまう。ドアトリム4の本体5とリブ6
との位置関係が変わると、本体5の見栄えに悪影響を及
ぼしたり、リブ6の長さがばらついて衝撃エネルギーの
吸収が安定して行えなくなる虞がある。
【0012】また、図9に示した成形では、成形型8に
リブ6の数に対応して複数のゲート10を設ける必要が
ある。また、見切り板11を図中上方に移動させている
が、見切り板11の移動方向は成形型7,8の移動方向
と直交する方向になっているため、複雑な移動機構が必
要となる。また、見切り板11の移動量もリブ6から外
れるまでの量が必要となり、大がかりな移動機構が必要
となる。
【0013】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、大がかりな機構を用いずにドアトリムを成形するこ
とができ、しかも、異なる種類の樹脂の本体部と付属部
との位置関係を常に所定状態に保つことができるドアト
リム構造及びドアトリム構造体の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のドアトリム構造の構成は、車両の車室内側に
露呈するドアトリムをなす樹脂製の本体部と、一端部が
可撓自在なヒンジ部を介して前記本体部と一体に設けら
れ他端部が前記本体部に係合され前記本体部とは異なる
種類の樹脂からなり前記ドアトリムの車室外側に配され
る付属部とからなることを特徴とする。
【0015】そして、前記付属部は、前記本体部と一体
に成形された後に前記ヒンジ部から前記ドアトリムの車
室外側をなす側へ折り曲げられて一端部が前記本体部に
係合され、前記車両の側面衝突時における衝撃吸収部と
なることを特徴とする。また、前記本体部の樹脂と前記
付属部の樹脂との見切り位置を、前記ヒンジ部よりも前
記付属部側に設けたことを特徴とする。
【0016】また、上記目的を達成するための本発明の
ドアトリム構造体の成形方法は、車両の車室内側に露呈
するドアトリムをなす本体部を成形する本体部成形室と
同本体部成形室に狭路部を介して接続され前記本体部に
連なる付属部成形室とからなる成形室を有する成形型内
に見切り板を挿入することによって前記本体部成形室と
前記付属部成形室とを隔成し、前記本体部成形室と前記
付属部成形室の一方に第1樹脂材料を注入した後、前記
見切り板を前記成形型から抜き出し、前記本体部成形室
と前記付属部成形室の他方に第2樹脂材を注入すること
を特徴とする。
【0017】ドアトリムを構成する本体部及び付属部の
樹脂としては、例えば、PPF(ガラス、カーボン、繊
維粉末等固くなる成分と、ゴム等見栄えを良くする成分
とを配合した樹脂)が用いられる。ドアトリムの車室側
となる本体部の第1樹脂材料としては、固くなる成分を
減らして見栄えを良くする成分を増やしたPPFが用い
られ、ドアトリムの裏側で衝撃吸収部となる付属部の第
2樹脂材料としては、見栄えを良くする成分を減らして
固くなる成分を増やしたPPFが用いられる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態に係
るドアトリム構造を表す断面を示してあり、図1(a) は
組み立てられた状態、図1(b) は成形された状態を示し
てある。
【0019】図1(a) に示すように、図示しないドアパ
ネルに張りつけられるドアトリム21は、ドアトリム2
1の表面をなす本体部22と、ドアトリム21の裏面を
なす付属部23とから構成されている。付属部23には
衝撃吸収部となるリブ24が設けられ、図1(b) に示す
ように、本体部22と付属部23とは下端部が可撓自在
なヒンジ部25を介して一体に成形されている。付属部
23は、本体部22と一体に成形された後にヒンジ部2
5からドアトリム21の裏面をなす側へ折り曲げられ、
上端部となる部位が爪26を介して本体部22の突起2
7に係合されている。また、本体部22の樹脂と付属部
23の樹脂との境界部である見切り位置28は、ヒンジ
部25よりも付属部23側にずれた位置に設けられてい
る。
【0020】ドアトリム21を構成する本体部22及び
リブ24を含めた付属部23の樹脂としては、PPF
(ガラス、カーボン、繊維粉末等固くなる成分と、ゴム
等見栄えを良くする成分とを配合した樹脂)が用いられ
る。ドアトリム21の車室側となる本体部22は、固く
なる成分を減らして見栄えを良くする成分を増やしたP
PFが用いられ、成形後の見栄えを向上させている。ま
た、ドアトリム21の裏側で衝撃吸収部となる付属部2
3は、見栄えを良くする成分を減らして固くなる成分を
増やしたPPFが用いられ、所望の衝撃吸収特性が得ら
れるようになっている。
【0021】本体部22の樹脂と付属部23の樹脂との
見切り位置28を付属部23側にずれた位置に設けたこ
とにより、付属部23の樹脂の特性が本体部22に影響
を及ぼすことがない。また、付属部23のリブ24は、
見切り位置28に係わらない部位の形状となっているの
で、常に同一の形状で成形され、ばらつきのない安定し
た衝撃吸収特性を得ることができる。
【0022】図2乃至図6に基づいてドアトリム21の
成形手順、即ち、本発明のドアトリム構造体の成形方法
の一実施形態例について説明する。図1に示したドアト
リム21は、一対の成形型31,32の間には成形室4
0が形成され、この成形室40に樹脂が送り込まれて成
形されるようになっている。図2には成形型31,32
を所定位置にセットすると共に見切り板33を所定位置
にセットして成形室40を本体部成形室41と付属部成
形室42とに隔成した状態、図3には本体部22の樹脂
を送り込んだ状態、図4には見切り板33を外した状
態、図5には付属部23の樹脂を送り込んだ状態、図6
には成形型31,32を離してドアトリム21の成形が
完成した状態を示してある。
【0023】図2に示すように、成形型31には第1樹
脂材料である本体部22の樹脂を送り込むためのゲート
34と第2樹脂材料である付属部23の樹脂を送り込む
ためのゲート35が設けられている。また、成形型31
のゲート34の下部には本体部22にヒンジ部25を形
成するための突起部36が設けられて狭路部43が形成
されて、成形型31のゲート35の上部には付属部23
の爪26を形成するための凹部37が設けられている。
成形型31,32は図示しない移動手段によって図中左
右方向に移動自在となっており、成形型31,32は互
いに接近離遠動するようになっている。
【0024】一方、図2に示すように、成形型31の突
起部36と凹部37との間の部位に位置する成形型32
には、付属部23のリブ24を形成するための凹状部3
8が2箇所に設けられている。また、成形型32の上部
には本体部22の突起27を形成するための凹部39が
設けられている。更に、成形型31の突起部36と成形
型32の凹状部38の間の部位に位置する成形型31に
は見切り板33が移動自在に設けられ、見切り板33は
図示しない駆動手段によって成形型31の移動方向と同
方向に移動して成形型32の凹状部38の上方の面に当
接している。
【0025】この状態で、図3に示すように、成形型3
1のゲート34から本体部22の樹脂を送り込み、見切
り板33の上面までの成形型31,32の間で本体部2
2を成形する。本体部22を成形した後、図4に示すよ
うに、見切り板33を図中左側にドアトリム21の幅分
だけ移動させる。見切り板33を移動させた後、図5に
示すように、成形型32のゲート35から付属部23の
樹脂を送り込み、本体部22の下端部で付属部23と本
体部22とを一体にする。
【0026】この状態で、図6に示すように、成形型3
1,32を見切り板33と共に離遠させると、異なる樹
脂からなる本体部22と付属部23とが一体にされたド
アトリム21の成形が完成する。この時、ドアトリム2
1の本体部22には、成形型32の凹部39により突起
27が形成されると共に、成形型31の突起部36によ
りヒンジ部25が形成されている。また、ドアトリム2
1の付属部23には、成形型32の凹状部38によりリ
ブ24が形成されると共に、成形型31の凹部37によ
り爪26が形成されている。
【0027】このようにして一体成形が完成されたドア
トリム21は、ヒンジ部25で折り返されて付属部23
の爪26が本体部22の突起27に係合される。これに
よって、本体部22の裏側に(ドアトリム21の裏面を
なす側)、側面衝突時における衝撃吸収部となるリブ2
4を有する付属部23が配設されたドアトリム21が完
成する(図1(a) の状態)。
【0028】上述したドアトリム21は、見栄え特性に
優れた樹脂からなり車室内側となる本体部22と、衝撃
吸収性に優れた樹脂からなり衝撃吸収部となるリブ24
を備えた付属部23とを一体に成形することができる。
このため、ドアトリム21を構成する部品が1部品とな
って後工程での作業が不要になり、工数及び管理費を削
減することができる。また、リブ24を成形するための
型が不要となり、型の数を削減することができる。
【0029】また、上述したドアトリム21は、成形に
際しては、見切り板33の移動方向を成形型31,32
にの移動方向と同じ方向にすることができ、しかも、見
切り板33の移動量はドアトリム21の幅分だけでよい
ので、おおがかりな移動機構を必要としない。また、成
形型31側にのみにゲート34,35を設けることで樹
脂を送り込むことができるので、成形型31,32の構
造を簡素化でき、型費用を削減することができる。
【0030】また、上述したドアトリム21は、本体部
22の樹脂とリブ24が形成された付属部23の樹脂と
の見切り位置28を、ヒンジ部25よりも付属部23側
に設けたので、付属部23の樹脂の特性が本体部22に
影響を及ぼすことがなく、本体部22の見栄え等を悪化
させることがない。また、見切り位置28がリブ24の
形状に影響を与えることがないので、リブ24を常に同
一の形状で成形することができ、ばらつきのない安定し
たエネルギー吸収特性を得ることができる。このため、
異なる種類の樹脂の本体部22と付属部23との位置関
係を常に所定状態に保つことができる。
【0031】従って、上記構成のドアトリム21では、
見栄え等意匠的に重要な樹脂からなる本体部22と、所
定の衝撃吸収性能が得られる特性の樹脂からなるリブ2
4を備えた付属部23とを一体に成形することが可能に
なるので、加工工数や加工コスト、スペースを増加させ
ることなく、側面衝突に対する衝撃吸収機能を備えたド
アトリムとすることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のドアトリム構造は、車両の車室
内側に露呈するドアトリムをなす樹脂製の本体部と、一
端部が可撓自在なヒンジ部を介して本体部と一体に設け
られ他端部が本体部に係合され本体部とは異なる種類の
樹脂からなり前記ドアトリムの車室外側に配される付属
部とからなるので、異なる特性の樹脂からなる本体部と
付属部とを互いの位置関係を常に所定の状態に保って一
体に成形することが可能になる。この結果、大がかりな
機構を用いずに特性の異なる樹脂からなる本体部と付属
部とを一体にしてドアトリムを成形することができる。
【0033】また、付属部は、本体部と一体に成形され
た後にヒンジ部からドアトリムの車室外側をなす側へ折
り曲げられて一端部が本体部に係合され、車両の側面衝
突時における衝撃吸収部となっているので、加工工数や
加工コスト、スペースを増加させることなく、側面衝突
に対する衝撃吸収機能を備えたドアトリムとすることが
できる。
【0034】また、本発明のドアトリム構造体の成形方
法は、車両の車室内側に露呈するドアトリムをなす本体
部を成形する本体部成形室と同本体部成形室に狭路部を
介して接続され本体部に連なる付属部成形室とからなる
成形室を有する成形型内に見切り板を挿入することによ
って本体部成形室と付属部成形室とを隔成し、本体部成
形室と付属部成形室の一方に第1樹脂材料を注入した
後、見切り板を成形型から抜き出し、本体部成形室と付
属部成形室の他方に第2樹脂材を注入するようにしたの
で、成形型を複雑にすることなく異なる特性の樹脂から
なる本体部と付属部とを互いの位置関係を常に所定の状
態に保って一体に成形することが可能になる。この結
果、大がかりな機構を用いずに特性の異なる樹脂からな
る本体部と付属部とを一体にしてドアトリムを簡単に成
形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るドアトリム構造を表
す断面図。
【図2】ドアトリムの成形手順説明図。
【図3】ドアトリムの成形手順説明図。
【図4】ドアトリムの成形手順説明図。
【図5】ドアトリムの成形手順説明図。
【図6】ドアトリムの成形手順説明図。
【図7】従来のドアトリムを裏側に設けたドアパネルの
正面図。
【図8】図7中のA−A線矢視図。
【図9】従来の成形状況を表す説明図。
【符号の説明】
21 ドアトリム 22 本体部 23 付属部 24 リブ 25 ヒンジ部 26 爪 27 突起 28 見切り位置 31,32 成形型 33 見切り板 34,35 ゲート 36 突起部 37 凹部 38 凹状部 39 凹部 40 成形室 41 本体部成形室 42 付属部成形室 43 狭路部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室内側に露呈するドアトリムを
    なす樹脂製の本体部と、一端部が可撓自在なヒンジ部を
    介して前記本体部と一体に設けられ他端部が前記本体部
    に係合され前記本体部とは異なる種類の樹脂からなり前
    記ドアトリムの車室外側に配される付属部とからなるこ
    とを特徴とするドアトリム構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記付属部は、前記
    本体部と一体に成形された後に前記ヒンジ部から前記ド
    アトリムの車室外側をなす側へ折り曲げられて一端部が
    前記本体部に係合され、前記車両の側面衝突時における
    衝撃吸収部となることを特徴とするドアトリム構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記本体部の樹脂と
    前記付属部の樹脂との見切り位置を、前記ヒンジ部より
    も前記付属部側に設けたことを特徴とするドアトリム構
    造。
  4. 【請求項4】 車両の車室内側に露呈するドアトリムを
    なす本体部を成形する本体部成形室と同本体部成形室に
    狭路部を介して接続され前記本体部に連なる付属部成形
    室とからなる成形室を有する成形型内に見切り板を挿入
    することによって前記本体部成形室と前記付属部成形室
    とを隔成し、前記本体部成形室と前記付属部成形室の一
    方に第1樹脂材料を注入した後、前記見切り板を前記成
    形型から抜き出し、前記本体部成形室と前記付属部成形
    室の他方に第2樹脂材を注入することを特徴とするドア
    トリム構造体の成形方法。
JP08167041A 1996-06-27 1996-06-27 ドアトリム構造及びドアトリム構造体の成形方法 Expired - Fee Related JP3127830B2 (ja)

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