JPH1063169A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH1063169A
JPH1063169A JP8237339A JP23733996A JPH1063169A JP H1063169 A JPH1063169 A JP H1063169A JP 8237339 A JP8237339 A JP 8237339A JP 23733996 A JP23733996 A JP 23733996A JP H1063169 A JPH1063169 A JP H1063169A
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JP
Japan
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heater
fan
scanner
dew condensation
air
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JP8237339A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kimura
鉄也 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結露防止用ヒータを冷却ファンの近傍、且つ
気流経路上に配置することにより、低コストで、電源ス
イッチのON、OFFとは無関係に常時結露防止用ヒー
タ(除湿ヒータ)を作動させる制御方式を用いたとして
も、スキャナの通常動作時にはヒータからの熱を効率よ
く冷却することができ、ヒータによるスキャナ内部の温
度上昇にはつながらない画像読取り装置を提供する。 【解決手段】 画像読取り装置内部の結露を防止するこ
とを目的とした結露防止ヒータ、及び画像読取り装置内
部の熱を外部に逃がすための排気ファンもしくは吸気フ
ァンを備えた画像読取り装置において、結露防止ヒータ
110を排気ファンもしくは吸気ファン100の近傍か
つ気流経路上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真式複写機、
プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置等に用い
られる画像読取り装置に関し、特に結露防止ヒータ、及
び排気ファンもしくは吸気ファンを備えた画像読取り装
置における種々の不具合を解消したものに関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取り装置は、単独構成のスキャナ
や、画像形成装置の読取部等に用いられているが、装置
の設置環境によっては装置内部の結露により読取り性能
に種々の支障を来す虞れがあるので、従来、画像読取り
装置(以下、スキャナと呼ぶ)の内部の結露防止のため
に、例えば図8の符号10に示すような位置に結露防止
ヒータを配置することにより、第1、2キャリッジ2、
4のミラー5、6、レンズ、コンタクトガラス1等の光
学部品が、急激な温度変化の環境下において結露するこ
とを防止していた。なお、図8は、従来のデジタル複写
機の光学系の断面図である。また、スキャナ内部にはス
キャナ動作時に発熱する部品類が配置されている。即
ち、例えば、メイン制御基板、モータドライブ基板、C
CDドライブ基板、CCD、スキャナモータ、露光用ハ
ロゲンランプ等には発熱する部品が多く用いられてい
る。これらの発熱部品によりスキャナ内部の温度が上昇
して、各基板上に搭載されたIC等の電子部品の耐久温
度範囲上限値を越えると、機械の故障の原因となった
り、コンタクトガラスが過熱状態となって、ガラス上に
原稿を載せたときにユーザーがその熱の為に不快に感じ
ることがあった。このような不具合を解決するためにス
キャナ内部の雰囲気温度を適温に冷却するための冷却フ
ァンを装備している場合も多い。また、上記過熱防止の
為のヒータの動作制御方法としても、例えば、スキャナ
の使用を中止している時、つまり電源スイッチをOFF
している時のみ結露防止用ヒータに通電させるといった
方式や、電源スイッチのON、OFFに関わらず常時ヒ
ータに通電させる方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
うち、電源スイッチのON、OFFに関わらず常時結露
防止用ヒータに通電させて発熱させる方法を採用した場
合には、通常のスキャン動作時の露光用ハロゲンランプ
の発熱、CCD基板、モータ制御基板、モータ等からの
発熱に加えヒータの発熱が行われる為、スキャナ内部の
雰囲気温度が上昇し過ぎることがある。この過剰な温度
上昇により、各々の基板上に搭載したICの使用温度範
囲上限値を越えると、装置自体の故障の原因となった
り、コンタクトガラス上に原稿を乗せるときに、ユーザ
ーが不快に感じることがあった。また、この問題を解決
するため通常のスキャナ使用時、即ちスキャナの電源が
ONされているときはヒータに通電せず、スキャナ電源
がOFFされているときにのみヒータに通電させてヒー
タを発熱させる制御方式(図4(b) の回路構成参照)も
あるが、この方法によった場合には、電源スイッチ自体
のコストが、前述のON、OFF制御に関係なく常時通
電させる場合に比較して、高くなる。即ち、常時通電さ
せる場合にはスイッチ方式が図4(a) に示す如き構成と
なるが、後述するように図4(b) の方式の方が図4(a)
の方式に比べて構成が複雑となりコストアップをもたら
すので、不利である。即ち、図4(b) の場合には、スイ
ッチからヒータまでの配線、コネクタ類も増え、部品が
増えるため、これによりコストアップを招来する。請求
項1の発明は、結露防止用ヒータを冷却ファンの近傍、
且つ気流経路上に配置することにより、低コストで、電
源スイッチのON、OFFとは無関係に常時結露防止用
ヒータ(除湿ヒータ)を作動させる制御方式を用いたと
しても、スキャナの通常動作時にはヒータからの熱を効
率よく冷却することができ、ヒータによるスキャナ内部
の温度上昇にはつながらない画像読取り装置を提供する
ことを目的としている。
【0004】次に、通常のスキャナ使用時、つまりスキ
ャナ電源がONされているときには結露防止用ヒータに
通電させず、スキャナ電源がOFFされているときのみ
ヒータに通電して発熱させる方式において、例えば夜間
モードと言われるモード(夜間、ユーザーがスキャナを
使用しない時間中であって電源をOFFしている間のみ
ヒータに通電するモード)を用いる場合には、図8の符
号10に示したような従来例の結露防止用ヒータでは、
ヒータの近くにあるレンズ、CCD等の光学部品はすぐ
にヒータの熱により暖まるが、ヒータより遠い位置にあ
る第1、2キャリッジ2、4のミラー5、6、コンタク
トガラスは温まりにくい。そのため、結露防止ヒータに
よる防止効果が低くなり、冬期のオフィス等のように
朝、晩の急激な温度変化が発生する設置環境(例えば、
作業者がいる朝から晩までは暖房が動作しているが、夜
から朝までの作業者がオフィスにいない間は暖房が動作
しないような環境)では、部分的な結露が発生して読取
り性能等に種々の不具合をもたらす。また、この欠点を
補うために従来は結露防止用ヒータ10として熱容量が
十分に大きいヒータを使用し、このヒータより遠い位置
にある温まりにくいミラー、コンタクトガラスにまで熱
が十分届くようにしているが、これようなヒータを用い
ると、夜間のようにスキャナが停止(電源スイッチがO
FF)している場合であっても消費電力が高くなるとい
う不具合がある。本発明の請求項2においては、夜間モ
ード等の特定モード時に限っては、外気の吸入経路、も
しくは内部空気の排気を行う排出経路を変えることによ
り、風の流れをスキャナ内部のみで循環させることによ
り、ヒータ近傍にこもろうとする熱を効率よくヒータよ
り遠い場所にある光学部材に伝えるようにしたことを目
的としている。また、請求項2においては、この熱伝達
効果によりヒータとして熱容量の低いものを使用するこ
とができ、夜間モード時等の消費電力を低くすることが
できる。
【0005】次に、従来技術では、通常のスキャン動作
時の各基板上の発熱部品等からの発熱を押えるために、
吸気ファンもしくは排気ファンにより外気の取り入れ、
もしくは機外への放出を行っている。また、請求項2の
発明においては、ファンを用いて夜間モード時等のヒー
タの熱伝導率の効果を高めている。しかしながら、通常
のスキャナ動作時と同じ回転数でファンを回した場合に
は、基板等の冷却に適した高い回転数であるために風量
が多くなる。そのため夜間にも関わらず、ファンの音が
うるさく騒音が耐え難いものとなる。また、結露防止用
ヒータの熱をこのヒータより遠い場所にある光学部品に
伝えるためには、通常の冷却のために必要とされる程度
の多い風量(高い回転数)を必要としないため、通常の
回転数よりも落として使用した方が消費電力も少なくて
すむ。本発明の請求項3においては、吸気もしくは排気
を行うファンの風量(回転数)を通常モードよりも低く
することにより夜間モード時等の騒音を低く抑えること
ができ、かつ、消費電力も少なくてすむようにすること
を目的としている。次に、本発明の請求項4において
は、断続的にファンを回すことにより、常時回転させる
よりも消費電力を少なくし、また、騒音についても常時
ファンを回転させていないため常時、騒音を感じなくて
もすむようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項1の発明は、画像読取り装置内部の結露を防止す
ることを目的とした結露防止ヒータ、及び画像読取り装
置内部の熱を外部に逃がすための排気ファンもしくは吸
気ファンを備えた画像読取り装置において、前記結露防
止ヒータを前記排気ファンもしくは吸気ファンの近傍か
つ気流経路上に配置することを特徴とする。請求項2の
発明は、夜間モード等の特定モード時は空気の吸入もし
くは排気を行う流入もしくは流出経路を変更するように
したことを特徴とする。請求項3の発明は、請求項2の
画像読取り装置において、夜間モード等の特定モード時
は、排気もしくは吸気を行うファンの回転数を通常モー
ド時よりも低くするようにしたことを特徴とする。請求
項4の発明は、請求項2の画像読取り装置において、夜
間モード等の特定モード時は、排気もしくは吸気を行う
ファン駆動を断続的に行うようにしたことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。まず、図1(a) 及び(b) に基
づいて一般的な画像読取り装置とレーザービーム走査装
置を備えたデジタル複写機を例にとり説明する。図1
(a) に示すデジタル複写機は画像読取り装置11、レー
ザービーム走査装置を有するプリンタ部12、及び自動
原稿送り装置13から構成されている。自動原稿送り装
置13はセットされた原稿を1枚ずつ搬送してコンタク
トガラス70上にセットし、複写終了後にコンタクトガ
ラス70上の原稿を排出する。原稿読取り装置11は図
1(b) の要部拡大図にも示すように照明ランプ15及び
反射鏡16からなる光源と第1ミラー17とを装備した
第1キャリッジAと、第2ミラー18及び第3ミラー1
9を装備した第2キャリッジBとを有する。原稿読取時
には、第1キャリッジAが一定の速度で往動して第2キ
ャリッジBが第1キャリッジAの1/2の速度で第1キ
ャリッジAに追従して往動することによりコンタクトガ
ラス70上の原稿が光学的に走査され、コンタクトガラ
ス70上の原稿が照明ランプ15及び反射鏡16により
照明されてその反射光像が第1ミラー17、第2ミラー
18、第3ミラー19、色フィルタ20を介してレンズ
21によりCCDセンサ22上に結像される。CCDセ
ンサ22は結像された原稿の反射光像を光電変換してア
ナログ画像信号を出力し、原稿の読み取りを行う。そし
て、画像の読み取り終了後、第1キャリッジAと第2キ
ャリッジBはホームポジション位置に復動する。尚、C
CDセンサとして、それぞれR(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)のフィルタを備えた3ラインのCC
Dを用いることによりカラー原稿を読み取ることも可能
となる。CCDセンサ22からのアナログ画像信号は、
アナログ/デジタル変換器によりデジタル画像信号に変
換され、画像処理板23にて種々の画像処理(2値化、
多値化、階調処理、変倍処理、編集処理など)が施され
る。
【0008】プリンタ部12においては、感光体からな
る像担持体25は、複写動作時には駆動部により回転駆
動されて帯電装置26により均一に帯電されてから、前
記画像処理が施されたデジタル画像信号による画像露光
がレーザービーム走査装置27により行われ静電潜像が
形成される。そして、感光体ドラム上の静電潜像が現像
装置28により現像される。給紙装置(給紙段)33〜
35のうち選択されたものから転写紙がレジストローラ
36へ給紙され、レジストローラ36により感光体ドラ
ム25上の画像とタイミングを合わせ送出され、転写装
置30により感光体ドラム上に形成された顕像が転写紙
上に転写される。そして、転写紙は分離装置31により
感光体ドラム25から分離され、搬送装置37により搬
送され、定着装置38により定着された後コピーとして
トレイ39上に排出される。また、感光体ドラム25は
転写紙分離後にクリーニング装置32によりクリーニン
グされて残留トナーが除去される。レーザービーム走査
装置27は、図1(a) に示すように半導体レーザユニッ
ト40内の半導体レーザより発せられたレーザービーム
が半導体レーザユニット40内のコリメートレンズによ
り平行な光束に変えられ、半導体レーザユニット40に
備えられたアパーチャを通過することで一定形状の光束
に整形される。この光束はシリンドリカルレンズにより
副走査方向に圧縮されてポリゴンミラー42上に入射す
る。なお、ポリゴンミラー42は正確な多角形をしてお
り、ポリゴンモータ43により一定の方向へ一定の速度
で回転駆動される。ポリゴンミラー42の回転速度は感
光体ドラム25の回転速度と、レーザービーム走査装置
27の書き込み密度とポリゴンミラー42の面数により
決定される。シリンドリカルレンズからポリゴンミラー
42に入射されたレーザービームはポリゴンミラーの反
射面により偏向されてfθレンズ44に入射する。fθ
レンズ44はポリゴンミラー42からの角速度一定の走
査光を感光体ドラム25で等速度で走査されるように変
換し、fθレンズ44からのレーザービームが反射鏡4
5及び防塵ガラス46を介して感光体ドラム25上に結
像される。また、fθレンズ44は面倒れ補正機能も有
している。また、fθレンズ44を通過したレーザービ
ームは、画像領域外で同期検知ミラー47により反射さ
れて同期検知センサ48に導かれる。そして、同期検知
センサ48の検知出力により主走査方向の頭出しの基準
となる同期信号が得られる。
【0009】このような構成の画像読取り装置11に本
発明を適用した場合の形態例について説明する。まず、
図2は本発明を適用したデジタル複写機の読取光学系
(以下、スキャナと呼ぶ)の断面図であり、符号70は
コンタクトガラス、第1キャリッジAにより第1ミラー
17が保持されていて、第2キャリッジBにより第2、
3ミラー18、19が保持されている。第1、2キャリ
ッジA、Bはワイヤ、タイミングベルト等により駆動モ
ータ80の出力軸と連結し、駆動される。90はスキャ
ナの動きを全体的に制御するメイン制御基板でありモー
タドライバ基板91やCCD基板92を制御している。
符号100は吸気ファン(クロスフローファン)であ
り、本実施例の場合、この吸気ファン100は、画像読
取り装置11の底部に位置するスキャナベース101に
設けた開口部102の外側位置に配置されている。
【0010】本発明の第1の形態例では、結露防止ヒー
タ110を前記吸気ファン100の近傍かつ気流経路上
に配置するようにした点が特徴的であり、近傍かつ気流
経路上とは、結露防止ヒータ110が配置された位置の
ことを言う。図3は図2の要部拡大断面図であり、この
例では、開口部102の中央部に位置するベース101
a上に結露防止ヒータ110を固定し、後述するPSU
等に結線してON、OFF制御されるように構成する。
符号100のファンは図3(a) (b) に示すように、整風
板115を有し、ファンの回転により導入された外気
(矢印イ)を装置内部に導いて矢印ロで示す気流の方向
へ送風する。上述のようにファン100には図3で示す
ような整風板115が備え付けられていて、スキャナベ
ース上の開口102に風が流れ易くなるようにしてあ
る。このため、電源スイッチのON、OFFに関係なく
常時ヒータに通電させている制御方式においては、図8
の従来例のようにヒータが10の位置にある場合に比較
して、ヒータ部を直接且つ効率よく冷却することができ
る。
【0011】次に、図4(a) (b) は常時結露防止ヒータ
に通電する場合と、電源スイッチがOFFされている場
合にのみヒータに通電する場合のスイッチの回路構成図
を示す。図4(a) は常時ヒータに通電する2極単投タイ
プであり、スイッチSWが入るとパワーサプライユニッ
ト(PSU)に通電し、ヒータに通電される。図4(b)
は、メインスイッチOFFの場合にヒータに通電される
タイプ(2極双投)であり、メインスイッチがONの場
合にはスイッチSWがPSU側(接点a側)に入るため
PSUに通電され、メインスイッチが切られた場合には
スイッチSWが接点bに入る為ヒータに通電される。こ
れらの構成図からもわかるように、(b)に示した2極双
投タイプの方が構成が複雑でコストも高い。本形態例に
よれば、低コストで、電源スイッチのON、OFFとは
無関係に常時結露防止用ヒータ(除湿ヒータ)を作動さ
せる制御方式である2極単投タイプのスイッチを用いた
としても、スキャナの通常動作時にはヒータからの熱を
効率よく冷却することができ、ヒータによるスキャナ内
部の温度上昇にはつながらない画像読取り装置を提供す
ることができる。なお、上記形態例では、ファン100
が吸気ファンである場合を例示したが、このファン10
0が排気ファンである場合にも本形態例は適用可能であ
り、この場合にも排気用の開口である開口102(図示
の位置に限らない)の近傍に結露防止用ヒータを配置す
ることにより、吸気ファンの場合と同様の効果を得るこ
とが可能となる。
【0012】次に、請求項2に相当する本発明の第2の
形態例では、夜間モード(夜間、ユーザーがスキャナを
使用しない時間中であって装置の電源をOFFしている
間のみヒータに通電するモード)等の特定モード時は、
外気の吸入を行う流入経路、もしくは排気を行う流出経
路を変更するようにしている。図5(a) (b) はこの形態
例を実現する為の装置構成を示す図であり、この形態例
では、開口102(流入経路もしくは流出経路)を有し
た凹所120の周辺にあるスキャナベース部の一部を開
閉自在に枢支されたベースプレート121によって構成
することにより、凹所120の側方の一部を開放部12
2(流入経路もしくは流出経路)としている。また、ベ
ースプレート121は、ソレノイドブラケット125に
より支持されたソレノイド126により開閉される。即
ち、ソレノイド126のプランジャ126aは、リンク
127を介してベースプレート121と連結されてお
り、ソレノイド126がONしている時には(a) のよう
にベースプレート121は開放部122を閉止し、OF
Fしている時には(b) のように開放部122を開放す
る。この形態例に於ても結露防止ヒータ110の配置位
置は上記形態例と同様である。図5(a) の状態ではファ
ン100により吸引される気流は図2の形態例の場合と
同様である。図4(b) は、スキャナ電源がOFFした状
態のいわゆる夜間モードであるが、この場合、ヒータ1
10は図2に示したメイン制御ボード90により通電さ
れ、ヒータ110は発熱している。しかも、ソレノイド
のプランジャー126aはストローク分だけ伸びてリン
ク127を下げる。この動作により、ベースプレ−ト1
21は、図5(b) のように開放して斜めになり、ファン
100による空気の吸引流路をスキャナ内部からとする
ようにガイドする。この動作により気流はスキャナ内部
のみでの循環となり、ヒータ110により暖められた空
気を効率よくヒータより遠いレンズ、CCD、コンタク
トガラスに送風させて、熱を伝えることができる。この
形態例でもファン100として、排気ファンを使用する
ことにより、排気されるべき空気をスキャナ内部に戻し
て循環させることが可能である。
【0013】次に、請求項3に対応する形態例は、請求
項2において、排気もしくは吸気を行うファンの風量
(回転数)を通常モード時よりも低くするようにした点
が特徴的であり、夜間モード時等の騒音を低く抑えるこ
とができ、かつ、消費電力も少なくすることができる。
この形態例も、電源スイッチのON、OFFに関わらず
常時結露防止用ヒータに通電させて発熱させる方法を前
提としている。図6は本形態例の制御フローであり、ス
テップ1においてまずメインスイッチがONされている
かどうかの判定を行い、メインスイッチがONされてい
る場合に、ファン100は24Vで回転数3600rp
mで駆動される。メインスイッチがOFFされている場
合(夜間モード等の場合)、ファンは1800rpmで
12Vのデューティー制御され駆動される。即ち、請求
項2の発明においては、ファン100を用いて夜間モー
ド時等のヒータの熱伝導率の効果を高めてはいるが、通
常のスキャナ動作時と同じ回転数でファンを回した場合
には、基板等の冷却に適した高い回転数であるために風
量が多くなる。そのため夜間にも関わらず、ファンの音
がうるさく騒音が耐え難いものとなる。また、結露防止
用ヒータの熱をこのヒータより遠い場所にある光学部品
に伝えるためには、通常の冷却のために必要とされる程
度の多い風量(高い回転数)を必要としないため、通常
の回転数よりも落として使用した方が消費電力も少なく
てすむ。そこで、請求項3においては、吸気もしくは排
気を行うファンの風量(回転数)を通常モードよりも低
くすることにより夜間モード時等の騒音を低く抑え、か
つ、消費電力も低減している。
【0014】図7は本発明の請求項4に対応する形態例
の制御フローであり、この形態例では、夜間モード等の
特殊モードにおける吸気もしくは排気を行うファン10
0の駆動を、断続的(間欠的)に行うようにしている。
メインスイッチがONの場合は図6の場合と同様である
が、メインスイッチがOFFの場合にはタイマーカウン
トを開始し(S10、11)、20分経過したかどうか
の判定を行う(S12)。20分経過していた場合に
は、ファンを10秒間駆動してから停止する(S1
3)。このように断続的にファンを回すことにより、常
時回転させるよりも消費電力を少なくし、また、騒音に
ついても常時ファンを回転させていないため常時、騒音
を感じなくても済むようになる。なお、上記フローチャ
ート中に示した20分、10秒等の時間は一例に過ぎな
い。
【0015】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の画像読取
り装置においては、結露防止ヒータを排気ファンもしく
は吸気ファンの近傍かつ気流経路上に配置することによ
り、電源スイッチのON、OFFに関係なく常時ヒータ
を作動させる制御方式を用いたとしても、スキャナの通
常動作時には、ヒータの熱を効率よく冷却することがで
き、ヒータによるスキャナ内部の温度上昇を防止でき
る。請求項2に記載の画像形成装置においては、夜間モ
ード等の特定モード時は、外気の吸入もしくは排気を行
う流入もしくは排出経路を変えることにより、風の流れ
をスキャナ内部のみで循環させることにより、ヒータ近
傍にこもる熱を効率よくヒータより遠い場所にある光学
部材(加温対象物)に伝えることができる。請求項2に
記載の画像形成装置においては、吸気もしくは排気を行
うファンの風量(回転数)を通常モードよりも低くする
ことにより、夜間モード時等の騒音を低く抑えることが
でき、かつ、消費電力も少なくてすむ。請求項4に記載
の画像形成装置においては、断続的にファンを回すこと
により、常時回転させているよりも消費電力が少なくて
すむ。また、騒音についても常時ファンを回転させてい
ないため常時、騒音を感じなくてもすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明を適用せんとする画像形
成装置の全体図及び要部拡大断面図。
【図2】本発明の第1の形態例の画像読取り装置の回略
構成を示す縦断面図。
【図3】(a) は図2の要部拡大図、(b) は図1の要部斜
視図。
【図4】(a) 及び(b) は夫々ヒータを通電させるための
回路構成を示す図。
【図5】(a) 及び(b) は本発明の第2の形態例の構成説
明図。
【図6】本発明の第3の形態例の動作を示すフローチャ
ート。
【図7】本発明の第4の形態例の動作を示すフローチャ
ート。
【図8】従来例の説明図。
【符号の説明】
11 画像読取り装置、12 プリンタ部、13 自動
原稿送り装置、15 照明ランプ、16 反射鏡、1
7、18、19 ミラー、90 メイン制御基板、91
モータドライバ基板、92 CCD基板、100吸気
ファン(クロスフローファン)、101 スキャナベー
ス、102 開口部、110 結露防止ヒータ、115
整風板、120 凹所、121 ベースプレート、1
22 開放部122(流入経路もしくは流出経路)、1
25 ソレノイドブラケット、126 ソレノイド、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取り装置内部の結露を防止するこ
    とを目的とした結露防止ヒータ、及び画像読取り装置内
    部の熱を外部に逃がすための排気ファン、もしくは外気
    を装置内部に吸入する為の吸気ファンを備えた画像読取
    り装置において、 前記結露防止ヒータを前記排気ファンもしくは吸気ファ
    ンの近傍かつ気流経路上に配置することを特徴とする画
    像読取り装置。
  2. 【請求項2】 夜間モード等の特定モード時は空気の吸
    入もしくは排気を行う流入経路もしくは流出経路を変更
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像読
    取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の画像読取り装置において、夜
    間モード等の特定モード時は、排気もしくは吸気を行う
    ファンの回転数を通常モード時よりも低くするようにし
    たことを特徴とする画像読取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の画像読取り装置において、夜
    間モード等の特定モード時は、排気もしくは吸気を行う
    ファン駆動を断続的に行うようにしたことを特徴とする
    画像読取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106547185A (zh) * 2015-09-16 2017-03-29 富士施乐株式会社 图像读取设备与图像形成设备

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