JPH1063872A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JPH1063872A
JPH1063872A JP8225115A JP22511596A JPH1063872A JP H1063872 A JPH1063872 A JP H1063872A JP 8225115 A JP8225115 A JP 8225115A JP 22511596 A JP22511596 A JP 22511596A JP H1063872 A JPH1063872 A JP H1063872A
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Kazuo Isoguchi
一雄 礒口
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定ディスクの記憶容量を節約するとともに
処理内容の簡略化、処理時間の削減を図ることができる
画像処理装置を提供する。 【解決手段】 固定ディスク6に記憶されている原画像
に複数の処理を順に施し、異なる処理段階の画像をウィ
ンドウ21a、21bに表示させる画像処理装置1にお
いて、ウィンドウ21aに表示すべき画像の処理段階以
前の処理段階の画像がウィンドウ21bに表示されてい
るとき、画像メモリ22bに記憶されている画像を一時
的に固定ディスク6に記憶することなく直接画像メモリ
22aに読み込ませる。そして、画像メモリ22aに記
憶された画像に不足している処理を施して所望の処理段
階の画像として、異なる処理段階の画像を2つのウィン
ドウに同時に表示させる。これにより、固定ディスク6
の記憶容量を節約するとともに処理内容の簡略化、処理
時間の削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像に色彩の変
更や輪郭強調などの複数の処理を順に施し、異なる処理
段階の画像を同時に表示する画像処理装置および画像処
理方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】画像を電子化された情報として記憶し、
この電子化された画像(以下、単に「画像」という。)
に色彩・階調の変更、輪郭強調、版替え、あるいは、一
部の領域を他の領域にコピーするなどといった処理を施
す画像処理装置では、その処理の適否を判断するため
に、オペレータが処理前後の画像をディスプレイ上の複
数のウィンドウなどに同時に表示させて比較する手法が
用いられる。
【0003】ここで、例えば、ディスプレイ上にウィン
ドウ121aとウィンドウ121bとが表示されてお
り、ウィンドウ121aの画像が原画像に処理T1が施
された状態である処理段階S1となっており、ウィンド
ウ121bの画像が原画像に処理T1、処理T2、・・
・、処理T5が順に施された状態である処理段階S5と
なっている場合に、処理段階S1の画像と、処理段階S
1と処理段階S5との間の処理段階である処理T3が施
された時点での処理段階S3の画像とを比較したいとオ
ペレータが気付いたとき、オペレータは次のような手順
で処理段階S1の画像と処理段階S3の画像とをディス
プレイに同時に表示させる。
【0004】・ウィンドウ121bの画像を破棄する
(処理過程P101)。 ・ウィンドウ121aの処理段階S1の画像を固定ディ
スクに保存する(処理過程P102)。 ・固定ディスクから処理段階S1の画像をウィンドウ1
21bに読み込む(処理過程P103)。 ・ウィンドウ121bの画像に処理T2、処理T3を施
し、処理段階S3の画像とする(処理過程P104)。
【0005】もちろん、以上のような手法を用いずに、
ウィンドウ121bの画像を一旦破棄した後、ウィンド
ウ121bに原画像を読み込み、処理T1〜T3を施す
ようにしてもよい。
【0006】また、上記例とは別の状況の例として、ウ
ィンドウ121bが存在しない状態(あるいは何ら画像
が表示されていない状態)において、ウィンドウ121
aには原画像に処理T1が施された処理段階S1の画像
が表示されているときに処理段階S1の画像と処理段階
S3の画像とを比較したい場合、ウィンドウ121bを
生成した後(既に存在している場合は不要)上記処理過
程P102〜P104の処理を施すか、ウィンドウ12
1bに原画像を読み込んで処理T1〜T3を施す操作を
行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明してきたよう
に、2つの異なる処理段階S1および処理段階S3の画
像を同時に表示して比較を行う場合であって、2つのウ
ィンドウに処理段階S1と処理段階S5の画像が表示さ
れている場合や処理段階S1の画像を表示しているウィ
ンドウのみが存在している場合、上記処理過程P102
のように固定ディスクなどの記憶手段に対して保存・読
出の操作が必要となったり、あるいは、原画像から逐一
処理を施していかなければならない。したがって、固定
ディスクなどの記憶手段に画像を一時的に保存できるだ
けの空き容量が要求され、また、操作が煩雑になるとい
う問題を有している。
【0008】そこで、この発明は、上記課題に鑑みなさ
れたもので、上記例に示した場合において、画像を一時
的に保存する記憶手段が不要であり、また、処理内容を
簡略化、処理時間の削減を図ることができる画像処理装
置および画像処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、原画
像に複数の処理を順に施し、異なる処理段階の画像を同
時に表示する画像処理装置であって、前記原画像を記憶
する第1の画像記憶手段と、複数の表示領域に個別に画
像を表示可能であり、かつ、複数の第2の画像記憶手段
に記憶されているそれぞれの画像を個別に表示可能な複
数の表示領域を有する表示手段と、前記複数の表示領域
のうちのひとつを指定する表示領域指定手段と、前記第
1の画像記憶手段から前記原画像を前記複数の第2の画
像記憶手段のうち指定された表示領域に対応するものへ
読み込ませる第1の読込手段と、前記複数の第2の画像
記憶手段のうち指定された表示領域に対応するものに記
憶されている画像に前記複数の処理を順に施す処理手段
と、前記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表
示領域以外の所定のひとつの表示領域に対応するものに
記憶されてる画像を前記第1の画像記憶手段を介さずに
前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表
示領域に対応するものに読み込ませる第2の読込手段と
を備える。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の画像処
理装置であって、前記原画像に前記複数の処理を順に施
すごとに得られる複数の処理段階を順に記憶する処理段
階記憶手段と、前記複数の処理段階から指定された表示
領域に表示すべき画像の処理段階である指定処理段階を
指定する処理段階指定手段とをさらに備え、前記複数の
表示領域のそれぞれについて、表示されている画像の処
理段階を記憶する表示処理段階記憶手段が付随してお
り、前記第2の読込手段が、前記複数の第2の画像記憶
手段のうち前記指定された表示領域以外の表示領域に表
示された画像を記憶しているものの中から、前記指定処
理段階以前の処理段階であって前記指定処理段階に最も
近い処理段階の画像を読み出して、前記第1の画像記憶
手段を介さずに前記複数の第2の画像記憶手段のうち前
記指定された表示領域に対応するものに読み込ませ、前
記処理手段が、前記複数の第2の画像記憶手段のうち前
記指定された表示領域に対応するものに記憶された画像
に処理を施すことにより、前記指定された表示領域に前
記指定処理段階の画像を表示させる。
【0011】請求項3の発明は、原画像に複数の処理を
順に施し、異なる処理段階の画像を複数の表示領域に同
時に表示する画像処理方法であって、複数の第2の画像
記憶手段に記憶されているそれぞれの画像を個別に複数
の表示領域に表示する表示工程と、前記複数の表示領域
のうちのひとつを指定する表示領域指定工程と、前記原
画像を記憶する第1の画像記憶手段から前記原画像を前
記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表示領域
に対応するものへ読み込ませる第1の読込工程と、前記
複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表示領域に
対応するものに記憶されている画像に前記複数の処理を
順に施す処理工程と、前記複数の第2の画像記憶手段の
うち前記指定された表示領域以外の所定のひとつの表示
領域に対応するものに記憶されてる画像を前記第1の画
像記憶手段を介さずに前記複数の第2の画像記憶手段の
うち前記指定された表示領域に対応するものに読み込ま
せる第2の読込工程とを有する。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載の画像処
理方法であって、前記原画像に前記複数の処理を順に施
すごとに得られる複数の処理段階を順に記憶する処理段
階記憶工程と、前記複数の表示領域のそれぞれに表示さ
れている画像の処理段階を記憶する表示処理段階記憶工
程と、前記複数の処理段階から指定された表示領域に表
示すべき画像の処理段階である指定処理段階を指定する
処理段階指定工程と、前記複数の第2の画像記憶手段の
うち前記指定された表示領域以外の表示領域に表示され
た画像を記憶しているものの中から、前記指定処理段階
以前の処理段階であって前記指定処理段階に最も近い処
理段階の画像を読み出して、前記第1の画像記憶手段を
介さずに前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定
された表示領域に対応するものに読み込ませ、前記複数
の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表示領域に
対応するものに記憶された画像に処理を施すことによ
り、前記指定された表示領域に前記指定処理段階の画像
を表示させる指定画像表示工程とをさらに有する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係る第1の実施
の形態である画像処理装置1の構成を示す図である。
【0014】この画像処理装置1は、表示手段であるデ
ィスプレイ20に2つの表示領域であるウィンドウ21
a、21bを生成して2つの異なる画像を表示するもの
であり、原画像に複数の処理を順に施す場合に、異なる
処理段階の画像をこれらのウィンドウに同時に表示させ
て両画像の比較を行うための装置である。
【0015】この装置は画像を表示する2つの表示部2
a、2b、画像に処理を施す演算処理部3、画像に処理
が順に施されるごとに画像の処理段階を順に記憶してい
く処理段階記憶手段4、オペレータの入力・指定操作O
Pの内容を演算処理部3に渡す入力手段5、および、原
画像を予め記憶しておく第1の画像記憶手段である固定
ディスク6から構成される。
【0016】また、表示部2a、2bはそれぞれ画像を
表示するウィンドウ21a、21b、これらのウィンド
ウに表示すべき画像を記憶する第2の画像記憶手段であ
る画像メモリ22a、22b、および、表示している画
像の処理段階を記憶する表示処理段階記憶手段23a、
23bから構成されている。
【0017】以上がこの装置1の構成であるが、次に、
この装置1の各構成要素の動作について、オペレータの
操作OPとともに処理の一例を用いて図2および図3を
参照しながら説明する。
【0018】なお、ここで説明する例では、まず、オペ
レータがウィンドウ21aに原画像を表示させる処理T
1を行い、この原画像に対して色調変更や輪郭強調など
といった処理T2、処理T3、…、処理T6を順に施し
(処理過程P1〜P6)、次に、ウィンドウ21bに処
理T3が施された時点の処理段階の画像を表示させ(処
理過程P7)、さらに、ウィンドウ21aに処理T5が
施された時点の処理段階の画像を表示させる(処理過程
P8)操作を行うものとする(図2)。
【0019】まず、オペレータは入力手段5を介して原
画像をウィンドウ21aに表示させる処理T1を行うた
めに、ウィンドウ21aを指定して、原画像を読み込む
「読み込み」コマンドを指定する。この操作に基づいて
固定ディスク6から原画像が演算処理部3を介して読み
出され、画像メモリ22aに記憶されることとなり、原
画像がウィンドウ21aに表示される。また、このと
き、表示処理段階記憶手段23aにはウィンドウ21a
の画像の状態である「読み込み」という処理段階S1が
記憶され、同様に、処理段階記憶手段4においても「読
み込み」が処理段階S1として記憶される(処理過程P
1、図3参照)。なお、この処理T1では、演算処理部
3は原画像を第1の画像記憶手段である固定ディスク6
から読み込む第1の読込手段として機能している。
【0020】次に、オペレータがウィンドウ21aに表
示された原画像に施すべき処理を順に入力手段5を介し
て指定する。これにより、演算処理部3が画像メモリ2
2aに記憶されている画像に対して順に演算処理を施
し、処理結果である処理画像がウィンドウ21aに表示
されることとなる。なお、このとき、処理段階記憶手段
4には処理が順に施されるごとに画像の処理段階が順に
記憶され、表示されている画像の状態である最終処理段
階が表示処理段階記憶手段23aに記憶されることとな
る(処理過程P2〜P6)。
【0021】具体例を用いて説明すると、例えば、オペ
レータが入力手段5を介してウィンドウ21aに表示さ
れている原画像に対して、版替え(印刷用の原版に用い
る色を相互に入れ替える処理)、色調の変更、階調の変
更、輪郭強調などといった処理T2、処理T3、…、処
理T6を順に入力・指定する場合、まず、演算処理部3
は画像メモリ22aに対して処理T2を行い、原画像に
処理T2が行われた処理段階S2の画像がウィンドウ2
1aに表示される。このとき、表示処理段階記憶手段2
3aにはこの時点での最終処理段階である処理段階S2
が先ほどの処理段階S1に替わって記憶され、処理段階
記憶手段4には、「処理段階S1→処理段階S2」とい
うように処理段階リストとして処理段階S2が追加して
記憶される。
【0022】同様に、処理T3、処理T4、…、処理T
6が入力・指定されると、画像メモリ22aに対して順
に処理が施され、ウィンドウ21aにはこれらの処理が
施された画像が表示される。また、このとき、表示処理
段階記憶手段23aには最終処理段階である処理段階S
6が記憶されることとなり、処理段階記憶手段4にはこ
れらの処理段階が処理段階リスト「処理段階S1→処理
段階S2→…→処理段階S6」として記憶されることと
なる(処理過程P3〜P6)。
【0023】次に、ウィンドウ21bに処理段階S3で
の画像を表示させるために、オペレータは入力手段5を
介してウィンドウ21bを指定するとともに処理段階リ
ストから処理段階S3を選択指定する(例えば、処理段
階リストをディスプレイ20に表示し、マウスポインタ
などを用いて所望の処理段階を指定する)。この操作に
より、演算処理部3は処理段階リストを参照しながら画
像メモリ22bに対して処理T1、処理T2、処理T3
を施し、処理段階S3の状態の画像がウィンドウ21b
に表示されることとなる。また、このとき、表示処理段
階記憶手段23bには処理段階S3が記憶され、処理段
階記憶手段4の記憶内容は変更されない(処理過程P
7)。
【0024】次に、ウィンドウ21aに処理段階S5で
の画像を再表示させるために、オペレータは入力手段5
を介してウィンドウ21aを指定するとともに処理段階
リストから処理段階S5を選択指定する。このとき、演
算処理部3は画像メモリ22aに対して処理T1から処
理T6を順に施すのではなく、画像メモリ22bに記憶
されている処理段階S3の画像をまず画像メモリ22a
に固定ディスク6を介さず直接読み込ませ、その後、処
理T4、処理T5を施すことによりウィンドウ21aに
処理段階S5の画像を表示させる(処理過程P8)。こ
のように演算処理部3がひとつの第2の画像記憶手段で
ある画像メモリから他の画像メモリへ直接画像を読み込
ませる第2の読込手段および読み込まれた画像に処理を
施す処理手段として機能することにより、固定ディスク
6に画像を一時的に保存するだけの空き容量は要求され
ることなく、また、処理T1において行われる固定ディ
スク6からの原画像の読み出しも不要となり、処理時間
が大幅に削減できる。また、画像メモリ22aに施され
る処理も処理T4、処理T5のみであり、さらに処理時
間の削減が実現される。
【0025】以上、この発明に係る画像処理装置1の処
理内容の例について図2および図3を用いて説明した
が、この装置の動作特徴を一般的に説明すると次のよう
になる。すなわち、一連の処理を順に原画像に施すこと
により得られる処理段階のリストから、ある処理段階を
指定して当該処理段階の画像をウィンドウに表示させる
場合に、最初の処理から順に施すのではなく、まず、他
のウィンドウに表示されている画像の処理段階を表示処
理段階記憶手段の記憶内容を参照して調べ、他のウィン
ドウの画像の処理段階が表示させたい処理段階以前のも
のである場合は、他のウィンドウの画像を固定ディスク
を介さずに表示させたいウィンドウの画像メモリに読み
込み、その後、不足している処理を施すという処理方法
が用いられることがこの画像処理装置の特徴となってい
る。
【0026】したがって、処理段階記憶手段4に処理段
階S6までの処理段階リストが記憶されており、ウィン
ドウ21aに処理段階S6の画像が表示されている場合
に、ウィンドウ21bに処理段階S6の画像を表示させ
たい場合においても、ウィンドウ21aの画像を一時的
に固定ディスク6に保存してからウィンドウ21bに読
み出すのではなく、また、ウィンドウ21bに処理T1
から処理T6を順に施すのでもなく、ウィンドウ21a
に対応する画像メモリ22aに記憶されている画像が固
定ディスク6を介さずウィンドウ21bに対応する画像
メモリ22bに読み込まれることとなる。これにより、
例えば、ウィンドウ21aに処理段階S6の画像が表示
されており、ウィンドウ21bに処理段階S6の画像を
表示させ、その後、ウィンドウ21bの画像に対してさ
らに処理T7を施したい場合においても上記例と同様、
固定ディスク6に一旦処理段階S6の画像を保存する必
要はなく、処理内容の簡素化、処理時間の削減を図るこ
とができる。
【0027】なお、上記実施の形態では、説明を簡潔に
行うためにウィンドウが2つしか存在しない場合につい
て説明したが、3つ以上ウィンドウが存在する場合で
は、他のウィンドウに表示されている画像から、表示さ
せたい画像の処理段階以前の処理段階であって最も近い
処理段階の画像を表示処理段階記憶手段の記憶内容を参
照して調べ、この画像を表示させたいウィンドウの画像
メモリに直接読み込むこととなる。例えば、ウィンドウ
21bに処理段階S3の画像が表示されており、ウィン
ドウ21cに処理段階S4の画像が表示されている場合
に、ウィンドウ21aに処理段階S5の画像を表示させ
る場合には、ウィンドウ21cの第2の画像記憶手段で
ある画像メモリ22cの記憶内容が直接ウィンドウ21
aの画像メモリ22aに読み込まれ、その後、処理T5
が施されることとなる。このような操作・処理の主な流
れを示したものが図4および図5である。
【0028】これにより、固定ディスク6に画像を一時
的に保存する必要はなく、固定ディスク6の空き容量に
注意を払う必要もない。また、固定ディスク6から画像
を読み出すという処理T1や、画像処理である処理T2
から処理T6が省略され、処理時間が大幅に削減可能と
なる。
【0029】なお、他のウィンドウが表示させたい処理
段階の画像よりも後の処理段階の画像を表示している場
合は、このような処理の簡略化は不可能であるので、最
初の処理から目的の処理段階まで順に処理が施されるこ
ととなる(図5参照)。
【0030】以上、この発明の一の実施の形態である画
像処理装置1の処理動作について説明してきたが、この
発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0031】例えば、上記実施の形態では、第1の画像
記憶手段として固定ディスク6を用いているが、これは
大容量の記憶媒体の一例として示したものであって、画
像を記憶できる手段であれば何であってもよい。
【0032】また、上記実施の形態では、複数の表示領
域であるウィンドウを1つのディスプレイに表示するよ
うにしているが、複数のディスプレイに個別に複数の画
像を表示するようにしてももちろんよい。
【0033】また、上記実施の形態では、画像処理の例
として原画像の読み込み、色調の変更、輪郭強調などを
行うとしているが、第2の画像記憶手段である画像メモ
リに作用するものであればどのようなものであってもよ
い。例えば、マウスポインタなどを用いて画像の任意の
領域をぼかす場合であれば、この処理を行うためにマウ
スポインタを動かしている間の処理を一処理として扱う
ようにしてもよい。
【0034】また、上記実施の形態では、表示すべき処
理段階以前の処理段階の画像が他のウィンドウに表示さ
れていない場合は、固定ディスク6から原画像を読み出
し、順に処理を行うようにしているが、これは一般に画
像処理は不可逆的な処理が施されるからであり、色調の
変更などの可逆的な処理の場合は逆変換するようにして
もよい。また、例えば、1つ前の処理段階の画像を別途
記憶しておくようにしておき、1つ前の処理段階の画像
は無条件に呼び出せるようにしてもよい。
【0035】さらに、上記実施の形態では、処理段階記
憶手段4、表示処理段階記憶手段23a、23bを利用
して、指定された処理段階の画像を表示するようにして
いるが、これらを有しない画像処理装置であっても、あ
る画像メモリから他の画像メモリに固定ディスク6を介
さず読み込みができるものであれば、固定ディスク6へ
のアクセス回数が減少し、処理時間の削減を図ることが
できる。また、画像を一時的に固定ディスク6に保存す
ることなく効率よく処理を施すことができるので、固定
ディスク6を有効に利用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、ある表示領域に表示されている画像を他の指定
された表示領域に表示する場合に、この画像が記憶され
ている第2の画像記憶手段から第1の画像記憶手段を介
することなく指定された表示領域に対応する第2の画像
記憶手段に読み込むことができる。これにより、第1の
画像記憶手段に画像を一時的に記憶するだけの空き容量
が要求されず、また、原画像から逐一処理を施す必要も
ない。その結果、第1の画像記憶手段に要求される記憶
容量を削減するとともに処理内容の簡略化、処理時間の
削減を図ることができる。
【0037】請求項2記載の発明では、指定処理段階以
前の処理段階の画像がいずれかの表示領域に表示されて
いる場合に、この表示領域に対応する第2の画像記憶手
段から指定された表示領域に対応する第2の画像記憶手
段に第1の画像記憶手段を介さずに画像を読み込んだ後
に処理を施すことにより指定処理段階の画像を指定され
た表示領域に表示するので、第1の画像記憶手段に画像
を一時的に記憶するだけの空き容量が要求されず、ま
た、原画像から逐一処理を施す必要もない。その結果、
第1の画像記憶手段に要求される記憶容量を削減すると
ともに処理内容の簡略化、処理時間の削減を図ることが
できる。
【0038】請求項3記載の発明では、ある表示領域に
表示されている画像を他の指定された表示領域に表示す
る場合に、この画像が記憶されている第2の画像記憶手
段から第1の画像記憶手段を介することなく指定された
表示領域に対応する第2の画像記憶手段に直接読み込む
ので、請求項1記載の発明と同様、第1の画像記憶手段
に要求される記憶容量を削減するとともに処理内容の簡
略化、処理時間の削減を図ることができる。
【0039】請求項4記載の発明では、指定処理段階以
前の処理段階の画像がいずれかの表示領域に表示されて
いる場合に、この表示領域に対応する第2の画像記憶手
段から指定された表示領域に対応する第2の画像記憶手
段に第1の画像記憶手段を介さずに画像を読み込んだ後
に処理を施すことにより、指定処理段階の画像を指定さ
れた表示領域に表示するので、請求項2記載の発明と同
様、第1の画像記憶手段に要求される記憶容量を削減す
るとともに処理内容の簡略化、処理時間の削減を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画像処理装置の一の実施の形態
の構成を示す図である。
【図2】処理内容の一例を示す図である。
【図3】表示処理段階記憶手段および処理段階記憶手段
の記憶内容の変化を示す図である。
【図4】この発明に係る画像処理装置における操作およ
び動作の流れを示す流れ図である。
【図5】この発明に係る画像処理装置における操作およ
び動作の流れを示す流れ図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2a、2b 表示部 3 演算処理部 4 処理段階記憶手段 5 入力手段 6 固定ディスク 21a、21b ウィンドウ 22a、22b 画像メモリ 23a、23b 表示処理段階記憶手段 S1、S2、…、S6 処理段階

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像に複数の処理を順に施し、異なる
    処理段階の画像を同時に表示する画像処理装置であっ
    て、 前記原画像を記憶する第1の画像記憶手段と、 複数の表示領域に個別に画像を表示可能であり、かつ、
    複数の第2の画像記憶手段に記憶されているそれぞれの
    画像を個別に表示可能な複数の表示領域を有する表示手
    段と、 前記複数の表示領域のうちのひとつを指定する表示領域
    指定手段と、 前記第1の画像記憶手段から前記原画像を前記複数の第
    2の画像記憶手段のうち指定された表示領域に対応する
    ものへ読み込ませる第1の読込手段と、 前記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表示領
    域に対応するものに記憶されている画像に前記複数の処
    理を順に施す処理手段と、 前記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表示領
    域以外の所定のひとつの表示領域に対応するものに記憶
    されてる画像を前記第1の画像記憶手段を介さずに前記
    複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表示領
    域に対応するものに読み込ませる第2の読込手段と、を
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置であって、 前記原画像に前記複数の処理を順に施すごとに得られる
    複数の処理段階を順に記憶する処理段階記憶手段と、 前記複数の処理段階から指定された表示領域に表示すべ
    き画像の処理段階である指定処理段階を指定する処理段
    階指定手段と、をさらに備え、 前記複数の表示領域のそれぞれについて、表示されてい
    る画像の処理段階を記憶する表示処理段階記憶手段が付
    随しており、 前記第2の読込手段が、前記複数の第2の画像記憶手段
    のうち前記指定された表示領域以外の表示領域に表示さ
    れた画像を記憶しているものの中から、前記指定処理段
    階以前の処理段階であって前記指定処理段階に最も近い
    処理段階の画像を読み出して、前記第1の画像記憶手段
    を介さずに前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指
    定された表示領域に対応するものに読み込ませ、 前記処理手段が、前記複数の第2の画像記憶手段のうち
    前記指定された表示領域に対応するものに記憶された画
    像に処理を施すことにより、前記指定された表示領域に
    前記指定処理段階の画像を表示させることを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 原画像に複数の処理を順に施し、異なる
    処理段階の画像を複数の表示領域に同時に表示する画像
    処理方法であって、 複数の第2の画像記憶手段に記憶されているそれぞれの
    画像を個別に複数の表示領域に表示する表示工程と、 前記複数の表示領域のうちのひとつを指定する表示領域
    指定工程と、 前記原画像を記憶する第1の画像記憶手段から前記原画
    像を前記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表
    示領域に対応するものへ読み込ませる第1の読込工程
    と、 前記複数の第2の画像記憶手段のうち指定された表示領
    域に対応するものに記憶されている画像に前記複数の処
    理を順に施す処理工程と、 前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表
    示領域以外の所定のひとつの表示領域に対応するものに
    記憶されてる画像を前記第1の画像記憶手段を介さずに
    前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表
    示領域に対応するものに読み込ませる第2の読込工程
    と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理方法であって、 前記原画像に前記複数の処理を順に施すごとに得られる
    複数の処理段階を順に記憶する処理段階記憶工程と、 前記複数の表示領域のそれぞれに表示されている画像の
    処理段階を記憶する表示処理段階記憶工程と、 前記複数の処理段階から指定された表示領域に表示すべ
    き画像の処理段階である指定処理段階を指定する処理段
    階指定工程と、 前記複数の第2の画像記憶手段のうち前記指定された表
    示領域以外の表示領域に表示された画像を記憶している
    ものの中から、前記指定処理段階以前の処理段階であっ
    て前記指定処理段階に最も近い処理段階の画像を読み出
    して、前記第1の画像記憶手段を介さずに前記複数の第
    2の画像記憶手段のうち前記指定された表示領域に対応
    するものに読み込ませ、前記複数の第2の画像記憶手段
    のうち前記指定された表示領域に対応するものに記憶さ
    れた画像に処理を施すことにより、前記指定された表示
    領域に前記指定処理段階の画像を表示させる指定画像表
    示工程と、をさらに有することを特徴とする画像処理方
    法。
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