JPH106282A - シート材料切断装置 - Google Patents

シート材料切断装置

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JPH106282A
JPH106282A JP15466796A JP15466796A JPH106282A JP H106282 A JPH106282 A JP H106282A JP 15466796 A JP15466796 A JP 15466796A JP 15466796 A JP15466796 A JP 15466796A JP H106282 A JPH106282 A JP H106282A
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JP
Japan
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cutting
rotary
edge
rotary cutter
cutter
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP15466796A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Nakai
睦 中井
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HMY Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
HMY Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, HMY Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPH106282A publication Critical patent/JPH106282A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃先の摩耗を軽減して、長期使用を可能にす
るシート材料切断装置を提供する。 【解決手段】 軸心を中心として回転する回転刃と、該
回転刃の刃先にその刃先を交差圧接し、前記回転刃と協
働してシート材料を切断する固定刃からなるシート材料
切断装置において、前記回転刃の刃先がその軌跡円上で
表面に潤滑塗膜を有する円柱状回転体の外周部と接触さ
せることを特徴とするシート材料切断装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタあるいは
券売機等に使用されるシート材料切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート材料切断装置は、刃先の摩耗軽減
等を目的として、フェルトに潤滑油を浸透させたものを
刃先に接触させる方法が一般的に用いられている。ま
た、特開昭48−94086号記載には、切削ローラに
対して潤滑フェルトを固く保持して取付け、切削ローラ
のナイフに軽く接触させ、該潤滑フェルトを取付け枠間
で切削ローラに対して、約半径方向に張設した潤滑装置
が提案されている。本出願人は、特願平7−17066
9号に記載のように、軸心回りに揺動回転する回転刃の
シート材料切断装置において、回転刃と固定刃が噛み合
う範囲内で、固定刃の一部に回転刃が揺動した際に回転
刃刃先によって接触または押し付けられる潤滑剤含有の
弾性体を固定した機構を提案した。この切断装置は、シ
ートの切断作業中に回転刃刃先に潤滑剤が継続的に塗布
されることによって刃先の長寿命化が達成できる特徴が
あるものの、回転刃刃先が潤滑剤含有の弾性体に接触ま
たは押し付けられる部位が同じ箇所になるため長期間使
用すると、その箇所が損耗するという問題点もある。そ
の他、刃先の摩耗軽減の対策としては、手作業によっ
て、定期的に潤滑油を塗布する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、刃先に潤滑剤を
塗布しない場合、通常のシート材料の切断装置では、動
作回数20万回程度で刃先の偏摩耗、焼付きが発生して
しまうため、定期的に刃先に潤滑剤を塗布する必要があ
る。一般にシート材料の切断装置等、切断刃を内装した
装置は、安全性の対策がとられていたため外部から潤滑
剤を塗布する場合には、このシート材料切断装置を装着
されているプリンタあるいは券売機から取外して行なう
必要があり、非常に不便である。また、特開昭48−9
4086号に記載のように、切削ローラに対して潤滑フ
ェルトを固く保持して取付け、切削ローラのナイフに軽
く接触させる方法では、常時一定の場所でしか潤滑フェ
ルトと切削ローラのナイフとは触れないために動作回数
が増えれば、潤滑フェルトが削られてしまう恐れがあ
る。このため、最終的に従来の目的を果せなくなるほ
か、削り屑による障害が発生することも懸念される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の問題点を解消するために種々検討するうち、軸心回り
に回転する回転刃の刃先が描く軌跡円は一定であり、シ
ート材料切断後も回転刃の刃先は同一の軌跡を描いて待
機状態に戻る点に着目したものである。すなわち、回転
する回転刃の刃先がその軌跡円上で円柱状回転体の外周
部と接触させ、予め前記回転体に潤滑剤を含浸させて、
その外周部に形成された潤滑塗布膜が前記回転刃の刃先
で濡らすことで刃先の潤滑効果を維持できることを見出
し、本発明に至ったものである。
【0005】さらに、上記の潤滑剤を含浸させた円柱状
の回転体は、回転刃と同様に軸心を中心として、回転で
きるようにし、常時回転刃の刃先と回転体の外周部と特
定の部位だけで接触しないように配慮することにより、
削り屑等が発生することなく刃先の潤滑を行なえるよう
にしたものである。
【0006】すなわち、本発明は、軸心を中心として回
転する回転刃と、該回転刃の刃先にその刃先を交差圧接
し、前記回転刃と協働してシート材料を切断する固定刃
からなるシート材料切断装置において、前記回転刃の刃
先がその軌跡円上で表面に潤滑塗膜を有する円柱状回転
体の外周部と接触させることを特徴とするシート材料切
断装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における装置の回転刃と固
定刃は、その刃先線が互いに剪断角と噛み込み角を形成
する如く交差圧接され、両者の刃先が噛み合う刃先線の
交差点でシート材料が切断され、回転刃の回転が進行す
ると前記の交差圧接点が移動して切断が進行する。切断
装置に耐久性を持たせるには、刃先の摩耗をできるだけ
軽減する必要がある。一般に、シート材料を切断装置を
設定する上において、切断可能範囲はシート材料の幅に
対して、幾分大きく設定する。これは、シート材料が切
断装置に蛇行して挿入された場合においても切断が可能
となるように幾分余裕があるように設定するためであ
る。したがって、規定のシート材料を切断する場合にお
いても、刃先同士が直接噛み合ってしまう領域ができて
しまう。
【0008】通常、刃先同士が噛み合う部分では、シー
ト材料を切断している部分の刃先と比較して摩耗の進行
が早く、直接噛み合う部分とシート材料を切断している
部分での摩耗の進行の違いにより、刃先に段差が生じ、
刃先同士の噛み合い精度に狂いが生じ、シート材料が切
断できなくなることがある。この刃先の摩耗は、微小な
ものではあるが、刃先同士の噛み合いの安定性から言え
ば、重要な問題である。本発明では刃先の摩耗を抑制す
るために、回転刃の刃先が回転動作を行なう毎に、表面
に潤滑塗膜を有する円柱状の回転体の外周部と接触し、
刃先を潤滑するようにしたものである。
【0009】上記の円柱状の回転体は、例えば焼結によ
って多孔質状とした剛体のものの他、刃先との当りを緩
和させ、潤滑剤の含浸性の大きいスポンジ状あるいはフ
ェルト状の弾性体を外周部に設けることもできる。ま
た、剛体製の円柱状の回転体を用いる場合には、回転体
支軸用穴を長孔形状とすることによって刃先の当りを緩
和することが可能である。このように回転刃の刃先に供
給する潤滑剤を含浸させる側の部材を円柱状の回転体に
することで、刃先による削り屑の発生や刃先自身の損傷
を著しく低減することができる。この手段により、回転
刃刃先が回転する動作中に確実に潤滑剤と接触すること
になり、常時、潤滑剤が刃先全体に塗布されていること
になり、耐摩耗性が向上する。
【0010】潤滑剤の特性としては、油のにじみ等の拡
散性がないこと、樹脂や金属に対して腐食性が少なく、
温度による粘性変化が少ない潤滑剤であることが望まし
い。具体的に例示すれば、商品名で言えばフロイルG−
311S(関東化成工業製)やダイヤモンドマルチパー
パスグリース1号(三菱石油製)等市販の潤滑用油やグ
リスを使用することができる。
【0011】
【実施例】本発明を実施例と図面によって詳細に説明す
る。図1,2は、本発明に係るシート材料切断装置の一
実施例を示しており、図1は組立状況を示す斜視図、図
2は本発明によるシート材料切断装置において、回転
刃、固定刃および刃先を潤滑するための円柱状回転体の
位置関係を示す斜視図である。本発明のシート材料切断
装置において、刃先の潤滑方法について説明する。回転
刃2は、両端の回転刃支軸22により回転自在に支持さ
れている。また、固定刃1は、両端の固定刃支軸12に
より支持され、固定刃圧接ばね7により回転刃2の案内
リング25に圧接されている。
【0012】さらに、潤滑剤を含浸させた円柱状回転体
6は、両端の弾性体支軸62により回転自在に支持さ
れ、回転刃2の回転刃刃先21が描く軌跡円上に幾分接
触する範囲に設置されている。但し、設置する位置は、
回転刃2の回転動作を妨げない位置とした。この潤滑剤
には、フロイルG−311S(関東化成工業製)という
油を使用した。
【0013】回転刃2が回転すると回転刃2と固定刃1
の刃先21と11が交差圧接しながらシート材料を切断
していく。さらに、シート材料の切断が終了しても回転
刃2は回転動作を続け、回転刃2と固定刃1の刃先21
と11が噛み合わなくなっても回転動作を続ける。回転
刃2がさらに動作を続けると、やがて回転刃刃先21の
刃先線は、円柱状回転体6の外周面に順次接触する。回
転刃刃先21が描く軌跡は、1サイクルが同じ軌跡円上
をたどるため、回転刃刃先21全体に潤滑油が塗布され
たことになる。したがって、回転刃2が一回転動作を行
なう毎に常時潤滑油が新しく塗布されることになり、回
転刃2と固定刃1の刃先21と11は、直接噛み合うこ
とはなく、常に油膜で保護された状態となるため、刃先
の摩耗を抑制することができる。
【0014】また、回転刃2は、一方端に設けられた案
内リング25の周面が円柱状回転体6に当接すること
で、円柱状回転体6も回転し、その周面と回転刃刃先2
1が順次接触していく。案内リング25の直径と円柱状
回転体6の直径を変化させれば、円柱状回転体6は回転
自在に支持されているため、回転刃刃先21が円柱状回
転体6の同じ周面で接触することはなく、削り屑の発生
もなく、耐久性も向上することができる。さらに上記回
転刃2には、案内リング25を必ずしも設ける必要はな
く、この場合には、円柱状回転体6は回転刃刃先21が
接触する時だけ追従して回転するので円周面の同じ位置
で接触することはなく、削り屑の発生や損傷も少ない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、回転刃の刃先常時潤滑
剤を塗布させることで、回転刃の刃先と固定刃の刃先同
士が直接噛み合う部分の摩耗を抑制することも可能とな
るので、寿命(動作回数)も従来の切断装置よりも伸ば
すことが可能となった。さらに本発明では、回転刃の刃
先と回転自在な円柱状の回転体に潤滑剤を含浸させた状
態で接触させるため、潤滑剤を供給する側の部材の損傷
も少なく、その寿命を伸ばすことができ、工業的な効果
は非常に大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート材料切断装置の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係るシート材料切断装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 固定刃、11 固定刃刃先、12 固定刃支軸、2
回転刃、21 回転刃刃先、22 回転刃支軸、3
台金、4,5 側板、6 円柱状回転体、62円柱状回
転体支軸、7 固定刃圧接ばね、8 回転刃の回転方向
を示す矢印、13,14 固定刃支軸用穴、23,24
回転刃支軸用穴、25 案内リング、33,34 側
板固定用ビス、63,64 円柱状回転体支軸用穴、6
5 潤滑剤塗膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心を中心として回転する回転刃と、該
    回転刃の刃先にその刃先を交差圧接し、前記回転刃と協
    働してシート材料を切断する固定刃からなるシート材料
    切断装置において、前記回転刃の刃先がその軌跡円上で
    表面に潤滑塗膜を有する円柱状回転体の外周部と接触さ
    せることを特徴とするシート材料切断装置。
JP15466796A 1996-06-14 1996-06-14 シート材料切断装置 Abandoned JPH106282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15466796A JPH106282A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 シート材料切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15466796A JPH106282A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 シート材料切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH106282A true JPH106282A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15589269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15466796A Abandoned JPH106282A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 シート材料切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH106282A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2245201A1 (es) * 2002-12-19 2005-12-16 Grupo P.I. Mabe, S.A. De C.V. Mejoras en sistema de lubricacion de cuchillas de corte.
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CN103429402A (zh) * 2011-03-08 2013-12-04 株式会社日立金属精密 片材切割用旋转刀具及其制造方法、以及使用了该片材切割用旋转刀具的旋转切割器
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