JPH1063768A - バ−コ−ドイメ−ジ検出装置 - Google Patents

バ−コ−ドイメ−ジ検出装置

Info

Publication number
JPH1063768A
JPH1063768A JP8237133A JP23713396A JPH1063768A JP H1063768 A JPH1063768 A JP H1063768A JP 8237133 A JP8237133 A JP 8237133A JP 23713396 A JP23713396 A JP 23713396A JP H1063768 A JPH1063768 A JP H1063768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar code
microprocessor
signal
output
amplification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8237133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3774797B2 (ja
Inventor
Koichiro Katabami
康一郎 方波見
Hiroichi Takayanagi
博一 高柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP23713396A priority Critical patent/JP3774797B2/ja
Publication of JPH1063768A publication Critical patent/JPH1063768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774797B2 publication Critical patent/JP3774797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置製造時の無調整化、及び発光素子の経年
劣化の影響を自動調整作用で除去し、装置の信頼性向上
を図る。また、バーコード面に対して本装置を傾けて使
用しても、光学的焦点からバーコードが少し離れても、
その大幅な信号変化に対してリアルタイムで追従し操作
性を良くし且つ従来よりも正常読み取り率の向上を図
る。 【解決手段】 マイクロプロセッサが複数個のスイッチ
をON/OFFすることにより、信号増幅度を離散的に
等比級数的に10倍以上変えることで最終信号レベルを
ほぼ一定にそろえる。またこの最終信号からバーコード
の白/黒判別をもマイクロプロセッサのシーケンス制御
によりきめ細かく行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードを光/
電気量変換して検出するバーコードイメージ検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバーコードイメージ検出装置は、
発光素子、受光素子及び光学経路等の夫々のバラツキを
補正するために半固定の調整部を備えているか、または
アナログ方式のAGC(オートゲインコントロール)回
路を備えていた。また白黒判別はハードウエア回路で行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半固定の調整部を備え
ているものは、装置固有のバラツキは補正できても、使
用状態(例えばバーコード面に対する装置の傾き具合)
により、信号レベルは大きく変動してしまう。また、ア
ナログ方式のAGC回路によるものは、非帰還型でも帰
還型でも、または対数圧縮を含む信号圧縮型でも入力信
号の10倍以上の信号変化をほぼ一定レベルに揃えるこ
とは大変困難であった。さらにバーコード面が光学的焦
点面から少し離れて解像度が低下した場合の白黒判別も
困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は如上の従来の問
題点に鑑みなされたもので、バーコード検出装置であっ
て、バーコードを照明する発光素子と、前記バーコード
からの反射光を受光し光・電気量変換する受光素子と、
該受光素子の出力を入力とする離散的等比級数的可変増
幅度の増幅器と、該増幅器の出力を入力するA/Dコン
バータと、該A/Dコンバータの出力を入力し前記バー
コードの2値化イメージ出力するマイクロプロセッサと
から成り、前記増幅器は、前記マイクロプロセッサの制
御によりON/OFFする複数個のスイッチにより増幅
度が10倍以上可変し、前記マイクロプロセッサが、シ
ーケンス制御によるデジタル信号処理を行うことにより
2値化バーコードイメージ出力するバーコードイメージ
検出装置を提案するものである。
【0005】
【作用】本発明では、演算増幅器の数種のフィードバッ
ク抵抗値を、その出力信号レベルに応じてマイクロプロ
セッサがスイッチ切り替えすることにより、離散的に等
比級数的に増幅度を10倍以上容易に変化させ得ること
を利用している。また白黒判別がハードウエアでなく、
マイクロプロセッサのソフトウエア処理により各信号変
動要因に柔軟に対応させ得る作用を利用している。
【0006】
【発明の実施の形態】本装置は、信号レベルに応じてマ
イクロプロセッサがスイッチを切り替えすることによ
り、バーコードの白地部分に応じた電気信号の増幅度を
離散的に等比級数的に変化させ、白黒判別段階での信号
変化幅をほぼ一定にするものであり、またマイクロプロ
セッサのソフトウエア処理により白黒判別するバーコー
ドイメージ検出装置である。
【0007】
【実施例】以下本発明を添付図を参照して説明する。図
1は本装置の電気的構成概要図である。バーコード1の
明暗情報を電気信号に変換し、バーコード1の白と黒に
対応したイメージ状2値電気出力をするのであるが、そ
の動作を説明する。電源電圧(+V)9からの電源供給
により、定電流源2が発光素子3(発光ダイオード、レ
ーザーダイオード等)へ一定電流を供給し、発光素子3
から光を放射させ、バーコード1を照明する。発光素子
3とバーコード1の間には通常レンズ、導光体等の光学
部材があり、発光素子3の放射光が効率よくバーコード
1を照明する。
【0008】バーコード1からの反射光の一部は受光素
子4(フォト・トランジスタ、CCDラインセンサ等)
へ入射し光・電気量変換される。バーコード1と受光素
子4の間にはレンズ、導光体などの光学部材があり、光
のロスを少なくすると同時にバーコード1を読みとる解
像度を良くしている。受光素子4の出力電圧または電流
(本実施例では電流出力)は、バーコード1の白/黒の
変化に応じて変化する。バーコード1に面する部分がペ
ン型の場合はそのペン先端をバーコード1面に沿って移
動(スキャン)させてバーコード1の白/黒パターンを
検出する。またバーコード1に面する部分がライン型
(CCDラインセンサ使用時または振動ミラー使用時)
の場合は電気的または機械光学的にスキャンして、バー
コード1の白/黒パターンを検出する。
【0009】受光素子4の出力電気量(以後電流の場合
で説明する)は、発光素子3の約2倍の個々のバラツキ
により、受光素子4の約2倍の個々のバラツキにより、
バーコード1のコントラスト比または色の違いによる約
2倍の変動があることにより、またバーコード1の面に
対して垂直±30度程度の傾き使用範囲での約4倍の変
動があることにより、総合的には約30倍の変動幅が見
込まれる。
【0010】演算増幅器6と、抵抗10〜15、及びス
イッチ21〜25で構成する回路が信号増幅部であり、
可変増幅度のトランスインピーダンスアンプとして動作
する(詳細は後述する)。演算増幅器6の出力はA/D
コンバータ7に印加され、数値化されてマイクロプロセ
ッサ(MPU)8に入力する。A/Dコンバータ7はそ
の入力電圧を、マイクロプロセッサ(MPU)8の指示
によりほぼ常時高速サンプリングする。またマイクロプ
ロセッサ8は、A/Dコンバータ7の出力データを参照
して必要に応じ、スイッチ21〜25をON/OFFし
て上記信号増幅部の増幅度(トランスインピーダンス
値)を選定する。参照符号5は基準電圧源であり、抵抗
分圧回路で代用できる。
【0011】上記信号増幅部は本実施例においては、5
個のスイッチ21〜25により、8通りの等比級数増幅
度(トランスインピーダンス値)を得て41倍の離散的
な可変幅を得ている。表1にスイッチ21〜25のON
/OFFの組み合わせとそのときのトランスインピーダ
ンス値を示す。
【表1】 各増幅度の比はすべて1.7である。これで誤差は±5
%以内である。
【0012】増幅度(トランスインピーダンス値)の設
定は、基本的にはバーコード1の最初の黒バーの直前の
白地部に対するA/Dコンバータ7の数値データを参照
してリアルタイムに決定している。従って上記の総合3
0倍程度のバーコード信号の変動幅に対して自動的に、
発光素子3及び受光素子4の各バラツキのみならずバー
コード1の光反射率及び使用状態による信号レベルの変
動をも含めて、一括調整し1.7倍程度以下の最終変動
幅に押さえている。また、マイクロプロセッサ(MP
U)8はバーコード1の白黒変化に応じた信号変化から
白/黒の判別をもしているが、ここでマイクロプロセッ
サ8の動作シーケンス及びタイミングを含めて詳細に説
明する。
【0013】ここではペン型のバーコードイメージ検出
装置を例にとって説明する。この検出装置は、ペンをバ
ーコードが印刷されている面に押し当ててペンスイッチ
(ペン先端がバーコード面に押圧された時ONするスイ
ッチで図示せず)がONすると発光素子3を点灯し、バ
ーコード信号の増幅度を設定し(以下ゲイン調整と記
す)、ペンでバーコード1をなぞるに従ってバーコード
の白黒のイメージを読み取り、マイクロプロセッサ(M
PU)8によるソフトウエア処理(シーケンス制御)で
0/1のデジタル信号に変換して出力するものである。
その例を図2に示す。本装置はバーコードパターン26
を読み取り、ゲイン調整を行ってバーコード読み取り信
号27を得、これを信号処理してバーコードイメージ出
力28を出力する。
【0014】バーコードイメージ検出シーケンスはペン
スイッチを押下することによって開始し、図3に示すよ
うに、ゲイン調整プロセスS1と白黒判別プロセスS2
との繰り返しで構成される。ゲイン調整プロセスS1も
しくは白黒判別プロセスS2においてペンスイッチがO
FFされると、バーコードイメージ検出シーケンスは終
了する。当該シーケンスはバーコードのパターンの外側
にある程度の幅の白い領域が存在することを前提として
いる。ペンがバーコードパターンの外側の白い領域にあ
るときにゲイン調整プロセスS1を行い、ペンがバーコ
ードパターンの領域に入ると白黒判別プロセスS2を行
う。白黒判別中はゲイン調整を行わない。
【0015】ゲイン調整プロセスS1を、図4を用いて
説明する。プロセスは大きく2つのブロックB1および
B2に分かれている。ブロックB1はゲインを上げなが
ら調整する動作であり、一方ブロックB2はゲインを下
げながら調整する動作であって、ゲイン調整プロセスS
1は、ペンがバーコードパターンの最初の黒い領域にか
かると終了する。ゲイン調整プロセスS1を開始する
と、まずステップS3においてマイクロプロセッサ(M
PU)8はスイッチ21から25までを表1の組み合わ
せに従ってONもしくはOFFに設定し、ゲインを既定
値(例えば8通り設定できるうちの低い方から2番目)
に設定する。そしてブロックB1に入る。
【0016】ブロックB1に入ると、最初にステップS
4において、マイクロプロセッサ(MPU)8はA/D
コンバータ7を操作し、設定したゲインにおけるペンの
読み取り信号のA/D変換値を得る。読み取り信号27
は図2に示したように、黒い領域で小さく、また白い領
域で大きくなる。そしてステップS5において信号の大
小をマイクロプロセッサ(MPU)8により下記の条件
で判定する。
【式1】l+(s−l)*1.7<u ただしsは信号、lは信号の最小限界値(図2の2
9)、uは信号の最大限界値(図2の30)である。最
小限界値29はゲイン調整の原点となるレベルであり、
また最大限界値30は回路構成から読み取り信号がオー
バフローしてしまうレベルである。従って上記の条件
は、現在得られている信号に対し、ゲインを1段階上げ
ても得られる信号の大きさが最大限界値を超えないこと
を表している。信号の大きさが(式1)の条件を満たさ
ない場合は、ブロックB1を終了し、ブロックB2に移
る。一方条件を満たす場合はステップS6へ移り、すで
にゲインが最大に設定されているのでなければ、ステッ
プS7においてマイクロプロセッサ(MPU)8がスイ
ッチ21から25までのONおよびOFFの組み合わせ
を設定することによってゲインを現在より1段階上げ
る。ゲインを上げることが可能でない場合は、ブロック
B1を終了し、ブロックB2に移る。ゲインを上げた場
合は、次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステップ
S8においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイッ
チが押下されたままであればステップS4へと戻ってブ
ロックB1を繰り返す。一方ペンスイッチが押下されて
いなければゲイン調整プロセス自体を終了し、図3に従
ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0017】ブロックB1における動作によって、ペン
がバーコードの印刷されている面に対して垂直よりも傾
いた角度で押し当てられた場合には得られる信号が小さ
くなってしまうので、ゲインを上げることによってレン
ジの広い読み取り信号を得ることができる。また発光素
子3および受光素子4のバラツキもカバーすることがで
きる。ブロックB2に入ると、まずステップS9におい
て、マイクロプロセッサ(MPU)8はA/Dコンバー
タ7を操作し、設定したゲインにおけるペンの読み取り
信号のA/D変換値を得る。そしてステップS10にお
いてペンの読み取り信号の大小をマイクロプロセッサ
(MPU)8により下記の条件で判定する。
【式2】s>u ただし(式1)同様、sは信号、またuは信号の最大限
界値である。信号の大きさが当該条件を満たさない場合
は、ステップS14へ移る。一方条件を満たす場合はス
テップS11へ移り、すでにゲインが最小に設定されて
いるのでなければ、ステップS12においてマイクロプ
ロセッサ(MPU)8がスイッチ21から25までのO
NおよびOFFの組み合わせを設定することによってゲ
インを現在よりも1段階下げる。ゲインを下げることが
可能でない場合はステップS14へと移る。ゲインを下
げた場合はマイクロプロセッサ(MPU)8はステップ
S13においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイ
ッチが押下されたままであればステップS9へと戻って
ブロックB2を繰り返す。一方ペンスイッチが押下され
ていなければゲイン調整プロセス自体を終了し、図3に
従ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0018】ステップS14においてはペンが白い領域
からバーコードパターンの最初の黒いパターンにかかっ
たことをマイクロプロセッサ(MPU)8により判断
し、もしそうであればブロックB2を終了し、図3にお
ける白黒判別プロセスステップS2へと移る。一方依然
白い領域であると判断すれば、ステップS13へと移
る。黒いパターンにかかったかどうかの判断は、例え
ば、信号の最大値をマイクロプロセッサ(MPU)8内
に保持しておき(ただしゲインを変更するたびにその最
大値をリセットする)、信号が最大値よりもある既定値
だけ下がったら白から黒へ変化したとすることで判断す
ることができる。ブロックB2における動作によって、
バーコードパターンの外側の白い領域の更に外側に罫線
やユーザ向けのスタートマークなどが印刷されており、
ペンが当初その上に置かれて先端スイッチが押下された
場合には読み取り信号が小さいためにゲインが上げられ
てしまい、その後ペンが白い領域に入ったときに読み取
り信号が大きくなりすぎるのを防ぐことができる。
【0019】次に白黒判別プロセスS2を、図5を用い
て説明する。基本的には、ある閾値(図2の31)を設
定し、読み取り信号がその閾値よりも大きければ白と判
断し、小さければ黒と判断する方法である。ただし閾値
31は条件によって更新していく。白黒判別プロセスS
2は、黒と判断してデジタル出力0を出力しているブロ
ックB3と、白と判断してデジタル出力1を出力してい
るブロックB4とに分かれている。白黒判別プロセスス
テップS2は、読み取り信号の白と判断した個々の領域
の最大値のうちの最小値(図2の32)および黒と判断
した個々の領域の最小値のうちの最大値(図2の33)
をマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。
【0020】白黒判別プロセスS2を開始すると、まず
マイクロプロセッサ(MPU)8はステップS15にお
いて閾値31を既定値に設定する。次にブロックB3に
入り、ステップS16でバーコードイメージ出力を0に
設定する。次にステップS17においてマイクロプロセ
ッサ(MPU)8が有する内部タイマをリセットする。
これは、白もしくは黒がある一定時間以上連続したなら
ば、ペンがバーコードのパターンから外れたものとみな
し、白黒判別プロセスS2を終了してゲイン設定プロセ
スステップS1に戻るようにするためである。タイマリ
セット後マイクロプロセッサ(MPU)8はステップS
18においてA/Dコンバータ7を操作し、ゲイン設定
プロセスS1において設定したゲインにおけるペンの読
み取り信号のA/D変換値を得る。ステップS19にお
いて読み取り信号を閾値31と比較し、信号の方が小さ
ければステップS20に移る。ステップS20ではマイ
クロプロセッサ(MPU)8の内部タイマが設定値を超
えてタイムアウトが発生しているかどうか調べ、タイム
アウトが発生していれば白黒判別プロセスを終了し、図
3に従ってゲイン調整プロセスS1へと戻る。一方タイ
ムアウトが発生していなければ、次にマイクロプロセッ
サ(MPU)8はステップS21においてペンスイッチ
の状態を取得し、ペンスイッチが押下されたままであれ
ばステップS18へと戻って動作を繰り返す。一方すで
にペンスイッチが押下されていなければ白黒判別プロセ
スを終了し、図3に従ってバーコードイメージ検出シー
ケンスを終了する。
【0021】ステップS19における読み取り信号と閾
値31との比較で、信号が閾値31よりも大きかった場
合には、ステップS22において最小値33と閾値31
との更新を行う。白黒判別プロセスは、ブロックB3を
実行するたびに、そのブロックB3内での読み取り信号
の最小値を求める。また白黒判別プロセスは、その最小
値と前回ブロックB3を実行したときまでの最小値のう
ちの最大値とを比較し、そのうち大きい方を最小値33
としてマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。
そして、閾値31を次のように更新する。
【式3】t=(max+min)/2 ただしtは閾値31、maxは最大値32、minは最
小値33である。
【0022】次にブロックB4に入る。ステップS23
でバーコードイメージ出力を1に設定し、ステップS2
4においてマイクロプロセッサ(MPU)8の内部タイ
マをリセットする。次にマイクロプロセッサ(MPU)
8はステップS25においてA/Dコンバータ7を操作
し、ゲイン設定プロセスS1において設定したゲインに
おけるペンの読み取り信号のA/D変換値を得る。ステ
ップS26において読み取り信号を閾値31と比較し、
信号の方が大きければステップS27に移り、マイクロ
プロセッサ(MPU)8の内部タイマのタイムアウトが
発生しているかどうか調べ、タイムアウトが発生してい
れば白黒判別プロセスを終了して図3に従いゲイン調整
プロセスS1へと戻る。一方タイムアウトが発生してい
なければ、次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステ
ップS28においてペンスイッチの状態を取得し、ペン
スイッチが押下されたままであればステップS25に戻
って動作を繰り返す。一方すでにペンスイッチが押下さ
れていなければ白黒判別プロセスを終了し、図3に依っ
てバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0023】ステップS26における読み取り信号と閾
値31との比較で、信号が閾値31よりも小さかった場
合には、ステップS29において最大値32と閾値31
との更新を行う。白黒判別プロセスは、ブロックB4を
実行するたびにそのブロックB3内での読み取り信号の
最大値を求める。また白黒判別プロセスは、その最大値
と前回ブロックB4を実行したときまでの最大値のうち
の最小値とを比較し、そのうち小さい方を最大値32と
してマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。そ
して、閾値31を(式3)に従って更新する。以上を終
了すると、ブロックB3へと戻って白黒判別を続行す
る。
【0024】以上の回路構成及び信号処理シーケンス
は、ペン型バーコード検出装置のみならずCCDライン
センサを使用したものまたは振動ミラー型バーコードイ
メージ検出装置にも容易に使用可能である。
【0025】
【発明の効果】装置製造時に無調整であり、発光素子の
経年劣化をも自動調整作用でその影響を除去しており、
装置の信頼性が向上した。更にバーコード面に対して本
装置を傾けて使用しても、また光学的焦点からバーコー
ドが少し離れても、マイクロプロセッサのシーケンス制
御によりきめ細かい信号処理が出来たため、従来に比し
バーコードの正常読み取り率が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気的構成概要図
【図2】 バーコードパターンと読み取り信号図
【図3】 全体のフローチャート
【図4】 ゲイン調整部フローチャート
【図5】 白/黒判別部フローチャート
【符号の説明】
1 バーコード 2 定電流源 3 発光素子 4 受光素子 5 基準電圧源 6 演算増幅器 7 A/Dコンバータ 8 マイクロプロセッサ 9 電源電圧 10 抵抗 11 抵抗 12 抵抗 13 抵抗 14 抵抗 15 抵抗 21 スイッチ 22 スイッチ 23 スイッチ 24 スイッチ 25 スイッチ 26 バーコードパターン 27 バーコード読み取り信号 28 バーコードイメージ出力 29 最小限界値 30 最大限界値 31 閾値

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコード検出装置であって、バーコー
    ドを照明する発光素子と、前記バーコードからの反射光
    を受光し光・電気量変換する受光素子と、該受光素子の
    出力を入力とする離散的等比級数的可変増幅度の増幅器
    と、該増幅器の出力を入力するA/Dコンバータと、該
    A/Dコンバータの出力を入力し前記バーコードの2値
    化イメージ出力するマイクロプロセッサとから成り、前
    記増幅器は、前記マイクロプロセッサの制御によりON
    /OFFする複数個のスイッチにより増幅度が可変し、
    前記マイクロプロセッサが、シーケンス制御によるデジ
    タル信号処理を行うことにより2値化バーコードイメー
    ジ出力することを特徴とするバーコードイメージ検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記増幅器は、前記マイクロプロセッサ
    の制御によりON/OFFする複数個のスイッチにより
    増幅度が10倍以上可変することを特徴とする請求項1
    記載のバーコードイメージ検出装置
  3. 【請求項3】 2個またはそれ以上の前記スイッチを同
    時にONする組み合わせを含めることにより、前記増幅
    器の増幅度の可変段数よりも2またはそれ以下の前記ス
    イッチ個数とすることを特徴とする請求項1記載のバー
    コードイメージ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロプロセッサによる増幅度の
    制御として、前記バーコードの最初の黒バーの直前の白
    地部において、前記A/Dコンバータの出力を増幅度を
    変化させながら監視し、前記A/Dコンバ−タの出力が
    オーバフローしない最大の増幅度に設定することを特徴
    とする請求項1記載のバーコードイメージ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記2値化のための判別シーケンスは、
    前記A/Dコンバータの出力の変化の内、小振幅の変化
    を重点的に参照して閾値を変更していくシーケンスであ
    ることを特徴とする請求項1記載のバーコードイメージ
    検出装置。
JP23713396A 1996-08-20 1996-08-20 バ−コ−ドイメ−ジ検出装置 Expired - Fee Related JP3774797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23713396A JP3774797B2 (ja) 1996-08-20 1996-08-20 バ−コ−ドイメ−ジ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23713396A JP3774797B2 (ja) 1996-08-20 1996-08-20 バ−コ−ドイメ−ジ検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1063768A true JPH1063768A (ja) 1998-03-06
JP3774797B2 JP3774797B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=17010903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23713396A Expired - Fee Related JP3774797B2 (ja) 1996-08-20 1996-08-20 バ−コ−ドイメ−ジ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774797B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534062A (ja) * 2004-04-16 2007-11-22 マイクロスキャン・システムズ・インコーポレーテッド 線形自動利得制御(agc)、変調伝達関数検出器、および選択可能な雑音フィルタを有するバーコード・スキャナ
WO2014002972A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 Necインフロンティア株式会社 コードを対象とするリーダの信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
JP2015517150A (ja) * 2012-04-03 2015-06-18 株式会社オプトエレクトロニクス バーコードリーダ用の可変ゲイン増幅器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534062A (ja) * 2004-04-16 2007-11-22 マイクロスキャン・システムズ・インコーポレーテッド 線形自動利得制御(agc)、変調伝達関数検出器、および選択可能な雑音フィルタを有するバーコード・スキャナ
JP2015517150A (ja) * 2012-04-03 2015-06-18 株式会社オプトエレクトロニクス バーコードリーダ用の可変ゲイン増幅器
WO2014002972A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 Necインフロンティア株式会社 コードを対象とするリーダの信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
CN104380307A (zh) * 2012-06-28 2015-02-25 Nec平台株式会社 以码为目标的读取器的信号处理设备、信号处理方法和信号处理程序
US9235745B2 (en) 2012-06-28 2016-01-12 Nec Platforms, Ltd Signal processing device for reader targeted to codes, signal processing method, and signal processing program
CN104380307B (zh) * 2012-06-28 2016-08-17 Nec平台株式会社 以码为目标的读取器的信号处理设备、信号处理方法和信号处理程序

Also Published As

Publication number Publication date
JP3774797B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0962880A1 (en) An apparatus and method for reading an optical code
US4745488A (en) Image reader
EP0227925B1 (en) Document scanning apparatus
US4870262A (en) Signal processing apparatus and binary encoder circuit for the same
JPH1063768A (ja) バ−コ−ドイメ−ジ検出装置
US5321526A (en) White level detection circuit for an optical image reader
JP3135281B2 (ja) 画像形成装置
US7139105B2 (en) Image reading apparatus for optically reading an image
JP4096434B2 (ja) バーコードイメージ検出装置
JP4197812B2 (ja) 符号情報読取装置
JP2644487B2 (ja) 画像読取装置
JPH07121685A (ja) 照明光量異常検出回路
JP3234276B2 (ja) 画像読取装置
JPH07225806A (ja) 2次元コードリーダ
JPH07129709A (ja) バーコード読取装置
JPH05149786A (ja) 光学センサ装置
JP2735667B2 (ja) 検出制御回路
JPH11215316A (ja) 画像読取装置
JP2000163504A (ja) シンボル情報読み取り装置
JPS63282892A (ja) 受光信号の二値化変換回路
JPS63186387A (ja) 2値化回路
JPH07302299A (ja) バーコード読み取り装置
JPS60113575A (ja) 光学的読取装置の光量制御方法
JPH09331423A (ja) 画像読取装置
JPH06268869A (ja) 原稿画像読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees