JP3774797B2 - バ−コ−ドイメ−ジ検出装置 - Google Patents

バ−コ−ドイメ−ジ検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコードを光/電気量変換して検出するバーコードイメージ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のバーコードイメージ検出装置は、発光素子、受光素子及び光学経路等の夫々のバラツキを補正するために半固定の調整部を備えているか、またはアナログ方式のAGC(オートゲインコントロール)回路を備えていた。また白黒判別はハードウエア回路で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
半固定の調整部を備えているものは、装置固有のバラツキは補正できても、使用状態(例えばバーコード面に対する装置の傾き具合)により、信号レベルは大きく変動してしまう。また、アナログ方式のAGC回路によるものは、非帰還型でも帰還型でも、または対数圧縮を含む信号圧縮型でも入力信号の10倍以上の信号変化をほぼ一定レベルに揃えることは大変困難であった。さらにバーコード面が光学的焦点面から少し離れて解像度が低下した場合の白黒判別も困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は如上の従来の問題点に鑑みなされたもので、バーコード検出装置であって、バーコードを照明する発光素子と、前記バーコードからの反射光を受光し光・電気量変換する受光素子と、該受光素子の出力を入力とする離散的等比級数的可変増幅度の増幅器と、該増幅器の出力を入力するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力を入力し前記バーコードの2値化イメージ出力するマイクロプロセッサとから成り、前記増幅器は、前記マイクロプロセッサの制御によりON/OFFする複数個のスイッチにより増幅度が10倍以上可変し、前記マイクロプロセッサが、シーケンス制御によるデジタル信号処理を行うことにより2値化バーコードイメージ出力するバーコードイメージ検出装置を提案するものである。
【0005】
【作用】
本発明では、演算増幅器の数種のフィードバック抵抗値を、その出力信号レベルに応じてマイクロプロセッサがスイッチ切り替えすることにより、離散的に等比級数的に増幅度を10倍以上容易に変化させ得ることを利用している。また白黒判別がハードウエアでなく、マイクロプロセッサのソフトウエア処理により各信号変動要因に柔軟に対応させ得る作用を利用している。
【0006】
【発明の実施の形態】
本装置は、信号レベルに応じてマイクロプロセッサがスイッチを切り替えすることにより、バーコードの白地部分に応じた電気信号の増幅度を離散的に等比級数的に変化させ、白黒判別段階での信号変化幅をほぼ一定にするものであり、またマイクロプロセッサのソフトウエア処理により白黒判別するバーコードイメージ検出装置である。
【0007】
【実施例】
以下本発明を添付図を参照して説明する。図1は本装置の電気的構成概要図である。バーコード1の明暗情報を電気信号に変換し、バーコード1の白と黒に対応したイメージ状2値電気出力をするのであるが、その動作を説明する。電源電圧(+V)9からの電源供給により、定電流源2が発光素子3(発光ダイオード、レーザーダイオード等)へ一定電流を供給し、発光素子3から光を放射させ、バーコード1を照明する。発光素子3とバーコード1の間には通常レンズ、導光体等の光学部材があり、発光素子3の放射光が効率よくバーコード1を照明する。
【0008】
バーコード1からの反射光の一部は受光素子4(フォト・トランジスタ、CCDラインセンサ等)へ入射し光・電気量変換される。バーコード1と受光素子4の間にはレンズ、導光体などの光学部材があり、光のロスを少なくすると同時にバーコード1を読みとる解像度を良くしている。受光素子4の出力電圧または電流(本実施例では電流出力)は、バーコード1の白/黒の変化に応じて変化する。バーコード1に面する部分がペン型の場合はそのペン先端をバーコード1面に沿って移動(スキャン)させてバーコード1の白/黒パターンを検出する。またバーコード1に面する部分がライン型(CCDラインセンサ使用時または振動ミラー使用時)の場合は電気的または機械光学的にスキャンして、バーコード1の白/黒パターンを検出する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の問題点に鑑みなされたもので、バーコード検出装置であって、バーコードを照明する発光素子と、前記バーコードからの反射光を受光し、光・電気量変換する受光素子と、該受光素子の出力を入力とする離散的等比級数的可変増幅度の増幅器と、該増幅器の出力を入力するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力を入力し、前記バーコードの2値化イメージ出力するマイクロプロセッサとから成り、前記増幅器は、前記マイクロプロセッサの制御によりON/OFFする複数個のスイッチにより増幅度を可変し、前記マイクロプロセッサが、シーケンス制御によるデジタル信号処理を行うことにより、2値化バーコードイメージ出力するバーコードイメージ検出装置であり、且つ、前記マイクロプロセッサによる前記増幅度の制御として、前記バーコードの最初の黒バーの直前の白地部において、前記増幅度を前記A/Dコンバータの出力がオーバフローしない最大の増幅度に設定し、更に、前記2値化のための判別シーケンスは、前記A/Dコンバータの出力の変化の内、小振幅の変化を重点的に参照して閾値を変更していくシーケンスであることを特徴とするバーコードイメージ検出装置。
【0010】
演算増幅器6と、抵抗10〜15、及びスイッチ21〜25で構成する回路が信号増幅部であり、可変増幅度のトランスインピーダンスアンプとして動作する(詳細は後述する)。演算増幅器6の出力はA/Dコンバータ7に印加され、数値化されてマイクロプロセッサ(MPU)8に入力する。A/Dコンバータ7はその入力電圧を、マイクロプロセッサ(MPU)8の指示によりほぼ常時高速サンプリングする。またマイクロプロセッサ8は、A/Dコンバータ7の出力データを参照して必要に応じ、スイッチ21〜25をON/OFFして上記信号増幅部の増幅度(トランスインピーダンス値)を選定する。参照符号5は基準電圧源であり、抵抗分圧回路で代用できる。
【0011】
上記信号増幅部は本実施例においては、5個のスイッチ21〜25により、8通りの等比級数増幅度(トランスインピーダンス値)を得て41倍の離散的な可変幅を得ている。表1にスイッチ21〜25のON/OFFの組み合わせとそのときのトランスインピーダンス値を示す。
【表1】
Figure 0003774797
各増幅度の比はすべて1.7である。これで誤差は±5%以内である。
【0012】
増幅度(トランスインピーダンス値)の設定は、基本的にはバーコード1の最初の黒バーの直前の白地部に対するA/Dコンバータ7の数値データを参照してリアルタイムに決定している。従って上記の総合30倍程度のバーコード信号の変動幅に対して自動的に、発光素子3及び受光素子4の各バラツキのみならずバーコード1の光反射率及び使用状態による信号レベルの変動をも含めて、一括調整し1.7倍程度以下の最終変動幅に押さえている。また、マイクロプロセッサ(MPU)8はバーコード1の白黒変化に応じた信号変化から白/黒の判別をもしているが、ここでマイクロプロセッサ8の動作シーケンス及びタイミングを含めて詳細に説明する。
【0013】
ここではペン型のバーコードイメージ検出装置を例にとって説明する。この検出装置は、ペンをバーコードが印刷されている面に押し当ててペンスイッチ(ペン先端がバーコード面に押圧された時ONするスイッチで図示せず)がONすると発光素子3を点灯し、バーコード信号の増幅度を設定し(以下ゲイン調整と記す)、ペンでバーコード1をなぞるに従ってバーコードの白黒のイメージを読み取り、マイクロプロセッサ(MPU)8によるソフトウエア処理(シーケンス制御)で0/1のデジタル信号に変換して出力するものである。その例を図2に示す。本装置はバーコードパターン26を読み取り、ゲイン調整を行ってバーコード読み取り信号27を得、これを信号処理してバーコードイメージ出力28を出力する。
【0014】
バーコードイメージ検出シーケンスはペンスイッチを押下することによって開始し、図3に示すように、ゲイン調整プロセスS1と白黒判別プロセスS2との繰り返しで構成される。ゲイン調整プロセスS1もしくは白黒判別プロセスS2においてペンスイッチがOFFされると、バーコードイメージ検出シーケンスは終了する。当該シーケンスはバーコードのパターンの外側にある程度の幅の白い領域が存在することを前提としている。ペンがバーコードパターンの外側の白い領域にあるときにゲイン調整プロセスS1を行い、ペンがバーコードパターンの領域に入ると白黒判別プロセスS2を行う。白黒判別中はゲイン調整を行わない。
【0015】
ゲイン調整プロセスS1を、図4を用いて説明する。プロセスは大きく2つのブロックB1およびB2に分かれている。ブロックB1はゲインを上げながら調整する動作であり、一方ブロックB2はゲインを下げながら調整する動作であって、ゲイン調整プロセスS1は、ペンがバーコードパターンの最初の黒い領域にかかると終了する。ゲイン調整プロセスS1を開始すると、まずステップS3においてマイクロプロセッサ(MPU)8はスイッチ21から25までを表1の組み合わせに従ってONもしくはOFFに設定し、ゲインを既定値(例えば8通り設定できるうちの低い方から2番目)に設定する。そしてブロックB1に入る。
【0016】
ブロックB1に入ると、最初にステップS4において、マイクロプロセッサ(MPU)8はA/Dコンバータ7を操作し、設定したゲインにおけるペンの読み取り信号のA/D変換値を得る。読み取り信号27は図2に示したように、黒い領域で小さく、また白い領域で大きくなる。そしてステップS5において信号の大小をマイクロプロセッサ(MPU)8により下記の条件で判定する。
【式1】
l+(s−l)*1.7<u
ただしsは信号、lは信号の最小限界値(図2の29)、uは信号の最大限界値(図2の30)である。最小限界値29はゲイン調整の原点となるレベルであり、また最大限界値30は回路構成から読み取り信号がオーバフローしてしまうレベルである。従って上記の条件は、現在得られている信号に対し、ゲインを1段階上げても得られる信号の大きさが最大限界値を超えないことを表している。信号の大きさが(式1)の条件を満たさない場合は、ブロックB1を終了し、ブロックB2に移る。一方条件を満たす場合はステップS6へ移り、すでにゲインが最大に設定されているのでなければ、ステップS7においてマイクロプロセッサ(MPU)8がスイッチ21から25までのONおよびOFFの組み合わせを設定することによってゲインを現在より1段階上げる。ゲインを上げることが可能でない場合は、ブロックB1を終了し、ブロックB2に移る。ゲインを上げた場合は、次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS8においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイッチが押下されたままであればステップS4へと戻ってブロックB1を繰り返す。一方ペンスイッチが押下されていなければゲイン調整プロセス自体を終了し、図3に従ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0017】
ブロックB1における動作によって、ペンがバーコードの印刷されている面に対して垂直よりも傾いた角度で押し当てられた場合には得られる信号が小さくなってしまうので、ゲインを上げることによってレンジの広い読み取り信号を得ることができる。また発光素子3および受光素子4のバラツキもカバーすることができる。ブロックB2に入ると、まずステップS9において、マイクロプロセッサ(MPU)8はA/Dコンバータ7を操作し、設定したゲインにおけるペンの読み取り信号のA/D変換値を得る。そしてステップS10においてペンの読み取り信号の大小をマイクロプロセッサ(MPU)8により下記の条件で判定する。
【式2】
s>u
ただし(式1)同様、sは信号、またuは信号の最大限界値である。信号の大きさが当該条件を満たさない場合は、ステップS14へ移る。一方条件を満たす場合はステップS11へ移り、すでにゲインが最小に設定されているのでなければ、ステップS12においてマイクロプロセッサ(MPU)8がスイッチ21から25までのONおよびOFFの組み合わせを設定することによってゲインを現在よりも1段階下げる。ゲインを下げることが可能でない場合はステップS14へと移る。ゲインを下げた場合はマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS13においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイッチが押下されたままであればステップS9へと戻ってブロックB2を繰り返す。一方ペンスイッチが押下されていなければゲイン調整プロセス自体を終了し、図3に従ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0018】
ステップS14においてはペンが白い領域からバーコードパターンの最初の黒いパターンにかかったことをマイクロプロセッサ(MPU)8により判断し、もしそうであればブロックB2を終了し、図3における白黒判別プロセスステップS2へと移る。一方依然白い領域であると判断すれば、ステップS13へと移る。黒いパターンにかかったかどうかの判断は、例えば、信号の最大値をマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持しておき(ただしゲインを変更するたびにその最大値をリセットする)、信号が最大値よりもある既定値だけ下がったら白から黒へ変化したとすることで判断することができる。ブロックB2における動作によって、バーコードパターンの外側の白い領域の更に外側に罫線やユーザ向けのスタートマークなどが印刷されており、ペンが当初その上に置かれて先端スイッチが押下された場合には読み取り信号が小さいためにゲインが上げられてしまい、その後ペンが白い領域に入ったときに読み取り信号が大きくなりすぎるのを防ぐことができる。
【0019】
次に白黒判別プロセスS2を、図5を用いて説明する。基本的には、ある閾値(図2の31)を設定し、読み取り信号がその閾値よりも大きければ白と判断し、小さければ黒と判断する方法である。ただし閾値31は条件によって更新していく。白黒判別プロセスS2は、黒と判断してデジタル出力0を出力しているブロックB3と、白と判断してデジタル出力1を出力しているブロックB4とに分かれている。白黒判別プロセスステップS2は、読み取り信号の白と判断した個々の領域の最大値のうちの最小値(図2の32)および黒と判断した個々の領域の最小値のうちの最大値(図2の33)をマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。
【0020】
白黒判別プロセスS2を開始すると、まずマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS15において閾値31を既定値に設定する。次にブロックB3に入り、ステップS16でバーコードイメージ出力を0に設定する。次にステップS17においてマイクロプロセッサ(MPU)8が有する内部タイマをリセットする。これは、白もしくは黒がある一定時間以上連続したならば、ペンがバーコードのパターンから外れたものとみなし、白黒判別プロセスS2を終了してゲイン設定プロセスステップS1に戻るようにするためである。タイマリセット後マイクロプロセッサ(MPU)8はステップS18においてA/Dコンバータ7を操作し、ゲイン設定プロセスS1において設定したゲインにおけるペンの読み取り信号のA/D変換値を得る。ステップS19において読み取り信号を閾値31と比較し、信号の方が小さければステップS20に移る。ステップS20ではマイクロプロセッサ(MPU)8の内部タイマが設定値を超えてタイムアウトが発生しているかどうか調べ、タイムアウトが発生していれば白黒判別プロセスを終了し、図3に従ってゲイン調整プロセスS1へと戻る。一方タイムアウトが発生していなければ、次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS21においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイッチが押下されたままであればステップS18へと戻って動作を繰り返す。一方すでにペンスイッチが押下されていなければ白黒判別プロセスを終了し、図3に従ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0021】
ステップS19における読み取り信号と閾値31との比較で、信号が閾値31よりも大きかった場合には、ステップS22において最小値33と閾値31との更新を行う。白黒判別プロセスは、ブロックB3を実行するたびに、そのブロックB3内での読み取り信号の最小値を求める。また白黒判別プロセスは、その最小値と前回ブロックB3を実行したときまでの最小値のうちの最大値とを比較し、そのうち大きい方を最小値33としてマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。そして、閾値31を次のように更新する。
【式3】
t=(max+min)/2
ただしtは閾値31、maxは最大値32、minは最小値33である。
【0022】
次にブロックB4に入る。ステップS23でバーコードイメージ出力を1に設定し、ステップS24においてマイクロプロセッサ(MPU)8の内部タイマをリセットする。次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS25においてA/Dコンバータ7を操作し、ゲイン設定プロセスS1において設定したゲインにおけるペンの読み取り信号のA/D変換値を得る。ステップS26において読み取り信号を閾値31と比較し、信号の方が大きければステップS27に移り、マイクロプロセッサ(MPU)8の内部タイマのタイムアウトが発生しているかどうか調べ、タイムアウトが発生していれば白黒判別プロセスを終了して図3に従いゲイン調整プロセスS1へと戻る。一方タイムアウトが発生していなければ、次にマイクロプロセッサ(MPU)8はステップS28においてペンスイッチの状態を取得し、ペンスイッチが押下されたままであればステップS25に戻って動作を繰り返す。一方すでにペンスイッチが押下されていなければ白黒判別プロセスを終了し、図3に依ってバーコードイメージ検出シーケンスを終了する。
【0023】
ステップS26における読み取り信号と閾値31との比較で、信号が閾値31よりも小さかった場合には、ステップS29において最大値32と閾値31との更新を行う。白黒判別プロセスは、ブロックB4を実行するたびにそのブロックB3内での読み取り信号の最大値を求める。また白黒判別プロセスは、その最大値と前回ブロックB4を実行したときまでの最大値のうちの最小値とを比較し、そのうち小さい方を最大値32としてマイクロプロセッサ(MPU)8内に保持する。そして、閾値31を(式3)に従って更新する。以上を終了すると、ブロックB3へと戻って白黒判別を続行する。
【0024】
以上の回路構成及び信号処理シーケンスは、ペン型バーコード検出装置のみならずCCDラインセンサを使用したものまたは振動ミラー型バーコードイメージ検出装置にも容易に使用可能である。
【0025】
【発明の効果】
装置製造時に無調整であり、発光素子の経年劣化をも自動調整作用でその影響を除去しており、装置の信頼性が向上した。更にバーコード面に対して本装置を傾けて使用しても、また光学的焦点からバーコードが少し離れても、マイクロプロセッサのシーケンス制御によりきめ細かい信号処理が出来たため、従来に比しバーコードの正常読み取り率が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気的構成概要図
【図2】 バーコードパターンと読み取り信号図
【図3】 全体のフローチャート
【図4】 ゲイン調整部フローチャート
【図5】 白/黒判別部フローチャート
【符号の説明】
1 バーコード
2 定電流源
3 発光素子
4 受光素子
5 基準電圧源
6 演算増幅器
7 A/Dコンバータ
8 マイクロプロセッサ
9 電源電圧
10 抵抗
11 抵抗
12 抵抗
13 抵抗
14 抵抗
15 抵抗
21 スイッチ
22 スイッチ
23 スイッチ
24 スイッチ
25 スイッチ
26 バーコードパターン
27 バーコード読み取り信号
28 バーコードイメージ出力
29 最小限界値
30 最大限界値
31 閾値

Claims (3)

  1. バーコード検出装置であって、バーコードを照明する発光素子と、前記バーコードからの反射光を受光し、光・電気量変換する受光素子と、該受光素子の出力を入力とする離散的等比級数的可変増幅度の増幅器と、該増幅器の出力を入力するA/Dコンバータと、該A/Dコンバータの出力を入力し、前記バーコードの2値化イメージ出力するマイクロプロセッサとから成り、前記増幅器は、前記マイクロプロセッサの制御によりON/OFFする複数個のスイッチにより増幅度を可変し、前記マイクロプロセッサが、シーケンス制御によるデジタル信号処理を行うことにより、2値化バーコードイメージ出力するバーコードイメージ検出装置であり、且つ、前記マイクロプロセッサによる前記増幅度の制御として、前記バーコードの最初の黒バーの直前の白地部において、前記増幅度を前記A/Dコンバータの出力がオーバフローしない最大の増幅度に設定し、更に、前記2値化のための判別シーケンスは、前記A/Dコンバータの出力の変化の内、小振幅の変化を重点的に参照して閾値を変更していくシーケンスであることを特徴とするバーコードイメージ検出装置。
  2. 前記増幅器は、前記プロセッサの制御によりON/OFFする複数個のスイッチにより増幅度が10倍以上可変することを特徴とする請求項1記載のバーコードイメージ検出装置。
  3. 2個またはそれ以上のスイッチを同時にONする組み合わせを含めることにより、前記増幅器の増幅度の可変段数よりも2またはそれ以下のスイッチ個数とすることを特徴とする請求項1記載のバーコードイメージ検出装置。
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