JPH1066300A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH1066300A JPH1066300A JP21742096A JP21742096A JPH1066300A JP H1066300 A JPH1066300 A JP H1066300A JP 21742096 A JP21742096 A JP 21742096A JP 21742096 A JP21742096 A JP 21742096A JP H1066300 A JPH1066300 A JP H1066300A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 玉軸受で回転子を軸支する回転電機におい
て、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音が
発生しにくい軸受けのハウジング構造を備えた回転電機
を得ること。 【解決手段】 玉軸受6、7と、この玉軸受6、7に軸
支された回転子軸2と、玉軸受6、7を保持する軸受ハ
ウジング部4、5と、を備えた回転電機51において、
玉軸受6、7と回転子軸2とが接触する面及び玉軸受
6、7と軸受けハウジング部4、5とが接触する面の少
なくとも一方に、軸方向に所定の間隔を有して制振材1
1a,11b,13a,13bを設けた。
て、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音が
発生しにくい軸受けのハウジング構造を備えた回転電機
を得ること。 【解決手段】 玉軸受6、7と、この玉軸受6、7に軸
支された回転子軸2と、玉軸受6、7を保持する軸受ハ
ウジング部4、5と、を備えた回転電機51において、
玉軸受6、7と回転子軸2とが接触する面及び玉軸受
6、7と軸受けハウジング部4、5とが接触する面の少
なくとも一方に、軸方向に所定の間隔を有して制振材1
1a,11b,13a,13bを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、玉軸受で回転子
を軸支する回転電機に関するものである。
を軸支する回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の玉軸受で回転子を軸支する回転電
機が発生する軸振動を抑制する方法の一つとして、例え
ば、実開昭63−28882号公報や実開昭64−20
065号公報に示されているように、玉軸受のアウタレ
ースの外周部と玉軸受のハウジングの内周部との間にゴ
ム等の弾性部材を装入することにより、軸端部に発生し
た回転軸及び減速装置の振動を吸収する技術がある。し
かしながら、これらの技術は、玉軸受の外輪の外周面と
ブラケットの玉軸受を保持するハウジングの内周面との
隙間が極めて大きい場合に発生する、径方向のびびり等
の振動を抑制するためのものであり、玉軸受のバネ特
性、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受け取付部の加工精度
などに起因して発生し、極めて小さい隙間でのラジアル
及び回転方向に移動し、玉軸受の内・外輪の間に働く相
対的強制変位加振力による振動や騒音を抑制するための
ものではない。
機が発生する軸振動を抑制する方法の一つとして、例え
ば、実開昭63−28882号公報や実開昭64−20
065号公報に示されているように、玉軸受のアウタレ
ースの外周部と玉軸受のハウジングの内周部との間にゴ
ム等の弾性部材を装入することにより、軸端部に発生し
た回転軸及び減速装置の振動を吸収する技術がある。し
かしながら、これらの技術は、玉軸受の外輪の外周面と
ブラケットの玉軸受を保持するハウジングの内周面との
隙間が極めて大きい場合に発生する、径方向のびびり等
の振動を抑制するためのものであり、玉軸受のバネ特
性、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受け取付部の加工精度
などに起因して発生し、極めて小さい隙間でのラジアル
及び回転方向に移動し、玉軸受の内・外輪の間に働く相
対的強制変位加振力による振動や騒音を抑制するための
ものではない。
【0003】更に他の従来例を、図15及び図16によ
り説明する。図15は従来の玉軸受で回転子を軸支する
フランジ形の回転電機の一例を示す断面構造図、図16
は図15の回転電機を可変速運転した場合に発生する騒
音の運転回転数に対する騒音特性図である。
り説明する。図15は従来の玉軸受で回転子を軸支する
フランジ形の回転電機の一例を示す断面構造図、図16
は図15の回転電機を可変速運転した場合に発生する騒
音の運転回転数に対する騒音特性図である。
【0004】図において、1は回転子、2は回転子1を
固定した回転子軸、3は後述の固定子10を保持する固
定子フレーム、4及び5はそれぞれ固定子フレーム3の
両端に設けられた負荷側ブラケツト及び反負荷側ブラケ
ット、6及び7はそれぞれ回転子軸2に圧入され負荷側
ブラケツト4及び反負荷側ブラケット5に勘合された負
荷側及び反負荷側玉軸受、8は負荷側玉軸受6の外輪
(アウタレース)6aに軸方向の予圧をかけるバネ、9
は反負荷側玉軸受7の外輪7aの軸方向の動きを制限す
るように反負荷側ブラケット5に軸方向に押さえつける
軸受押え、10は回転子1の外周部に空隙を隔てて設け
られた固定子、50はフランジ形回転電機である。
固定した回転子軸、3は後述の固定子10を保持する固
定子フレーム、4及び5はそれぞれ固定子フレーム3の
両端に設けられた負荷側ブラケツト及び反負荷側ブラケ
ット、6及び7はそれぞれ回転子軸2に圧入され負荷側
ブラケツト4及び反負荷側ブラケット5に勘合された負
荷側及び反負荷側玉軸受、8は負荷側玉軸受6の外輪
(アウタレース)6aに軸方向の予圧をかけるバネ、9
は反負荷側玉軸受7の外輪7aの軸方向の動きを制限す
るように反負荷側ブラケット5に軸方向に押さえつける
軸受押え、10は回転子1の外周部に空隙を隔てて設け
られた固定子、50はフランジ形回転電機である。
【0005】図15に示す回転電機をインバータ電源等
で可変速運転すると、図16に示すように、特定の回転
数域において、負荷側玉軸受6又は反負荷側玉軸受7の
玉通過や内・外輪のうねりに起因して発生する振動に基
づく騒音が大きくなる現象があった。
で可変速運転すると、図16に示すように、特定の回転
数域において、負荷側玉軸受6又は反負荷側玉軸受7の
玉通過や内・外輪のうねりに起因して発生する振動に基
づく騒音が大きくなる現象があった。
【0006】この特定の回転数域において振動や騒音が
大きくなる現象を解析してみると、(1)玉軸受には、
表1に示すように、内・外輪玉通過周波数であるfz
c,fzi、及び転動体の自転周波数であるf2bなど
の軸の回転数の何倍かの周波数を持つ強制加振力を発生
させる要因が存在すること、及び(2)軸受の内・外輪
には、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受取付け部の加工精
度などに起因して、強制加振力を発生する要因が存在す
ることが判明した。
大きくなる現象を解析してみると、(1)玉軸受には、
表1に示すように、内・外輪玉通過周波数であるfz
c,fzi、及び転動体の自転周波数であるf2bなど
の軸の回転数の何倍かの周波数を持つ強制加振力を発生
させる要因が存在すること、及び(2)軸受の内・外輪
には、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受取付け部の加工精
度などに起因して、強制加振力を発生する要因が存在す
ることが判明した。
【0007】
【表1】
【0008】そして、玉通過や内・外輪のうねりに起因
して発生する振動や騒音は、上記(2)に記載した理由
により発生する強制加振力が、回転子の剛性、軸受の剛
性、及び軸受を支持するブラケットの軸受けハウジング
部の剛性よりなる固有振動数(並進モード)に近接もし
くは一致する回転数で発生することが判明した。
して発生する振動や騒音は、上記(2)に記載した理由
により発生する強制加振力が、回転子の剛性、軸受の剛
性、及び軸受を支持するブラケットの軸受けハウジング
部の剛性よりなる固有振動数(並進モード)に近接もし
くは一致する回転数で発生することが判明した。
【0009】更に、例えば表2に示すように、負荷側玉
軸受6及び反負荷側玉軸受7のように2個の玉軸受を用
いている場合においては、これらの2個の玉軸受の玉通
過や内・外輪のうねりに起因して発生する振動や騒音の
加振力周波数が近接している場合には、うなり振動や騒
音が顕著に発生することになる。
軸受6及び反負荷側玉軸受7のように2個の玉軸受を用
いている場合においては、これらの2個の玉軸受の玉通
過や内・外輪のうねりに起因して発生する振動や騒音の
加振力周波数が近接している場合には、うなり振動や騒
音が顕著に発生することになる。
【0010】
【表2】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機におい
ては、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受の取り付け条件、
軸受取付け部の加工精度などに起因して発生する強制加
振力により、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音が発生した場合には、以下に示すような方法を用
いて振動や騒音を減少させていた。即ち、(1)強制加
振力の大きさを低減させるために、回転子の残留アンバ
ラン量を低減すべく、回転電機を分解し、回転子単体
(回転子1と回転子軸2とを組み合わせたもの)での再
バランスや玉軸受の交換を行っていた。更に、この対策
で解決できない場合には、(2)回転子やブラケットの
軸受けハウジング部の精密な芯出し作業と高精度な加工
により、再度、負荷側及び反負荷側玉軸受6、7との勘
合面の加工精度を向上させた回転子軸2、又は負荷側ブ
ラケツト4や反負荷側ブラケット5を製作し直してい
た。
ては、製作誤差、潤滑剤の種類、軸受の取り付け条件、
軸受取付け部の加工精度などに起因して発生する強制加
振力により、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音が発生した場合には、以下に示すような方法を用
いて振動や騒音を減少させていた。即ち、(1)強制加
振力の大きさを低減させるために、回転子の残留アンバ
ラン量を低減すべく、回転電機を分解し、回転子単体
(回転子1と回転子軸2とを組み合わせたもの)での再
バランスや玉軸受の交換を行っていた。更に、この対策
で解決できない場合には、(2)回転子やブラケットの
軸受けハウジング部の精密な芯出し作業と高精度な加工
により、再度、負荷側及び反負荷側玉軸受6、7との勘
合面の加工精度を向上させた回転子軸2、又は負荷側ブ
ラケツト4や反負荷側ブラケット5を製作し直してい
た。
【0012】このような方法は、新たな作業時間、専用
の設備や治工具を必要とするなどの問題があった。一
方、低振動・低騒音仕様の特殊な玉軸受を採用する場合
には、納期や価格が問題となり実用的な解決方法ではな
かった。
の設備や治工具を必要とするなどの問題があった。一
方、低振動・低騒音仕様の特殊な玉軸受を採用する場合
には、納期や価格が問題となり実用的な解決方法ではな
かった。
【0013】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、玉軸受で回転子を軸支する回転電
機において、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音が発生しにくい軸受けのハウジング構造を備えた
回転電機を得ることを目的としている。
なされたものであり、玉軸受で回転子を軸支する回転電
機において、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音が発生しにくい軸受けのハウジング構造を備えた
回転電機を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる回転電
機においては、玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を
備えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸と
が接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部
とが接触する面の少なくとも一方に、軸方向に所定の間
隔を有して制振材を設けたものである。
機においては、玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を
備えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸と
が接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部
とが接触する面の少なくとも一方に、軸方向に所定の間
隔を有して制振材を設けたものである。
【0015】又、前記玉軸受と前記回転子軸とが接触す
る面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部とが接触
する面の少なくとも一方に、前記接触する面の周長の2
倍以上の長さを有するラセン形状に制振材を設けたもの
である。
る面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部とが接触
する面の少なくとも一方に、前記接触する面の周長の2
倍以上の長さを有するラセン形状に制振材を設けたもの
である。
【0016】又、前記軸受ハウジング部の肉厚を軸方向
に所定の長さ厚くしたものである。
に所定の長さ厚くしたものである。
【0017】又、前記軸受ハウジング部の肉厚を厚くす
る軸方向の所定の長さは前記玉軸受の軸方向長さの少な
くとも1/2であるものである。
る軸方向の所定の長さは前記玉軸受の軸方向長さの少な
くとも1/2であるものである。
【0018】更に、玉軸受と、この玉軸受に軸支された
回転子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部
と、取付け足と、を備えた回転電機において、前記玉軸
受と前記回転子軸とが接触する面及び前記玉軸受と前記
軸受けハウジング部とが接触する面の少なくとも一方
に、この接触する面の内で前記取付け足の足取付面に平
行な方向の対向する部分にそれぞれ制振材を設け、これ
らの制振材の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触す
る面の周長の少なくとも1/2としたものである。
回転子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部
と、取付け足と、を備えた回転電機において、前記玉軸
受と前記回転子軸とが接触する面及び前記玉軸受と前記
軸受けハウジング部とが接触する面の少なくとも一方
に、この接触する面の内で前記取付け足の足取付面に平
行な方向の対向する部分にそれぞれ制振材を設け、これ
らの制振材の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触す
る面の周長の少なくとも1/2としたものである。
【0019】そして、前記軸受ハウジング部の肉厚を前
記取付け足の足取付面に平行な方向の対向する部分にお
いてそれぞれ厚くし、この肉厚を厚くした部分の前記玉
軸受との接触部の合計を前記接触する面の周長の少なく
とも1/2としたものである。
記取付け足の足取付面に平行な方向の対向する部分にお
いてそれぞれ厚くし、この肉厚を厚くした部分の前記玉
軸受との接触部の合計を前記接触する面の周長の少なく
とも1/2としたものである。
【0020】
実施の形態1.この発明の第1の実施の形態を図1〜図
7に基づき説明する。図1はこの実施の形態による玉軸
受で回転子を軸支する回転電機の一例を示すフランジ形
回転電機の断面構造図、図2は図1のフランジ形回転電
機を可変速運転した場合に発生する騒音の運転回転数に
対する騒音特性図、図3はこの実施の形態による玉軸受
で回転子を軸支する回転電機の他の一例を示す足付形回
転電機の断面構造図、図4は図3の足付形回転電機を運
転した場合に発生する騒音と玉軸受外輪と制振材の接触
率との関係を示す接触率に対する騒音特性図、図5は図
3の足付形回転電機を可変速運転した場合に発生する騒
音の運転回転数に対する騒音特性図、図6は負荷側ブラ
ケット4に加工された制振材を設けるための溝を示す断
面図、図7は玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音を発生する強制加振力の変形振動モードの説明図
である。
7に基づき説明する。図1はこの実施の形態による玉軸
受で回転子を軸支する回転電機の一例を示すフランジ形
回転電機の断面構造図、図2は図1のフランジ形回転電
機を可変速運転した場合に発生する騒音の運転回転数に
対する騒音特性図、図3はこの実施の形態による玉軸受
で回転子を軸支する回転電機の他の一例を示す足付形回
転電機の断面構造図、図4は図3の足付形回転電機を運
転した場合に発生する騒音と玉軸受外輪と制振材の接触
率との関係を示す接触率に対する騒音特性図、図5は図
3の足付形回転電機を可変速運転した場合に発生する騒
音の運転回転数に対する騒音特性図、図6は負荷側ブラ
ケット4に加工された制振材を設けるための溝を示す断
面図、図7は玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動
や騒音を発生する強制加振力の変形振動モードの説明図
である。
【0021】図において、従来例と同一符号は同一又は
相当部分を示し、11a、11bは、負荷側玉軸受6の
外輪6aの外周面と負荷側ブラケット4の軸受けハウジ
ングの内周面との間に設けられ、これらの間に相対すべ
りによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで作ら
れた制振材、12は負荷側玉軸受6の内輪の内周面と回
転子軸2の外周面との間に設けられ、これらの間に相対
すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで
作られた制振材、13a、13bは反負荷側玉軸受7の
外輪7aの外周面と反負荷側ブラケット5の軸受けハウ
ジングの内周面との間に設けられ、これらの間に相対す
べりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで作
られた制振材、14は反負荷側玉軸受7の内輪の内周面
と回転子軸2の外周面との間に設けられ、これらの間に
相対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂な
どで作られた制振材である。
相当部分を示し、11a、11bは、負荷側玉軸受6の
外輪6aの外周面と負荷側ブラケット4の軸受けハウジ
ングの内周面との間に設けられ、これらの間に相対すべ
りによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで作ら
れた制振材、12は負荷側玉軸受6の内輪の内周面と回
転子軸2の外周面との間に設けられ、これらの間に相対
すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで
作られた制振材、13a、13bは反負荷側玉軸受7の
外輪7aの外周面と反負荷側ブラケット5の軸受けハウ
ジングの内周面との間に設けられ、これらの間に相対す
べりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂などで作
られた制振材、14は反負荷側玉軸受7の内輪の内周面
と回転子軸2の外周面との間に設けられ、これらの間に
相対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂な
どで作られた制振材である。
【0022】又、19a、19bは、負荷側玉軸受6の
外輪6aの外周面と後述の負荷側ブラケット16の軸受
けハウジングの内周面との間に設けられ、これらの間に
相対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂な
どで作られた制振材、15a、15bは反負荷側玉軸受
7の外輪7aの外周面と反負荷側ブラケット5の軸受け
ハウジングの内周面との間に設けられ、これらの間に相
対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂など
で作られた制振材、16は足付形回転電機の負荷側ブラ
ケット、17は足付形回転電機の取付け足、18a、1
8bはフランジ形回転電機の負荷側ブラケット4の軸受
けハウジングの内周面に設けられた溝、51はフランジ
形回転電機、52は足付形回転電機である。
外輪6aの外周面と後述の負荷側ブラケット16の軸受
けハウジングの内周面との間に設けられ、これらの間に
相対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂な
どで作られた制振材、15a、15bは反負荷側玉軸受
7の外輪7aの外周面と反負荷側ブラケット5の軸受け
ハウジングの内周面との間に設けられ、これらの間に相
対すべりによる粘性減衰力を発生させるゴムや樹脂など
で作られた制振材、16は足付形回転電機の負荷側ブラ
ケット、17は足付形回転電機の取付け足、18a、1
8bはフランジ形回転電機の負荷側ブラケット4の軸受
けハウジングの内周面に設けられた溝、51はフランジ
形回転電機、52は足付形回転電機である。
【0023】次に、玉通過や内・外輪のうねりに起因す
る振動や騒音を抑制する動作を説明する。一例として、
負荷側玉軸受6の外輪6aにうねりが生じて振動や騒音
が発生した場合を考えると、その変形振動モードは、図
7に示すように玉軸受の玉の数±1で変形して回転方向
(矢印C等)に移動する。又、その振動の周波数は回転
子軸2の危険速度に関係し数100Hz以上となる。従
って、その振動の振幅は負荷側玉軸受6の外輪6aと負
荷側ブラケット4の軸受けハウジングの内周面との間に
生じる隙間より極めて小さくなり、外輪6aが自由振動
を発生しようとする。
る振動や騒音を抑制する動作を説明する。一例として、
負荷側玉軸受6の外輪6aにうねりが生じて振動や騒音
が発生した場合を考えると、その変形振動モードは、図
7に示すように玉軸受の玉の数±1で変形して回転方向
(矢印C等)に移動する。又、その振動の周波数は回転
子軸2の危険速度に関係し数100Hz以上となる。従
って、その振動の振幅は負荷側玉軸受6の外輪6aと負
荷側ブラケット4の軸受けハウジングの内周面との間に
生じる隙間より極めて小さくなり、外輪6aが自由振動
を発生しようとする。
【0024】しかしながら、例えばフランジ形回転電機
51の場合においては、制振材11a、又は制振材11
aと11bを設けることにより、負荷側玉軸受6の外輪
6aの外周面と負荷側ブラケット4の軸受けハウジング
の内周面との間に相対すべりによる粘性減衰力を発生す
るので、外輪6aの自由振動の振動振幅を抑制しようと
する。このようにして、玉通過や内・外輪のうねりに起
因する振動や騒音を抑制することになる。この抑制効果
を示したのが図2であり、この実施の形態の場合(ロ)
を従来の場合(イ)と比較して示している。ここで、制
振材11a,11bは、例えば図6に示すように、軸受
けハウジングの内周面に溝18a,18bを掘り、ゴム
や樹脂等を流して内周面の表面より盛り上げたり、又
は、これらの溝にゴムや樹脂等の固形物を挿入してもよ
い。
51の場合においては、制振材11a、又は制振材11
aと11bを設けることにより、負荷側玉軸受6の外輪
6aの外周面と負荷側ブラケット4の軸受けハウジング
の内周面との間に相対すべりによる粘性減衰力を発生す
るので、外輪6aの自由振動の振動振幅を抑制しようと
する。このようにして、玉通過や内・外輪のうねりに起
因する振動や騒音を抑制することになる。この抑制効果
を示したのが図2であり、この実施の形態の場合(ロ)
を従来の場合(イ)と比較して示している。ここで、制
振材11a,11bは、例えば図6に示すように、軸受
けハウジングの内周面に溝18a,18bを掘り、ゴム
や樹脂等を流して内周面の表面より盛り上げたり、又
は、これらの溝にゴムや樹脂等の固形物を挿入してもよ
い。
【0025】一方、図3に示す足付形回転電機52の場
合においては、フランジ形回転電機51の場合に比べ
て、取付け足17の部分が存在する方向の振動に対する
剛性は高くなり、取付け足17の部分が存在しない方向
の剛性は低くなって、その方向には振動し易くなる。即
ち、図3において、紙面の上下方向(矢印A)の剛性は
高く、紙面の裏表方向(矢印B)の剛性は低くなる。
合においては、フランジ形回転電機51の場合に比べ
て、取付け足17の部分が存在する方向の振動に対する
剛性は高くなり、取付け足17の部分が存在しない方向
の剛性は低くなって、その方向には振動し易くなる。即
ち、図3において、紙面の上下方向(矢印A)の剛性は
高く、紙面の裏表方向(矢印B)の剛性は低くなる。
【0026】このように、足付形回転電機52の場合に
おいては、振動に対する剛性に異方性が存在するので、
例えば制振材19a、又は制振材19aと19bを設け
た場合、外輪6aの外周部と制振材19a又は19bと
の接触率(制振材が全周にわたって存在すれば接触率=
1)と発生する騒音レベルとの関係を見ると、図4の最
大騒音レベルと接触率との関係から分かるように、接触
率が1/2を境にして振動抑制効果が急に変化してい
る。このことは固定子フレーム3の剛性が取付け足17
の部分により異方性を有することに起因するものであ
り、フランジ形回転電機51の場合には、このような現
象はなく接触率と騒音レベルとの関係は直線的なもので
ある。従って、足付形回転電機52の場合は、図3の矢
印Bの方向の振動を抑制するためには、矢印Bの方向の
対向する側に、それぞれ1/4づつ接触させ、その接触
部の合計がで1/2となるように制振材を配置すれば十
分な効果が得られることが分かる。
おいては、振動に対する剛性に異方性が存在するので、
例えば制振材19a、又は制振材19aと19bを設け
た場合、外輪6aの外周部と制振材19a又は19bと
の接触率(制振材が全周にわたって存在すれば接触率=
1)と発生する騒音レベルとの関係を見ると、図4の最
大騒音レベルと接触率との関係から分かるように、接触
率が1/2を境にして振動抑制効果が急に変化してい
る。このことは固定子フレーム3の剛性が取付け足17
の部分により異方性を有することに起因するものであ
り、フランジ形回転電機51の場合には、このような現
象はなく接触率と騒音レベルとの関係は直線的なもので
ある。従って、足付形回転電機52の場合は、図3の矢
印Bの方向の振動を抑制するためには、矢印Bの方向の
対向する側に、それぞれ1/4づつ接触させ、その接触
部の合計がで1/2となるように制振材を配置すれば十
分な効果が得られることが分かる。
【0027】図5は、足付形回転電機52の場合におい
て、制振材19aと19bを設けた場合の騒音レベル
(ロ)を、従来の場合(イ)と比較して示した騒音レベ
ルの回転数特性である。従来では、ある特定の回転数に
おいて騒音が大きくなっているが、この実施の形態によ
れば抑制されているのが分かる。
て、制振材19aと19bを設けた場合の騒音レベル
(ロ)を、従来の場合(イ)と比較して示した騒音レベ
ルの回転数特性である。従来では、ある特定の回転数に
おいて騒音が大きくなっているが、この実施の形態によ
れば抑制されているのが分かる。
【0028】以上は、図1や図3において、負荷側玉軸
受6に制振材を設けた場合を説明したが、制振材13
a,13b、又は制振材15a,15bのように反負荷
側玉軸受7の外輪7aに設けても同様の効果が得られ
る。又、図1の制振材12、14の如く、玉軸受の内輪
の内周面と回転子軸2の外周面との間に制振材を設けて
も同様の効果が得られる。又更に、玉軸受の外輪の外周
面又は内輪の内周面に設ける制振材の位置や本数として
は、玉軸受の軸方向の中央部に1本設けただけでは、強
制加振力の周波数が高くなった場合の変形振動モードが
軸方向で非対象となるため、複数本(例えば、適当な間
隔を置いて2本設ける等。)設けた場合に比べて効果が
低減する。
受6に制振材を設けた場合を説明したが、制振材13
a,13b、又は制振材15a,15bのように反負荷
側玉軸受7の外輪7aに設けても同様の効果が得られ
る。又、図1の制振材12、14の如く、玉軸受の内輪
の内周面と回転子軸2の外周面との間に制振材を設けて
も同様の効果が得られる。又更に、玉軸受の外輪の外周
面又は内輪の内周面に設ける制振材の位置や本数として
は、玉軸受の軸方向の中央部に1本設けただけでは、強
制加振力の周波数が高くなった場合の変形振動モードが
軸方向で非対象となるため、複数本(例えば、適当な間
隔を置いて2本設ける等。)設けた場合に比べて効果が
低減する。
【0029】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、玉軸受の外輪の外周面と軸受けハウジングの内周
面との間、又は玉軸受の内輪の内周面と回転子軸の外周
面との間に制振材を設けたので、製作誤差、潤滑剤の種
類、軸受け取付部の加工精度などに起因して発生し、極
めて小さい隙間での回転方向に移動する強制加振力に対
して相対すべりによる粘性減衰力を与えることになり、
玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制
することができる。
れば、玉軸受の外輪の外周面と軸受けハウジングの内周
面との間、又は玉軸受の内輪の内周面と回転子軸の外周
面との間に制振材を設けたので、製作誤差、潤滑剤の種
類、軸受け取付部の加工精度などに起因して発生し、極
めて小さい隙間での回転方向に移動する強制加振力に対
して相対すべりによる粘性減衰力を与えることになり、
玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制
することができる。
【0030】又、足付形回転電機52の場合において
は、振動に対する剛性に異方性が存在し、取付け足を設
けている面と平行な方向にのみ制振材を配置し、その制
振材との接触率も1/2程度にすることにより、回転方
向に移動する強制加振力に対して十分な相対すべりによ
る粘性減衰力を与えることになり、玉通過や内・外輪の
うねりに起因する振動や騒音を抑制することができる。
は、振動に対する剛性に異方性が存在し、取付け足を設
けている面と平行な方向にのみ制振材を配置し、その制
振材との接触率も1/2程度にすることにより、回転方
向に移動する強制加振力に対して十分な相対すべりによ
る粘性減衰力を与えることになり、玉通過や内・外輪の
うねりに起因する振動や騒音を抑制することができる。
【0031】実施の形態2.この発明の第2の実施の形
態を図8及び図9に基づき説明する。図8は負荷側ブラ
ケット4に加工された制振材を設けるためのラセン状溝
を示す断面図、図9は図8の負荷側ブラケット4を有す
るフランジ形回転電機を可変速運転した場合に発生する
騒音の運転回転数に対する騒音特性図である。図におい
て、20は負荷側ブラケット4の軸受けハウジングの内
周面に加工された制振材を設けるためのラセン状溝であ
る。
態を図8及び図9に基づき説明する。図8は負荷側ブラ
ケット4に加工された制振材を設けるためのラセン状溝
を示す断面図、図9は図8の負荷側ブラケット4を有す
るフランジ形回転電機を可変速運転した場合に発生する
騒音の運転回転数に対する騒音特性図である。図におい
て、20は負荷側ブラケット4の軸受けハウジングの内
周面に加工された制振材を設けるためのラセン状溝であ
る。
【0032】次に、図8に示すラセン状溝20の動作に
ついて説明する。このラセン状溝20の全長は負荷側ブ
ラケット4の軸受けハウジングの内周面の周長の2倍以
上となるように設定されている。このように設定するこ
とにより、図6に示した2本の溝18a,18bの場合
に比べて、負荷側玉軸受6の外輪6aの外周面とラセン
状溝20に設けられた制振材とがよりまんべんなく(平
均に)接触することになり、回転方向に移動する強制加
振力に対して、より効果的な相対すべりによる粘性減衰
力を与えることになり、玉通過や内・外輪のうねりに起
因する振動や騒音をより一層抑制することができる。
ついて説明する。このラセン状溝20の全長は負荷側ブ
ラケット4の軸受けハウジングの内周面の周長の2倍以
上となるように設定されている。このように設定するこ
とにより、図6に示した2本の溝18a,18bの場合
に比べて、負荷側玉軸受6の外輪6aの外周面とラセン
状溝20に設けられた制振材とがよりまんべんなく(平
均に)接触することになり、回転方向に移動する強制加
振力に対して、より効果的な相対すべりによる粘性減衰
力を与えることになり、玉通過や内・外輪のうねりに起
因する振動や騒音をより一層抑制することができる。
【0033】このラセン状溝20による騒音レベルの低
減効果を示したのが図9に示す運転回転数に対する騒音
特性図((イ)は従来の場合、(ロ)はこの実施の形態
の場合を示す。)であり、図2や図5の場合に比べて、
高い回転数領域で騒音がより減少していることが分か
る。
減効果を示したのが図9に示す運転回転数に対する騒音
特性図((イ)は従来の場合、(ロ)はこの実施の形態
の場合を示す。)であり、図2や図5の場合に比べて、
高い回転数領域で騒音がより減少していることが分か
る。
【0034】実施の形態3.この発明の第3の実施の形
態を図10〜図14に基づき説明する。図10は軸受け
ハウジング部の肉圧を全周にわたって高さH、厚みLだ
け厚くした補強リブ22を有する負荷側ブラケット4の
断面図、図11は軸受けハウジング部の肉圧を全周にわ
たって高さh、厚みLだけ厚くした補強リブ23を有す
る負荷側ブラケット4の断面図、図12は軸受けハウジ
ング部の肉圧を取付け足17に平行な方向(図中の矢印
B方向)の部分だけ厚みLだけ厚くした部分補強リブ2
4を有する足付形回転電機の軸端から見た側面図、図1
3は補強リブ22を有するフランジ形回転電機を可変速
運転した場合に発生する騒音の運転回転数に対する騒音
特性図、図14は補強リブ23を有するフランジ形回転
電機を可変速運転した場合に発生する騒音の補強リブの
高さhを変化させた場合の騒音特性図である。
態を図10〜図14に基づき説明する。図10は軸受け
ハウジング部の肉圧を全周にわたって高さH、厚みLだ
け厚くした補強リブ22を有する負荷側ブラケット4の
断面図、図11は軸受けハウジング部の肉圧を全周にわ
たって高さh、厚みLだけ厚くした補強リブ23を有す
る負荷側ブラケット4の断面図、図12は軸受けハウジ
ング部の肉圧を取付け足17に平行な方向(図中の矢印
B方向)の部分だけ厚みLだけ厚くした部分補強リブ2
4を有する足付形回転電機の軸端から見た側面図、図1
3は補強リブ22を有するフランジ形回転電機を可変速
運転した場合に発生する騒音の運転回転数に対する騒音
特性図、図14は補強リブ23を有するフランジ形回転
電機を可変速運転した場合に発生する騒音の補強リブの
高さhを変化させた場合の騒音特性図である。
【0035】図において、従来例又は実施の形態1、2
と同一符号は同一又は相当部分を示し、22は高さH、
厚みLの軸受けハウジング部の全周にわたる補強リブ、
23は高さh、厚みLの軸受けハウジング部の全周にわ
たる補強リブ、24は取付け足17に平行な方向の部分
だけを厚くした厚みLの部分補強リブ、26は負荷側玉
軸受6が挿入される位置である。又、図12の矢印Aの
方向呼び矢印Bの方向はそれぞれ図3の矢印Aの方向及
び矢印Bの方向と一致しているものである。
と同一符号は同一又は相当部分を示し、22は高さH、
厚みLの軸受けハウジング部の全周にわたる補強リブ、
23は高さh、厚みLの軸受けハウジング部の全周にわ
たる補強リブ、24は取付け足17に平行な方向の部分
だけを厚くした厚みLの部分補強リブ、26は負荷側玉
軸受6が挿入される位置である。又、図12の矢印Aの
方向呼び矢印Bの方向はそれぞれ図3の矢印Aの方向及
び矢印Bの方向と一致しているものである。
【0036】軸受けハウジング部の肉圧を全周にわたっ
て高さh、厚みLだけ厚くした補強リブを設けること
は、ブラケットの軸受けハウジング部の剛性を高め固有
周波数を上げることになるので、玉通過や内・外輪のう
ねりに起因する強制加振力との共振を容易に避けること
ができ、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒
音を抑制することができる。図13は、図10に示す補
強リブ22を設けた場合の騒音レベル(ロ)を、従来の
場合(イ)と比較して示した騒音レベルの回転数特性で
ある。従来では、ある特定の回転数において騒音が大き
くなっているが、この実施の形態によれば抑制されてい
るのが分かる。
て高さh、厚みLだけ厚くした補強リブを設けること
は、ブラケットの軸受けハウジング部の剛性を高め固有
周波数を上げることになるので、玉通過や内・外輪のう
ねりに起因する強制加振力との共振を容易に避けること
ができ、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒
音を抑制することができる。図13は、図10に示す補
強リブ22を設けた場合の騒音レベル(ロ)を、従来の
場合(イ)と比較して示した騒音レベルの回転数特性で
ある。従来では、ある特定の回転数において騒音が大き
くなっているが、この実施の形態によれば抑制されてい
るのが分かる。
【0037】又、図14は、図11に示す補強リブ23
の高さhを、厚みLを一定にして、0〜Hまで変化させ
た場合の最大騒音レベルの変化を示したものである。こ
の特性から、hの値がH/2〜2H/3の範囲にあれ
ば、最大騒音レベルは十分に低減されることが分かる。
の高さhを、厚みLを一定にして、0〜Hまで変化させ
た場合の最大騒音レベルの変化を示したものである。こ
の特性から、hの値がH/2〜2H/3の範囲にあれ
ば、最大騒音レベルは十分に低減されることが分かる。
【0038】更に、図12に示す補強リブ24は、足付
形回転電機52の場合に特に有効な補強リブの設け方で
あり、足付形回転電機の場合は振動に対する剛性に異方
性が存在するので、取付け足を設けている面と平行な方
向にのみ補強リブを設け、その補強リブの長さも軸受け
ハウジング部の周長の1/2程度にすることにより、玉
通過や内・外輪のうねりに起因する強制加振力との共振
を容易に避けることができ、玉通過や内・外輪のうねり
に起因する振動や騒音を抑制することができる。しか
も、補強リブ24を全周に設ける必要がないので、回転
電機の重量もあまり増加させなくて済む利点がある。
形回転電機52の場合に特に有効な補強リブの設け方で
あり、足付形回転電機の場合は振動に対する剛性に異方
性が存在するので、取付け足を設けている面と平行な方
向にのみ補強リブを設け、その補強リブの長さも軸受け
ハウジング部の周長の1/2程度にすることにより、玉
通過や内・外輪のうねりに起因する強制加振力との共振
を容易に避けることができ、玉通過や内・外輪のうねり
に起因する振動や騒音を抑制することができる。しか
も、補強リブ24を全周に設ける必要がないので、回転
電機の重量もあまり増加させなくて済む利点がある。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転子
軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を備
えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸とが
接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部と
が接触する面の少なくとも一方に、軸方向に所定の間隔
を有して制振材を設けたので、製作誤差、潤滑剤の種
類、軸受け取付部の加工精度などに起因して発生し、極
めて小さい隙間での回転方向に移動する強制加振力に対
して相対すべりによる粘性減衰力を与えることになり、
玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制
することのできる効果がある。
軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を備
えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸とが
接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部と
が接触する面の少なくとも一方に、軸方向に所定の間隔
を有して制振材を設けたので、製作誤差、潤滑剤の種
類、軸受け取付部の加工精度などに起因して発生し、極
めて小さい隙間での回転方向に移動する強制加振力に対
して相対すべりによる粘性減衰力を与えることになり、
玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制
することのできる効果がある。
【0041】又、前記玉軸受と前記回転子軸とが接触す
る面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部とが接触
する面の少なくとも一方に、前記接触する面の周長の2
倍以上の長さを有するラセン形状に制振材を設けたの
で、玉軸受の接触する面とラセン形状に設けられた制振
材とがよりまんべんなく接触して回転方向に移動する強
制加振力に対してより効果的な相対すべりによる粘性減
衰力を与えることになり、玉通過や内・外輪のうねりに
起因する振動や騒音をより一層抑制することのできる効
果がある。
る面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部とが接触
する面の少なくとも一方に、前記接触する面の周長の2
倍以上の長さを有するラセン形状に制振材を設けたの
で、玉軸受の接触する面とラセン形状に設けられた制振
材とがよりまんべんなく接触して回転方向に移動する強
制加振力に対してより効果的な相対すべりによる粘性減
衰力を与えることになり、玉通過や内・外輪のうねりに
起因する振動や騒音をより一層抑制することのできる効
果がある。
【0042】又、前記軸受ハウジング部の肉厚を軸方向
に所定の長さ厚くしたので、軸受けハウジング部の剛性
を高め固有周波数を上げて玉通過や内・外輪のうねりに
起因する強制加振力との共振を容易に避けることにな
り、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を
抑制することのできる効果がある。
に所定の長さ厚くしたので、軸受けハウジング部の剛性
を高め固有周波数を上げて玉通過や内・外輪のうねりに
起因する強制加振力との共振を容易に避けることにな
り、玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を
抑制することのできる効果がある。
【0043】又、前記軸受ハウジング部の肉厚を厚くす
る軸方向の所定の長さは前記玉軸受の軸方向長さの少な
くとも1/2であるので、玉通過や内・外輪のうねりに
起因する強制加振力との共振を避けるのに必要最小限の
肉厚を増やすことになり、回転電機の重量をあまり増加
させることなく玉通過や内・外輪のうねりに起因する振
動や騒音を抑制することのできる効果がある。
る軸方向の所定の長さは前記玉軸受の軸方向長さの少な
くとも1/2であるので、玉通過や内・外輪のうねりに
起因する強制加振力との共振を避けるのに必要最小限の
肉厚を増やすことになり、回転電機の重量をあまり増加
させることなく玉通過や内・外輪のうねりに起因する振
動や騒音を抑制することのできる効果がある。
【0044】更に、玉軸受と、この玉軸受に軸支された
回転子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部
と、取付け足と、を備えた回転電機において、前記玉軸
受と前記回転子軸とが接触する面及び前記玉軸受と前記
軸受けハウジング部とが接触する面の少なくとも一方
に、この接触する面の内で前記取付け足の足取付面に平
行な方向の対向する部分にそれぞれ制振材を設け、これ
らの制振材の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触す
る面の周長の少なくとも1/2としたので、取付け足を
備えた回転電機の振動に対する剛性の異方性を考慮して
必要最小限の制振材を設けることになり、効率良く玉通
過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制する
ことのできる効果がある。
回転子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部
と、取付け足と、を備えた回転電機において、前記玉軸
受と前記回転子軸とが接触する面及び前記玉軸受と前記
軸受けハウジング部とが接触する面の少なくとも一方
に、この接触する面の内で前記取付け足の足取付面に平
行な方向の対向する部分にそれぞれ制振材を設け、これ
らの制振材の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触す
る面の周長の少なくとも1/2としたので、取付け足を
備えた回転電機の振動に対する剛性の異方性を考慮して
必要最小限の制振材を設けることになり、効率良く玉通
過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒音を抑制する
ことのできる効果がある。
【0045】そして、前記軸受ハウジング部の肉厚を前
記取付け足の足取付面に平行な方向の対向する部分にお
いてそれぞれ厚くし、この肉厚を厚くした部分の前記玉
軸受との接触部の合計を前記接触する面の周長の少なく
とも1/2としたので、取付け足を備えた回転電機の振
動に対する剛性の異方性を考慮して必要最小限の肉厚を
増やすことになり、回転電機の重量をあまり増加させる
ことなく玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒
音を抑制することのできる効果がある。
記取付け足の足取付面に平行な方向の対向する部分にお
いてそれぞれ厚くし、この肉厚を厚くした部分の前記玉
軸受との接触部の合計を前記接触する面の周長の少なく
とも1/2としたので、取付け足を備えた回転電機の振
動に対する剛性の異方性を考慮して必要最小限の肉厚を
増やすことになり、回転電機の重量をあまり増加させる
ことなく玉通過や内・外輪のうねりに起因する振動や騒
音を抑制することのできる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1によるフランジ形回
転電機の断面構造図である。
転電機の断面構造図である。
【図2】 図1のフランジ形回転電機を可変速運転した
場合の運転回転数に対する騒音特性図である。
場合の運転回転数に対する騒音特性図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による足付形回転電
機の断面構造図である。
機の断面構造図である。
【図4】 図3の足付形回転電機を運転した場合の制振
材の接触率に対する騒音特性図である。
材の接触率に対する騒音特性図である。
【図5】 図3の足付形回転電機を可変速運転した場合
の運転回転数に対する騒音特性図である。
の運転回転数に対する騒音特性図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による制振材を設け
るための溝を有する負荷側ブラケット4の断面図であ
る。
るための溝を有する負荷側ブラケット4の断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態1による玉通過や内・
外輪のうねりに起因する強制加振力の変形振動モードの
説明図である。
外輪のうねりに起因する強制加振力の変形振動モードの
説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態2による制振材を設け
るためのラセン状溝を有する負荷側ブラケット4の断面
図である。
るためのラセン状溝を有する負荷側ブラケット4の断面
図である。
【図9】 図8の負荷側ブラケット4を有するフランジ
形回転電機を可変速運転した場合の運転回転数に対する
騒音特性図である。
形回転電機を可変速運転した場合の運転回転数に対する
騒音特性図である。
【図10】 この発明の実施の形態3による補強リブ2
2を有する負荷側ブラケット4の断面図である。
2を有する負荷側ブラケット4の断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による補強リブ2
3を有する負荷側ブラケット4の断面図である。
3を有する負荷側ブラケット4の断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による部分補強リ
ブ24を有する足付形回転電機の軸端から見た側面図で
ある。
ブ24を有する足付形回転電機の軸端から見た側面図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態3による補強リブ2
2を有するフランジ形回転電機を可変速運転した場合の
運転回転数に対する騒音特性図である。
2を有するフランジ形回転電機を可変速運転した場合の
運転回転数に対する騒音特性図である。
【図14】 この発明の実施の形態3による補強リブ2
3を有するフランジ形回転電機を可変速運転した場合の
補強リブの高さhの変化に対する騒音特性図である。
3を有するフランジ形回転電機を可変速運転した場合の
補強リブの高さhの変化に対する騒音特性図である。
【図15】 従来のフランジ形回転電機の断面構造図で
ある。
ある。
【図16】 図15のフランジ形回転電機を可変速運転
した場合の運転回転数に対する騒音特性図である。
した場合の運転回転数に対する騒音特性図である。
1 回転子、2 回転子軸、3 固定子フレーム、4、
16 負荷側ブラケット、5 反負荷側ブラケット、6
負荷側玉軸受、7 反負荷側玉軸受、11a,11
b、12,13a,13b、14、15a,15b、1
9a,19b 制振材、17 取付け足、20 ラセン
状溝、22、23 補強リブ、24部分補強リブ、51
フランジ形回転電機、52 足付形回転電機。
16 負荷側ブラケット、5 反負荷側ブラケット、6
負荷側玉軸受、7 反負荷側玉軸受、11a,11
b、12,13a,13b、14、15a,15b、1
9a,19b 制振材、17 取付け足、20 ラセン
状溝、22、23 補強リブ、24部分補強リブ、51
フランジ形回転電機、52 足付形回転電機。
Claims (6)
- 【請求項1】 玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を
備えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸と
が接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部
とが接触する面の少なくとも一方に、軸方向に所定の間
隔を有して制振材を設けたことを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を
備えた回転電機において、前記玉軸受と前記回転子軸と
が接触する面及び前記玉軸受と前記軸受けハウジング部
とが接触する面の少なくとも一方に、前記接触する面の
周長の2倍以上の長さを有するラセン形状に制振材を設
けたことを特徴とする回転電機。 - 【請求項3】 玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、を
備えた回転電機において、前記軸受ハウジング部の肉厚
を軸方向に所定の長さ厚くしたことを特徴とする回転電
機。 - 【請求項4】 前記軸受ハウジング部の肉厚を厚くする
軸方向の所定の長さは前記玉軸受の軸方向長さの少なく
とも1/2であることを特徴とする請求項3に記載の回
転電機。 - 【請求項5】 玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、取
付け足と、を備えた回転電機において、前記玉軸受と前
記回転子軸とが接触する面及び前記玉軸受と前記軸受け
ハウジング部とが接触する面の少なくとも一方に、この
接触する面の内で前記取付け足の足取付面に平行な方向
の対向する部分にそれぞれ制振材を設け、これらの制振
材の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触する面の周
長の少なくとも1/2としたことを特徴とする回転電
機。 - 【請求項6】 玉軸受と、この玉軸受に軸支された回転
子軸と、前記玉軸受を保持する軸受ハウジング部と、取
付け足と、を備えた回転電機において、前記軸受ハウジ
ング部の肉厚を前記取付け足の足取付面に平行な方向の
対向する部分においてそれぞれ厚くし、この肉厚を厚く
した部分の前記玉軸受との接触部の合計を前記接触する
面の周長の少なくとも1/2としたことを特徴とする回
転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21742096A JPH1066300A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21742096A JPH1066300A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1066300A true JPH1066300A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16703938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21742096A Pending JPH1066300A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1066300A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-08-19 JP JP21742096A patent/JPH1066300A/ja active Pending
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