JPH1067471A - ローカルエレベータを備えたシャトルエレベータ - Google Patents

ローカルエレベータを備えたシャトルエレベータ

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JPH1067471A
JPH1067471A JP9162989A JP16298997A JPH1067471A JP H1067471 A JPH1067471 A JP H1067471A JP 9162989 A JP9162989 A JP 9162989A JP 16298997 A JP16298997 A JP 16298997A JP H1067471 A JPH1067471 A JP H1067471A
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JP
Japan
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elevator
local
shuttle
floor
moving
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9162989A
Other languages
English (en)
Inventor
W Waiyaashitsuku Gilbert
ダブリュー.ワイヤーシック ギルバート
H Barker Frederick
エイチ.バーカー フレデリック
Bennett Paul
ベネット ポール
Cooney Anthony
クーニー アンソニー
Richard C Mccarthy
シー.マッカーシー リチャード
Bitaa Joseph
ビター ジョセフ
A Powell Bruce
エイ.パウエル ブルース
Samuel C Wan
シー.ワン サミュエル
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B9/003Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures for lateral transfer of car or frame, e.g. between vertical hoistways or to/from a parking position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • B66B1/2466For elevator systems with multiple shafts and multiple cars per shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B9/00Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/30Details of the elevator system configuration
    • B66B2201/303Express or shuttle elevators

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローカルエレベータを備えたシャトルエレベ
ータを提供する。 【解決手段】 複数の急行シャトルエレベータS1〜S
4は、移動フロア26でエレベータかご室を、キャリッ
ジ手段107によってローカルエレベータL1〜L10
と交換している。上記キャリッジのキャスタ93は、ト
ラック70〜83によってガイドされている。上記移動
フロアには、リニアインダクションモータ(LIM)プ
ライマリセグメント60〜67が配設されていて、推進
させるため、上記キャリッジには、LIMセコンダリ1
28が配設されている。上記キャリッジは、積載に際し
ては、上記移動フロアにロックされており(91,9
2)、複数のかご室は、運動している間は堅固に上記キ
ャリッジへとロック131されるようになっている。コ
ントローラは、エレベータから別のエレベータへと上記
かご室が移動するトラックを保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客を乗せた複数
のかご室が、複数のローカルエレベータの乗客を乗せた
複数のかご室と交換されるようにされた複数のシャトル
エレベータ手段を用いて、ビルディング内で乗客を移動
させることに関する。また、この際にはシャトルエレベ
ータよりも多くのローカルエレベータが設けられていて
も良い。
【0002】
【従来の技術】昇降技術における近年の革新において
は、互いに重なり合ったエレベータ昇降路の間を複数の
かご室が移動するようにされており、これらのかご室は
交換されて、双方のシャフト(3つ或いはそれ以上でも
良い)が一単位のシャトルを構成するようにされてい
る。この様なエレベータは、ビルディングの低層フロア
から上記ビルディングの高層フロアの間で乗客を移動さ
せるためには極めて有効であり、このためにはその間の
フロアにおいて局所的なサービスを要しない。この際に
は、限られたサービスを行う「シャトル」とよばれるエ
レベータと、上記エレベータが停止するフロアを選択す
ることができるローカルエレベータの間の移動において
は、乗客は、典型的にはスカイロビーと呼ばれるフロア
において、急行エレベータからローカルエレベータへと
歩いて行くことによって行われてきた。
【0003】上記シャトル、すなわち急行エレベータ
は、極めて効果的であるが、これは、間欠的に停止する
手段及び乗降のための時間長さによってスケジュールが
変更されないためである。従って、低層側シャトル領域
は、より容易に上層側のシャトルと同期させることがで
き、これについては、1995年11月29日に出願さ
れた同時係属中の米国特許出願第08/564,703
号に記載されている。他方、ローカルエレベータの全走
行タイミングは、ホール呼びの数や、かご呼びの数、こ
れらに共通のフロアや、サービスを必要としている最も
高いフロア又は最も低いフロアでのホール呼び及びかご
呼びの数、ランディングにおいて乗客がドア開時間を延
長させることによる延長時間によって変化する。従っ
て、ローカルエレベータサービスを行うためのタイミン
グは、ランダムなだけではなく、誤差の多い、予測がつ
けられないものとなってしまうことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シャトル、
すなわち急行エレベータと、ローカルエレベータと、を
スカイロビーにおいて乗客が一方から他方へと歩いて行
くことが無いように備えられたエレベータシステムを提
供すること、また、上記ビルディングの低層フロアにお
けるエレベータ昇降路のために必要なビルディングの昇
降路数を低減させつつ、適切なエレベータサービスを行
うこと、及び特に上記ビルディングの低層フロア部分に
おける昇降路のための空間の使用を効率的としつつ、上
記ビルディングの高層フロア端において、より良好なロ
ーカルエレベータサービスを行うことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、その一部は、
どのように所定のローカルエレベータが著しく遅く、か
つ、完全な運転をするための時間長さがランダムで、予
測が付かないものであり、さらには、ローカルエレベー
タが数多くあっても、平均として急行用のシャトルエレ
ベータの運転完了が連携して行われるように完了させる
ことによってなされるものである。
【0006】本発明に従えば、複数の急行エレベータシ
ャトルは、上記ビルディングの一端のロビーから上記ビ
ルディングの別の一端にある移動フロアへと移動し、ロ
ーカルエレベータは、上記移動フロアにおいてこの第1
の端部からビルディングの反対側にある複数の連続した
フロアへと移動している。これらの乗客を収容したエレ
ベータかご室は、上記急行エレベータシャトルからロー
カルエレベータへと上記移動フロアを横切って移動され
るようにされている。本発明に従えば、シャトルエレベ
ータの数Nは、ローカルエレベータの数N+Mよりも少
なくされる。ここに、Mは、0,1と言ったNよりも小
さな数であっても良く、また、Nに等しくとも良く、N
よりも大きくされていても良い。本発明によれば、さら
に、上記移動フロアに接近するそれぞれの急行シャトル
エレベータについて、それと連携するローカルエレベー
タが上記複数のローカルエレベータの中から決定され、
上記急行シャトルエレベータの到着時間と、ローカルエ
レベータの到着時間とが調節されて、ほとんど同時の到
着とされるようになっている。さらに本発明に従えば、
ローカルエレベータバンクは、同一の移動フロアから上
側乗り群と、下側乗り群と、を有していても良い。さら
に本発明によれば、異なったエレベータ群には、下側乗
り群と上側乗り群とが与えられており、一つ以上のかご
室を輸送する急行シャトルエレベータによって別々に移
動されていても良い。さらに本発明に従えば、上記ロー
カルエレベータの運動方向は、上記急行シャトルエレベ
ータの運動方向と同一であっても異なっていても良く、
乗客が、例えば上記移動フロアへと上方向に移動し、か
つ、ローカルエレベータによって目的階へと下向きに移
動するようにされていても良い。
【0007】本発明の上記目的は、ビルディングの一部
にあるロビーと、上記ビルディングの別の部分にある複
数の連なったフロアの間でエレベータサービスを行うた
めのエレベータシステムであって、上記ビルディングの
ロビーフロアと該ロビーフロアから垂直に離間したビル
ディングの移動フロアの間に延び、かつ、取外し自在と
されたかご室を運搬するためのかご枠をそれぞれ有する
複数の急行シャトルエレベータと、上記ビルディングの
上記移動フロアから離間して延びていて、上記ビルディ
ングの複数の連なったフロアへのサービスを行うように
され、かつ、取外し自在とされたかご室を運搬するため
のかご枠をそれぞれ有する複数のローカルエレベータ
と、上記移動フロア上で上記シャトルエレベータと上記
ローカルエレベータの間で移動するキャリアと、を有
し、上記キャリアと、上記かご枠は、複数の上記かご枠
から上記キャリアへと複数の上記かご室を取り外し、か
つ、上記キャリアから複数の上記かご枠へと複数の上記
かご室を積載するようにされていることを特徴とするエ
レベータシステムを提供することによって達成される。
【0008】さらに、本発明の目的は、ビルディングの
一部にあるロビーと、上記ビルディングの別の部分にあ
る複数の連なったフロアの間でエレベータサービスを行
うためのエレベータシステムであって、ビルディングの
ロビーフロアと、該ロビーフロアから垂直に離間したビ
ルディングの移動フロアの間に延び、かつ、取外し自在
とされた多重エレベータかご室を運搬するための多重デ
ッキかご枠をそれぞれ有する複数の多重デッキ急行シャ
トルエレベータと、上記ビルディングの上記移動フロア
から離間して延びていて、上記ビルディングの複数の連
なったフロアへのサービスを行うようにされたローカル
エレベータ群を有していて、ローカルエレベータは、そ
れぞれ取外し自在とされたエレベータかご室を運搬する
ためのかご枠をそれぞれ備えている複数のローカルシャ
トルエレベータ群と、上記ビルディングの上記移動レベ
ルにおいて、それぞれの移動フロアが上記移動レベルに
おいて休止している場合には、上記シャトルエレベータ
のいずれか一つの上記多重デッキのうちの一つと水平に
整列されるされるようにされた複数の連なった移動フロ
アと、上記移動フロアのそれぞれについて、上記移動フ
ロアの関連した一つにおいて、上記シャトルエレベータ
と上記ローカルエレベータの間で移動するキャリアを有
し、複数の上記キャリアと、複数の上記かご枠は、上記
かご枠から対応する上記キャリアのうちの一つへと複数
の上記かご室を取り外し、かつ、上記キャリアから対応
する上記かご枠のうちの一つへと複数の上記かご室を積
載するようにされていることを特徴とするエレベータシ
ステムを提供することによって達成される。 また、本
発明の目的は、ビルディングの一部にあるロビーと、上
記ロビーから垂直に離間し、かつ、上記ビルディングの
別の部分にある複数の連なったフロアの間でエレベータ
サービスを行うための方法であって、第一のエレベータ
昇降内において、上記ロビーと上記移動フロアの間でエ
レベータかご室内にいる乗客を移動させるステップと、
上記乗客を搭乗させつつ、上記かご室を上記第1のかご
枠から上記連なったフロアへと輸送するために設けられ
た複数の昇降路から選択された第2の昇降路内の第2の
かご枠へと移動させるステップと、上記かご室内の上記
乗客を、上記乗客が選択した上記連なったフロアのうち
の一つへと移動させるステップと、を有することを特徴
とするエレベータサービスの提供方法を提供することに
よって達成される。
【0009】本発明の他の目的、特徴、効果について
は、図面をもってする代表的な実施例の詳細な説明によ
り、より明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以後、それぞれの図面について詳
細に説明するが、まず、最初に添付の図面について簡単
に説明を行う。
【0011】図1は、昇降路外で取り付け取り外しを行
う2昇降路エレベータシャトルシステムのバンクの簡略
化、かつ、模式化された斜視図である。このエレベータ
シャトルシステムは、ローカルエレベータバンクをより
多く有していて、上側乗りエレベータと下側乗りエレベ
ータとを備え、ビルディングの高層側端では、本発明に
従い、間に配設された移動フロアを横切ってエレベータ
かご室が移動する。
【0012】図2は、本発明で用いられる下側乗りエレ
ベータ群と上側乗りエレベータ群とを備えたダブルデッ
キシャトルから構成される第2のエレベータシステムの
一部分を一部切り欠いて示した模式的な側面立面図であ
る。
【0013】図3は、本発明で用いられる下側乗りエレ
ベータ群と、上側乗りエレベータ群と、下向きに延びた
ローカルエレベータ群と、を有するトリプルデッキシャ
トルを有する第3のエレベータシステムの一部分を一部
切り欠いて示した模式的な側面立面図である。
【0014】図4は、本発明で用いられる下側乗りエレ
ベータ群と、中側乗りエレベータ群と、上側乗りエレベ
ータ群と、を備えたトリプルデッキシャトルを有する第
四のエレベータシステムの一部分を簡略化し、一部を切
り欠いて示した側面立面図である。
【0015】図5は、図1のシステムにおけるシャトル
エレベータの到着をローカルエレベータの到着とを同期
化させるための制御装置に用いられるルーチンを示した
図である。
【0016】図6は、本発明による図1のシステムの移
動フロアの一部を示した模式的な正面図である。
【0017】図7は、図6の移動フロアの一部を断面と
して示した詳細正面断面図であり、本発明によるトラッ
ク交差部におけるかご室キャリアのキャスタを示した図
である。
【0018】図8は、本発明に従い、昇降路内において
キャリアへとかご枠から移動されるプロセスにおけるエ
レベータかご室の一部分を、その一部を切り欠いて模式
的に示した側面立面図である。
【0019】図9は、本発明によりキャリア上にロック
されたエレベータかご室の一部を断面とし、一部を切り
欠いた正面立面図であり、このかご室は、さらに図1、
図3及び図4に示した移動フロアへとロックされてい
る。
【0020】図10は、キャリッジ要求ルーチンの論理
フローダイアグラムである。
【0021】図11は、ローカルキャリッジ制御ルーチ
ンを示した図である。
【0022】図12は、収容サブルーチンを示した図で
ある。
【0023】図13は、送り出しサブルーチンを示した
図である。
【0024】以下に、本発明を詳細に説明する。図1
は、エレベータを示したものであり、このエレベータ
は、複数のエレベータシャトルS1〜S4を有してお
り、これらは、移動フロア26において複数のローカル
エレベータL1〜L10とかご室を交換するようにされ
ている。図1の概略図においては、上記ローカルエレベ
ータは、L1〜L5の様にいくつかは下側乗りとされて
いて、急行領域に割り当てられていなくとも良く、ま
た、通常の方法によってその上記フロアランディングの
下に向かう急行領域に割り当てられる上側乗り構成を有
していても良い。本発明においては、後述する実施例に
限定されるものではない。上記シャトルは、本実施例に
おいては、乗客を乗降させるためのロビーフロア29に
おいて、交互にランディング27,28に配置されてい
るかご室タイプのものであるとして説明されている。こ
の様な場合には、かごドアは、そのかごが搭載されてい
るかご枠の到着の前に閉ざされるようにコマンドされて
いるので、発車が極めて精度良く制御されるようになっ
ている。この場合、上記ロビー29からの発車は、上記
シャトルの上部側の足が、移動フロア30に到着すると
同時に上記シャトルS1〜S4の下側の足を発車させる
ようにすることを除き、簡単なものである。また、上記
かご枠は、上記移動フロア26では、かご室が上記ロー
カルエレベータL1〜L10のうちのいずれか一つから
搭載されると直ちに発車するようにされている。このた
め、上記ロビー29からのかご枠の発車は、実際には、
関連するエレベータかご枠へと上記移動フロア26にお
いて上記かご室が積載されたことによって制御されるよ
うにされている。
【0025】他方では、図1の実施例では、複数のロー
カルエレベータについて効果的に用いられるが、これ
は、原理的に上記ローカルエレベータはラウンドトリッ
プランを行うためには上記シャトルエレベータよりも、
より長時間を要するためであり、またこのタイミング
は、本質的にランダムであるとともに散発的であるため
である。従って、上記移動フロア26におけるかご室の
収容に拘わらず上記ロビー29からエレベータが発車す
ることが可能であり、シャトルが上記ロビー29を離れ
た後にかご室を交換する様に選択することが可能であ
る。
【0026】上記移動フロア26は、同時係属中の米国
特許出願(アトーニードケット番号OT−2287)に
も記載されており、この出願の内容を本願において参照
することができる。これは、第一の方向(X)におい
て、対となったリニアインダクションモータ(LIM)
のための経路X1,X2と、上記複数のX経路に直交し
た複数のLIM経路Y1,Y2,...Y9及びY10
と、を有している。図2又は図6の点線は、それぞれの
経路の中心を示している。これらはまた、上記移動フロ
ア26上に上記LIMを位置決めし、対となったかご室
キャリアのための駆動手段を有しているが、これらにつ
いては図8と図9とを用いて後述する。また、上記駆動
手段は、上記かご室を上記ローカルエレベータL1〜L
10のうちの一つから、上記シャトルS1〜S4の一つ
へと移動させるようになっており、これは、上記シャト
ルS1〜S4からかご室の移動が行われる同一のローカ
ルエレベータL1〜L10への上記かご室のうちの別の
一つの移動と同時に行われるようにされている。かご室
キャリアの車輪をガイドするための対となったトラック
は、上記経路X1,X2,Y1〜Y10に配設されてい
る。
【0027】本発明に従い、対となったエレベータの間
の移動について説明するが、本発明は、2つ以上のエレ
ベータの間においても用いることができる。図2を参照
すると、複数のシャトルS1〜S4は、それぞれがダブ
ルデッキかご枠31とされている。これらは、下側乗り
移動フロア26Lへと下側乗りかご室を送って、複数の
下側乗りエレベータL1〜L10のために配設されたに
よって低い方の移動フロア26L上へとかご室を移動さ
せるようにされている。同時に上側乗りの複数のエレベ
ータH1〜H10の高い方の移動フロア26Hへと複数
のかご室を交換するようにされている。上記移動フロア
26H,26Lはそれぞれ本実施例では図1の同一の移
動フロア26に配設されているものとする。本実施例に
おける効果としては、上記シャトル昇降路は、1つでは
なく、2つのかご室を同時に輸送することができ、上記
ビルディングにおける低層端における昇降路の節減を図
るようにされていることを挙げることができる。
【0028】図3及び図4は、単一のエレベータシャト
ルによって3つのローカルエレベータ群に対応した3デ
ッカにより、より多くのローカルエレベータ群が連動さ
れているのが示されている。図3は、ローカルエレベー
タ群のうちの一つは、移動フロアDから下向きに延びて
いるのを示している。図4では、上記低い方の移動フロ
ア26Lは、下側において、中央移動フロア26Mを越
えてへと延ばされているのが示されている。図2〜図4
においては、それぞれがローカルエレベータよりもシャ
トルエレベータの数が少ないものとされているが、これ
は図1に示したと同様である。当然のことながら、これ
らの数は、実施例のものから変更させることが可能であ
る。
【0029】上記ビルディングを通して乗客を昇降させ
る通常の運動をさせ、かつ、上記移動フロアで乗客が待
機するのを防止するために、上記図2〜図4の実施例の
ローカルエレベータ又はいくつかのローカルエレベータ
の一つは、適切に連するようにシャトルエレベータを上
昇させるように制御され、また、上記シャトル及び上記
ローカルエレベータのうちの一つ或いはそれ以上が上記
移動フロア又は複数の移動フロアにおいてほとんど同時
に到着するような時間となるように制御される。
【0030】以後の説明は、図1の構成を有しているも
のとして説明を行うが、それぞれのローカルエレベータ
L1〜L10は、下側乗りエレベータをすべてが有して
いても良く、また、すべてが上側乗りエレベータを有し
ていて、いかなるシャトルによって上方向に移動する乗
客でも上記ローカルエレベータの内のいずれか一つと連
動するように構成できる。図5は、制御プログラムの概
要であり、本プログラムによって上記シャトルエレベー
タと上記ローカルエレベータの同期が達成できるが、こ
れについては本願と同時係属中の米国特許出願(アトー
ニードケット番号OT−2291)に、より詳細に開示
されている。図5のかっこ内の図番は、上記米国特許出
願(アトーニードケット番号OT−2291)に用いら
れた番号であり、上記機能の詳細が示されている(これ
らについては括弧内にFigの記号によって示されてい
る)。図5の第一のルーチン30(DETERMN TTT of UNCO
MMITTED LOCAL CR IN GRP AND IDETFY LOWST (Fig.T3))
では、それぞれ乗客が搭乗していない群のローカルかご
室が移動フロア(TTT)までに要する時間を決定し、
どれが上記移動フロアに最短で到着するかを同定する。
これについては、残された応答時間(RRT:Rema
ining Response Time)として頻繁
に参照するが、この際には、その時点で低速においてフ
ロアを通過しているか又は複数のフロアの間を高速移動
しているか、ドア開時間やドア閉時間及びホールやかご
への乗客の乗降時間等に拘わらず、移動して行かねばな
らないフロア数を単に考慮するだけである。その後、ル
ーチン31(DETRMN NEXT SHTL TO
TRANSFR AND COMIT TO LOW
EST LOCAL (Fig.4))は、続いた次の
シャトルを決定するが、このシャトルは、上記移動フロ
アへと上方向に移動して、上記シャトルを最も低いTT
Tを有する上記ルーチン30で選択されたローカルエレ
ベータと同期させる。
【0031】上記ローカルエレベータLは、特定のシャ
トルSに関連つけられており、このSのLに対する関係
はL(S)として参照する。同様に、上記ローカルエレ
ベータのTTTは、TTT(L)(S)として参照す
る。テスト32(TTT(L)(S)≧TTT(S))
は、上記ローカルエレベータが、上記移動フロアに達す
るまでの時間が上記シャトルエレベータが上記移動フロ
アに達する時間と等しいか又は大きいかを決定する。通
常この場合に該当するので、この場合にはテスト32の
肯定的結果(Y)は、プログラム35(DERMN A
VG SYNCSPD(Fig.18))に送られて、
上記シャトルが、対となっている上記ローカルエレベー
タの到着に同期して上記移動フロアに到着するために必
要な平均速度が決定される。その後、テスト36(AC
EL(S))は、上記シャトルが上記ルーチンにおける
加速部分にあるかを判断し、テスト36の結果が肯定的
(Y)であれば、ルーチン37(Vmax(S)=SY
NC SPD)に達して、Vmax(S)として参照さ
れるシャトル運転速度を、同期させるために必要な速度
に設定する。しかしながら、上記シャトルがすでにVm
axであれば、テスト38(Vend≦LO V<TH
RSH)では、最終速度か否かを判断し、上記シャトル
が、所定のしきい値よりの下の場合には、単にゆっくり
と減速させる(実際上は、否定的な結果となる場合が多
い)。すなわち、テスト38の肯定的結果(Y)は、同
期が、上記シャトルが所定の低速度へと直ちに減速さ
れ、残されているTTTへの上記トリップの残りについ
て極めて遅い速度が用いられる場合にのみ到達されるこ
とを示す。この様な場合は、サブルーチン39(DEC
LTO SYNC SPD)は、上記シャトルを直ちに
同期しうる速度にまで減速させ、その速度を維持するよ
うにする。しかしながら、上記かごが、すでに加速状態
にある場合には上記テスト36は、否定的(N)な結果
となり、減速をさらにゆっくりと続けて同期が図られた
後、テスト38の否定的な結果(N)は、サブルーチン
40(DECL SLOWLY TFLR)に送られて
上記シャトルをゆっくりと、かつ、連続的に上記移動フ
ロアへの残されたトリップに応じて減速させるようにな
っている。上記サブルーチン及びテスト35〜40は、
すべて上述の出願(アトーニードケット番号OT−22
91)号の図18にも開示されている。
【0032】ある場合には、選択されたローカルエレベ
ータは、減速されなければ上記シャトルよりも先に上記
移動フロアへと到達することもあるが、これについては
示していない。この様な場合には、上記テスト32は、
否定的な結果(N)となり、サブルーチン43(DLY
DR CLOSURE OF LOCAL (Fi
g.9))に達して、上記ローカルエレベータのドア開
を遅延させて、上記移動フロアへの上記ローカルエレベ
ータの到達時間と、上記シャトルエレベータの上記移動
フロアへの到達時間の差を適正化するようになってい
る。これは、単純に残っている停止フロアをカウント
し、この数でTTTとの差を除算し、それぞれの停止フ
ロアでのドア開時間による遅延時間を加えることによっ
て行われる。また、サブルーチン44(HOLD LO
CAL DR OPN AT LOCAL STOP
(Fig.20))は、その最後のローカル停止フロア
において上記ローカルエレベータのかごを開かせたまま
としておくことによって行われ、これは、上記ローカル
エレベータと上記シャトルエレベータとが中間の停止フ
ロアにおいてドア閉のための遅延によって同期しなくな
らないようにするためである。これは、停止しているエ
レベータについてドアを開かせておいたまま停止させて
おくことによってなされるが、これは、ドアが閉じたま
まで停止していることへの乗客の恐怖感をあおらないよ
うにするためである上記シャトルエレベータ又は上記ロ
ーカルエレベータのいずれかに対し、ほとんど同時に移
動フロアに到着するような基準が設けられると、ルーチ
ン46(CMTD(L))は、シャトルエレベータを固
定しようとする(上記シャトルエレベータが、遅れて上
記移動フロアへと到着した場合であっても同様であ
る。)。上記ルーチン46は、良く知られているホール
呼び支持ルーチンの一部分となっているものであるが、
第一のテスト47(HL CL PREV ASSND
(L))で、この特定のローカルエレベータに対して予
め特定のホール呼びが指令されていたか否かについて判
断する。指令されていない場合(N)には、テスト47
の否定的な結果(N)により、テスト48(CMTD
(L))に送られて、この特定のローカルエレベータが
用いられているか否かについて判断する。いかなるシャ
トルエレベータについても用いられていなければ、ホー
ル呼び指令に対しては、何ら影響を及ぼさないが、これ
は、テスト48の否定的な結果(N)は、残りの対応ス
テップを迂回するためである。しかしながら、このロー
カルエレベータがローカルフロアに指令されている場合
には、テスト49(TTTDFR > DFR THR
SH)は、上記ローカルエレベータのTTTが、上記シ
ャトルのTTTを超えているかを判断して、この差をD
FRとし、これが、しきい値よりも大きいかどうかが判
断される。大きい場合には(Y)、これは上記ローカル
エレベータは急行していることを意味しているので、そ
の時点での上記ローカルエレベータに対するホール呼び
は、ステップ50(BLOCK HLCL)によって停
止されることとなる。他方では、その時点でのホール呼
びが予めそのローカルエレベータに指令されている場合
には、テスト47の肯定的な結果(Y)は、テスト51
(CMTD (L))に送られて、このローカルエレベ
ータがローカルフロアにあるか否かを判断する。そうで
なければ、通常の指令ルーチンに従って、ステップ52
(BLOCK HL CL)は、このかごへのこのホー
ル呼び指令を都合の良い2度目に応答するものとさせる
べく、この指令を行うために用いたパラメータから所定
の遅延因子分だけ減算する。他方では、かごが指令を受
けていればテスト53(TTT > DFR THRS
H)でテスト49と同様に、上記ローカルエレベータが
所定のしきい値を超えて遅れているか否かを決定する。
これより遅れていなければ上記ホール呼びルーチンは同
一に保持され、上記呼びは、ステップ52により、上記
同一のローカルかごへと再度指令されることとなる。し
かしながら、遅れがしきい値を超えていると、テスト5
3の肯定的な結果は、ステップ54(DISCOURA
GE HL CLBY K* DFR)に達し、上記ホ
ール呼びは、停止されないものの、差DFRに比例する
量に応じて調節されることとなる。この通常のホール呼
び指令ルーチンの変化は、上述の米国特許出願番号(ア
トーニードケット番号OT−2291)の図22にも示
してある。
【0033】図5について概ね示してある同期化は、本
発明においては本質的ではないが、本発明を確実に乗客
に対して示すものであり、またエレベータの利用性がよ
り効率化されるものとなる。
【0034】図6を参照すると、上記移動フロア26の
一部を経路X1が経路Y4で横切られているところを示
してあるが、この経路Y4は、上記ローカルエレベータ
L4の昇降口56に隣接し、この昇降路を分離させてい
る壁57,58の間に設けられている。本発明では、移
動フロアのX1,X2,Y1〜Y10のそれぞれの経路
は、リニアインダクションモータ(LIM)プライマリ
のセグメント60〜67を有しており、さらに経路Y4
に沿った対となったホイールトラックセグメントと、経
路X1に沿った経路トラックセグメント70〜75と、
トラックセグメント76〜83を有している。図6に
は、上記ローカルエレベータL4が移動フロアに隣接し
ている場合の、本発明によるかご室キャリアの運動の概
略を点線85及び点線86によって示したものである。
かご室キャリアは、エレベータ間の壁構造体57,58
の間の昇降口56のしきい87に架け渡されることにな
る。点線88及び点線86は、上記かご室が上記ローカ
ルエレベータL4から上記経路X1の中心位置までX方
向に運動して移動する場合を示している。明瞭に示すた
めに、図6の記載では、縮小して示してはいない。しか
しながら、所望により、上記X経路は、上記エレベータ
に隣接させることも可能であり、エレベータL4につい
て、上記トラック70,71及びセグメント60を示さ
れているよりも短くすることもできる。しかしながら、
LIMプライマリ60が、ある程度の長さを有してい
て、搭載されているかご室を運搬させる際の運動に適切
な加速を与えるようにされていることが好ましい。ま
た、この構成の詳細は、本発明の意図するところのもの
ではなく、本発明に適するようにどのようにでも構成す
ることができる。
【0035】本実施例では、キャリッジ/フロアロック
91,92は、領域内部において互いに直交して4方向
に配設されており、キャリッジが休止するようにされて
いる。これらは、共通の譲受人に係る1995年11月
29日に出願の米国特許出願第08/565、658号
に開示のかご室/かごロックと同様のものであり、これ
らは本願においても参照することができる。
【0036】図7は、トラック70,72,76,78
の間のホイールトラック交差部を示した図である。キャ
スタ93は、ブラケット94を有しており、このブラケ
ット94は、ピボット95をスピンドル96に係合させ
ており、ホイール97のベアリング(図示せず)を保持
している。上記交差部は、動作を確実にさせるように形
成されているが、これは、上記キャリッジがまず最初に
X経路に沿って運動し、上記キャスタ93が、図7に示
してある位置とされ、ついでY経路に沿って移動して当
接部98及び空間99とが共同してそれぞれの交差部
が、上記キャスタを上記トラック70又はトラック72
に沿ってY方向に確実に運動するようにしている。上記
移動フロアの距離は、極めて小さく(全部で数メート
ル)、かつ上記キャリッジ速度は、可能な限り低速であ
り、垂直方向の運動が乗客に不安感を起こさせないよう
にされていることが好ましい。この様な条件において、
キャスタは、受動的に回動するようになっていることが
好ましい。しかしながら、より複雑な方向転換法であっ
ても本発明に際して用いることもできる。
【0037】図8及び図9を参照すると、移動フロア上
で上記かご室を、エレベータかごとキャリアの間で移動
させる際の最良の方法を示している。この方法は、共通
の譲受人による1995年11月29日に出願された米
国特許出願第08/564,704号にも開示されてい
る。図8では、上記エレベータかご室の底部101は、
固定されており、メインラック102が、前部から後部
へと延びており(図8の右から左へと)、スライディン
グラック103は、向かって右側へと外側に向かってス
ライドしうるのが示されている。上記エレベータかご枠
105のそれぞれのプラットホーム104及びそれぞれ
のキャリア107のそれぞれのプラットホーム106に
は、それぞれについて全部で4つのモータ駆動されたピ
ニオンが配設されている。まず、補助モータ駆動されて
いるピニオン111は、時計方向に回転して図8の位置
へと上記かご室の下側からスライディング補助ラックを
運動させる。このスライディングラックは、上記プラッ
トホーム106の補助モータ駆動ピニオン112(図示
せず、上記ピニオン114の後ろ側である)に係合し、
上記ラック103のスライドするのを制御している。そ
の後、補助モータ駆動ピニオン112は、時計回りに回
転され、上記補助ラック103を引き出し(これは、そ
の限界にまで引き出されることになる)、従って、上記
かご室101全体が図8において、上記メインラック1
02の右側端113が、メインモータ駆動ピニオン11
4に係合するまで右側へと運動する。このメインモータ
駆動ピニオンは、図8の上記補助モータ駆動ピニオン1
12のすぐ手前に位置するようになっている。その後、
メインモータ駆動ピニオン114は、上記かご室101
全体を完全にプラットホーム106へとメインラック手
段102によって引き出し、これが引き出された後、ス
プリングは、上記スライド自在な補助ラック103を上
記かご室101の下部へと引き込むようになっている。
補助モータ駆動ピニオン115は、上記かご室101を
右側のシャトルかご枠に運動させるのを補助しており、
これについては、上記ピニオン111において説明した
と同様な方法で行われるようになっている。上記ピニオ
ン115の後ろ側にあるピニオンは、かご室を右から上
記キャリッジ107へと引き出すようにしている。同様
に、補助ピニオン116は、上記かご枠104からかご
室を図8の左側へと運動させるのを補助しており、上記
ピニオン116の後ろ側に配置されたピニオンは、上記
かご室を左から(この実施例では、ローカルエレベータ
ではこの様にされていない)上記かご枠104へと引き
出すようにしている。
【0038】かご室101を上記プラットホーム106
から上記プラットホーム104へと戻すには、上記補助
ピニオン112を、反時計回りに回動させ、上記補助ラ
ック103をその左側端部120が上記かご枠104の
補助ピニオン111に係合するまで左側に外側へと運動
させる。その後、上記補助ピニオン111は、上記補助
ラック103と上記かご室全体101とを、上記メイン
ラック102の左端が、上記ピニオン111に直線状に
配置されたメインモータ駆動ピニオン(図示せず)に係
合されて、上記かご室全体を上記かご枠104に完全に
載せるまで左側に引き出すようにされている。
【0039】それぞれのモータ122、シャフト12
3、枕ブロック124等については、すべての組合せ
が、上述した米国特許出願第08/564,704号に
記載されている。
【0040】図8及び図9に示されているように、上記
キャリッジ107のかご枠106は、上述したかご室移
動機構を保持している。上記かご枠104の下側には、
LIMセコンダリ128が配設されており、このセコン
ダリ128は、例えば鉄といった磁性材料層130に裏
打ちされたアルミニウムと言った導電性金属層129か
ら構成されている。上記セコンダリは、十字型をしてい
て、上記キャリッジが図6の点線88及び一点鎖線86
によって示された位置とされた場合に、上記プライマリ
61,62,64,65には、それと互いに隣接する上
記セコンダリを有している。この実施例においては、上
記セコンダリは、上記キャリッジ107いっぱいにまで
延びいるので、上記セコンダリは、同様にプライマリ6
0,63,66,68まで届くようにされている。これ
は、上記LIMが上記種々のホイールトラックによって
形成されるデッドボリュームを横切る際にも効果を発揮
する。本発明のX−YLIMは、分離したセグメント6
0〜67及び同様なセグメントを連続的に駆動するが、
これは、速度を適切にするための周波数と、力を適切に
する電流を用いて行われるようになっており、上記移動
フロア26の上記経路のまわりで上記キャリッジを運動
させるに必要な良く知られた方法によって加速、減速が
なされるようにされている。従って、上記キャリッジ上
での上記かご室の移動は、完全に受動的に行われるよう
になっている。しかしながら、上記キャリッジへとエレ
ベータかご枠から移動又は上記かご室のキャリッジから
エレベータかご枠へと移動させるには、上記モータ22
を適切に駆動する必要がある。従って、キャリッジとし
きいの間にキャリッジ上にソケットプラグ127配接
し、上記しきいには、対応したソケットプラグアッセン
ブリ127aを配置させること等によって電気的な接合
がなされる(図8)。実際上、それぞれのキャリッジ
は、2つのソケット/プラグアッセンブリ127を有し
ており、そのうちの一つは、図8の端部に設けられてい
て、上記ローカルエレベータのしきいに連結されてお
り、もう一つは、図9に示すようにシャトルエレベータ
のしきいに取り付けられている。
【0041】上記シャトルエレベータとローカルエレベ
ータの間でキャリッジを移動させる際には、上記キャリ
ッジ運動制御装置は、上記LIMを制御して上記移動フ
ロア上の接近センサネットワーク(図示せず)に応答す
るようにされていても良く、又は上記キャリッジには、
X方向及びY方向を識別しうるロータリ一トランスデュ
ーサが取り付けられていて、そのビット信号を上記ビル
ディング内の制御装置へと伝達させるようにされていて
も良く、これはラジオタイプの通信機又はブラシ手段に
よってホイールトラック又はフロアの別の導電体のいづ
れかによって行うことができる。又は、上記キャリッジ
位置は、上記LIMに応答するように誘導することによ
っても移動させることができるし、又はそれ以外のいか
なる好適な手段によっても移動させることが可能であ
る。これらは、本発明において必須ではなく、いかなる
ようにでも好適に配置させることができる。
【0042】図9には、対となったかご室/キャリッジ
ロック131が上記ロック91,92と同様に、かご室
を載せて上記キャリッジが運動している間、上記かご室
を堅固に確実に固定するために使用されているのが示さ
れている。これらのロックは、上述の米国特許出願第0
8/565,658号にも開示してあるように、スプリ
ングによってロック位置に固定され、ソレノイドの電流
によってこれらがアンロックされるようにされている。
これらのロックをアンロックさせるための電流は、上記
コネクタ127,128を通して選択的に加えられてい
る。
【0043】本発明の方法は、上記フロアに到達する前
に、図10に示してあるように、キャリッジをその必要
とされているエレベータに呼ぶことにある。より詳細に
は後述するが、上記シャトルが使用されていない場合に
は、それぞれは、エレベータのかご室が最後に送られた
エレベータの昇降口に固定されたままとなっている。図
10は、1秒間に何回かトランスファーポイントを経由
して到達されるキャリッジ要求ルーチンを示している。
第一のテスト140(TRNSFR FLG)では、移
動フラッグが設定されているか否かについて決定する。
このフラッグは、より詳細には後述するが、かご室がそ
の時点で上記移動フロアを横切って運動していることを
示したものであり、従って、上記かご室には別の制御は
必要ではないこと、又は不可能であることを示すもので
ある。以後、双方のキャリッジが、新たな指示を待って
待機しているものとして説明を行う。この場合、テスト
140は、否定的(N)となるので、ステップ141
(C CTR=4)へと進行して、Sカウンタを上記郡
内のシャトル数例えば4に設定する。その後、テスト1
42(TRGT FLR(S)=TRNSFR FL
R)は、上記シャトルについての目標フロアが移動フロ
アであるか否かを判断する。目標フロアが移動フロアで
ない場合には、キャリッジは何ら役割を果たさないの
で、テスト142の否定的な結果(N)は、ステップ1
43(DECR S CTR)へと送られてSカウンタ
を減少させる。その後、テスト144(S=0)は、上
記シャトルのすべてが判断されたか否かについて判断す
る。最初は、すべてが判断されていないので、テスト1
44の否定的な結果(N)は、プログラムをテスト14
2へと戻し、次のシャトルの目標フロアについて判断を
繰り返す。判断している上記シャトルが、その時点で移
動フロアへと運動している場合には、テスト142の肯
定的(Y)結果は、テスト147(CARIG TWO
= FREE)へと送られて、キャリッジ2が自由と
なっているか否かを判断する。キャリッジ2は、X2経
路に沿って又は近接して上記移動フロアのシャトルの側
方に配置されているどのキャリッジでもよい。より詳細
には後述するが、自由なキャリッジとは、また、アンロ
ックされ、運動しうることをも意味している。この実施
例では、上記キャリッジは、次回の運転が必要とされる
までそれぞれのかご室が送られた最後の位置においてロ
ックされている。従って、テスト147を通る最初のパ
スは、常に否定的な結果(N)を与え、キャリッジ2を
要求するためのステップ148(SET CARIG
TWO REQ)に達する。これは、おそらくいずれか
のフロアで上記キャリッジが必要とされていることを意
味し、フロアロックをアンロックするが、これについて
は後述する図11において詳細に説明する。図10のル
ーチンを通る、次のこれに続いたパスでは、テスト14
0が否定的(N)となり、ステップ141は、Sを4に
等しいとして開始されるが、これは、考慮しているシャ
トルに達するまで減少されることになる。この場合に
は、テスト142は、肯定的(Y)となり、テスト14
7は、また肯定的(Y)となると、ステップ149(S
ET MOVE CARIG TWO TO S)へと
達してコマンドを設定し,シャトルSへとキャリッジ2
を運動させる。ステップ151(RST CARIG
TWO REQ)は、ステップ148でセットされた上
記キャリッジ2要求をリセットする。
【0044】その後、同一の機能が、すべてのローカル
エレベータL(S)についても行われ、判断している上
記シャトルに適合させられることになる。キャリッジ1
とは、上記ローカルエレベータのうちの一つに停止して
いるキャリッジをいう。テスト155(TRGT FL
R(L)(S)=TRANSFR FLR)は上記特定
のローカルエレベータが、上記移動フロアに向かってい
るか否かを判断する。向かっているのでなければ、この
時点ではキャリッジは移動されず、テスト155の否定
的な結果(N)は、テスト156(POS (L)
(S)=TRNSFR FLR)に達して上記シャトル
が上記移動フロアにあるか否かを判断する。通常の場合
には、上記ローカルエレベータは、最も早く移動フロア
へと到達できるものとされ、このローカルエレベータは
まだ上方向へと運動しており、図10の最初の数パスで
はテスト155は否定的(N)となる。当然ながら、テ
スト156は、また否定的(N)なるので、別の機能は
実行されず、別のプログラムへとリターンポイント15
7を通して戻される。このようになると、上記選択され
たローカルエレベータは移動フロアへと向けられるの
で、テスト155が肯定的な結果(Y)となると、テス
ト158(CARIG ONE FREE)に送られて
キャリッジ1が自由となっているか否かが判断される。
最初には、自由にされていないのでステップ159(S
ET CARIG ONE REQ)は、キャリア1要
求をセットして、図11に示すように、上記キャリッジ
/フロアロックをアンロックさせ、その後キャリッジ1
が自由となった表示を設定する。図10のルーチンのこ
れに続いたパスでは、ステップ及びテスト141〜14
4が実行され、考慮しているシャトルについてテスト1
42及び147を実行させ、それらの肯定的な結果
(Y)によりステップ149及びステップ151を順次
実行させ、再度テスト155に達してこれを肯定的
(Y)とする。図10の次のパスでは、テスト158
は、肯定的(Y)となるので、ステップ162(SET
MOVE CARIG ONE TO L(S))が
コマンドを設定して、キャリッジ1をこれに関係付けら
れているシャトルL(S)の上記ローカルエレベータへ
と移動させ、ステップ163(RST CARIG O
NE REQ)では、ステップ159で設定された上記
キャリッジ1要求をリセットする。
【0045】テスト156により、上記移動フロアへと
判断しているシャトルエレベータが到達するまでは、図
10では別の機能は実行されない。その時点までに図1
0を通過するすべてのパスは、テスト142,147,
155,158の結果はすべて肯定的(Y)なのでステ
ップ149,151,162,163を順次、かつ悪影
響を与えないようにして実行させる。このようになる
と、図10のこれに続いたパスでは、テスト156は、
肯定的(Y)となってテスト164に達し、上記ローカ
ルエレベータが走行を停止したか否かを判断する。完全
に休止するまでは、テスト164の肯定的結果(Y)
は、リターンポイント157を通して別のプログラムへ
と分岐させている。同様にテスト165(POS(S)
=TRNSFR FLR)とテスト166(RUN
(S))は、上記シャトルが上記移動フロアにあり、も
はや走行状態にないことを判断する。ついで、対となっ
たステップでは、上記かご室が移動していることを示し
たフラッグを設定する。例えば、キャリッジがシャトル
上にかご室を保持しており、上記ローカルエレベータ又
はシャトルのしきいに乗っていればかご室は、その隣接
したローカルエレベータ又はシャトルによって上記キャ
リッジへと載せられているか、又は上記かご室は、それ
とは別のエレベータから上記移動フロアへと横切って移
動していることを示す。ステップ169(SET RE
CV FROM S FOR L FLG)とステップ
170(SET RECV FROM L FOR S
FLG)は、上記エレベータかご枠の上記キャリッジ
への移動が行われていることを示すフラッグを設定す
る。その後、ステップ171(SET TRNSFR
FLG)では、上記移動フラッグを設定して、図10の
ルーチンが上記かご室がすべて移動するまでは行われな
いようにしている。ステップ172(CARIG TW
OFREE)とステップ173(CARIG ONE
FREE)は、キャリッジ2をフリーとし、キャリッジ
1をフリーとして、図10の次のルーチンのための準備
を行う。
【0046】実行される次の機能では、それぞれのキャ
リッジはそれぞれ対応するエレベータへと、ステップ1
69及びステップ170においてセットされたフラッグ
によって開始される要求に応じて移動されたものとし、
しきい上へのそれぞれのキャリッジの存在が、近接セン
サ又はコネクタ127,128の連結又はそれの双方に
よって検出されたものとする。上述した米国特許出願第
08/565,658号、第08/565,648号に
開示したように、上記かご室/フロアロック及びかご室
/かご又はかご室/キャリッジロックは、それらにスイ
ッチが設けられていて、上記ロックがアンロックされた
ことの他、上記ロックがロックされたことを判断できる
ようにされていることが好ましい。本方法の次の段階で
は、上記キャリッジは、堅固にロックされ、エレベータ
かご枠から、上記エレベータかご室が上記キャリッジへ
と移動され、それとは別のエレベータへと上記移動フロ
アを横切って移動する。ローカルエレベータを例に取れ
ば、上記ローカルエレベータのキャリッジ制御ルーチン
が図11に示されており、また、このルーチンには、エ
ントリポイント178を通して達する。この場合には、
上記ローカルエレベータは、シャトルに移動するように
指令されたローカルエレベータとしてでなく、それ自体
のみを対象として考察する。第一のステップ179(L
CTR =10)では、Lカウンタを上記ローカルエ
レベータ群のシャトル数へとセットし、これは本実施例
では10である。その後、テスト180(CARIG
ATSILL(L))では、上記ローカルエレベータの
しきい上にかご室があるか否かを判断する。上記ローカ
ルエレベータのほとんどのものについては、テスト18
0は否定的(N)であり、ステップ181(RST C
ARIG(L) FREE FLG)に達するが、これ
は順次すべてのローカルエレベータについて実施され
る。このステップは、図10のステップ162に対応し
て別のローカルエレベータへと移動するために休止して
いた上記自由なキャリッジが、上記しきいを離れ、別の
トリップへと行くように指令されるやいなや開始され
る。ステップ182(DECR L CTR)では、そ
の後上記Lカウンタを減少させ、テスト183(L+
O)では上記すべてのローカルエレベータがテストされ
たか否かについて判断がなされる。いかなるローカルエ
レベータのしきいにもキャリッジが無い場合は、上記キ
ャリッジが一つのエレベータから他のエレベータへと移
動していることを示している。この場合、テスト183
の肯定的な結果(Y)により、リターンポイント184
へと達して、上記制御装置は、別のプログラムへと戻さ
れるようになっている。しかしながら、上記ローカルエ
レベータが図11に詳細な機能を説明してある機能のル
ーチンにある場合には、別のローカルエレベータは、テ
ストされない。これは、上記機能は、全てリターンポイ
ント184(又は図12又は図13の同様のポイント)
へと到達させるようになっているためである。
【0047】ここで、上記Lカウンタがエレベータかご
室を収容しようとしているローカルエレベータにポイン
トされているものとして説明を行う。テスト180は、
肯定的(Y)なのでテスト187(CARIG (L)
FREE FLG)へと達し、このしきい上に乗って
いる上記キャリッジが自由とされているか否かについて
判断かなされる。自由とされている場合は、上記かご室
が双方の方向へと移動し、上記かご室の移動が完了され
る。従って、図11のルーチンを通る最初のすべてのパ
スでは、テスト187は否定的(N)であり、テスト1
88(CARIG/FLR(L) LKS LKD)へ
と達して上記キャリッジ/フロアロックが、ローカルエ
レベータLについてロックされているか否が判断され
る。これらのロックとは、ロック91とロック92であ
り、図6と図9に示すものである。上記かご室が上記ロ
ーカルエレベータLに達すると、通常の場合には、その
複数のロックは設定されておらず、テスト188の否定
的な結果はステップ189(SET CARIG/FL
R(L) LKS)へと送られて、上記ローカルエレベ
ータLについて上記キャリッジ/フロアロックをセット
する。その後別のプログラムへと上記リターンポイント
184を通って分岐される。上記複数のロックをロック
するには数マイクロセコンド以上が必要とされるが、実
際には図11のルーチンを通るこの後のパスでは、テス
ト188は、肯定的な結果(Y)となって列となったテ
スト190〜193へと達し、処理を実行させ、かつ、
上記処理の進行を円滑にさせている。テスト190(R
ECVING L FLG)は、最初には否定的(N)
なので、テスト191(RECV FROM L FO
RS FLG)へと達し、上記シャトルエレベータへと
送られるべきかご室が上記ローカルエレベータから受け
取られたか否かについて判断されることになるが、以後
は、これを仮定して説明する。処理を実行させる途中で
テスト190は肯定的(Y)となり、上記ルーチンの制
御を補助することとなる。次いでテスト192(DEL
VRNG L FLG)の肯定的結果(Y)が送られる
が、これは図10のルーチン内のステップ170でセッ
トされたLからSフラッグを受け取るためである。従っ
て、図12の受け取りルーチンへと、移動ポイント19
7を通して達する。
【0048】図12は、第一の対となったステップ19
8(UNLK CAB/CAR (L) LKS)と1
99(UNLK CAB/CARIG (L) LK
S)とが上記かご室かごロックを上記ローカルエレベー
タLについてアンロックさせて、上記ローカルエレベー
タLのしきい上の載せられているキャリッジの上記かご
室キャリッジロックをアンロックする。上記かご室キャ
リッジロックは、図9の上記ロック131である。その
後、対となったテスト200(CAB/CAR(L)L
KS UNLKD),201(CAB/CARIG
(L)LKS UNLKD)は、上記ロックがアンロッ
クされたか否かを判断する。上記ロックがアンロックさ
れるまでは、上記テストのいずれか一つの否定的な結果
(N)は、リターンポイント202を通して別のプログ
ラムへと分岐させる。これがロックされると、上記ロッ
クは、アンロックされているので、テスト200と、テ
スト201と、の肯定的な結果(Y)は、ステップ20
3(SET RECVING(L) FLAG)に達し
て、ローカルエレベータLについて受け取りフラッグを
セットして、このプロセスにおいて開始されたSからの
Lフラッグの受取フラッグをリセットする。その後、右
移動ルーチン205(TRNSFR RIGHT)に到
達する。
【0049】このルーチンは、上記かご室を上記エレベ
ータプラットホームから上記キャリッジへと移動させる
詳細を行うものであり、これについては図8及び図9に
おいて概略を説明したが、このさらに詳細については上
述した米国特許出願第08/564,704号に開示さ
れている。上記ルーチンの実行中、機械部品は、一点か
ら別の点へと移動しており、上記ルーチンはリターンポ
イント202を通して別のプログラムへと何度も戻され
ている。ここに示したように、上記右移動ルーチンは、
図11が実行される場合には再度実行されるが、これ
は、しきい上にキャリッジを有している上記ローカルか
ごについては、テスト180は、肯定的(Y)であり、
テスト187は否定的(N)であり、テスト188は肯
定的(Y)であり、テスト190は、収容フラッグL
が、図12のステップ203においてセットされている
のでその時点では肯定的(Y)となり、上記プログラム
を上記トランスファーポイント209を通して移動させ
るので、上記右移動ルーチン205を再度実行させる。
実際上、上記かご室が上記ローカルエレベータから右側
(図2に示したように)に完全に、上記キャリッジ上に
移動した場合には、右移動ルーチン205に含まれてい
るテスト210(CAB ON CARIG(L))
は、上記かご室が完全に上記ローカルエレベータの上記
キャリッジに載せられたか否かを判断する。これが完全
に上記キャリッジ上に載せられると、上述した特許出願
にも開示したようにテスト211(CAB/CARIG
(L) LKS LKD)は、上記ローカルエレベータ
Lのしきい上の上記キャリッジについて上記かご室/キ
ャリッジロックがロックされたか否か、を判断する。最
初はこれらは否定的な結果(N)であるので、テスト2
11の否定的な結果(N)は、ステップ212(SET
CAB/CARIG(L) LKS LKD)へと送
られて、ローカルエレベータLのしきいに上記キャリッ
ジのかご室キャリッジロックをセットする。上記ロック
がセットされると、テスト211の肯定的結果(Y)
は、ステップ212(206)へと送られて、LからS
レディフラッグがセットされるが、これは、LからSへ
の移動が適切な時間に開始できることを示すものであ
る。その後テスト213(S TO L RDY FL
G)では、SからLレディフラッグが上記シャトルエレ
ベータに設定されたか否かを判断する。この相互のイン
タロックは、上記かご室をそれぞれのエレベータから同
時に運動させ、互いに衝突させずにそれらが一つがX経
路、もう一つが別の経路となるように確実に通過させる
ようになっている。双方のキャリッジのかご室がロック
されると、テスト213は、肯定的(Y)となるので、
ステップ214(SETMOVE L TO S
(L))へと進行して、上記ローカルエレベータLから
このローカルS(L)が適合されるようにされている上
記シャトルエレベータへと上記キャリッジを移動させる
指令を発生させる。その後、対となったテスト215
(CARIG AT SILL (L)),216(C
ARIG AT SILL (S)L)は、上記キャリ
ッジが、関連しているローカルエレベータとシャトルエ
レベータに残されているか否かを判断する。どちらかの
キャリッジが、しきいに依然として残されている場合に
は、いずれかのテスト215,216は、リターンポイ
ント202を通して別プログラムへと分岐させる。しか
しながら、上記キャリッジがそれぞれ移動を開始する
と、それぞれのキャリッジ制御装置は、もはやそれらに
はどのような影響も与えず、テスト215と216の否
定的な結果(N)はステップ217(SET DELV
R S TO L FLG)へと送られて、SからL送
り出しフラッグをセットするが、このフラッグはLから
S収容フラッグとは異なった指令であるとともに、この
LからS収容フラッグは、図10のステップ170で設
定されたものである。上記ステップ217で設定された
フラッグは、上記シャトルエレベータから上記移動フロ
アへと横切って移動している上記かご室を、ローカルエ
レベータへと後述する方法によって積載させる。このフ
ラッグが一旦設定されると、図11のステップ190で
用いた図12における右移動ルーチンへと渡す収容フラ
ッグLはリセットされる。図11の通るどのようなパス
でも上記双方のキャリッジがそれぞれのしきいを離れる
までは、テスト190は、肯定的(Y)であり、図12
のルーチンをすでに完了した右移動ルーチン及び図12
の種々のテスト215及び216へと進行させる。しか
しながら、上記かご室が上記しきいから排出されると、
制御モードは、LからS送り出しフラッグ設定へと変更
され(217)、ステップ218(RSTRECVNG
L FLG)において上記収容Lフラッグをリセット
する。
【0050】図11のこれに続いたパスでは、キャリッ
ジはもはやしきいLには無いので、上記Lカウンタは、
ローカルエレベータの数に上記Lカウンタが設定されて
いる場合には、このカウンタは、否定的な結果(N)が
得られるまでかご室を交換させる。この場合には、上記
ローカルエレベータはすべて否定的な結果(N)となる
ので、テスト183は肯定的(Y)となり,図11のル
ーチンをリターンポイント184を通して迂回させるよ
うにしている。
【0051】このようになると、上記シャトルからちょ
うど移動されたかご室を有している別のキャリッジは、
上記ローカルエレベータのしきいに現れることとなる。
図11のルーチンのこれに続いたパスでは、キャリッジ
がかご室を載せた上記しきいが現れた時点でテスト18
0が肯定的(Y)となって、テスト187へと送られ、
これが否定的(N)なのでテスト188へと進行して、
最初このテスト188は、否定的(Y)なのでステップ
189へと進行してローカルエレベータLのしきいにつ
いて上記キャリッジフロアロックを設定する。その後、
リターンポイント184を通して別のプログラムへと分
岐される。これに続いたパスでは、テスト188は、こ
のローカルエレベータについて肯定的(Y)な結果とな
って、テスト190,192,193へと進行しこれは
はすべて否定的(N)となる。しかしながら、図12の
ステップ217は、SからL送り出しフラッグがセット
されているので、テスト193(DELVR S TO
L FLG)は、肯定的(Y)となりトランスファー
ポイント207を通して図13の送り出しルーチンへと
進行する。
【0052】図13では、第一のテスト208(CAR
(L)/FLR LKS LKD)が、上記かご枠を
上記ローカルエレベータLを昇降路の壁にロックする上
記かご室/フロアロックがロックされたか否かを判断す
る。通常、これらは、ロックされているが、ロックされ
ていない場合には、ステップ209(SET CAR
(L)/FLR LKS)でロックするように指令を発
し、その後別のプログラムへとリターンポイント210
を通して分岐される。通常の場合には、上記かご室/フ
ロアロックは、ロックされているので、テスト208の
肯定的結果(Y)は、テスト211(SET CARI
G(L)/FLR LKS)へと送られて、上記ローカ
ルエレベータLのしきいについて上記キャリッジ/フロ
アロックを設定する。これは、上記キャリッジが一時的
に上記移動フロアを横切る場合に、そのロックがまだセ
ットされていないことに対応するためである。その後テ
スト212(CARIG(L)/FLR LKS LK
D)では、上記キャリッジLフロアロックがロックされ
たか否かを判断する。ロックされていなければ、ステッ
プ213(SET CARIG(L) FLR LK
S)でこれらをセットする。これらがロックされるま
で、リターンポイント210を通して別のプログラムへ
と分岐されている。上記キャリッジがロックされている
場合には、テスト212の肯定的結果(Y)は、対とな
ったステップ215(RST CAB/CARIG
(L) LCKS),216(RST CAB/CAR
(L) LCKS)に達し、ローカルエレベータLにお
ける上記かご室/キャリッジロック及び上記かご室/か
ごロックをリセットさせて、上記かご室を上記エレベー
タかご枠へと運動させる。対となったテスト217(C
AB/CAR(L) LKS UNLKD),218
(CAB/CARIG(L) LKS UNLKD)
は、双方のロックセットがアンロックされるまでリター
ンポイント210を通して残りのプログラムを迂回して
いる。その後、ステップ221(SET DELVRN
GL FLG)では、送り出しフラッグLをセットし、
ステップ222(RSTDELVR S TO L F
LG)では、SからL送り出しフラッグをリセットし
て、上記ステップとテストが、図11及び図13のルー
チンを通過するその後のパスを迂回するようにしてい
る。図11のルーチンを通る次のパスでは、判断されて
いる上記ローカルエレベータが到達すると、テスト18
0が肯定的(Y)となり、テスト187が否定的(N)
となりテスト188が肯定的(Y)となり、テスト19
0とテスト191とが、否定的(N)となって、テスト
192が今度は肯定的(Y)となる。これによって、プ
ログラムは、トランスファーポイント223を通して図
13の左移動ルーチン224へと進行する。これによっ
て、上記かご室は、物理的に上記エレベータかごへと概
略を図8及び図9で示したようにして移動される。上記
移動ルーチンの間、リターンポイント210を通して何
度も別プログラムへと分岐され、機械的運動及びこれと
は別の動作が行われる。図11のルーチンを通るそれぞ
れのパスは、上記ローカルエレベータが上記かご室を送
り出ししている場合には、ステップ及びテスト179か
ら183に達しており、テスト180が、肯定的(Y)
となり、テスト187が否定的(N)となり、テスト1
88が肯定的となり(Y)、テスト190、191が、
否定的(N)となり、テスト192が肯定的(Y)とな
って図13のルーチン224(TRNSFR LEF
T)へとトランスファーポイント223を再度通して移
動する。実際上、上記かご室は、完全にローカルエレベ
ータLのかご枠へと移動されており、テスト225(C
AB IN CAR(L))の肯定的な結果は、複数の
ステップ226から228へと達して、上記ローカルエ
レベータLの上記かご室/かごロックを設定し226
(SET CAB/CAR(L) LKS)、上記ロー
カルエレベータLの上記キャリッジのキャリッジフリー
フラッグを設定し227(SET CARIG(L)
FREE FLG)、上記送り出しフラッグLをリセッ
ト228(RST DELVRNG L FLG)す
る。その時点から、次のローカルエレベータが選択さ
れ、上記移動フロアへと移動するまでの間、ローカルエ
レベータLのキャリッジは、ローカルエレベータLのし
きいにおいて、上記フロアに固定されたままとされる。
この様にして次の動作が可能とされ、使用可能なキャリ
ッジから次のかご室が送り出される別のローカルエレベ
ータへの運動は、図10において説明したと同様にして
行われることになる。再度図10を参照すると、このキ
ャリッジが別となった対のかご室について用いるように
指令されると、上記テスト158は、キャリッジ1(上
記ローカルエレベータに近い方のキャリッジ)が自由と
なっているか否かを判断する。最初テスト158は、常
に否定的(N)なので、ステップ159に達して、上記
キャリッジ1要求を設定する。図11には、上記プログ
ラムにおいて、テスト180が肯定的(Y)となると、
テスト187へと達することが示されている。休止状態
では、テスト187は、常にしきいにキャリッジを搭載
しているエレベータについては肯定的(Y)である。こ
のため、テスト232は、このキャリッジに対する要求
がされていないか否かを判断する。図11のほとんどの
パスでは、テスト232(CARIG ONE RE
Q)は否定的(N)である。しかしながら、ローカルエ
レベータが上記移動フロアに接近するにつれ、上記キャ
リッジ1要求は、図10の様にして行われ、テスト23
2は肯定的(Y)となる。これは、テスト233(CA
RIG/FLR(L) LKS LKD)へと進行させ
て、上記キャリッジ/フロアロックをローカルエレベー
タLのフロアについてロックされたか否かを判断させる
こととなる。最初、ロックされているので、テスト23
3の肯定的な結果(Y)は、ステップ234(RST
CARIG/FLR (L) LKS)へと送られて、
上記ローカルエレベータLについて上記キャリッジ/フ
ロアロックをリセットする。その後、リターンポイント
184を通して別のプログラムへと分岐する。上記フロ
アロックリセットするには、1秒から2秒を要するの
で、図11のルーチンは数回繰り返され、テスト233
が否定的結果(N)となると、別プログラムへと送られ
る。実際上、上記ロックがアンロックされると、テスト
233の否定的結果(N)は、ステップ235(SET
CARIG ONE FREE)へと送られて、キャ
リッジ1を自由にし、図10のルーチンで用いられるよ
うにする。図10では、さらに、キャリッジ1をステッ
プ162において別のローカルエレベータに移動させる
ように指令する。上記エレベータがしきいを離れるやい
なや、上記キャリッジLフリーフラッグは、リセットさ
れるが、テスト187の否定的結果(N)は、上記フロ
アロックを再度ロックするので、このリセットは、上記
キャリッジが上記しきいを離れるまでは行われない。こ
のようになるとプログラムは停止してしまう。本発明の
どのような実施例でも、上記キャリッジが同一のローカ
ルエレベータにおいて続いて2度用いられると、テスト
235の後に、Lは、SについてのLであることを判断
する。その場合には、ステップは、ステップ235の後
に実行されるステップは、上記キャリッジLフリーフラ
ッグをリセットするが、これは、上記キャリッジが上記
しきいを離れないようにするためである。従って、上記
方法のフェーズには、次のかごが接近するのを待機し、
次のかごの上記しきいをアンロックさせて移動させ、か
ご室を収容し、ロックして、そのかご室を上記シャトル
へと移動させるものである。また上記シャトルは、別の
移動の必要が生じるまで待機させておくようにされる。
【0053】同様の操作は、反対方向への動作において
も発生する。即ち、Sキャリッジ制御ルーチン(図示せ
ず)が設けられており、これは、すべての点において、
上記シャトル及び上記キャリッジに隣接したキャリッジ
を除き図11から図13に類似している。
【0054】本発明は、上記ロビー29と上記移動フロ
アの間で乗客の乗降を行うための停止をしない急行シャ
トルを用いて説明を行ってきた。しかしながら、本発明
は、上記エレベータシステムが本発明を提供できるよう
な相対的な時間枠内で移動フロアへと到達するものであ
れば当然ながら制限された回数の停止を行うシャトルに
ついても使用することができる。
【0055】本願明細書で説明した本発明は、4つのシ
ャトルを用いるものであり、これに10個のローカルエ
レベータを配置しているものであるが、これは単なる例
示に過ぎず、上記ビルディングの低層端において、もっ
と少ないシャトルについても適用することができる。し
かしながら、数については、本願中で説明したとは全く
異なるようにすることもできる。例えば、上記シャトル
トリップが長時間を要するものであれば、シャトルより
も1つ又はいくつか少ないローカルエレベータが利用で
き、その比は、もっと大きくされていても良い。また、
ローカルエレベータよりも多くのシャトルエレベータが
用いられていても良い。
【0056】本発明は、対となったキャリアを実質的に
同時にかご室交換に際して使用し、互いにルート内を通
過するものとして説明してきた。しかしながら、本発明
は、単一のキャリアを使用することもできるし、また、
運動が同期したキャリアを用いる必要は無い。本発明
は、ラックアンドピニオン技術を持って説明してきた
が、かご枠からかご室を取り外すため、又はキャリアに
かご室を積載するためには、別の技術を用いることもで
きる。本発明は、また、必ずしも同期させる必要は無
く、かご室を交換する上記ローカルエレベータ及びシャ
トルエレベータは、上記移動フロアへと実質的に同期し
て到達すればよい。しかしながら、乗客の乗り心地及び
エレベータシステムの利用性を向上させるためには、同
期させることが好ましい。
【0057】これまで説明してきたことで本発明は十分
に理解されたものと考えるが、さらに本発明は、次のよ
うにまとめることができる。複数の急行シャトルエレベ
ータS1〜S4は、移動フロア26でエレベータかご室
を、キャリッジ107手段によってローカルエレベータ
L1〜L10へと交換する。上記キャリッジのキャスタ
93を、トラック70〜83によってガイドする。上記
移動フロアには、リニアインダクションモータ(LI
M)プライマリセグメント60〜67が配設されてい
て、推進させるために、上記キャリッジには、LIMセ
コンダリ128が配設されている。上記キャリッジは、
積載に際しては、上記移動フロアにロックされており、
(91,92)複数のかご室は、運動している間は堅固
に上記キャリッジへとロック131されるようになって
いる。コントローラ(図10〜図13は、エレベータか
ら別のエレベータへと上記かご室が移動するトラックを
保持している。
【0058】上述した特許出願のすべては、本願におい
て参照することができる。
【0059】また、本発明は、代表的な実施例をもって
説明を行ってきたが、当業者によれば、これまで行われ
てきた種々の変更、除外、付加についても本発明の趣旨
を逸脱せずに行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、昇降路外で取り付け取り外しを行う2
昇降路エレベータシャトルシステムのバンクの簡略化、
かつ、模式化された斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第2のエレベータシステムの
側面立面図である。
【図3】図3は、本発明の第3のエレベータシステムの
一部分を一部切り欠いて示した模式的な側面立面図であ
る。
【図4】図4は、本発明の第4のエレベータシステムの
一部分を簡略化し、一部を切り欠いて示した側面立面図
である。
【図5】図5は、図1のシステムの制御装置に用いられ
るルーチンを示した図である。
【図6】図6は、本発明による図1のシステムの移動フ
ロアの一部を示した模式的な正面図である。
【図7】図7は、図6の移動フロアの一部を断面として
示した詳細正面断面図である。
【図8】図8は、本発明に従い、昇降路内においてキャ
リアへとかご枠から移動されるプロセスにおけるエレベ
ータかご室の一部分を一部を切り欠いて示した図であ
る。
【図9】図9は、本発明によりキャリア上にロックされ
たエレベータかご室の一部を断面とし、一部を切り欠い
た正面立面図である。
【図10】図10は、キャリッジ要求ルーチンの論理フ
ローダイアグラムである。
【図11】図11は、ローカルキャリッジ制御ルーチン
を示した図である。
【図12】図12は、収容サブルーチンを示した図であ
る。
【図13】図13は、送り出しサブルーチンを示した図
である。
【符号の説明】
26…ローカルエレベータの移動フロア 27…ランディング 28…ランディング 29…ロビーフロア 30…シャトルエレベータの移動フロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール ベネット アメリカ合衆国,コネチカット,ウォータ ーベリー,ファーミントン アベニュー 501 (72)発明者 アンソニー クーニー アメリカ合衆国,コネチカット,ユニオン ヴィル,コッパーマイン ロード 211 (72)発明者 リチャード シー.マッカーシー アメリカ合衆国,コネチカット,シムズベ リー,アルダー ロード 28 (72)発明者 ジョセフ ビター アメリカ合衆国,コネチカット,エイヴォ ン,ロングビュー ロード 31 (72)発明者 ブルース エイ.パウエル アメリカ合衆国,コネチカット,キャント ン,モルガンロード 71 (72)発明者 サミュエル シー.ワン アメリカ合衆国,コネチカット,シムズベ リー,カー ファーム ロード 6

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルディングの一部にあるロビーと、前
    記ビルディングの別の部分にある複数の連なったフロア
    の間でエレベータサービスを行うためのエレベータシス
    テムであって、 前記ビルディングのロビーフロアと該ロビーフロアから
    垂直に離間したビルディングの移動フロアの間に延び、
    かつ、取外し自在とされたかご室を運搬するためのかご
    枠をそれぞれ有する複数の急行シャトルエレベータと、 前記ビルディングの前記移動フロアから離間して延びて
    いて、前記ビルディングの複数の連なったフロアへのサ
    ービスを行うようにされ、かつ、取外し自在とされたか
    ご室を運搬するためのかご枠をそれぞれ有する複数のロ
    ーカルエレベータと、 前記移動フロア上で前記シャトルエレベータと前記ロー
    カルエレベータの間で移動するキャリアと、を有し、 前記キャリアと、前記かご枠は、複数の前記かご枠から
    前記キャリアへと複数の前記かご室を取り外し、かつ、
    前記キャリアから複数の前記かご枠へと複数の前記かご
    室を積載するようにされていることを特徴とするエレベ
    ータシステム。
  2. 【請求項2】 シャトルエレベータの数がNであり、ロ
    ーカルエレベータの数がN+Mであることを特徴とする
    請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記Mは、Nよりも小さいことを特徴と
    する請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記Mは、数個であることを特徴とする
    請求項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記Mは、少なくともNに等しくされて
    いることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記シャトルエレベータと前記ローカル
    エレベータの間で移動自在とされた第2のキャリアを有
    し、前記第2のキャリアと前記複数のかご枠とは、複数
    の前記かご枠から前記キャリアへと前記複数のかご室を
    取り外し、前記キャリアから複数の前記かご枠へと複数
    の前記かご室を積載するようにされていることを特徴と
    する請求項1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記移動フロアには、複数のキャリア経
    路が配設され、これらの経路は、前記複数のシャトルエ
    レベータのうちのいずれか一つと前記複数のローカルエ
    レベータのうちのいずれか一つの間において少なくとも
    2つの前記経路を有していて、複数の前記かご室は、互
    いに前記キャリアが通過するようにされて実質的に同時
    に交換されるようになっていることを特徴とする請求項
    6に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記ロビーフロアは、前記ビルディング
    の低層フロア側にあり、前記移動フロアは、前記ビルデ
    ィングの高層フロア側にあることを特徴とする請求項1
    に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記ローカルエレベータは、急行領域に
    は連携されていない下側乗りエレベータ及び急行領域に
    連携された上側乗りエレベータを有していることを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記ローカルエレベータは、急行領域
    に連携されていない下側乗りエレベータを有しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記ローカルエレベータは、急行領域
    に連携された上側乗りエレベータを有していることを特
    徴とする請求項1に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 ビルディングの一部にあるロビーと、
    前記ビルディングの別の部分にある複数の連なったフロ
    アの間でエレベータサービスを行うためのエレベータシ
    ステムであって、 前記ビルディングのロビーフロアと、該ロビーフロアか
    ら垂直に離間したビルディングの移動フロアの間に延
    び、かつ、取外し自在とされた多重エレベータかご室を
    運搬するための多重デッキかご枠をそれぞれ有する複数
    の多重デッキ急行シャトルエレベータと、 前記ビルディングの前記移動フロアから離間して延びて
    いて、前記ビルディングの複数の連なったフロアへのサ
    ービスを行うようにされたローカルエレベータ群を有し
    ていて、ローカルエレベータは、それぞれ取外し自在と
    されたエレベータかご室を運搬するためのかご枠をそれ
    ぞれ備えている複数のローカルシャトルエレベータ群
    と、 前記ビルディングの前記移動レベルにおいて、それぞれ
    の移動フロアが前記移動レベルにおいて休止している場
    合には、前記シャトルエレベータのいずれか一つの前記
    多重デッキのうちの一つと水平に整列されるされるよう
    にされた複数の連なった移動フロアと、 前記移動フロアのそれぞれについて、前記移動フロアの
    関連した一つの上において、前記シャトルエレベータと
    前記ローカルエレベータの間で移動する複数のキャリア
    を有し、複数の前記キャリアと、複数の前記かご枠は、
    前記かご枠から対応する前記キャリアのうちの一つへと
    複数の前記かご室を取り外し、かつ、前記キャリアから
    対応する前記かご枠のうちの一つへと複数の前記かご室
    を積載するようにされていることを特徴とするエレベー
    タシステム。
  13. 【請求項13】 前記ローカルエレベータ群のうちの少
    なくとも一つは、前記シャトルエレベータの数よりも多
    いローカルエレベータを有していることを特徴とする請
    求項12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記群のうちの一つは、急行領域に連
    携されていない下側乗りエレベータを有しており、前記
    群の少なくとも1つは、急行領域に連携された上側乗り
    エレベータを有していることを特徴とする請求項12に
    記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記群のうちの一つは、前記移動レベ
    ルから下側に延びたローカルエレベータを有しているこ
    とを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 ビルディングの一部にあるロビーと、
    前記ロビーから垂直に離間し、かつ、前記ビルディング
    の別の部分にある複数の連なったフロアの間でエレベー
    タサービスを行うための方法であって、 第一のエレベータ昇降内において、前記ロビーと移動フ
    ロアの間でエレベータかご室内にいる乗客を移動させる
    ステップと、 前記乗客を搭乗させつつ、前記かご室を前記第1のかご
    枠から前記連なったフロアへと輸送するために設けられ
    た複数の昇降路から選択された第2の昇降路内の第2の
    かご枠へと移動させるステップと、 前記かご室内の前記乗客を、前記乗客が選択した前記連
    なったフロアのうちの一つへと移動させるステップと、
    を有することを特徴とするエレベータサービスの提供方
    法。
JP9162989A 1996-06-19 1997-06-19 ローカルエレベータを備えたシャトルエレベータ Withdrawn JPH1067471A (ja)

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US08/666,188 US5823299A (en) 1996-06-19 1996-06-19 Shuttle elevators feeding local elevators
US08/666188 1996-06-19

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JPH1067471A true JPH1067471A (ja) 1998-03-10

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ID=24673186

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EP (1) EP0814048A1 (ja)
JP (1) JPH1067471A (ja)
KR (1) KR980001785A (ja)
ID (1) ID17742A (ja)

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