JPH1063316A - 駆動制御装置 - Google Patents
駆動制御装置Info
- Publication number
- JPH1063316A JPH1063316A JP22247496A JP22247496A JPH1063316A JP H1063316 A JPH1063316 A JP H1063316A JP 22247496 A JP22247496 A JP 22247496A JP 22247496 A JP22247496 A JP 22247496A JP H1063316 A JPH1063316 A JP H1063316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- control device
- moving
- control
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置を大型化することなく、複数の移動部を
制御する。 【解決手段】 作業ユニット10は第1移動路12、第
2移動路42及び第3移動路52とそれぞれ相対移動可
能に軸駆動機構部としての1軸移動部24、2軸移動部
34及び3軸移動部44が組付けられている。各移動部
に備えられたモータ30、38、48は制御装置63に
よって制御されて所定の位置に移動する。これによっ
て、作業部が設けられた4軸移動部54が位置決めされ
る。制御装置63内には主制御装置64と副制御装置6
6が備えられており、統括制御手段としての機能を持つ
主制御装置64が副制御装置66を一括して制御するこ
とができる。
制御する。 【解決手段】 作業ユニット10は第1移動路12、第
2移動路42及び第3移動路52とそれぞれ相対移動可
能に軸駆動機構部としての1軸移動部24、2軸移動部
34及び3軸移動部44が組付けられている。各移動部
に備えられたモータ30、38、48は制御装置63に
よって制御されて所定の位置に移動する。これによっ
て、作業部が設けられた4軸移動部54が位置決めされ
る。制御装置63内には主制御装置64と副制御装置6
6が備えられており、統括制御手段としての機能を持つ
主制御装置64が副制御装置66を一括して制御するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれが異なる
方向に延出する軸に沿って往復移動可能とされる複数の
軸駆動機構部を位置決め制御する駆動制御装置に関す
る。
方向に延出する軸に沿って往復移動可能とされる複数の
軸駆動機構部を位置決め制御する駆動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、工場などで行われる簡単な繰り返
し作業(例えば、自動車組立工程におけるスポット溶接
やボルトの絞め付けなど)を行う場合には、作業者に代
わって作業装置を利用している。
し作業(例えば、自動車組立工程におけるスポット溶接
やボルトの絞め付けなど)を行う場合には、作業者に代
わって作業装置を利用している。
【0003】作業装置には、装置本体に複数の移動部が
連結されて構成される移動機構が備えられている。移動
機構は、それぞれ異なる方向に延出される軸を有し、こ
の軸に沿って往復移動可能とされ、所定の位置で位置決
めされる構造になっている。このため、例えば互いに直
交する3軸(x軸、y軸、z軸)を持つことにより、三
次元的な位置決めが可能となる。
連結されて構成される移動機構が備えられている。移動
機構は、それぞれ異なる方向に延出される軸を有し、こ
の軸に沿って往復移動可能とされ、所定の位置で位置決
めされる構造になっている。このため、例えば互いに直
交する3軸(x軸、y軸、z軸)を持つことにより、三
次元的な位置決めが可能となる。
【0004】ここで、各移動部の移動を制御するには、
例えば図5に示される単軸制御装置500が用いられ
る。単軸制御装置500は、一つの装置で一つのモータ
502の駆動を制御するようになっており、このモータ
502に接続される図示しない移動部の移動を制御す
る。なお、複数のモータを予め定めた順序に従い、ある
いは複数のモータを同時に駆動させることによって複数
の移動部を移動可能にする、2軸用制御装置が用いられ
る場合もある。
例えば図5に示される単軸制御装置500が用いられ
る。単軸制御装置500は、一つの装置で一つのモータ
502の駆動を制御するようになっており、このモータ
502に接続される図示しない移動部の移動を制御す
る。なお、複数のモータを予め定めた順序に従い、ある
いは複数のモータを同時に駆動させることによって複数
の移動部を移動可能にする、2軸用制御装置が用いられ
る場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単軸制
御装置500を用いた場合には一台の装置で基本的に一
つのモータ502を制御するため、複数のモータを制御
するためにはモータの数と同数の単軸制御装置500を
配設しなければならない。この場合、装置本体が大型化
し、コストが高くなるという問題が生じている。
御装置500を用いた場合には一台の装置で基本的に一
つのモータ502を制御するため、複数のモータを制御
するためにはモータの数と同数の単軸制御装置500を
配設しなければならない。この場合、装置本体が大型化
し、コストが高くなるという問題が生じている。
【0006】また、複数の単軸制御装置500はそれぞ
れ独立して制御されるため、作業部を位置決めするため
のデータを個々に入力しなければならず、頻繁にデータ
変更が発生した場合などには困難を要することがある。
れ独立して制御されるため、作業部を位置決めするため
のデータを個々に入力しなければならず、頻繁にデータ
変更が発生した場合などには困難を要することがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮して、装置を大型
化することなく、簡単な制御機構で複数の移動部を制御
する駆動制御装置を提供することを目的とする。
化することなく、簡単な制御機構で複数の移動部を制御
する駆動制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、それぞれが異なる方向に延
出する軸に沿って往復移動可能とされる複数の軸駆動機
構部を位置決め制御する駆動制御装置であって、前記複
数の軸駆動機構部を分担して受け持ち、受け持った軸駆
動制御部を予め定めた順序に従って駆動させ位置決めす
るための制御プログラムが記憶された複数の制御装置
と、前記複数の制御装置による位置決めの為のデータを
一括して認識し、それぞれ対応する制御装置へ前記デー
タを送信すると共に各制御装置の動作状態を制御する統
括制御手段と、を有している。
に請求項1に記載の発明は、それぞれが異なる方向に延
出する軸に沿って往復移動可能とされる複数の軸駆動機
構部を位置決め制御する駆動制御装置であって、前記複
数の軸駆動機構部を分担して受け持ち、受け持った軸駆
動制御部を予め定めた順序に従って駆動させ位置決めす
るための制御プログラムが記憶された複数の制御装置
と、前記複数の制御装置による位置決めの為のデータを
一括して認識し、それぞれ対応する制御装置へ前記デー
タを送信すると共に各制御装置の動作状態を制御する統
括制御手段と、を有している。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、それぞれ
が互いに異なる方向に延出する軸には往復移動可能に複
数の軸駆動機構部が組付けられている。この複数の軸駆
動機構部の移動を制御することによって、予め定められ
た位置に位置決めすることができる。軸駆動機構部は、
制御プログラムが記憶された複数の制御装置によって制
御されるようになっている。また、位置決めを行うため
のデータを一括して認識すると共に、他の制御装置にデ
ータを送信する一つの統括制御手段が備えられている。
この統括制御手段は複数の制御装置の動作状態を制御す
ることができる。
が互いに異なる方向に延出する軸には往復移動可能に複
数の軸駆動機構部が組付けられている。この複数の軸駆
動機構部の移動を制御することによって、予め定められ
た位置に位置決めすることができる。軸駆動機構部は、
制御プログラムが記憶された複数の制御装置によって制
御されるようになっている。また、位置決めを行うため
のデータを一括して認識すると共に、他の制御装置にデ
ータを送信する一つの統括制御手段が備えられている。
この統括制御手段は複数の制御装置の動作状態を制御す
ることができる。
【0010】このように、単軸制御装置を組み合わせた
場合に、これらを制御する複数の制御装置の作業を統括
する統括制御手段を設けることによって簡単な制御機構
で複数の軸駆動機構部を制御することができる。
場合に、これらを制御する複数の制御装置の作業を統括
する統括制御手段を設けることによって簡単な制御機構
で複数の軸駆動機構部を制御することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記統括制御手
段が前記複数の制御装置の一つに含まれていることを特
徴としている。
段が前記複数の制御装置の一つに含まれていることを特
徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、複数の軸
駆動機構部を制御する複数の制御装置の一つが統括制御
手段としての機能を持つ。これによって、この統括制御
手段としての機能を持つ制御装置が親機(主制御装置)
となり、他の子機(副制御装置)を一括して制御するこ
とができる。
駆動機構部を制御する複数の制御装置の一つが統括制御
手段としての機能を持つ。これによって、この統括制御
手段としての機能を持つ制御装置が親機(主制御装置)
となり、他の子機(副制御装置)を一括して制御するこ
とができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る作業ユニット10が示されている。
係る作業ユニット10が示されている。
【0014】作業ユニット10には、図1に示されるよ
うに矢印x方向を長手方向とする矩形状の2枚の板材が
貼り合わされて構成された第1移動路12が備えられて
いる。第1移動路12の端部には一対の支柱14A、1
4Bの一端が連結されている。
うに矢印x方向を長手方向とする矩形状の2枚の板材が
貼り合わされて構成された第1移動路12が備えられて
いる。第1移動路12の端部には一対の支柱14A、1
4Bの一端が連結されている。
【0015】第1移動路12には長手方向に移動可能な
1軸移動部24が配設されている。1軸移動部24は、
z方向に延設された取付部26が一体形成された略コ字
型形状の保持部28と駆動源であるモータ30、及び位
置検出センサ32から構成されている。
1軸移動部24が配設されている。1軸移動部24は、
z方向に延設された取付部26が一体形成された略コ字
型形状の保持部28と駆動源であるモータ30、及び位
置検出センサ32から構成されている。
【0016】保持部28のコ字型部分で第1移動路12
を挟持し、移動可能に保持するようになっている。この
保持部28の平面部分、すなわち第1移動路12を挟持
しているコ字型の部分と反対側には、前述したモータ3
0が備えられている。本実施の形態において、このモー
タ30の出力は80W以下である。モータ30の図示し
ない回転軸は、第1移動路12に向かって突設してお
り、先端部に図示しないピニオンが取り付けられてい
る。さらに、第1移動路12におけるピニオンと対向す
る面には、長手方向に沿って図示しないラックが設けら
れており、モータ30の回転軸に取り付けられた図示し
ないピニオンと噛み合うようになっている。これによ
り、モータ30の回転駆動によって1軸移動部24が第
1移動路12に沿って移動する(ラック・ピニオン機
構)。
を挟持し、移動可能に保持するようになっている。この
保持部28の平面部分、すなわち第1移動路12を挟持
しているコ字型の部分と反対側には、前述したモータ3
0が備えられている。本実施の形態において、このモー
タ30の出力は80W以下である。モータ30の図示し
ない回転軸は、第1移動路12に向かって突設してお
り、先端部に図示しないピニオンが取り付けられてい
る。さらに、第1移動路12におけるピニオンと対向す
る面には、長手方向に沿って図示しないラックが設けら
れており、モータ30の回転軸に取り付けられた図示し
ないピニオンと噛み合うようになっている。これによ
り、モータ30の回転駆動によって1軸移動部24が第
1移動路12に沿って移動する(ラック・ピニオン機
構)。
【0017】モータ30には、位置検出センサ32が取
り付けられている。位置検出センサ32はエンコーダに
よって構成されており、1軸移動部24が移動する際に
パルス信号を出力するようになっている。このパルス信
号をカウントすることによって、1軸移動部24の移動
量を認識することができるようになっている。
り付けられている。位置検出センサ32はエンコーダに
よって構成されており、1軸移動部24が移動する際に
パルス信号を出力するようになっている。このパルス信
号をカウントすることによって、1軸移動部24の移動
量を認識することができるようになっている。
【0018】1軸移動部24の保持部28に一体形成さ
れた取付部26には、1軸移動部24の移動方向(x方
向)、すなわち第1移動路12の長手方向と直交(y方
向)するように第2移動路42が配設され、この第2移
動路42に2軸移動部34が取り付けられている。2軸
移動部34は前述した1軸移動部24とほぼ同様の構成
となっており、保持部36、モータ38及び位置検出セ
ンサ40から構成されている。保持部36は、第2移動
路42を挟持すると共にこの第2移動路42を移動す
る。この移動は、前述のラック・ピニオン機構によって
モータ38の駆動力でなされる。
れた取付部26には、1軸移動部24の移動方向(x方
向)、すなわち第1移動路12の長手方向と直交(y方
向)するように第2移動路42が配設され、この第2移
動路42に2軸移動部34が取り付けられている。2軸
移動部34は前述した1軸移動部24とほぼ同様の構成
となっており、保持部36、モータ38及び位置検出セ
ンサ40から構成されている。保持部36は、第2移動
路42を挟持すると共にこの第2移動路42を移動す
る。この移動は、前述のラック・ピニオン機構によって
モータ38の駆動力でなされる。
【0019】第2移動路42の一端には3軸移動部44
の保持部46が図示しない固着手段を介して固着されて
いる。
の保持部46が図示しない固着手段を介して固着されて
いる。
【0020】保持部46はコ字型形状となっており、コ
字型部分で第3移動路52を挟持し、保持するようにな
っている。第3移動路52は、前記x方向、y方向にそ
れぞれ直交するZ方向を長手方向としている。
字型部分で第3移動路52を挟持し、保持するようにな
っている。第3移動路52は、前記x方向、y方向にそ
れぞれ直交するZ方向を長手方向としている。
【0021】なお、第3移動路52に備えられたラック
及び3軸移動部44におけるモータ48の回転軸とピニ
オンの構成などについては、前述したとおりであるので
説明を省略する。
及び3軸移動部44におけるモータ48の回転軸とピニ
オンの構成などについては、前述したとおりであるので
説明を省略する。
【0022】さらに、第3移動路52の一端には4軸移
動部54が保持部55を介して固着されている。4軸移
動部54は、モータ56、位置検出センサ58、減速機
60及び作業部材取付部61によって構成されている。
作業部材取付部61にはスポット溶接機、絞め付け工具
などを着脱可能に取り付けることができるようになって
いる。本実施の形態においては、ボルトなどを絞め付け
るための回転部材である絞め付け工具62が取り付けら
れている。モータ56の回転軸が回転することによっ
て、絞め付け工具62が回転し、所望の作業を行うこと
ができるようになっている。このとき、絞め付け工具6
2の回転位置はモータ56の端部に設けられた位置検出
センサ58から出力されるパルス信号をカウントするこ
とによって認識することができる。この回転位置は、後
述する制御装置63によって制御される。
動部54が保持部55を介して固着されている。4軸移
動部54は、モータ56、位置検出センサ58、減速機
60及び作業部材取付部61によって構成されている。
作業部材取付部61にはスポット溶接機、絞め付け工具
などを着脱可能に取り付けることができるようになって
いる。本実施の形態においては、ボルトなどを絞め付け
るための回転部材である絞め付け工具62が取り付けら
れている。モータ56の回転軸が回転することによっ
て、絞め付け工具62が回転し、所望の作業を行うこと
ができるようになっている。このとき、絞め付け工具6
2の回転位置はモータ56の端部に設けられた位置検出
センサ58から出力されるパルス信号をカウントするこ
とによって認識することができる。この回転位置は、後
述する制御装置63によって制御される。
【0023】ここで、支柱14Aには1軸移動部24、
2軸移動部34、3軸移動部44及び4軸移動部54の
移動を制御する制御装置63が取り付けられている。こ
の制御装置63は図示しない固着手段によって取り付け
られている。
2軸移動部34、3軸移動部44及び4軸移動部54の
移動を制御する制御装置63が取り付けられている。こ
の制御装置63は図示しない固着手段によって取り付け
られている。
【0024】制御装置63には、単軸制御装置である主
制御装置64と副制御装置66が備えられており、これ
らは通信ケーブル68によって接続され、この通信ケー
ブル68を介して相互間のデータのやりとりが可能とな
っている。主制御装置64は、データ(各移動部の移動
路上での停止位置データ)の記録を行う(ティーチン
グ)と共に1軸移動部24のモータ30と3軸移動部4
4のモータ48の駆動を制御している。また、この主制
御装置64は2軸移動部34のモータ38と4軸移動部
54のモータ56の駆動を制御する副制御装置66を指
示するようになっている。
制御装置64と副制御装置66が備えられており、これ
らは通信ケーブル68によって接続され、この通信ケー
ブル68を介して相互間のデータのやりとりが可能とな
っている。主制御装置64は、データ(各移動部の移動
路上での停止位置データ)の記録を行う(ティーチン
グ)と共に1軸移動部24のモータ30と3軸移動部4
4のモータ48の駆動を制御している。また、この主制
御装置64は2軸移動部34のモータ38と4軸移動部
54のモータ56の駆動を制御する副制御装置66を指
示するようになっている。
【0025】さらに、主制御装置64は副制御装置66
に対して移動を開始するための指示を送信するようにな
っており、副制御装置66はこの送信情報を認識すると
各移動部の移動を実行するようになっている。また、副
制御装置66は主制御装置64に移動が完了したことを
連絡するようになっている。
に対して移動を開始するための指示を送信するようにな
っており、副制御装置66はこの送信情報を認識すると
各移動部の移動を実行するようになっている。また、副
制御装置66は主制御装置64に移動が完了したことを
連絡するようになっている。
【0026】制御装置63にはそれぞれの移動部におけ
る移動の切替えを行う軸切替え回路が備えられており、
必要に応じて軸の切替えを実行する。また、制御装置6
3には位置記録スイッチ72が備えられており、主制御
装置64及び副制御装置66に接続されている。この位
置記録スイッチ72は、ティーチング処理の実行を促す
役目を有している。
る移動の切替えを行う軸切替え回路が備えられており、
必要に応じて軸の切替えを実行する。また、制御装置6
3には位置記録スイッチ72が備えられており、主制御
装置64及び副制御装置66に接続されている。この位
置記録スイッチ72は、ティーチング処理の実行を促す
役目を有している。
【0027】次に本実施の形態の作用を説明する。本実
施の形態に係る作業ユニット10では、1軸移動部2
4、3軸移動部44のモータ30、48が主制御装置6
4からの指示によって、また、2軸移動部34のモータ
38が副制御装置66からの指示に基づいて駆動する。
モータ30、38、48が駆動することによって、各回
転軸に連結された図示しないピニオンが回動し、1軸移
動部24と第1移動路12はx方向に、2軸移動部34
と第2移動路42はy方向に、3軸移動部44と第3移
動路52はz方向に相対移動する。
施の形態に係る作業ユニット10では、1軸移動部2
4、3軸移動部44のモータ30、48が主制御装置6
4からの指示によって、また、2軸移動部34のモータ
38が副制御装置66からの指示に基づいて駆動する。
モータ30、38、48が駆動することによって、各回
転軸に連結された図示しないピニオンが回動し、1軸移
動部24と第1移動路12はx方向に、2軸移動部34
と第2移動路42はy方向に、3軸移動部44と第3移
動路52はz方向に相対移動する。
【0028】一方、4軸移動部54の端部には作業部材
取付部61が設けられており、絞め付け工具62が取り
付けられている。4軸移動部54は、それぞれの移動部
を予め定められた位置に移動させることによって、所定
の位置に位置決めされ、ボルトの絞め付け作業などを行
う。この絞め付け作業は主制御装置64によって制御さ
れる。
取付部61が設けられており、絞め付け工具62が取り
付けられている。4軸移動部54は、それぞれの移動部
を予め定められた位置に移動させることによって、所定
の位置に位置決めされ、ボルトの絞め付け作業などを行
う。この絞め付け作業は主制御装置64によって制御さ
れる。
【0029】図2には、ティーチング処理が示されてい
る。これは、4軸移動部54における絞め付け作業が行
われる位置、すなわち各移動路の移動路上での停止位置
データを記録する。
る。これは、4軸移動部54における絞め付け作業が行
われる位置、すなわち各移動路の移動路上での停止位置
データを記録する。
【0030】まず、ステップ100において制御装置6
3に設けられた位置記録スイッチ72がオンにされたか
否かを判定する。
3に設けられた位置記録スイッチ72がオンにされたか
否かを判定する。
【0031】ここで、位置記録スイッチ72がオンであ
ると判定されると、主制御装置64はステップ102に
おいて1軸位置データ、ステップ104において3軸デ
ータを記録する。
ると判定されると、主制御装置64はステップ102に
おいて1軸位置データ、ステップ104において3軸デ
ータを記録する。
【0032】さらに、ステップ106では副制御装置6
6にデータ送信を指示したか否かを判定する。副制御装
置66には2軸移動部34及び4軸移動部54に対する
データが記録されており、このデータを通信ケーブル6
8を介して主制御装置64に送信する。
6にデータ送信を指示したか否かを判定する。副制御装
置66には2軸移動部34及び4軸移動部54に対する
データが記録されており、このデータを通信ケーブル6
8を介して主制御装置64に送信する。
【0033】従って、ステップ108において副制御装
置66から2軸データ、ステップ110において4軸デ
ータが主制御装置64に送信され、記録される。
置66から2軸データ、ステップ110において4軸デ
ータが主制御装置64に送信され、記録される。
【0034】以上の処理を行うことにより、ティーチン
グ処理が終了する。次に、図3及び図4に示されたフロ
ーチャートに従ってティーチングされた位置への移動を
実行するプレイバック処理について説明する。
グ処理が終了する。次に、図3及び図4に示されたフロ
ーチャートに従ってティーチングされた位置への移動を
実行するプレイバック処理について説明する。
【0035】図3は主制御装置64、図4は副制御装置
66における処理の流れを示している。なお、主制御装
置64と副制御装置66は通信ケーブル68を介して相
互にデータのやりとりが行われながら同時に実行され
る。このプレイバック処理は、図示しないスイッチを操
作すること、又は外部からのスタート信号によって実行
される。
66における処理の流れを示している。なお、主制御装
置64と副制御装置66は通信ケーブル68を介して相
互にデータのやりとりが行われながら同時に実行され
る。このプレイバック処理は、図示しないスイッチを操
作すること、又は外部からのスタート信号によって実行
される。
【0036】まず、図3のフローチャートに基づいて主
制御装置64における処理を詳細に説明する。
制御装置64における処理を詳細に説明する。
【0037】図示しないスイッチがオンにされたことが
認識されると、主制御装置64はステップ200におい
て2軸データ、ステップ202において4軸データを副
制御装置66に送信する。
認識されると、主制御装置64はステップ200におい
て2軸データ、ステップ202において4軸データを副
制御装置66に送信する。
【0038】続いて、ステップ204では主制御装置6
4内に予め記録されている1軸データに基づいた1軸移
動部24の移動が開始され、ステップ206において1
軸移動部24の移動が完了したか否かを判定する。
4内に予め記録されている1軸データに基づいた1軸移
動部24の移動が開始され、ステップ206において1
軸移動部24の移動が完了したか否かを判定する。
【0039】ここで、1軸の移動が完了したと判定され
ると、ステップ208において副制御装置66のフラグ
F1に1が代入されているか否かを判定する。すなわ
ち、これは副制御装置66による2軸の移動が完了して
いるか否かを判定する。
ると、ステップ208において副制御装置66のフラグ
F1に1が代入されているか否かを判定する。すなわ
ち、これは副制御装置66による2軸の移動が完了して
いるか否かを判定する。
【0040】フラグF1に1が代入されていると判定さ
れた場合には、ステップ210に移行して3軸データに
基づいた3軸の移動を開始し、ステップ212において
3軸の移動が完了したか否かを判定する。
れた場合には、ステップ210に移行して3軸データに
基づいた3軸の移動を開始し、ステップ212において
3軸の移動が完了したか否かを判定する。
【0041】3軸の移動が完了したと判定されると、続
いてステップ214に移行し、副制御装置66に対して
4軸の移動を指示する。すなわち、4軸の移動を指示す
ることによって所定位置での作業(ボルトの絞め付け作
業)が実行される。
いてステップ214に移行し、副制御装置66に対して
4軸の移動を指示する。すなわち、4軸の移動を指示す
ることによって所定位置での作業(ボルトの絞め付け作
業)が実行される。
【0042】さらに、ステップ216ではフラグF2に
1が代入されているか否かを判定する。すなわち、4軸
移動部54の移動が終了したか否かを判定する。
1が代入されているか否かを判定する。すなわち、4軸
移動部54の移動が終了したか否かを判定する。
【0043】移動が終了したと判定された場合には、ス
テップ218において作業部による作業を実行する。
テップ218において作業部による作業を実行する。
【0044】一方、図4に示されるように副制御装置6
6では、まず、ステップ300においてフラグF1及び
F2に0を代入する。
6では、まず、ステップ300においてフラグF1及び
F2に0を代入する。
【0045】ステップ302では主制御装置64から送
信された2軸データ、ステップ304では4軸データを
受信し、格納する。
信された2軸データ、ステップ304では4軸データを
受信し、格納する。
【0046】続いて、ステップ306ではステップ30
2において受信された2軸データに基づいて2軸の移動
を開始し、ステップ308ではこの2軸の移動が完了し
たか否かを判定する。
2において受信された2軸データに基づいて2軸の移動
を開始し、ステップ308ではこの2軸の移動が完了し
たか否かを判定する。
【0047】ここで、2軸の移動が完了したと判定され
た場合には、ステップ310においてフラグFに1を代
入する。
た場合には、ステップ310においてフラグFに1を代
入する。
【0048】さらに、ステップ312では主制御装置6
4から4軸を移動する旨の指示が送信されたか否かを判
定する。従って、副制御装置66は2軸の移動が完了し
た後、主制御装置64から4軸移動に関する指示が送信
されるまで待機する。すなわち、1軸、2軸及び3軸が
予め定められた位置に移動した後に4軸移動部54に移
動の開始を指示する。
4から4軸を移動する旨の指示が送信されたか否かを判
定する。従って、副制御装置66は2軸の移動が完了し
た後、主制御装置64から4軸移動に関する指示が送信
されるまで待機する。すなわち、1軸、2軸及び3軸が
予め定められた位置に移動した後に4軸移動部54に移
動の開始を指示する。
【0049】ステップ312において4軸の移動が指示
されると、ステップ314に移行して4軸の移動を開始
し、ステップ316において4軸の移動が完了したか否
かを判定する。
されると、ステップ314に移行して4軸の移動を開始
し、ステップ316において4軸の移動が完了したか否
かを判定する。
【0050】ここで、4軸の移動が完了したと判定され
ると、ステップ316においてフラグF2に1を代入す
る。
ると、ステップ316においてフラグF2に1を代入す
る。
【0051】また、ステップ318ではフラグF1及び
F2をリセットして、各処理を終了する。
F2をリセットして、各処理を終了する。
【0052】以上の工程を経ることにより、所定位置で
ボルトの絞め付け作業などが確実に行われる。
ボルトの絞め付け作業などが確実に行われる。
【0053】従って、単軸制御装置の一台を主制御装置
とし、他の単軸制御装置を副制御部と設定して、複数の
単軸制御装置を組み合わせることによって、装置を大型
化することなく、複数の移動部を制御することができ
る。
とし、他の単軸制御装置を副制御部と設定して、複数の
単軸制御装置を組み合わせることによって、装置を大型
化することなく、複数の移動部を制御することができ
る。
【0054】なお、本実施の形態においては4軸移動部
54の作業部材取付部61にボルトなどを絞め付けるた
めの絞め付け工具を取り付けた場合を例として説明した
が、これに限るものではない。例えば、スポット溶接を
行うためのスポット溶接機などを取り付けるようにして
もよい。
54の作業部材取付部61にボルトなどを絞め付けるた
めの絞め付け工具を取り付けた場合を例として説明した
が、これに限るものではない。例えば、スポット溶接を
行うためのスポット溶接機などを取り付けるようにして
もよい。
【0055】また、本実施の形態では各移動部の駆動源
をモータとしたが、エアシリンダや油圧シリンダを用い
てもよい。
をモータとしたが、エアシリンダや油圧シリンダを用い
てもよい。
【0056】さらに、本実施の形態における制御装置6
3は主制御装置64と副制御装置66に分けたが、この
構成に限定されるものではない。例えば、複数の単軸制
御装置間の作業状況を確認して次の指令を出す指令コン
トローラを設けた構成としてもよい。
3は主制御装置64と副制御装置66に分けたが、この
構成に限定されるものではない。例えば、複数の単軸制
御装置間の作業状況を確認して次の指令を出す指令コン
トローラを設けた構成としてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の駆動制御装
置は、装置を装置を大型化することなく、簡易な構成で
複数の移動部を制御することができるという優れた効果
を有する。
置は、装置を装置を大型化することなく、簡易な構成で
複数の移動部を制御することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る作業補助装置の概略斜視図
である。
である。
【図2】本実施の形態に係る作業補助装置に備えられた
移動制御部におけるティーチング処理を示す制御ルーチ
ンである。
移動制御部におけるティーチング処理を示す制御ルーチ
ンである。
【図3】作業補助装置の制御装置における主制御装置の
制御ルーチンである。
制御ルーチンである。
【図4】作業補助装置の制御装置における副制御装置の
制御ルーチンである。
制御ルーチンである。
【図5】従来の単軸制御装置を示す概略図である。
10 作業ユニット 12 第1移動路(軸) 24 1軸移動部(軸駆動機構部) 34 2軸移動部(軸駆動機構部) 42 第2移動路(軸) 44 3軸移動部(軸駆動機構部) 52 第3移動路(軸) 54 4軸移動部(軸駆動機構部) 30、38、48、56 モータ 32、40、50、58 位置検出センサ 62 絞め付け工具 63 制御装置(制御装置) 64 主制御装置(制御装置、統括制御手段) 66 副制御装置(制御装置)
Claims (2)
- 【請求項1】 それぞれが異なる方向に延出する軸に沿
って往復移動可能とされる複数の軸駆動機構部を位置決
め制御する駆動制御装置であって、 前記複数の軸駆動機構部を分担して受け持ち、受け持っ
た軸駆動制御部を予め定めた順序に従って駆動させ位置
決めするための制御プログラムが記憶された複数の制御
装置と、 前記複数の制御装置による位置決めの為のデータを一括
して認識し、それぞれ対応する制御装置へ前記データを
送信すると共に各制御装置の動作状態を制御する統括制
御手段と、 を有する駆動制御装置。 - 【請求項2】 前記統括制御手段が前記複数の制御装置
の一つに含まれていることを特徴とする請求項1記載の
駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22247496A JPH1063316A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22247496A JPH1063316A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1063316A true JPH1063316A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16782990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22247496A Pending JPH1063316A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1063316A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4469879A (en) * | 1982-02-12 | 1984-09-04 | Agency Of Industrial Science And Technology | Trichloropolyfluoro-bicyclo ethers |
KR100809912B1 (ko) | 2006-07-27 | 2008-03-04 | 한재형 | 3차원 프레스 로봇시스템 및 3차원 프레스 로봇시스템을이용한 프레스 소재 운반방법 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22247496A patent/JPH1063316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4469879A (en) * | 1982-02-12 | 1984-09-04 | Agency Of Industrial Science And Technology | Trichloropolyfluoro-bicyclo ethers |
KR100809912B1 (ko) | 2006-07-27 | 2008-03-04 | 한재형 | 3차원 프레스 로봇시스템 및 3차원 프레스 로봇시스템을이용한 프레스 소재 운반방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1498228B1 (en) | Articulated robot | |
CN106891321B (zh) | 作业装置 | |
WO2021017175A1 (zh) | 一种工业机器人的机械手实时定位装置及控制系统 | |
JP2008529808A (ja) | 複数の可動軸で工具を動かすための工具ヘッド | |
EP0022332B2 (en) | Industrial robots | |
JPH06332510A (ja) | 数値制御装置 | |
JP2015223649A (ja) | ギヤ組み込みシステムおよびギヤ組み込み方法 | |
JP2014151385A (ja) | ロボット制御装置およびロボット制御方法 | |
US9199373B2 (en) | Robot control device and control method | |
JP2006198703A (ja) | 人型ロボットの腕駆動装置 | |
JPH1063316A (ja) | 駆動制御装置 | |
JPS5856701A (ja) | 工作機械 | |
US5890396A (en) | Arm mechanism with independent control of position and orientation | |
WO2006080846A1 (en) | Five-bar mechanism with dynamic balancing means and method for dynamically balancing a five-bar mechanism | |
JPH09285988A (ja) | ワイヤ及びスプールを用いた6自由度運動及びフォースフィードバック可能なマニピュレータ | |
CN106808476B (zh) | 作业装置以及作业装置中的示教方法 | |
KR100389010B1 (ko) | 산업용 퍼스널 컴퓨터를 기반으로 하는 갠트리형 로봇 제어방법 | |
JP5077515B2 (ja) | 溶接ロボットシステム | |
JPH10272583A (ja) | スポット溶接用ロボット制御装置 | |
JP2012084113A (ja) | 遠隔操作装置及び工作機械 | |
US20230249358A1 (en) | Robot control system | |
WO2021261513A1 (ja) | 制御システム | |
JP7462046B2 (ja) | ロボットシステム | |
JPS61214985A (ja) | 産業用ロボツト | |
JPS6264674A (ja) | 自動車ボデーパネルの位置決め治具 |