JPH1066249A - 負荷制御装置及び負荷制御装置の保守管理システム - Google Patents

負荷制御装置及び負荷制御装置の保守管理システム

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Publication number
JPH1066249A
JPH1066249A JP21230796A JP21230796A JPH1066249A JP H1066249 A JPH1066249 A JP H1066249A JP 21230796 A JP21230796 A JP 21230796A JP 21230796 A JP21230796 A JP 21230796A JP H1066249 A JPH1066249 A JP H1066249A
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JP
Japan
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load
data
load data
circuit
abnormality
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Application number
JP21230796A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Masumoto
英之 増元
Toyohisa Kodama
豊久 児玉
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷の異常発生に至る経緯を、容易に知るこ
とができるようにする。 【解決手段】 制御プログラムの実行毎に負荷データ検
出回路16から論理演算回路12に入力される負荷デー
タDaは、負荷異常判定部20と遅延記憶部21に読込
まれる。遅延記憶部21においては、負荷データDaは
バッファ部22にいったん格納される。データ転送部2
3は、前記バッファ部22に格納されている負荷データ
Daのうちデータ記録遅延時間Td遡った期間の負荷デ
ータDaを読み出してデータ記録部24に記録する。負
荷異常判定部20において負荷の異常が検出されると、
負荷異常判定部20からデータ出力指令信号Saがデー
タ記録部24に出力され、これを受けて、データ記録部
24に記録されている負荷データDaがデータ出力部2
5から記憶回路18に出力されて記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば主回路に接
続された電動機等の負荷の開閉制御および保護動作を主
回路器具を通じて行うようにした負荷制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の負荷制御装置としては、例え
ば、電動機等の負荷の制御及び保護機能を有したコント
ロールセンタが知られている。コントロールセンタにお
いては、配線用遮断器、電磁接触器、電流検出器等の主
回路器具並びに電磁接触器を開閉を制御することにより
負荷の始動または停止や保護を行う制御回路器具を単位
回路毎にまとめた複数のユニットを収納すると共に、各
ユニット毎に始動停止ランプ、始動用操作スイッチ、停
止用操作スイッチなどを備えた表示操作パネルを設ける
ことにより構成されている。そして、負荷に過電流、欠
相等の異常が発生したときには、電磁接触器を動作させ
て主回路を開路することにより負荷の運転を停止させる
と共に表示灯を点灯させて異常を報知するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなコントロー
ルセンタでは、異常の発生が報知されるものの、すでに
主回路が開路されているため、異常発生時の負荷電流値
等の負荷データや、さらには異常発生に至る経緯を知る
ことができず、異常発生の原因を解明するにあたって、
不都合が生じていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、負荷の異常発生に至る経緯を容易に知
ることが可能な負荷制御装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の負荷
制御装置は、負荷の運転制御に関する負荷データを検出
する負荷データ検出手段と、この負荷データ検出手段に
より検出された負荷データに基づいて負荷の異常を判定
する負荷異常判定手段と、前記負荷データ検出手段によ
り検出された負荷データを少なくとも所定時間遡った期
間記憶する記憶手段と、前記負荷異常判定手段により負
荷の異常が検出されたときは、前記記憶手段に記憶され
た負荷データのうち所定時間前までの負荷データを出力
する出力手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0006】このような構成によれば、負荷データ検出
手段により検出された負荷データは、記憶手段により少
なくとも所定時間遡った期間記憶される。そして、負荷
異常判定手段により負荷の異常が検出されると、記憶手
段に記憶されている負荷データは出力手段により出力さ
れるようになる。そのため、負荷に異常が発生すること
により主回路が開路されても、出力手段から出力される
負荷データに基いて負荷異常発生時から所定時間遡った
分の負荷データ、即ち負荷に異常が発生する経緯を知る
ことができ、これにより異常発生の原因を調査すること
ができる。
【0007】この場合、出力手段から出力された負荷デ
ータを表示手段に表示するように構成すると良い(請求
項2)。このような構成によれば、表示手段に表示され
た負荷データに基いて、負荷に異常が発生した経緯を容
易に知ることができる。
【0008】さらに、記憶手段を、負荷データにカレン
ダーデータ及び時計データを付加して記憶するように構
成すると(請求項3)、負荷の異常発生までの経緯を年
月日及び時刻と対応させて記録することができる。
【0009】さらにまた、記憶手段を、負荷データにア
ドレスを付加して記憶させると共に、出力手段を、指定
されたアドレスの負荷データを出力させるようにしても
良い(請求項4)。この場合、作業者がアドレスを指定
することにより負荷の異常発生時前の任意の時点のデー
タを出力することができる。
【0010】また、請求項5記載の負荷制御装置のよう
に、出力手段から出力された負荷データをグラフ化して
表示する画像表示手段を備えるようにすると、負荷に異
常が発生する経緯が一目で明らかとなる。
【0011】本発明の請求項6の負荷制御装置の保守管
理システムは、請求項1ないし5のいずれかに記載の負
荷制御装置と、この負荷制御装置の出力手段から出力さ
れた負荷データを伝送信号に変換するインターフェース
回路と、このインターフェース回路に伝送回路を介して
接続され、前記伝送信号が示す負荷データを受信して記
憶すると共に、その負荷データを予め記憶された制御プ
ログラムに従って処理して表示或いは印刷出力する保守
管理装置とから構成されていることを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、負荷制御装置の
出力手段から出力された負荷データは伝送回路を介して
保守管理装置により受信されて記憶される。保守管理装
置は、受信した負荷データを制御プログラムに従って処
理して表示或いは印刷出力する。従って、作業者は、印
刷出力された負荷データに基いてコントロールセンタ全
体として負荷の状態を監視し、判断することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明をコントロールセン
タに適用した第1実施例について図1ないし図3を参照
して説明する。コントロールセンタは、筐体内に複数の
ユニットを収容してなり、図2は、コントロールセンタ
内部の1ユニットの電気的構成を、負荷である誘導電動
機1及び制御回路2を中心として示すものである。同図
において、三相の電源母線3と誘導電動機1との間の主
回路電線4には、配線用遮断器5、電磁接触器6、主回
路電流検出用の電流変換器7が設けられている。主回路
電線4の配線用遮断器5の負荷側には、操作用変圧器8
の一次側が接続されており、この変圧器8の二次側に
は、制御母線9,10が設けられている。
【0014】上記制御母線9,10から図示しない直流
電源回路を介して給電される制御回路2は、マイクロコ
ンピュータからなる論理演算回路12を中心に構成され
ている。この論理演算回路12は、始動用操作スイッチ
13、停止用操作スイッチ14及び前記電磁接触器6が
有する常開形補助接点6aからの各オン信号を入力回路
15を介して受け、且つ電流変換器7からの信号を負荷
データ検出回路16を介して受けると共に、内部ROM
に記憶された過電流、欠相、不足電流、地絡等の保護動
作並びに瞬時停電再始動、限時再始動等の制御プログラ
ムに基づいて動作コイル6bを駆動回路17を通じて通
断電制御するようになっている。負荷データ検出回路1
6は、電流変換器7からの信号に基づいて負荷データと
して負荷の電流値及び相バランスデータを検出し、その
検出結果を論理演算回路12に対して出力するようにな
っている。
【0015】また、論理演算回路12には、不揮発性の
記憶回路18が接続されている。入力キーなどで構成さ
れる設定回路19は、論理演算回路12に対して、過電
流、欠相、不足電流、地絡などの保護を行うための機能
設定、即ちプログラム実行条件(プログラム実行速度)
や異常判定用基準値及びデータ記録遅延時間を設定する
ためのもので、これら機能設定データは前記記憶回路1
8に記憶されるようになっている。
【0016】そして、論理演算回路12は、初期処理に
おいて内部ROM及び記憶回路18から制御プログラム
及び機能設定データを読出すとそれらを内部RAMに転
送して、上述した各種の入力信号に基いた保護ならびに
制御動作を実行するようになっている。
【0017】この場合、論理演算回路12は、制御プロ
グラムの実行毎に負荷データ検出回路16において検出
された負荷データを読み込むようになっている。具体的
には、図1に示すように、負荷データ検出回路16から
の負荷データDaは論理演算回路12に入力されて負荷
異常判定手段たる負荷異常判定部20と遅延記憶部21
とにそれぞれ読み込まれる。負荷異常判定部20におい
ては、この負荷データDaから過電流、欠相、不足電
流、地絡等の保護データを検出し、予め記憶回路18に
記憶されている異常判定用基準値に基づいて負荷に異常
が発生しているか否かを判定する。
【0018】一方、遅延記憶部21においては、負荷デ
ータDaは、バッファ部22にいったん格納され、この
とき前回までの制御プログラム実行時に読み込まれて記
憶されている全ての負荷データDaがシフトされる。デ
ータ転送部23は、前記バッファ部22に格納されてい
る負荷データDaのうち、プログラム実行時よりも所定
時間、この場合、予め設定回路19にて設定されている
データ記録遅延時間Td遡った期間の負荷データDaを
読み出してデータ記録部24に記録する。これにより、
データ記録部24には、負荷データDaがデータ記録遅
延時間Td遅延されて記憶される。従って、本実施例に
おいては、バッファ部22及びデータ転送部23並びに
データ記録部24から構成される遅延記憶部21が記憶
手段として機能する。
【0019】これに対して、前記負荷異常判定部20に
おいて負荷の異常が検出された場合、負荷異常判定部2
0からデータ出力指令信号Saがデータ記録部24に出
力される。このデータ出力指令信号Saを受けて、デー
タ記録部24に記録されている負荷データDaが出力手
段たるデータ出力部25から記憶回路18に出力されて
記憶される。
【0020】以上のような遅延記憶部21における負荷
データDaの流れを図3を例にあげて説明する。ここ
で、図3は、負荷データDaとして負荷電流値が負荷デ
ータ検出回路16において検出されて遅延記憶部21に
入力された場合を示し、縦軸には負荷電流値を、横軸に
は検出時間を示している。
【0021】まず、図3(a)は、バッファ部22に格
納される負荷データDaを示している。バッファ部22
は、現時点の負荷データDaをリアルタイムに収集す
る。尚、G1は、負荷異常判定部20において負荷の異
常が検出された時点を示している。図3(b)は、デー
タ記録部23に記録される負荷データDaを示してお
り、バッファ部22の負荷データDaがデータ記録遅延
時間Tdだけ遅延されている。そして、負荷異常判定部
20において負荷の異常が検出されて、データ記録部2
3からデータ出力部25を介して記憶回路18に出力さ
れる負荷データDaは、図3(c)に示すように、負荷
異常発生時G1からデータ記録遅延時間Td遡った期間
の負荷データDaとなる。
【0022】尚、本実施例においては制御プログラムの
実行毎に負荷データDaが論理演算回路12に読み込ま
れるため、データ出力部25に読み込まれる負荷データ
Daは、一定間隔の定刻サンプリングデータである。
【0023】そして、記憶回路18に記憶された負荷デ
ータDaは、設定回路19にて読み出されて例えばLE
D等からなる表示手段たる表示回路26に表示される。
この場合、設定回路19にて負荷異常発生時からデータ
記録遅延時間Td遡った期間のうち任意の時間を設定す
ることにより、記憶回路18に記憶されている負荷デー
タDaのうち設定時間に対応する負荷データDaを表示
回路26に表示させることができる。尚、表示回路26
は、論理演算回路12による保護動作の実行状況及び電
磁接触器6の開閉状況を表示するようになっており、こ
の他にも記憶回路18に記憶される機能データをも表示
できるようになっている。
【0024】次に、本実施例の作用について説明する。
作業者は、設定回路19を操作して制御回路2の機能設
定を行うと共に、始動用操作スイッチ13を操作するこ
とにより、オン信号が入力回路15を介して論理演算回
路12に入力される。これにより論理演算回路12は駆
動回路17を介して動作コイル6bに通電を行い、電磁
接触器6により主回路電線4を閉成させて電動機1を始
動させる。
【0025】電動機1が始動して運転が開始されると、
論理演算回路12は、制御プログラムの実行毎に負荷デ
ータ検出回路16からの負荷データDaを読み込む。こ
の負荷データDaに基づいて、負荷異常判定部20にお
いては負荷の異常が判定され、一方、遅延記憶部21に
おいては、バッファ部22に順次読み込まれた負荷デー
タDaがプログラム実行時よりもデータ記録遅延時間T
d遅延されてデータ記録部24に記録される。
【0026】そして、負荷異常判定部20において負荷
の異常が検出されると、負荷異常判定部20からデータ
出力指令信号Saが出力され、これを受けてデータ記録
部24に記録されている負荷データDaはデータ出力部
25を介して記憶回路18に出力される。
【0027】一方、負荷異常判定部20において負荷の
異常が検出されると、論理演算回路12は駆動回路17
を介して動作コイル6bを断電し、電磁接触器6により
主回路電線4が開路されて電動機1の運転が停止される
と共に、その旨が表示回路26に表示される。
【0028】このとき作業者は、設定回路19により負
荷データDaを表示回路26に表示する旨の設定をする
と共に、時間を設定することにより、記憶回路18に記
憶されている負荷データDaのうち設定時間に対応する
負荷データDaが表示回路26に表示される。
【0029】以上のように本実施例によれば、負荷デー
タ検出回路16により検出された負荷データを、制御プ
ログラムの実行時からデータ記録遅延時間Td遡った期
間データ記録部24に記憶し、負荷異常判定部20にお
いて負荷の異常を検出したときは、データ記録部24に
記憶されている負荷データDaを記憶回路18に出力し
て記憶することにより、負荷に異常が発生して主回路電
線4が開路するにしても負荷データDaを保存するよう
にしたので、負荷の異常発生原因の解明が容易になる。
【0030】そして、記憶回路18に記憶されている負
荷データDaを、設定回路19の操作に応じて表示回路
26に表示させるようにしたので、作業者は表示回路2
6により負荷に異常が発生したことを知ると、その場で
異常発生時の負荷電流値等の負荷データDaやデータ記
録遅延時間Td遡った期間の負荷データDaを知ること
ができ、負荷の異常発生に対して素早く対応することに
より、異常発生原因の解明が一層容易になる。
【0031】次に、本発明の第2実施例を図4を参照し
て説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略し、以下、異なる点についてのみ
説明する。本実施例においては、論理演算回路12には
カレンダーデータ及び時計データを保持するカレンダー
・時計回路31が設けられている。制御プログラムの実
行により負荷データ検出回路16から論理演算回路12
に入力された負荷データDaが遅延記憶部21に読み込
まれるとき、カレンダー・時計回路31からのカレンダ
ーデータDb及び時計データDcが付加されるようにな
っている。尚、負荷異常判定部20には、上記第1実施
例と同様に負荷データDaのみが読込まれる。
【0032】遅延記憶部21においては、カレンダーデ
ータDb及び時計データDcが付加された負荷データD
aは、まずバッファ部22に格納される。データ転送部
23は、予め設定回路19にて設定されたデータ記録遅
延時間Tdに従い、前記バッファ部22の負荷データD
aをカレンダーデータDb及び時計データDcと共に、
データ記録遅延時間Td遡った期間データ記録部24に
記録する。
【0033】負荷異常判定部20において負荷の異常が
検出されると、負荷異常判定部20からデータ出力指令
信号Saがデータ記録部24に出力される。このデータ
出力指令信号Saを受けて、データ記録部24に記録さ
れている負荷データDaがカレンダーデータDb及び時
計データDcと共にデータ出力部25から記憶回路18
に出力されて記憶される。
【0034】従って、本実施例においては、設定回路1
9にて読み出されて表示回路26に表示される負荷デー
タDaは、カレンダーデータDb及び時計データDcが
付加されたものとなる。そのため、負荷の異常が発生す
る経緯を調査するにあたって、負荷データDaをそれに
対応する年月日や時刻と共に知ることができる。
【0035】次に、本発明の第3実施例を図5を参照し
て説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略し、以下、異なる点についてのみ
説明する。本実施例においては、遅延記憶部21にアド
レス設定部41が接続されて、制御プログラムの実行に
より遅延記憶部21に読込まれる負荷データDaにアド
レスが設定されるように構成されている。即ち、遅延記
憶部21に読込まれた負荷データDaは、バッファ部2
2に読込まれる毎にアドレス設定部41によりアドレス
が設定される。データ転送部23は、バッファ部22の
負荷データDaをデータ記録遅延時間Td遅延させてデ
ータ記録部24に記録するが、このとき負荷データDa
にはアドレスが付加されている。
【0036】負荷異常判定部20において負荷の異常が
検出されると、負荷異常判定部20からデータ出力指令
信号Saがデータ記録部24に出力され、これを受け
て、データ記録部24に記録されている負荷データDa
のうち異常発生時よりデータ記録遅延時間Td遡った期
間の負荷データDaがアドレスと共にデータ出力部25
を介して記憶回路18に記憶される。
【0037】従って、本実施例においては、設定回路1
9にてアドレスを指定することにより、記憶回路18に
記憶されている負荷データDaのうち指定されたアドレ
スに対応する負荷データDa、即ち、負荷異常発生時か
らデータ記録遅延時間Td遡った期間のうち任意の時点
の負荷データDaを表示回路26に表示させることがで
きる。尚、本実施例は上記第2実施例にも適用できる。
即ち、アドレスの設定された負荷データDaには、カレ
ンダーデータDb及び時計データDcが付加されていて
も良い。
【0038】図6は本発明の第4実施例を示しており、
上記第1実施例と異なる点を説明する。本実施例におい
ては、論理演算回路12に画像表示手段たるパーソナル
コンピュータ(以下パソコンと称する)51を接続し、
記憶回路18に記憶される負荷データDaを読み出すと
共に、グラフ化して表示するように構成している。即
ち、論理演算回路12には、インターフェース回路52
が接続され、このインタフェース回路52にインターフ
ェースケーブル53を介してパソコン51が接続されて
いる。パソコン51は、CPUなどで構成される制御部
を中心として、キーボード(図示せず)やCRTディス
プレイ51aによって構成されている。
【0039】そして、負荷の異常が検出され、その結
果、負荷データDaがデータ記録部24からデータ出力
部25を介して記憶回路18に記憶されると、この負荷
データDaはキーボードを操作することによりパソコン
51に取り込まれてCRTディスプレイ51aに表示さ
せることができる。この場合、負荷データDaは、パソ
コン51に取り込まれ処理されて、例えば異常発生時よ
り遡った時間をX座標とし、負荷データ値をY座標とす
る折れ線グラフにして表示されたり、或いは、表化され
て表示される。
【0040】従って、本実施例においては、記憶回路1
8に記憶されている負荷データDaを全てパソコン51
に読込み、グラフ化や表化してCRTディスプレイ51
aに表示するように構成したので、負荷異常に至るまで
の負荷データDaの経緯が一目で明らかとなる。そのた
め、負荷の異常発生の原因をより一層容易に解明するこ
とができる。
【0041】尚、本実施例においては、記憶回路18に
記憶される負荷データDaには、カレンダーデータDb
及び時計データDcが付加されていても良く、これによ
ると、CRTディスプレイ51aに表示する場合に、負
荷データDaと年月日及び時刻とを対応させて表示する
ことができる。
【0042】さて、上記第1ないし第4実施例では、コ
ントロールセンタの内部に収容される複数のユニットの
各々において、データ記録遅延時間Td遡った期間デー
タ記録部24に記録された負荷データDaを、負荷の異
常が検出されたときデータ出力部25を介して出力し、
表示回路26或いはパソコン51のCRT51aに表示
するように構成した。しかしながら、前記複数のユニッ
トは、それぞれ相互に密接な関係を有しているため、各
ユニットにおいて得られる負荷データDaを集中して管
理することにより、負荷の異常発生時における対応を効
率的、経済的に行うことが望ましい。
【0043】そこで、特に図示はしないが、本発明の第
5実施例として、コントロールセンタに収容される複数
のユニットの制御回路2にインターフェース回路を接続
し、このインターフェース回路に伝送回路を介して各ユ
ニットの負荷データDaを受信して記憶すると共に、負
荷データDaを予め記憶された制御プログラムに従って
処理して表示或いは印刷出力する保守管理装置に接続す
ることにより、コントロールセンタの保守管理システム
を構成することができる。
【0044】保守管理装置は、例えばパーソナルコンピ
ュータからなり、CPUなどで構成される制御部を中心
として入力装置であるキーボード、メモリやハードディ
スクなどからなる記憶装置及び表示装置であるディスプ
レイによって構成されるコンピュータ本体に印刷手段で
あるプリンタを接続して構成されている。
【0045】この場合、各ユニットを構成する制御回路
2の論理演算回路12においては、制御プログラムの実
行毎にデータ遅延時間Td遡った期間データ記録部24
に記録される負荷データDaは、負荷の異常が検出され
るとデータ出力部25を介してインターフェース回路に
出力され、伝送信号に変換される。伝送信号に変換され
た負荷データDaは、伝送回路を介して送信され、保守
管理装置によって受信されて記憶される。保守管理装置
は、その負荷データDaを制御プログラムに従って処理
し、ディスプレイに表示したり、プリンタにより印刷出
力するようになっている。
【0046】このように本実施例によれば、コントロー
ルセンタに収容されている全てのユニットにおいて、負
荷の異常が検出されたときに論理演算回路12のデータ
出力部25から出力される負荷データDaを保守管理装
置に読み込むと共に記憶し、予め記憶された制御プログ
ラムにより処理してディスプレイに表示したり或いはプ
リンタにより印刷出力するように構成したので、負荷の
異常発生に至る経緯を表示或いは印刷出力された負荷デ
ータDaを基に、人間系にて監視し判断することができ
る。
【0047】また、コントロールセンタに収容されてい
る全てのユニットから出力される負荷データDaを保守
管理装置により一括して管理するため、負荷の異常発生
時における対応を効率的、経済的に行うことができる。
尚、本発明は、上記したようなコントロールセンタだけ
でなく、他の負荷制御装置全般に適用できる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の負荷制御装置によれば、負荷データ検出手段により検
出された負荷データは、記憶手段により少なくとも所定
時間遡った期間記憶するようにし、負荷の異常が検出さ
れると、前記記憶手段に記憶された負荷データは出力手
段により出力されるように構成したので、負荷に異常が
発生することにより負荷の運転が停止されても、負荷に
異常が発生する経緯を知ることができ、更には異常発生
の原因を調査することができるという優れた効果を奏す
る。この場合、出力手段からの出力を、画像表示手段に
より表やグラフとして表示することにより、負荷データ
の変化が一目で明らかとなり、異常発生の原因調査が容
易になる。
【0049】また、本発明の負荷制御装置の保守管理シ
ステムによれば、負荷制御装置の出力手段から出力され
る負荷データは伝送回路を介して送信され、保守管理装
置はその送信信号の示す負荷データを受信して記憶する
と共に負荷データを予め記憶された制御プログラムに従
って処理して印刷出力するので、負荷制御装置の制御す
る多数の負荷のうち異常が発生した負荷のデータを表示
或いは印刷出力された結果に基づき監視できる。また、
多数の負荷の個々の負荷データを一括して管理できるの
で、負荷の異常発生時における対応を効率的、経済的に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における論理演算回路の電
気的構成を示す機能ブロック図
【図2】電動機及び制御回路器具を中心とする電気的構
成図
【図3】負荷データの流れを示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
図中、1は誘導電動機(負荷)、16は負荷データ検出
回路(負荷データ検出手段)、20は負荷異常判定部
(負荷異常判定手段)、21は遅延記憶部(記憶手
段)、25はデータ出力部(出力手段)、26は表示回
路(表示手段)、51はパーソナルコンピュータ(画像
表示手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02H 7/26 H02H 7/26 M

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の負荷の制御及び保護動作等を行う
    負荷制御装置において、 負荷の運転制御に関する負荷データを検出する負荷デー
    タ検出手段と、 この負荷データ検出手段により検出された負荷データに
    基づいて負荷の異常を判定する負荷異常判定手段と、 前記負荷データ検出手段により検出された負荷データを
    少なくとも所定時間遡った期間記憶する記憶手段と、 前記負荷異常判定手段により負荷の異常が検出されたと
    きは、前記記憶手段に記憶された負荷データのうち所定
    時間前までの負荷データを出力する出力手段とを具備す
    ることを特徴とする負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 出力手段から出力された負荷データを表
    示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段は負荷データにカレンダーデー
    タ及び時計データを付加して記憶することを特徴とする
    請求項1または2記載の負荷制御装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段は負荷データにアドレスを付加
    して記憶し、出力手段は、指定されたアドレスの負荷デ
    ータを出力するように構成されていることを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載の負荷制御装置。
  5. 【請求項5】 出力手段から出力された負荷データをグ
    ラフ化して表示する画像表示手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の負荷制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の負
    荷制御装置と、 この負荷制御装置の出力手段から出力された負荷データ
    を伝送信号に変換するインターフェース回路と、 このインターフェース回路に伝送回路を介して接続さ
    れ、前記伝送信号が示す負荷データを受信して記憶する
    と共に、その遅延負荷データを予め記憶された制御プロ
    グラムに従って処理して表示或いは印刷出力する保守管
    理装置とから構成されていることを特徴とする負荷制御
    装置の保守管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016213924A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 マックス株式会社 設備機器

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