JPH1066041A - 画像伝送システム - Google Patents

画像伝送システム

Info

Publication number
JPH1066041A
JPH1066041A JP22128196A JP22128196A JPH1066041A JP H1066041 A JPH1066041 A JP H1066041A JP 22128196 A JP22128196 A JP 22128196A JP 22128196 A JP22128196 A JP 22128196A JP H1066041 A JPH1066041 A JP H1066041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image signal
image
communication line
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22128196A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Sato
稔浩 佐藤
Masakazu Nishimoto
雅一 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MegaChips Corp filed Critical MegaChips Corp
Priority to JP22128196A priority Critical patent/JPH1066041A/ja
Publication of JPH1066041A publication Critical patent/JPH1066041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送速度が低い通信回線を用いて、画像の品
質を損なうことなく動画像を伝送する。 【解決手段】 複数の送信部本体2の各々に備わるメモ
リには、カメラ1で撮像され、さらに圧縮されて得られ
る圧縮画像信号が、現在から遡る一定期間分蓄積されて
いる。これらの圧縮画像信号が、通信回線10を通じて
伝送され、単位メモリM1〜M3にそれぞれ個別に書き
込まれる。単位メモリM1〜M3は順次選択され、それ
らに書き込まれている圧縮画像信号が読み出され、画像
伸張部14で伸張された上でモニタ11に表示される。
通信回線10の伝送速度が、単位メモリM1〜M3から
の読出しの速度に比べて低くても、高画質を維持しつ
つ、しかも能率よく複数のスポットを監視することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像伝送システ
ムに関し、特に、低品質の通信回線を通じて、画像品質
の劣化を抑えつつ動画像を伝送するための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来において、電話回線等の伝送速度を
十分に確保できない通信回線を介して動画像を伝送する
際には、画像のコマを間引き(いわゆる、コマ落とし)
して伝送したり、あるいは、圧縮の度合いを極度に高め
て伝送するという方法が採用されていた。また、例えば
地球の果てから、衛星回線を通じて動画像を伝送する場
合など、通信回線の切断が頻繁に生じる場合には、その
度に、通信回線の再接続を手動で行い、しかも、動画像
をはじめから伝送し直していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コマ落
としを行うと、画像の動きが不連続となり、動画像とし
ての性格が損なわるという問題点があった。また、圧縮
率を過度に高めると、圧縮歪が過大になり、視覚上自然
さに欠ける劣化した再生画像しか得られないという問題
点があった。
【0004】さらに、通信回線の切断の度に、動画像を
はじめから伝送する方法では、伝送の能率が悪いという
問題点があった。しかも、手動で通信回線の再接続が行
われるために、能率はさらに悪いものとなっていた。ま
た、切断の頻度がある限度を超えて高い場合には、一ま
とまりの動画像を伝送することは、もはや不可能となっ
ていた。
【0005】この発明は、従来のシステムにおける上記
した問題点を解消するためになされたもので、伝送速度
が低い通信回線、あるいは通信を長時間継続することが
困難な通信回線などの低品質の通信回線を通じて、画像
の品質を損なうことなく動画像を能率よく伝送すること
を可能にする画像伝送システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のシステムは、
通信回線を通じて互いに接続可能な送信部と受信部とを
備える画像伝送システムに関している。そして、前記送
信部は、画像を撮像することにより画像信号を得る撮像
手段と、前記画像信号を記憶可能で、しかも、前記通信
回線へと読み出し可能な第1記憶手段と、前記第1記憶
手段を制御する第1制御手段と、を備えており、前記受
信部は、前記通信回線を通じて伝送される前記画像信号
を記憶可能な第2記憶手段と、前記第2記憶手段から読
み出された前記画像信号を入力し、画面へ表示する表示
手段と、前記第2記憶手段を制御する第2制御手段と、
を備えている。
【0007】特に、第1の発明のシステムでは、前記第
1制御手段は、前記撮像手段で得られた前記画像信号が
前記第1記憶手段へと逐次新たに記憶されることによっ
て、現在から遡る一定期間分の前記画像信号が前記第1
記憶手段に蓄積されるように制御を行うとともに、前記
第2制御手段または外部から前記送信部へと入力される
画像要求信号に応答して、前記第1記憶手段に記憶され
る前記画像信号を、前記通信回線の伝送能力に応じた速
度で読み出し、さらに、当該通信回線を通じて前記受信
部へと伝送する。また、前記第2制御手段は、受信した
前記画像信号を前記第2記憶手段へ一旦書込み、書き込
まれた当該画像信号を、前記表示手段による再生に適し
た速度で逐次読み出し、前記表示手段へと入力する。
【0008】また、第2の発明の画像伝送システムで
は、前記第1制御手段は、前記撮像手段で得られた前記
画像信号を、前記第1記憶手段へ一旦記憶し、その後、
当該第1記憶手段に記憶される前記画像信号を読み出す
とともに、複数のデータ単位に分割して、前記通信回線
を通じて前記受信部へと逐次伝送し、前記第2制御手段
は、受信された前記データ単位に含まれる前記画像信号
を前記第2記憶手段へ書き込むとともに、前記データ単
位での受信が完了するごとに、受信完了を通知する応答
信号を前記通信回線を通じて前記送信部へ返送する。
【0009】また、前記第1制御手段は、さらに、前記
応答信号の返送が途絶えると、前記通信回線を再接続す
る操作を行い、最後に返送された前記応答信号に対応す
る前記データ単位に後続するデータ単位から伝送を再開
し、前記第2制御手段は、さらに、前記複数のデータ単
位の受信がすべて完了した後に、前記第2記憶手段に書
き込まれた前記画像信号を読み出し、前記表示手段へと
入力する。
【0010】なお、この発明において、通信回線とは、
有線、無線の双方の形態を包含する概念である。
【0011】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>図2および図3は、それぞれ、実施の
形態1の画像伝送システムを構成する送信部および受信
部の構成を示すブロック図である。これらの図におい
て、101は送信部、102は受信部、1はカメラ、2
は送信部本体、3はモデム、10は通信回線、11はモ
ニタ、12は受信部本体、そして、13はモデムであ
る。送信部本体2は、画像圧縮部4、メモリ5、およ
び、制御部6を備えている。また、受信部本体12は、
画像伸張部14、メモリ15、そして、制御部16を備
えている。
【0012】カメラ1で撮像して得られた画像信号は、
画像圧縮部4によって圧縮され、圧縮画像信号へと変換
される。この圧縮画像信号は、メモリ5へと格納され
る。制御部6は、これらの画像圧縮部4およびメモリ5
を制御する。メモリ5は、例えばRAMなどの読み書き
自在な記憶媒体であり、一定期間分の圧縮画像信号を格
納するに足る記憶容量を有している。
【0013】制御部6は、通常時においては、カメラ1
の画像信号が逐次変換されて得られる圧縮画像信号を、
メモリ5へと順次書き込む。メモリ5が記憶する圧縮画
像信号は、新たに書き込まれる圧縮画像信号によって、
絶えず更新される。すなわち、メモリ5は、新たに得ら
れる圧縮画像信号を順次記憶することによって、圧縮画
像信号を過去に遡る一定期間分蓄積する。
【0014】制御部16は、画像伸張部14およびメモ
リ15を制御すると同時に、必要に応じて画像要求信号
を、送信部101へと送出する。画像要求信号の送出
は、例えばオペレータの操作に応答して行われる。送信
部101は、画像要求信号を受信すると、制御部6の働
きにより、受信した時点以前、時点以後、あるいは時点
を含む一定期間の圧縮画像信号を、通信回線10の伝送
能力に応じた速度でメモリ5から読出し、モデム3を介
して通信回線10へと送出する。
【0015】送出された圧縮画像信号は、モデム13を
介して受信部本体12へと入力される。制御部6は、こ
の圧縮画像信号を、メモリ15へと書き込む。この書込
みの速度は、通信回線10の伝送速度、言い替えるとメ
モリ5からの読出しの速度に相当する。メモリ15は、
メモリ5と同一の記憶容量を有する。このため、メモリ
15にはメモリ5に蓄積された圧縮画像信号がそのまま
格納される。
【0016】メモリ15への書込みが完了すると、制御
部6は、圧縮画像信号をメモリ15から読出し、画像伸
張部14へと入力する。画像伸張部14は、圧縮画像信
号を逐次伸張することによって、画像信号を再構成す
る。再構成された画像信号はモニタ11へと入力され、
モニタ11によって動画像として再生される。制御部1
6は、メモリ15からの圧縮画像信号の読出しを、画像
の再生に適した速度、例えばカメラ1で撮像された速度
と同一の速度で行う。
【0017】以上のように、制御部6,16およびメモ
リ5,15の働きによって、画像の質の劣化をともなう
ことなく、動画像の撮像の速度とは無関係に、通信回線
10の伝送能力に応じた速度で画像が伝送され、さらに
通信回線10の伝送能力とは無関係の速度で画像が再生
される。したがって、画像の質を犠牲にすることなく、
通信回線10として、通常の電話回線など、伝送能力の
低い回線を用いることが可能である。
【0018】このシステムは、一定のスポットに配置さ
れた送信部101で常時監視をつづけ、この送信部10
1を適宜呼び出すことによって、一定期間にわたってそ
のスポットの監視を実行する監視システムとしての利用
に適している。なお、画像要求信号は、制御部16から
通信回線10を通じて送信部本体2へと入力される代わ
りに、外部から送信部本体2へと直接に入力されてもよ
い。
【0019】例えば、人体検知センサを送信部本体2へ
と接続し、人体の接近が感知されるのに応答して画像要
求信号が送信部本体2へ入力されるように構成すること
も可能である。そうすることで、監視の必要が生じた監
視スポットに対して、自動的に監視を開始することが可
能となる。
【0020】図1は、監視システムとしての利用に、特
に適した形態を示すブロック図である。この画像伝送シ
ステムでは、図2に示した送信部101がN(≧2)個
(図1にはN=3を例示)配設されており、これらの送
信部101が単一の受信部103へと、通信回線10を
通じて集中的に接続されている。すなわち、この画像伝
送システムは、N個の監視スポットを一箇所で集中的に
監視可能な監視システムとして構成されている。
【0021】図1に示すように、受信部103は、受信
部本体22、モニタ11、および、N個の送信部へと通
信回線10を通じてそれぞれ接続されるN個のモデム1
3を備えている。また、受信部本体22には、メモリ2
5、画像伸張部14、および、それらを制御する制御部
26が備わっている。受信部本体22は、複数の送信部
101に対応した受信部本体12(図3)の特殊な形態
に対応している。
【0022】メモリ25には、各々が送信部本体2に備
わるメモリ5と同一の記憶容量を有するN個の単位メモ
リM1〜M3が備わっている。そしてN個の単位メモリ
M1〜M3は、N個のモデム13および通信回線10を
それぞれ通じて、N個の送信部101へとそれぞれ接続
されている。
【0023】N個の送信部101の各々では、通常時に
おいては、カメラ1が撮像して得られた画像信号が圧縮
された上で、送信部本体2に備わるメモリ5(図1)へ
と順次書き込まれる。すなわち、メモリ5は、過去に遡
る一定期間分の圧縮画像信号を常時更新しつつ蓄積して
いる。
【0024】制御部26は、N個の送信部101に対し
て一定の順序で、しかも循環的に画像要求信号を送出す
る。画像要求信号を受信した送信部101は、メモリ5
から圧縮画像信号を、通信回線10の伝送能力に応じた
速度で読出し、モデム3を介して通信回線10へと送出
する。送出された圧縮画像信号は、対応するモデム13
を介して受信部本体22へと入力される。
【0025】制御部26は、この圧縮画像信号を、送出
した送信部101に対応する単位メモリM1〜M3の一
つへと書き込む。この書込みの速度は、通信回線10の
伝送速度、すなわちメモリ5からの読出しの速度に相当
する。制御部26は、単位メモリM1〜M3の中の一つ
への書込みが完了すると、画像要求信号をつぎの送信部
101へと送出する。そうして、つぎの送信部101に
対応する単位メモリM1〜M3の一つへと圧縮画像信号
を書き込む。このようにして、N個の単位メモリM1〜
M3には、N個の送信部101から送信される新たな圧
縮画像信号が順次格納される。
【0026】制御部26は、同時に、N個の単位メモリ
M1〜M3から一定の順序で、しかも循環的に、圧縮画
像信号を読み出し、画像伸張部14へと入力する。画像
伸張部14は、圧縮画像信号を逐次伸張することによっ
て、画像信号を再構成する。再構成された画像信号はモ
ニタ11へと入力され、モニタ11によって動画像とし
て再生される。制御部26は、単位メモリM1〜M3か
らの圧縮画像信号の読出しを、画像の再生に適した速
度、例えばカメラ1で撮像された速度と同一の速度で行
う。
【0027】通信回線10として、通常の電話回線な
ど、伝送能力の低い回線を用いるときには、単位メモリ
M1〜M3への書込みの速度は、読出しの速度よりも遅
くなる。N個の単位メモリM1〜M3の読出しのタイミ
ングと、N個の送信部101へと画像要求信号を送出す
るタイミングとの間の関係を調整することによって、単
位メモリM1〜M3の一つから読み出しが行われている
間に、残りの単位メモリへの書込みを行うことが可能で
ある。
【0028】そうすることによって、通信回線10の伝
送能力における制約を、実用上解消ないし緩和すること
ができる。特に、送信部101の個数Nを、単位メモリ
M1〜M3からの読出しの速度の通信回線10の伝送速
度に対する比率に一致するように設定したときには、モ
ニタ11への画像の再生に空白期間がなく、しかも、通
信回線10は休止なく機能する。すなわち、もっとも無
駄の少ない効率のよい監視が行われ得る。
【0029】例えば、単位メモリM1〜M3の一つから
の読み出し時間が10秒で、一つの送信部101から通
信回線10への圧縮画像信号の送出に要する時間が30
秒である場合には、送信部101の個数Nを3に設定す
ると、通信回線10の動作に無駄がなく、しかも、いず
れかの監視スポットの監視を中断なく遂行することが可
能となる。すなわち、通信回線10の伝送能力における
制約が、監視行為になんら否定的な影響を及ぼさない。
【0030】<実施の形態2>図4および図5は、それ
ぞれ、実施の形態2の画像伝送システムを構成する送信
部および受信部の構成を示すブロック図である。これら
の図において、104は送信部、105は受信部、32
は送信部本体、そして、42は受信部本体である。
【0031】送信部本体32は、画像圧縮部4、メモリ
5、および、制御部36を備えている。また、受信部本
体42は、画像伸張部14、メモリ15、および、制御
部46を備えている。制御部36は画像圧縮部4および
メモリ5の動作を制御し、制御部46は画像伸張部14
およびメモリ15の動作を制御する。
【0032】カメラ1で撮像して得られた画像信号は、
画像圧縮部4で圧縮された後、通信回線10へと送信さ
れる前に、メモリ5へ一旦格納される。そして、通信回
線10を通じて送信部104と受信部105との接続が
実現すると、メモリ5に格納された圧縮画像信号がモデ
ム3を通じて通信回線10へと送出される。このとき、
制御部36は、メモリ5から読み出された圧縮画像信号
を、ファイルと称するデータ単位に分割して通信回線1
0へと送出する。1画面当たりの圧縮画像信号のデータ
量が100kバイトであるとすれば、例えば、圧縮画像
信号を1kバイト単位でファイルに分割する。
【0033】図6は、一つのファイルのデータ形式を示
す説明図である。図6において、50はファイル、51
は識別子、52は分割数、53はデータ番号、54は画
像データまたは制御コード、そして、55はチェックサ
ムである。ファイル50の先頭に配置される識別子51
は、ファイル50が、画像データ(圧縮画像信号)と制
御コードとのいずれを含んでいるかを表示する識別子で
ある。
【0034】分割数52は、送出する圧縮画像信号がい
くつのファイル50に分割されているか、すなわちファ
イル50の総数を示す信号である。例えば、分割数52
の値が、100であるときには、圧縮画像信号が100
個のファイル50に分割されていることを示す。
【0035】データ番号53は、このファイル50が、
分割数52が示す総数のファイルの中の何番目に送出さ
れるファイルに相当するかを示す信号である。データ番
号53の値が20であれば、このファイル50が、例え
ば総数100のファイルの中の20番目のファイルであ
ることを示す。画像データ/制御コード54は、圧縮画
像信号または制御コードであり、ファイル50の実質部
分をなしている。チェックサム55は、誤り検出のため
の信号である。
【0036】このファイル50を単位として、圧縮画像
信号が、送信部104から通信回線10へと逐次送出さ
れる。受信部105では、通信回線10を通じて伝送さ
れたファイル50が、モデム13を介して受信部本体4
2へと逐次入力される。制御部46は、ファイル50に
表示された識別子51、分割数52、データ番号53を
読み取るとともに、これらにもとづいて、画像データ/
制御コード54に含まれる圧縮画像信号を、メモリ15
へと逐次格納する。
【0037】制御部46は、さらに、ファイル50を受
信する度に、応答信号を送信部104へと返送する。図
7は、この応答信号のデータ形式を示す説明図である。
図7において、60は応答信号、61は管理番号、62
は識別子、63は応答データ、そして、64はチェック
サムである。
【0038】管理番号61は、受信部105に付された
識別名であり、応答信号60の発信元を送信部104へ
と通知する信号である。識別子62は、受信したファイ
ル50のデータ番号53に相当する信号であり、何番目
のファイル50を受信したかを通知する信号である。応
答データ63は、受信が誤りなく正常に行われたか否か
を通知する信号である。また、チェックサム64は、応
答信号60の誤り検出のための信号である。
【0039】送信部104では、通信回線10を通じて
返送された応答信号60が、モデム3を介して受信部本
体32の制御部36へと逐次入力される。制御部36
は、ファイル60に表示された管理番号61、識別子6
2、および応答データ63を読み取る。
【0040】送信部104から受信部105への圧縮画
像信号の送信が完了しない間に、通信回線10が切断さ
れ、通信が中断すると、その後は、送信部104は、受
信部105からの応答信号60を受信できなくなる。す
なわち、管理番号61が付された応答信号60の受信が
中断する。これによって、制御部36は、管理番号61
に対応する受信部105との間の通信が中断したことを
認識する。
【0041】その結果、制御部36は、管理番号61に
対応する受信部105へと、通信回線10を再接続す
る。通信回線10が電話回線であれば、管理番号61に
対応する受信部105へとダイヤルすることによって、
通信回線10の再接続が果たされる。通信回線10が再
接続されると、制御部36は、中断する直前の応答信号
60が示す識別子62を参照して、識別子62のつぎの
順番のファイル50から送信を再開する。
【0042】また、通信回線10が切断されなくても、
例えばファイル50に誤りが検出された場合など、受信
が正常に行われなかったときには、制御部46は、応答
データ63として受信異常を通知する値を付与する。制
御部36は、返送された応答信号60に含まれる応答デ
ータ63が受信異常を表示するときにも、この応答信号
60に含まれる識別子62に対応するファイル50、す
なわち受信が異常であったファイル50からあらためて
送信を行う。
【0043】制御部46は、通信回線10の中断の影響
がなく、しかも、正常に受信されたファイル50に含ま
れる圧縮画像信号に限って、メモリ15へと格納する。
したがって、メモリ15には正常な圧縮画像信号のみ
が、しかも正しい順序で蓄積される。すべての圧縮画像
信号の正常な受信が完了したときには、メモリ5に格納
された圧縮画像信号は、すべてメモリ15へと書き込ま
れている。メモリ15への書込みが完了すると、制御部
46の働きで、メモリ15から圧縮画像信号が読み出さ
れ、画像伸張部14で伸張された上で、モニタ11へと
映し出される。
【0044】この画像伝送システムは以上のように動作
するので、通信回線10の品質が劣悪で、頻繁に切断す
る場合においても、効率よく圧縮画像信号を伝送するこ
とが可能となる。また、メモリ5,15、および制御部
36,46を備えるので、実施の形態1と同様に、電話
回線等の伝送速度の低い通信回線10にも対応可能であ
る。
【0045】<変形例> (1)実施の形態1,2では、送信部に画像圧縮部4が備
わり、受信部に画像伸張部14が備わることによって、
通信回線10には圧縮画像信号が伝送される例を取り上
げた。しかしながら、この発明は、これらの画像圧縮部
4、画像伸張部14がないシステムにも実施が可能であ
る。この場合には、通信回線10には圧縮されない画像
信号がそのまま伝送される。
【0046】短時間で伝送を完了するためには、当然な
がら、画像圧縮部4、画像伸張部14が備わるのが望ま
しい。しかしながら、図1に示した例において、個数N
が十分に大きいときには、電話回線としての通信回線1
0へ、圧縮が施されない画像信号を伝送しても、監視の
能率には何等影響を与えない。
【0047】(2)実施の形態2では、通信回線10が切
断されなくても、ファイル50に誤りが検出された場合
など、受信が正常に行われなかったときには、ファイル
50が再送信される例を示した。しかしながら、画像の
一コマにのみ異常があっても、視覚的な影響は希薄であ
ることから、通信回線10が切断されたとき、すなわ
ち、応答信号60が返送されなかったときに限って、フ
ァイル50の再送信を行うように構成しても、画質を大
きく劣化させる恐れはない。
【0048】
【発明の効果】第1の発明のシステムでは、送信部と受
信部の双方に記憶手段が備わり、双方の制御手段の働き
で、撮像および再生の際の速度とは無関係に、通信回線
の伝送能力に応じた速度で画像が伝送される。このた
め、画像の質を犠牲にすることなく、通信回線として、
通常の電話回線など、伝送能力の低い回線を用いること
が可能である。
【0049】第2の発明のシステムでは、送信部と受信
部の双方に記憶手段が備わり、双方の制御手段の働き
で、画像信号が複数のデータ単位に分割して伝送され、
しかも、伝送が中断すると、通信回線の再接続が自動的
に行われ、さらに、中断後のデータ単位から伝送が再開
される。このため、通信を長時間継続することが困難な
通信回線を通じて、画像信号を能率よく伝送することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の画像伝送システムのブロック
図である。
【図2】 実施の形態1の送信部のブロック図である。
【図3】 実施の形態1の受信部のブロック図である。
【図4】 実施の形態2の送信部のブロック図である。
【図5】 実施の形態2の受信部のブロック図である。
【図6】 実施の形態2のファイルのデータ形式を示す
説明図である。
【図7】 実施の形態2の応答信号のデータ形式を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ(撮像手段) 2,32 送信部本体 5 メモリ(第1記憶手段) 6,36 制御部(第1制御手段) 10 通信回線 11 モニタ(表示手段) 12,22,42 受信部本体 15,25 メモリ(第2記憶手段) 16,26,46 制御部(第2制御手段) 50 ファイル(データ単位) 60 応答信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を通じて互いに接続可能な送信
    部と受信部とを備える画像伝送システムにおいて、 前記送信部は、 画像を撮像することにより画像信号を得る撮像手段と、 前記画像信号を記憶可能で、しかも、前記通信回線へと
    読み出し可能な第1記憶手段と、 前記第1記憶手段を制御する第1制御手段と、を備え、 前記受信部は、 前記通信回線を通じて伝送される前記画像信号を記憶可
    能な第2記憶手段と、 前記第2記憶手段から読み出された前記画像信号を入力
    し、画面へ表示する表示手段と、 前記第2記憶手段を制御する第2制御手段と、を備え、 前記第1制御手段は、 前記撮像手段で得られた前記画像信号が前記第1記憶手
    段へと逐次新たに記憶されることによって、現在から遡
    る一定期間分の前記画像信号が前記第1記憶手段に蓄積
    されるように制御を行うとともに、前記第2制御手段ま
    たは外部から前記送信部へと入力される画像要求信号に
    応答して、前記第1記憶手段に記憶される前記画像信号
    を、前記通信回線の伝送能力に応じた速度で読み出し、
    さらに、当該通信回線を通じて前記受信部へと伝送し、 前記第2制御手段は、 受信した前記画像信号を前記第2記憶手段へ一旦書込
    み、書き込まれた当該画像信号を、前記表示手段による
    再生に適した速度で逐次読み出し、前記表示手段へと入
    力することを特徴とする画像伝送システム。
  2. 【請求項2】 通信回線を通じて互いに接続可能な送信
    部と受信部とを備える画像伝送システムにおいて、 前記送信部は、 画像を撮像することにより画像信号を得る撮像手段と、 前記画像信号を記憶可能で、しかも、前記通信回線へと
    読み出し可能な第1記憶手段と、 前記第1記憶手段を制御する第1制御手段と、を備え、 前記受信部は、 前記通信回線を通じて伝送される前記画像信号を記憶可
    能な第2記憶手段と、 前記第2記憶手段から読み出された前記画像信号を入力
    し、画面へ表示する表示手段と、 前記第2記憶手段を制御する第2制御手段と、を備え、 前記第1制御手段は、 前記撮像手段で得られた前記画像信号を、前記第1記憶
    手段へ一旦記憶し、その後、当該第1記憶手段に記憶さ
    れる前記画像信号を読み出すとともに、複数のデータ単
    位に分割して、前記通信回線を通じて前記受信部へと逐
    次伝送し、 前記第2制御手段は、 受信された前記データ単位に含まれる前記画像信号を前
    記第2記憶手段へ書き込むとともに、前記データ単位で
    の受信が完了するごとに、受信完了を通知する応答信号
    を前記通信回線を通じて前記送信部へ返送し、 前記第1制御手段は、さらに、 前記応答信号の返送が途絶えると、前記通信回線を再接
    続する操作を行い、最後に返送された前記応答信号に対
    応する前記データ単位に後続するデータ単位から伝送を
    再開し、 前記第2制御手段は、さらに、 前記複数のデータ単位の受信がすべて完了した後に、前
    記第2記憶手段に書き込まれた前記画像信号を読み出
    し、前記表示手段へと入力することを特徴とする画像伝
    送システム。
JP22128196A 1996-08-22 1996-08-22 画像伝送システム Pending JPH1066041A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22128196A JPH1066041A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 画像伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22128196A JPH1066041A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 画像伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1066041A true JPH1066041A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16764333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22128196A Pending JPH1066041A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 画像伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1066041A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6967675B1 (en) Digital camera with image file transmission
KR920001005B1 (ko) 정지화상 텔레비젼 전화장치 및 그 정지화상 전송 · 표시방법
JPH08223341A (ja) 電子スチルカメラにおける画像データ伝送システム
US5517246A (en) Image processing apparatus and method, and system thereof
JPH10234020A (ja) 画像伝送方法および装置並びに画像伝送システム
JPH0359628B2 (ja)
US6661452B1 (en) Digital camera capable of decreasing a required memory capacity
US7420593B2 (en) Electronic camera utilizing pixel blocks
US20010012061A1 (en) Signal processing method for digital still cameras
JPH1066041A (ja) 画像伝送システム
JPH05167979A (ja) ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法
JPH05898B2 (ja)
US6351600B1 (en) Electronic image recording/reproducing apparatus and method
JP3519996B2 (ja) デジタル記録機器
JP2000341252A (ja) データ通信システム、データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信装置
US6771313B1 (en) Electronic image recording apparatus and data memorizing method therefor
US20110128383A1 (en) Monitoring system
KR100283588B1 (ko) 디지털 데이터 처리 시스템의 메모리 제어 방법
JP2003299076A (ja) 画像伝送装置
JPH06152919A (ja) 公衆網用端末装置およびその制御方法
JPH0965325A (ja) 画像監視装置
JP3457935B2 (ja) 画像伝送システム及びそのための装置
JP2004228991A (ja) デジタルカメラ
JPH0657042B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH10178615A (ja) デジタルスチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Effective date: 20040616

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20050201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02