JPH1066503A - 長期保存焼き練り粉製品 - Google Patents

長期保存焼き練り粉製品

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JPH1066503A
JPH1066503A JP8202091A JP20209196A JPH1066503A JP H1066503 A JPH1066503 A JP H1066503A JP 8202091 A JP8202091 A JP 8202091A JP 20209196 A JP20209196 A JP 20209196A JP H1066503 A JPH1066503 A JP H1066503A
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JP8202091A
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Peresu Sarubadoru Baruberu
ペレス,サルバドル バルベル
Santakureu Konsepushion Orotora
サンタクレウ,コンセプシオン オロトラ
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BURU MATAISU MATEIRUDE
Original Assignee
BURU MATAISU MATEIRUDE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は長期保存用焼き練り粉製品を提供す
るものである。 【解決手段】 パン生地を発酵させ調理し、高い防ガス
性及び防水性を有する袋で包装することにより、周囲温
度での保存において2年以上の長期に亘って食用品質を
維持することのできる良質で柔らかな外皮を有する長期
保存焼き練り粉製品が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発酵作用を有する
微生物によって発酵される適量の材料混合物が配合され
たパン生地から生産される一連の食品に関するものであ
る。基礎となる製品は配合によって左右され、異なる方
法によって生産されることにより独特の性質、異なる形
態及び品質特性を有する広範囲の製品を得ることができ
る。この新しいタイプのパンは、Saccharomyces cerevi
siae及びLactobacillus plantarum等の発酵作用を有す
る微生物によって発酵され、他の穀物及び植物根の粉、
飲料水、食塩、を含む又は含まず、砂糖及び2腫以上の
添加物及び技術的補助剤を有する又は有せず、小麦粉、
ライ麦粉、又はそれらの混合物から得られる生地をオー
ブンで直接又は間接的に加熱調理することによって食す
ることのできる製品に基づく特質を有している。
【0002】更に、他の特徴は、典型的には黄金−茶色
である柔らかく良質の外皮を有し、芳香があり美味であ
り、密度が0.15〜0.45、pHが4.4〜5.
4、水の活性が0.81〜0.87、及び湿分が24〜
38%であり、通常市場で使用される普通のパン(フラ
ンスタイプ)、ローフパン(アメリカタイプ)及び/又
はハンバーガータイプとの比較においても、(非常に長
期間の保存には高度の防ガス及び防水蒸気ケースを必要
とするが)顕著に高い耐湿特性を有している。
【0003】加えて、この新しいタイプのパンの他の特
徴は2年以上の長期保存ができるということであり、そ
の間に食感的特性、香り、味覚を容認できる範囲内にお
いて高度に保ち(それは何時においても柔らかであ
る)、以下の微生物学的特性を有している: 中温菌aerobionの総数 1×102 cfu/g 未満 腸内細菌 無 /g Escherichia coli 無 /g Staphilococcus aureus 無 /g Salmonella 無 /25g Bacillus cereus 無 /g Clostridium sulfite-reductors 最大1×102 cfu/g カビ及びイースト 最大1×102 cfu/g
【0004】
【従来の技術】従来の包装されたパンにあっては、0℃
より高い温度での長期保存の間に、湿分移動、澱粉結晶
度の変化等の物理的性質の変化、カビ、イースト及び細
菌の発生、毒素の生産等の微生物学的性質の変化、及び
酸化、褐色化等の科学的性質の変化が起こり、それが保
存期間を制限することになる。
【0005】外皮の硬化及び柔軟性の消失がパンとして
の容認性を失わせる主要な原因の1つである一方で、製
品における微生物的安定性が最初に達せられるべき目的
である。微生物相の成長及び増殖を制御するための方法
は数多くある(熱、電離放射線、高圧、水活性の制御、
浸透圧、pH、殺菌薬、及び微生物防止剤等)。しかし
ながら、長期間に亘る微生物的安定性を得るためにこれ
らの方法を適用するにあたっては、その全てにおいて非
常に厳しい条件が要求され、それがパンの品質の著しい
劣化を生じさせる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、パンはその保存
に満足のいく解決法が見い出されていない数少ない食品
のうちの1つであり、今回は例外的なケースである。比
較的短期間の保存法については、微生物学保存期間に関
して(国際出願第WO87/00506号、公開日29
/01/87)、(スペイン国特許第7731710
号、公開日29/01/78)、(フランス国特許第F
R2444411号)、(東ドイツ国特許第DD132
702号)、(ドイツ国特許第DE2410447
号)、(欧州特許第368603号、公開日16/05
/90)、(フランス国特許第2062520号、公開
日25/06/71)、(西ドイツ国特許第15861
78号、公開日26/08/71)、(東ドイツ国特許
第2297643号、公開日11/05/83)、(米
国特許第4550026号、公開日29/10/8
5)、又は食感特性の保存に関して(米国特許第461
5888号、公開日07/10/86)、(国際出願第
WO92/17069号、公開日15/10/92)、
(米国特許第4233321号、公開日11/11/8
0)、(米国特許第4382096号、公開日03/0
5/83)、(米国特許第4320151号、公開日1
6/03/82)、(米国特許第4654216号、公
開日31/03/87)が知られているが、一方の特性
を向上させると他の特性を劣化させてしまう。パンのエ
ージング速度の減少に関して近年において為された向上
は、3〜4日、(米国特許第4382096号、出願日
03/05/83)、(米国特許第4320151号、
出願日16/03/82)、(米国特許第461588
8号、出願日07/10/86)、(米国特許第423
3321号、出願日11/11/80)から一週間、
(国際出願第WO92/17069号、出願日15/1
0/92)、(米国特許第4654216号、出願日3
1/03/87)までの非常に短い保存期間を意図する
ものである。特許によって保護されているかかる向上
は、変異澱粉(米国特許第4615888号、公開日0
7/10/86)、(国際出願第WO92/17069
号、出願日15/10/92)、乳糖(米国特許第42
33321号、公開日11/11/80)又は特種小麦
(米国特許第4382096号、公開日03/05/8
3)等の水分の吸収能力を増加させる成分、及び老化(r
etrogradation)を減速させる酵素(米国特許第4320
151号、公開日16/03/82)、(米国特許第4
654216号、公開日31/03/87)の使用を基
礎とするものである。保存の間におけるパン外皮の触感
の変化の主原因である澱粉の老化(PYLER, E.J. 1988 Ba
king Science and Technology I and II, 3rd ed. Sosl
and Publ. Co., Kansas, USA) を減速させることは、保
存温度を30℃〜50℃の間に保つことによっても達成
される(西ドイツ国特許第2940242号、公開日0
9/04/81)が、かかる温度においてはメイラード
褐色化、脂質酸化等の化学変化が急速に進行するために
これは非常に短期間においてのみ有効であり、長期保存
における適用には向いていない。
【0007】一方、室温で保存されるパン製品の微生物
学的保存を長期化させるために為された向上は全て数週
間(国際出願第WO87/00506号、出願日29/
01/87)から数ヶ月(スペイン国特許第77317
10号、公開日29/01/78)、(フランス国特許
第FR2444411号)、(米国特許第455002
6号、公開日29/10/85)までで1年を越えるこ
とはなく、その保存を製品の周囲の大気変化に依存する
(国際出願第WO87/00506号、公開日29/0
1/87)、(スペイン国特許第7731710号、公
開日29/01/78)、(欧州特許第368603
号、公開日16/05/90)、(フランス国特許第2
062520号、公開日25/06/71)、(米国特
許第4550026号、公開日29/10/85)、又
は包装した後に製品を熱処理する(スペイン国特許第7
731710号、公開日21/10/78)、(フラン
ス国特許第FR2444411号)、(東ドイツ国特許
第DD−132702号)、(欧州特許第036860
3号、公開日16/05/90)、(西ドイツ国特許第
1586178号、公開日26/08/71)、(東ド
イツ国特許第2297643号、公開日11/05/8
3)ことに基礎を置くものである。後者のパンの1つの
形態は缶詰(Matz, S.A. 1972 Bakery Technology and E
ngineering. The Avi Publishing Company, Inc., West
port, Connecticut)で、生地を蓋が完全には閉められて
いない缶又は最終包装中で発酵させ焼くというものであ
り、蓋閉めはオーブンから外に出される際に為される。
その他の場合は、パン製品はそのまま消費される形態で
はなく、再加熱又は追加調理(国際出願第WO87/0
0506号、公開日29/01/87)、(スペイン国
特許第7731710号、公開日29/01/78)、
(欧州特許第368603号、公開日16/05/9
0)を必要とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的とするパン
製品はそれが2年以上という非常に長い期間に亘って高
レベルの食感品質を有したまま保存され、包装形式及び
その一致点の一部を形成する包装、並びに製造方法によ
って、食感特性において識別される上述(Matz,S.A. 197
2 Bakery Technology and Engineering. The Avi Publi
shing Company, Inc., Westport, Connecticut)のよう
な缶詰パン又は砂糖漬けパンではないという点において
他の周囲温度長期保存パン製品とは基本的に異なってい
る。本発明は、パン生地を発酵させ焼く製品であり、す
ぐに食することができ、高度の防ガス及び防水蒸気バリ
アを有する柔軟な容器中に包装される、良質で柔らかい
外皮及び柔らかい中身を有するタイプのパンに関するも
のである。材料配合及び発酵方法によって調節される本
発明の目的とする製品の食感品質は非常に優れており、
所望される様々な構成、それは普通のものでも対象的な
ものでも又はそうでなくともよいが、により、光沢のあ
る又は無い金色からこんがり焼けた茶色の僅かに甘く食
欲をそそる香りのある水気を含んだ滑らかで柔らかい感
触の外皮を有している。中身の構造は非常に優良で均一
であり、その色は例えば穀物の種子、肝要な小麦、等の
内容物に依存して白クリーム色から茶色であり、柔らか
くて食べやすく、その味は、例えばバター、スパイス等
の内容物によって美味であり、その密度は0.15〜
0.45、pHが4.4〜5.4、水の活性が0.81
〜0.87、及び湿分が24〜38%である。
【0009】包装の内側の空気−酸素排出によってCO
2 又はN2 を代用する混合ガスに入れ換えることによる
修正大気中での包装方法の適用は、焼き練り粉製品の孔
及び胞状構造がその中の空気を閉じ込めてしまうため
に、かかる製品中の酸素の除去を確実にするものではな
い。残留酸素のレベルは3〜10%の間で変動する。か
かる酸素含有量は、香り及び風味の酸化分解反応及びカ
ビの増殖を促進するのに十分であり、特に長期保存にお
いては避けられない保存温度において不具合な条件であ
る。
【0010】修正大気の活性を完全にするために酸素吸
収剤−例えば、酸化鉄粉末、炭酸第一鉄、金属プラチ
ナ、アスコルビン酸及びその塩−が小さな袋に入れられ
て、又は包装フィルムそのものに植え込まれて包装内に
導入される。これらの物質は残留酸素を吸収し−ガスに
置き換えられる分けではない−製品の周囲大気の酸素レ
ベルを1%未満(これは長期保存の間に形成される異臭
及び変味を引き起こす物質の形成を回避するために食感
特性の保存を著しく向上させ、また微生物学的保存の確
実性を増加させる)に維持する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の目的であるパンの中間的
なカロリー値は、その特定の配合量に依存して、800
から2000Kj/100g、好ましくは1000から
1500Kj/100gであり、例えば乾燥果実、砂糖
漬け果実等が含まれる場合などはより高い値となる(以
下参照)。その中間的なタンパク質含有量は8g/10
0g s.sから15g/100g s.s. の間で変化し、好
ましくは9g/100g s.sから11g/100g s.
s. である;その脂質含有量は3g/100g s.sから
8g/100g s.s. であり、好ましくは5g/100
g s.sから6g/100gs.s. である;その抽出可能
遊離窒素含有量は製品の75〜85g/100g s.sの
間で変化し、好ましくは80〜82g/100g s.sで
ある;粗繊維含有量は0.1から7%である。
【0012】最終製品の過酸化物指数は1meq.O2 /K
g(油)より低く、好ましくは0.3〜0.6meq.O2
/Kg(油)であって、1年以上保存した場合にのみそ
れ以上になる可能性があり、どのような場合においても
1.5meq.O2 /Kg(油)未満に維持される。長期保
存の間に、その最初の日に限って、またその容認性を失
うことのない僅かな範囲に限って、幾つかの感覚刺激特
性に最小の変化があるのみである。
【0013】本発明による微生物学的品質は非常に満足
のいくものであり、一般の微生物が存在しない又は非常
に少数示されるのみであり、病原体はいつも全く存在し
ない。中温菌aerobionの総数は1×102 cfu/g 未満で
あり、腸内細菌は10g中に存在せず、Escherichia co
liは1g中に存在せず、Staphilococcus aureus は1g
中に存在せず、Salmonellaは25g中に存在せず、Baci
llus cereus は1g中に存在せず、Clostridium sulfit
e-reductors は102 cfu/g 未満であり、モールド及び
イーストは102 cfu/g 未満である。冷凍室、冷蔵室、
室温又は50℃における保存の間でさえ、このタイプの
パンはいかなるタイプの微生物の増殖もなしに長い保存
期間において微生物的に安定である。
【0014】特に調節された内容物のバランスが、特に
発酵又は生地の熟成、調理及び包装のために特別に向上
された特定の方法条件と組み合わされた場合にのみ、所
望される最終製品を得ることができる。本発明の目的と
するタイプのパンの準備プロセスに続く段階の連結は、
単に最終製品の品質に追加効果を有するのみでなく、か
かる品質は配合とプロセス条件との間の特別のバランス
の下でのみで達成可能なかかる連結の相助作用の結果で
ある。
【0015】本発明の目的とする製品の向上プロセスの
間に得られたデータがこのことを示している。例えば、
パン製品を変質させることのできる胞子形成細菌の中で
最も代表的であるということで選択されたBacillus sub
tilis 及びBacillus cereusの熱抵抗性胞子を生地に接
種するという実験から得られた幾つかの結果の短い記載
がある。バイアル及びBacillus subtilis (Merck Ref.
10649)からの胞子から開始して、無菌生理溶液を本発明
等の典型的パン生地に接種し、10分間100℃の熱処
理を行った。以下の表は熱処理前及び熱処理後のBacill
us subtilis の総数を示すものである: Bacillus subtilis /gのc.f.u. 培地 熱処理前 熱処理後 モデル培養液 4’1.104 3’9.104 本発明のパン生地 1’5.104 なし 同様の結果がBacillus cereus を使用した接種によって
も得られた。モデル培養液においては、熱処理によって
も胞子の数は特に影響されないが、総合的には減少して
いる。
【0016】従って、パンはオーブンから出された際
は、製品の市場での無菌性を確実にするのに十分である
熱処理を経ており、それに続く段階まで維持され、それ
によって下記の微生物学的特性を確実にするものであ
る。最終の微生物学的品質に大きく寄与するのは配合で
あり、これは直接及び/又はプレファーメント(preferm
ents) 及び濃縮酵素抽出物等の自然発生剤手段を用い
て、水活性減少剤、pH低下剤、殺菌剤及び防微剤を包
含することによって行われる。同様に内容物のタイプ及
び比率も、最終製品の食感品質、特に2年以上の長期保
存においてパンが良好な食感刺激作用を有して柔らかく
維持されるという顕著な特性、に大きく寄与するもので
ある。パン生地は、5〜50%の砂糖、低重合グレード
(GP<11)のデキストリン及び/又は基礎小麦によ
って提供される主にアルファ−1,4及びアルファ−
1,6グルコピラノシル(glucopyranosyls) である触媒
酵素;塩を加えた又は加えない飲料水;ホスファチジル
コリン又はモノ−グリセリド等のエマルジェント(emulg
ent)特性を有する部分を含有する脂質;カラジーン(car
rageens)及びキサンタン等の異なるパーセント(0.2
〜10%)のヒドロコロイドゲル剤;及び/又は澱粉の
エーテル及びエステル等の修正澱粉;D−グルシトー
ル、D−マンニトール等の多価アルコール;及び/又は
0.3〜25%の比率のトリヒドロキシプロパン;クエ
ン酸、酢酸カリウム等の小麦1Kgについて3gを越え
ない量の単独又は混合pH調節剤;及び3000ppm
未満の濃度の分離又は1つにまとめた形態でのソルボイ
ルパルミテート(sorboyl palmitate),ソルビン酸及び/
又は二酢酸ナトリウム等の保存剤を含む、基礎となる小
麦、穀物、植物根及び/又はそれらの混合物から得られ
るものである。
【0017】上述の内容物に加えて、調味料、芳香剤、
風味剤等を混合した形態及び異なる比率で添加すること
ができ、それによって広範囲の製品を生成することが可
能となる。更に、異なる穀物の粉、様々な程度の抽出物
及び完全な又は粗い穀粒を混合することができる。それ
はまた最初の生地の段階又は生成の最中何れかにおい
て、風味バター又は肉、乳製品及び植物性の製品の調理
の間に溶ける他のペーストを包含することが可能であ
る。所望されるように変形することの可能なパンの形状
は、いかなる形のものも得ることを可能にし、例えば最
もスポンジ形状のものからより密度の高いもの、個々の
部分に区切ったもの又はスライス用の1片等広範囲の製
品を提供するものである。
【0018】本発明の本質を実際の方法のうちの1つと
共に十分に説明したものであるので、ここに付け加える
ことは特許請求された特徴を実質的に変えることなく本
発明変化を導入することが可能であるということのみで
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A21D 15/08 A21D 15/08 (72)発明者 オロトラ サンタクレウ,コンセプシオン スペイン国,バレンシア,46113 モンカ ダ,ポリゴノ・ビルヘン・デ・ロス・ドロ ーレス,カリェ 215−209 (番地なし)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)微生物が増殖することなく、物理
    −化学特性の高い容認性を維持したまま2年以上の間周
    囲温度で保存され、(b)甘い芳香を持ち美味であり、
    典型的には黄金−茶色である柔らかく良質の外皮を有
    し、その中身は柔らかく適正な量であり、密度が0.1
    5〜0.45 g/cc 、好ましくは0.26〜0.30 g
    /cc 、pHが4.4〜5.4、好ましくは4.7〜5.
    0、水の活性が0.81〜0.87、好ましくは0.8
    4〜0.85、及び湿分が24〜38%、好ましくは2
    7〜30%であり、(c)その微生物学的特性が以下の
    細目:中温菌aerobionの総数が1×102 cfu/g 未満、
    腸内細菌が1g中に存在せず、Escherichia coliが1g
    中に存在せず、Staphilococcus aureus が1g中に存在
    せず、Salmonellaが25g中に存在せず、Bacillus cer
    eus が1g中に存在せず、Clostridium sulfite-reduct
    ors が102 cfu/g 未満、モールド及びイーストが10
    2 cfu/g 未満、に適合するものである、という明確な独
    特の特質を有し、小麦、飲料水、食塩、砂糖又は無砂
    糖、及び2種以上の添加物及び技術的補助剤から得られ
    る調理用生地を、パン発酵用微生物によって発酵させ、
    焼き、包装し、それによって即刻消費に供されることを
    特徴とする長期保存焼き練り粉製品。
  2. 【請求項2】 高いパーセント(5〜50%)の砂糖及
    び低い重合グレード(GP<11)のデキストリン及び
    /又は基礎小麦によって提供されるアルファ−1,4及
    びアルファ−1,6グルコピラノシルから主に開始され
    適切な条件中で生成される触媒酵素を含有する、小麦、
    他の穀物、植物根及び/又はそれらの混合物の基礎粉か
    ら得られる生地を使用した製品であることを特徴とする
    請求項1記載の長期保存焼き練り粉製品。
  3. 【請求項3】 製品の配合が、カラジーン及びキサンタ
    ン等の様々なパーセント(0.2〜10%)のヒドロコ
    ロイドゲル剤及び/又は澱粉のエーテル及びエステル等
    の修正澱粉及び/又はD−グルシトール、D−マンニト
    ール等の多価アルコール及び/又は0.3〜25%の比
    率のトリヒドロキシプロパンを含むものであることを特
    徴とする請求項1記載の長期保存焼き練り粉製品。
  4. 【請求項4】 製品の配合が、ホスファチジルコリン又
    はモノ−グリセリド等のエマルジェント特性を有する部
    分を含有する脂質等の澱粉の老化を遅延させる内容物及
    び/又は添加物を含むものであることを特徴とする請求
    項1記載の長期保存焼き練り粉製品。
  5. 【請求項5】 製品の配合が、クエン酸、酢酸カリウム
    等のpH調節特性を有する配合成分を小麦1Kgについ
    て3gを越えない量で単独又は混合物として含むことを
    特徴とする請求項1記載の長期保存焼き練り粉製品。
  6. 【請求項6】 製品が、ソルボイルパルミテート、ソル
    ビン酸及び/又は二酢酸ナトリウム等の保存特性を有す
    る内容物を分離形態又は全体として3000ppm未満
    の濃度で配合中に含む及び/又は表面に塗布されること
    を特徴とする請求項1記載の長期保存焼き練り粉製品。
  7. 【請求項7】 製品の生地が、前以て発酵されたもので
    あってもそうではなくても、化学膨張剤によって膨らま
    せられることを特徴とする請求項1記載の長期保存焼き
    練り粉製品。
  8. 【請求項8】 調味料、着色料、芳香剤、味覚変更剤及
    び材料を含有し、栄養学的、食養学的及び/又は特別の
    状況のために準備された、請求項1記載の基礎製品から
    生成される製品であることを特徴とする前記請求項何れ
    か一項に記載の長期保存焼き練り粉製品。
  9. 【請求項9】 異なる種類の果実又は砂糖菓子又は塩分
    を含む食品(バター、クリーム、全ての種類の成分)が
    充填又は装飾された、請求項1記載の基礎製品から生成
    される製品であることを特徴とする前記請求項何れか一
    項に記載の長期保存焼き練り粉製品。
  10. 【請求項10】 包装が、高い防ガス及び防水蒸気バリ
    アを有し、強い張力に耐性があり、密封力がある、例え
    ばポリエステル、アルミ及びポリエチレンによって構成
    される複合又は多層ポリマー系物質からなる柔軟袋であ
    ることを特徴とする前記請求項何れか一項に記載の長期
    保存焼き練り粉製品。
  11. 【請求項11】 包装作業が、内部の酸素の置換又は排
    除、及び窒素、無水炭素等又はそれらの混合物の最終注
    入によって行われることを特徴とする前記請求項何れか
    一項に記載の長期保存焼き練り粉製品。
  12. 【請求項12】 包装作業の間に製品と共に包装内に導
    入され、包装内部の酸素レベルを1%未満にすることを
    保証する非食用であり製品とは独立した酸素吸収化合物
    が存在することを特徴とする前記請求項何れか一項に記
    載の長期保存焼き練り粉製品。
JP8202091A 1996-07-31 1996-07-31 長期保存焼き練り粉製品 Pending JPH1066503A (ja)

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WO2013051561A1 (ja) * 2011-10-04 2013-04-11 ナガセケムテックス株式会社 穀物加工食品用抗カビ剤

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