JPH1065699A - 多重信号伝送装置 - Google Patents

多重信号伝送装置

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JPH1065699A
JPH1065699A JP8222888A JP22288896A JPH1065699A JP H1065699 A JPH1065699 A JP H1065699A JP 8222888 A JP8222888 A JP 8222888A JP 22288896 A JP22288896 A JP 22288896A JP H1065699 A JPH1065699 A JP H1065699A
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signal
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communication network
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JP8222888A
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Inventor
Masaya Ota
雅也 太田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の多重通信ネットワークの通信アクセス
方式が半二重マスタスレーブ方式で、他方の多重通信ネ
ットワークの通信アクセス方式が異なる場合において、
両ネットワーク間で通信を確実に成立させる。 【解決手段】 受信制御部211は、バスラインB2上
に出力された信号の送信元ノードを判別し、その信号が
自ノードへの応答要求信号であるか否かを判別する。主
制御部212は、受信制御部211で判別された送信元
ノードが第1の多重通信ネットワークN1のマスタEC
U11であるときには、送信制御部213から応答信号
を出力させる際に、最優先のプライオリティコードを付
加する。送信制御部213は、他ノードに対する応答要
求信号又は応答信号をバスラインB2上に出力するとと
もに、第1の多重通信ネットワークN1のノードへの応
答信号をバスラインB2上に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の多重通信ネ
ットワーク間でデータ共有するために行う多重信号伝送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、それぞれ通信プロトコルが異なる
複数の多重通信ネットワーク間で信号伝送を行う場合に
は、両ネットワーク間に通信プロトコルの変換を行うバ
ッファECU(Electronic Control Unit)を配設する
ことにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一方の多重
通信ネットワークの通信アクセス方式がISOで提案さ
れているISO9141-2のような半二重マスタスレーブ方式
で、他方の多重通信ネットワークの通信アクセス方式が
異なる場合において、半二重マスタスレーブ方式側から
信号の要求があり、他方側から応答信号の返送が必要な
ときに、他方側のネットワークラインの混雑により応答
に時間を要したときに、半二重マスタスレーブ方式には
通信の要求から応答までに時間的制約があるために、通
信が成立しない場合があった。
【0004】図10は従来の複数の多重通信ネットワー
クの構成を示すブロック図で、一方が半二重マスタスレ
ーブ方式、他方がCSMA/CD(Carrier Sense Mult
ipleAccess with Collision Detection)方式である。
図11は図10における通信伝送の一例を示すタイミン
グチャートである。
【0005】図11にしたがって通信手順を説明する。
まず、半二重マスタスレーブ方式ネットワークN1のマ
スタECU11からCSMA/CD方式ネットワークN
2のECU21に対する要求メッセージがバスB1に送
信される(図11の)。
【0006】バッファECU4は、バスラインB1上の
要求信号を受信し、この信号の送信先がバスラインB2
上のECU21であることを判別し、半二重マスタスレ
ーブ方式からCSMA/CD方式に通信プロトコルの変
換を行って、要求信号をバスラインB2上に送信する
(図11の)。
【0007】ECU21は、バスラインB2上の要求信
号を受信し、バスラインB2が空き状態であれば、その
応答信号をバスラインB2に送信しようとする。このと
きに、ECU22がタイミング的に先に送信要求を出力
した場合や、ECU22と同時に送信要求が出力されて
ECU22のメッセージ1の方が優先順位が高い場合に
は、送信を中止する(図11のa)。
【0008】そして、メッセージ1の送信が終了してバ
スラインB2が空き状態になると、再度、応答信号をバ
スラインB2に送信しようとする。このときに、ECU
23と同時に送信要求が出力され、ECU23のメッセ
ージ2の方が優先順位が高い場合には、再び送信を中止
する(図11のb)。そして、メッセージ2の送信が
終了してバスラインB2が空き状態になると、応答信号
をバスラインB2に出力する(図11のc)。
【0009】バッファECU4は、バスラインB2上の
応答信号を受信し、この信号の送信先がバスラインB1
上のマスタECU11であることを判別し、CSMA/
CD方式から半二重マスタスレーブ方式に通信プロトコ
ルの変換を行って、応答信号をバスラインB1上に出力
する(図11の)。
【0010】ところが、半二重マスタスレーブ方式で
は、要求信号の出力から所定時間T内に応答がなければ
(図11の)、通信が不成立になる。
【0011】図12は従来の複数の多重通信ネットワー
クの構成を示すブロック図で、一方が半二重マスタスレ
ーブ方式、他方がトークンパッシング方式である。図1
3は図12における通信伝送の一例を示すタイミングチ
ャートで、トークンパッシング方式ネットワークN2に
おけるトークンは、ECU31→ECU32→ECU3
3→バッファECU4→ECU31→…の順に巡回する
ものとする。
【0012】図13にしたがって通信手順を説明する。
まず、半二重マスタスレーブ方式ネットワークN1のマ
スタECU11からトークンパッシング方式ネットワー
クN2のECU32に対する要求信号がバスラインB1
に出力される(図13の)。
【0013】バッファECU4は、バスラインB1上の
要求信号を受信し、この信号の送信先がバスラインB2
上のECU32であることを判別し、半二重マスタスレ
ーブ方式からトークンパッシング方式に通信プロトコル
の変換を行う。そして、トークンは現在ECU31が保
有しているので、バッファECU4にくるまで、要求信
号のバスラインB2上への出力を待機する(図13の
)。
【0014】そして、バッファECU4にトークンがく
ると、バッファECU4は、要求信号をバスラインB2
上に出力し、ECU32は、バスラインB2上の要求信
号を受信するが、トークンが現在バッファECU4にあ
るために、応答信号の出力を待機する(図13の)。
【0015】ECU32にトークンがくると、ECU3
2は、応答信号をバスラインB2上に出力する(図13
の)。
【0016】バッファECU4は、バスラインB2上の
応答信号を受信し、この信号の送信先がバスラインB1
上のマスタECU11であることを判別し、トークンパ
ッシング方式から半二重マスタスレーブ方式に通信プロ
トコルの変換を行って、応答信号をバスラインB1上に
出力する(図13の)。
【0017】ところが、半二重マスタスレーブ方式で
は、要求信号の出力から所定時間T内に応答がなければ
(図13の)、通信が不成立になる。
【0018】このように、複数の多重通信ネットワーク
から構成される通信システムにおいて、一方が半二重マ
スタスレーブ方式で、他方が異なる通信アクセス方式の
場合には、データ通信が不成立になる場合がある。
【0019】なお、従来、情報処理速度の異なる複数の
端末制御ユニットと中央制御ユニットとの通信をそれぞ
れの端末制御ユニットに対応した中央制御ユニットのI
/Oプロセッサで行うようにした集約配線システムが提
案されているが(特開平6−217373号公報)、こ
れは、単に、情報処理速度の異なる通信プロトコルの変
換を行うものに過ぎず、通信アクセス方式が異なる場合
については言及されていない。
【0020】また、複数の多重伝送路間のデータ転送を
行うゲートウエイノードを備えた車両用多重伝送装置が
提案されているが(特開平3−283842号公報)、
これは、通信プロトコルの変換を行うフレーム交換機能
を有するものに過ぎず、やはり通信アクセス方式が異な
る場合については言及されていない。
【0021】また、複数の多重伝送路間のデータ転送を
行うゲートウエイノードがデータを一時的に記憶するデ
ータ記憶手段を備えた多重伝送装置(特開平5−143
53号公報)や、ABS制御手段は2個のマイコンを備
え、一方のマイコンを高速ネットワークとの通信処理、
他方のマイコンを低速ネットワークとの通信処理に用い
るようにした多重伝送装置(特開平7−46665号公
報)が提案されているが、いずれも、通信プロトコルの
変換については開示されていない。
【0022】本発明は、上記問題を解決するもので、一
方の多重通信ネットワークの通信アクセス方式が半二重
マスタスレーブ方式で、他方の多重通信ネットワークの
通信アクセス方式が異なる場合において、両ネットワー
ク間で通信を確実に成立させ得る多重信号伝送装置を提
供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信アクセス
方式が半二重マスタスレーブ方式で複数のノードがライ
ンに接続された第1の多重通信ネットワークと、通信ア
クセス方式が半二重マスタスレーブ方式と異なる方式で
複数のノードがラインに接続された第2の多重通信ネッ
トワークと、両ネットワークの間に設けられ、両ネット
ワークに接続された各ノード間の信号伝送を通信プロト
コルを変換して行わせる通信プロトコル変換手段と、上
記第1の多重通信ネットワークに接続されたノードから
上記第2の多重通信ネットワークに接続された送信先ノ
ードに対して応答信号を要求する応答要求信号が出力さ
れると、上記第2の多重通信ネットワークにおいて上記
送信先ノードによる応答信号の出力を優先して行わせる
応答優先制御手段とを備えたものである(請求項1)。
【0024】この構成によれば、第1の多重通信ネット
ワークに接続されたノードから第2の多重通信ネットワ
ークに接続された送信先ノードに対して応答信号を要求
する応答要求信号が出力されると、応答要求信号は、そ
の通信プロトコルが変換されて第2の多重通信ネットワ
ークのラインに出力される。そして、第2の多重通信ネ
ットワークにおいて送信先ノードによる応答信号の出力
が優先して行われることにより、第1の多重通信ネット
ワークのノードにおける応答要求信号の出力から応答信
号の受信までに要する時間が半二重マスタスレーブ方式
で規定される制限時間以下になり、通信が確実に成立す
ることとなる。
【0025】また、上記第2の多重通信ネットワークの
通信アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有する
CSMA/CD方式で、上記通信制御手段は、自ノード
が上記送信先ノードであるか否かを判別する判別手段
と、自ノードが上記送信先ノードであれば信号に最優先
のプライオリティコードを付加して出力させる送信制御
手段とを備え、上記応答優先制御手段を構成するもので
ある(請求項2)。
【0026】この構成によれば、第2の多重通信ネット
ワークの各ノードにおいて、自ノードが送信先ノードで
あるか否かが判別され、自ノードが送信先ノードであれ
ば信号に最優先のプライオリティコードが付加されて出
力されることにより、CSMA/CD方式である第2の
多重通信ネットワークのライン上において、送信先ノー
ドと他ノードとの信号出力が衝突した場合でも、送信先
ノードからの応答信号の出力が優先して行われるので、
通信が確実に成立することとなる。
【0027】また、上記第2の多重通信ネットワークの
通信アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有する
CSMA/CD方式で、上記通信制御手段は、自ノード
が上記送信先ノードであるか否かを判別する判別手段
と、自ノードが上記送信先ノードでなければ信号の送信
出力を所定時間だけ禁止する禁止手段とを備え、上記応
答優先制御手段を構成するものである(請求項3)。
【0028】この構成によれば、第2の多重通信ネット
ワークの各ノードにおいて、自ノードが送信先ノードで
あるか否かが判別され、自ノードが送信先ノードでなけ
れば信号の送信出力が所定時間だけ禁止されることによ
り、CSMA/CD方式である第2の多重通信ネットワ
ークのライン上において、送信先ノードからの応答信号
の出力が他ノードからの送信出力と衝突することなく行
われるので、通信が確実に成立することとなる。
【0029】また、上記通信制御手段は、更に、自ノー
ドが上記送信先ノードであれば信号に最優先のプライオ
リティコードを付加して出力させる送信制御手段を備え
たものである(請求項4)。
【0030】この構成によれば、自ノードが送信先ノー
ドでなければ信号の送信出力が所定時間だけ禁止される
が、禁止処理のタイミングがずれて送信先ノードと他ノ
ードとの信号出力が衝突した場合でも、送信先ノードか
らの応答信号の出力が優先して行われるので、通信が確
実に成立することとなる。
【0031】また、上記第2の多重通信ネットワークの
通信アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有する
トークンパッシング方式で、上記応答優先制御手段は、
上記第1の多重通信ネットワークに接続されたノードか
ら上記第2の多重通信ネットワークに接続された送信先
ノードに対して応答信号を要求する応答要求信号が出力
されると、上記第2の多重通信ネットワークのラインに
ドミナント信号を出力するドミナント信号出力手段と、
上記通信制御手段とから構成されるもので、上記通信プ
ロトコル変換手段は、上記ドミナント信号の出力後に、
次回のトークンの指定を上記送信先ノードに設定して、
上記第1の多重通信ネットワークに接続されたノードか
らの応答要求信号を上記第2の多重通信ネットワークの
ラインに出力するもので、上記通信制御手段は、上記ド
ミナント信号の出力直前にトークンを保有していた直前
トークン保有ノードを記憶する記憶手段と、上記ドミナ
ント信号が出力されたときに自ノードからの送信を中止
させる中止制御手段と、自ノードが上記送信先ノードで
あるか否かを判別する自ノード判別手段と、自ノードが
上記送信先ノードであるときに、次回のトークン保有の
指定を上記直前トークン保有ノードに設定して応答信号
を出力させる出力制御手段とを備えたものである(請求
項5)。
【0032】この構成によれば、第1の多重通信ネット
ワークに接続されたノードから第2の多重通信ネットワ
ークに接続された送信先ノードに対して応答信号を要求
する応答要求信号が出力されると、第2の多重通信ネッ
トワークのラインにドミナント信号が出力された後に、
通信プロトコルが変換された応答要求信号が、次回のト
ークンの指定が送信先ノードに設定されて、第2の多重
通信ネットワークのラインに出力される。一方、第2の
多重通信ネットワークにおいて、ドミナント信号の出力
直前にトークンを保有していた直前トークン保有ノード
が記憶され、ドミナント信号が出力されたときに自ノー
ドから送信を行っていれば送信が中止される。そして、
自ノードが送信先ノードであるか否かが判別され、自ノ
ードが送信先ノードであるときに、次回のトークン保有
の指定を直前トークン保有ノードに設定して応答信号が
出力されることにより、第1の多重通信ネットワークの
ノードにおける応答要求信号の出力から応答信号の受信
までに要する時間が半二重マスタスレーブ方式で規定さ
れる制限時間以下になり、通信が確実に成立することと
なる。また、送信先ノードによる応答信号の出力後は、
直前トークン保有ノードにトークンが渡されて、第2の
多重通信ネットワークが通常のトークンパッシング方式
に戻って通常の通信処理が行われる。
【0033】なお、上記ドミナント信号は、予め設定さ
れたビットデータで構成されたもので、上記通信制御手
段により判別可能な信号である。
【0034】また、上記通信制御手段は、上記送信先ノ
ードが複数ノードであるか否かを判別する送信先判別手
段を備え、上記出力制御手段は、自ノードが上記送信先
ノードで、トークンの保有を指定されているときであっ
て、かつ上記送信先ノードとして応答が必要な他のノー
ドがあるときは、次回のトークン保有の指定を当該他の
ノードに設定して応答信号を出力させる一方、上記送信
先ノードとして応答が必要な他のノードがないときは、
次回のトークン保有の指定を上記直前トークン保有ノー
ドに設定して応答信号を出力させるものである(請求項
6)。
【0035】この構成によれば、送信先ノードが複数ノ
ードであるか否かが判別され、自ノードが送信先ノード
で、トークンの保有を指定されているときであって、か
つ送信先ノードとして応答が必要な他のノードがあると
きは、次回のトークン保有の指定を当該他のノードに設
定して応答信号が出力される。一方、送信先ノードとし
て応答が必要な他のノードがないときは、次回のトーク
ン保有の指定を直前トークン保有ノードに設定して応答
信号が出力される。これによって、送信先ノードが複数
ノードである場合でも、通信が確実に成立することとな
る。
【0036】また、上記通信制御手段は、上記送信先ノ
ードからの応答が複数回必要であるか否かを判別する応
答回数判別手段を備え、上記出力制御手段は、自ノード
が上記送信先ノードで、トークンの保有を指定されてい
るときであって、かつ複数回の応答が必要なときは、次
回のトークン保有の指定を自ノードに設定して応答信号
を出力させる一方、複数回の応答が必要でないときは、
次回のトークン保有の指定を上記直前トークン保有ノー
ドに設定して応答信号を出力させるものである(請求項
7)。
【0037】この構成によれば、送信先ノードからの応
答が複数回必要であるか否かが判別され、自ノードが送
信先ノードで、トークンの保有を指定されているときで
あって、かつ複数回の応答が必要なときは、次回のトー
クン保有の指定を自ノードに設定して応答信号が出力さ
れる。一方、複数回の応答が必要でないときは、次回の
トークン保有の指定を直前トークン保有ノードに設定し
て応答信号が出力される。これによって、送信先ノード
からの応答が複数回必要である場合でも、通信が確実に
成立することとなる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用される多重通
信ネットワークシステムの第1実施形態を示すブロック
図である。この多重通信ネットワークシステムは、第1
の多重通信ネットワークN1と、第2の多重通信ネット
ワークN2と、これらのネットワークN1,N2間に配
設され、第1の多重通信ネットワークN1にバスライン
B1で接続され、第2の多重通信ネットワークN2にバ
スラインB2で接続されたバッファECU4とを備えて
おり、本実施形態では自動車の制御システムに適用され
ている。
【0039】第1の多重通信ネットワークN1は、ノー
ドとしてマスタECU11と、スレーブECU12,1
3とを備え、通信アクセス方式は半二重マスタスレーブ
方式が採用されている。この第1の多重通信ネットワー
クN1は、本実施形態では自動車の故障診断システムに
適用されており、マスタECU11は車外の故障診断ツ
ールで、車内の各スレーブECU12,13に対して応
答要求信号(例えばエンジンコントロールユニットに対
して故障情報を要求する信号)を送信し、これに対して
各スレーブECU12,13から応答信号(例えばエン
ジンコントロールユニットでセンサが故障している旨の
信号)を返送するようになっている。
【0040】第2の多重通信ネットワークN2は、ノー
ドとしてECU21,22,23を備え、通信アクセス
方式はCSMA/CD方式が採用されている。この第2
の多重通信ネットワークN2は、本実施形態では車内の
通信制御システムに適用されており、ECU21にはド
ライバーが操作するスイッチ類(例えばドアロックスイ
ッチ)からなる操作部24が接続され、ECU23には
車内の状態を検出するセンサ類(例えば車内温度)から
なるセンサ部26が接続され、ECU22には各スイッ
チの操作や各センサの検出状態に応じて動作するアクチ
ュエータ類(例えばドアロックモータ)からなるアクチ
ュエータ部25が接続されている。各ECU21,2
2,23の構成については後述する。
【0041】バッファECU4は、受信制御部41と、
プロトコル変換部42と、送信制御部43とを備え、多
重通信ネットワークN1,N2間の信号伝送を制御する
ものである。
【0042】受信制御部41は、バスラインB1,B2
にそれぞれ接続され、各多重通信ネットワークN1,N
2においてそれぞれバスラインB1,B2上に出力され
る信号を受信するとともに、第1の多重通信ネットワー
クN1でバスラインB1上に出力された信号が第2の多
重通信ネットワークN2のノードへの応答要求信号であ
るか否かを判別し、第2の多重通信ネットワークN2で
バスラインB2上に出力された信号が第1の多重通信ネ
ットワークN1への応答信号であるか否かを判別するも
のである。
【0043】プロトコル変換部42は、半二重マスタス
レーブ方式及びCSMA/CD方式の間で通信プロトコ
ルを変換するもので、受信制御部41で受信した信号が
第1の多重通信ネットワークN1のノードから第2の多
重通信ネットワークN2のノードへの応答要求信号であ
るときは半二重マスタスレーブ方式からCSMA/CD
方式に通信プロトコルを変換し、受信制御部41で受信
した信号が第2の多重通信ネットワークN2のノードか
ら第1の多重通信ネットワークN1のノードへの応答信
号であるときはCSMA/CD方式から半二重マスタス
レーブ方式に通信プロトコルを変換するものである。
【0044】送信制御部43は、プロトコル変換部42
でCSMA/CD方式に変換された第1の多重通信ネッ
トワークN1のノードから第2の多重通信ネットワーク
N2のノードへの応答要求信号をバスラインB2上に出
力し、プロトコル変換部42で半二重マスタスレーブ方
式に変換された第2の多重通信ネットワークN2のノー
ドから第1の多重通信ネットワークN1のノードへの応
答信号をバスラインB1上に出力するものである。
【0045】次に、第2の多重通信ネットワークN2の
ECU21,22,23の構成について説明する。EC
U21は、受信制御部211と、主制御部212と、送
信制御部213とを備えるとともに、制御プログラムな
どを記憶するROM及びデータを一時的に保存するRA
Mを備えている。
【0046】受信制御部211は、バスラインB2に接
続され、バスラインB2上に出力される信号を受信する
とともに、バスラインB2上に出力された信号の送信元
ノードを判別し、その信号が自ノードへの応答要求信号
であるか否かを判別するものである。
【0047】主制御部212は、このECU21全体の
動作を制御するもので、操作部24からの操作データを
取り込むとともに、受信制御部211で受信した信号が
自ノードへの応答要求信号である場合には、要求されて
いる必要な操作データを送信制御部213から出力させ
るものである。
【0048】また、主制御部212は、受信制御部21
1で判別された送信元ノードが第1の多重通信ネットワ
ークN1のマスタECU11であるときには、送信制御
部213から応答信号を出力させる際に、最優先のプラ
イオリティコードを付加するものである。
【0049】送信制御部213は、他ノード(本実施形
態ではECU22,23)に対する応答要求信号又は応
答信号をバスラインB2上に出力するとともに、第1の
多重通信ネットワークN1のノードへの応答信号をバス
ラインB2上に出力するものである。
【0050】なお、上記応答要求信号及び応答信号は、
スタートビット、送信元及び送信先ノードを示すビッ
ト、優先度を示すプライオリティコードを示すビット、
メッセージ内容を示すビット及びストップビットなどか
らなる所定のビットデータで構成されている。
【0051】ECU22,23は、ECU21と同一構
成を有している。但し、ECU22の主制御部222
は、受信制御部221で受信した信号に基づいてアクチ
ュエータ部25の動作を制御するもので、ECU23の
主制御部232は、センサ部26の検出データを取り込
むものである。
【0052】図2は第1実施形態におけるECU21,
22,23の動作手順を示すフローチャートである。ま
ず、信号を受信したか否かが判別され(ステップS1
0)、信号を受信していなければ(ステップS10でN
O)、通常の通信処理が行われる(ステップS50)。
【0053】一方、信号を受信すれば(ステップS10
でYES)、この受信信号が第1の多重通信ネットワー
クN1のノードからの応答要求信号であるか否かが判別
され(ステップS20)、第1の多重通信ネットワーク
N1のノードからの応答要求信号でなければ、すなわち
第2の多重通信ネットワークN2内部のノードからの信
号であれば(ステップS20でNO)、通常の通信処理
が行われる(ステップS50)。
【0054】一方、第1の多重通信ネットワークN1の
ノードからの応答要求信号であれば(ステップS20で
YES)、自ノードの応答が必要か否か、すなわち応答
要求信号の送信先ノードが自ノードであるか否かが判別
され(ステップS30)、自ノードの応答が必要でなけ
れば(ステップS30でNO)、ステップS50に進
む。
【0055】一方、自ノードの応答が必要であれば(ス
テップS30でYES)、最優先のプライオリティコー
ドを付加した応答信号がバスラインB2上に出力され
(ステップS40)、通常の通信処理に戻る(ステップ
S50)。
【0056】このように、第1実施形態によれば、第1
の多重通信ネットワークN1のノードからの応答要求信
号があるときは、最優先のプライオリティコードを付加
した応答信号を出力するようにしたので、通信アクセス
方式がCSMA/CD方式である第2の多重通信ネット
ワークN2において、他のノードからの送信と衝突した
場合でも、優先して送信を行うことができるので、通信
アクセス方式が半二重マスタスレーブ方式である第1の
多重通信ネットワークN1における要求信号の出力から
応答信号の受信までの制限時間Tを満足することがで
き、通信を成立させることができる。
【0057】次に、第1実施形態の変形形態について説
明する。この変形形態におけるECU21,22,23
は、図1に一点鎖線で示すように、禁止制御部214,
224,234を備えている。
【0058】この禁止制御部214(224,234)
は、受信制御部211(221,231)において、受
信信号の送信元ノードが第1の多重通信ネットワークN
1のマスタECU11であって、かつその信号が自ノー
ドへの応答要求信号でないと判別されたときには、予め
設定された送信禁止時間τだけ自ノードからの送信を禁
止させるものである。
【0059】この禁止制御部214,224,234に
よって、送信禁止時間τ中に、自ノード内の処理で送信
要求が発生した場合でも、送信出力は行われない。
【0060】図3は変形形態におけるECU21,2
2,23の動作手順を示すフローチャートである。ステ
ップS110〜ステップS130は、図2のステップS
10〜ステップS30と同一なので、説明を省略する。
【0061】ステップS130で自ノードの応答が必要
であれば(ステップS130でYES)、応答信号がバ
スラインB2上に出力され(ステップS140)、通常
の通信処理に戻る(ステップS150)。
【0062】一方、自ノードの応答が必要でなければ
(ステップS130でNO)、信号の送信出力が禁止さ
れるとともに、経過時間のカウントが開始され(ステッ
プS160)、次いで予め設定された送信禁止時間τが
経過したか否かが判別され(ステップS170)、送信
禁止時間τが経過するまで(ステップS170でN
O)、送信禁止が継続される(ステップS160,S1
70)。
【0063】そして、送信禁止時間τが経過すると(ス
テップS170でYES)、通常の通信処理に戻る(ス
テップS150)。
【0064】次に、図4を用いて変形形態における多重
通信ネットワークシステム全体の動作の一例について説
明する。図4は多重通信ネットワークシステムの各部の
状態を示すタイミングチャートである。
【0065】まず、第1の多重通信ネットワークN1の
マスタECU11から第2の多重通信ネットワークN2
のECU21に対する応答要求信号がバスラインB1に
出力される(図4の)。
【0066】バッファECU4は、バスラインB1上の
応答要求信号を受信し、この応答要求信号の送信先ノー
ドが第2の多重通信ネットワークN2のECU21であ
ることを判別し、プロトコル変換を行って、バスライン
B2上に応答要求信号を出力する(図4の)。
【0067】次いで、ECU21は、バスラインB2上
の応答要求信号を受信し、自ノード向けの信号であるこ
とを判別し、バスラインB2上に応答信号を出力する
(図4の)。
【0068】このとき、ECU22,23は、同様にバ
スラインB2上の応答要求信号を受信するが、自ノード
向けの信号でないことを判別し、所定時間τだけ送信出
力を禁止する。これによって、自ノード内の処理で送信
要求が発生しても、送信が行われない。
【0069】バッファECU4は、バスラインB2上の
応答信号を受信し、その送信先ノードがバスラインB1
のマスタECU11であることを判別し、プロトコル変
換を行って、バスラインB1上に応答信号を出力する
(図4の)。
【0070】そして、マスタECU11は、バスライン
B1上の応答信号を受信するが、応答要求信号の出力か
ら応答信号の受信までの時間が制限時間T以内であり、
通信は成立する(図4の)。
【0071】一方、ECU22,23は、所定時間τの
経過後は通常の通信処理に戻り、第2の多重通信ネット
ワークN2のバスラインB2上において通常のCSMA
/CD方式による通信が行われる(図4の)。
【0072】このように、第1実施形態の変形形態によ
れば、第2の多重通信ネットワークN2の各ECUで
は、第1の多重通信ネットワークN1のノードからの応
答要求信号があり、かつ、自ノードへの要求信号でない
ときには、所定時間だけ信号の送信出力を禁止するよう
にしたので、通信アクセス方式がCSMA/CD方式で
ある第2の多重通信ネットワークN2において、第1の
多重通信ネットワークN1に対する応答を直ぐに出力す
ることができるので、通信アクセス方式が半二重マスタ
スレーブ方式である第1の多重通信ネットワークN1に
おける要求信号の出力から応答信号の受信までの時間を
制限時間T以下にすることができ、通信を確実に成立さ
せることができる。
【0073】なお、マスタECU11からの応答要求信
号の送信先ノードが複数ノード(例えばECU21,2
2)である場合には、各主制御部がその旨を判別し、E
CU21,22が順次応答信号を送信出力する間、EC
U23の主制御部232は送信出力を禁止すればよい。
すなわち、ECU23の送信禁止時間τを1ノードの場
合に比べて大きい値に設定するとともに、ECU21,
22の応答信号のプライオリティコードの優先度をEC
U21>ECU22に設定すればよい。
【0074】これによって、ECU21,22の応答信
号が衝突すると、ECU21の応答信号が先にバスライ
ンB2上に出力され、その間ECU22は待機し、バス
ラインB2が空き状態になると、ECU22から応答信
号が出力されて、送信禁止時間τの経過後、通常の通信
処理に戻ることとなる。
【0075】また、マスタECU11からの応答要求信
号が、複数回(例えばECU21から3回)の応答信号
の出力を必要とする場合には、各主制御部がその旨を判
別し、ECU21が連続して3回応答信号を出力する
間、ECU22,23の主制御部222,232は、送
信出力を禁止するようにすればよい。すなわち、ECU
22,23の送信禁止時間τを延長して設定すればよ
い。
【0076】なお、この変形形態では、主制御部212
は、受信制御部211で判別された送信元ノードが第1
の多重通信ネットワークN1のマスタECU11である
ときに、送信制御部213から応答信号を出力させる際
に、最優先のプライオリティコードの付加を行わなくて
もよい。但し、最優先のプライオリティコードを付加す
ることにより、他のECUが処理タイミングのずれによ
って送信禁止時間中に送信出力を開始した場合でも、E
CU21の応答信号の出力を優先して行うことができ、
応答に遅延が生じるのを確実に防止することができる。
【0077】図5は本発明が適用される多重通信ネット
ワークシステムの第2実施形態を示すブロック図であ
る。第2実施形態の多重通信ネットワークシステムは、
第1実施形態と同様に、第1の多重通信ネットワークN
1と、第2の多重通信ネットワークN2と、これらのネ
ットワークN1,N2間に配設され、第1の多重通信ネ
ットワークN1にバスラインB1で接続され、第2の多
重通信ネットワークN2にバスラインB2で接続された
バッファECU4とを備えており、本実施形態では自動
車の制御システムに適用されている。
【0078】第2の多重通信ネットワークN2は、ノー
ドとしてECU31,32,33を備え、通信アクセス
方式はトークンパッシング方式が採用されている。この
第2の多重通信ネットワークN2は、第1実施形態と同
様に車内の通信制御システムに適用されており、ECU
31には操作部24が接続され、ECU33にはセンサ
部26が接続され、ECU32にはアクチュエータ部2
5が接続されている。各ECU31,32,33の構成
については後述する。
【0079】バッファECU4は、受信制御部41と、
プロトコル変換部42と、送信制御部43とを備え、多
重通信ネットワークN1,N2間のデータ伝送を制御す
るものである。
【0080】受信制御部41は、バスラインB1,B2
にそれぞれ接続され、各多重通信ネットワークN1,N
2においてそれぞれバスラインB1,B2上に出力され
る信号を受信するとともに、第1の多重通信ネットワー
クN1でバスラインB1上に出力された信号が第2の多
重通信ネットワークN2のノードへの応答要求信号であ
るか否かを判別し、第2の多重通信ネットワークN2で
バスラインB2上に出力された信号が第1の多重通信ネ
ットワークN1への応答信号であるか否かを判別するも
のである。
【0081】プロトコル変換部42は、半二重マスタス
レーブ方式及びトークンパッシング方式の間で通信プロ
トコルを変換するもので、受信制御部41で受信した信
号が第1の多重通信ネットワークN1のノードから第2
の多重通信ネットワークN2のノードへの応答要求信号
であるときは半二重マスタスレーブ方式からトークンパ
ッシング方式に通信プロトコルを変換し、受信制御部4
1で受信した信号が第2の多重通信ネットワークN2の
ノードから第1の多重通信ネットワークN1のノードへ
の応答信号であるときはトークンパッシング方式から半
二重マスタスレーブ方式に通信プロトコルを変換するも
のである。
【0082】送信制御部43は、ドミナント信号出力部
431を備え、第1の多重通信ネットワークN1のノー
ドから第2の多重通信ネットワークN2のノードへの応
答要求信号を受信制御部41で受信すると、第2の多重
通信ネットワークN2の通信状態に関わりなく、予め設
定されたドミナント信号をバスラインB2上に出力する
ものである。
【0083】このドミナント信号は、例えば、予め設定
されたビット数以上連続する「1」のビットデータで構
成されている。
【0084】また、送信制御部43は、ドミナント信号
の出力後に、プロトコル変換部42でトークンパッシン
グ方式に変換された第1の多重通信ネットワークN1の
ノードから第2の多重通信ネットワークN2のノードへ
の応答要求信号をバスラインB2上に出力するものであ
る。このとき、次回のトークン保有の指定を応答の必要
な送信先ノードに設定して応答要求信号を出力する。
【0085】また、送信制御部43は、プロトコル変換
部42で半二重マスタスレーブ方式に変換された第2の
多重通信ネットワークN2のノードから第1の多重通信
ネットワークN1のノードへの応答信号をバスラインB
1上に出力するものである。
【0086】次に、第2の多重通信ネットワークN2の
ECU31,32,33の構成について説明する。EC
U31は、受信制御部311と、主制御部312と、送
信制御部313とを備えるとともに、データを一時的に
保存するRAM314及び制御プログラムなどを記憶す
るROMを備えている。なお、ECU32,33は、E
CU31と同一構成を有している。
【0087】受信制御部311は、バスラインB2に接
続され、バスラインB2上に出力される信号を受信する
とともに、バスラインB2上に出力された信号の送信元
ノードを判別し、その信号が自ノードへの応答要求信号
であるか否かを判別するものである。
【0088】また、受信制御部311は、ドミナント信
号検出部315を備え、このドミナント信号検出部31
5は、バスラインB2上に出力されたドミナント信号を
検出するもので、予め設定されたビット数だけ連続して
ビットデータ「1」を検出すると、ドミナント信号が出
力されたと判別する。
【0089】主制御部312は、このECU31全体の
動作を制御するもので、操作部24からの操作データを
取り込むとともに、受信制御部311で受信した信号が
自ノードへの応答要求信号である場合には、要求されて
いる必要な操作データを送信制御部313から出力させ
るものである。
【0090】また、主制御部312は、受信制御部31
1でドミナント信号が検出されたときに、トークンパッ
シング方式を中断させてトークンの順番を変更させてバ
ッファECU4に保有させるとともに、ドミナント信号
が検出される直前にトークンを保有していたノードをR
AM314に記憶させるものである。また、主制御部3
12は、RAM314に記憶されているノードにトーク
ンが戻ったときに、通常のトークンパッシング方式に復
帰させるものである。
【0091】送信制御部313は、トークンを保有して
いるときに、他ノード(本実施形態ではECU32,3
3)に対する応答要求信号又は応答信号をバスラインB
2上に出力するとともに、第1の多重通信ネットワーク
N1のノードへの応答信号をバスラインB2上に出力す
るものである。
【0092】なお、上記応答要求信号及び応答信号は、
スタートビット、送信元及び送信先ノードを示すビッ
ト、次回のトークン保有を指定するコードを示すビッ
ト、メッセージ内容を示すビット及びストップビットな
どからなる所定のビットデータで構成されている。
【0093】図6は第2実施形態におけるバッファEC
U4の動作手順を示すフローチャートである。まず、バ
スラインB1から応答要求信号を受信したか否かが判別
され(ステップS210)、要求信号を受信していなけ
れば(ステップS210でNO)、バスラインB2から
応答信号を受信したか否かが判別され(ステップS27
0)、応答信号を受信していなければ(ステップS27
0でNO)、ステップS210に戻る。
【0094】一方、バスラインB1から応答要求信号を
受信していれば(ステップS210でYES)、この信
号がバスラインB2上のノードに対する応答要求信号で
あるか否かが判別され(ステップS220)、バスライ
ンB2上のノードに対する応答要求信号でなければ(ス
テップS220でNO)、ステップS210に戻る。
【0095】一方、バスラインB1からの受信信号がバ
スラインB2上のノードに対する応答要求信号であれば
(ステップS220でYES)、この要求信号のプロト
コルがトークンパッシング方式に変換され(ステップS
230)、次いでドミナント信号がバスラインB2に出
力され(ステップS240)、次回にトークンを得るノ
ードを送信先のECUに設定して(ステップS25
0)、応答要求信号がバスラインB2上に出力されて
(ステップS260)、ステップS210に戻る。
【0096】一方、ステップS270において、バスラ
インB2から応答信号を受信していれば(ステップS2
70でYES)、応答信号のプロトコルが半二重マスタ
スレーブ方式に変換され(ステップS280)、応答信
号がバスラインB1上に出力されて(ステップS29
0)、ステップS210に戻る。
【0097】図7、図8は第2実施形態におけるECU
31,32,33の動作手順を示すフローチャートであ
る。まず、バスラインB2上でドミナント信号を検出し
たか否かが判別され(ステップS310)、検出してい
なければ(ステップS310でNO)、通常の通信処理
が行われて(ステップS320)、ステップS310に
戻る。
【0098】一方、バスラインB2上でドミナント信号
を検出すれば(ステップS310でYES)、ドミナン
ト信号の検出前にトークンを保有していたノードがRA
Mに記憶される(ステップS330)。
【0099】次いで、自ノードが送信中であるか否かが
判別され(ステップS340)、送信中でなければ(ス
テップS340でNO)、ステップS360に進み、自
ノードが送信中であれば(ステップS340でYE
S)、送信が停止される(ステップS350)。
【0100】次いで、応答要求信号の送信先が自ノード
であるか否かが判別され(ステップS360)、自ノー
ドでなければ(ステップS360でNO)、ステップS
310に戻る。
【0101】一方、応答要求信号の送信先が自ノードで
あれば(ステップS360でYES)、その信号におけ
るトークン保有の指定が自ノードであるか否かが判別さ
れ(ステップS370)、自ノードであれば(ステップ
S370でYES)、ステップS390に進む。
【0102】一方、トークン保有の指定が自ノードでな
ければ(ステップS370でNO)、他のノードからの
応答信号におけるトークン保有の指定が自ノードになる
まで待機し(ステップS380でNO)、トークン保有
の指定が自ノードになると(ステップS380でYE
S)、必要な応答回数n=1かどうかが判別される(ス
テップS390)。
【0103】そして、必要な応答回数n=1でなけれ
ば、すなわちn>1であれば(ステップS390でN
O)、応答信号における次回のトークン保有の指定を自
ノードに設定して(ステップS400)、応答信号が出
力され(ステップS410)、次いで必要な応答回数n
が1だけデクリメントされて(ステップS420)、ス
テップS390に戻る。
【0104】一方、必要な応答回数n=1、すなわち複
数回の応答後にn=1になるか、又は最初からn=1の
ときは(ステップS390でYES)、次いで、応答が
必要なノードは自ノードのみであるか否かが判別され
(ステップS430)、応答が必要な他ノードがあれば
(ステップS430でNO)、応答信号における次回の
トークン保有の指定を当該他ノードに設定して(ステッ
プS440)、ステップS460に進む。
【0105】一方、応答の必要なノードが自ノードのみ
であれば(ステップS430でYES)、応答信号にお
ける次回のトークン保有の指定をRAMに記憶している
ドミナント信号検出前にトークンを保有していたノード
に設定して(ステップS450)、応答信号が出力され
(ステップS460)、ステップS310に戻る。
【0106】次に、図9を用いて第2実施形態における
多重通信ネットワークシステム全体の動作の一例につい
て説明する。図9は多重通信ネットワークシステムの各
部の状態を示すタイミングチャートである。
【0107】まず、第1の多重通信ネットワークN1の
マスタECU11から第2の多重通信ネットワークN2
のECU32に対する応答要求信号がバスラインB1に
出力される(図9の)。
【0108】バッファECU4は、バスラインB1上の
応答要求信号を受信し、この応答要求信号の送信先ノー
ドが第2の多重通信ネットワークN2のECU32であ
ることを判別し、プロトコル変換を行うとともに、バス
ラインB2上にドミナント信号を出力する(図9の
)。
【0109】このとき、第2の多重通信ネットワークN
2の各ECUは、ドミナント信号が出力されたことを判
別し、ドミナント信号出力前にトークンを保有していた
ノード(図9ではECU31)を各RAMに記憶する一
方、信号(メッセージ1)を出力中のECU31は、送
信出力を中止する(図9の)。
【0110】次いで、バッファECU4は、バスライン
B2上にプロトコルが変換された応答要求信号を出力す
る(図9の)。この信号において、次回のトークン保
有の指定をECU32に設定しておく。
【0111】ECU32は、バスラインB2上の応答要
求信号を受信し、自ノード向けの信号であることを判別
し、更に、トークンも自ノードが指定されているため、
バスラインB2上に応答信号を出力する(図9の)。
この信号において、次回のトークン保有の指定をで送
信を中断したECU31に設定しておく。
【0112】バッファECU4は、バスラインB2上の
応答信号を受信し、その送信先ノードがバスラインB1
のマスタECU11であることを判別し、プロトコル変
換を行って、バスラインB1上に応答信号を出力する
(図9の)。
【0113】そして、マスタECU11は、バスライン
B1上の応答信号を受信するが、応答要求信号の出力か
ら応答信号の受信までの時間が制限時間T以内であり、
通信は成立する(図9の)。
【0114】一方、第2の多重通信ネットワークN2で
は、でトークンがECU31に戻ってきており、通常
のトークンパッシング方式に戻って、バスラインB2上
において通常の通信処理が行われる(図9の)。
【0115】なお、マスタECU11からの応答要求信
号が、複数回(例えばECU32から3回)の信号応答
を必要とする場合には、図8のステップS390〜S4
20で説明したように、次回のトークン保有の指定を自
ノードとしてECU32が連続して3回応答信号を出力
し、3回目の応答信号において、次回のトークン保有の
指定を送信出力を中断したECU31とすればよい。
【0116】また、マスタECU11からの応答要求信
号の送信先ノードが複数ノード(例えばECU32,3
3)の場合には、図8のステップS430〜S450で
説明したように、ECU32が応答信号を出力する際の
次回のトークン保有の指定をECU33とし、ECU3
3の応答信号において次回のトークン保有の指定を送信
出力を中断したECU31とすればよい。
【0117】このように、第2実施形態によれば、第1
の多重通信ネットワークN1のノードから通信アクセス
方式がトークンパッシング方式である第2の多重通信ネ
ットワークN2のノードへの応答要求信号があったとき
は、バッファECU4により第2の多重通信ネットワー
クN2のバスラインB2上にドミナント信号を出力して
通常のトークンの巡回を中断した後に、次回のトークン
保有の指定を応答が必要なノードに設定してバスライン
B2上に応答要求信号を出力するとともに、第2の多重
通信ネットワークN2の各ECUは、中断時にトークン
を保有していたノードを記憶しておき、応答信号の出力
後に中断時のノードにトークンを戻すようにしたので、
通信アクセス方式がトークンパッシング方式である第2
の多重通信ネットワークN2において、第1の多重通信
ネットワークN1に対する応答を確実にすばやく行うこ
とができるので、通信アクセス方式が半二重マスタスレ
ーブ方式である第1の多重通信ネットワークN1におけ
る要求信号の出力から応答信号の受信までの制限時間T
を満足することができ、通信を確実に成立させることが
できる。
【0118】なお、上記各実施形態において、第2の多
重通信ネットワークN2のノード数は、3個に限られ
ず、2個又は4個以上であってもよい。
【0119】また、上記第2実施形態において、通信ア
クセス方式がトークンパッシング方式である第2の多重
通信ネットワークN2の網形態をバス形式としている
が、リング形式であってもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の多重通信ネットワークに接続されたノードから第
2の多重通信ネットワークに接続された送信先ノードに
対して応答信号を要求する応答要求信号が出力される
と、第2の多重通信ネットワークにおいて送信先ノード
による応答信号の出力を優先して行うようにしたので、
第1の多重通信ネットワークのノードにおける応答要求
信号の出力から応答信号の受信までに要する時間が半二
重マスタスレーブ方式で規定される制限時間以下にする
ことができ、これによって通信を確実に成立させること
ができる。
【0121】また、第2の多重通信ネットワークの各ノ
ードにおいて、自ノードが送信先ノードであるか否かを
判別し、自ノードが送信先ノードであれば信号に最優先
のプライオリティコードを付加して出力することによ
り、CSMA/CD方式である第2の多重通信ネットワ
ークのライン上において、送信先ノードと他ノードとの
信号出力が衝突した場合でも、送信先ノードからの応答
信号の出力を優先して行うことができ、これによって通
信を確実に成立させることができる。
【0122】また、第2の多重通信ネットワークの各ノ
ードにおいて、自ノードが送信先ノードであるか否かを
判別し、自ノードが送信先ノードでなければ信号の送信
出力を所定時間だけ禁止することにより、CSMA/C
D方式である第2の多重通信ネットワークのライン上に
おいて、送信先ノードからの応答信号の出力を他ノード
からの送信出力と衝突することなく行うことができ、こ
れによって通信を確実に成立させることができる。
【0123】また、更に、自ノードが送信先ノードであ
れば信号に最優先のプライオリティコードを付加して出
力することにより、自ノードが送信先ノードでなければ
信号の送信出力を所定時間だけ禁止させるが、禁止処理
のタイミングがずれて送信が行われて送信先ノードの信
号出力と衝突した場合でも、送信先ノードからの応答信
号の出力を優先して行うことができ、これによって通信
を確実に成立させることができる。
【0124】また、第1の多重通信ネットワークに接続
されたノードから第2の多重通信ネットワークに接続さ
れた送信先ノードに対して応答信号を要求する応答要求
信号が出力されると、第2の多重通信ネットワークのラ
インにドミナント信号を出力した後に、次回のトークン
の指定を送信先ノードに設定して応答要求信号を第2の
多重通信ネットワークのラインに出力し、一方、第2の
多重通信ネットワークにおいて、ドミナント信号の出力
直前にトークンを保有していた直前トークン保有ノード
を記憶し、ドミナント信号が出力されたときに自ノード
から送信を行っていれば送信を中止して、自ノードが送
信先ノードであるか否かを判別し、自ノードが送信先ノ
ードであるときに、次回のトークン保有の指定を直前ト
ークン保有ノードに設定して応答信号を出力することに
より、第1の多重通信ネットワークのノードにおける応
答要求信号の出力から応答信号の受信までに要する時間
を半二重マスタスレーブ方式で規定される制限時間以下
にすることができ、これによって通信を確実に成立させ
ることができる。また、送信先ノードによる応答信号の
出力後は、直前トークン保有ノードにトークンを戻すこ
とができ、第2の多重通信ネットワークにおいてトーク
ンパッシング方式に戻って通常の通信処理を行うことが
できる。
【0125】また、送信先ノードが複数ノードであるか
否かを判別し、自ノードが送信先ノードで、トークンの
保有を指定されているときであって、かつ送信先ノード
として応答が必要な他のノードがあるときは、次回のト
ークン保有の指定を当該他のノードに設定して応答信号
を出力する一方、送信先ノードとして応答が必要な他の
ノードがないときは、次回のトークン保有の指定を直前
トークン保有ノードに設定して応答信号を出力すること
により、送信先ノードが複数ノードである場合でも、通
信を確実に成立させることができる。
【0126】また、送信先ノードからの応答が複数回必
要であるか否かを判別し、自ノードが送信先ノードで、
トークンの保有を指定されているときであって、かつ複
数回の応答が必要なときは、次回のトークン保有の指定
を自ノードに設定して応答信号を出力する一方、複数回
の応答が必要でないときは、次回のトークン保有の指定
を直前トークン保有ノードに設定して応答信号を出力す
ることにより、送信先ノードからの応答が複数回必要で
ある場合でも、通信を確実に成立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される多重通信ネットワークシス
テムの第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態におけるECUの動作手順を示す
フローチャートである。
【図3】変形形態におけるECUの動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】変形形態における多重通信ネットワークシステ
ムの各部の状態を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明が適用される多重通信ネットワークシス
テムの第2実施形態を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態におけるバッファECUの動作手
順を示すフローチャートである。
【図7】第2実施形態におけるECUの動作手順を示す
フローチャートである。
【図8】第2実施形態におけるECUの動作手順を示す
フローチャートである。
【図9】第2実施形態における多重通信ネットワークシ
ステムの各部の状態を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の複数の多重通信ネットワークの構成を
示すブロック図で、一方が半二重マスタスレーブ方式、
他方がCSMA/CD方式である。
【図11】図10における通信伝送の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図12】従来の複数の多重通信ネットワークの構成を
示すブロック図で、一方が半二重マスタスレーブ方式、
他方がトークンパッシング方式である。
【図13】図12における通信伝送の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
N1 第1の多重通信ネットワーク 11 マスタECU 12,13 スレーブECU N2 第2の多重通信ネットワーク 21〜23 ECU 211,221,231 受信制御部 212,222,232 主制御部 213,223,233 送信制御部 4 バッファECU(通信プロトコル変換手段) 41 受信制御部 42 プロトコル変換部 43 送信制御部 B1,B2 バスライン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信アクセス方式が半二重マスタスレー
    ブ方式で複数のノードがラインに接続された第1の多重
    通信ネットワークと、通信アクセス方式が半二重マスタ
    スレーブ方式と異なる方式で複数のノードがラインに接
    続された第2の多重通信ネットワークと、両ネットワー
    クの間に設けられ、両ネットワークに接続された各ノー
    ド間の信号伝送を通信プロトコルを変換して行わせる通
    信プロトコル変換手段と、上記第1の多重通信ネットワ
    ークに接続されたノードから上記第2の多重通信ネット
    ワークに接続された送信先ノードに対して応答信号を要
    求する応答要求信号が出力されると、上記第2の多重通
    信ネットワークにおいて上記送信先ノードによる応答信
    号の出力を優先して行わせる応答優先制御手段とを備え
    たことを特徴とする多重信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の多重通信ネットワークの通信
    アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有するCS
    MA/CD方式で、上記通信制御手段は、自ノードが上
    記送信先ノードであるか否かを判別する判別手段と、自
    ノードが上記送信先ノードであれば信号に最優先のプラ
    イオリティコードを付加して出力させる送信制御手段と
    を備え、上記応答優先制御手段を構成するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の多重信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の多重通信ネットワークの通信
    アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有するCS
    MA/CD方式で、上記通信制御手段は、自ノードが上
    記送信先ノードであるか否かを判別する判別手段と、自
    ノードが上記送信先ノードでなければ信号の送信出力を
    所定時間だけ禁止する禁止手段とを備え、上記応答優先
    制御手段を構成するものであることを特徴とする請求項
    1記載の多重信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 上記通信制御手段は、更に、自ノードが
    上記送信先ノードであれば信号に最優先のプライオリテ
    ィコードを付加して出力させる送信制御手段を備えたも
    のであることを特徴とする請求項3記載の多重信号伝送
    装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の多重通信ネットワークの通信
    アクセス方式は、各ノードが通信制御手段を有するトー
    クンパッシング方式で、上記応答優先制御手段は、上記
    第1の多重通信ネットワークに接続されたノードから上
    記第2の多重通信ネットワークに接続された送信先ノー
    ドに対して応答信号を要求する応答要求信号が出力され
    ると、上記第2の多重通信ネットワークのラインにドミ
    ナント信号を出力するドミナント信号出力手段と、上記
    通信制御手段とから構成されるもので、上記通信プロト
    コル変換手段は、上記ドミナント信号の出力後に、次回
    のトークンの指定を上記送信先ノードに設定して、上記
    第1の多重通信ネットワークに接続されたノードからの
    応答要求信号を上記第2の多重通信ネットワークのライ
    ンに出力するもので、上記通信制御手段は、上記ドミナ
    ント信号の出力直前にトークンを保有していた直前トー
    クン保有ノードを記憶する記憶手段と、上記ドミナント
    信号が出力されたときに自ノードからの送信を中止させ
    る中止制御手段と、自ノードが上記送信先ノードである
    か否かを判別する自ノード判別手段と、自ノードが上記
    送信先ノードであるときに、次回のトークン保有の指定
    を上記直前トークン保有ノードに設定して応答信号を出
    力させる出力制御手段とを備えたものであることを特徴
    とする請求項1記載の多重信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 上記通信制御手段は、上記送信先ノード
    が複数ノードであるか否かを判別する送信先判別手段を
    備え、上記出力制御手段は、自ノードが上記送信先ノー
    ドで、トークンの保有を指定されているときであって、
    かつ上記送信先ノードとして応答が必要な他のノードが
    あるときは、次回のトークン保有の指定を当該他のノー
    ドに設定して応答信号を出力させる一方、上記送信先ノ
    ードとして応答が必要な他のノードがないときは、次回
    のトークン保有の指定を上記直前トークン保有ノードに
    設定して応答信号を出力させるものであることを特徴と
    する請求項5記載の多重信号伝送装置。
  7. 【請求項7】 上記通信制御手段は、上記送信先ノード
    からの応答が複数回必要であるか否かを判別する応答回
    数判別手段を備え、上記出力制御手段は、自ノードが上
    記送信先ノードで、トークンの保有を指定されていると
    きであって、かつ複数回の応答が必要なときは、次回の
    トークン保有の指定を自ノードに設定して応答信号を出
    力させる一方、複数回の応答が必要でないときは、次回
    のトークン保有の指定を上記直前トークン保有ノードに
    設定して応答信号を出力させるものであることを特徴と
    する請求項5又は6記載の多重信号伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184086A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 富士機械製造株式会社 多重化通信システム及び作業機
WO2022244761A1 (ja) * 2021-05-19 2022-11-24 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 通信装置及び通信システム

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