JP2000341252A - データ通信システム、データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信装置 - Google Patents

データ通信システム、データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信装置

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JP2000341252A
JP2000341252A JP14963799A JP14963799A JP2000341252A JP 2000341252 A JP2000341252 A JP 2000341252A JP 14963799 A JP14963799 A JP 14963799A JP 14963799 A JP14963799 A JP 14963799A JP 2000341252 A JP2000341252 A JP 2000341252A
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Masami Hayashi
正己 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの欠落部分のみを再送することで、デ
ータの再送制御を効率良く行なうことができるデータ通
信システムを提供する。 【解決手段】 プリンタ102では、欠落パケット検出
回路27により欠落パケット(画像データのライン番
号)を検出し、検出された欠落パケットの再送要求コマ
ンドを記録再生装置101に送信する。記録再送装置1
01では、再送要求コマンドに含まれるライン番号の画
像データを再送する。プリンタ102では、再送された
画像データにより最初に送信された画像データの欠落部
分を修復する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期転送モードお
よび非同期転送モードのパケットデータが転送されるシ
リアルバスを介して通信を行なうデータ通信システム、
データ送信装置、データ受信装置およびデータ通信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータと周辺装
置とを接続するインタフェースとして、IEEE139
4規格のシリアルインタフェース(以下、1394シリ
アルバスという)が注目を集めている。1394シリア
ルバスのデータ転送速度は、100M/200M/40
0Mbpsと高速であり、音声データや画像データ等の
マルチメディアデータの転送に適している。また、コネ
クタの形状が小さく、ケーブルが細い点、ディジーチェ
イン構造の他にツリー構造の接続が可能な点、システム
構成を自動認識できる点、周辺機器同士でダイレクトに
接続できる点等、取り扱いの点でも優れている。139
4シリアルバスは、既にパーソナルコンピュータの他D
SC(Digital Still Camera)、DVC(Digital Vide
o Camera)等のオーディオ機器にも採用されており、さ
らなる応用範囲の広がりが期待されている。
【0003】ところで、IEEE1394規格のシリア
ルインタフェースにおける同期転送モードでは、パケッ
トデータの欠落が発生した場合、データが欠落したまま
送信されてしまうといった問題があった。そこで、欠落
部分のデータを再送する通信システムとして、例えば特
開平10−285191の情報処理システムが報告され
ている。
【0004】この情報処理システムは、1394シリア
ルバスで相互に接続された記録再生装置101、プリン
タ102およびPC103を備える。例えば、記録再生
装置101からプリンタ102に同期転送モードで画像
データを転送する場合、記録再送装置101では、記録
媒体に記録された同じ画像を繰り返し送信し、プリンタ
102では、画像の欠落部分を繰り返し受信される同じ
画像から補うことで、欠落部分の無い正常な画像を得
て、印刷を行なっていた。
【0005】例えば、図14に示されるように、1フレ
ームが500本の走査線からなる画像を受信する際、1
回目に送信された画像の5本目のラインLine4に欠
落が生じた場合、2回目に送信された同じ画像の中から
5本目のラインLine4を取り込み、1回目に送信さ
れた画像の欠落部分を修復していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の情報処理システムでは、送信側は、同じデ
ータを繰り返し送信するため、データ転送量が増えしま
うといった問題があった。一方、受信側は、繰り返し受
信される同じデータの中から欠落部分に該当するデータ
を取り込むため、その処理量が増えるといった問題があ
った。したがって、データの欠落部分の修復処理は、そ
の修復すべきデータ量に対し膨大となり、効率の良くな
いものとなっていた。
【0007】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、データの欠落部分のみを再送する
ことで、データの再送制御を効率良く行なうことができ
るデータ通信システムを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ通
信システムは、同期転送モードおよび非同期転送モード
のパケットデータが転送されるシリアルバスに接続され
たデータ送信装置と、前記シリアルバスに接続されたデ
ータ受信装置とを備え、前記データ送信装置は、同期転
送モードで送信されたデータ内の欠落部分を表わす欠落
情報を受信する欠落情報受信手段と、前記欠落情報受信
手段により受信された欠落情報に該当する部分のデータ
を再送するデータ再送手段とを有し、前記データ受信装
置は、同期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分
を検出し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を
生成する欠落情報生成手段と、前記欠落情報生成手段に
より生成された欠落情報を送信元に送信する欠落情報送
信手段と、前記欠落情報送信手段により送信された欠落
情報に応じて前記送信元から再送されたデータを受信す
る再送データ受信手段と、前記再送データ受信手段によ
り受信されたデータにより、前記データ内の欠落部分を
修復するデータ修復手段とを有することを特徴とするも
のである。
【0009】また、この発明に係るデータ通信システム
は、前記データ再送手段は、前記欠落情報に該当する部
分のデータを非同期転送モードで送信することを特徴と
するものである。
【0010】さらに、この発明に係るデータ通信システ
ムは、前記シリアルバスは、IEEE(The Institute
of Electrical and Electronics Engineers )1394
規格に適合したシリアルバスであり、前記同期転送モー
ドは、IEEE1394規格に規定されたアイソクロナ
ス(Isochronous )転送モードであり、前記非同期転送
モードは、IEEE1394規格に規定されたアシンク
ロナス(Asynchronous)転送モードであることを特徴と
するものである。
【0011】また、この発明に係るデータ送信装置は、
同期転送モードおよび非同期転送モードのパケットデー
タが転送されるシリアルバスに接続されるデータ送信装
置であって、同期転送モードで送信されたデータ内の欠
落部分を表わす欠落情報を受信する欠落情報受信手段
と、前記欠落情報受信手段により受信された欠落情報に
該当する部分のデータを再送するデータ再送手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0012】また、この発明に係るデータ受信装置は、
同期転送モードおよび非同期転送モードのパケットデー
タが転送されるシリアルバスに接続されるデータ受信装
置であって、同期転送モードで受信されたデータ内の欠
落部分を検出し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落
情報を生成する欠落情報生成手段と、前記欠落情報生成
手段により生成された欠落情報を送信元に送信する欠落
情報送信手段と、前記欠落情報送信手段により送信され
た欠落情報に応じて前記送信元から再送されたデータを
受信する再送データ受信手段と、前記再送データ受信手
段により受信されたデータにより、前記データ内の欠落
部分を修復するデータ修復手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0013】また、この発明に係るデータ通信装置は、
同期転送モードおよび非同期転送モードのパケットデー
タが転送されるシリアルバスに接続されるデータ通信装
置であって、同期転送モードで送信されたデータ内の欠
落部分を表わす欠落情報を受信する欠落情報受信手段
と、前記欠落情報受信手段により受信された欠落情報に
該当する部分のデータを再送するデータ再送手段と、同
期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分を検出
し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を生成す
る欠落情報生成手段と、前記欠落情報生成手段により生
成された欠落情報を送信元に送信する欠落情報送信手段
と、前記欠落情報送信手段により送信された欠落情報に
応じて前記送信元から再送されたデータを受信する再送
データ受信手段と、前記再送データ受信手段により受信
されたデータにより、前記データ内の欠落部分を修復す
るデータ修復手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ通信シ
ステム、データ送信装置、データ受信装置およびデータ
通信装置の好ましい実施の形態を図面を参照して説明す
る。
【0015】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1のデータ通信システムの構成図である。図1に示
すように、このデータ通信システムは、記録再生装置1
01と、プリンタ102とパーソナルコンピュータ(以
下、PCという)103とを備える。記録再生装置10
1とプリンタ102とは、シリアルバス201により物
理的に接続され、記録再生装置101とプリンタ102
とは、シリアルバス202により物理的に接続されてい
る。
【0016】シリアスバス201および202は、IE
EE(The Institute of Electrical and Electronics
Engineers )1394規格に規定された高性能シリアル
バス(IEEE1394 High Performance Serial Bus)であ
る。記録再生装置101、プリンタ102およびPC1
03は、シリアスバス201および202を介して相互
に接続されている。
【0017】記録再生装置101は、撮像系1、A/D
コンバータ2、画像処理回路3、D/Aコンバータ4、
EVF(Electrical View Finder)5、圧縮/伸長回路
6、記録再生系7、操作部8、システムコントローラ1
0、フレームメモリ11、フレームメモリ12、メモリ
制御部13、メモリ制御部14、データセレクタ15お
よびシリアルI/F16を備える。
【0018】システムコントローラ10は、この装置1
01の制御プログラムおよび制御データを記憶する図示
しないメモリを有し、この装置101の全体を制御す
る。このメモリには、さらに、送信された画像データの
欠落部分を再送する再送プログラムと、受信された画像
データの欠落部分を再送させて修復する修復プログラム
とが記憶されている。
【0019】再送プログラムは、送信先から画像データ
の欠落部分の再送を要求する再送要求コマンドを受信
し、受信された再送要求コマンドに含まれる欠落部分の
情報に該当する画像データを再送するプログラムであ
る。修復プログラムは、受信された画像データ内の欠落
部分を検出し、検出された欠落部分の再送を要求する再
送要求コマンドを送信元に送信するとともに、再送され
た画像データにより最初に受信された画像データの欠落
部分を修復するプログラムである。
【0020】撮像系1は、レンズ、CCDイメージセン
サ等の光学系からなり、画像を光学的に取り込み、光電
変換により画像信号に変換する。A/Dコンバータ2
は、撮影系1により撮影されたアナログ画像信号をディ
ジタル画像データに変換する。画像処理回路3は、A/
Dコンバータ2によりディジタル化された画像データに
所定の画像処理を施す。D/Aコンバータ4は、画像処
理回路3から出力されたディジタル画像データをアナロ
グ画像信号に変換する。EVF5は、D/Aコンバータ
4によりアナログ化された画像信号を表示する。
【0021】圧縮/伸長回路6は、所定の圧縮アルゴリ
ズムを実現する回路と、前記圧縮アルゴリズムに対応す
る伸長アルゴリズムを実現する回路とからなり、画像処
理回路3から出力された画像データを圧縮するととも
に、圧縮された画像データを伸長する。圧縮/伸長アル
ゴリズムとしては、例えば静止画像を圧縮するJPEG
(Joint Photographic Experts Group)や動画像を圧縮
するMPEG(Moving Picture Experts Group)のアル
ゴリズムが用いられる。
【0022】記録再生系7は、記録媒体に画像データを
記録するとともに、記録媒体に記録された画像データを
読み出して再生する。記録媒体としては、磁気テープ、
磁気ディスク等が用いられる。また、記録再生系7は、
PCカードが接続されるコネクタを有し、PCカードド
ライバによりPCカードを駆動する。操作部8は、各種
の操作ボタンやLED等からなり、画像データの記録時
や再生時に操作命令が入力するとともに、装置101の
状態情報を表示する。
【0023】フレームメモリ11は、シリアルバス20
1および202を介して送受される圧縮された画像デー
タを記憶する。フレームメモリ12は、シリアルバス2
01および202を介して送受される圧縮されていない
画像データを記憶する。メモリ制御部13は、システム
コントローラ10の制御命令に従ってフレームメモリ1
1の動作を制御する。メモリ制御部14は、システムコ
ントローラ10の制御命令に従ってフレームメモリ12
の動作を制御する。
【0024】シリアルI/F16は、IEEE1394
規格に適合したシリアルバスが接続されるインタフェー
スであり、シリアルバス201および202が接続され
ている。シリアルI/F16は、シリアルバス201を
介してプリンタ102に画像データを同期転送モードで
送信するとともに、プリンタ102とコマンドデータを
非同期転送モードで送受する。また、シリアルI/F1
6は、シリアルバス202を介してPC103と画像デ
ータを同期転送モードで送受するとともに、コマンドデ
ータを非同期転送モードで送受する。
【0025】IEEE1394規格のデータ転送プロト
コルでは、同期(Isochronous )転送モードおよび非同
期(Asynchronous)転送モードのパケットデータを同時
に転送することができる。同期転送モードのパケットデ
ータを非同期モードのパケットデータよりも優先して転
送することで、同期転送モードのリアルタイム性を保証
している。同期転送モードは、画像データや音声データ
等の、周期的に送信する必要があるリアルタイムデータ
の転送に用いられる。非同期転送モードは、コマンドデ
ータ等の、任意のタイミングによる送受信が許容される
データの転送に用いられる。なお、静止画像は、リアル
タイム転送の必要がない場合には、非同期転送モードで
転送することも可能である。
【0026】リアルタイムデータの同期転送モードのプ
ロトコルとしては、CIP(CommonIsochronous Packe
t)が規定されている。シリアルバス上の機器を制御す
るコマンドデータの非同期転送モードのプロトコルとし
ては、FCP(Function Control Protocol )が規定さ
れている。
【0027】データセレクタ15は、フレームメモリ1
1および12に記憶された画像データをシリアルバス1
6に転送するとともに、シリアルI/F16により受信
された圧縮された画像データをフレームメモリ11に転
送し、シリアルI/F16により受信された圧縮されて
いない画像データをフレームメモリ12に転送する。ま
た、データセレクタ15は、シリアルI/F16により
受信されたコマンドデータをシステムコントローラ10
に転送する。
【0028】画像データの記録時には、撮像系1により
取り込まれたアナログ画像信号は、A/Dコンバータ2
によりディジタル画像データに変換され、画像処理回路
3により所定の画像処理が施される。画像処理回路3か
ら出力された画像データは、D/Aコンバータ4により
アナログ画像信号に戻され、EVF5により撮影中の画
像として表示される。また、画像処理回路3から出力さ
れた画像データは、圧縮/伸長回路6により圧縮され、
記録再生系7により記録媒体に記録される。
【0029】画像データの再生時(送信時)には、記録
再生装置101は、相手側(プリンタ102およびPC
103)と各種のコマンドデータを送受する。コマンド
データは、シリアルI/F16に受信されると、データ
セレクタ15を介してシステムコントローラ10に入力
される。システムコントローラ10によりコマンドデー
タが解析され、各部が制御される。画像データの送信の
前には、例えば、送信先の画像データのデコーダの有
無、デコーダの種類を指定するコマンドデータが受信さ
れる。これにより、圧縮された画像データを送信する
か、圧縮されていない画像データを送信するかが決定さ
れる。
【0030】画像データは、記録再生系7により記録媒
体から再生される。圧縮された画像データをそのまま送
信する場合には、記録再生系7により再生された画像デ
ータは、フレームメモリ11に出力される。圧縮されて
いない画像データを送信する場合には、記録再生系7に
より再生された画像データは、圧縮/伸長回路6により
伸長され、フレームメモリ12に出力される。また、記
録再生系7により再生された画像データは、必要に応じ
て、圧縮/伸長回路6により伸長され、D/Aコンバー
タ4によりアナログ画像信号に戻され、EVF5により
表示される。
【0031】フレームメモリ11および12のそれぞれ
に入力された画像データは、データセレクタ15を介し
てシリアルI/F16に出力される。そして、シリアル
バスI/F16によりシリアルバス201および202
を介して送信先に送信される。
【0032】なお、画像データの記録時および再生時に
は、操作部8により操作命令が入力され、システムコン
トローラ8により各部が制御される。例えば、画像デー
タの再生時には、操作部8の操作命令に従って記録媒体
に記録された画像データの中から所望の画像が選択され
る。
【0033】プリンタ102は、プリンタコントローラ
21、メモリ22、ドライバ23、プリントエンジン2
4、操作部25、シリアルI/F26、欠落パケット検
出回路27、データセレクタ28、復号回路29および
画像処理回路30を備える。
【0034】プリンタコントローラ21は、プリンタ1
02の制御プログラムおよび制御データを記憶する図示
しないメモリを有し、プリンタ102の全体を制御す
る。このメモリには、さらに、受信された画像データ内
の欠落部分を再送させて修復する修復プログラムが記憶
されている。受信された画像データ内の欠落部分は、後
述する欠落パケット検出回路27により検出される。修
復プログラムは、欠落パケット検出回路27により検出
された欠落部分の再送を要求する再送要求コマンドを送
信元に送信するとともに、再送された画像データにより
最初に受信された画像データの欠落部分を修復するプロ
グラムである。
【0035】ドライバ23は、プリンタコントローラ2
1の制御命令に従ってプリントエンジン24の各部、例
えばプリントヘッド、用紙搬送機構等を駆動する。プリ
ントエンジン24は、このプリンタ102に受信された
画像データに基づいて用紙に印刷画像を形成する機構部
分である。操作部25は、操作ボタン、LED、液晶パ
ネル等からなり、操作命令が入力するとともに、プリン
タ102の状態情報を表示する。
【0036】シリアルI/F26は、IEEE1394
規格に適合したシリアルバスが接続されるインタフェー
スであり、シリアルバス201が接続されている。シリ
アルI/F26は、シリアルバス201を介して記録再
生装置101から画像データを同期転送モードで受信す
るとともに、記録再生装置101とコマンドデータを非
同期転送モードで送受する。また、シリアルI/F26
は、シリアルバス201および202を介してPC10
3から画像データを同期転送モードで受信するととも
に、PC103とコマンドデータを非同期転送モードで
送受する。
【0037】欠落パケット検出回路27は、シリアルI
/F26に受信された画像データ内の欠落部分を検出す
る。具体的には、欠落パケット検出回路27は、後述す
るソースパケットのソースパケットヘッダに含まれる画
像データのライン番号により画像データの欠落部分をラ
イン単位で検出する。
【0038】データセレクタ28は、シリアルI/F2
6に受信された画像データを欠落パケット検出回路27
を介して入力し、復号回路29に出力するとともに、シ
リアルI/F26に受信されたコマンドデータを欠落パ
ケット検出回路27を介して入力し、プリンタコントロ
ーラ21に出力する。また、データセレクタ28は、プ
リンタコントローラ21から出力されたコマンドデータ
を入力し、欠落パケット検出回路27を介してシリアル
I/F26に出力する。
【0039】復号回路29は、所定の圧縮アルゴリズム
に従って圧縮された画像データを復号する。圧縮アルゴ
リズムとしては、例えば静止画像を圧縮するJPEGが
用いられる。なお、復号回路29は、入力された画像デ
ータが圧縮されていない場合には、入力された画像デー
タをそのまま出力する。画像処理回路30は、復号回路
29から出力された画像データに所定の画像処理を施
し、プリントエンジン24の画像形成動作に適合する形
式の画像データに展開し、メモリ22に記憶する。ま
た、画像処理回路30は、メモリ22に記憶された画像
データをプリントエンジン24に転送する。なお、メモ
リ22は、プリンタコントローラ21により制御され
る。
【0040】印刷時には、プリンタ102は、相手側
(記録再生装置101およびPC103)と各種のコマ
ンドデータを送受する。コマンドデータは、シリアルI
/F26に受信されると、欠落パケット検出回路27を
介してデータセレクタ28に入力され、データセレクタ
28によりプリンタコントローラ21に転送される。プ
リンタコントローラ21によりコマンドデータが解析さ
れ、各部が制御される。
【0041】画像データの受信の前には、例えば、プリ
ンタデータのデコーダの有無、デコーダの種類を表わす
コマンドデータが相手側に送信される。これにより、相
手側では、圧縮された画像データを送信するか、圧縮さ
れていない画像データを送信するかが決定され、圧縮さ
れた画像データを送信する場合には、その圧縮アルゴリ
ズムが決定される。
【0042】画像データは、シリアルI/F26に受信
されると、欠落パケット検出回路27により画像内の欠
落部分が検出され、データセレクタ28に入力される。
画像データは、データセレクタ28により復号回路29
に出力される。画像データは、圧縮されている場合に
は、復号回路29により復号され、圧縮されていない場
合には、復号回路29によりそのまま画像処理回路30
に出力される。画像データは、画像処理回路30により
所定の画像処理が施され、画像形成動作に適合する形式
の画像データに展開されて、メモリ22に記憶される。
メモリ22に記憶された画像データは、画像処理回路3
0によりプリントエンジン24に転送され、プリントエ
ンジン24により用紙上に印刷画像が形成される。
【0043】PC103は、MPU31、メモリ32、
ハードディスク33、ディスプレイ34、操作部35、
復号回路36およびシリアルI/F37を備える。これ
らは、PCI(Peripheral Component interconnect )
バス38により相互に接続されている。メモリ32は、
ROM、RAM等からなる。ROMには、BIOS等の
制御プログラムが記憶されている。RAMは、キュッシ
ュメモリや主記憶等を構成する。ハードディスク33
は、OS(Operating system)、各種のアプリケーショ
ンプログラム、各種データ等を記憶する。
【0044】このハードディスク33には、さらに、送
信先から画像データの欠落部分の再送を要求する再送要
求コマンドを受信し、受信された再送要求コマンドに含
まれる欠落部分に該当する画像データを再送する再送プ
ログラムと、受信された画像データ内の欠落部分を検出
し、検出された欠落部分の再送を要求する再送要求コマ
ンドを送信元に送信するとともに、再送された画像デー
タにより最初に受信された画像データの欠落部分を修復
する修復プログラムとが記憶されている。再送プログラ
ムは、画像データの送信の際に起動され、修復プログラ
ムは、画像データの受信の際に起動される。
【0045】ディスプレー34は、図示しないD/Aコ
ンバータおよびビデオメモリを有し、ハードディスク3
3に記憶されたOSやアプリケーションプログラムの実
行により生成される情報を画面に表示する。操作部35
は、キーボードやマウス等の入力機器からなる。復号回
路36は、所定の圧縮アルゴリズムに従って圧縮された
画像データを復号する。圧縮アルゴリズムとしては、例
えば静止画像を圧縮するJPEGや動画像を圧縮するM
PEGが用いられる。
【0046】シリアルI/F37は、IEEE1394
規格に適合したシリアルバスが接続されるインタフェー
スであり、シリアルバス202が接続されている。シリ
アルI/F37は、シリアルバス202を介して記録再
生装置と画像データを同期転送モードで送受するととも
に、コマンドデータを非同期転送モードで送受する。ま
た、シリアルI/F37は、シリアルバス201および
202を介してプリンタ102に画像データを同期転送
モードで送信するとともに、プリンタPC102とコマ
ンドデータを非同期転送モードで送受する。MPU31
は、操作部35の操作命令に従ってハードディスク33
に記憶されたOSや各種のアプリケーションプログラム
を実行し、各種のデータ処理、データ通信を行なう。
【0047】画像データの通信時には、PC103は、
相手側(記録再生装置101およびプリンタ102)と
各種のコマンドデータを送受する。画像データの通信の
前には、例えば、相手先の画像データのコーダおよびデ
コーダの有無、コーダおよびデコーダの種類を確認する
コマンドデータが送受される。これにより、圧縮された
画像データを送受するか、圧縮されていない画像データ
を送受するかが決定される。また、圧縮された画像デー
タを送受する場合には、その圧縮アルゴリズムが決定さ
れる。
【0048】次に、このデータ通信システムで送受され
る画像データについて説明する。図2は、NTSC(Na
tional Television System Standard Committee )に準
拠する525−60システムの画像データを示す図であ
る。525−60システムは、525本の走査線からな
るフレームを、インターレス走査により毎秒60フレー
ム表示するシステムであり、例えば家庭用ディジタルビ
デオに使用されている。
【0049】図2に示されるように、1フレームの有効
領域は、720画素×480ラインで構成される。この
有効領域の画素を座標(xLineの位置,yLine
の位置)で表わすと、画像の左上隅の画素は、座標
(0,0)で表され、画像の右下隅の画素は、座標は
(719,479)で表わされる。このように、画像を
構成する各画素は、マトリクス空間により表現される。
【0050】図3は、YUV(4:2:2)の画像デー
タを示す図である。4:2:2は、輝度データYと2つ
の色差データUおよびVとの標本化周波数の比を意味す
る。色差データUおよびVは、輝度データYの水平方向
の標本化周波数の半分の周波数で標本化されている。輝
度データY、色差データUおよび色差データVは、それ
ぞれ8ビットのデータからなる。このため、YUV
(4:2:2)の画像データでは、1画素当たり16ビ
ット(2バイト)のデータが割り当てられている。実際
には、図3に示されるように、U、Y、V、Yの4バイ
トのデータにより2画素が表現される。したがって、7
20画素からなる1ラインは、1440バイトのデータ
により構成される。Line0〜Line479のライ
ンからなる1フレームは、675KByteのデータにより
構成される。
【0051】図4は、RGBの画像データを示す図であ
る。図4に示されるように、この画像データは、1画素
をR(red)、G(green)およびB(blue)の色データ
により表現したものである。R、GおよびBの色データ
は、それそれ階調性を表わす8ビットのデータからな
り、1画素は24ビット(3バイト)のデータにより表
現される。720画素からなる1ラインは、2160バ
イトのデータにより構成される。Line0〜Line
479のラインからなる1フレームは、約1MByteのデ
ータにより構成される。
【0052】図5は、同期転送モードのソースパケット
の一例を示す図である。ソースパケットは、CIP(Co
mmon Isochronous Packet)で規定されるデータブロッ
クの単位である。ソースパケットは、ソースパケットヘ
ッダとソースパケットデータから構成される。図5に示
されるソースパケットは、圧縮されていない画像データ
の1ライン分の画像データをソースパケットデータと
し、そのライン番号を含む4バイトのデータをソースパ
ケットヘッダとしたものである。このソースパケットヘ
ッダに含まれるライン番号は、画像データの再送制御に
使用される。
【0053】次に、記録再生装置101からプリンタ1
02に画像データを転送する動作を図6および図7のフ
ローチャートを参照して詳細に説明する。ここでは、図
4に示された1フレーム分の圧縮されていない画像デー
タが、図5に示されたソースパケットにパケット化さ
れ、同期転送モードで転送されるものとする。
【0054】まず、記録再生装置101において、操作
部8の操作命令に従ってシステムコントローラ10によ
りプリンタ102にデータを転送するための設定が行わ
れ(ステップS1)、コマンドが非同期転送モードでプ
リンタ102に転送される。このコマンドには、データ
転送を行なう旨の通知や、送信パケット総数、相手先の
能力(デコーダの有無、デコーダの種類)の応答要求等
が含まれている。プリンタ102において、コマンドが
受信されると、プリンタコントローラ21によりコマン
ドが解析され、各部が制御される。受信されたコマンド
に含まれる送信パケット総数が欠落パケット検出回路2
7に記憶され、自己の能力(デコーダの有無、デコーダ
の種類)を含むコマンドが非同期転送モードで記録再生
装置101に転送される(ステップS2)。
【0055】次に、記録再生装置101において、コマ
ンドが受信されると、システムコントローラ10により
コマンドが解析され、各部が制御される。このとき、コ
マンドに含まれるプリンタ102の能力に基づきプリン
タ102のデコーダが確認される(ステップS3)。こ
こで、デコーダが有ると確認され(ステップS3、YE
S)、デコーダの種類が判別され、画像データのデコー
ドが可能と判定された場合には(ステップS4、YE
S)、「デコーダ有」が設定される(ステップS5)。
一方、デコーダが無いと確認された場合(ステップS
3、NO)、並びに、デコーダの種類が判別され、画像
データのデコードが不可能と判定された場合には(ステ
ップS4、NO)、「デコーダ無」が設定される(ステ
ップS6)。
【0056】次に、記録再生装置101において、操作
部8の操作命令に従って、画像の中から所望の画像が選
択され、選択された画像が記録再生系7により再生され
る(ステップS7)。ここで、ステップS5で、「デコ
ーダ有」が設定された場合には(ステップS8、YE
S)、再生された画像データは、フレームメモリ11に
記憶される(ステップS9)。一方、ステップS6で、
「デコーダ無」が設定された場合には(ステップS8、
NO)、再生された画像データは、フレームメモリ12
に記憶される(ステップS10)。
【0057】次に、記録再生装置101において、プリ
ンタ102から送信された転送開始コマンドが受信され
ると(ステップS11)、フレームメモリ11または1
2に記憶された画像データが読み出され、画像データの
転送が開始される(ステップS12)。なお、画像デー
タは、同期転送モードで転送される。
【0058】次に、プリンタ102において、画像デー
タが受信されると、欠落パケット検出回路27により欠
落パケットの検出処理が行なわれる(ステップS1
3)。次に、プリンタ102において、画像データの転
送が終了し、記録再生装置101から非同期転送モード
で送信された転送終了コマンドが受信されると(ステッ
プS14)、欠落パケットの有無が確認される(ステッ
プS15)。
【0059】ここで、欠落パケットが有ると確認された
場合には、欠落パケットの再送を要求する再送要求コマ
ンドが記録再送装置101に非同期転送モードで送信さ
れる(ステップS16)。そして、この再送要求コマン
ドに応じて記録再生装置101から欠落パケットが同期
転送モードで再送されると(ステップS17)、欠落パ
ケット検出回路27により再送されたパケットの欠落が
検出される(ステップS18)。欠落パケットの再送が
終了し、記録再生装置101から非同期転送モードで送
信された再送終了コマンドが受信されると(ステップS
19)、再送された画像データにより最初に送信された
画像データの欠落部分が修復され(ステップS20)、
ステップS15に戻り、再度、欠落パケットの有無が確
認される。
【0060】ステップS15において、欠落パケットが
無いと確認された場合には、全ての画像データが転送さ
れた旨を表わす全データ転送完了コマンドが非同期転送
モードで記録再生装置101に転送される(ステップS
21)。次に、記録再生装置101において、他の画像
が選択されている場合には(ステップS22、YE
S)、ステップS7に戻り、他の画像が選択されていな
いが(ステップS22、NO)、他の機器(PC10
3)に転送する場合には(ステップS23、YES)、
ステップS1に戻る。一方、他の機器に転送しない場合
には(ステップS23、NO)、転送処理を終了する。
【0061】図8は、図7に示された欠落パケット検出
処理のフローチャートである。欠落パケット検出回路2
7は、受信された画像データのライン番号をカウントす
るカウンタを有する。また、欠落パケット検出回路27
は、欠落した画像データのライン番号を記憶する記憶部
を有する。
【0062】まず、最初のソースパケットが受信される
と(ステップS31)、カウンタの値が0にセットされ
(ステップS32)、このカウント値とソースパケット
ヘッダに含まれる画像データのライン番号とが比較され
る(ステップS33)。ここで、カウンタの値とライン
番号が一致したときには、ソースパケットが正常に受信
されたと判断され、カウンタの値が「1」インクリンメ
ントされ(ステップS34)、次のソースパケットの待
機状態となる。そして、次のソースパケットが受信され
ると(ステップS35)、ステップS33に戻る。
【0063】一方、ステップS33で、カウンタの値と
ヘッダのライン番号が一致しないときには、ソースパケ
ットの欠落が発生したと判断され、このカウント値が欠
落した画像データのライン番号として記憶される(ステ
ップS36)。次で、カウンタの値が「1」インクリメ
ントされ(ステップS37)、ステップS33に戻る。
なお、この欠落パケット検出処理は、転送終了コマンド
が受信されると終了する。
【0064】例えば、図9に示されるように、Line
3およびLine4が受信されずに、Line5が受信
されたものとする。このとき、カウンタの値は「3」で
あり、ソースパケットヘッダに含まれる画像データのラ
イン番号は「5」であるから、ステップS33で不一致
となり、ステップS34でカウント値「3」が欠落した
画像データのライン番号として記憶される。そして、カ
ウント値が「4」にインクリメントされ、ステップS3
3に戻る。このときも結果は不一致であるから、カウン
ト値「4」が欠落した画像データのライン番号として記
憶される。そして、カウント値が「5」にインクリメン
トされ、ステップS33に戻る。このときは、結果は一
致となるので、ソースパケットが正常に受信されたと判
断される。
【0065】図10は、図7に示された再送要求コマン
ド送信処理のフローチャートである。ステップS14に
おいて、転送終了コマンドが受信されると、欠落パケッ
ト検出回路27に予め記憶された送信パケット総数とカ
ウント値とが比較される(ステップS41)。
【0066】ここで、受信パケット総数とカウント値が
一致しないときには、現在のカウント値から(受信パケ
ット総数−1)までの値が欠落した画像データのライン
番号として記憶される。そして、欠落パケット検出回路
27に記憶された欠落パケットの画像データのライン番
号が読み出され、画像データの再送を要求する情報が付
加された再送要求コマンドが非同期転送モードで記録再
生装置101に送信される(ステップS42)。
【0067】一方、ステップS41において、受信パケ
ット総数とカウント値とが一致したときには、欠落パケ
ット検出回路27の記憶部がアクセスされ(ステップS
43)、ライン番号が記憶されている場合には、ステッ
プS42に進む。一方、ライン番号が記憶されていない
場合には、欠落パケットが無いと判断され、ステップS
21に進み、全データ転送完了コマンドが非同期転送モ
ードで記録再生装置101に転送される。
【0068】図11は、図7に示された再送欠落パケッ
ト検出処理のフローチャートである。欠落パケット検出
回路27において、ソースパケットが受信されると(ス
テップS51)、受信されたソースパケットに含まれる
画像データのライン番号が欠落パケット検出回路27の
記憶部から検索される(ステップS52)。ここで、欠
落パケット検出回路27の記憶部から同じライン番号が
検索されたときには、当該ライン番号が前記記憶部から
削除され(ステップS53)、次のソースパケットの待
機状態となり、ステップS51に戻る。一方、欠落パケ
ット検出回路27の記憶部から同じライン番号が検索さ
れないときには、次のソースパケットの待機状態とな
り、ステップS51に戻る。この処理は、再送終了コマ
ンドが受信されると終了し、欠落パケット検出回路27
の記憶部に残されたライン番号のパケットが欠落パケッ
トとなる。
【0069】以上のように、実施の形態1によれば、プ
リンタ102では、欠落パケット検出回路27により欠
落パケット(画像データのライン番号)を検出し、検出
された欠落パケットの再送要求コマンドを記録再生装置
101に送信する。記録再送装置101では、再送要求
コマンドに含まれるライン番号の画像データを再送す
る。プリンタ102では、再送された画像データにより
最初に送信された画像データの欠落部分を修復する。そ
して、プリンタ画像データが完全に修復されるまで、プ
リンタ102では、再送されたソースパケットの欠落の
検出と再送要求コマンドの送信とを繰り返し、記録再生
装置101では、受信された再送要求コマンドに該当す
るライン番号の画像データを再送する。
【0070】したがって、転送される画像データに欠落
が発生した場合、欠落したソースパケットのみを再送す
ることができるので、画像データの欠落部分の修復を必
要最小限の処理により効率良く行なうことができる。
【0071】なお、実施の形態1では、プリンタ102
がデータの再送を要求し、記録再送装置101がデータ
を再送する再送制御を説明したが、再送制御は、このデ
ータ通信システムの他の機器間でも行われる。例えば、
記録再生装置101は、画像データの受信時に、システ
ムコントローラのメモリに記憶された修復プログラムを
用いてデータの再送を要求する側として動作することが
できる。PC103は、画像データの送信時に、ハード
ディスク33に記憶された再送プログラムを使用してデ
ータを再送する側として動作するとともに、画像データ
の受信時に、ハードディスク33に記憶された修復プロ
グラムを使用してデータの再送を要求する側として動作
することができる。
【0072】実施の形態2.実施の形態2のデータ転送
システムは、図1に示された実施の形態1のデータ転送
システムと同様の構成であるが、画像データの再送を非
同期転送モードで行なう点が異なる。記録再生装置10
1からプリンタ102に画像データを転送する動作を図
12および図13のフローチャートを参照して説明す
る。なお、ステップS61〜S80は、図6および図7
に示されたステップS1〜S20と同様であり、ステッ
プS81〜S83は、図7に示されたステップS21〜
S23と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
【0073】ステップS77において、記録再生装置1
01からプリンタ102に欠落パケットが非同期転送モ
ードで再送される。ところで、IEEE1394の非同
期転送モードでは、パケットデータを受信した受信装置
は、データを正常に受信した旨を表わすアクノリッジ信
号を直ちに返送する。これにより、送信装置は、送信し
たデータが正常に受信されたかどうかを判断することが
できる。
【0074】記録再生装置101は、プリンタ102か
ら返送されるアクノリッジ信号の応答時間を管理し、ア
クノリッジ信号が所定の時間内に返送されないときに
は、前に送信した画像データを再送する。そして、全て
のパケットを再送すると、再送終了コマンドを送信する
(ステップS79)。このため、プリンタ102では、
再送されたパケットにより画像データの欠落部分が修復
されると(ステップS80)、ステップS81に進み、
全データ転送完了コマンドが非同期転送モードで記録再
生装置101に転送される。したがって、再送要求コマ
ンドの送信を1回で済ますことができる。
【0075】以上のように、実施の形態2によれば、非
同期転送モードで欠落パケットを再送するので、1回の
再送要求コマンドの送信により全ての欠落パケットを再
送することができる。したがって、プリンタ102の欠
落パケットの管理を簡略化することができる。なお、実
施の形態1および2では、画像データを再送している
が、再送の対象となるデータは画像データに限るもので
はく、音声データ等の大容量のデータが対象となる。
【0076】
【発明の効果】この発明のデータ通信システム、データ
送信装置、データ受信装置、並びに、データ通信装置に
よれば、データ受信装置では、欠落情報生成手段により
同期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分を検出
して前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を生成
し、生成された欠落情報を欠落情報送信手段により送信
元に送信する。データ送信装置では、受信装置から送信
された欠落情報を欠落情報受信手段により受信し、受信
された欠落情報に該当する部分のデータをデータ再送手
段により再送する。データ受信装置では、データ送信装
置から再送されたデータを再送データ受信手段により受
信し、データ修復手段により前記データ内の欠落部分を
修復する。
【0077】したがって、転送される画像データに欠落
が発生した場合、欠落したソースパケットのみを再送す
ることができるので、データの再送制御を必要最小限の
処理により効率良く行なうことができる。
【0078】また、この発明のデータ通信システムによ
れば、前記データ再送手段を、前記欠落情報に該当する
部分のデータを非同期転送モードで再送するように構成
する。したがって、1回の再送要求コマンドの送信によ
り全ての欠落パケットを再送することが可能となり、受
信側の欠落パケットの管理を簡略化することが可能とな
る。
【0079】さらに、この発明のデータ通信システムに
よれば、IEEE1394規格に適合したシリアルバス
を用い、IEEE1394規格に規定されたアイソクロ
ナス(Isochronous )転送モードとIEEE1394規
格に規定されたアシンクロナス(Asynchronous)転送モ
ードとによりデータを転送するように構成する。したが
って、1394シリアルバスで接続された機器間で、デ
ータ量が膨大なマルチメディアデータを好適に送受する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のデータ転送システ
ムの構成図である。
【図2】 NTSCに準拠する525−60システムの
画像データを示す図である。
【図3】 YUV(4:2:2)の画像データを示す図
である。
【図4】 RGBの画像データを示す図である。
【図5】 同期転送モードのソースパケットの一例を示
す図である。
【図6】 実施の形態1のデータ転送システムの動作を
示すフローチャートである。
【図7】 実施の形態1のデータ転送システムの動作を
示すフローチャートである。
【図8】 図7に示された欠落パケット検出処理のフロ
ーチャートである。
【図9】 欠落パケットの再送方法を示す図である。
【図10】 図7に示された再送要求コマンド送信処理
のフローチャートである。
【図11】 図7に示された再送欠落パケット検出処理
のフローチャートである。
【図12】 実施の形態2のデータ転送システムの動作
を示すフローチャートである。
【図13】 実施の形態2のデータ転送システムの動作
を示すフローチャートである。
【図14】 従来の欠落データの再送方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 撮像系、 2 A/Dコンバータ、 3 画像信号
回路、 4 D/Aコンバータ、 5 表示部、 6
圧縮/伸長回路、 7 記録再生系、 8 操作部、
10 システムコントローラ、 11 フレームメモ
リ、 12 フレームメモリ、 13 メモリ制御部、
14 メモリ制御部、 15 データセレクタ、 1
6 シリアルI/F、 21 プリンタコントローラ、
22 メモリ、 23 ドライバ、 24 プリント
エンジン、 25 操作部、 26シリアルI/F、
27 欠落パケット検出回路、 28 データセレク
タ、29 復号回路、 30 画像処理回路、 31
MPU、 32 メモリユニット、 33 ハードディ
スク、 34 ディスプレイ、 35 操作部、36
復号回路、 37 シリアルI/F37、 38 PC
Iバス、 101記録再生装置、 102 プリンタ、
103 パーソナルコンピュータ、201 シリアル
バス、 202 シリアスバス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA00 PP01 PP04 PP16 RA09 RB03 RB16 RE01 RF01 RF07 RF13 RF15 RF23 SS06 SS11 SS14 SS15 SS26 UA05 UA29 5C075 CE02 CE09 CE14 FF90 5K014 AA01 AA02 AA04 EA00 EA07 FA03 HA05 5K032 AA05 BA02 BA04 BA16 CC04 CD01 DA01 DB24 DB28 EA04 5K034 AA06 CC02 DD01 FF02 HH11 TT01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期転送モードおよび非同期転送モード
    のパケットデータが転送されるシリアルバスに接続され
    たデータ送信装置と、 前記シリアルバスに接続されたデータ受信装置とを備
    え、 前記データ送信装置は、 同期転送モードで送信されたデータ内の欠落部分を表わ
    す欠落情報を受信する欠落情報受信手段と、 前記欠落情報受信手段により受信された欠落情報に該当
    する部分のデータを再送するデータ再送手段とを有し、 前記データ受信装置は、 同期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分を検出
    し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を生成す
    る欠落情報生成手段と、 前記欠落情報生成手段により生成された欠落情報を送信
    元に送信する欠落情報送信手段と、 前記欠落情報送信手段により送信された欠落情報に応じ
    て前記送信元から再送されたデータを受信する再送デー
    タ受信手段と、 前記再送データ受信手段により受信されたデータによ
    り、前記データ内の欠落部分を修復するデータ修復手段
    とを有することを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記データ再送手段は、前記欠落情報に
    該当する部分のデータを非同期転送モードで再送するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 前記シリアルバスは、IEEE(The In
    stitute of Electrical and Electronics Engineers )
    1394規格に適合したシリアルバスであり、 前記同期転送モードは、IEEE1394規格に規定さ
    れたアイソクロナス(Isochronous )転送モードであ
    り、 前記非同期転送モードは、IEEE1394規格に規定
    されたアシンクロナス(Asynchronous)転送モードであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 同期転送モードおよび非同期転送モード
    のパケットデータが転送されるシリアルバスに接続され
    るデータ送信装置であって、 同期転送モードで送信されたデータ内の欠落部分を表わ
    す欠落情報を受信する欠落情報受信手段と、 前記欠落情報受信手段により受信された欠落情報に該当
    する部分のデータを再送するデータ再送手段とを備えた
    ことを特徴とするデータ送信装置。
  5. 【請求項5】 同期転送モードおよび非同期転送モード
    のパケットデータが転送されるシリアルバスに接続され
    るデータ受信装置であって、 同期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分を検出
    し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を生成す
    る欠落情報生成手段と、 前記欠落情報生成手段により生成された欠落情報を送信
    元に送信する欠落情報送信手段と、 前記欠落情報送信手段により送信された欠落情報に応じ
    て前記送信元から再送されたデータを受信する再送デー
    タ受信手段と、 前記再送データ受信手段により受信されたデータによ
    り、前記データ内の欠落部分を修復するデータ修復手段
    とを備えたことを特徴とするデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 同期転送モードおよび非同期転送モード
    のパケットデータが転送されるシリアルバスに接続され
    るデータ通信装置であって、 同期転送モードで送信されたデータ内の欠落部分を表わ
    す欠落情報を受信する欠落情報受信手段と、 前記欠落情報受信手段により受信された欠落情報に該当
    する部分のデータを再送するデータ再送手段と、 同期転送モードで受信されたデータ内の欠落部分を検出
    し、前記データ内の欠落部分を表わす欠落情報を生成す
    る欠落情報生成手段と、 前記欠落情報生成手段により生成された欠落情報を送信
    元に送信する欠落情報送信手段と、 前記欠落情報送信手段により送信された欠落情報に応じ
    て前記送信元から再送されたデータを受信する再送デー
    タ受信手段と、 前記再送データ受信手段により受信されたデータによ
    り、前記データ内の欠落部分を修復するデータ修復手段
    とを有することを特徴とするデータ通信装置。
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