JPH1066272A - 充電方法、充電装置及び充電制御回路 - Google Patents

充電方法、充電装置及び充電制御回路

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JPH1066272A
JPH1066272A JP8212882A JP21288296A JPH1066272A JP H1066272 A JPH1066272 A JP H1066272A JP 8212882 A JP8212882 A JP 8212882A JP 21288296 A JP21288296 A JP 21288296A JP H1066272 A JPH1066272 A JP H1066272A
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JP
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voltage
secondary battery
charging
power supply
circuit
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JP8212882A
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Tamiji Nagai
民次 永井
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Masaru Nonogaki
勝 野々垣
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオードなどによる損失のない状態で、2
次電池の充電を効率良くできるようにする。 【解決手段】 入力電源に基づいて充電回路13で2次
電池の充電信号を生成させ、この充電信号を2次電池B
に供給する場合に、入力電源の電圧VINを検出すると共
に、2次電池の電池電圧VB を検出回路15で検出し、
検出した両電圧を比較して両電圧が等しいか又は電源電
圧の方が低いとき、2次電池から充電信号を生成させる
側への放電を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、2次電池の充電方
法及び充電装置と、その充電装置に適用される充電制御
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】充電が可能な電池である2次電池とし
て、ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、リチ
ウムイオン電池などの各種電池が開発されている。これ
らの2次電池は、充電装置に接続して充電を行うこと
で、繰り返し使用できる。
【0003】図14は、従来の充電装置の一例を示す図
で、商用交流電源が得られるコンセントに接続されるプ
ラグ1からの電源(例えば交流100V電源)を、整流
・変圧回路2に供給して、直流低圧電源とする。この整
流・変圧回路2が出力する直流低圧電源を、ダイオード
3を介して充電回路4に供給する。この充電回路4は、
この充電装置に装着された2次電池Bに充電信号を供給
する回路で、例えば2次電池Bがリチウムイオン電池の
場合には定電圧充電を行うための充電信号を生成させ
る。
【0004】充電回路4と2次電池Bとの間には、2次
電池Bからの逆放電を防止する手段、ここでは電界効果
トランジスタ5が接続してある。そして、整流・変圧回
路2の出力電源の電圧を、検出回路7で検出して、その
検出値に基づいて電界効果トランジスタ5の制御を行う
ようにしてある。即ち、検出回路7の制御出力を、抵抗
器R2 を介してトランジスタ5のゲートに供給する。ま
た、トランジスタ5のゲートと2次電池Bが接続される
側には、抵抗器R1 を接続する。
【0005】電界効果トランジスタ5の接続方向として
は、ゲートに得られる信号によりトランジスタ5をオフ
状態としたとき、2次電池Bから充電回路4側への電流
の流れを規制する接続方向としてある。なお、電界効果
トランジスタ5は、この電流の流れが規制される方向と
は逆方向に電流が流れる寄生ダイオード6があるので、
充電回路4から2次電池Bへの電流は、トランジスタ5
によっては規制されない。
【0006】そして、検出回路7では充電回路4が必要
とする所定電圧以上の入力電圧(整流・変圧回路2の出
力電圧)を検出したとき、トランジスタ5をオン状態と
させ、入力電圧が所定電圧以下のとき、トランジスタ5
をオフ状態とする。このトランジスタ5の制御が行われ
ることで、例えば充電中にプラグ1が外されて、この充
電装置に電源が供給されなくなったとき、検出回路7で
このことが検出されて、トランジスタ5がオフ状態とな
り、2次電池Bから充電回路4側への逆放電を防止する
ことができる。
【0007】ここで、トランジスタ5等の逆放電防止手
段がない場合には、2次電池Bが接続されたままで入力
電源がなくなったとき、2次電池Bから充電回路4側に
放電されることになり、充電された2次電池Bが、充電
装置内で放電されてしまい、好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の充
電装置の場合、電源入力部と2次電池との間には、ダイ
オードを接続するのが一般的である。即ち、図14に示
した回路の場合、電源回路である整流・変圧回路2と充
電回路4との間にダイオード3を接続してある。このダ
イオード3がないと、検出回路7で正確な入力電源電圧
を検出することが困難である。即ち、例えばダイオード
3がない回路を想定すると、プラグ1がコンセントから
外されて、入力電源がなくなったとき、装着された2次
電池Bからの放電電圧を検出回路7で検出してしまい、
検出回路7で正確な入力電源の検出が困難になる。な
お、ダイオードが接続される位置としては、充電回路4
と2次電池Bとの間でも良い。
【0009】ところが、このようにダイオードを接続す
ると、ダイオードによる損失の分だけ充電効率が低下す
る不都合があった。即ち、ダイオードを回路に接続する
ことで、最低でも約0.6V程度電圧が降下するので、
それだけ入力電源電圧を高くする必要があり、それだけ
2次電池を充電する効率が低下する不都合があった。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、ダイオードなど
による損失のない状態で、2次電池の充電を効率良くで
きるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力電源に基
づいて2次電池の充電信号を生成させ、この充電信号を
2次電池に供給する場合に、入力電源の電圧を検出する
と共に、2次電池の電池電圧を検出し、検出した両電圧
を比較して両電圧が等しいか又は入力電源電圧の方が低
いとき、2次電池から充電信号を生成させる側への放電
を防止するようにしたものである。
【0012】かかる処理を行うことで、電池電圧と入力
電圧の判断に基づいて、2次電池からの逆放電を正確に
制御できるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1及び図2を参照して説明する。
【0014】図1は本例の充電装置の構成を示すブロッ
ク図で、この充電装置は正極側及び負極側の入力端子1
1及び12に、直流低圧電源が供給される。この直流低
圧電源としては、例えば100Vなどの商用交流電源を
整流及び変圧して得られる電源、或いはカーバッテリか
らの直流電源を変圧して得られる電源で、その直流低圧
電源を得る電源回路については省略してある。ここで
は、入力端子11及び12に4.2Vの直流電源が得ら
れるものとする。なお、以下の説明では入力端子11及
び12に得られる電源電圧を、VINと称する。
【0015】そして、入力端子11,12に得られる
4.2Vの直流電源を、充電回路13に供給する。この
充電回路13は、供給される4.2Vの直流電源に基づ
いて充電信号を生成させる回路で、ここでは充電を行う
2次電池Bとしてリチウムイオン電池を使用するので、
リチウムイオン電池の充電に適した充電信号を生成させ
る。具体的には、例えば充電開始時に定電流充電を行
い、充電が進むに従って定電圧充電を行うような充電信
号を生成させる。なお、2次電池Bとして使用するリチ
ウムイオン電池は、ここでは満充電時の電池電圧が4.
2Vのものを使用する。以下の説明では、この2次電池
Bの電池電圧をVB と称する。
【0016】そして、この充電回路13の出力を、電池
からの放電を防止する手段である電界効果トランジスタ
1 を介して、この充電装置に装着された2次電池Bに
供給する。ここで、電界効果トランジスタF1 は、ゲー
トが後述する検出回路15と接続してある。この電界効
果トランジスタF1 の接続方向としては、ゲートに得ら
れる信号によりトランジスタF1 をオフ状態としたと
き、2次電池Bから充電回路4側への電流の流れを規制
する接続方向としてある。なお、電界効果トランジスタ
1 は、この電流の流れが規制される方向とは逆方向に
電流が流れる寄生ダイオード14があるので、充電回路
13から2次電池Bへの電流は、電界効果トランジスタ
1 によっては規制されない。
【0017】そして、入力端子11,12に得られる電
源電圧VINを、検出回路15で検出すると共に、2次電
池Bの電池電圧VB を、検出回路15で検出する。この
検出回路15では、検出した電源電圧VINと電池電圧V
B とを比較し、その結果に基づいてトランジスタF1
ゲートに供給する信号の制御を行う。
【0018】次に、この検出回路15での検出に基づい
て行われる電界効果トランジスタF 1 の制御について、
図2のフローチャートを参照して説明すると、まず電源
電圧VINと電池電圧VB とを検出し(ステップ10
1)、検出回路15内で両電圧V INとVB を比較し、電
源電圧VINが電池電圧VB と等しいか、又は電源電圧V
INが電池電圧VB より低いか否か判断する(ステップ1
02)。ここで、電源電圧VINが電池電圧VB より高い
場合には、ステップ101での電圧比較を繰り返し行
う。
【0019】そして、ステップ102で電源電圧VIN
電池電圧VB と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧
B より低いと判断したときには、電界効果トランジス
タF 1 をオフ状態とし、それ以外の場合にはオン状態を
維持させる制御を行う(ステップ103)。
【0020】本例の充電装置においては、このように制
御されることで、充電回路13による2次電池Bの充電
中に、入力電源電圧と電池電圧との比較から、入力電源
電圧が適正か否かの判断を正確に行うことができ、例え
ば電源回路への交流電源の供給がなくなる等の事態が発
生して、入力電源電圧が電池電圧より低下したとき、確
実にトランジスタF1 がオフ状態となって、2次電池B
に充電された電荷が充電回路13側に放電されるのを防
止することができる。
【0021】次に、本発明の第2の実施例を、図3及び
図4を参照して説明する。この図3及び図4において、
上述した第1の実施例で説明した図1及び図2に対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0022】本例においては、図3に示すように、検出
回路15と2次電池Bとの間に接続スイッチS1 を設
け、この接続スイッチS1 を介して2次電池Bから供給
される信号により、電池電圧VB を検出するようにして
ある。そして、このスイッチS 1 の制御を、電界効果ト
ランジスタF1 の制御と連動して、検出回路15で行う
ようにしたものである。なお、接続スイッチS1 として
は、例えばトランジスタなどのスイッチ手段が使用され
る。その他の部分は、第1の実施例と同様に構成する。
【0023】次に、この第2の実施例における検出回路
15での制御に基づいた動作を、図4のフローチャート
を参照して説明すると、まず電源電圧VINと電池電圧V
B とを検出し(ステップ101)、検出回路15内で両
電圧VINとVB を比較し、電源電圧VINが電池電圧VB
と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧VB より低い
か否か判断する(ステップ102)。ここで、電源電圧
INが電池電圧VB より高い場合には、ステップ101
での電圧比較を繰り返し行う。
【0024】そして、ステップ102で電源電圧VIN
電池電圧VB と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧
B より低いと判断したときには、電界効果トランジス
タF 1 をオフ状態とする制御を行う(ステップ10
3)。ここまでは第1の実施例と同じであるが、本例に
おいては、この電界効果トランジスタF1 をオフ状態と
する制御と同時に、スイッチS1 をオフ状態とする(ス
テップ104)。なお、スイッチS1 や電界効果トラン
ジスタF1 は、通常の充電時にはオン状態とされる。
【0025】この第2の実施例の場合には、第1の実施
例と同様に、入力電源電圧が電池電圧より低下したと
き、確実にトランジスタF1 がオフ状態となって、2次
電池Bに充電された電荷が充電回路13側に放電される
のを防止することができる。更に、トランジスタF1
オフ状態として2次電池Bからの放電を防止したときに
は、同時にスイッチS1 もオフ状態となり、検出回路1
5への2次電池Bからの放電もなくなり、2次電池Bか
らの放電を完全に防止することができる。
【0026】次に、本発明の第3の実施例を、図5を参
照して説明する。この図5において、上述した第1及び
第2の実施例で説明した図1及び図3に対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0027】図5は本例の充電装置の構成を示す図で、
正極側の電源入力端子11を、充電回路13を構成する
シリーズ電源回路の充電制御素子である電界効果トラン
ジスタF2 に接続し、この電界効果トランジスタF
2 を、放電防止手段としての電界効果トランジスタF1
を介して2次電池Bの正極側に接続する。入力端子11
と充電回路13との間には、ツェナーダイオードZD1
の一端が接続してあり、ツェナーダイオードZD1 の他
端は、抵抗器R11,R12の直列回路を介して接地させて
ある。このツェナーダイオードZD1 と抵抗器R11,R
12による回路は、抵抗器R11,R12の接続中点で、入力
端子11,12間の入力電源電圧VINを検出するための
ものである。
【0028】また、入力端子11は、所定のバイアス電
源17を介して、集積回路で構成される比較器16の−
側入力端子に接続してある。そして、2次電池Bの正極
側は、PNP型のトランジスタTr12のエミッタ・コレ
クタを介して、比較器16の+側入力端子に接続してあ
る。このトランジスタTr12は、第2の実施例でのスイ
ッチS1 に相当するものである。比較器16の比較出力
は、NPN型のトランジスタTr13のベースに供給す
る。トランジスタTr13のエミッタは接地してあり、コ
レクタはNPN型のトランジスタTr14のベースに接続
してある。また、抵抗器R11,R12の接続中点から引き
出された信号線についても、トランジスタTr11のベー
スに接続してある。
【0029】そして、トランジスタTr11のエミッタを
接地し、コレクタを抵抗器R13を介して電界効果トラン
ジスタF1 のゲートに接続する。トランジスタF1 のゲ
ートと2次電池Bとの間には、抵抗器R14を接続する。
また、トランジスタTr11のコレクタを、抵抗器R15
介してトランジスタTr12のベースに接続し、このトラ
ンジスタTr12のベースとエミッタとの間を、抵抗器R
16で接続する。
【0030】また、充電回路13の構成について説明す
ると、トランジスタF2 とトランジスタF1 との接続中
点を、抵抗器R21,R22を介して接地し、抵抗器R21
22の接続中点を、集積回路で構成される比較器22の
−側に接続し、この比較器22の+側に所定のバイアス
電源を接続する。この比較器22の比較出力を、NPN
型のトランジスタTr14のベースに供給し、このトラン
ジスタTr14のエミッタを、抵抗器R23を介して接地す
る。そして、トランジスタTr14のコレクタを、抵抗器
24を介して電界効果トランジスタF2 のゲートに接続
する。さらに、トランジスタF2 のゲートと入力端子1
1との間を、抵抗器R25で接続する。
【0031】この図5に示す回路の動作について説明す
ると、入力端子11,12に4.2V以上の電源が供給
されると、抵抗器R11,R12の接続中点の電圧が所定電
圧になって、トランジスタTr11がオン状態となり、電
界効果トランジスタF1 とトランジスタTr12とがオン
状態となり、充電回路13が入力電源により作動して、
2次電池Bの充電動作が行われる。ここで、入力端子1
1,12に電源の供給がなくなると、比較器16で電池
電圧VB の方が高いと判断されて、その比較出力に基づ
いてトランジスタTr13がオン状態となり、トランジス
タTr11及びTr12がオフ状態となり、逆放電防止用の
トランジスタF2 についてもオフ状態となる。なお、充
電回路13は、シリーズ電源として一般的な構成である
ので、その動作については省略する。
【0032】この図5に示す構成の充電装置の場合に
は、比較器16で入力電源電圧VINと電池電圧VB とを
比較して、その比較結果に基づいて、放電規制手段とし
ての電界効果トランジスタF1 の制御を行うが、さらに
ツェナーダイオードZD1 と抵抗器R11,R12による回
路で、入力端子11,12間の入力電源電圧VINを直接
的に検出して、所定電圧(満充電時の電池電圧4.2V
以下の電圧)になったことが検出されるようにして、双
方での検出条件が一致したとき、即ち比較器16側でV
IN≦VB の条件を満たし、ツェナーダイオードZD1
でVIN≦4.2Vの条件を満たしたときだけ、電界効果
トランジスタF1 がオフ状態となって、2次電池Bから
の放電を防止するので、より確実に入力電源電圧を検出
して、放電防止の制御が行われる。
【0033】また、この図5の回路の場合には、比較器
16と2次電池Bとの間には、第2の実施例の場合のス
イッチS1 に相当するトランジスタTr12が接続してあ
り、このトランジスタTr12が、電界効果トランジスタ
1 と同時に制御されるので、第2の実施例と同様に、
2次電池Bから比較器16側への電流の流れも規制され
て、より確実に2次電池の放電を防止することができ
る。
【0034】次に、本発明の第4の実施例を、図6及び
図7を参照して説明する。この図6及び図7において、
上述した第1及び第2の実施例で説明した図1及び図3
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0035】本例においては、図6に示すように、充電
回路13と2次電池Bとの間に、逆放電防止回路18を
接続すると共に、検出回路15と2次電池Bとの間に接
続スイッチS1 を設ける。逆放電防止回路18は、第1
の実施例や第2の実施例での電界効果トランジスタF1
に相当するものである。そして、逆放電防止回路18と
接続スイッチS1 との制御を、検出回路15での入力電
源電圧VINと電池電圧VB との比較に基づいて行うが、
本例においては、検出回路15の出力を時定数回路19
により遅延させて、逆放電防止回路18と接続スイッチ
1 とに供給して、該当する制御を行うようにしてあ
る。この場合、時定数回路19での遅延量としては、例
えば数m秒〜数十m秒とする。その他の部分は、第2の
実施例と同様に構成する。
【0036】次に、この第4の実施例における検出回路
15での制御に基づいた動作を、図7のフローチャート
を参照して説明すると、まず電源電圧VINと電池電圧V
B とを検出し(ステップ101)、検出回路15内で両
電圧VINとVB を比較し、電源電圧VINが電池電圧VB
と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧VB より低い
か否か判断する(ステップ102)。ここで、電源電圧
INが電池電圧VB より高い場合には、ステップ101
での電圧比較を繰り返し行う。
【0037】ここまでは第1,第2の実施例と同じであ
るが、本例においてはステップ102で電源電圧VIN
電池電圧VB と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧
Bより低いと判断したときには、検出回路15に接続
された時定数回路19により、検出回路15が出力する
制御信号が所定時間(例えば数m秒〜数十m秒)遅延さ
れて(ステップ111)、電界効果トランジスタなどの
逆放電防止回路18がオフ状態になる(ステップ10
3)と共に、スイッチS1 がオフ状態になる(ステップ
104)。なお、スイッチS1 や逆放電防止回路18
は、通常の充電時にはオン状態とされる。
【0038】このように、電源電圧が電池電圧より低く
なったことを検出したとき、時定数回路19により若干
遅れたタイミングで、逆放電防止回路18やスイッチS
1 を制御することで、これらの回路でのオフ状態への切
換えが、誤動作なく正確に行える。即ち、逆放電防止回
路18やスイッチS1 でのオフ状態への切換えが、検出
回路15での電圧検出と同時である場合には、その切換
時の電圧の乱れが検出回路15側で検出されて、その制
御が乱れる可能性があるが、本例の場合にはそのような
ことが発生せず、良好に逆放電防止動作が行われる。
【0039】次に、本発明の第5の実施例を、図8及び
図9を参照して説明する。この図8及び図9において、
上述した第4の実施例で説明した図6及び図7に対応す
る部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0040】本例においては、図8に示すように、検出
回路15が出力する制御信号を、時定数回路19により
遅延させて逆放電防止回路18に供給すると共に、時定
数回路19の出力を、更に別の時定数回路20で遅延さ
せてスイッチS1 の制御入力部に供給するように構成し
た。この場合、各時定数回路19,20での遅延量とし
ては、例えば数m秒〜数十m秒とする。その他の部分
は、第4の実施例と同様に構成する。
【0041】次に、この第5の実施例における検出回路
15での制御に基づいた動作を、図9のフローチャート
を参照して説明すると、まず電源電圧VINと電池電圧V
B とを検出し(ステップ101)、検出回路15内で両
電圧VINとVB を比較し、電源電圧VINが電池電圧VB
と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧VB より低い
か否か判断する(ステップ102)。ここで、電源電圧
INが電池電圧VB より高い場合には、ステップ101
での電圧比較を繰り返し行う。
【0042】そして、電源電圧VINが電池電圧VB と等
しいか、又は電源電圧VINが電池電圧VB より低いと判
断したときには、検出回路15に接続された時定数回路
19により、検出回路15が出力する制御信号が所定時
間(例えば数m秒〜数十m秒)遅延されて(ステップ1
11)、電界効果トランジスタなどの逆放電防止回路1
8がオフ状態になる(ステップ103)。そして、更に
時定数回路20により所定時間(例えば数m秒〜数十m
秒)遅延させてから(ステップ112)、スイッチS1
がオフ状態になる(ステップ104)。なお、スイッチ
1 や逆放電防止回路18は、通常の充電時にはオン状
態とされる。
【0043】このように、電源電圧が電池電圧より低く
なったことを検出したとき、時定数回路19により若干
遅れたタイミングで、逆放電防止回路18を制御すると
共に、更に遅れたタイミングでスイッチS1 を制御する
ことで、第4の実施例の場合よりも、更に良好に2次電
池Bの逆放電防止動作が行われる。即ち、逆放電防止回
路18を構成するスイッチ手段の動作タイミングと、ス
イッチS1 の動作タイミングがずれ、両スイッチの動作
タイミングが一致することによる乱れを防止することが
できる。
【0044】次に、本発明の第6の実施例を、図10を
参照して説明する。この図10において、上述した第1
及び第2の実施例で説明した図1及び図3に対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0045】本例においては、充電回路内の充電制御素
子が、逆放電防止用のスイッチを兼ねるように構成した
もので、図10に示すように構成する。即ち、正極側の
電源入力端子11を、充電回路13を構成するシリーズ
電源回路の充電制御素子であるPNP型のトランジスタ
Tr31のエミッタに接続し、このトランジスタTr31
コレクタを、この充電装置に装着された2次電池Bの正
極側に接続する。
【0046】充電回路13の構成としては、トランジス
タTr31のエミッタが、抵抗器R31とダイオードD31
直列回路を介してトランジスタTr31のベースに接続し
てあり、トランジスタTr31のベースが、抵抗器R32
介してNPN型のトランジスタTr33のコレクタに接続
してある。このトランジスタTr33は、充電回路13の
動作を制御する比較器31の比較出力がベースに供給さ
れる。トランジスタTr33のエミッタは、抵抗器R33
介して接地してある。なお、比較器31の出力に基づい
てトランジスタTr31を駆動させる本例の充電回路13
は、定電圧を出力する定電圧回路として作動するもので
ある。
【0047】そして、充電回路内の充電制御素子として
のトランジスタTr31と2次電池Bとの間には、第2の
実施例でのスイッチS1 に相当するPNP型のトランジ
スタTr32のエミッタが接続してあり、このトランジス
タTr32のコレクタが、抵抗器R36,R37の直列回路を
介して接地してあり、抵抗器R36,R37の接続中点を、
集積回路で構成された比較器31の−側入力に接続して
ある。この比較器31の+側入力には、所定のバイアス
電源32が接続してある。
【0048】また、トランジスタTr31のコレクタとト
ランジスタTr32のベースとの間には、抵抗器R35とダ
イオードD32との直列回路が接続してあり、さらにトラ
ンジスタTr32のベースとトランジスタTr33のコレク
タとの間に抵抗器R34が接続してある。
【0049】そして、入力端子11,12に得られる入
力電源VINと、電池電圧VB とを比較するための構成と
して、集積回路で構成される比較器33が設けてある。
そして、入力端子11側に接続された所定のバイアス電
源34が、比較器33の+側入力に接続してある。ま
た、スイッチS1 に相当するトランジスタTr32のコレ
クタが、比較器33の−側入力に接続してあり、この比
較器33で入力電源VINと電池電圧VB とを比較し、V
IN≦VB となったとき、比較器33が所定の制御信号を
出力する。この比較器33の出力は、抵抗器R38を介し
てNPN型のトランジスタTr34のベースに供給する。
このトランジスタTr34のベースは、抵抗器R39を介し
て接地させてあり、エミッタは直接接地させてあり、コ
レクタはトランジスタTr33のベースに接続してある。
【0050】この図10に示す回路の動作について説明
すると、入力端子11,12に所定の電圧(例えば4.
2V以上)の電源が供給されると、充電回路13内の比
較器31にこの電源が供給されて、充電回路13が作動
し、トランジスタTr31の制御で所定の定電圧が2次電
池B側に供給される。そして、トランジスタTr32もオ
ン状態となって、比較器33で入力電圧VINと電池電圧
B との比較動作が開始される。ここで、比較器33で
IN≦VB となったことが検出されると、比較器33が
出力する制御信号に基づいてトランジスタTr34がオン
状態となり、トランジスタTr33が強制的にオフ状態と
なり、トランジスタTr31がオフ状態となる。このトラ
ンジスタTr31がオフ状態となることで、2次電池Bか
ら充電回路13側への放電が防止され、トランジスタT
31による逆放電防止動作が行われる。また、トランジ
スタTr31のオフと同時に、トランジスタTr32もオフ
状態となり、2次電池Bと比較器33との間の接続も切
られることになり、2次電池Bから比較器33側への放
電も防止される。
【0051】このように図10の構成によると、充電回
路13内の電圧制御素子であるトランジスタTr31が、
逆放電防止用のスイッチ手段を兼ねることになり、逆放
電防止用のスイッチ手段を専用に設ける必要がなく、そ
れだけ充電装置の回路構成を簡単にすることができる。
【0052】次に、本発明の第7の実施例を、図11を
参照して説明する。この図11において、上述した第6
の実施例で説明した図10に対応する部分には同一符号
を付し、その詳細説明は省略する。
【0053】本例においては、第6の実施例と同様に、
充電回路内の充電制御素子が、逆放電防止用のスイッチ
を兼ねるように構成したものであるが、その充電制御素
子として電界効果トランジスタを使用するようにしたも
のである。即ち、図11に示すよう、正極側の電源入力
端子11を、充電回路を構成するシリーズ電源回路の充
電制御素子である2個の電界効果トランジスタF41,F
42を介して、この充電装置に装着された2次電池Bの正
極側に接続する。この場合、2個のトランジスタF41
42の接続方向は、相互に逆になるようにして、両トラ
ンジスタF41,F42で電流が規制される方向を逆に設定
してあり、両トランジスタF41,F42をオフ状態とした
とき、両方向の電流の流れが規制され、オン状態とした
とき、両方向の電流の流れが制限されないようにしてあ
る。この両トランジスタF41,F 42のオン・オフは、後
述する比較器31又は比較器33により制御されるよう
にしてある。
【0054】電界効果トランジスタF42と2次電池Bと
の間には、スイッチS1 に相当するPNP型のトランジ
スタTr41のエミッタが接続してあり、このトランジス
タのコレクタが、抵抗器R47,R48の直列回路を介して
接地してある。そして、両抵抗器R47,R48の接続中点
を、比較器31の−側入力に接続する。また、比較器3
1の+側入力には、所定のバイアス電源32を接続す
る。そして、比較器31の比較出力を、NPN型のトラ
ンジスタTr42のベースに供給し、このトランジスタT
42のコレクタを、抵抗器R45を介して、充電制御素子
としての電界効果トランジスタF41,F42のゲートに接
続する。また、両トランジスタF41,F42の接続点と抵
抗器R45との間を、抵抗器R44で接続する。さらに、ト
ランジスタTr42のエミッタを、抵抗器R46を介して接
地する。
【0055】また、電源入力端子11を、抵抗器R41
42,R43の直列回路を介して接地し、抵抗器R42,R
43の接続中点を、NPN型のトランジスタTr43のベー
スに接続し、このトランジスタTr43のエミッタを接地
する。そして、2次電池Bの正極側と、トランジスタT
43のコレクタとの間に、抵抗器R49,R50の直列回路
を接続し、両抵抗器R49,R50の接続中点を、トランジ
スタTr41のベースに接続する。
【0056】そして、入力電源電圧VINと電池電圧VB
とを比較する手段である比較器33の−側入力に、トラ
ンジスタTr41のコレクタを接続し、比較器33の+側
入力に所定のバイアス電源34を接続する。この比較器
33の比較出力を、抵抗器R 51,R52を介してNPN型
のトランジスタTr44のベースに接続し、トランジスタ
Tr44のエミッタを接地する。ここで、抵抗器R51,R
52の接続中点には、コンデンサC41と抵抗器R53の一端
を接続し、コンデンサC41と抵抗器R53の他端を接地し
て、比較器33の出力を遅延させる時定数回路を構成さ
せる。
【0057】また、トランジスタTr44のコレクタを、
抵抗器R41,R42の接続中点に接続すると共に、ダイオ
ードD41のカソードに接続し、このダイオードD41のア
ノードを、トランジスタTr42のベースに接続する。
【0058】この図11に示す回路の場合には、入力端
子11,12に所定の電圧(例えば4.2V以上)の電
源が供給されると、充電回路を構成する比較器31にこ
の電源が供給されて、充電回路が作動し、電界効果トラ
ンジスタF41,F42の制御で所定の定電圧が2次電池B
側に供給される。そして、入力電源の電圧が所定値以上
であることで、トランジスタTr43がオン状態となり、
このトランジスタTr 43に抵抗器R50を介して接続され
たトランジスタTr41もオン状態となって、比較器33
と2次電池Bとの間が接続されて、比較器33による入
力電圧VINと電池電圧VB との比較動作が開始される。
ここで、比較器33でVIN≦VB となったことが検出さ
れると、比較器33が出力する制御信号がコンデンサC
41などで構成される時定数回路により遅延されてトラン
ジスタTr44に供給されて、このトランジスタTr44
オン状態となり、トランジスタTr42が強制的にオフ状
態となり、2個の電界効果トランジスタF41,F42がオ
フ状態となり、充電回路の制御素子であるトランジスタ
41,F42を使用した2次電池Bからの放電が防止動作
が行われる。。また、トランジスタTr43がオフ状態に
なり、トランジスタTr41もオフ状態となって、比較器
33と2次電池Bとの間が切り離され、2次電池Bから
比較器33側への放電も防止される。
【0059】このように図11の構成によると、充電回
路内の電界効果トランジスタが、逆放電防止用のスイッ
チ手段を兼ねることになり、上述した第6の実施例の場
合と同様に、逆放電防止用のスイッチ手段を専用に設け
る必要がなく、それだけ充電装置の回路構成を簡単にす
ることができる。この場合、本例においては、充電回路
が使用する制御素子として、充電用として効率の良い素
子である電界効果トランジスタを使用するので、効率の
良い充電が可能である。
【0060】次に、本発明の第8の実施例を、図12及
び図13を参照して説明する。この図12及び図13に
おいて、上述した第1,第2,第6の実施例で説明した
各図に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。
【0061】図12は本例の充電装置の構成を示す図
で、正極側の電源入力端子11に、充電回路13を接続
し、この充電回路13の出力を、電界効果トランジスタ
などのスイッチ手段で構成される逆放電防止回路18を
介して、この充電装置に装着された2次電池Bの正極側
に接続する。この逆放電防止回路18は、後述する接続
スイッチS1 と共に制御回路42の出力により制御され
る。
【0062】そして検出回路15では、入力端子11,
12に得られる入力電源電圧VINと、電池電圧VB とを
比較して、その差に基づいた検出信号を生成して、制御
回路42に供給する。この場合、2次電池Bと検出回路
15との間には、接続スイッチS1 を接続する。なお、
本例の場合には装着される2次電池Bとして、満充電時
の電池電圧が4.2Vのリチウムイオン電池を使用し、
正常時の電源電圧VINとして、4.2V以上の電源が供
給される。
【0063】そして入力端子11は、ツェナーダイオー
ドZD61と抵抗器R61,R62の直列回路を介して接地さ
せ、抵抗器R61,R62の接続中点の電位を検出回路41
で検出させる。この検出回路41での検出としては、入
力電源電圧VINが4.1V以上か否かの判断を行い、検
出信号を制御回路42に供給する。
【0064】また入力端子11には、所定の負荷抵抗器
63の一端を接続し、この負荷抵抗器R63の他端を、接
続スイッチS2 を介して接地させる。この接続スイッチ
2についても、制御回路42により制御されるが、通
常はオフ状態とされるスイッチである。
【0065】次に、制御回路42での制御状態を、図1
3のフローチャートを参照して説明すると、まず制御回
路42では検出回路15の検出出力に基づいて、電源電
圧V INと電池電圧VB とを検出し(ステップ101)、
両電圧VINとVB を比較し、電源電圧VINが電池電圧V
B と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧VB より低
いか否か判断する(ステップ102)。ここで、電源電
圧VINが電池電圧VBより高い場合には、ステップ10
1での電圧比較を繰り返し行う。
【0066】そして、ステップ102で電源電圧VIN
電池電圧VB と等しいか、又は電源電圧VINが電池電圧
B より低いと判断したときには、逆放電防止回路18
内のスイッチをオフ状態とし、それ以外の場合にはオン
状態を維持させる制御を行う(ステップ103)。この
逆放電防止回路18をオフ状態にしたときには、負荷抵
抗器R63に接続されたスイッチS2 をオン状態とし、電
源入力端子11,12に所定の負荷抵抗器R63を接続し
た状態とする(ステップ121)。この状態で、検出回
路41で入力電源電圧VINを検出させ(ステップ12
2)、入力電源電圧VINが予め決められたしきい値VX
以上か否か判断する(ステップ123)。本例では、し
きい値VX として、2次電池Bの満充電時の電圧4.2
Vより若干低い値である4.1Vとする。
【0067】そして、ステップ123でしきい値VX
上(4.1V以上)でないと判断したときには、電源電
圧が非常に低いと判断して、接続スイッチS1 ,S2
双方共オフ状態とする(ステップ124)。また、ステ
ップ123でしきい値VX 以上(4.1V以上)である
と判断したときには、逆放電防止回路18をオン状態と
して、充電回路13と2次電池Bとを接続させる(ステ
ップ125)。このようにして、入力電源電源が2次電
池の電池電圧よりも若干低い場合には、充電回路13と
2次電池Bとを接続させることで、この若干低い電源電
圧による所定の充電処理や、充電回路13側での電池状
態の測定などの充電に関する各種処理が可能になり、良
好な充電処理ができる。そして、このような充電処理も
できない電源電源(即ち4.1V未満の電圧)の場合に
は、逆放電防止回路18のオフ状態が継続し、2次電池
Bからの放電が効果的に防止される。
【0068】なお、ステップ123でしきい値VX 以上
であると判断して、ステップ125で逆放電防止回路1
8をオン状態としたとき、図13のフローチャートに破
線で示すように、制御回路42内のタイマ回路を起動さ
せて(ステップ126)、このタイマ回路で所定の時間
の経過をカウントしたとき(ステップ127)、ステッ
プ103に戻って、逆放電防止回路18をオフ状態に戻
すようにしても良い。このようにすることで、逆放電防
止回路18のオン状態が継続することによる2次電池B
の放電を防止することができる。
【0069】なお、上述した各実施例では、充電回路を
定電圧回路として構成して、定電圧充電が必要なリチウ
ムイオン電池などの2次電池の充電に適した充電装置と
して構成したが、他の構成の充電回路を接続して、他の
特性の2次電池の充電ができる回路としても良い。ま
た、各実施例で示した逆放電防止回路や接続スイッチな
どは、それぞれの実施例で説明した電界効果トランジス
タなどの手段以外のスイッチ手段を使用しても良いこと
は勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明の充電方法によると、電池電圧と
入力電圧の判断に基づいて、2次電池からの逆放電を正
確に制御できるようになり、電源入力側と2次電池との
間にダイオードなどの規制手段を接続しなくても、逆放
電が行われる状態か否かの判断が正確に行え、ダイオー
ドなどを必要としない効率の良い回路で、逆放電のない
良好な充電が行える。
【0071】この場合、電源電圧の方が低くなったこと
を検出してから、所定時間経過後に放電を防止する制御
を行うようにしたことで、放電を防止するタイミングの
制御を良好に行うことが可能になる。
【0072】また上述した場合に、放電防止処理とほぼ
同時に、2次電池から電池電圧の検出手段側への放電に
ついても防止する処理を行うようにしたことで、電池電
圧の検出を行うことによる2次電池の放電も防止するこ
とができ、2次電池の放電防止をより確実に行うことが
できる。
【0073】また上述した場合に、放電防止処理を行っ
た後、入力電源の電圧を検出して、所定電圧以上である
とき、放電防止処理を解除させるようにしたことで、例
えば規定の電池電圧よりも低い電圧での充電や電池状態
の測定などの処理が可能になる。
【0074】また本発明の充電装置によると、電池電圧
と入力電圧の判断に基づいて、2次電池からの逆放電を
正確に制御できるようになり、電源入力側と2次電池と
の間にダイオードなどの規制手段を接続しなくても、逆
放電が行われる状態か否かの判断が正確に行え、ダイオ
ードなどを必要としない効率の良い回路で、逆放電のな
い良好な充電が行える充電装置が得られる。
【0075】この場合、充電回路が充電制御用として備
えるスイッチ手段が、逆放電防止用のスイッチ手段を兼
ねるようにしたことで、逆放電のない良好な充電が行え
る充電装置の構成を簡単にすることができる。
【0076】また上述した場合に、逆放電防止用のスイ
ッチ手段として電界効果トランジスタを使用すること
で、2次電池から充電回路側への電流だけが規制され
て、充電電流については規制されず、良好に作動するよ
うになる。
【0077】また上述した場合に、制御手段で電源電圧
の方が低くなったことを検出してから、所定時間経過後
に逆放電防止用のスイッチ手段をオフ状態とするように
したことで、検出される電圧が乱れることなく、検出し
た電圧に基づいて良好に逆放電の防止処理を制御できる
ようになる。
【0078】また上述した場合に、2次電池の電池電圧
検出手段と2次電池との間にもスイッチ手段を設け、制
御手段によりこのスイッチ手段を制御するようにしたこ
とで、電池電圧検出手段で電池電圧の検出を行うことに
よる2次電池の放電についても防止することができ、2
次電池の放電防止をより確実に行うことができる。
【0079】また上述した場合に、制御手段は、スイッ
チ手段をオフ状態とした後、電源入力部に所定の負荷回
路を接続し、所定値以上の入力電圧を検出したとき、ス
イッチ手段をオン状態にする制御を行うようにしたこと
で、例えば規定の電池電圧よりも低い電圧での充電や電
池状態の測定などが可能になり、逆放電の処理が的確に
行われるようになる。
【0080】また本発明の充電制御回路によると、電池
電圧と入力電圧の判断に基づいて、2次電池からの逆放
電を正確に制御できるようになり、逆放電を生じさせな
い良好な充電制御が行える。
【0081】この場合、電源電圧の方が低くなったこと
を検出してから、所定時間経過後に放電を防止する制御
を行うようにしたことで、スイッチ手段の切換時の一時
的な電圧の乱れによる誤動作を防止した良好な充電制御
が行える。
【0082】また上述した場合に、放電防止処理とほぼ
同時に、2次電池から電池電圧の検出手段側への放電に
ついても防止する処理を行うことで、電池電圧の検出を
行うことによる2次電池の放電も防止する制御ができ、
2次電池の放電防止をより確実に行うことができる。
【0083】また上述した場合に、放電防止処理を行っ
た後、入力電源の電圧検出値を判断して、所定電圧以上
であるとき、放電防止処理を解除させるようにしたこと
で、例えば規定の電池電圧よりも低い電圧での充電制御
などが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による充電装置を示すブ
ロック図である。
【図2】第1の実施例による充電制御処理を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の第2の実施例による充電装置を示すブ
ロック図である。
【図4】第2の実施例による充電制御処理を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第3の実施例による充電装置を示す回
路図である。
【図6】本発明の第4の実施例による充電装置を示すブ
ロック図である。
【図7】第4の実施例による充電制御処理を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第5の実施例による充電装置を示すブ
ロック図である。
【図9】第5の実施例による充電制御処理を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の第6の実施例による充電装置を示す
回路図である。
【図11】本発明の第7の実施例による充電装置を示す
回路図である。
【図12】本発明の第8の実施例による充電装置を示す
ブロック図である。
【図13】第8の実施例による充電制御処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】従来の充電装置の一例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 正極側の電源入力端子、12 負極側の電源入力
端子、13 充電回路、14 寄生ダイオード、15
検出回路、18 逆放電防止回路、19,20時定数回
路、41 検出回路、42 制御回路、B 2次電池、
1 ,F2 ,F41,F42 電界効果トランジスタ、
1 ,S2 接続スイッチ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源に基づいて2次電池の充電信号
    を生成させ、この充電信号を2次電池に供給する場合
    に、 上記入力電源の電圧を検出すると共に、上記2次電池の
    電池電圧を検出し、 検出した両電圧を比較して両電圧が等しいか又は入力電
    源電圧の方が低いとき、上記2次電池から充電信号を生
    成させる側への放電を防止するようにした充電方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充電方法において、 電池電圧の方が低くなったことを検出してから、所定時
    間経過後に放電を防止する制御を行うようにした充電方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の充電方法において、 上記放電防止処理とほぼ同時に、上記2次電池から電池
    電圧の検出手段側への放電についても防止する処理を行
    うようにした充電方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の充電方法において、 上記放電防止処理を行った後、上記入力電源の電圧を検
    出して、所定電圧以上であるとき、上記放電防止処理を
    解除させるようにした充電方法。
  5. 【請求項5】 所定の電源が供給される電源入力部と、 該電源入力部に得られる電源に基づいて2次電池の充電
    信号を生成させる充電回路と、 該充電回路と2次電池との間に接続されるスイッチ手段
    と、 上記電源入力部に得られる電源電圧の検出手段と、 上記2次電池の電池電圧検出手段と、 上記両検出手段の検出電圧の比較で両電圧が等しいか又
    は入力電源電圧の方が低いときに上記スイッチ手段をオ
    フ状態とする制御手段とを備えた充電装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の充電装置において、 上記充電回路が充電制御用として備えるスイッチ手段
    が、上記スイッチ手段を兼ねるようにした充電装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の充電装置において、 上記スイッチ手段として電界効果トランジスタを使用
    し、上記2次電池から上記充電回路への放電だけをこの
    電界効果トランジスタで規制するようにした充電装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の充電装置において、 上記制御手段で入力電源電圧の方が低くなったことを検
    出してから、所定時間経過後に上記スイッチ手段をオフ
    状態とするようにした充電装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の充電装置において、 上記2次電池の電池電圧検出手段と上記2次電池との間
    にもスイッチ手段を設け、上記制御手段によりこのスイ
    ッチ手段を制御するようにした充電装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の充電装置において、 上記制御手段は、上記スイッチ手段をオフ状態とした
    後、上記電源入力部に所定の負荷回路を接続し、所定値
    以上の入力電圧を検出したとき、上記スイッチ手段をオ
    ン状態にする制御を行うようにした充電装置。
  11. 【請求項11】 入力電源に基づいて2次電池の充電信
    号を生成させ、この充電信号を2次電池に供給する充電
    制御を行う充電制御回路において、 上記入力電源の電圧の検出値と上記2次電池の電池電圧
    の検出値とを比較し、両電圧が等しいか又は入力電源電
    圧の方が低いとき、上記2次電池から充電信号を生成さ
    せる側への放電を防止する制御を行うようにした充電制
    御回路。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の充電制御回路におい
    て、 入力電源電圧の方が低くなったことを検出してから、所
    定時間経過後に放電を防止する制御を行うようにした充
    電制御回路。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の充電制御回路におい
    て、 上記放電防止処理とほぼ同時に、上記2次電池から電池
    電圧の検出手段側への放電についても防止する処理を行
    うようにした充電制御回路。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の充電制御回路におい
    て、 上記放電防止処理を行った後、上記入力電源の電圧検出
    値を判断して、所定電圧以上であるとき、上記放電防止
    処理を解除させるようにした充電制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008136338A (ja) * 2006-10-23 2008-06-12 Sony Corp 充電装置および充電方法
JP2015533075A (ja) * 2012-11-01 2015-11-16 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 入力アダプタを取り外したときの電池充電器の入力電圧ブースティングの防止

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