JPH1067305A - アウトリガ装置 - Google Patents

アウトリガ装置

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JPH1067305A
JPH1067305A JP22831596A JP22831596A JPH1067305A JP H1067305 A JPH1067305 A JP H1067305A JP 22831596 A JP22831596 A JP 22831596A JP 22831596 A JP22831596 A JP 22831596A JP H1067305 A JPH1067305 A JP H1067305A
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box
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Hitoshi Jo
仁司 城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アウトリガボックスの重量の増大を伴うことな
くその構造の強化を有効且つ確実に図ることができ、ロ
ードクリアランスを十分に確保できるアウトリガ装置の
提供を目的としている。 【解決手段】本発明は、ビームをスライド可能に収容す
る収容室Aを有するアウトリガボックス30を備え、ア
ウトリガボックス30の収容室A内でビームをスライド
させてこれを車体の側方に張り出すことによってビーム
の先端に設けられた支持部を支点として車体を支持する
アウトリガ装置において、アウトリガボックス30は、
車体フレームの上面と下面との間もしくはこれらと面一
に車体フレームに一体に組み込まれ、アウトリガボック
ス30には、アウトリガボックス30を補強する補強部
材49,51a〜51gのための配設スペースD,Eを
収容室A内に確保し且つ収容室A内でのビームのスライ
ド動作を案内する手段40,41が設けられているもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン車等の作
業用車両に設けられ、現場作業中に車体を支持するアウ
トリガ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クレーン車などの作業用車両に
は、クレーン作業などの作業時に車体を支持して車体の
転倒を防止するアウトリガ装置が設けられている。この
種のアウトリガ装置は、作業用車両の車体フレームに設
置されたアウトリガボックスと、このアウトリガボック
スに伸縮自在に収納された水平支持脚(以下、ビームと
いう。)と、このビームの先端に設けられビームの垂直
下方に伸長動作する垂直支持脚(以下、ジャッキとい
う。)と、ジャッキの下端に取り付けられた接地板とし
てのフロートとを備えている。そして、アウトリガ装置
は、そのビームをアウトリガボックスから車体の側方に
向かって水平に所定の長さ張り出すとともに、ジャッキ
を下方に伸長させてジャッキの下端のフロートを地面に
接地させることにより、車体を支持するものである。
【0003】こうしたアウトリガ装置による車体の支持
では、車体の側方に張り出されたビームが、その端部の
ジャッキを支点として車体を支持することになる。この
場合、ビームにはその端部(ジャッキ)に車体の重量に
伴う地面からの反力が作用し、また、ビームを支持する
アウトリガボックスとビームとの重なり領域の端部付近
には極圧が作用する。これにより、ビームは車体の重量
に伴うこれらの力により曲げモーメントを受けるととも
に、アウトリガボックスにもこれに伴う反力が作用し、
この反力が車体フレーム側にも伝達されることとなる。
【0004】このように、アウトリガ装置は、その支持
力に対する反力を、ビームを介してアウトリガボックス
が受け、これを車体フレームに伝達する構造になってい
るため、クレーンの大型化に伴って、アウトリガボック
スおよび車体フレームは、大きな負荷に耐え得るよう、
その構造の強化を図ることが必要になってくる。
【0005】車体フレームおよびアウトリガボックスの
構造の強化を図ることは、必然的に、その大型化と重量
の増大を伴う。しかしながら、クレーン車は一般道路を
自走して作業現場間を移動する必要から、道路交通法に
定められた重量や高さ制限内に納まらなくてはならず、
したがって、車体フレームおよびアウトリガボックスの
構造の強化がこれによって制約を受けることになる。
【0006】以上のような背景から、アウトリガ装置を
設ける場合、従来は、例えば図7に示すような形態で車
体フレームにアウトリガボックスが取り付けられてい
る。すなわち、図示のように、ビームを突没自在に収容
するアウトリガボックス101,101は、車体フレー
ム100の下面に溶接により取り付けられており、アウ
トリガボックス101,101の両端部の上側には、車
体フレーム100の側壁部に溶着され且つ車体の横幅一
杯に突出する筒状アーム(ステー)102が設けられて
いる。この筒状アーム102は、左右両側に配置された
側板102a,102aと、これら側板102a,10
2aに溶着され且つ側板102a,102a同士を連結
する上板102bとから構成され、側板102a,10
2aの下部をアウトリガボックス101の上面101a
に溶着することによって筒状に形成されているものであ
る。
【0007】このようにして設けられた筒状アーム10
2は、アウトリガ装置によって車体を支持した際に作用
する地面からの反力を車体フレーム100に伝達する役
割をなす。すなわち、支点であるビーム端部のジャッキ
に作用する反力によってビームに曲げモーメントが発生
すると、これに伴う力がアウトリガボックス101を介
して筒状アーム102に伝達され、この筒状アーム10
2を介して車体フレーム100に伝達されるようになっ
ている。
【0008】しかし、この図7に示される構成では、以
下に述べるような幾つかの問題が生じる。すなわち、車
体フレーム100の下面にアウトリガボックス101を
取り付けたことに伴い、補強部材として筒状アーム10
2が必要となってくるため、その分だけアウトリガボッ
クス101を含む車体フレーム100全体の重量が重く
なってしまう。また、車体フレーム100の下面とアウ
トリガボックス101の上面とに集中荷重が加わるた
め、アウトリガボックス101自体の機械的強度も要求
され、アウトリガボックス101の重量の増大、ひいて
は、アウトリガボックス101を含む車体フレーム10
0全体の重量の増大を招くこととなる。
【0009】また、前述した道路交通法の規制や車体の
安定性等から車体フレーム100の地面からの高さが決
まってくる関係上、アウトリガボックス101が車体フ
レーム100の下面から下方に大きく突出すると、アウ
トリガボックス101の下面と地面との間の隙間(ロー
ドクリアランス)を大きくとれなくなる。したがって、
例えば舗装されていない悪路を走行した場合に、アウト
リガボックス101の下面が地面と干渉するなどして損
傷を受け易くなる。
【0010】そこで、このような問題を解消するため、
図8に示すように、車体フレーム100の端部または中
間部にアウトリガボックス101を組み入れるようにす
ることが提案されている(実開昭58ー135356号
公報、実開昭59ー87337号公報等)。
【0011】この図8の構成のように、車体フレーム1
00内にアウトリガボックス101を一体的に設けれ
ば、アウトリガボックス101に作用する負荷を分散さ
せることができ、アウトリガボックス101を大型化す
ることなくその強度を向上させることができる。また、
結果的に、筒状アーム102を設ける必要がないため、
アウトリガボックス101を含む車体フレーム100全
体の軽量化が図られ、さらに、ロードクリアランスも十
分に確保することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8の構成
では、アウトリガボックス101を含む車体フレーム1
00全体の軽量化が図れつつ、アウトリガボックス10
1の強度もある程度向上されるが、それでもなお、クレ
ーンの大型化に伴って、また、大きな荷重を吊り上げる
クレーン作業時に備えて、大きな負荷が作用する部位、
特に、極圧が作用するアウトリガボックス101とビー
ムとの重なり領域の端部付近などでは十分な補強を行な
う必要がある。
【0013】こうした補強対策においては、その補強部
材をどの領域に設けるかが問題となる。この点に関し、
前述した図7の構成では、車体フレーム100の両側の
領域、すなわち、アウトリガボックス101,101の
両端部の上側の領域に補強部材(筒状部材102)を設
けるスペースが確保されるが、図8のように、車体フレ
ーム100の端部または中間部にアウトリガボックス1
01を組み入れる形態では、補強部材を設けるためのス
ペースをどこに確保するかが問題となる。この場合、車
体フレーム100上に補強部材を設けるためのスペース
を確保することは、図8の構造からは問題があり、ま
た、クレーン装置に関わる様々な機構が車体フレーム1
00上に配設されている現状からかなりの困難を伴う。
なお、実開昭58ー135356号公報や実開昭59ー
87337号公報等には、こうした点が何等考慮されて
いない。
【0014】また、一方で、車体フレーム100の端部
または中間部にアウトリガボックス101を組み入れる
形態では、アウトリガボックス101の高さを車体フレ
ーム100の高さとほぼ同じにすることが可能であり、
こうした場合、アウトリガボックス101内に収納され
るビームの高さは、強度上の点で、アウトリガボックス
101の高さほぼ一杯にする必要がない場合もある。
【0015】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、アウトリガボックス
の重量の増大を伴うことなくその構造の強化を有効且つ
確実に図ることができ、ロードクリアランスを十分に確
保できるアウトリガ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ビームをスライド可能に収容する収容室
を有するアウトリガボックスを備え、アウトリガボック
スの収容室内でビームをスライドさせてこれを車体の側
方に張り出すことによってビームの先端に設けられた支
持部を支点として車体を支持するアウトリガ装置におい
て、前記アウトリガボックスは、車体フレームの上面と
下面との間もしくはこれらと面一に車体フレームに一体
に組み込まれ、前記アウトリガボックスには、アウトリ
ガボックスを補強する補強部材のための配設スペースを
前記収容室内に確保し且つ収容室内でのビームのスライ
ド動作を案内する手段が設けられているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1は自走式クレーンの
一例を示している。このクレーン車1はクレーン操縦室
と走行用の運転室とを兼用するキャブ2を備えるホイー
ルクレーン(ラフテレーンクレーン)であり、走行車体
としてのキャリア1aと、キャリア1a上に搭載された
クレーン装置1bとからなる。
【0018】キャリア1aは車体フレーム4からなり、
車体フレーム4には2つの駆動軸10,10が組み込ま
れている。駆動軸10,10は、その両端部が車体フレ
ーム4の側方に突出しており、その突出した端部に車輪
15を有している。
【0019】また、車体フレーム4上には旋回台6が載
置され、旋回台6上にはキャブ2を有する旋回体8が回
転自在に搭載されている。旋回体8には伸縮ブーム5が
起伏可能に取着されている。
【0020】車体フレーム4の後部にはエンジン25が
搭載されており、エンジン25の駆動力を駆動軸10,
10に伝達するプロペラシャフト等の伝達軸17、変速
機18、差動装置などが車体フレーム4に内装されてい
る。また、駆動軸10と車体フレーム4とを連結して駆
動軸10と車体フレーム4との間のトルクの伝達を行な
うトルクロッド28も車体フレーム4に内装されてい
る。
【0021】図2に示すように、車体フレーム4は、上
板4aと、底板4bと、上板4aと底板4bとを連結し
て互いに対向する2つの側板4c,4cとからなる略箱
状のもので、これらの板4a〜4cによって車体フレー
ム4はその断面形状が閉じられた状態となっている。ま
た、側板4c,4cには貫通穴29が設けられており、
この貫通穴29を通じて駆動軸10が車体フレーム4内
を貫通するようになっている。
【0022】また、車体フレーム4には、2つのアウト
リガ装置12(具体的にはアウトリガ装置12を構成す
るアウトリガボックス30)が一体に組み込まれてい
る。この場合、アウトリガボックス30,30は、1つ
の車体フレーム4の端部または中間部に組み込まれて、
その上面と下面とが車体フレーム4の上面および下面と
面一になっている。しかしながら、これに限らず、車体
フレーム4を前側フレームと後側フレームとで構成し、
前側フレームと後側フレームとの間に一方のアウトリガ
ボックス30を配置してこれらを一体に結合し、後側フ
レームの後端に他方のアウトリガボックス30を結合し
ても良い。あるいは、前側フレームと後側フレームのそ
れぞれの端部に各アウトリガボックス30,30を対向
して設けても良い。
【0023】また、車体フレーム4の両側では、アウト
リガボックス30の上部(または後述する上板30c)
と車体フレーム4の上部(または上板4a)とが連結部
60によって連結されている。あるいは、アウトリガボ
ックス30の下部(または後述する底板30d)と車体
フレーム4の下部(または底板4b)とが連結部60に
よって連結されていても良い。
【0024】図3に示すように、アウトリガ装置12
は、車体フレーム4に組み込まれたアウトリガボックス
30と、このアウトリガボックス30にスライド自在に
収納されたビーム31と、このビーム31の先端に設け
られビーム31の垂直下方に伸長動作するジャッキ32
と、ジャッキ32の下端に取り付けられた接地板として
のフロート33とを備えている。
【0025】アウトリガボックス30は、その少なくと
も一方が車体フレーム4に溶着され且つ互いに略平行な
一対の側壁板30a,30aと、これらの2枚の側壁板
30a,30aと並行し且つ側壁板30a,30a間の
空間を2つの収容室A,Bに区画する1枚の隔壁板30
bと、各側壁板30aと隔壁板30bとを連結する上板
33c,33cと、各収容室A,Bの下側を閉塞する底
板30d,30dとによって構成され、隣接する前記板
同士を互いに溶着することによって箱状に形成されてい
るものである。
【0026】図4は、隔壁板30bと上板33cとを取
り除いた収容室A内の構造を示している。なお、収容室
B内の構造は、収容室A内の構造と隔壁板30bに対し
て点対称な関係となっており、その基本的な構造が収容
室Aのものと略同一であるため、以下、収容室A内の構
造についてのみ説明することとする。
【0027】図示のように、収容室A内には、上板33
cおよび底板33dと略平行で且つ互いに上下に所定距
離離間された一対のガイド板40,41によって、ビー
ム収容空間(ビームスライド空間)Cが形成されてい
る。すなわち、各ガイド板40,41は、図5にも示す
ように、側壁板30aと隔壁板30bとの間に溶接によ
って架設されており、ガイド板40,41間に挟まれた
空間がビーム収容空間Cとして形成されている。そし
て、収容室A内のビーム収容空間Cには車体の側方に張
り出すビーム31が収容されており(図3および図5参
照)、このビーム31の収容空間C内でのスライド動作
が一対のガイド板40,41によって案内されるように
なっている。なお、ガイド板40には複数の大きな開口
50…が形成されている。
【0028】ビーム31を車体の側方(図中矢印で示す
方向)に張り出してアウトリガ装置12によって車体を
支持した状態で極圧が作用するアウトリガボックス30
の端部(収容室Aの入口部分)では、各ガイド板40,
41が厚肉に形成された補強部40a,41aとなって
いる。
【0029】また、ビーム31を直接に支持する各ガイ
ド板40,41には複数の補強板51a〜51gが設け
られている。これらの補強板51a〜51gは、ガイド
板40と上板30cとによってこれらの間に形成される
第1の補強部材配置空間D内と、ガイド板41と底板3
0dとによってこれらの間に形成される第2の補強部材
配置空間E内とに配設されている。そして、これらの補
強板51a〜51gは、その周囲の板、すなわち、ガイ
ド板40,41と、側壁板30aと、隔壁板30bと、
上板30cまたは底板30dとに溶着され、これによっ
てガイド板40,41をアウトリガボックス30を形成
する各板30a〜30dに結合して、結果的にガイド板
40,41を補強している。
【0030】このような補強板51a〜51gのうち、
ガイド板41の補強部41aを補強する第2の補強部材
配置空間E内の補強板51aは、極圧が作用するこの部
位を強固に補強するために、特に肉厚に形成されてい
る。また、第1の補強部材配置空間D内に位置する一対
の補強板51f,51g間には、操舵輪の操舵に関与す
るステアリングシリンダのロッドを支持して案内するガ
イド体54が配設されている。このガイド体54は、収
容室A内の補強板51f,51g間および補強板51
f,51gと対応して位置する収容室B内の補強板51
d,51e間で、一対の側壁板30a,30aおよび隔
壁板30bを貫通する筒状部材として形成されている
(図3参照)。
【0031】また、図3ないし図6に示すように、ガイ
ド板40の補強部40aには、ビーム31の先端に固着
されたジャッキ(油圧シリンダ)32のヘッド部分32
a(ビーム31の上方に突き出た部分)が遊嵌できる切
り欠き44が形成されている。また、切り欠き44によ
って強度的に弱くなる補強部40aの端部には補強板4
9が溶着されている。この補強板49は、上板30cと
側壁板30aと隔壁板30bとに溶着されて補強部40
aを補強するとともに、ジャッキ32のヘッド部分32
aとビーム31とが貫通できる開口65を有している。
この開口65は、図6に拡大して示すように、ヘッド部
分32aが貫通可能な小幅な第1の口部65aと、この
第1の口部65aから連続して形成されビーム31が貫
通可能な大幅な第2の口部65bとを有する段付き開口
として形成されている。
【0032】なお、図5および図6は、ジャッキ32の
ヘッド部分32aが開口65を貫通して切り欠き44に
遊嵌した状態を示している。また、ガイド板40の先端
部の下側には、隔壁板30bまたは側壁板30aに溶着
された一対のビーム支持体47,47が設けられてい
る。これらのビーム支持体47,47は、所定の長さを
有するレール部材として、ビーム31の上板31bの両
側縁部sを下側から支持してその倒れ込みを防止してい
る。すなわち、ビーム31は、一対の側板31a,31
aと、これらの側板31a,31a同士を連結する上板
31bとを有しており、側板31a,31aの上縁部か
ら側方に突出する上板31bの両側縁部sをビーム支持
体47,47によって下側から支持してやることで、収
容空間C内を車体の側方に張り出す方向にスライドする
ビーム31がその重心移動によって下方に傾倒してしま
うことが防止されるようになっている。なお、この場
合、ビーム支持体47,47は、ビーム31のスライド
動作をガイドするガイド部材としても作用する。
【0033】以上説明したように、本実施形態のアウト
リガ装置12は、そのアウトリガボックス30が車体フ
レーム4内に一体的に設けられているため、アウトリガ
ボックス30を大型化することなくその強度を向上させ
ることができるとともに、必然的に車体フレーム4の剛
性も高めることができ、また、アウトリガボックス30
に作用する負荷を車体フレーム4全体で受けて分散させ
ることができる。したがって、結果的に、従来のような
筒状アーム102(図7の(b)参照)を設ける必要が
なくなり、アウトリガボックス30を含む車体フレーム
4全体の軽量化が図られ、さらに、車体フレーム4の下
方にアウトリガボックス30を突出させないで済むため
ロードクリアランスも十分に確保することができる。
【0034】また、アウトリガボックス30を車体フレ
ーム4に一体に組み込むことにより、車体フレーム4の
軸線とビーム31の軸線とが近づき、クレーン作業中に
ビーム31を張り出して車体を支持した際の支持力の伝
達が良好となり、クレーン作業時においてアウトリガボ
ックス30を含む車体フレーム4全体に作用する捩じり
を最小限に抑えることができる。
【0035】また、本実施形態のアウトリガ装置12
は、クレーン作業時に大きな負荷が作用する部位、特
に、極圧が作用するアウトリガボックス30とビーム3
1との重なり領域の端部付近を強固に補強するために、
アウトリガボックス30の内部空間に補強部材を設ける
スペースを確保している。
【0036】すなわち、本実施形態のアウトリガ装置1
2のように、車体フレーム4内にアウトリガボックス3
0を組み入れてアウトリガボックス30の高さを車体フ
レーム30の高さと略同一にする場合(無論、この場合
のみに限らないが)には、アウトリガボックス30内に
収納されるビーム31の高さをアウトリガボックス30
の高さに対応して高くしなくてもビーム31に十分な強
度を持たせることができる場合がある。したがって、本
実施形態では、この点に着目し、前述したように、ビー
ム31の高さを例えば従来通りの高さに維持するととも
に、アウトリガボックス30の高さを車体フレーム4の
高さに揃えてアウトリガボックス30の高さが従来の高
さよりも高くなった分に相当するアウトリガボックス3
0内の残余空間を補強部材を設けるスペースとして活用
している。
【0037】具体的には、前述したように、アウトリガ
ボックス30の高さよりもその高さが低いビーム31を
ガタつくことなくアウトリガボックス30内でスライド
させるために、ガイド板40,41によってビーム31
をガイドするとともに、これらのガイド板40,41に
よってアウトリガボックス30の各収容室A,B内を3
つの空間、すなわち、2つの補強部材配置空間D,Eと
ビーム収容空間(ビームスライド空間)Cとに区画した
ものである。つまり、本実施形態において、ガイド板4
0,41は、補強スペースを確保し且つビーム31をガ
イドするための部材として機能する。また、ガイド板4
0,41は、アウトリガボックス30をいわば多層の箱
構造とし、それ自身もアウトリガボックス30を補強す
る補強部材として機能する。これにより、強固で軽量な
補強が実現される。
【0038】以上のように、ガイド板40,41は、単
にビーム31をガイドするためのものではなく、補強ス
ペースを確保し且つ補強部材として機能するために、ア
ウトリガボックス30に配設されているものである。
【0039】また、本実施形態のアウトリガ装置12
は、ガイド板40,41によって確保された2つの補強
部材配置空間D,E内に複数の補強板51a〜51gを
配設してアウトリガボックス30の補強を行なっている
が、特に、従来の筒状アーム102(図7の(b)参
照)と同様またはそれ以上の補強作用を確保するため、
第1に、アウトリガ装置12による支持状態で極圧が作
用するアウトリガボックス30の端部で、各ガイド板4
0,41を厚肉に形成した補強部40a,41aとし、
第2に、ガイド板41の補強部41aを補強する第2の
補強部材配置空間E内の補強板51aを特に肉厚に形成
し、第3に、補強部40aに切り欠き44を形成したこ
とによる強度上の弱さを補強板49によって補強してい
る。
【0040】特に、補強板49は、以下に述べるような
作用をなす。すなわち、アウトリガ装置12による支持
状態において地面から反力が作用すると、これに伴う伝
達力が、切り欠き44によって強度的に弱くなっている
アウトリガボックス30の側壁30a(隔壁30b)の
端部に作用して、これらの端部を外側に拡開させようと
する。しかしながら、この時、補強板49が、側壁30
a(隔壁30b)の端部を含む切り欠き44周囲全体の
構造を箱構造として強化し、側壁30a(隔壁30b)
すなわち切り欠き44が外側に拡開しようとする力に対
抗する。無論、このような構造の実現は、アウトリガボ
ックス30内の残余空間を補強部材を設けるスペース
(第1の補強部材配置空間D)として確保したために可
能となったものである。
【0041】なお、本実施形態においては、一対のガイ
ド板40,41によってビーム31が案内されて補強部
材のためのスペースが確保されているが、これに限ら
ず、例えば、1つのガイド板とアウトリガボックス30
の底板30d(もしくは上板30c)とによってビーム
31を案内するとともに、前記ガイド板の上側(または
下側)に補強部材のためのスペースを確保するようにし
ても良い。
【0042】また、本実施形態のアウトリガ装置12
は、そのガイド板40に複数の開口50を有しているた
め、ガイド板40の軽量化ひいてはアウトリガボックス
30の軽量化を図ることができるとともに、アウトリガ
装置12の組み立てやメンテナンスがこの開口50によ
って容易となる。
【0043】また、本実施形態のアウトリガ装置12
は、ガイド板40の端部に、ジャッキ32のヘッド部分
32aが遊嵌できる切り欠き44が形成されているた
め、車幅内にビーム31とジャッキ32とを収めること
ができるのみならず、アウトリガボックス30の長さを
車幅一杯に設定できることから、収容室A内に収納でき
るビーム31の長さを長くとることができ、したがっ
て、ビーム31の張り出し幅を長することができる。
【0044】また、本実施形態のアウトリガ装置12
は、アウトリガボックス30の上部(または下部)と車
体フレーム4の上部(または下部)とを連結部60によ
って連結しているため、アウトリガボックス30に作用
する剪断力を車体フレーム4側に伝達して受けることが
できる。すなわち、従来のように車体フレーム4の下側
にアウトリガボックス30が取り付けられた構造では、
アウトリガボックス30に作用する剪断方向の力を車体
フレーム4の下面で受けることができるが、車体フレー
ム4にアウトリガボックス30を組み込んだ本実施形態
の構造では、アウトリガボックス30に作用する剪断方
向の力を受ける部分がなくなる。そこで、連続部60を
設け、この連続部60によって剪断力を車体フレーム4
側に伝達して受けるようにしている。
【0045】また、本実施形態のクレーン車1は、車体
フレーム4内に駆動軸10を貫通させるようにしてい
る。したがって、以下に示すような作用効果を奏する。
まず、車体フレーム4内に車軸10を貫通させたことに
伴い、車体フレーム4の上面位置を下げることができ
る。すなわち、車体フレーム4の地上高さを従来よりも
低くすることができる。そのため、ブーム等を備える旋
回体8を必然的に低くすることができ、車体の重心位置
を十分に低くすることができる。したがって、転倒角を
大きくすることができ、クレーン作業中の安定度が大き
くなる。
【0046】また、重心位置を十分に低くすることがで
きることから、高さ方向に余裕ができる。したがって、
車体フレーム4それ自体の高さ(車体フレーム4の上面
の地上高さではない)を従来よりも高くすることがで
き、車体フレーム4の断面積を大きくすることができ
る。
【0047】すなわち、本実施形態のように、車体フレ
ーム4内に車軸10を取り込んでしまう構造では、車体
フレーム4を従来の車輪の位置まで下げることができ、
それに伴って、従来において許容されていた車体フレー
ム4の上面高さ位置まで高さ方向に余裕ができる。その
結果、その余裕高さの分だけ車体フレーム4それ自体の
高さを高くすることができることとなる。車体フレーム
4それ自体の高さを高くできると言うことは、すなわ
ち、車体フレーム4の断面係数を高さ方向でかせぐこと
ができるということである。したがって、車体フレーム
4の断面係数を大きくすることができ、車体フレーム4
の曲げ強度を大きくすることができる。これは、フレー
ム4を幅方向に長くするよりも高さ方向に高くして断面
係数を高さ方向でかせぐ方が、フレーム4の長手軸に対
する断面係数を大きくすることができ、フレーム4の曲
げモーメントに対する強度を大きくすることができるか
らである。
【0048】また、従来は、道路交通法による高さ制限
や重心の問題などによって、車体フレーム4をあまり高
い位置に配置することがきなかったため、フレーム4を
幅方向に広げることによってしかフレーム4の強度を確
保することができなかったが、本実施形態のように車体
フレーム4内に車軸10を取り込んだ構造とすることに
より、幅方向のみならず高さ方向にも車体フレーム4を
広げることができるため、車体フレーム4の断面積を従
来よりも大きくすることができる。
【0049】また、フレーム4を下方に下げることに伴
って、フレーム4内に伝達軸17や変速機18といった
各種の構成要素を配置するようにしたため、これらの構
成要素が路面の障害物によって破損することを防止でき
る。
【0050】また、本実施形態のように車軸10を取り
込むことによってフレーム4を下方に下げることができ
ると、従来、フレーム4の下側に配置されていたアウト
リガボックス30がフレーム4に取り込まれた状態とな
る。すなわち、特に、本実施形態のようなクレーン車1
(車体フレーム4内を車軸10が貫通する形態)では、
車体フレーム4にアウトリガ装置12を組み込ませると
いうよりも、むしろ、車体フレーム4を下げることによ
ってアウトリガ装置12が車体フレーム4に吸収された
と言うことができる。したがって、車体フレーム4にア
ウトリガ装置12が組み込まれてしまうことから、前述
したようなアウトリガ装置12の特徴的な構成を具備す
る必要性があったと言うこともできる。
【0051】なお、本実施形態では、車体フレーム4内
に貫通される車軸が駆動軸10であったが、無論、駆動
軸である必要はない。また、車軸の全てが車体フレーム
4内を貫通している必要はない。
【0052】また、本実施形態において、車体フレーム
4はそのほぼ全長にわたって断面が閉じられた形状に形
成されているが、底板4bや側板4cなどにメンテナン
ス用の開口が一部設けられていても良い。
【0053】さらに、本実施形態では、貫通穴29を通
じて駆動軸10が車体フレーム4内を貫通するようにな
っているが、側板4cにその下縁部から上板4aに向け
て延びる切り欠きを設け、この切り欠きを通じて駆動軸
10が車体フレーム4内を貫通する構成としても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアウトリ
ガ装置は、アウトリガボックスの重量の増大を伴うこと
なくその構造の強化を有効且つ確実に図ることができ、
ロードクリアランスを十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るアウトリガ装置が設
けられた自走式クレーンの一例を示す全体図である。
【図2】(a)は図1の自走式クレーンの車体フレーム
の平面図、(b)は(a)の車体フレームの側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態に係るアウトリガ装置の斜
視図である。
【図4】図3のアウトリガ装置の内部構造を示す斜視図
である。
【図5】ジャッキのトップ部分がガイド板の切り欠きに
遊嵌した状態を示すアウトリガ装置の部分斜視図であ
る。
【図6】ジャッキのトップ部分がガイド板の切り欠きに
遊嵌した状態を示すアウトリガ装置の正面図である。
【図7】(a)は従来の車体フレームとアウトリガ装置
との取り付け構造の一例を示す側面図、(b)は(a)
のI方向背面図である。
【図8】従来の車体フレームとアウトリガ装置との取り
付け構造の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
4…車体フレーム 12…アウトリガ装置 30…アウトリガボックス 31…ビーム 40,41…ガイド板 49,51a〜51g…補強板(補強部材) A,B…収容室 C…ビーム収容空間 D,E…補強部材配置空間(配設スペース)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビームをスライド可能に収容する収容室
    を有するアウトリガボックスを備え、アウトリガボック
    スの収容室内でビームをスライドさせてこれを車体の側
    方に張り出すことによってビームの先端に設けられた支
    持部を支点として車体を支持するアウトリガ装置におい
    て、 前記アウトリガボックスは、車体フレームの上面と下面
    との間もしくはこれらと面一に車体フレームに一体に組
    み込まれ、 前記アウトリガボックスには、アウトリガボックスを補
    強する補強部材のための配設スペースを前記収容室内に
    確保し且つ収容室内でのビームのスライド動作を案内す
    る手段が設けられていることを特徴とするアウトリガ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記車体フレームの側板を通じて車軸が
    車体フレーム内を貫通していることを特徴とする請求項
    1に記載のアウトリガ装置。
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