JPH1066694A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH1066694A
JPH1066694A JP8329435A JP32943596A JPH1066694A JP H1066694 A JPH1066694 A JP H1066694A JP 8329435 A JP8329435 A JP 8329435A JP 32943596 A JP32943596 A JP 32943596A JP H1066694 A JPH1066694 A JP H1066694A
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祐一 三和
Ryuichi Shinomura
▲隆▼一 篠村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】隣接素子信号間の相関演算により受波の遅延時
間分布を変更し、かつ相関係数の演算回路が簡単な生体
内不均一の影響を除去して、高分解能にする。 【解決手段】探触子1の受波を遅延させる遅延部2と、
遅延部2の出力を加算し超音波ビームを形成する加算部
3と、信号間の位相差を演算する位相差演算部5と、相
関係数を演算する相関係数演算部6と、相関係数比較部
9により演算部6出力と相関係数記憶部8の値が比較さ
れ、前者が後者より大きいと演算部5出力と演算部6出
力が位相差記憶部7と相関係数記憶部8に格納され、全
位相差演算終了時に位相差記憶部7に格納された値を用
いて遅延部2を制御する。位相差演算,相関係数演算が
複素演算であり、位相差演算の対象となる複素数の実部
が正のときのみ該符号判定部が該相関係数比較部に動作
命令を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療診断に用いる
超音波診断装置に関し、特に生体内の不均一媒質の影響
を除去するために、探触子受波信号の遅延時間分布を変
更して、高分解能の超音波断層を与えることが可能な超
音波診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、配列する複数の探触
子素子からの受波信号に遅延時間分布を与え、所定の方
向に指向性を持つ超音波ビームを形成することにより、
被検体の断層像を構成する。しかし、人体は不均一媒質
であるため、高分解能の超音波ビームを形成するには、
被検体にあわせて上記遅延時間分布を変化させる必要が
ある。これを図2により説明する。図2において、21
〜25は探触子素子,61は反射体である。簡単のため
受信のみで考えると,媒質が音速既知で均一ならば、反
射体61からの反射パルス波面は理想波面62として探
触子素子21〜25に到達する。このとき、反射体61
と素子21〜25の位置関係により、素子23には最も
早くパルスが到達し、素子21,25には最も遅くパル
スが到達する。そのため、全てのパルスの到達時間を揃
えることが必要であり、素子22,23,24が受信す
るパルスに適当な遅延を与える。これにより、全パルス
の到達時間をあわせ、その後加算することにより、目的
方向からの受信パルスのみを増幅し高分解能の断層像を
構成する。この場合、被検体が音速既知の均一媒質なら
ば、与えるべき遅延は解析的に求めることができる。
【0003】いま、素子21〜25と反射体61との距
離をLi(1≦i≦5),超音波診断装置の設定音速を
c,素子21〜25の受波信号に与える遅延時間をτi
(1≦i≦5),Li(1≦i≦5)の中で最大のもの
をLmaxとおけば、遅延時間τiは、次式(1)で表
わされる。 τi=(Lmax−Li)/c ・・・・・・・・・・・・(1) 最長距離の素子に対して0の遅延を与え、最短距離の素
子に最大の遅延を与え、その他の素子には距離に応じて
上記値の間の遅延を与えればよい。しかし、実際には素
子21〜25と反射体61との間に不均一媒質64が存
在するために、パルス波面は歪み波面63になる。従っ
て、上記遅延時間τiは、各素子受波信号に与える初期
遅延時間としては最適であるが、高分解能の断層像を得
るには上記初期遅延時間に対して、さらに歪み波面63
を考慮した遅延時間の補正量を与える必要がある。な
お、実際には、人間の体内の媒質は、筋肉、脂肪、臓器
等の各種の種類があるため、さらに複雑なパルス波面6
3となる。特開平1−135333号公報、あるいはI
EEE Transactions on Ultra
sonics,Ferroelectrics,and
Frequency Control,Vol.35
No.6 pp.768−774(1988年発行)に
は、隣接素子信号間の相関演算により隣接素子信号間の
位相差を求め、その位相差を上記初期遅延時間の補正量
として用いる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】形が類似している2つ
の信号がどれだけ離れているかを見るには、相関で見る
ことができる。信号をずらしながら掛算していくことに
より全ての相関係数を算出し、その中の相関係数が最大
になったときのずれ量から、どれだけずれているかを計
算すればパルス波がどれだけ離れているかが判る。隣接
素子信号間の位相差を相関演算で求める場合、信号間の
相関係数が大きい領域では位相差が正確に求められるの
で、精度の高い補正が行える。一方、信号間の相関係数
が小さい領域では、求めた位相差が不正確となり補正精
度が低くなる。つまり、相関係数の大きい領域で演算さ
れた位相差を初期遅延時間の補正値として用いる必要が
ある。しかし、上記特許公報および上記文献には、高相
関領域で演算した位相差を初期遅延時間の補正値として
フィードバックする機構について何も述べられていな
い。本発明の目的は、このような課題を解決し、生体内
不均一媒質の影響を除去するために、隣接素子信号間の
相関演算により受波信号の遅延時間分布を変更するとと
もに、信号の高相関領域で演算された位相差を自動的に
初期遅延時間分布の補正値として用いることにより、高
分解能の断層像を得ることができ、かつ相関係数の演算
回路が簡単な超音波診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の超音波診断装置では、少なくとも被検体
内に超音波パルスを送受信する配列素子からなる探触子
(図1の1)と、該探触子の各素子からの受波信号に遅
延を与える遅延部(同2)と、該遅延部の出力信号を加
算し超音波ビームを形成する加算部(同3)とから構成
される超音波診断装置において、遅延部(同2)からの
出力信号間の位相差を演算する位相差演算部(同5)
と、遅延部(同2)からの出力信号間の相関係数を演算
する相関係数演算部(同6)とを有し、位相差演算と相
関係数演算の対象となる出力信号の部分が演算領域入力
部(同4)により指定され、さらに位相差記憶部(同
7)と相関係数記憶部(同8)を有し、相関係数比較部
(同9)により相関係数演算部(同6)の出力値と相関
係数記憶部(同8)に格納された値が比較され、相関係
数演算部(同6)の出力値が相関係数記憶部(同8)に
格納された値より大きい場合に、位相差演算部(同5)
の出力値と相関係数演算部(同6)の出力値がそれぞれ
位相差記憶部(同7)と相関係数記憶部(同8)に格納
され、演算領域入力部(同4)で指定された出力信号の
部分における位相差演算,相関係数演算が終了した時点
で、位相差記憶部(同5)に格納された値を用いて上記
遅延部(同2)を制御することを特徴としている。ま
た、上記位相差演算部(同5)に接続され、該位相差
演算,相関係数演算が複素演算であり、該位相差演算部
に符号判定部(同10)が接続され、位相差演算の対象
となる複素数の実部が正の場合にのみ、該符号判定部
(同10)が該相関係数比較部(同9)に動作命令を発
することも特徴としている。これにより、生体内不均一
の影響を除去するために、隣接素子信号間の相関演算に
より受波信号の遅延時間分布を変更することが可能であ
り、信号の高相関領域で演算された位相差を自動的に初
期遅延時間分布の補正値として用い、なおかつ相関係数
の演算回路が簡単な超音波診断装置を実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図3は、本発明の第1の実施例を
示す超音波診断装置の構成図である。さて、隣接素子信
号間の位相差を相関演算で求める場合、信号間の相関が
高い領域では位相差が正確に求められるので、精度の高
い補正が行える。一方、信号間の相関が低い領域では、
求めた位相差が不正確となり補正精度が低くなる。つま
り、相関の高い領域で演算された位相差を初期遅延時間
の補正値として用いる必要がある。図3において、1は
反射体からの反射波を受信する探触子、2は反射波を遅
延させる遅延部、3は超音波ビームを形成する加算部、
4は関心領域を入力する演算領域入力部、5は反射波間
の離れを算出する位相差演算部、6は隣接反射波間の相
関係数を算出する相関係数演算部、7は位相差記憶部、
8は相関係数記憶部、9は相関係数を比較する相関係数
比較部である。なお、実際の診断装置には、他にも増幅
部、検波部、表示部等があるが、ここでは説明を簡単に
するため省略した。探触子1からの素子信号は、遅延部
2において独立に初期遅延時間を与えられる。初期遅延
時間とは、生体を音速既知の均一媒質とみなした遅延時
間であって、生体内に不均一が存在する場合には初期遅
延時間を補正する必要がある。初期遅延時間の補正量
を、隣接素子信号間の相関演算から求める方法が、IE
EETransactions on Ultraso
nics,Ferroelectrics,and F
requency Control,Vol.35N
o.6 pp.768−774(1988年発行)に詳
しく述べられている。
【0007】図4は、本発明において、初期遅延時間の
補正対象となる関心領域の指定方法を示す図である。ま
ず、初期遅延時間の補正対象となる関心領域を、装置の
使用者が指定する。これは、演算領域入力部4から例え
ば図4に示す相関窓,相関窓開始位置,相関窓深さ方向
移動距離,相関窓ラスタ方向移動距離の4つのパラメー
タを入力することにより行われる。いま仮に、断層像中
にA,B,C3つの組織が存在したと仮定する。関心の
ある組織がBの場合に、装置使用者は相関窓,相関窓開
始位置,相関窓深さ方向移動距離,相関窓ラスタ方向移
動距離を、図4のように指定する。ここで、相関窓は1
つの位相差、相関係数を求めるために必要な深さ方向の
信号長である。すなわち、反射体からの反射波は送信波
に比べて整形されていないため、複数箇所の取込み窓を
設定して、それぞれ相関を算出するのである。相関窓
は、そのための1つの取込み窓の長さ寸法である。そし
て、1つの相関窓毎に、1つの相関係数と位相差が算出
されることになる。相関窓の初期位置が、相関窓開始位
置であり、ラスタと深さにより指定できる。相関窓が関
心領域を移動するために必要な初期位置からの深さ方向
の移動距離が相関窓深さ方向移動距離であり、またラス
タ方向の移動距離が相関窓ラスタ方向移動距離である。
【0008】図5は、図3における超音波診断装置の相
関演算の説明図であり、図6は、本発明の補正に必要な
位相差を求めるための動作フローチャートである。隣接
信号(s1からs2、s2からs3)より先に相関窓
(図4の相関窓の深さ方向とラスタ方向の移動)を移動
させながら生体内不均一補正に必要な位相差を求める場
合を示している。関心領域が指定された後の動作を、図
5,図6を用いて説明する。図5では、簡単のため遅延
部2の出力信号数を4とし、それぞれs1,s2,s
3,s4とした。補正に必要な隣接信号間の位相差は
(出力信号数−1)個すなわち3個であり、s1とs
2、s2とs3、s3とs4の位相差演算、および相関
係数演算により求める。以降では、位相差演算と相関係
数演算とを合わせて相関演算と呼ぶことにする。図5に
示すように、それぞれの相関演算をcor1,cor
2,cor3とおく。このとき位相差記憶部7,相関係
数記憶部8は、cor1,cor2,cor3に対応す
る最低3個の位相差、および相関係数を格納できる構成
とする。cor1,cor2,cor3で求めた位相差
を格納する位相差記憶部7のメモリをX1,X2,X3
とし、相関係数を格納する相関係数記憶部8のメモリを
Y1,Y2,Y3とする。
【0009】図6に示すように、関心領域を指定した後
(ステップ101)、相関演算の対象となる隣接信号の
初期化を行う(ステップ102)。これは、位相差演算
部5と相関係数演算部6がcor1の演算を行うよう設
定することである。さらに、位相差記憶部7と相関係数
記憶部8のメモリ全てを初期化する(ステップ10
2)。これは、例えばX1〜X3,Y1〜Y3に0を入
力することにより実現される。次に、相関窓を初期化す
る(ステップ103)。これは、図4に示す相関窓開始
位置に相関窓を設定することである。そして、指定され
た隣接信号に対し、位相差演算部5と相関係数演算部6
が相関演算を行う(ステップ104)。相関係数演算部
6の出力値と相関係数記憶部8のメモリY1に格納され
た値を、相関係数比較部9が比較する(ステップ10
5)。
【0010】このとき、相関係数演算部6の出力値がY
1に格納された値より大きければ、位相差演算部5の出
力値が位相差記憶部7のメモリX1に格納され、相関係
数演算部6の出力値が相関係数記憶部8のメモリY1に
格納される(ステップ106)。関心領域内で相関窓を
移動させながら(ステップ108)、上記相関演算なら
びに位相差,相関係数の格納をくり返し行う(ステップ
107)。この結果、関心領域において最も相関係数が
大きい相関窓での,s1を基準としたs2の補正に必要
な位相差が、メモリX1に格納される。cor2,co
r3の相関演算を順次同様のアルゴリズムで行い(ステ
ップ110)、全ての操作が終了すると(ステップ10
9)、遅延部2からの出力信号s1〜s4の補正に必要
な位相差が、位相差記憶部7のメモリX1〜X3に格納
される。そして、位相差記憶部7の値が遅延部2にフィ
ードバックされる(ステップ111)。最大の相関係数
を持つ2つの信号間の位相差で、遅延部2の出力信号が
補正され、そのときの超音波断層像は高分解能となる。
なお、図6において、相関係数記憶部8の初期化を相関
窓の初期化と同時に行うならば、相関係数記憶部8は最
低1個の相関係数を格納できればよい。
【0011】図7は、本発明の補正に必要な位相差を求
めるための他の動作フローチャートである。図6のアル
ゴリズムでは、特定の隣接信号について関心領域での全
相関演算を行った後に、相関演算の対象となる隣接信号
を変えている。しかし、1つの相関窓で全隣接信号間の
相関演算をした後に、相関窓を移動することも可能であ
る。図7は、この場合のアルゴリズムを示したものであ
る。なお、図7のアルゴリズムでは、位相差記憶部7、
相関係数記憶部8は最低(出力信号数−1)個の位相
差、相関係数を格納できる構成でなければならない。図
7は、相関演算の回路が(出力信号数−1)個並列に存
在する場合に適したアルゴリズムである。図7では、関
心領域を指定した後(ステップ201)、相関窓を初期
化するとともに、位相差記憶部7と相関係数記憶部8の
メモリ全てを初期化する(ステップ202)。次に、相
関演算の対象となる隣接信号の初期化を行う(ステップ
203)。
【0012】次に、指定された隣接信号に対し、位相差
演算部5と相関係数演算部6が相関演算を行い(ステッ
プ204)、相関係数演算部6の出力値と相関係数記憶
部8のメモリY1に格納された値を、相関係数比較部9
が比較する(ステップ205)。相関係数演算部6の出
力値がY1に格納された値より大きければ、位相差演算
部5の出力値が位相差記憶部7のメモリX1に格納さ
れ、相関係数演算部6の出力値が相関係数記憶部8のメ
モリY1に格納される(ステップ206)。本実施例で
は、次に隣接信号を移動しながら(ステップ208)、
上記相関演算ならびに位相差,相関係数の格納をくり返
し行う。全隣接信号で相関演算が終了したならば(ステ
ップ207)、次に関心領域内で相関窓を移動させなが
ら(ステップ210)、関心領域の全てで相関演算を繰
り返し行い、関心領域の全ての演算が終了したならば
(ステップ209)、位相差記憶部7の値を遅延部2に
フィードバックする(ステップ211)。以上の相関演
算には、受波信号に対して直接行うものと、直交ミキシ
ングにより複素変換した受波信号に対して行うものとが
ある。受波信号に対する直接相関演算の詳細は、例えば
IEEE Transactions on Ultr
asonics,Ferroelectrics,an
d FrequencyControl,Vol.35
No.6 pp.768−774に述べられている。
また、複素変換後の受波信号に対する相関演算の詳細は
特開平1−135333号公報に述べられている。回路
規模が小さいこと、および演算時間が短いこと等から、
相関演算は複素変換された信号に対して行うことが望ま
しい。
【0013】複素相関演算において、1つの相関窓内で
位相差、および相関係数を求める式は、例えば次の2つ
の式(2)(3)で表される。式(2)は位相差、式
(3)は相関係数を表す。式(2)、式(3)において
Nは相関窓のデータ数、ak,bk(1≦k≦N)は隣接
信号であり、*印は複素共役,realは実部,ima
gは虚部を表す。
【数1】 このように、位相差を表す式は、アークタンジェントで
表される。
【数2】 このように、相関係数を表す式は、隣接信号を掛算した
ものを、隣接する各信号の2乗の積のルートを算出した
もので割り算した値である。また、相関係数は、次式
(4),(5)で表すこともできる。すなわち、式
(3)の両辺を2乗すれば式(4)となり、また式
(4)の分母を省略すれば式(5)となる。ルートや割
算の演算回路は、複雑となるので、ルートや分母を省略
すれば演算回路が簡略化できる。このように、式
(4)、式(5)は、式(3)に比べて演算回路が簡単
化されている。
【数3】
【数4】 なお、式(2)〜(5)では、ディジタル信号処理を前
提としている。
【0014】前述のように、関心領域全体の全隣接信号
間で相関演算が終了した時点で、位相差記憶部7に格納
された(出力信号数−1)個の位相差を用いて、遅延部
2の初期遅延時間を補正する。なお、補正される初期遅
延時間を図4に示す関心領域内の初期遅延時間に限定す
ることもできるし、また図4の全体である全断層像の初
期遅延時間とすることもできる。すなわち、関心領域内
で相関係数を演算したのであるから、正確にはその相関
係数が最大のときの位相差で関心領域内の初期遅延時間
を補正すればよいのであるが、全断層像の範囲で補正値
に変化がないかも知れないので、その場合には、上記位
相差で全断層像の初期遅延時間を補正してもよい。遅延
時間が補正された信号は、加算部3で加算されることに
より超音波ビームが形成される。例えば、相関窓開始位
置を各ラスタの始点、相関窓深さ方向移動距離を全深
度、相関窓ラスタ方向移動距離を1ラスタとして、関心
領域をラスタ数分設定する。その後、各関心領域で求め
た位相差で、各関心領域の初期遅延時間を補正すれば、
断層像の各ラスタごとにダイナミックな補正をかけるこ
とができる。このとき注意すべき点は、関心領域をあま
り小さくすると相関係数の大きい領域が関心領域中に存
在しなくなり、不正確な位相差を出力する可能性がある
ということである。これを防ぐ方法としては、相関係数
の下限を設け、全関心領域における全相関演算が終了し
た時点で、相関係数格納部8の値が下限以下となった隣
接信号を表示するアルゴリズムが考えられる。表示があ
った場合には、その隣接信号では補正を行わないように
する。
【0015】図8は、本発明の第2の実施例を示す超音
波診断装置の構成図である。図8において、1は複数個
の探触子、2は遅延部、3aは第1の加算部、3bは第
2の加算部、4は演算領域入力部、5は位相差演算部、
6は相関係数演算部、7は位相差記憶部、8は相関係数
記憶部、9は相関係数比較部である。図8においては、
遅延部2の出力信号を第1の加算部3aが束ねた後に相
関演算を行う。一般に、生体内不均一の周期は探触子の
素子幅よりも十分に大きいことが、Journal o
f Acoustical Society ofAm
erica,Vol.90 No.6 pp.2924
−2931(1991年発行),あるいはUltras
onic Imaging,Vol.14pp.398
−414(1992年発行)で報告されている。従っ
て、束ねた後の信号間隔が生体内不均一の周期に比べて
なお十分に小さければ、信号束ねを行った後に相関演算
を実行しても、補正精度は変わらないと考えられる。図
8の構成では、相関演算に必要な回路規模が小さくな
り、なおかつ特定素子からの応答が失われても第1の加
算部3aによって束ねられる素子応答の少なくとも1つ
が生きていれば、補正量を精度良く求めることができ
る。なお、隣接素子信号を隣接束ね信号に変更するのみ
で、図3における相関演算のアルゴリズム(すなわち、
図6、図7のフロー)は、そのまま図8に適用できる。
最後に、遅延時間が補正された信号は、第2の加算部3
bで加算されて超音波ビームが形成される。
【0016】さて、超音波断層像はリアルタイムで変化
するために、位相差記憶部7に格納された値は関心領域
を固定したままで時間的に更新する必要がある。これ
は、演算領域入力部4が関心領域を指定するパラメータ
を保持したまま、図6,図7のフローチャートを実行す
ることにより実現される。すなわち、検査時に医師がこ
れを使用する際には、同一場所の画像が短時間に変化す
るため、関心領域を固定したままで補正値を更新する。
なお、位相差記憶部7を更新するタイミングとしては、
装置のユーザが指定するたびに更新する方法と、あらか
じめ装置に設定された時間間隔で自動的に更新する方法
の2通りが考えられる。また、図3,図8の装置におい
て、演算領域入力部4を削除し、関心領域を指定せず常
に断層像全体を相関演算の対象とすることも可能であ
る。この場合には、ユーザは関心領域を指定する必要が
ないため、装置操作が簡便化される。ただし、位相差記
憶部7の値を時間的に更新することは必要であるが、こ
れも更新の時間間隔を装置にあらかじめ設定しておけ
ば、全自動で生体内不均一が補正できる。なお、不均一
媒質が1個だけの場合には、高精度で生体内音速の不均
一補正ができる具体的な数値を示すこともできるが、実
際には、前述のように生体内には複数の不均一媒質が存
在し、それも複雑に入り組んで介在するため、数値的に
補正の効果を示すことはできない。しかし、補正しない
断層像から本発明による補正を行うことにより、高分解
能の断層像になることが目で確認できるので、効果を証
明することができる。
【0017】関心領域中に信号間相関が高い領域が存在
しない場合,検出された信号間の位相差は不正確とな
る。これを防ぐ方法として前述の図3、図8の第1およ
び第2の実施例では相関係数の下限を設け、全関心領域
における全相関演算が終了した時点で、相関係数記憶部
8の値が下限以下となった隣接信号を表示する方法を採
用している。しかしながら、この方法では相関係数が前
記(3)式により演算されることを前提にしている。前
記(5)式による演算では相関係数が信号の自己相関関
数で規格化されていないため、大振幅の信号では自動的
に相関係数も大きくなってしまい、相関係数が大きい領
域で信号どうしが高相関であるとは必ずしもいえない。
つまり、相関係数の演算回路を簡略化すると、相関係数
の大小と信号間相関の高低が必ずしも一致しなくなると
いう問題が生じる。そこで、本発明者等は、この問題を
解決するために第3実施例を提案する。
【0018】図1は、本発明の第3の実施例を示す超音
波診断装置の構成図である。図1において、1は探触
子,2は遅延部,3は加算部,4は演算領域入力部,5
は位相差演算部,6は相関係数演算部,7は位相差記憶
部,8は相関係数記憶部,9は相関係数比較部,10は
符号判定部である。図1における探触子1,遅延部2,
加算部3,演算領域入力部4,位相差演算部5,相関係
数演算部6,位相差記憶部7,相関係数記憶部8,相関
係数比較部9の動作は図3〜図8と同様である。ただし
以下の点において、図1の動作は図3とは異なる。すな
わち、図1において位相差演算部5は位相差を前記
(2)式により演算し,相関係数演算部6は相関係数を
前記(5)式により演算する。ここで符号判定部10
が、位相差演算部5において位相差演算の対象となる複
素数実部の符号を調べる。これは、前記(2)式の分母
に相当する。具体的には、例えば対象データの符号ビッ
トが1であるか、0であるかを判断することにより実現
される。すなわち、位相差演算部5では、ディジタル信
号処理のために正負の判断は1か、0かで決定される。
【0019】そして、複素数実部の符号が正の場合にの
み、符号判定部10は相関係数比較部9に動作命令を発
する。位相差演算の対象となる複素数実部の符号が負な
らば、相関係数比較部9は動作せず、位相差,相関係数
の入れ換えは実行されない。つまり、位相差演算の対象
となる複素数実部の符号を正に限定することにより、2
つの信号間の位相差を−π/2以上,π/2以下に限定
して、2つの信号間の位相差の絶対値がπ/2を超えた
ときは、その位相差を信用しない。これは、以下の理由
による。一般に、生体内不均一の周期は探触子の素子幅
よりも十分に大きいことがJournal of Ac
oustical Society of Ameri
ca,Vol.90 No.6 pp.2924−29
31(1991年発行),あるいはUltrasoni
c Imaging,Vol.14 pp.398−4
14(1992年発行)で報告されている。上記文献よ
り、隣接信号間位相差の絶対値がπ/2を超えることは
考えにくい。よって、相関係数が大きい場合でも、実部
が負となる領域は信号間相関が低い領域と判断し、その
領域で検出された位相差は信頼度の低いデータとみなし
自動的に無視する。これにより、相関係数として前記
(5)式を用い相関係数演算部6を簡単な構成として
も、相関の低い場所での位相差の影響を簡単な回路の付
加で除去することができる。
【0020】以下、本発明による精度向上の根拠を、計
算機シミュレーション結果を引用して示す。超音波の周
波数を3.5MHz,探触子サイズを14.08mm×
14.08mmとした。これは、一般に市販されている
超音波診断装置の代表的な探触子仕様に等しい。ここ
で、被検体を走査したときにグレーティングローブと呼
ばれる虚像が出現しないために、超音波ビーム走査方向
の素子幅はλ/2以下でなければならない。λは、超音
波の波長である。周波数3.5MHzではλ=0.44
mmであるから、シミュレーションでは超音波ビーム走
査方向の素子数を64とした。生体内不均一は、探触子
直前の時間移動面によりモデル化する。時間移動面は、
探触子に到達した超音波パルスを時間軸上で正負に移動
させ、解析的に求められる超音波パルスの到達時間に対
し歪みを与える。生体試料における時間移動面の実測値
がUltrasonic Imaging 14 p
p.398〜414に記述されている。実測された時間
移動面においては、最大移動時間が130±34nse
c,移動時間のrms(root mean squa
re)値が55±14nsec,移動時間の自己相関関
数半値幅が4.2±1.1mmであった。計算機シミュ
レーションでは、上記値を参考にして時間移動面をラン
ダムに発生させた。計算機上で発生させた時間移動面で
は、最大移動時間が143nsec,移動時間のrms
値が55nsec,移動時間の自己相関関数半値幅が
4.4mmである。
【0021】探触子中心前方100mmに位置した点反
射体に対し探触子から超音波パルスを送受信し、受信信
号の相関演算により時間移動面を推定した。推定誤差か
ら生体内不均一補正後の超音波ビームを導き、該超音波
ビームにより探触子中心前方50mmに中心がある直径
10mmの球を走査し、画像化した。球の内部には、反
射体が存在せず、球の外部には点反射体がランダムに一
様分布している。構成画像において、球外の画像信号r
ms値と球内の画像信号rms値との比を求め、断層像
S/Nと定義した。断層像S/Nが大きいほど球の抜け
が良く、高分解能と考える。不均一が存在しない場合、
不均一が存在し補正をしない場合、超音波ビーム走査直
交方向分割数を変化させながら不均一を補正した場合に
つき、画像を構成し断層像S/Nを求めた。超音波ビー
ム走査直交方向分割数1の現在の探触子で補正を行う
と、補正前に比べてS/Nが4dB向上した。超音波ビ
ーム走査直交方向分割数8で補正を行うと、補正前に比
べS/Nが10dB向上した。超音波ビーム走査直交方
向分割数16以上で補正を行うと、S/Nが不均一が存
在しない場合と等しくなった。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相関演算で生体内不均一補正をする超音波診断装置にお
いて、相関演算を実施する関心領域を設定し、関心領域
内で最も相関係数の大きい部位での位相差を自動的に補
正量として用いるので、関心領域内での生体内不均一補
正を、高い精度で自動的に行うことができる。さらに、
隣接信号の位相差を−π/2以上,π/2以下に限定し
た上で相関係数を簡単な演算式で求め、関心領域内で最
も相関係数の大きい部位での位相差を自動的に補正量と
して用いるので、簡単な構成の演算回路により関心領域
内での生体内不均一補正を高い精度で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第3の実施例を示す超音波診断装置の
構成図である。
【図2】生体が均一である場合と、不均一である場合の
反射パルス波面を表わす図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す超音波診断装置の
構成図である。
【図4】本発明において、初期遅延時間の補正対象とな
る関心領域の指定方法の説明図である。
【図5】図3に示す超音波診断装置における相関演算を
説明する図である。
【図6】図3に示す超音波診断装置において、隣接信号
より先に相関窓を移動させながら生体内不均一補正に必
要な位相差を求める場合の動作フローチャートである。
【図7】図3に示す超音波診断装置において、相関窓よ
り先に隣接信号を移動させながら生体内不均一補正に必
要な位相差を求める場合の動作フローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例を示す超音波診断装置の
構成図である。
【符号の説明】
1…探触子、2…遅延部、3…加算部、3a…第1の加
算部、3b…第2の加算部、4…演算領域入力部、5…
位相差演算部、6…相関係数演算部、7…位相差記憶
部、8…相関係数記憶部、9…相関係数比較部、10…
符号判定部、61…反射体、21,22,23,24,
25…探触子素子、62…理想反射パルス波面、63…
歪み反射パルス波面、64…不均一媒質、s1,s2,
s3,s4…遅延部2の出力信号、X1,X2,X3…
位相差記憶部7のメモリ領域、Y1,Y2,Y3…相関
係数記憶部8のメモリ領域、cor1,cor2,co
r3…相関演算。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも被検体内に超音波パルスを送
    受信する配列素子からなる探触子と、該探触子の各素子
    からの受波信号に遅延を与える遅延部と、該遅延部の出
    力信号を加算し超音波ビームを形成する加算部とを備え
    た超音波診断装置において、 上記遅延部からの出力信号間の位相差を演算する位相差
    演算部と、 該遅延部からの出力信号間の相関係数を演算する相関係
    数演算部と、 上記位相差の演算と相関係数の演算の対象となる出力信
    号の部分を指定する演算領域入力部と、 該位相差演算および相関係数演算の結果を格納する位相
    差記憶部および相関係数記憶部と、 上記相関係数演算部の出力値と上記相関係数記憶部に格
    納された値を比較して、該相関係数演算部の出力値が相
    関係数記憶部に格納された値より大きい場合に、該位相
    差演算部の出力値および相関係数演算部の出力値をそれ
    ぞれ位相差記憶部および相関係数記憶部に格納する相関
    係数比較部とを有し、 上記演算領域入力部で指定された出力信号の部分におけ
    る位相差演算,相関係数演算が終了した時点で、上記位
    相差記憶部に格納された値を用いて上記遅延部を制御す
    ることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記加算部は、遅延部の出力信号を加算
    する第1の加算部と、該第1の加算部の出力信号を加算
    して超音波ビームを形成する第2の加算部とから構成さ
    れ、該第1の加算部の出力信号に対して上記位相差演算
    と相関係数演算を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差演算部に接続され、位相差演
    算,相関係数演算が複素演算であり、かつ該位相差演算
    の対象となる複素数の実部が正であることを判別した場
    合にのみ、前記相関係数比較部に動作命令を発する符号
    判定部を有することを特徴とする請求項1または2に記
    載の超音波診断装置。
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