JPH1065376A - ヒートパイプを用いた放熱構造 - Google Patents
ヒートパイプを用いた放熱構造Info
- Publication number
- JPH1065376A JPH1065376A JP21391196A JP21391196A JPH1065376A JP H1065376 A JPH1065376 A JP H1065376A JP 21391196 A JP21391196 A JP 21391196A JP 21391196 A JP21391196 A JP 21391196A JP H1065376 A JPH1065376 A JP H1065376A
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- Japan
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- heat
- heat pipe
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- pipe
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子回路部品を実装したプリント板を挿抜可
能に収容するユニットに、放熱フィンを設け、プリント
板の電子回路部品にヒートパイプを固定し、該ヒートパ
イプをプリント板挿入方向に延ばし、プリント板挿入の
際にヒートパイプの先部が放熱フィンに接触するように
設定したヒートパイプを用いた放熱構造において、放熱
フィンとヒートパイプとの接触面積が小さく、放熱性能
が十分でないという問題があった。 【解決手段】 ユニット2外部側に、複数の放熱フィン
を形成した放熱フィン部10を設け、この放熱フィン部
10に、弾性および熱伝導性を有する密着伝導部11を
設け、該密着伝導部11を、前記放熱フィン部10に密
着するとともにヒートパイプ5に密着可能とし、プリン
ト板1挿入の際に、その密着伝導部11がヒートパイプ
5の先部に密着するように設定した。
能に収容するユニットに、放熱フィンを設け、プリント
板の電子回路部品にヒートパイプを固定し、該ヒートパ
イプをプリント板挿入方向に延ばし、プリント板挿入の
際にヒートパイプの先部が放熱フィンに接触するように
設定したヒートパイプを用いた放熱構造において、放熱
フィンとヒートパイプとの接触面積が小さく、放熱性能
が十分でないという問題があった。 【解決手段】 ユニット2外部側に、複数の放熱フィン
を形成した放熱フィン部10を設け、この放熱フィン部
10に、弾性および熱伝導性を有する密着伝導部11を
設け、該密着伝導部11を、前記放熱フィン部10に密
着するとともにヒートパイプ5に密着可能とし、プリン
ト板1挿入の際に、その密着伝導部11がヒートパイプ
5の先部に密着するように設定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートパイプを用
いた放熱構造に係り、特に、ヒートパイプと放熱フィン
部との接続部分に特徴を有する放熱構造に関するもので
ある。
いた放熱構造に係り、特に、ヒートパイプと放熱フィン
部との接続部分に特徴を有する放熱構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は従来例を示す説明図(1)であ
り、この図において、1はプリント板を示している。2
はユニットであり、そのプリント板1を挿抜可能に収容
することができる。3はユニットの表面板を示してい
る。4は大型集積回路(LSI)等の発熱性の電子回路
部品であり、プリント板1上に実装されている。5はヒ
ートパイプであり、その発熱性の電子回路部品4に固定
され、図の左方に延びている。6はコネクタであり、プ
リント板1上の回路は、このコネクタ6を介してユニッ
ト2側と接続する。
り、この図において、1はプリント板を示している。2
はユニットであり、そのプリント板1を挿抜可能に収容
することができる。3はユニットの表面板を示してい
る。4は大型集積回路(LSI)等の発熱性の電子回路
部品であり、プリント板1上に実装されている。5はヒ
ートパイプであり、その発熱性の電子回路部品4に固定
され、図の左方に延びている。6はコネクタであり、プ
リント板1上の回路は、このコネクタ6を介してユニッ
ト2側と接続する。
【0003】7はバックパネルであり、前記コネクタ6
と嵌合可能なコネクタ8を設けてある。9は従来の放熱
フィンであり、ここに設けた孔にヒートパイプを挿入可
能となっている。図9は従来例を示す説明図(2)であ
り、前記のユニット2にプリント板1を挿入した状態を
示している。この状態で、プリント板1側のコネクタ6
はバックパネル7側のコネクタ8と接続し、ヒートパイ
プ5は放熱フィン9の孔に挿入される。
と嵌合可能なコネクタ8を設けてある。9は従来の放熱
フィンであり、ここに設けた孔にヒートパイプを挿入可
能となっている。図9は従来例を示す説明図(2)であ
り、前記のユニット2にプリント板1を挿入した状態を
示している。この状態で、プリント板1側のコネクタ6
はバックパネル7側のコネクタ8と接続し、ヒートパイ
プ5は放熱フィン9の孔に挿入される。
【0004】図10は従来例を示す説明図(3)であ
り、ヒートパイプ5の放熱フィン9への挿入について示
すものである。この図において、9aはばね部であり、
放熱フィン9の孔の周囲に形成され、ヒートパイプ5と
接触する。このような構成により、発熱性の電子回路部
品4から発生した熱を、ヒートパイプ5を介して放熱フ
ィン9に伝えて放熱していた。
り、ヒートパイプ5の放熱フィン9への挿入について示
すものである。この図において、9aはばね部であり、
放熱フィン9の孔の周囲に形成され、ヒートパイプ5と
接触する。このような構成により、発熱性の電子回路部
品4から発生した熱を、ヒートパイプ5を介して放熱フ
ィン9に伝えて放熱していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の放熱構造では、放熱フィンのばね部とヒートパイプ
先部の接触が、いわゆる点接触となっており、熱的接触
抵抗が大であり、放熱性能が十分でなく、プリント板の
挿抜を繰り返すうちに、放熱フィンのばね部のばね性が
劣化することにより、さらに接触状態が悪化し、放熱性
能が低下してしまうという問題があった。
成の放熱構造では、放熱フィンのばね部とヒートパイプ
先部の接触が、いわゆる点接触となっており、熱的接触
抵抗が大であり、放熱性能が十分でなく、プリント板の
挿抜を繰り返すうちに、放熱フィンのばね部のばね性が
劣化することにより、さらに接触状態が悪化し、放熱性
能が低下してしまうという問題があった。
【0006】また、放熱フィンにそれぞれ孔をあけてば
ね部を設ける加工を行い、さらに各放熱フィンを一定の
間隔をおいて組立なければならず、コストがかかるとい
う問題があった。
ね部を設ける加工を行い、さらに各放熱フィンを一定の
間隔をおいて組立なければならず、コストがかかるとい
う問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子回路部品
を実装したプリント板を挿抜可能に収容するユニット
に、放熱フィンを設け、プリント板の電子回路部品にヒ
ートパイプを固定し、このヒートパイプをプリント板挿
入方向に延ばし、プリント板挿入の際にヒートパイプの
先部が放熱フィンに接触するように設定したヒートパイ
プを用いた放熱構造において、ユニット外部側に、複数
の放熱フィンを形成した放熱フィン部を設け、この放熱
フィン部に、弾性および熱伝導性を有する密着伝導部を
設け、この密着伝導部を、放熱フィン部に密着するとと
もにヒートパイプに密着可能とし、プリント板挿入の際
に、その密着伝導部がヒートパイプの先部に密着するよ
うに設定したことを特徴とする。
を実装したプリント板を挿抜可能に収容するユニット
に、放熱フィンを設け、プリント板の電子回路部品にヒ
ートパイプを固定し、このヒートパイプをプリント板挿
入方向に延ばし、プリント板挿入の際にヒートパイプの
先部が放熱フィンに接触するように設定したヒートパイ
プを用いた放熱構造において、ユニット外部側に、複数
の放熱フィンを形成した放熱フィン部を設け、この放熱
フィン部に、弾性および熱伝導性を有する密着伝導部を
設け、この密着伝導部を、放熱フィン部に密着するとと
もにヒートパイプに密着可能とし、プリント板挿入の際
に、その密着伝導部がヒートパイプの先部に密着するよ
うに設定したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本実施の形態を示す説明図
(1)である。この図において、1はプリント板であ
り、2はユニットを示す。該ユニット2は、そのプリン
ト板1を、例えば縦列に所定の間隔で、複数枚挿抜可能
に収容することができる。3はユニットの表面板を示し
ている。
形態について説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本実施の形態を示す説明図
(1)である。この図において、1はプリント板であ
り、2はユニットを示す。該ユニット2は、そのプリン
ト板1を、例えば縦列に所定の間隔で、複数枚挿抜可能
に収容することができる。3はユニットの表面板を示し
ている。
【0009】図2は本実施の形態を示す説明図(2)で
あり、前記のプリント板1をユニット2に挿入した状態
を示している。これらの図において、4は大型集積回路
(LSI)等の発熱性の電子回路部品であり、プリント
板1上に実装されている。5はヒートパイプであり、そ
の一端が発熱性の電子回路部品4に固定され、プリント
板1の挿入方向Aすなわち図1の左方に延びている。6
はコネクタであり、プリント板1上の回路は、このコネ
クタ6を介してユニット2側と接続する。
あり、前記のプリント板1をユニット2に挿入した状態
を示している。これらの図において、4は大型集積回路
(LSI)等の発熱性の電子回路部品であり、プリント
板1上に実装されている。5はヒートパイプであり、そ
の一端が発熱性の電子回路部品4に固定され、プリント
板1の挿入方向Aすなわち図1の左方に延びている。6
はコネクタであり、プリント板1上の回路は、このコネ
クタ6を介してユニット2側と接続する。
【0010】7はバックパネルであり、前記コネクタ6
と嵌合可能なコネクタ8を設けてある。10は本実施の
形態の放熱フィン部であり、例えばアルミ等により、複
数の放熱フィンを有するように形成する。この放熱フィ
ン部10は、ユニット2のバックパネル7の外側に取り
付けてある。
と嵌合可能なコネクタ8を設けてある。10は本実施の
形態の放熱フィン部であり、例えばアルミ等により、複
数の放熱フィンを有するように形成する。この放熱フィ
ン部10は、ユニット2のバックパネル7の外側に取り
付けてある。
【0011】図3は本実施の形態の放熱フィン部を示す
斜視図であり、図4は本実施の形態の放熱フィン部を示
す断面図である。これらの図を併せて参照し、本実施の
形態の放熱フィン部についてさらに詳述する。バックパ
ネル7には、ヒートパイプ5と対応する位置にパイプ通
過孔7aをあけておく。また、放熱フィン部10には、
そのヒートパイプ5と対応する位置に孔10aを設け、
該孔10a内には熱伝導性のシリコンゴムパイプ11を
収容してある。このシリコンゴムパイプ11が、弾性お
よび熱伝導性を有してヒートパイプ5に密着可能な密着
伝導部としてはたらく。
斜視図であり、図4は本実施の形態の放熱フィン部を示
す断面図である。これらの図を併せて参照し、本実施の
形態の放熱フィン部についてさらに詳述する。バックパ
ネル7には、ヒートパイプ5と対応する位置にパイプ通
過孔7aをあけておく。また、放熱フィン部10には、
そのヒートパイプ5と対応する位置に孔10aを設け、
該孔10a内には熱伝導性のシリコンゴムパイプ11を
収容してある。このシリコンゴムパイプ11が、弾性お
よび熱伝導性を有してヒートパイプ5に密着可能な密着
伝導部としてはたらく。
【0012】12はプレートであり、シリコンゴムパイ
プ11が突出しないように放熱フィン部10に取り付け
られ、シリコンゴムパイプ11と対応する位置にそのシ
リコンゴムパイプ11より外形の小さい孔12aをあけ
てある。シリコンゴムパイプ11のヒートパイプ5と対
応する位置にはヒートパイプ5の外形より少しく小なる
径の孔11aを設けておく。
プ11が突出しないように放熱フィン部10に取り付け
られ、シリコンゴムパイプ11と対応する位置にそのシ
リコンゴムパイプ11より外形の小さい孔12aをあけ
てある。シリコンゴムパイプ11のヒートパイプ5と対
応する位置にはヒートパイプ5の外形より少しく小なる
径の孔11aを設けておく。
【0013】以下に本実施の形態の動作について説明す
る。プリント板1を、図1の矢印A方向にユニット2内
の所定位置に挿入すると、そのプリント板1のコネクタ
6が、バックパネル7に固定したコネクタ8に接続す
る。この時、ヒートパイプ5の先部はバックパネル7の
通過孔7aからユニット2の外側に出て、放熱フィン部
10の孔10a内に収容されているシリコンゴムパイプ
11に設けられた孔11aを押し拡げながら、この孔1
1a内に収容される。この状態で、シリコンゴムパイプ
11の外周部11bは放熱フィン部10の孔10aの内
壁に押しつけられている。
る。プリント板1を、図1の矢印A方向にユニット2内
の所定位置に挿入すると、そのプリント板1のコネクタ
6が、バックパネル7に固定したコネクタ8に接続す
る。この時、ヒートパイプ5の先部はバックパネル7の
通過孔7aからユニット2の外側に出て、放熱フィン部
10の孔10a内に収容されているシリコンゴムパイプ
11に設けられた孔11aを押し拡げながら、この孔1
1a内に収容される。この状態で、シリコンゴムパイプ
11の外周部11bは放熱フィン部10の孔10aの内
壁に押しつけられている。
【0014】全てのプリント板1をユニット2へ組み込
んだ後、ユニット2の前面に表面板3がねじ等で取り付
けられる。ヒートパイプ5は、周知のように、例えば内
部に毛細管状の物質を有し、部分真空中に純水等の液体
を封入した金属管によりなり、電子回路部品4またはユ
ニット2内の雰囲気熱により、そのヒートパイプ5内液
体は蒸発し、蒸発気体はすばやく該ヒートパイプ5の先
部側へ移動する。ここで、放熱フィン部10によって冷
却されるので、凝縮作用により液体となる。その液体は
ヒートパイプ内の毛細管作用により、ユニット2内部の
側へ移動する。これを繰り返すことにより、ユニット2
内の熱を有効に放出することができる。
んだ後、ユニット2の前面に表面板3がねじ等で取り付
けられる。ヒートパイプ5は、周知のように、例えば内
部に毛細管状の物質を有し、部分真空中に純水等の液体
を封入した金属管によりなり、電子回路部品4またはユ
ニット2内の雰囲気熱により、そのヒートパイプ5内液
体は蒸発し、蒸発気体はすばやく該ヒートパイプ5の先
部側へ移動する。ここで、放熱フィン部10によって冷
却されるので、凝縮作用により液体となる。その液体は
ヒートパイプ内の毛細管作用により、ユニット2内部の
側へ移動する。これを繰り返すことにより、ユニット2
内の熱を有効に放出することができる。
【0015】上述のように、本実施の形態によると、ヒ
ートパイプ5の放熱を行う先部が放熱フィン部10の孔
10a内に設けられた熱伝導性のシリコンゴムパイプ1
1の孔11aにきつく嵌合され、この時、シリコンゴム
パイプ11は外形が拡大され、放熱フィン部10の孔1
0aの内壁に密着するので、ヒートパイプ5がプリント
板1上の発熱性の電子回路部品4やユニット2内の雰囲
気から吸熱した発熱量を、効率よく放熱フィン部10に
伝えることができる。
ートパイプ5の放熱を行う先部が放熱フィン部10の孔
10a内に設けられた熱伝導性のシリコンゴムパイプ1
1の孔11aにきつく嵌合され、この時、シリコンゴム
パイプ11は外形が拡大され、放熱フィン部10の孔1
0aの内壁に密着するので、ヒートパイプ5がプリント
板1上の発熱性の電子回路部品4やユニット2内の雰囲
気から吸熱した発熱量を、効率よく放熱フィン部10に
伝えることができる。
【0016】また、本実施の形態の放熱フィン部10
は、複数の放熱フィンを有する形状を一体として形成し
ておくことができるため、複数のフィンを組み立てる等
の作業が不要となり、製造コストがかからない。 〔第2の実施の形態〕図5は本実施の形態を示す説明図
であり、プリント板1をユニット2に挿入した状態を側
面から見た図である。また、図6は本実施の形態の放熱
フィン部を示す斜視図である。
は、複数の放熱フィンを有する形状を一体として形成し
ておくことができるため、複数のフィンを組み立てる等
の作業が不要となり、製造コストがかからない。 〔第2の実施の形態〕図5は本実施の形態を示す説明図
であり、プリント板1をユニット2に挿入した状態を側
面から見た図である。また、図6は本実施の形態の放熱
フィン部を示す斜視図である。
【0017】本実施の形態は、第1の実施の形態の構成
において、放熱フィン部に対してヒートパイプからの熱
を伝導させるための密着伝導部として、熱伝導性シリコ
ンゴムブロックを用いることを特徴としている。13は
本実施の形態の放熱フィン部であり、例えばアルミ等に
より形成し、密着伝導部である熱伝導性シリコンゴムブ
ロック14を、熱伝導性接着剤等により固着する。この
シリコンゴムブロック14には、ヒートパイプ5を保持
する溝14aを設けておく。
において、放熱フィン部に対してヒートパイプからの熱
を伝導させるための密着伝導部として、熱伝導性シリコ
ンゴムブロックを用いることを特徴としている。13は
本実施の形態の放熱フィン部であり、例えばアルミ等に
より形成し、密着伝導部である熱伝導性シリコンゴムブ
ロック14を、熱伝導性接着剤等により固着する。この
シリコンゴムブロック14には、ヒートパイプ5を保持
する溝14aを設けておく。
【0018】図7は本実施の形態の放熱フィン部を示す
説明図であり、放熱フィン部13とシリコンゴムブロッ
ク14を、ヒートパイプに対応する位置で水平に切って
見た場合の断面図を示している。この図の(a)はヒー
トパイプ挿入前の状態を示し、(b)はヒートパイプ挿
入後の状態を示している。この図に示すように、溝の両
内壁の間隔は、ヒートパイプの直径よりもやや小となっ
ており、ヒートパイプ5を挿入した場合に、そのヒート
パイプ5を包むように変形し、密着・保持できるように
しておく。
説明図であり、放熱フィン部13とシリコンゴムブロッ
ク14を、ヒートパイプに対応する位置で水平に切って
見た場合の断面図を示している。この図の(a)はヒー
トパイプ挿入前の状態を示し、(b)はヒートパイプ挿
入後の状態を示している。この図に示すように、溝の両
内壁の間隔は、ヒートパイプの直径よりもやや小となっ
ており、ヒートパイプ5を挿入した場合に、そのヒート
パイプ5を包むように変形し、密着・保持できるように
しておく。
【0019】なお、この図の例では、溝14aが垂直方
向に設けられているが、これに限らず、ヒートパイプの
位置に対応させておきさえすれば、水平その他どのよう
な向きに設けることとしてもよい。ユニット2にプリン
ト板1を挿入すると、プリント板1側とユニット2側の
図示しないコネクタ同志が接続し、ヒートパイプ5は、
シリコンゴムブロック14の溝14aに挿入され、この
シリコンゴムブロック14に挟まれて保持される。この
状態で、ヒートパイプ5とシリコンゴムブロック14の
接触面積を十分確保できるので、ヒートパイプ5の熱を
効率よく放熱フィン部13に放出することが可能とな
る。
向に設けられているが、これに限らず、ヒートパイプの
位置に対応させておきさえすれば、水平その他どのよう
な向きに設けることとしてもよい。ユニット2にプリン
ト板1を挿入すると、プリント板1側とユニット2側の
図示しないコネクタ同志が接続し、ヒートパイプ5は、
シリコンゴムブロック14の溝14aに挿入され、この
シリコンゴムブロック14に挟まれて保持される。この
状態で、ヒートパイプ5とシリコンゴムブロック14の
接触面積を十分確保できるので、ヒートパイプ5の熱を
効率よく放熱フィン部13に放出することが可能とな
る。
【0020】また、本実施の形態では、シリコンゴムブ
ロックの溝に対してヒートパイプを挿抜することとした
ので、プリント板1の挿抜が容易になる。
ロックの溝に対してヒートパイプを挿抜することとした
ので、プリント板1の挿抜が容易になる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、放熱フィン
を複数有する放熱フィン部を形成し、これに密着伝導部
を接続したことにより、ヒートパイプがその密着伝導部
に十分な接触面積をもって密着するため、電子回路部品
の熱やユニット内の雰囲気熱を効率よく放熱フィン部に
伝えることが可能となり、放熱性能が向上するという効
果を有する。
を複数有する放熱フィン部を形成し、これに密着伝導部
を接続したことにより、ヒートパイプがその密着伝導部
に十分な接触面積をもって密着するため、電子回路部品
の熱やユニット内の雰囲気熱を効率よく放熱フィン部に
伝えることが可能となり、放熱性能が向上するという効
果を有する。
【0022】また、放熱フィンを複数有する放熱フィン
部を一体として形成しておくことができるため、複数の
フィンを組み合わせる等の作業が不要となり、製造コス
トが低下するという効果を有する。
部を一体として形成しておくことができるため、複数の
フィンを組み合わせる等の作業が不要となり、製造コス
トが低下するという効果を有する。
【図1】第1の実施の形態を示す説明図(1)
【図2】第1の実施の形態を示す説明図(2)
【図3】第1の実施の形態の放熱フィン部を示す斜視図
【図4】第1の実施の形態の放熱フィン部を示す断面図
【図5】第2の実施の形態を示す説明図
【図6】第2の実施の形態の放熱フィン部を示す斜視図
【図7】第2の実施の形態の放熱フィン部を示す説明図
【図8】従来例を示す説明図(1)
【図9】従来例を示す説明図(2)
【図10】従来例を示す説明図(3)
1 プリント板 2 ユニット 4 電子回路部品 5 ヒートパイプ 10 放熱フィン部 11 シリコンゴムパイプ 13 放熱フィン部 14 シリコンゴムブロック 14a 溝
Claims (3)
- 【請求項1】 電子回路部品を実装したプリント板を挿
抜可能に収容するユニットに、放熱フィンを設け、プリ
ント板の電子回路部品にヒートパイプを固定し、該ヒー
トパイプをプリント板挿入方向に延ばし、プリント板挿
入の際にヒートパイプの先部が放熱フィンに接触するよ
うに設定したヒートパイプを用いた放熱構造において、 ユニット外部側に、複数の放熱フィンを形成した放熱フ
ィン部を設け、 この放熱フィン部に、弾性および熱伝導性を有する密着
伝導部を設け、 該密着伝導部を、前記放熱フィン部に密着するとともに
ヒートパイプに密着可能とし、 プリント板挿入の際に、その密着伝導部がヒートパイプ
の先部に密着するように設定したことを特徴とするヒー
トパイプを用いた放熱構造。 - 【請求項2】 請求項1において、密着伝導部を、ヒー
トパイプの外径よりも小さな内径を有する筒状体とし、 この筒状体を、該筒状体の外壁が放熱フィン部に密着す
るように設け、 プリント板挿入の際に、ヒートパイプがその筒状体に挿
入され、この筒状体の内壁がヒートパイプに密着するこ
とを特徴とするヒートパイプを用いた放熱構造。 - 【請求項3】 請求項1において、密着伝導部を、ヒー
トパイプの外径よりも小さな間隔の溝を有するブロック
状に形成し、 プリント板挿入の際に、ヒートパイプがその溝に挿入さ
れ、この溝の両壁面がヒートパイプに変形密着すること
を特徴とするヒートパイプを用いた放熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21391196A JPH1065376A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ヒートパイプを用いた放熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21391196A JPH1065376A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ヒートパイプを用いた放熱構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1065376A true JPH1065376A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16647080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21391196A Pending JPH1065376A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ヒートパイプを用いた放熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1065376A (ja) |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP21391196A patent/JPH1065376A/ja active Pending
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