JPH0725454Y2 - 分割型軸受 - Google Patents

分割型軸受

Info

Publication number
JPH0725454Y2
JPH0725454Y2 JP1990038373U JP3837390U JPH0725454Y2 JP H0725454 Y2 JPH0725454 Y2 JP H0725454Y2 JP 1990038373 U JP1990038373 U JP 1990038373U JP 3837390 U JP3837390 U JP 3837390U JP H0725454 Y2 JPH0725454 Y2 JP H0725454Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
axial direction
housing
piece
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990038373U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03130426U (ja
Inventor
進 石橋
一彦 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP1990038373U priority Critical patent/JPH0725454Y2/ja
Publication of JPH03130426U publication Critical patent/JPH03130426U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0725454Y2 publication Critical patent/JPH0725454Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,海水,河川水などに用いる各種のポンプ,水
車,攪拌機などの回転機械の回転軸を支承するのに好適
な軸受に関する。
〔従来の技術〕
第5図は,従来用いられている回転機械の主軸の軸受の
縦断面図であり,第6図は第5図のB−B矢視断面図で
ある。
第5図,第6図において,軸受5は主軸1が安定に回転
できるように支承するものである。ポンプケーシング2
の内面には軸受ハウジング3が固定され,さらに内面に
衝撃緩衝用のゴムリング4を介してセラミックスで円筒
型に成型された軸受5が固定されている。そして,図示
してないが,主軸1の下部にはインペラが設けられてい
て,主軸1の回転によってこのインペラが回転し,水の
吸入,吐出を行なっているが主軸1と軸受5との間には
隙間hがあり,この隙間hを通して水Wが吐出口側へ流
れる。
〔考案が解決しようとする課題〕 円筒型に形成されたセラミックス材を用いた軸受は,セ
ラミックス成型による製造設備,その能力上現在のセラ
ミックスの製造技術では限界があり,直径300mm程度の
小さな寸法のものしか製作できず,直径300mmより大き
いセラミックス軸受の製作は困難であった。また径が大
きくなるにつれ,肉厚が薄くなって衝撃に弱いものとな
り,さらに,径が大きくなるにつれより大きな衝撃力を
受けるので,強度的に弱くなるという問題を生じてい
た。
また,従来のセラミックス軸受は,円筒型に一体成型さ
れているため,分解点検時には主軸を抜取らなければな
らないので,メンテナンスに時間を要していた。さらに
円筒型の軸受は,軸受面において,流体のくさび効果に
よる潤滑作用が発生しにくく,摩擦係数が高くなり,信
頼性に欠けるという問題もあった。
本考案は,このような事情に鑑みて提案されたもので,
従来よりも大きな径のセラミックス軸受の製作が可能
で,衝撃に対する強度が強く,分解点検時等のメンテナ
ンスが極めて容易で,又,流体のくさび効果による潤滑
性能が優れた軸受を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本考案は,回転軸を支承する軸受であって,
軸方向に沿って分割された軸受ハウジングと,該軸受ハ
ウジング内側面に設けられた分割された弾性部材と,円
周方向に分割されその外周面を該弾性部材に接面し,そ
の内周面で前記回転軸を支承して軸方向両端部を前記ハ
ウジングに軸方向のピンで回動可にピン結合した複数の
軸受ピースと,前記軸受ピースの軸方向両端部に設けら
れて軸方向の荷重を緩衝する弾性部材とを設けてなるこ
とを特徴とする分割型軸受を提供するものである。
〔作用〕
本考案のこのような手段により,軸受ハウジング、該軸
受ハウジング内側面の弾性部材、軸受ピースが分割され
ているため、分解点検時のメンテナンスが極めて容易と
なり、又、従来よりも大口径のセラミックス軸受の製作
が可能となる。又、弾性部材により軸方向、半径方向の
あらゆる方向からの衝撃荷重を緩衝できる。
更に、軸受ハウジングにピン結合した複数の軸受ピース
としたため、回転軸軸受間の流体のくさび効果により潤
滑性能が著しく向上する。
〔実施例〕
以下本考案の分割型軸受を適用した実施例を具体的に説
明する。第1図は、本考案の一実施例の分割型軸受の横
断面図であり、第2図は、第1図のA−A矢視断面図で
あり、第3図は軸受面より見た軸受ピースの保持状況図
であり、第4図は形状の異なるピンを用いた分割型軸受
の第2実施例としての縦断面図である。
第1図、第2図及び第3図は第1実施例を示すもので、
これらの図において、軸方向に沿って2分割された軸受
ハウジング11には、その内面に沿って衝撃緩衝用の弾性
部材としてゴムリング12が嵌入されている。このゴムリ
ング12も軸受ハウジング11と同様に2分割されている。
セラミックス又はセラミックスコーティング材で製作さ
れた軸受ピース13は、主軸1を支承し、軸受の大きさ,
用途等に応じて円周方向に4〜8程度に分割されて設け
られるものであるが、本実施例では、2分割された各軸
受ハウジング11にそれぞれ2個つづ軸受ピース13がゴム
リング12を介して設けられた例を示している。
第2図及び第3図に示すように、軸受ピース13は、1つ
のピースが円弧状で形成されており、軸方向の両端部が
軸受支持板14によって安定に保持されている。すなわ
ち、軸受支持板14にはピン15がねじ込まれており、軸受
ハウジング11にボルト16で固定されている。(本例では
ボルト16は1ケ所のみ図示し、他は省略している。)各
軸受ピース13のほぼ中央部の1ケ所には軸方向にピン穴
17が上下に設けられ、ピン15をねじ込み、軸受支持板14
に固定され、ゴムリング12の内周面に接面支持されてい
るので軸受ピース13はピン15を中心に微動な回転がしや
すい構造となっている。したがって、軸受ピース13の拘
束が少なくなり偏心などに容易に追縦するので、流体の
くさび効果による潤滑性能が向上する。又、軸受ピース
13をこのように分割構造にしたことにより、セラミック
スを材料とした複数の部品の組合せができるようにな
り、従来と比較して大径の軸受の製作が可能となり大型
の回転機械にも適用されるようになった。
また、軸受ピース13に対し、衝撃があった場合には、微
動回転しやすい軸受ピース13により衝撃力を受けるの
で,従来と比べ、衝撃による破損が減少するようになっ
た。さらに、軸受ハウジング11、ゴムリング12、軸受ピ
ース13はすべて分割構造であるためメンテナンス時には
容易に分解が可能となり、修理、取替え、点検等の作業
が容易になる。
なお、このような流体のくさび効果があまり必要でない
ような軸受では、あえて図示はしていないが、前記軸受
ピース13は、上下1ケ所のピン結合で回動可能にするこ
となく、複数個所でこの軸受ピース13を固定すればよ
い。また、軸受ピース13と軸受支持板14との間には緩衝
用ゴム板18があり、軸方向にかかる荷重を緩衝し、半径
方向の衝撃荷重はゴムリング12にて緩衝している。この
状態を斜視図に示したのが第3図である。又、第4図
は、第1実施例の第2図に相当する形状の異なるピンを
用いた分割型軸受の第2実施例の縦断面図であり軸受ピ
ース13aには軸方向に貫通したピン穴19を、軸受支持板1
4にはピン穴20をそれぞれ設け、通しピン21で軸受支持
板14と軸受ピース13aとを固定している。
この例の場合も、軸受ピース13aは通しピン21を中心に
微動な回転がし易い構造であり軸受ピース13aの拘束が
少なくなり偏心等に容易に追従するので流体のくさび効
果による潤滑性能が向上すること及び緩衝用ゴム板18の
作用効果も第1実施例と変わらぬものであり、更に、第
1実施例と比べ、ピンが上下一体であるので、主軸に対
して平行な微動回転をより精密に行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上、具体的に説明したように本考案によれば、セラミ
ックス軸受として軸方向に沿って分割された軸受ハウジ
ングに軸方向両端部をピン結合した複数の軸受ピースを
備えたことにより大口径の軸受の製作が可能となり、衝
撃による破損が減少するようになり、また、修理、点検
等のメンテナンス作業が容易となり、軸受ピースが軸受
ハウジングに弾性部材を介し弾性支持され且つ回動可に
ピン結合されているため流体のくさび効果による潤滑性
能が向上し、さらに、軸受ピースの軸方向両端部に設け
られた弾性部材により、軸方向の荷重を緩衝することが
できるようになる分割型軸受を得るから、本考案は産業
上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の分割型軸受の一実施例の横断面図、
第2図は、第1図のA−A矢視断面図、第3図は、軸受
面より見た軸受ピースの保持状況図、第4図は形状の異
なるピンを用いた分割型軸受の第2実施例の縦断面図、
第5図は従来の軸受の縦断面図、第6図は第5図のB−
B矢視断面図である。 11……軸受ハウジング、12……ゴムリング、13,13a……
軸受ピース、14……軸受支持板、15……ピン、16……ボ
ルト、17……ピン穴、18……ゴム板、19,20……ピン
穴、21……通しピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を支承する軸受であって,軸方向に
    沿って分割された軸受ハウジングと,該軸受ハウジング
    内側面に設けられた分割された弾性部材と,円周方向に
    分割されその外周面を該弾性部材に接面し,その内周面
    で前記回転軸を支承して軸方向両端部を前記ハウジング
    に軸方向のピンで回動可にピン結合した複数の軸受ピー
    スと,前記軸受ピースの軸方向両端部に設けられて軸方
    向の荷重を緩衝する弾性部材とを設けてなることを特徴
    とする分割型軸受。
JP1990038373U 1990-04-09 1990-04-09 分割型軸受 Expired - Lifetime JPH0725454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990038373U JPH0725454Y2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 分割型軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990038373U JPH0725454Y2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 分割型軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03130426U JPH03130426U (ja) 1991-12-27
JPH0725454Y2 true JPH0725454Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31546319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990038373U Expired - Lifetime JPH0725454Y2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 分割型軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725454Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929820A (ja) * 1982-08-12 1984-02-17 Furukawa Jikuuke Kogyo Kk 水中軸受装置
JPS6030822A (ja) * 1983-07-26 1985-02-16 Ebara Corp セラミツク軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03130426U (ja) 1991-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3467451A (en) Resiliently mounted bearing arrangements
RU185370U1 (ru) Магнитный подшипник
US5120091A (en) Oil impregnated sintered bearing
US7066652B2 (en) Externally pressurized gas bearing and spindle equipment using this
US5895202A (en) Molecular drag pump
JPH0676806B2 (ja) 回転軸用支持組立体
JPH0725454Y2 (ja) 分割型軸受
CN101338790B (zh) 一种气/固两相复合回转基准方法与装置
KR101871043B1 (ko) 볼 소켓형 틸팅 패드 저널 베어링
JP2975628B2 (ja) 気体軸受け構造
JPH1066300A (ja) 回転電機
JPH0723612Y2 (ja) 分割型軸受
CN208024716U (zh) 一种自预紧组合轴承
JPH034145Y2 (ja)
JPS62288719A (ja) 動圧スラスト軸受
JPH0289807A (ja) 非真円軸受
JPH0716097Y2 (ja) 回転機械用軸受の支持構造
US20220205487A1 (en) Novel lemon shaped guide to minimize excessive rubbing in rotating machines
JP2002153778A (ja) 静電塗装機用スピンドル
JP2556759Y2 (ja) 片当り防止型ジヤーナル軸受
JPS6110112A (ja) 水中軸受装置
JP5807416B2 (ja) ティルティングパッドジャーナル軸受
JPH028098Y2 (ja)
JPH03272317A (ja) 気体軸受け構造
JPH09209945A (ja) スクロール形流体機械