JPH106596A - プリンタのインクリボンカートリッジ - Google Patents

プリンタのインクリボンカートリッジ

Info

Publication number
JPH106596A
JPH106596A JP16470696A JP16470696A JPH106596A JP H106596 A JPH106596 A JP H106596A JP 16470696 A JP16470696 A JP 16470696A JP 16470696 A JP16470696 A JP 16470696A JP H106596 A JPH106596 A JP H106596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
ink ribbon
bearing
side bearing
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16470696A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kondo
真一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP16470696A priority Critical patent/JPH106596A/ja
Publication of JPH106596A publication Critical patent/JPH106596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シェルを繰り返し再利用することができ、か
つインクリボンユニットの装着が容易に行うことのでき
るプリンタのインクリボンカートリッジ。 【解決手段】 駆動側軸受機構13,14は駆動側軸受
板18及びその前面を覆う駆動側軸受カバー板20と、
駆動側軸受板18及び駆動側軸受カバー板20の上部に
開放部21a,22aを有するU字状の駆動側軸受部2
1,22と、駆動側軸受板18及び駆動側軸受カバー板
20の空間内で上記駆動側軸受部21,22に対応して
配置され支持手段を介して支持した異種部材からなる軸
抜け止め部材23から構成され、従動側軸受機構15,
16は上部に開放部29aを有する軸受ガイド部29
と、軸受ガイド部29の底部に支持され前面に凹面状の
従動側軸受部30を有するキャップ状の軸受部材31
と、軸受部材31を突出方向へ付勢するコイルばね32
とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ映像等の記
録画像をハードコピー、いわゆるカラー等の写真として
印画するためのプリンタ装置に使用され、インクリボン
を巻装したスプール軸が収納されているインクリボンカ
ートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクリボンカートリッジを図8
及び図9について説明する。図8はインクリボンカート
リッジの分解状態の斜視図、図9は組み立て状態の斜視
図である。
【0003】インクリボンカートリッジは下シェル40
と上シェル41及びインクリボンユニット1とから構成
されている。
【0004】まず、下シェル40の構成から説明する
と、下シェル40は左右に一対の半円状のスプール軸収
納部42,43を有し、両スプール軸収納部42,43
の両端部は壁面板44,45により連接されている。一
方の壁面板44には後述するインクリボンユニット1の
両スプール軸の駆動側軸部が軸受けされる軸受孔46,
47が設けられ、他方の壁面板45には軸受孔46,4
7にそれぞれ対向して両スプール軸の従動側軸部が軸受
けされるU字状の軸受部48,49が設けられている。
上述した両スプール軸収納部42,43の間は開口部5
0となっている。尚、両スプール軸収納部42,43の
外側縁部にはリブ51,51が形成してある。
【0005】また、上シェル41はその上面に下シェル
40の開口部50とほぼ同じ大きさの開口部52を有し
ており、下シェル40に合体されることによってインク
リボンカートリッジの筐体を構成する。尚、上シェル4
1の外側縁部にもリブ53,53が形成されている。
【0006】一方、インクリボンユニット1は次のよう
に構成されている。符号2が未使用のインクリボン3が
巻き取られているリボン供給側スプール軸であり、4が
使用済みのインクリボンが巻き取られるリボン巻取側ス
プール軸である。両スプール軸2,4の一端部にはフラ
ンジ5a,6aを介して中空状の駆動側軸部5,6が設
けられ、この駆動側軸部5,6の内周面には図示しない
がプリンタの駆動軸と係合する突部が形成されている。
【0007】また、両スプール軸2,4の他端部には従
動側軸部7,8が設けられている。尚、リボン供給側ス
プール2と従動側軸部7の間の軸部分にはリボンコード
読取リング9が回転可能に支持されている。
【0008】このように構成したインクリボンカーシト
リッジの組み立ては、まず、インクリボンユニット1の
両スプール軸2,4の駆動側軸部5,6を下シェル40
の軸受孔46,47にそれぞれ軸受けした後、従動側軸
部7,8を従動側軸部48,49にそれぞれ軸受けして
両スプール軸2,4をスプール軸収納部42,43に収
納する。その後、上シェル41を下シェル40に合体し
両シェル40,41の接合し合うリブ51,53をスポ
ット等の溶接54により溶着固定することで、図9に示
すインクリボンカートリッジが構成される。従って、リ
ボン供給側スプール軸2からリボン巻取側スプール軸4
へ横断するインクリボン3は両シェル40,41の開口
部50,52から露出する。また、リボンコード読取リ
ング9はその一部が両シェル40,41にそれぞれ形成
した切欠部40a,41aから露出するようにされてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のインクリボンカートリッジは、プリンタ装置に装着
されプリント動作に供されインクリボンを全て使い切る
と、インクリボンの再使用はできず廃棄されるものであ
る。しかし、カートリッジの筐体を構成する下シェル4
0及び上シェル41はその機能が何等損なわれることが
ないためシェル内からインクリボンユニットを取り出せ
ば再び使用することが可能であるが、カートリッジの製
品状態では両シェル40,41が溶着固定されているの
で分離することが困難となり、たとえ、分離されたとし
てもシェル自体が損傷するため従来ではインクリボンカ
ートリッジ全体を廃棄せざるを得ず、このため、不経済
である。
【0010】また、インクリボンカートリッジを廃棄す
るに当たっては、当該カートリッジをバラして使用済み
のインクリボンとシェル及びスプール軸とを分別しなけ
ればならず、このための分別作業が面倒であると共に、
シェルの焼却に当たっても高温に耐え得る焼却炉が必要
となり、廃棄処理に手数を要していた。
【0011】一方、カートリッジの筐体に対してインク
リボンユニットが交換可能なインクリボンカートリッジ
も従来より市販されているが、インクリボンユニットの
交換作業に手間どり、このためインクリボンの品質を損
なったりすることがある。
【0012】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、カートリッジの筐体であるシェ
ルを繰り返し再利用することができ、かつインクリボン
ユニットの装着がワンタッチ操作で容易に行うことので
きるプリンタのインクリボンカートリッジを得ることを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるプリンタのインクリボンカートリッジ
は、未使用のインクリボンを巻付けてあるリボン供給ス
プール軸と使用済みのインクリボンを巻取るリボン巻取
りスプール軸との駆動側軸部及び従動側軸部が下シェル
のみから構成されるカートリッジ筐体の各々の駆動側軸
受機構及び従動側軸受機構に回転可能に軸受けされるプ
リンタのインクリボンカートリッジにおいて、駆動側軸
受機構は上部に開放部を有し、開放部から駆動側軸部が
挿入され軸受けされるU字状の駆動側軸受部と、駆動側
軸受部に対応して配置され支持手段を介して支持されて
いる異種部材からなる弾性変形可能の軸抜け止め部材と
からなり、従動側軸受機構は上部に開放部を有し、開放
部から従動側軸部が挿入され当該従動側軸部がガイドさ
れる軸受ガイド部と、この軸受ガイド部の底部に支持さ
れ前面に凹面状あるいは凸面状の従動側軸受部を有する
キャップ状の軸受部材と、軸受部材を突出方向へ付勢す
るスプール押しばねとからなるものである。
【0014】このように構成したことで、インクリボン
のスプール軸の駆動側軸部及び従動側軸部をカートリッ
ジ筐体の上方から駆動側軸受機構及び従動側軸受機構に
落とし込むことによって、駆動側軸部は軸抜け止め部材
を押し開いて駆動側軸受部に軸受けされると共に、軸抜
け止め部材により駆動側軸部の抜け出しが防止される。
また、従動側軸部は軸受ガイド部にガイドされ軸受部材
の従動側軸受部に軸受けすることができる。
【0015】また、軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜
け止め部材の底部に形成した1つの係合部がカートリッ
ジ筐体に形成した係止部に嵌合される構成とした。これ
によって、軸抜け止め部材を上方から差し込むことで係
合部がカートリッジ筐体側の係止部に嵌合し支持するこ
とができる。
【0016】また、軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜
け止め部材の底部に形成した左右一対の係止爪がカート
リッジ筐体に形成した左右一対の係止片に係合される構
成とした。これによって、軸抜け止め部材を上方から差
し込むことで一対の係止爪がカートリッジ筐体側の一対
の係止片に係合され支持することができる。
【0017】また、軸抜け止め部材の支持手段は、2つ
の軸抜け止め部材がフレームで一体化され、このフレー
ムがカートリッジ筐体に保持されている構成とした。こ
れによって、2つの抜け止め部材を共通のフレームを介
して同時に保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプリンタのイ
ンクリボンカートリッジの実施例を図面を参照して説明
する。
【0019】図1は本例によるインクリボンカートリッ
ジであり、インクリボンユニットとカートリッジ筐体を
構成するシェルの分離状態の斜視図である。
【0020】インクリボンユニットは図8で説明したイ
ンクリボンユニット1と同一構成であり、未使用のイン
クリボン3が巻き取られているリボン供給側スプール軸
2と使用済みのインクリボンを巻き取るリボン巻取側ス
プール軸4から構成されている。両スプール軸2,4の
一端部にはフランジ5a,6aを介して中空状の駆動側
軸部5,6が設けられ、この駆動側軸部5,6の内周面
にはプリンタ装置の駆動軸と係合する突部が形成されて
いる。
【0021】また、両スプール軸2,4の他端部にはフ
ランジ7a,8a及びガイド軸7b,8bを介して従動
側軸部7,8が設けられている。尚、リボン供給側スプ
ール2と従動側軸部7の間の軸部分のリボンコード読取
リングは図では省略されている。
【0022】次に、本発明のシェルの構成について説明
する。シェルは下シェルのみから構成され、例えばHI
PS(高衝撃性ポリスチレン)樹脂から成形され、以
下、シェルをカートリッジ筐体10として説明する。
【0023】カートリッジ筐体10は左右に一対のスプ
ール軸収納部11,12を有し、両スプール軸収納部1
1,12の一側部には駆動側軸受機構13,14が設け
られ、他側部には従動側軸受機構15,16が設けられ
ている。
【0024】まず、駆動側軸受機構13,14について
説明する。駆動側軸受機構13,14は同一構成である
ため一方の駆動側軸受機構13について説明する。
【0025】駆動側軸受機構13はカートリッジ筐体1
0から一体成形され壁面板17によって連接された駆動
側軸受板18と、この壁面板17及び駆動側軸受板18
の前面を覆う別部材からなる壁面カバー板19及び駆動
側軸受カバー板20と後述する軸抜け止め部材から構成
されている。駆動側軸受板18と駆動側軸受カバー板2
0との間は空間状態となっている。そして、駆動側軸受
板18と駆動側軸受カバー板20には上部に開放部21
a,22aを有するU字状の駆動側軸受部21,22が
形成されている。この駆動側軸受部21,22に上述し
たインクリボンユニット1の駆動側軸部5が回転可能に
軸受けされる。
【0026】駆動側軸受板18と駆動側軸受カバー板2
0との空間内で軸受部分に軸抜け止め部材23が取り付
けられている。
【0027】この軸抜け止め部材23の詳細を図2〜図
4を参照して説明する。尚、図3及び図4は駆動側軸受
カバー板20を取り外した状態の正面図である。
【0028】軸抜け止め部材23は耐摺動性のよい例え
ばPOM(ポリアセタール樹脂)から成形され、ほぼ馬
蹄形状で弾性変形可能である。軸抜け止め部材23の上
部の開放端部には内側に向き合うように突出する軸抜け
止め爪24,24を有し、また、軸抜け止め部材23の
下面中央部には支持手段として蟻溝状の係合穴25を有
する左右に弾性変形可能の係合部26が形成されてい
る。
【0029】このように構成した軸抜け止め部材23の
組み込み手順としては、駆動側軸受カバー20を取り外
した状態において、軸抜け止め部材23の係合部26を
駆動側軸受板18の底面内に一体成形されて突出するほ
ぼ茸状の係入部27に上方から押し込むことで、係合部
26が押し広げられ係入部27に嵌合され図3に示すよ
うに軸抜け止め部材23を支持することができる。ま
た、係合部26と係入部27との嵌合の別の方法として
係入部27の側方から係合部26を嵌合させることも可
能である。尚、軸抜け止め部材23を取り付けた後、駆
動側軸受板18及び壁面板17に駆動側軸受カバー板2
0及び壁面カバー板19を被せ、接着あるいは溶着によ
り固定する。
【0030】軸抜け止め部材23の支持状態では、図3
に示したように軸抜け止め爪24,24は駆動側軸受部
21の軸受径Dより内側に突出していると共に、軸抜け
止め部材23の内径D1 は駆動側軸受部21の軸受径D
より若干大きくなっている。
【0031】すなわち、上述した駆動側軸受機構13は
駆動側軸受部21にその上部の開放部21aから駆動側
軸部5が挿入されることで、軸抜け止め部材23の軸抜
け止め爪24,24が弾性変形して左右に押し広げられ
て通過し、図4に示すように駆動側軸部5を駆動側軸受
部21に軸受けすることができる。軸受け状態では駆動
側軸部5は軸抜け止め部材23に接触することはなく、
駆動側軸受部21の内側に突出する軸抜け止め爪24,
24によって駆動側軸部5の抜け出しが防止される。
【0032】次に従動側軸受機構15,16について説
明する。この従動側軸受機構15,16は同一構成であ
るため一方の従動側軸受機構15について説明する。
【0033】従動側軸受機構15の従動側軸受板28に
は上部に開放部29aを有するU字状の軸受ガイド部2
9が形成され、この軸受ガイド部29に沿って従動側軸
部7のガイド軸7bがガイドされる。そして、軸受ガイ
ド部29の底部に凹状の軸受部30を中心に有する耐摺
動性のよい樹脂材からなるキャップ状の軸受部材31が
設けられている。この軸受部材31は軸受ガイド部29
の後壁29aに支持されていると共に、スプール押しば
ねであるコイルばね32(図5参照)により軸受部材3
1を突出方向へばね付勢している。尚、符号33はカバ
ーであり、カバー33を取り外した状態で従動側軸受板
28内へ軸受部材31及びコイルばね32の組み込みを
行った後、カバー33を閉止することで軸受部材31の
上方への抜け出しを防止している。
【0034】このように構成した従動側軸受機構15
は、軸受ガイド部29にその上部の開放部29aから従
動側軸部7のガイド軸7bがガイドされて挿入される
と、従動側軸部7が軸受部材31に接触し、軸受部材3
1がコイルばね32を圧縮して押し戻され従動側軸部7
を凹状の軸受部30に軸受けさせることができる。この
際、従動側軸部7は軸受部30のみで軸受けされる。
【0035】尚、カートリッジ筐体10において、符号
34はプリンタ装置の印画ヘッドが対応する開口窓であ
り、35はインクリボンユニット1の図示しないリボン
コード読取リングが対応する切欠部である。
【0036】本発明のプリンタのインクリボンカートリ
ッジは以上のように構成され、カートリッジ筐体10へ
のインクリボンユニット1の装填は、リボン供給側スプ
ール軸2及びリボン巻取側スプール軸4の両駆動側軸部
5,6を駆動側軸受機構13,14の上部にそれぞれ対
応させると共に、両従動側軸部7,8を従動側軸受機構
15,16の上部にそれぞれ対応させた状態で押し込む
操作を行うだけで確実に軸受けすることができる。特に
U字状の駆動側軸受部21に軸受けされている駆動側軸
部は軸抜け止め部材23の軸抜け止め爪24,24によ
って抜け出しが防止されているため、たとえ、インクリ
ボンカートリッジを上下反転したとしても駆動側軸部が
抜け出すことはない。
【0037】図5はリボン供給側スプール軸2の軸受け
状態のインクリボンカートリッジの断面であり、プリン
タ装置に装着前ではリボン供給側スプール軸2はコイル
ばね32のばね力によって駆動側軸部側にばね付勢され
軸受け状態を確実に保持している。インクリボンカート
リッジがプリンタ装置に装着されると、駆動側軸部5が
プリンタ装置の駆動軸に係合された状態で従動側軸部7
側に押し出されるので、コイルばね32を多少圧縮して
軸受部材30が後退する。
【0038】また、プリンタ装置の駆動軸に係合された
駆動側軸部5は軸受部から浮き上がって非接触状態で回
転するが、万一、駆動側軸部5が軸抜け止め部材23に
接触したとしても、軸抜け止め部材23が耐摺動性のよ
い部材から構成されているので摩擦による樹脂粉の発生
を防止することができる。
【0039】尚、本発明のカートリッジ筐体10から使
用済みのインクリボンユニット1を取り外すには、イン
クリボンユニット1を引き上げれば駆動側軸部5,6で
は軸抜け止め部材23の軸抜け止め爪24,24が弾性
作用により押し広がり抜け出ることができ、また、従動
側軸部7,8では軸受部材31の凹状の軸受部30から
外すことができる。
【0040】かくして、本発明のカートリッジ筐体10
はインクリボンユニット1の詰め替えが自由に行えるこ
とで、カートリッジ筐体自体の繰り返しの使用が可能と
なり資源の節減を図ることができる。また、実質的に下
シェルのみから構成されているため、従来のような上下
シェルを有する場合に比較して樹脂使用量を大幅に削減
でき、その分、安価に製作することができる。
【0041】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0042】軸抜け止め部材23の支持構造は実施例の
場合以外、図6に示すように軸抜け止め部材23の下部
に左右に間隔を有する一対の係合爪36,36を垂設
し、この係合爪36,36を軸受板18の底面から立設
した一対の係合片37,37に係合する構成にすれば、
軸抜け止め部材23を安定して支持することができる。
【0043】また、図7に示すように両駆動側軸受機構
13,14の軸抜け止め部材23,23をフレーム38
で一体化し、このフレーム38を壁面板17に嵌め込む
ことで2つの軸抜け止め部材23,23を支持すること
ができる。この場合では係合爪等の係合手段が不要とな
るため軸抜け止め部材23の成形が容易となる。
【0044】また、従動側軸受機構において軸受部材3
1に凹状の軸受部30を形成した場合について説明した
が、別の手段として軸受部材31に凸状の軸受部を設
け、この軸受部に軸受ガイド部7bの端面に形成した凹
部を軸受けする構成であっても可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプリンタの
インクリボンカートリッジは、駆動側軸受機構が上部に
開放部を有し、開放部から駆動側軸部が挿入され軸受け
されるU字状の駆動側軸受部と、駆動側軸受部に対応し
て配置され支持手段を介して支持されている異種部材か
らなる弾性変形可能の軸抜け止め部材とからなり、従動
側軸受機構が上部に開放部を有し、開放部から従動側軸
部が挿入され当該従動側軸部がガイドされる軸受ガイド
部と、この軸受ガイド部の底部に支持され前面に凹面状
あるいは凸面状の従動側軸受部を有するキャップ状の軸
受部材と、軸受部材を突出方向へ付勢するばね部材とか
ら構成したことによって、インクリボンユニットの駆動
側軸部及び従動側軸部をカートリッジ筐体の上方から駆
動側軸受機構及び従動側軸受機構に押し込む操作を行う
だけで、カートリッジ筐体へインクリボンユニットをワ
ンタッチで容易に装填することができると共に、インク
リボンユニットの抜け出しも図られているといった効果
がある。
【0046】しかも、カートリッジ筐体はインクリボン
ユニットの詰め替えが自由に行えることで、カートリッ
ジ筐体自体の繰り返しの使用が可能となり資源の節減を
図ることができる。また、カートリッジ筐体は実質的に
下シェルのみから構成されているため、従来のような上
下シェルを有する場合に比較して樹脂使用量を大幅に削
減でき、その分、安価に製作することができる。
【0047】また、軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜
け止め部材の底部に形成した1つの係合部がカートリッ
ジ筐体に形成した係止部に嵌合される構成としたので、
簡単な構成で軸抜け止め部材を確実に支持することがで
きる。
【0048】また、軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜
け止め部材の底部に形成した左右一対の係止爪がカート
リッジ筐体に形成した左右一対の係止片に係合される構
成としたので、軸抜け止め部材が左右にフラ付くことな
く安定して支持することができる。
【0049】また、軸抜け止め部材の支持手段は、2つ
の軸抜け止め部材がフレームで一体化され、このフレー
ムがカートリッジ筐体に保持される構成としたので、2
つの抜け止め部材を係合爪等の係合手段を用いることな
く安定して確実に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクリボンカートリッジで、インク
リボンユニットとカートリッジ筐体との分離状態の斜視
図である。
【図2】軸抜け止め部材の斜視図である。
【図3】駆動側軸受機構に駆動側軸部を装着している途
中の正面図である。
【図4】同じく駆動側軸部の装着状態の正面図である。
【図5】インクリボンユニットの支持状態のカートリッ
ジ筐体の断面図である。
【図6】軸抜け止め部材の支持手段の別の実施例の正面
図である。
【図7】軸抜け止め部材の支持手段のさらに別の実施例
の正面図である。
【図8】従来のインクリボンカートリッジの分解状態の
斜視図である。
【図9】従来のインクリボンカートリッジの組み立て状
態の斜視図である。
【符号の説明】
1 インクリボンユニット、2 リボン供給側スプール
軸、3 インクリボン、4 リボン巻取側スプール軸、
5,6 駆動側軸部、7,8 従動側軸部、7b,8b
ガイド軸、10 カートリッジ筐体、13,14 駆
動側軸受機構、15,16 従動側軸受機構、17 壁
面板、18 駆動側軸受板、19 壁面カバー板、20
駆動側軸受カバー板、21,22 駆動側軸受部、2
1a,22a 開放部、23 軸抜け止め部材、24
軸抜け止め爪、25 係合部、27 係止部、28 従
動側軸受板、29 軸受ガイド部、29a 開放部、3
0軸受部、31 軸受部材、32 コイルばね、36
係合爪、37 係合片、38 フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未使用のインクリボンを巻付けてあるリ
    ボン供給スプール軸と使用済みのインクリボンを巻取る
    リボン巻取りスプール軸との駆動側軸部及び従動側軸部
    が下シェルのみから構成されるカートリッジ筐体の各々
    の駆動側軸受機構及び従動側軸受機構に回転可能に軸受
    けされるプリンタのインクリボンカートリッジにおい
    て、 上記駆動側軸受機構は上部に開放部を有し、開放部から
    上記駆動側軸部が挿入され軸受けされるU字状の駆動側
    軸受部と、駆動側軸受部に対応して配置され支持手段を
    介して支持されている異種部材からなる弾性変形可能の
    軸抜け止め部材とからなり、 上記従動側軸受機構は上部に開放部を有し、開放部から
    上記従動側軸部が挿入され当該従動側軸部がガイドされ
    る軸受ガイド部と、この軸受ガイド部の底部に支持され
    前面に凹面状あるいは凸面状の従動側軸受部を有するキ
    ャップ状の軸受部材と、軸受部材を突出方向へ付勢する
    スプール押しばねとからなる、 ことを特徴とするプリンタのインクリボンカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カートリッジにおいて、 上記軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜け止め部材の底
    部に形成した1つの係合部が上記カートリッジ筐体に形
    成した係止部に嵌合される構成であることを特徴とする
    プリンタのインクリボンカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カートリッジにおいて、 上記軸抜け止め部材の支持手段は、軸抜け止め部材の底
    部に形成した左右一対の係止爪が上記カートリッジ筐体
    に形成した左右一対の係止片に係合される構成であるこ
    とを特徴とするプリンタのインクリボンカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプリンタのインクリボン
    カートリッジにおいて、 上記軸抜け止め部材の支持手段は、2つの軸抜け止め部
    材がフレームで一体化され、このフレームが上記カート
    リッジ筐体に保持されている構成であることを特徴とす
    るプリンタのインクリボンカートリッジ。
JP16470696A 1996-06-25 1996-06-25 プリンタのインクリボンカートリッジ Pending JPH106596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16470696A JPH106596A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 プリンタのインクリボンカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16470696A JPH106596A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 プリンタのインクリボンカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH106596A true JPH106596A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15798340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16470696A Pending JPH106596A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 プリンタのインクリボンカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH106596A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987000544A1 (en) * 1985-07-12 1987-01-29 Anglo-American Clays Corporation Structured kaolin pigments
US6624836B2 (en) 2000-07-13 2003-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ink cassette, ink ribbon container, and method of attaching ink ribbon to ink cassette
WO2019130459A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 三菱電機株式会社 インクカセット及びインクリボン入りインクカセット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987000544A1 (en) * 1985-07-12 1987-01-29 Anglo-American Clays Corporation Structured kaolin pigments
US6624836B2 (en) 2000-07-13 2003-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ink cassette, ink ribbon container, and method of attaching ink ribbon to ink cassette
WO2019130459A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 三菱電機株式会社 インクカセット及びインクリボン入りインクカセット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5865545A (en) Ink ribbon cartridge for printer
US4702631A (en) Thermal ribbon cassette and housing therefore
KR101473800B1 (ko) 테이프 카트리지 및 테이프 인쇄 장치
JP4629508B2 (ja) トナーカートリッジ及びその着脱機構
JP2016078329A (ja) テープカートリッジ
US5482223A (en) Reusable film canister and method of reusing a film canister
JPH106596A (ja) プリンタのインクリボンカートリッジ
KR100545412B1 (ko) 열전사인자기의 잉크리본권장용 코어, 잉크리본카세트
JPH09136464A (ja) プリンタのインクリボンカートリッジ
EP1674277B1 (en) Ink sheet cartridge
JP2811174B2 (ja) 印字テープカートリッジ
JP5154202B2 (ja) 熱転写シート用カセット
JP3496267B2 (ja) プリンタのインクリボンカセット
JPH1071757A (ja) 印字機器
JPH09156177A (ja) プリンタのインクリボン用筐体
JPH09156176A (ja) プリンタのインクリボン用筐体
JPH09254478A (ja) プリンタのインクリボンカセット
JPH08276630A (ja) インクリボンカセット
JPH0852917A (ja) プリンタのインクリボンカセット
JPH07149018A (ja) プリンタのインクリボンカセット
JPH06246995A (ja) インクリボンカートリッジのシェル
JP3716552B2 (ja) プリントメディアカートリッジ
JPH08282044A (ja) インクリボンカセット
JP2007083517A (ja) 画像形成装置
JP2001277628A (ja) インクシートカートリッジ及び取替え用インクシートセット