JP3465995B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナやファクシミ
リや複写機等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像読取装置は、蛍光灯やLE
Dアレイ等の長い光源により原稿を照射し、その反射光
を結像レンズを通してイメージセンサなどの光電変換素
子に結像させ、アナログ電気信号として取り出し、これ
をA/D変換してデジタル画像信号を得るようにしてい
る。
【0003】蛍光灯は、周囲温度によって明るさが大き
く変動し、かつ点灯時間に従って明るさが変化するた
め、これを回避する手段として、蛍光灯に面ヒータを付
設して低温時の点灯初期に蛍光管を暖めたり、ある一定
時間にわたって蛍光灯を点灯待機させたりする方法が採
られていた。
【0004】しかし、蛍光灯を使用してこのような方法
を採ったとしても、またもともと温度依存性の少ないL
EDアレイを光源としても、図6に示すように、光源1
により原稿載置ガラス2上の原稿を照射しながら、走行
体3と共に光源1及び第1ミラー4を副走査方向に移動
させたとき、副走査方向に読取ラインが変動すると、読
取ライン上の光量が変動し、画像の濃度ムラを生ずるこ
とは回避できない。同図において、aは読取ラインの変
動量、bはその読取ライン変動に伴う光量の変動量であ
る。
【0005】すなわち、読取ラインは、走行体を受ける
レール又はガイドロッドの傾きや、第1・第2走行体ダ
ハミラー方式の読み取りでは、図7に示す第2及び第3
ミラー5・6の角度ズレ(90度からのズレ)により、
走行体の移動によって変動を発生する。同図において7
は結像レンズ、8は光電変換素子(CCD)である。図
7(a)は、第2ミラー5と第3ミラー6との角度が9
0度の場合を示し、この場合には第1ミラー4が移動し
ても読取ラインの変動は発生しない。しかし、図7
(b)に示すように第2ミラー5が90度よりθ角度ズ
レていると、初期(読取開始位置)でx1、後端(読取
終了位置)でx2ずつ読取位置が変動することになる。
【0006】以上のような周囲温度による光量の変動、
点灯時間による光量の変動及び読取ラインの変動による
光量の変動の全てを回避できる手段として、従来、主走
査方向の端部に副走査方向に沿って白基準板を設け、そ
の反射光による光電変換素子からの出力によって所定の
読取ライン毎の光量の変化を検出し、可変増幅器の増幅
度を変化させて光量の変換に追従させる方法が提案され
ている。
【0007】しかしながら、この従来の方法では、主走
査方向の端部に白基準板を設けた分だけ読取領域が増え
ることになり、その分光電変換素子の画素数の多いもの
を設けなければならず、コストアップになる欠点があっ
た。また、主走査方向の端部で検出する点で、蛍光灯は
端部で光量が小さく、レンズ系では収差(球面収差、コ
マ収差、非点収差、歪曲収差、像面歪曲、色収差)の影
響も大きくなり、また白基準板自体の劣化やゴミ等の付
着が多くなるため、適切な検出位置であるとはいえなか
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、上述の点に鑑み、読取ラインの変動により光量の変
動があった場合、そのことを的確に検出でき、それによ
る濃度ムラに対して精度の高い制御が可能で、適切な画
像が得られる画像読取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
光源により原稿を照明し、その反射光を光電変換素子に
結像させて原稿面を読み取る画像読取装置において、原
稿読取領域外であって副走査方向の前後に所定の間隔で
配置された2つの白基準板と、これら白基準板からの反
射光に基づく前記光電変換素子の出力を検出する検出手
段と、該検出手段から得られる前記2つの白基準板の反
射光出力のピークの差から読取ラインの変動による光量
の変動があるか否かを判別する判別手段とを備えたこと
を特徴をする。
【0010】請求項2に記載のものは、請求項1に記載
の画像読取装置において、検出手段による検出及び判別
手段による判別を、原稿面読取前の事前読取モードで行
うことを特徴とする。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】そして、読み取りを行うとき、検出手段で白基
準板からの反射光に基づく光電変換素子の出力を検出
し、その検出手段から得られる2つの白基準板の反射光
出力の差を判別手段で判別する。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本実施例の画像読取装置の主に光
学系を示す概要構成図である。走査光学系である原稿照
明ユニット12は、蛍光灯1と第1ミラー4とを有し、
図示しないモータにより同図において左右(副走査方
向)に移動されて原稿載置ガラス2上の原稿11を照明
する。原稿11からの反射光は、第1ミラー4、第2ミ
ラー5及び第3ミラー6を反射し、結像レンズ7により
光電変換素子(CCD)8に導かれ、原稿像が結像され
る。その際、原稿11は、その先端が図2において原稿
読取領域13の副走査方向の一端(図2において右端)
にくるように原稿載置ガラス2上に載置する。
【0015】原稿読取領域13の副走査方向の前後両端
外、つまり原稿載置ガラス2の両端(図1において右端
と左端)には、前後の白基準板9・10が原稿載置ガラ
ス2と連続するように水平に配置されている。原稿照明
ユニット12が原稿読取領域13の前端を読み取る位置
にきたとき、前側の白基準板9からの反射光が光電変換
素子8で検出され、原稿照明ユニット12が原稿読取領
域13の後端を読み取る位置にきたとき、後側の白基準
板10からの反射光が光電変換素子8で検出される。原
稿照明ユニット12は、前側の白基準板9を読み取る位
置が初期位置となるように、図示しない光学位置センサ
によりその初期位置が検出される。
【0016】図3は、本実施例の画像読取装置の電気的
構成を示すブロック図で、その全体は、マイクロプロセ
ッサの如きCPU(中央演算処理装置)107により制
御される。このCPU107は、プログラム用のROM
等(図示せず)を内蔵している。原稿載置ガラス2を通
し結像レンズ7により光電変換素子(CCD)8に結像
された原稿画像は、この光電変換素子8によりアナログ
電気信号として読み取られ、可変増幅器103により可
変増幅されてから、A/Dコンバータ(アナログ・デジ
タル変換器)104により量子化される。
【0017】一方、蛍光灯1は、蛍光灯点灯回路101
により点灯され、また蛍光灯1の光量は光量センサ10
2により検出され、その検出出力は、自動ゲインコント
ロール回路(AGC)108に入力される。この自動ゲ
インコントロール回路108の出力に従い可変増幅器1
09が可変増幅して、A/Dコンバータ104の量子化
パラメータを調整する。
【0018】A/Dコンバータ104のデジタル出力
は、セレクタ105により選択されてCPU107又は
画像処理回路106へ入力される。この画像処理回路1
06は、A/Dコンバータ104からのデジタル出力の
解像度の切り替えや多値出力/2値出力を処理する。
【0019】図4は、本実施例における蛍光灯1の副走
査方向の光量分布特性を示す。本発明の特徴は、このよ
うな副走査方向の位置による光量の変動があるか否かを
確認した上で、光電変換素子8の出力に対する増幅度を
調整するもので、次にはその動作を図5のフローチャー
トに従って説明する。
【0020】電源がオンされると、CPU107は、蛍
光灯点灯回路101を制御して蛍光灯1を点灯させ(ス
テップS1)、保温モードとして蛍光灯1を設定時間点
灯させ(ステップ2)、その後事前読取モードとなって
事前読み取りを開始する(ステップS3)。事前読み取
りモードでは、CPU107は、副走査方向の前側の白
基準板9と後側の白基準板10の反射光のピークの差を
光電変換素子8の出力から検出すると同時に、光量セン
サ102の出力から光量の変動を検出する(ステップS
4)。このとき、CPU107は、自動ゲインコントロ
ール回路(AGC)108に対して一定値にて制御を行
っている。
【0021】次に、CPU107は、光量が安定してい
るか否か判断し(ステップS5)、光量に変動がない場
合、CPU107は、前側白基準板9と後側白基準板1
0の反射光のピークの差がそれぞれの位置における読取
ラインの変動によるものとして、これら前後の白基準板
9・10の前後の間隔と、図4に示すような蛍光灯1の
副走査方向の光量分布に基づいて予め設定された関数y
=f(x)とに基づいて読取ライン毎の増幅度を算出
し、その増幅度になるように自動ゲインコントロール回
路108を制御する(ステップS6)。そして、画像読
取待機状態となる(ステップS7)。光量に変動がある
場合には、ステップS2の保温モードに戻り、上記の動
作を繰り返す。
【0022】上記実施例では、点灯時間により光量が大
きく変動する蛍光灯1を光源としたので、光量センサ1
02や自動ゲインコントロール回路108を設けたが、
光量が点灯時間に依存しないLEDアレイなどを光源と
した場合には、このような部品及び回路は不要である。
【0023】また、上記実施例においては、原稿読取領
域13以外のその副走査方向の前後に白基準板9・10
を配置したが、これら白基準板9・10の反射光出力の
ピークの差は、製品の初期状態に一度行えば良いので、
原稿読取領域13内の前後に白基準板9・10を治具を
用いて所定の間隔で配置し、組立工程の一つとして上記
のような検出を行っても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明によれば、副
走査方向の前後に配置した白基準板の反射光出力の差に
よって、読取ラインの変動による光量の変動であるか否
か確認できるので、レンズ等の影響を受けない読取中央
部での光量に基づいた濃度制御が可能となり、濃度ムラ
に対してより精度の高い制御が行える。また、光電変換
素子の画素数が多くなったり、光学系の収差の影響も大
きくなったり、白基準板自体の劣化やゴミ等の付着が多
い等の問題がなく、読取ラインの変動により光量の変動
を的確に検出できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像読取装置の主に光学系
を示す概要構成図である。
【図2】図1における原稿読取領域とその前後の白基準
板の位置関係を示す平面図である。
【図3】上記画像読取装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図4】同画像読取装置の光源である蛍光灯の副走査方
向の光量分布を示すグラフである。
【図5】同画像読取装置のCPUによる制御動作を示す
フローチャートである。
【図6】従来の画像読取装置において、副走査方向に読
取ラインが変動すると、読取ライン上の光量が変動する
ことを説明する図である。
【図7】従来の画像読取装置の光学系の概要図で、
(a)は第2ミラーと第3ミラーとの角度が90度の場
合、(b)は第2ミラーが90度よりθ角度ズレている
場合をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 蛍光灯(光源) 8 光電変換素子 9 前側の白基準板 10 後側の白基準板 11 原稿 102 光量センサ 103 可変増幅器 107 CPU 108 自動ゲインコントロール回路 109 可変増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G06T 1/00 460

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源により原稿を照明し、その反射光を
    光電変換素子に結像させて原稿面を読み取る画像読取装
    置において、原稿読取領域外であって副走査方向の前後
    に所定の間隔で配置された2つの白基準板と、これら白
    基準板からの反射光に基づく前記光電変換素子の出力を
    検出する検出手段と、該検出手段から得られる前記2つ
    の白基準板の反射光出力のピークの差から読取ラインの
    変動による光量の変動があるか否かを判別する判別手段
    とを備えたことを特徴とする、画像読取装置。
  2. 【請求項2】 検出手段による検出及び判別手段による
    判別を、原稿面読取前の事前読取モードで行うことを特
    徴とする、請求項1に記載の画像読取装置。
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