JPH1064396A - 高周波用開閉器 - Google Patents

高周波用開閉器

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Publication number
JPH1064396A
JPH1064396A JP21572996A JP21572996A JPH1064396A JP H1064396 A JPH1064396 A JP H1064396A JP 21572996 A JP21572996 A JP 21572996A JP 21572996 A JP21572996 A JP 21572996A JP H1064396 A JPH1064396 A JP H1064396A
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JP
Japan
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movable
movable block
frequency switch
base
block
Prior art date
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Pending
Application number
JP21572996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Shinoura
達生 篠浦
Kiyoaki Kuzukawa
清明 葛川
Masanori Nakamura
正則 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH1064396A publication Critical patent/JPH1064396A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触信頼性が高く、寿命が長い高周波用開閉
器を提供することにある。 【解決手段】 ベース10の上面に一対の支持壁12,
13を対向するように突設し、この支持壁12,13の
上端部に設けた軸受け用溝12a,13aに、可動ブロ
ック50の軸部53,53をそれぞれ回動可能に支持し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波用開閉器、特
に、その可動ブロックの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高周波用開閉器としては、例え
ば、実公平6−38354号公報に記載の高周波用開閉
器がある。すなわち、固定接点部材を同一直線上にイン
サート成形した基板上に、金属製箱形シールドケースを
設置し、このシールドケースの底面から突出する前記固
定接点部材の上端部に可動接点部材を接離させることに
より、高周波電流回路を開閉する高周波用開閉器であ
る。そして、この高周波用開閉器は、前記シールドケー
スの対向する一対のヒンジ片部に軸受孔をそれぞれ設
け、この軸受孔に回動部材の軸状突起を嵌合することに
より、前記回動部材を回動自在に支持していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
高周波用開閉器では、軸受孔の開口縁部で軸状突起が削
られて摩耗しやすいので、摩耗粉が固定接点部材等に付
着し、接触不良が生じやすい。また、軸状突起の摩耗に
より、回動部材の動作特性が不安定になりやすく、寿命
が短いという問題点がある。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、接触信頼性
が高く、寿命が長い高周波用開閉器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる高周波用
開閉器は、前記目的を達成するため、ベースに設置した
電磁石ブロックの励磁,消磁に基づき、両端に突設した
軸部を支点に回動する可動ブロックで接点を開閉する高
周波用開閉器において、前記ベースの上面に突設した対
向する一対の支持壁の上端部に、前記可動ブロックの軸
部を回動可能に支持した構成としてある。
【0006】前記可動ブロックは、その軸部に一対の平
行な平坦面を形成しておいてもよい。また、前記電磁石
ブロックの励磁,消磁に基づいて回動し、かつ、前記可
動ブロックを回動させる略L字形の可動鉄片のうち、そ
の屈曲角部に当接して回動支点とする円弧面を備えた位
置決め用突部を、前記ベースに一体成形してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる実施形態を
図1ないし図9の添付図面に従って説明する。第1実施
形態は、図1ないし図8に示すように、大略、ベース1
0、固定接点機構20、電磁石ブロック30、可動鉄片
40、可動ブロック50、および、ケース60からな
る。
【0008】ベース10は、誘電体(合成樹脂)からな
るフラットなベース本体11の対向する辺の隅部に、支
持壁12,13を対向するように突設するとともに、そ
の間に不連続な絶縁壁14,15,16,17を突設し
てある。前記支持壁12,13の上端部には後述する可
動ブロック50を回動可能に支持するための軸受け用溝
12a,13aがそれぞれ形成されている。また、前記
支持壁13の基部には、後述する可動鉄片40の回動支
点となる円弧面を備えた位置決め用突部18が形成され
ている。
【0009】固定接点機構20は、固定接点21a,2
2aをそれぞれ有する同一形状の固定接点端子21,2
2、固定接点23a,23bを有する共通固定接点端子
23およびシールド板24からなるものである。特に、
前記固定接点21aおよび共通固定接点23aが常開固
定接点機構を構成し、固定接点22aおよび共通固定接
点23bが常閉固定接点機構を構成する。また、前記シ
ールド板24は、図6および図7に示すように、板状導
電材を所定の形状に打ち抜いてプレス加工したものであ
り、複数本のグランド端子25が下方側に同一直線上に
突出しているとともに、延在した両側端部を内方に屈曲
してグランド舌片26a,26bが形成されている。さ
らに、シールド板24の上端縁部から後述する可動ブロ
ック50の復帰ばね56を係止する係止爪27が突出し
ている。
【0010】そして、前記ベース10の端子孔に、前記
固定接点端子21,22、共通固定接点端子23の下端
部およびシールド板24のグランド端子25を圧入する
と、図5に示すように、前記固定接点端子21,22、
共通固定接点端子23の下端部およびグランド端子25
の下端部が同一直線上に並ぶ。さらに、固定接点21
a,22aおよび23a,23bが絶縁壁14,17お
よび15,16の側面にそれぞれ当接することにより、
固定接点21a,22aおよび23a,23bの片側半
分がシールドされ、いわゆるストリップライン線路の原
理を利用したシールド構造となる。
【0011】電磁石ブロック30は、コイル31を巻回
したスプール32の中心孔32aに断面略T字形状の鉄
芯33を挿入し、突出する一端部を磁極部33aとする
一方、突出する他端部33bを略L字形状に屈曲したヨ
ーク34の一端部にカシメ固定したものである。前記ス
プール32の鍔部32bにはコイル端子35がそれぞれ
圧入され、これに前記コイル31の引き出し線がからげ
られ、ハンダ付けされている。そして、前記ベース10
の端子孔11aにコイル端子35を圧入することによ
り、電磁石ブロック30が所定の位置に位置決めされ
る。
【0012】可動鉄片40は、略L字形状に屈曲した磁
性材からなるものであり、その片側端部が巾狭部41と
なっている。そして、可動鉄片40は、前記ベースの上
面に突設した位置決め用突部18に上方から組み付けて
位置決めすることにより、前記位置決め用突部18の内
側面を支点として回動可能に支持され、その一端部42
が鉄芯33の磁極部33aに当接可能となる。
【0013】可動ブロック50は、図8に示すように、
同一形状を有する一対の可動台51,52と、復帰ばね
56とからなるものである。前記可動台51,52は、
その側面から下方側に延在した突条51a,52aの下
端部に、可動接触片51b,52bをそれぞれインサー
ト成形してある。また、可動台51,52は、その片側
一端部に軸部53を側方に突設する一方、その片側他端
部に係合用突部54を側方に突設してある。前記軸部5
3は、その上下に平行な平坦面53a,53bを形成し
て逃げを作るとともに、この平坦面53a,53b上に
樹脂成形で不可避のバリを発生させることにより、滑ら
かな回動動作を得られるようにしてある。前記係合用突
部54の基部には、これに嵌合する形状の凹部55が形
成されている。さらに、前記突部54には、嵌合する凹
部55に形成した貫通孔55aに圧入する突起54aが
形成されている。そして、前記可動台51の突部54
を、可動台52の凹部55に嵌合して位置決めし、前記
可動台51の突起54aおよび貫通孔55aを、可動台
52の貫通孔55aおよび突起54aにそれぞれ圧入し
て仮止めした後、接着剤,高周波溶着等で接合一体化さ
れる。
【0014】さらに、接合一体化した可動台51,52
の上端縁部に、復帰ばね56の挾持部57を馬乗り状態
に取り付けることにより、可動ブロック50が完成す
る。本実施形態によれば、同一形状の可動台51,52
を使用するので、樹脂成形が簡単になり、金型の製造が
容易になるという利点がある。
【0015】ついで、前記可動ブロック50の軸部5
3,53を前記ベース10の軸受け用溝12a,13a
に嵌合することにより、可動ブロック50を厚さ方向に
回動可能に支持する。これにより、可動接触片51bが
固定接点21a,23aまたはグランド舌片26aに交
互に接離可能に対向する一方、可動接触片52bが固定
接点22a,23bまたはグランド舌片26bに交互に
接離可能に対向する。そして、復帰ばね56の先端部を
シールド板24の係止爪27に係止することにより、可
動ブロック50が電磁石ブロック30側に付勢される。
【0016】なお、前述の実施形態では、2個の可動台
51,52を組み合わせて可動ブロック50を形成する
場合について説明したが、必ずしもこれに限らず、図9
に示すように、最初から一体成形で可動ブロック50を
形成してもよい。この形態によれば、前述の実施形態の
ような組立誤差がなく、寸法精度の高い可動ブロックが
得られ、動作特性が均一な高周波用開閉器を得られると
いう利点がある。
【0017】ケース60は、前記ベース10に嵌合可能
な箱形状を有し、その天井面のうち、前記可動ブロック
50の軸部53の直上に位置する部分に浮き上がり防止
の位置決め用突起61を突設してある(図2)。そし
て、内部構成部品を組み込んだベース10にケース60
を嵌合すると、前記位置決め用突起61が軸部53の平
坦面53aとの間に微小な間隙を保持しつつ対向する。
そして、ベース10とケース60との接合面をシール剤
で密封することにより、組立作業が完了する。
【0018】次に、前述の構成からなる高周波用開閉器
の動作について説明する。電磁石ブロック30のコイル
31に電圧が印加されていない場合には、復帰ばね56
のばね力により、可動ブロック50が電磁石ブロック3
0側に付勢されており、可動接触片51bがグランド舌
片26aに接触しているとともに、可動接触片52bが
固定接点23b,22aに接触している。
【0019】そして、前記コイル31に電圧を印加して
励磁すると、鉄芯33の磁極部33aに可動鉄片41の
一端部42が吸引される。このため、可動鉄片40が位
置決め用突部18を支点に回動し、その巾狭部41が復
帰ばね56のばね力に抗して可動ブロック50を外方に
押圧する。この結果、可動ブロック50が軸部53を支
点に回動し、可動接触片51bがグランド舌片26aか
ら開離して固定接点21a,23aに接触する一方、可
動接触片52bが固定接点23b,22aから開離して
グランド舌片26bに接触した後、可動鉄片40の一端
部42が鉄芯33の磁極部33aに吸着する。
【0020】ついで、前記コイル31に対する電圧の印
加を解除すると、復帰ばね56のばね力により、可動ブ
ロック50が前述の回動方向と逆方向に回動し、可動接
触片51bがグランド舌片26aに接触する一方、可動
接触片52bが固定接点23b,22aに接触して元の
状態に復帰する。
【0021】なお、本実施形態によれば、可動鉄片40
の外周面角部が滑らかな円弧面を形成しているので、位
置決め用突部18の内側面を削ることがなく、摩耗粉が
生じにくいという利点がある。また、固定接点の背面に
位置する誘電体は必ずしもベースに突設した絶縁壁であ
る必要はなく、シールド板の側面に一体化した誘電物質
からなる塗膜,シートであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1にかかる高周波用開閉器によれば、ベースに
突設した一対の樹脂製支持壁で樹脂製可動ブロックの軸
部を支持するので、従来例のように可動ブロックの軸部
が摩耗しない。このため、摩耗粉による接触不良が生じ
ないとともに、可動ブロックの動作特性が不安定になら
ず、寿命が伸びる。また、従来例のように複雑な形状の
箱形シールドケースを必要としないので、部品点数,組
立工数が少なく、小型の高周波用開閉器が得られる。さ
らに、可動ブロックを支持する一対の支持壁をベースに
直接突設してあるので、組立精度が高く、動作特性にバ
ラツキのない高周波用開閉器が得られる。請求項2によ
れば、可動ブロックの軸部に一対の平行な平坦面を形成
することにより、支持壁に形成した軸受部の内周面と軸
部の外周面との間に逃げを形成できる。このため、前記
平坦面上に金型の突き合わせ面を配置するように設計す
ることにより、樹脂成形において不可避のバリを前記平
坦面上に形成すれば、軸受部の内周面と軸部の外周面と
の摩擦が小さくなり、円滑に回動する高周波用開閉器が
得られる。請求項3によれば、可動鉄片の回動支点とな
る円弧面を備えた位置決め用突部を、ベースに一体成形
してあるので、可動鉄片の位置決め精度が高くなるとと
もに、部品点数,組立工数が少ない高周波用開閉器を得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかる高周波用開閉器の第1実施
形態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1で示した高周波用開閉器の横断面図であ
る。
【図3】 図1で示した高周波用開閉器の斜視図であ
る。
【図4】 図3から電磁石ブロックを外した状態を示す
斜視図である。
【図5】 図4の平面図である。
【図6】 図1で示した固定接点機構の斜視図である。
【図7】 図6の正面図である。
【図8】 図1で示した可動ブロックの拡大分解斜視図
である。
【図9】 他の実施形態を示す可動ブロックを示し、図
(a)は斜視図、図(b)は側面図である。
【符号の説明】
10…ベース、11…ベース本体、12,13…支持
壁、12a,13a…軸受け用溝、14,15,16,
17…絶縁壁、18…位置決め用突部、20…固定接点
機構、21,22…固定接点端子、21a,22a…固
定接点、23…共通固定接点端子、23a,23b…固
定接点、24…シールド板、25…グランド端子、26
a,26b…グランド舌片、27…係止爪、30…電磁
石ブロック、40…可動鉄片、50…可動ブロック、5
1,52…可動台、51b,52b…可動接触片、53
…軸部、53a,53b…平坦面、54…係合用突部、
54a…突起、55…凹部、55a…貫通孔、56…復
帰ばね、57…挾持部、60…ケース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製ベースに設置した電磁石ブロック
    の励磁,消磁に基づき、両端に突設した軸部を支点に回
    動する可動ブロックで接点を開閉する高周波用開閉器に
    おいて、 前記ベースの上面に突設した対向する一対の支持壁の上
    端部に、前記可動ブロックの軸部を回動可能に支持した
    ことを特徴とする高周波用開閉器。
  2. 【請求項2】 前記可動ブロックが、その軸部に一対の
    平行な平坦面を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の高周波用開閉器。
  3. 【請求項3】 前記電磁石ブロックの励磁,消磁に基づ
    いて回動し、かつ、前記可動ブロックを回動させる略L
    字形の可動鉄片のうち、その屈曲角部に当接して回動支
    点とする円弧面を備えた位置決め用突部を、前記ベース
    に突設したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    高周波用開閉器。
JP21572996A 1996-08-15 1996-08-15 高周波用開閉器 Pending JPH1064396A (ja)

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