JPH106463A - 紙容器 - Google Patents

紙容器

Info

Publication number
JPH106463A
JPH106463A JP8179797A JP17979796A JPH106463A JP H106463 A JPH106463 A JP H106463A JP 8179797 A JP8179797 A JP 8179797A JP 17979796 A JP17979796 A JP 17979796A JP H106463 A JPH106463 A JP H106463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
base paper
molding
paper container
resin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8179797A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Oshiba
至 大芝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO PAPER Manufacturing
TOKYO SEISHI KK
Original Assignee
TOKYO PAPER Manufacturing
TOKYO SEISHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO PAPER Manufacturing, TOKYO SEISHI KK filed Critical TOKYO PAPER Manufacturing
Priority to JP8179797A priority Critical patent/JPH106463A/ja
Publication of JPH106463A publication Critical patent/JPH106463A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/62External coverings or coatings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/56Linings or internal coatings, e.g. pre-formed trays provided with a blow- or thermoformed layer
    • B65D5/563Laminated linings; Coatings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 光線の波長が420〜750nmのときの光
線透過率が0.1%T以下であり、密度が0.60〜
0.90g/cm3 であってかつ、原紙のこわさが縦方
向において坪量1g/m2 あたり0.50gf・cm以
上である原紙に樹脂層を設けた多層体からなる紙容器で
ある。 【効果】 本発明により、光線の透過を抑制し、内容物
の光線による変質、劣化を改善してなおかつ、焼却適性
があり、紙容器製造・成型時の原紙の割れ、折れ性、成
型後の胴膨れおよび漏れを改善した原紙よりなる紙容器
が得られるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光線の透過を抑制
し、成型性を改善した紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙容器は原紙を基材に樹脂等を積
層し、内容物によって積層物の種類、厚み、構成が使い
分けられている。とくに内容物がガスバリアー性の必要
なものには、アルミニウム箔などの材料を用いていた。
一方、アルミニウムは焼却時、焼却炉に燃えかすが残り
炉を傷めるなど、焼却適性がないと近年の環境問題の一
つとしてとりざたされている。その為、珪素酸化物やア
ルミナなどの蒸着フィルム、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体などのガスバリアー性が高く、焼却適性のあ
るフィルムを使用した紙容器が開発されている(特開昭
63−281837号公報等)。しかし、内容物の中に
は清酒や油脂類、紫外線硬化インキ、感光剤などの光線
の影響を受けやすいものがあり、ガスバリアー性だけ優
れていても、光線により内容物が劣化、変質して商品価
値を著しく低下させてしまうという欠点があった。
【0003】また、原紙に未晒しクラフトパルプ層(以
下、未晒しクラフトパルプをUKPと称する場合があ
る)や着色した層を設けることで遮光性を付与した原紙
(実開昭59−103800号公報等)が開発されてい
る。しかし、その原紙を使用するだけでは紙容器製造・
成型時の原紙の割れや折れ性、成型後の胴膨れおよび漏
れを抑える紙質、すなわち紙容器適性が無く、近年の加
工速度の著しい高速化に対応しきれず、生産の歩留りを
悪くするどころか、商品価値を低下させる現象がみられ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは光線の透過を抑制し、内容物の光線による変質、
劣化を改善してなおかつ、焼却適性があり、紙容器製造
・成型時の原紙の割れ、折れ性、成型後の胴膨れおよび
漏れを改善した原紙よりなる紙容器を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的に
つき、鋭意検討を重ねた結果、本発明すなわち、光線の
波長が420〜750nmのときの光線透過率が0.1
%T以下であり、原紙の密度が0.60〜0.90g/
cm3 であって、かつこわさが縦方向において坪量1g
/m2 あたり0.50gf・cm以上である紙質を持つ
原紙に樹脂層を設けた多層体よりなる紙容器により達成
されることが判明した。
【0006】すなわち、紙容器の内容物を光線による劣
化から保護するために光線の波長が420〜750nm
のときの光線透過率が0.1%T以下であることが必要
であり、ゲーベルトップ型やフラットトップ型などの紙
容器が良好な成型性や十分な強度を得るために原紙の密
度が0.60〜0.90g/cm3 、こわさが縦方向に
おいて坪量1g/m2 あたり0.50gf・cm以上で
あることが必要であり、本発明の上記課題はこれら要件
をすべて満足することによって達成される。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、原紙の光線透過率は日本分光(株)製分光光度
計にて光線透過率を測定した数値、原紙の密度はJIS
P8118”紙及び板紙の密度と試験方法”に準じて
測定した数値、原紙のこわさはJIS P8125”荷
重曲げ方法による板紙のこわさ試験方法”に準じて測定
した数値のことをいう。
【0008】また、縦方向とは、抄紙機で紙を製造する
際に紙が進んで行く方向を指す。本発明における原紙は
天然繊維、合成繊維、またはそれらの混合物を抄造して
得られたものである。
【0009】本発明における原紙の光線透過率は、光線
の波長が420〜750nmのとき0.1%T以下であ
ることが必要であり、望ましくは光線の波長が420〜
750nmのとき0.05%T以下、さらに望ましくは
420nm以下のとき0.025%T以下である。光線
の波長が420〜750nmのときは可視光線であり、
分子結合を励起させたり、一部の分子を切断できるほど
のエネルギーを持っているため、内容物の色素劣化が起
こったりするので、光線透過率が0.1%Tを越えては
ならない。
【0010】また、光線の波長が200〜420nmの
ときは紫外線領域であり、C−C,C−H,O−H,C
−O等の分子、原子同士の結合エネルギーを断ち切るに
十分なエネルギーを持っており、内容物に酸化分解や劣
化、変質、変色の影響を及ぼすので、光線透過率は0.
025%T以下であることが望ましい。
【0011】そして、要すれば原紙はUKPを15%以
上、好ましくは20%以上配合した層を原紙の製造時点
で設け、光線透過率を抑制してもよい。望ましくは、U
KP含有層を着色したり、チタンやタルクを添加した
り、また原紙の表層、裏層にチタンやタルクを添加する
方法により光線透過率を抑えることもできる。
【0012】本発明における原紙の密度として、0.6
0〜0.90g/cm3 であることが必要であり、好ま
しくは0.65g/cm3 〜0.85g/cm3 であ
る。密度が0.60g/cm3 未満の場合は、原紙の繊
維間の結合力が弱いため、クリーズをいれると原紙に割
れが発生し易くなり、容器としての機能が低下するし、
一方それが、0.90g/cm3 を越える時は紙容器成
型時にカートンが撓んでしまい、クリーズ部で折れにく
くなり、成型不良を起こす。さらにクリージング加工時
・成型時においてクリーズが入りにくいため、クリーズ
を強めにいれようとするとクリーズ部に割れが発生し、
成型後に漏れが発生する場合もある。またさらに原紙の
繊維間の空隙率が低くなり、光線透過率も高くなるので
好ましくない。
【0013】本発明における原紙の縦方向のこわさとし
て、坪量1g/m2 あたり0.50gf・cm以上であ
ることが必要であり、好ましくは0.60gf・cm以
上でである。その値が0.50gf・cmに達しない場
合には、密度が0.60〜0.90g/cm3 の範囲内
にあっても紙容器成型時に折り曲げ不良が発生すること
がある。また成型後に胴膨れや変形が生じ易くなり、商
品価値を著しく低下させる。
【0014】本発明において、このような原紙に樹脂層
を設けて多層体とする。本発明において樹脂層を設ける
とは、原紙に以下に示すフィルムを積層して多層体とし
たり、以下に示すように原紙に樹脂をラミネートしたり
することをいう。この場合における樹脂とは、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアクリ
ロニトリル共重合体などが挙げられる。特にエチレン−
ビニルアルコール共重合体は、アルミナ等の蒸着プラス
チックフィルムよりも更に耐屈曲性があり、クリージン
グ後に成型される工程を経た後でも高いガスバリアー性
を有する。
【0015】原紙に積層されるフィルムは、例えばアル
ミニウム、アルミナ、珪素酸化物等の金属あるいは無機
酸化物が片面または両面に蒸着されているプラスチック
フィルムなどが挙げられる。特にアルミナ蒸着プラスチ
ックフィルムは、珪素酸化物蒸着プラスチックフィルム
よりも耐屈曲性がある。また、プラスチックフィルムに
2軸延伸ポリエステルフィルム等を用いればエチレン−
ビニルアルコール共重合体等よりも融点が高いので、紙
容器を熱接着させる工程でピンホールが起こりにくく、
安定した加工条件、成型条件を得ることができる。
【0016】ここで挙げられる樹脂とは、未延伸のもの
でも1軸または2軸延伸したものでもよく、溶融樹脂を
ラミネートする法(以下、押出しラミネート法と称する
ことがある)で作られた樹脂層でもよい。その樹脂層の
厚さは各層3〜150μ、好ましくは5〜100μのも
のを用いることができる。この厚さが150μを越える
と紙容器の成型時の熱接着により、余分な樹脂が紙客器
よりはみ出したりして、内容物の味覚への影響を与え、
商晶価値を損なう。一方それが、3μより小さい場合に
は樹脂の持つガスバリアー性等の性能が発揮できなかっ
たり、紙容器としでの十分な強度を保つことができなく
なるので好ましくない。また、樹脂層の種類や構成・厚
さが、内容物や容器の形態、大きさなどによつて異なる
こともある。
【0017】また、原紙に樹脂をラミネートするには、
要すればアンカーコート剤を用い、押出しラミネート
法、ドライラミネート法、ウェットラミネート法などの
方法による。
【0018】本発明においては、酸素遮断を確実とする
ためさらにガスバリアー性フィルムを積層したり、シー
ラント付与のためにさらにシール性樹脂層を設けること
により多層体を得ることができる。
【0019】このようにして得られた多層体はクリージ
ングされ、またはされずに、カッティング、折り曲げ、
シールされて紙容器に成型される。紙容器の形態として
は、例えばゲーベルトップ型、フラットトップ型などの
密封されたものを挙げることができる。
【0020】本発明の紙容器は、光線の透過、紙容器製
造・成型時の原紙の割れ、折れ性、成型後の胴膨れおよ
び漏れを改善することができる。したがって、光による
内容物の変質を抑え、紙容器製造・成型時の原紙の割れ
や成型不良を防ぎ、成型後の紙容器の外観、機能を高め
ることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0022】なお、実施例および比較例において、内容
物の色の変化、臭気の変化、紙容器のクリーズ部の割れ
発生率、紙容器成型時の成型不良率および成型後の胴膨
れ発生率は次のとおり測定された。 ◎内容物の色の変化 JIS Z8729”L*** 表色系及びL**
* 表色系による物体色の表示方法”に沿って、色差計
に日本電色NR−3000を用いて測定した数値(ΔE
* )である。色差測定のブランクは清酒を充填したガラ
ス瓶をアルミニウム箔で覆い、完全に光線を遮断したも
のを、実施例1、2、3と比較例1のサンプルと同条件
下(24℃、キセノンランプ光線を照射)に置いたもの
を用いた。 ◎内容物の臭気の変化 前述した条件下のサンプルを、10名のパネラーが異臭
の少ないものから順に5・4・3・2・1点として採点
し、その平均点を披検体の臭気点数とした。従って、平
均点の高いものほど、臭い変化の少ないものとする。 ◎紙容器のクリーズ部の割れ発生率 クリージング時のクリーズ部の割れが1箇所でも発生し
ているものがあれば不良としてその数により発生率を算
出した。 ◎紙容器成型時の成型不良率 成型充填機にて成型して、折れ不良により正しく成型で
きなかった数により算出した。 ◎紙容器成型後の胴膨れ発生率 正規の形状から両側で8mm以上膨れている成型品の数
により算出した。
【0023】実施例1 原紙として製造時点で表層と裏層にチタンを5%添加
し、中層にUKPを27%配合したうえにチタンを5%
添加した坪量400g/m2 のものを用いたが、その紙
質は表1のとおりであった。この原紙の片面に低密度ポ
リエチレン「ペトロセン204」(商品名,東ソー株式
会社製,厚さ20μ)を押出しラミネートして複合体を
得た。つぎに、アルミナ片面蒸着ポリエステルフィルム
「VM−PET1011」(商品名、東洋メタライジン
グ株式会社製、厚さ12μ)の蒸着面に、2液硬化型接
着剤「AD−590」および「CAT−55」(商品
名、東洋モートン株式会社製、固形分塗布量3.5g/
2 )を用いて未延伸ポリエチレンフィルム「ポリエチ
レンAJ−8」(商品名、タマポリ株式会社製、厚さ6
0μ)をドライラミネートした。そしてそのポリエステ
ル面には2液硬化型アンカーコート剤「LX−63F」
および「KP−90」(商品名、大日本インキ化学工業
株式会社製、固形分塗布量1.0g/m2 )を用いて低
密度ポリエチレン「ペトロセン204」(厚さ15μ)
を押出しラミネートして3層フィルムを得た。ここで得
られた3層フィルムの「ペトロセン204」面に、前述
した複合体の原紙面を低密度ポリエチレン「ペトロセン
204」(厚さ15μ)を用いてサンドイッチラミネー
トして多層体を製造した。
【0024】この様にして製造された多層体に、クリー
ジング、カッティング、スカイブ、フレームシール等を
施してスリーブ状にした後、成型充填機にて多層体の断
面の露出しない構造の1.0リットルゲーベルトップ型
紙容器に清酒を充填した。得られた清酒入り紙容器に太
陽光に近いキセノンランプの光線を照射し、内容物の清
酒の色変化、臭気変化を表2に、クリーズ部の割れ発生
率、成型時の成型不良率、胴膨れ発生率を表3に示す。
【0025】実施例2 原紙として製造時点で中層にUKPを16%配合した坪
量350g/m2 のものを用いたが、その紙質は表1の
とおりであった。この原紙の片面に低密度ポリエチレン
「ペトロセン204」(厚さ20μ)を押出しラミネー
トして複合体を得た。つぎに2軸延伸エチレン−ビニル
アルコール共重合体フィルム「エバールXL」(商品
名,株式会社クラレ製,厚さ12μ)に2液硬化型接着
剤「AD−590」および「CAT−55」(固形分塗
布量3.5g/m2 )を用いて未延伸ポリエチレンフィ
ルム「ポリエチレンAJ−8」(厚さ60μ)をドライ
ラミネートした。そしてそのエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体フィルム面には2液硬化型アンカーコート剤
「LX−63F」および「KP−90」(固形分塗布量
1.0g/m2 )を用いて低密度ポリエチレン「ペトロ
セン204」(厚さ15μ)を押出しラミネートして3
層フィルムを製造した。
【0026】ここで得られた3層フィルムの「ペトロセ
ン204」面に、前述した複合体の原紙面を低密度ポリ
エチレン「ペトロセン204」(厚さ15μ)を用いて
サンドイッチラミネートして多層体を製造した。このよ
うにして得られた多層体を実施例1と同様の方法でスリ
ーブ状にし、1.0リットルゲーベルトップ型紙容器に
清酒を充填した。得られた清酒入り紙容器を実施例1と
同様に評価して表2、表3に示す。
【0027】実施例3 原紙としてエチレン−ビニルアルコール共重合体がラミ
ネート加工されてあるENSOBARR300(商品
名,エンソグッツァイト社製,原紙300g/m2 )を
用いたが、その紙質は表1のとおりであった。この原紙
を用いること以外は実施例1と同様の方法にてスリーブ
状にし、1.0リットルゲーベルトップ型紙容器に清酒
を充填した。得られた清酒入り紙容器を実施例1と同様
に評価して表2、表3に示す。
【0028】比較例1 原紙としてUKP100%配合した坪量300g/m2
のものを用いたが、その紙質は表1のとおりであった。
この原紙を用いること以外は実施例1と同様の方法にて
スリーブ状にし、1.0リットルゲーベルトップ型紙容
器に清酒を充填した。得られた清酒入り紙容器を実施例
1と同様に評価して表2、表3に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】実施例1、2、3は表2のように評価項目
がいずれも良好であった。比較例1は光線透過率が本発
明の範囲外の値であるために、その結果が良くないこと
がわかった。
【0032】
【表3】
【0033】実施例1,2,3は表2のように評価項目
がいずれも良好であった。比較例1は密度とこわさが本
発明の範囲外の値であるために、その結果が良くないこ
とがわかった。
【0034】
【発明の効果】本発明により、光線の透過を抑制し、内
容物の光線による変質、劣化を改善してなおかつ、焼却
適性があり、紙容器製造・成型時の原紙の割れ、折れ
性、成型後の胴膨れおよび漏れを改善した原紙よりなる
紙容器が得られるようになる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/28 102 B32B 27/28 102 B65D 1/09 B65D 1/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 420〜750nmの波長のときの光線
    透過率が0.1%T以下であり、密度が0.60〜0.
    90g/cm3 であって、かつこわさが縦方向において
    坪量1g/m2 あたり0.50gf・cm以上である原
    紙に樹脂層を設けた多層体よりなる紙容器。
  2. 【請求項2】 200〜420nmの波長のときの光線
    透過率が0.025%T以下の原紙を用いる、請求項1
    に記載の紙容器。
  3. 【請求項3】 樹脂層がアルミナ蒸着プラスチックフィ
    ルムである、請求項1〜2に記載の紙容器。
  4. 【請求項4】 樹脂層がエチレン−ビニルアルコール共
    重合体よりなる層である、請求項1〜2に記載の紙容
    器。
JP8179797A 1996-06-21 1996-06-21 紙容器 Pending JPH106463A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8179797A JPH106463A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 紙容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8179797A JPH106463A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 紙容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH106463A true JPH106463A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16072069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8179797A Pending JPH106463A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 紙容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH106463A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000062123A (ja) * 1998-08-26 2000-02-29 Toppan Printing Co Ltd 紙容器用積層材及びこれを用いた紙容器
JP2003530254A (ja) * 2000-04-10 2003-10-14 ストラ エンソ オサケ ユキチュア ユルキネン 多層熱シール可能包装材料、多層熱シール可能包装材料によってなされる食品包装、および多層熱シール可能包装材料による包装の方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000062123A (ja) * 1998-08-26 2000-02-29 Toppan Printing Co Ltd 紙容器用積層材及びこれを用いた紙容器
JP2003530254A (ja) * 2000-04-10 2003-10-14 ストラ エンソ オサケ ユキチュア ユルキネン 多層熱シール可能包装材料、多層熱シール可能包装材料によってなされる食品包装、および多層熱シール可能包装材料による包装の方法
JP4903341B2 (ja) * 2000-04-10 2012-03-28 ストラ エンソ オサケ ユキチュア ユルキネン 多層熱シール可能包装材料、多層熱シール可能包装材料によってなされる食品包装、および多層熱シール可能包装材料による包装の方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5442613B2 (ja) 軟質包装複合材料
US20100137493A1 (en) High mineral content film for sealing
HU229395B1 (en) Multilayer heat-sealable packaging material, a food package made thereof and a method of packaging
BR112018075616B1 (pt) Material de acondicionamento, embalagem, e, método para produzir um material de acondicionamento
CN116075427A (zh) 生产可生物降解且可回收的阻隔纸层合体的方法
RU2589439C2 (ru) Улучшенная композитная система для упаковок
JP2010089821A (ja) 液体用紙容器
JP2017222033A (ja) 紙バリア積層体および成形容器
JP4782351B2 (ja) ポリマーをベースとする組成物
JP2005008264A (ja) パウチ
JPH106463A (ja) 紙容器
JP7463749B2 (ja) 積層体およびそれを用いたスタンディングパウチ
JP4249432B2 (ja) 多層積層樹脂フィルム
JPH09239910A (ja) 即席麺容器用蓋材
JP2836543B2 (ja) 鮮度保持保冷段ボール容器
RU2445247C2 (ru) Упаковочный ламинат и способ его получения
JPH10226011A (ja) 透明バリアフィルム、それを使用した積層材および包装用容器
JP2021167213A (ja) 口栓付きスタンディングパウチ
JPS58160244A (ja) バリヤ−性紙容器
JPH11105188A (ja) 透明バリア性ポリプロピレンフィルム、それを使用した積層体および包装用容器
JP4391124B2 (ja) 自立性袋
JPH10156998A (ja) 透明バリアフィルム、それを使用した積層材および包装用容器
JP2005035152A (ja) 遮光性包装材料及び該材料からなる包装容器
KR102681880B1 (ko) 투기도 및 투습도를 감소시킨 친환경 코팅지의 제조방법
JP2002200694A (ja) バリア性積層包装材料および液体用紙容器